FXのしくみと魅力をご紹介FXを始める方へ

ロスカットと証拠金判定

ロスカットとは?

FX取引では、相場が予想と反対方向に動き、損失額が一定の比率まで達した場合、それ以上の損失が拡大する事を防ぐ事を目的に、お客様の意思とは関係なく、当社がお客様の全てのポジションを強制的に反対売買し決済するルールがあります。これを「ロスカットルール」と言います。

ロスカットが施行されると、その時点で保有していた全てのポジションが決済され、また予約注文(指値注文など)も全て取り消されます。

外為オンラインでは、1分以内のタイミングでお客様の口座資産を時価評価しており、仮にお客様の口座資産が取引されている取引コースに定められたロスカットルールに抵触した場合、速やかに全てのポジションを決済致します。(予約注文も取り消します。)

仮にロスカットの執行を回避する方法としては、執行される前に段階で口座資産(証拠金)を増額するか、保有するポジションの一部、もしくは全部を、ご自身で決済する事です。

リスクコントロールのための外為オンラインの4つのコース [個人のお客様]

外為オンラインではリスクコントロールのためルールが違う4つのコースをご用意しています。

L25R[取引単位10,000通貨]ロスカット値=取引証拠金×100% 証拠金判定 随時、L25R mini[取引単位1,000通貨]ロスカット値=取引証拠金×100% 証拠金判定 随時
L25[取引単位10,000通貨]ロスカット値=取引証拠金×20% 証拠金判定 1日1回、L25 mini[取引単位1,000通貨]ロスカット値=取引証拠金×20% 証拠金判定 1日1回
L25R[取引単位10,000通貨]ロスカット値=取引証拠金×100% 証拠金判定 随時、L25R mini[取引単位1,000通貨]ロスカット値=取引証拠金×100% 証拠金判定 随時
L25[取引単位10,000通貨]ロスカット値=取引証拠金×20% 証拠金判定 1日1回、L25 mini[取引単位1,000通貨]ロスカット値=取引証拠金×20% 証拠金判定 1日1回
miniコースとは?[個人のお客様]
miniコースは、最低取引単位が1,000通貨単位のコースです。(数量1=1,000通貨) 最低取引単位が1万通貨のレギュラーコースに比べ、10分の1の証拠金でお取引が可能です。少額でFXを始めたい初心者の方にもおすすめです。

どのコースにもいくつかの特徴があり、この後ご説明致します。

はじめてFXをされる方にはL25Rコースをおすすめしています。L25Rコースは「取引証拠金100%を下回らない」という点だけ注意すればよい、シンプルなルールです。なるべく多く余裕をもった資金で、お取引すれば相場が急変しても、比較的に慌てることなく判断や対応がしやすくなります。

法人のお客様の場合

法人のお客様には以下の2つのコースをご用意しています。
また、miniコースの設定はございません。

■法人50コース
有効証拠金が取引証拠金の50%を下回るとお客様が保有する全てのポジションを自動的に反対売買により決済(ロスカット)いたします。

■法人25コース
有効証拠金が取引証拠金の25%を下回るとお客様が保有する全てのポジションを自動的に反対売買により決済(ロスカット)いたします。

法人50コース、法人25コースのどちらにも「証拠金判定」があります。
証拠金判定時刻(米国標準時間6:45、米国サマータイム5:45)におけるお客様の有効証拠金が、取引証拠金を下回った場合、お客様が保有する全てのポジションを成行注文にて決済します。また、その時点で未約定の指値注文等がある場合は、全て取り消されます。

法人のお客様のお取引に関して、詳しくは取引要綱をご覧ください。



外為オンラインのコース別のロスカットのご説明

ロスカットが行われるタイミング(ロスカット値)は、外為オンラインの場合、4つのコースでそれぞれ設定されています。
L25Rコース、L25R miniコースではロスカット値が取引証拠金×100%です。
L25コース、L25 miniコースではロスカット値は取引証拠金×20%です。
このロスカット値、取引証拠金×100%と取引証拠金×20%の違いを説明します。

ロスカット L25R、L25R miniコースの場合[個人のお客様]

  • L25R・L25R mini
  • ロスカット値=取引証拠金×100%の場合[個人のお客様]
  • L25R・L25R mini
  • ロスカット値=取引証拠金×100%の場合[個人のお客様]
ロスカット値が「取引証拠金×100%」の図

ロスカット値が「取引証拠金×100%」とは、どういう意味でしょうか?ここでは例として「1ドル=130円で1万ドルお取引する場合」を見てみましょう。

1ドル=130円とした場合、1万ドルをお取引すると総取引金額では130万円を運用することになります。

FXでは取引証拠金制度が適用されますので、総取引金額130万円の4%の資金(証拠金)で運用が可能です。

外為オンラインのFXでは取引証拠金がこの130万円の総取引額の4%必要ですので、
1,300,000円 × 4% = 52,000円

この52,000円が1万ドルをお取引するのに必要な取引証拠金です。つまり、この金額以上のご資金があれば1万ドルを運用することができます。
参考リンク >> FXはいくら資金があれば始められるの?

これは、1ドル=130円の場合であって、為替レートが上下すると必要な取引証拠金を上下します。

ロスカット値=取引証拠金×100%ということは、お客様の口座資産が52,000円より減ってしまった場合、即、ロスカットが執行されるという事です。

仮に口座資産10万円で、1万ドルを運用していた場合、為替レートが予想と逆方向に動き損失を出してしまったとすると、口座資産が52,000円(1ドル=130円のとき)まで減ったときにロスカットが執行され、約52,000円前後が口座資産として残ることになります。(執行された為替レートによっては、口座資産以上のマイナスが発生する事もあります。)

L25Rコースの場合、新規注文時に有効証拠金が、ロスカット値と同額又はロスカット値※に近い金額にて新規注文を発注した場合、新規注文約定直後の値動きによる評価損の発生時は、手数料(サイクル2取引及びiサイクル2取引のみ発生)が口座資産から差引かれることにより、新規注文の約定と同時又は、直後にロスカットになる可能性があります。

ロスカット L25、L25 miniコースの場合[個人のお客様]

  • L25・L25 mini
  • ロスカット値=取引証拠金×20%の場合[個人のお客様]
  • L25・L25 mini
  • ロスカット値=取引証拠金×20%の場合[個人のお客様]
ロスカット値が「取引証拠金20%」の図

ロスカット値が「取引証拠金20%」の場合、どうなるでしょうか?
先ほどと同様に「1ドル=130円で1万ドルお取引する場合」を見てみましょう。

1ドル=130円とした場合、上記と同様に1万ドルをお取引するのに必要な取引証拠金は52,000円です。

ロスカット値=取引証拠金×20% ということは、
52,000円×20% = 10,400円

この10,400円がロスカット値になります。

もし10万円のご資金で1万ドルを運用していた場合、
レートが予想と異なり損を出してしまったとすると、ご資金が10,400円(1ドル=130円の場合)を下回るまでロスカットが実行されません。ロスカットが実行されると10,400円を下回る金額がご資金に残ることになります。

ご資金は多く活用することができますが、ロスカットが実行されてしまった場合、比較的に残金は少なくなります。
ロスカットは即時に実行されますが、レートが激しい値動きの場合(特に週末と週明けでレートがかけ離れた場合)は、通常時より約定されにくく、残るご資金が少なくなる可能性があります。とくに「ロスカット値=取引証拠金×20%」の場合、ご資金がマイナスになってしまう可能性もありますのでご注意ください。

証拠金判定

証拠金判定  L25、L25 miniコースの場合[個人のお客様]

L25コースでは、上記で説明したロスカットと、もうひとつ「証拠金判定」というFルールがあります。

証拠金判定は1日に1回、決められた時間に判定されます。判定時刻は通常、朝の午前6時45分で、米国がサマータイムを適用しているときは、朝の午前5時45分となります。

判定時に必要な証拠金は、その日の取引証拠金以上が必要です。

取引証拠金が52,000円だった場合、朝の証拠金判定時刻に、有効なご資金が、52,000円をして下回っていたら強制決済されます。

L25コースは、ロスカット値は取引証拠金の20%と低いですが、この証拠金判定があるのが特徴です。

証拠金判定の図

【証拠金判定時刻】

・米国標準時間適用期間中:  日本時間午前6時45分

・米国サマータイム適用期間中:日本時間午前5時45分

海外市場の休場、欧米のクリスマス期間、元旦等は判定時間(取引時間終了時)が変更になります。

証拠金判定  L25R、L25R miniコースの場合[個人のお客様]

ロスカットが行われるため、証拠金判定による強制決済はありません。

少額でのお取引は実効レバレッジが高くなりがちです。相場状況によっては当社に預託された金額を超える損失となる可能性もあります。

スワップポイントは各国の金利政策に合せて予告なく変更される場合もございます。
また各国の金利差が逆転した場合、スワップポイントの受取りから支払いに転じることがあります。

>> その他のリスク