兵ブロガーバックナンバー(2007年05月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2007年05月

2007/05/31

とあるエンジニアKさん

FOMCも無風で終わる

本日(5/31)はとある新米社員Kが執筆を担当させていただきます。
 
プロ野球では交流戦が始まりましたね。
今年は去年と比べて少しだけ少ない試合数ですが、それでも観る者に
とっては楽しみに変わりありません。
そして個人的にとある数字に注目して試合結果を見ています。
それはスコアでも視聴率でもありません。
「観客動員数」です。
人気球団同士、あるいは片方が人気球団の場合は平日でもものすごい数の
観客の中で試合が行われるのですが、それ以外ですと観客動員数を伸ばす
のが大変なようです。
詳しくはスポーツ欄をご覧ください。
 
【宿題の回答】
昨日、為替侍さんからいただいた宿題は「プリンシパル」でした。
 
プリンシパルといえば、すぐに思いつくのが「校長」「学長」などと
いった意味ですが、為替の世界では違った意味をなします。
 
為替の世界におけるプリンシパルとは、顧客と直接外国為替取引契約を
結び、それらの取引の当事者となる業者を指します。
通常ですとそれらの業者は反対取引を行う相手として大手の銀行、
海外の大手FX会社と外故国為替取引約定を締結しています。
 
我々個人投資家が口座を開いているのは主にプリンシパルな業者で、
くりっく365などの形態をとっている業者は、取引所での取引なので
それとは異なります。
 
【先日の為替市場と本日の見通し】
昨日はFOMCに向けて静かな相場が東京、ロンドンと続き、NYでも
その流れは継続されました。
ADP雇用統計結果が発表され、予想12万人増に対して結果が9.7万人の
弱い数字にもドルは反応せず。
その後のFOMCにも相場はほぼ反応せずに静かに流れていきました。
声明の内容は、若干のサプライズ的なものを含んでいたようですが、
それでも動かずの相場でした。
 
本日は米国のGDP発表をはじめ、各国の指標が目白押し。
そして明日の雇用統計をにらんでの値動きとなるでしょう。
 
気になるのはクロス円の動きで、各ペア共にクロス円がこれ以上
伸びそうにないところまで伸びてきております。
それらをレジスタンスラインとして突破するのか、あるいは跳ね返されるのか。
雇用統計など米国の重要な指標によって大きく動くのではないかと思われます。
 
本日の宿題は昨日の宿題に絡んで「IB」とします。
明日担当のしーさん、よろしくお願いします。
 
とある新米社員K
http://kawasenikki.blog69.fc2.com/

2007/05/23

しーさん

今日はポンド円に注目

2007/05/23(水) 本日は、しーが担当させて頂きます。

マイホーム購入後3年目にして、再び庭いじりをしています。
最近娘も大きくなってきて、子供を乗せることができるような自転車を買ったり、
外回り用の物置を買ったりと色々入用になってきました。

5月は税金もたくさん取られるので大変・・・。


【宿題の回答】
昨日のとある新米社員Kさんから頂いた宿題は「オプション取引」でした。

オプション取引とは、将来の値動きを予想して、
前もってこの値段で買う(もしくは売る)という権利を用いた取引のことです。

基本的にオプション取引には、「コール」と「プット」という方法があります。
例えば、Aという会社の業績が好調で、今後も株価は上昇する、といった場合、
現在の株価で「コール」を選択し、オプション料(約定金額の数%)を支払います。

ある一定期間が経過後、株価が上昇していても
コールを選択したときの株価で株を持つことができるので、丸儲けとなります。
コールを選択したときの株価より下がっていれば、最初に払ったオプション料
だけの損失ですみます。

プットはこの逆で売る権利を得るということですね。

オプション取引の対象は、株の他にも、株価指数、先物、金利、債権などもあります。
自由度が高い分、やや難しそうでとっつきにくいところがありますが、
なかなか有効な取引だと思います。

為替で数ヶ月後の状態を正確に予測するのは難しいですけどね〜。


【本日の為替市場見通し】 

昨夜はアメリカと中国との間で、中期的な経済についての話合いが行われました。
どちらも一歩も譲らずといった発言が繰り返されたように思えますが、
いまや中国は世界的な経済において、鍵を握る国になっていますので、
柔軟な対応をしてほしいものです。

相場のほうはといいますと、発言が報じられる度に
なんらかの動きがあるかと思いきや、ドル円をはじめほとんど動きはありませんでした。
相変わらず高値圏でのもみ合いが続いています。

先日人民元に動きがありましたが、
今後当局が実際に行動を起こした場合、相場はこう動く、
という予測をたてておくことが大切だと思います。

また昨日のロンドン時間には、4月の日銀政策会合議事録が公開されました。
日本の利上げが早まるかどうかが注目されていましたが、
まったりとした内容だったため、これまた特に動きはありませんでした。

昨日はポンド円が4ヶ月ぶりに240円台に乗せてきました。
今日はBOE議事録の発表がありますが、
5/10(木)の0.25%か0.5%かの利上げでもめた内容が含まれていると、
さらなる利上げ期待が台頭してきます。

逆に据え置き票を入れた人が多いと、
ちょっとブレーキになる可能性も。

いずれにせよ今週も円最弱の状況が続いていくのでしょう。
一時的な円高リスクを味方につけて、
いいところで押し目買いをしていきたいと思います。

本日の宿題は「エリオット波動」としたいと思います。
次回担当のyamamomo様、よろしくお願いします。

しー@たゆたいFX
http://fx-theory.seesaa.net/

2007/05/22

とあるエンジニアKさん

北米通貨強し

本日(5/22)はとある新米社員Kが執筆を担当させていただきます。
東京は連日25℃を超えるか超えないかぐらいの陽気が続いています。
気温は高いものの、夏と違って湿度が低い天候なので、日中外に出ると
本当にすがすがしい気分になれます。

4月に横浜に引っ越してきたときは、目に入る緑が少なく、木々の緑が
少ない街なんだなと思っておりましたが、最近は街を歩いているとまぶしい
ぐらいの緑が目に入ります。

1年で一番清々しいこの季節。

あと少しでジメジメとした梅雨が始まってしまうので、この新緑の季節を
しっかりと楽しみたいと思います。

【宿題の回答】

昨日、為替侍さんからいただいた宿題は「実質金利、名目金利」でした。
金利とはお金を借りる際に、利子として支払うべきお金の利率を表しています。
日本の金利は0.5%、米国の金利は5.25%、欧州の金利は3.75%のように、
目に見える形で我々に示してくれます。

それらの見える数字というのが、名目金利と呼ばれるものです。
そしてその名目金利にインフレ、デフレを考慮したものが実質金利です。

実質金利は下記の式によって算出されます。

実質金利=名目金利?物価上昇率

例えば日本の場合で例を挙げて説明しますと。
日本の名目金利は0.5%。
物価上昇率を0.5%と設定すると、実質金利は0%となります。
これではわかりにくいので米国の例をとって示しますと、
名目金利は3.75%、物価上昇率を1.0%とすると、実質金利は2.75%。

ということになります。

【先日の為替市場と本日の見通し】

昨日はG8明けの月曜日でした。
G8明けは主にクロス円で大きく動く傾向があったのですが、
今回はG8で円高、円安に関する話し合いがされず、
先週の値動きによってクロス円の動きは織り込み済みだった。
ということもあり、静かな相場のはじまりでした。

その後相場はロンドンで各通貨明暗が分かれました。
特に強かったのは米ドル、加ドルで、米ドルは121円後半へ、
カナダ円は112円まで到達しました。

カナダ円は連日の陽線でかなりの水準まで上昇しています。

この勢いはテクニカルでもファンダメンタルでも止めることが出来ず、
まだまだ上昇する勢いです。

さて本日からは気になるファンダメンタルが多く見られます。
まず、ドイツのZEW景況感調査。

ユーロの勢いが頭打ちになってきたことから、これをきっかけとして
なにかしらのトレンドの変化があるかもしれません。

そして、米中戦略的経済対話がいよいよ始まります。

なにかと最近の米国と中国の間は注目されるべき材料が多く、ポールソン
財務長官や、バーナンキFRB議長の発言によって相場を動かすニュースが
発信されることが予想されます。

政治絡みの相場は怖い。

しっかりとロスカットを置いた取引を心がけてください。
本日の宿題は最近話題に上がることが多い気がする「オプション取引」とします。
明日担当のしーさん、よろしくお願いします。


とある新米社員K
http://kawasenikki.blog69.fc2.com/

2007/05/14

しーさん

好調なオセアニア。資金はどこに流れるのか。

2007/05/14(月) 本日は、しーが担当させて頂きます。

昨日は母の日でした。
私は実家からちょっと離れたところに住んでいるので、
先月のGW中に帰省したときに母の日のプレゼントを渡しておきました。
寂しがるので父の日のプレゼントも一緒にあげましたよ。

大学に行ったときから実家を離れているので、
たまにしか親孝行ができないのですが、
こういう日はいい機会ですよね。

これからも両親共に元気でいてほしいです。


【宿題の回答】
昨日のとある新米社員Kさんから頂いた宿題は「為替予約」でした。

銀行が取り扱っている商品の一つに外貨預金があります。
外貨預金は、満期になった時点での為替レートで評価額が決まるため、
預金時よりもレートが悪い方向に動いていた場合は、
為替差益により元本割れをしてしまうことがあります。

しかし為替予約によって、指定した時期の指定した値段を予約しておくことにより、
為替差益による損失を限定したり、利益も確定することが可能になります。

これはFXでいうところの、リミットかストップを予約しておく
ということと同じことですね。

しかし、為替予約で気をつけなければいけないのは、
一度予約をすると、取り消しは一切できないことと、
満期まで解約できない、という取り決めがあることがほとんどです。

外貨預金では銀行に搾取される手数料もかなり高いですし、
リミットやストップも一度決めたら変更できない。
FXに比べると、かなり融通が利かない商品ですね。


【本日の為替市場見通し】 

今朝のNZの小売売上高指数は、事前予想ではマイナスだったのが
蓋を開けてみれば1.3%の伸びとなり、
一気に50銭ほど上昇しています。

先日の豪州の小売売上高同様に好結果となったため、
オセアニア通貨は堅調に推移しそうです。

私はここ数週間はオージー、キウイは売りスタンスで望んでいたのですが、
これらの好調な経済指標を受けて方針転換したいと思います。

また、今日は英国の経済指標が相次いで発表されます。
夕方にはPPI(生産者物価指数)。
夜には景気先行指数と一致指数です。

テクニカル的にはポンド円は売りサインがいくつか点灯しています。
先日は0.5%の利上げが一部で期待されていましたが、
結果的には0.25%の利上げに留まりました。

期待を裏切られた感もややでており、
センチメント的にも円売り解消が進む危険性があると思います。

最近はある通貨が強いとそこに資金が流れ込み、
その他の通貨は売り込まれる、という現象が見られます。

経済の状況、今後のトレンドを見据えて
強いと思われる通貨で勝負をしたほうが良さそうですね。

さて、テクニカル分析をする上で、色々な法則が存在します。
本日の宿題は「グランビルの法則」としたいと思います。
次回担当のyamamomo様、よろしくお願いします。

しー@たゆたいFX
http://fx-theory.seesaa.net/

2007/05/11

とあるエンジニアKさん

積み上がった円売りはバベルの如く崩れる?

本日(5/11)はとある新米社員Kが執筆を担当させていただきます。

 

「バベル」を見ました。

高校の時に習ったバベルの塔の話。

驕った人類は神の怒りに触れ、作り上げた塔を壊され、言語をバラバラに
されてしまう話でした。

その時はなかなかおもしろいことを考えるのだなとしきりに感心した記憶
があります。

 

映画もなにか考えさせる内容でした。

たった一つの事柄が世界中で同時多発的に進行し、一つの物語を作る。

簡単そうに見える話ですが、引き込まれる映画です。

そしてコミュニケーションも非常に大事であると実感することが出来ました。

 

【宿題の回答】

昨日、為替侍さんからいただいた宿題は「世界銀行」でした。

 

日本銀行や欧州中央銀行、英国中央銀行がそれぞれの国や地域の
親玉の銀行としてあるように、国連の専門機関として世界銀行があります。

1944年7月に、第2次大戦後先進国の復興と発展途上国の開発を目的として設立。

主に国の基幹をなす社会インフラ建設など、プロジェクトの長期資金供給などを

行ってきました。

同時に国際収支の危機に際して短期と資金供給を行う国際通貨基金(IMF)も設立され、
お互いに
補完しあって業務を行ってきました。

その後、先進国が第2次大戦から復興するに従い、開発途上国への支援に特化するように
なりました。

 

暗黙の慣習として、IMFのトップは欧州選出者。

世界銀行のトップは米国出身者が選ばれます。

 

そしてその世界銀行総裁が最近ニュースとなっております。

発端は女性関係の事でしたが、調査を進めるにつれて世界銀行内部の腐敗体質が明らかとなり、
多くのメディアで取り上げられているのも記憶に新しいかと思います。

 

やはりお金や権力が集まるところは腐敗しやすいかと思いますが、一度この腐敗の原因を完全に
取り去り、今後の健全な世界銀行運営をお願いしたいと思います。

 

【先日の為替市場と本日の見通し】

昨日は欧州中央銀行(ECB)と英国中央銀行(BOE)の政策金利発表とトリシェECB総裁の会見が
ありました。

発表直後こそ動く場面でありましたが、その後相場はのんびりとした動きに。

と、思いきや「ECBがユーロ円売り介入する」という噂が流れ、円が全面高な展開へ。

NYクローズまでにポン円の約2円の下落をはじめ、クロス円全般で大きく値を下げました。

 

まさに噂によって動かされた相場。

各ソースを見る限りでは、単なる悪い噂とされていますが、そのような噂でここまで動くのは、
相当数の円を売って欧州通貨を買うロングポジションが構築されていたということでしょう。

 

さて本日は金曜日。

気になるのはNYでの大幅な円の買い戻しが発生したことで、本邦勢のなにかしらの動きがある
のでは。という点。

そして例えそれがなかったとしても、ロンドン、NYと相場が回るにつれて、円を中心とした
相場が形成されることが予想されます。

最近の相場の主役はドルでしたが、これをきっかけとして円を主役とした相場になることも
予想されます。

NY時間には生産物価指数や小売り売上高発表など、重要な指標も揃っており、週末要因も
重なることもあり、大きく相場が動くでしょう。

 

下落したとはいえ、値頃感でのスワップ狙いのロングポジション構築はまだ危険と言えます。

安易な円売りポジションは控えるのが得策です。

 

本日の宿題は「為替予約」とします。

明日担当のしーさん、よろしくお願いします。

 

とある新米社員K

http://kawasenikki.blog69.fc2.com/

2007/05/03

しーさん

ゴールデンウィーク後半スタート

2007/05/03(木) 本日は、しーが担当させて頂きます。

今日からゴールデンウィークの後半がスタートしました。
私は暦通りの休日なので、後半は趣味のビリヤードをしたり、
自宅のパソコンをいじったりと、のんびり過ごしたいと思います。

【宿題の回答】
昨日のとある新米社員Kさんから頂いた宿題は「ポンド変動要因」でした。
ポンドといえば、じゃじゃ馬通貨として有名ですが、
変動要因として大きいのは、やはりイギリスの政策金利でしょう。

昔から高金利通貨でもあったポンドが、2004年以降徐々に金利をあげていき、
今では5.25%とになっています。
ただでさえ、ポンド円は200円以上という値がついているので、
スワップ金利が突出して高いというのも魅力です。

ただし、ご存知の通りポンドの振れ幅は大きいので、
レバレッジをコントロールしておかないとスワップ運用は
すぐに破綻してしまうため、短期トレード向きだと思います。

また、ポンド円はある通貨ペアと似た動きをします。
ある通貨ペアとはドル円です。
ポンド円もクロス円の一つなので、当然といえば当然かも知れません。

ばっちり全く同じ動きというわけではありませんが、
ドル円の見通しがたっているときに、ポンド円でデイトレをすると、
幸せになれるかも知れません。


【本日の為替市場見通し】 

約2ヶ月ぶりにドル円は120円に乗せてきました。
好調な経済指標を受けての結果だと思います。

昨日は米雇用統計の前哨戦、ADP雇用統計が発表されました。
好調続きできていましたが、こちらは予想10万人よりも悪い数値(6.4万人)
となり、明日の本番雇用統計に向けて不安を募らせる結果となっています。
こういうのやめてほしいですよねw

本日も夜に雇用系の指標が発表されます。
今週はずっとそうですが、これら指標の結果によって一喜一憂する状態が続いています。

移動平均線に注目してみると、
20日移動平均線が90日移動平均線を上抜けしようとしています。
もし上抜けすれば、2007年1月の時点と同じように、
もう2,3円上昇という可能性もあります。

ファンダメンタル重視で見るか、
テクニカル重視で見るか・・・。
為替ってほんといつも難しいですね。

我々個人投資家は、日々のノルマがあるわけではないので、
難しいと思ったら傍観しておけばいいんですけどね。

さて、新米社員Kさんからの宿題はポンドに関してでしたが、
本日の宿題は「スイス変動要因」としたいと思います。
次回担当のyamamomo様、よろしくお願いします。

しー@たゆたいFX
http://fx-theory.seesaa.net/

2007/05/02

とあるエンジニアKさん

雇用統計を見据え、相場の主役はドルに

本日(5/2)はとある新米社員Kが執筆を担当させていただきます。

GWですね。

社会人となって初めてのGWですが、ここまで連休に価値があるとは
思っていませんでした。

そして若干体調を崩し気味です。

昨日は電車の中が冷房をつけるぐらいの暑さと思いきや、本日は
雨降りで暖房がないと寒いぐらいの気候。

急激な温度の変化で風邪をひきやすい時期であるのかと。

せっかくのゴールデンウィークですから、皆様は寝込んでいた
なんてことがないように心がけるようにしてください。

【宿題の回答】
昨日、為替侍さんからいただいた宿題は「ユーロ変動要因」でした。

ユーロはひとつの国の通貨ではなく、広い範囲で使われているため、
多くの変動要因を抱えています。
主にフランス、ドイツのような先進国のファンダメンタルに左右
されることが多いのですが、イタリアやスペイン、ポルトガルと
いった国々のファンダメンタルもユーロの変動要因となり得ます。
現在ユーロは東方拡大を進めており、新規加盟国のルーマニア、
ブルガリアが今後変動する要因となり得るでしょう。

更にトルコなどが加盟されれば、世界一の巨大経済圏をまとめる
通貨として多くの要因を抱えることになりそうです。
そしてそれらの国々を束ねるトリシェ欧州中央銀行総裁の発言も
大きく相場を動かす要因です。

ご存じユーロは現在絶好調で、対ドル、対円共に「発足以来」
というキーワードが頻繁に使われるような事態です。
各国の準備高やオイル決算マネーをドルからユーロにシフトしよう
とする流れもあり、今後はますますドルからユーロに重点が移って
いくことが予想され、世界の基軸通貨をめざしていくのだと思います。

【先日の為替市場と本日の見通し】
昨日は平日でしたが、東京時間はゆっくりとした取引。
連休要因によって相場は停滞気味でした。

ロンドン相場の開始によって若干動き始め、尾身幸次財務相が
「日本経済は比較的しっかりしている」との趣旨の発言をしたとのことで、
クロス円は全面的に買われました。
その後、23時に発表されたISM製造業景気指数が予想した数字よりも
よかったことを受け、全面的にドルが買われ、ついには120円が間近に
見える位置まで上昇してきました。

本日は特に大きな指標はありませんが、週末に発表される雇用統計の下地
となる、ADP雇用統計が発表されます。
本邦勢が休みとあって、最近の主役であった円ではなく、雇用統計を見据
えてのドルが中心となった動きが予想されます。

さて今回はユーロ変動要因でしたので、本日の宿題は海を越えて。
本日の宿題は「ポンド変動要因」とします。
明日担当のしーさん、よろしくお願いします。

とある新米社員K
http://kawasenikki.blog69.fc2.com/

尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。