兵ブロガーバックナンバー(2008年09月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2008年09月

2008/09/29

ダメおやじさん

こんにちは、ダメおやじです。

朝晩冷えてきましたので体調管理には気をつけて今週も頑張りましょう^^。

先週のドル円相場ですが、金融安定化法案一色で一喜一憂の動きとなり
他の経済指標は全く材料にならなかったようです。

一応議会との大筋合意とのことで今週は始まりましたが、
この材料も少し色褪せてきたと思います。
買取価格をどうするのか、また分割投入で3回目の投入の時は
議会との合意がいるなど金融不安の完全解消には程遠く長期化しそうな感じがします。

今週は米の実体経済に関心が移るのではないかと思っており、
相変わらず米雇用悪化、消費、住宅の悪化は続いているようです。
今週末の米雇用統計に注目ですが、その前に明後日1日にあるADP雇用統計、
ISM製造業指数にも前哨戦として注目したいと思っております。

ドル円は先週のレンジ105円〜107円の範囲での動きが中心となりそうですが、
105円を割り込めば103円、107円を越えても8月の高値110.66円からの
下げトレンド形成中のため、108円あたりまでの戻りが限界だと思いますので
戻り売りが有利だと見ております。

2008/09/25

しーさん

何度見ても奇跡としかいいようがない

2008/09/25(木) 本日は、しーが担当させて頂きます。

9月24日(水)は記念すべき1日となりました。
二人目の娘が誕生してきてくれました。

今回も出産に立ち会うことができましたが、
何度見ても(といっても2度目ですが)
あんなに大きな赤ちゃんがお腹の中にいて、
そして出てくるなんて奇跡としか思えません。

まさに神秘的な体験でした。

【本日の注目指標と戦略】

今週はリーマンショック後の落ち着きを取り戻しながらも、
原油価格の動向に振り回され、株価乱高下による不安定な相場が
続いています。

しかしその中でも対円通貨は堅調で、
直近の上昇後の高値圏で張り付いたまま
調整らしい調整もやってこずに3日が過ぎました。

次の材料探しによる踊り場相場のような形になっていますが、
本日の材料としては、NYタイムの米耐久財受注と、
新築住宅販売件数の指標に注目です。

住宅着工件数も減少している中、まだまだ住宅業界の不振は
抜けきらない状態です。

それなりの数値でそれなりの反応、となりそうな気もしますが、
上下どちらにも振れそうな位置にいるドルが買われるかに
注目したいと思います。

クロス円については引き続き押し目を狙い、
数十pips程度で利確を繰り返すイメージで狙うと良いかも知れません。

明日の担当はやまももさんです。
明日のコラムもお楽しみに♪

2008/09/24

とあるエンジニアKさん

笛は吹けど相場参加者は踊らず

本日(9/24)はとあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。
 
急激に朝晩が涼しくなってきました。
いつのまにやらセミもいなくなり、秋が近づいているのを感じます。
暑いにには涼しい日を、寒い日には暖かい日を求めるように、
季節の変わり目は素晴らしいものですが、寂しさも感じるのは事実です。
 
そしてあと1週間もすれば10月。
自分はサラリーマン故にネクタイを締めなくてはいけないのですが、
首に窮屈に巻くあの布きれは・・・正直しんどいです。
特にクールビズが終わった10月はつらかったのを覚えています。
そしてネクタイがある感覚を忘れ、洗面所やら汁物のなかやらにダイブしたのを思い出します。
 
【本日の注目指標と対策】
本日は昨日に続いての議会証言があります。
昨日は大きく動くことはありませんでしたが、引き続き注意が必要となるでしょう。
 
指標では欧州時間にドイツIFO景気動向。
NY時間で中古住宅販売件数などが予想されておりますが、
どちらも無視は出来ないものの小粒感が否めず、注目は集めないでしょう。
 
【本日の戦略】
流転の方向性がよくわからない相場が続いています。
いや、円安か円高だから二つに一つの相場というべきか。
その二つに一つの間で多くの駆け引きがあるのだからおもしろい為替相場です。
 
それはさておき昨日行われた要人による議会証言。
米国の金融を良い方向に導こうとしているキーパーソン二人。
バーナンキFRB議長とポールソン米国財務長官による議会証言でした。
 
これから経済を立て直すべく不退転の決意を表したものとなり、
ブッシュ大統領もその新しい法案に対し、「超党派によって可決されるだろう」
など力強い発言が見られましたが、為替相場は方向性に乏しい昨晩の相場でした。
 
そしてテクニカル的にクロス円を見ると、上昇のパワーがはっきりと見えなくなっている今週です。
そう簡単にナイアガラのようなクロス円の下落になってほしいとは思いませんが、
こう、良いファンダメンタルに反応しないのならば上昇力はないものと判断してしまいそうになります。
 
上下ギャンブル相場とも言える今の相場ですが、こういうときは無理をしないのが一番です。
 
それでは次回担当のしーさんよろしくお願いします。

2008/09/19

しましまさん

No Title.

今週は リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの破綻、そして
バンク・オブ・アメリカのメリルリンチ買収、FRBがAIGに対し
約850億ドルのつなぎ融資を実施し、株式を約80%取得する
方針などのビッグニュースが次々と飛び出し、マーケットは乱高下
の展開となりました。問題に直面する主要金融機関が今後さらに
増える可能性も指摘されており、まだ市場の混乱は続きそうです。
 
あと、外為オンラインの新着情報にもありますとおり、スワップポイントが
一部大きく変更されています。
今週初めのリーマンブラザースの経営破綻を背景に、現在米国を中心と
した金融不安が生じており、インターバンク市場における金利動向に
大きく変動が生じているためです。
米短期金利が急上昇しており、たとえばドル円のスワップポイントは
大きく増加の一方ユーロ円は大きく減少、そしてユーロドルなどの通貨ペアでは
スワップポイントの逆転などが起こっています。こういった面からも
現在かなり混沌とした状況下にあるのだと推測されます。

本日予定されている指標は以下のとおりです。
 
NZ   7時45分  第2四半期経常収支
日本    14時00分  7月景気先行CI指数
      14時00分  7月景気一致CI指数
独      15時00分  8月生産者物価指数  
           
本日は米国の経済指標の発表はありません。上記の指標も重要なものでは
ないです。
 
今週ははEUR/USD,GBP/USDでは久々に欧州買い、ドル売りの流れとなりました。
本日は今のところドルが強くなっておりますが、今週は数時間で流れがまったく
変わってしまう展開が続いており、なかなか方向感が見出せません。
トレードはテクニカルに基づいての短期決戦をお勧めします。
このような相場つきですし、ポジション取りは慎重に、週末ですしあまり無理をせず、
ご自分がたしかな確信を持てるところのみ入って、なければ一日様子見でよいと思います。
先週・今週と月曜日の寄り付きはとても大きな窓を開けてのスタートとなりました。
できれば週末はポジションを持たず心穏やかに過ごすことをお勧めいたします。

2008/09/18

為替見習さん

水曜の相場は前日の通貨間の力関係がこれまでの流れから大きく変化

オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係を並べてみると
GBP>CHF>EUR>JPY>USD≒NZD>CAD>AUDという形となっており
欧州系通貨が全面的に強い状況へと変化しました。

7月後半からの流れでは、円が最も強く続いて北米、欧州、オセアニアという順だったものが
ここ最近の米金融危機によって円、欧州、北米、オセアニアという順に変化していましたが
昨日は7月後半からの流れでは久しぶりに欧州通貨が強い位置に来ています。

また夜のNY市場では再び上下に大きく動く場面が見られ
NY株式市場は今年二番目の下げ幅となる449ドル安、
金融株でも一時モルガン・スタンレーが43%下落、
ゴールドマン・サックスも27%下落という状況で
まだまだ金融不安は払拭しきれていない模様。

また今朝早くに
「米ワシントン・ミューチュアルが身売りを模索、
売却先候補はウェルズ・ファーゴ、JPモルガン、HSBC、シティ等」
といった情報も流れていますので、引き続き米国の金融関連の情報に注意しつつ
各通貨の力関係やテクニカル状況をしっかり見ていきたいところです。
今日予定されている重要指標・イベントは以下のとおり。 【今日の重要指標】 17:30 (英) 8月小売売上高指数 21:00 (ス) スイス中銀政策金利発表 23:00 (米) 8月米景気先行指数 23:00 (米) 9月フィラデルフィア連銀景況指数 今日の注目指標は夜の米指標2つとなりますが、現在の相場は指標の良し悪し以上に 米国の金融関連企業動向や株式市場動向等から来る投資家の思惑や各種ニュース、 そして要人発言や市場での噂等によって動きやすい相場となっていますので 指標は一応チェックする程度にしておき、軸はテクニカル状況と通貨間の力関係において 「同じ1ポジションを持つならどの通貨ペアが最も低リスクか」 ということを考えて取引されると良いでしょう。 ちなみにドル円相場のテクニカル状況は朝8時の時点で 短期的トレンドから長期的トレンドまで下向きで揃っていますので 短期が上向きに戻さない限りは順張りショートが低リスク。 短期が戻した場合は逆張りを狙わず様子見へと変更が安全。 クロス円においては欧州系3通貨の短期的トレンドがやや上向きで 中期的トレンドは下向きを継続しており短期・中期の方向性がバラバラなので 欧州系クロス円はこれが上下どちらかで揃うまで様子見が良いと思います。 CAD/JPY、NZD/JPY、AUD/JPYは短期がフラットになっていますので ここから下向く場面があれば順張りショートが低リスクですね。 7月後半から徐々に明確な力関係・テクニカルとなって取引しやすかった相場も ここ2週間ほどで随分力関係に変化が出る日数が増えてその差も変わってきています。 今朝時点のテクニカル状況も上記のようにあまり明確とはいえませんし そろそろ週末を考えての戦略も必要となってくるタイミングですので くれぐれも無理して取引することだけは避けておきましょう。 指標発表があったり、目の前でチャートが動くとつい取引したくなるかもしれませんが、 相場は今日明日でなくなるわけではありませんし、チャンスは今後も確実にきますので、 無理してチャートに踊らされないよう、自分の精神面のコントロールもしておきたいところ。 取引せず時間が余った場合はその時間を週末から来週に向けた資金管理やポジションコントロールのほか、
今週の取引の反省等に使うのが有益ですね。 資金管理はエクセルで四則計算を使うだけでも十分ですし 必ず明確な数値で現在の状況を把握することが重要です。 そして上下両方に動いた場合その数値がどう変化するか ということを表にしておくと良いと思います。 (私の場合10銭ごとの表を作っています) 自分の行動の自由度を上げるのは資金管理であり、 それは同時にリスクを軽減することにも繋がります。 そして万全の資金管理は精神的な余裕をもたらすため、 冷静な判断と取引、将来的に安定した利益にもつながります。 FXは日々の小さな失敗の修正や試行錯誤など 努力すればするほど確実に結果は出ますので 取引しにくい日などは守りの部分を磨きながら 努力を積み上げていくよう頑張っていきましょう。

2008/09/15

ダメおやじさん

No Title.

こんにちは、ダメおやじです。
本日は祭日ですが、相場の波乱が週末から予想できたので
早起きされた方も多いと思います。

動きの方ですが、リーマンの買収がうまくいかず破産法を
適用とのことでドル円は105円台をつけるなど大きく窓を
あけた動きとなりました。しかし、バンカメとメリルリン
チが合併交渉をしているとの話もあり107円手前まで戻した
りと波乱含みの展開となっています。

今週の注目ですが、ドルがユーロやポンドなど主要通貨に
対して買われてきましたが、先週末からポジションの調整が
起こってきております。明日のFOMCでは金利は据え置きでし
ょうが、米小売の不振や金融不安から利下げ観測が強まると
思っており、積み上がったドルの買いに対する手仕舞いが起
こりそうでドル安は強まると思われます。

ファニーメイ、フレディーマックの国有化といっても巨額の
税金を米政府が入れれるはずはありません」し、もし投入資
金を作るために国債を乱発すればドルは暴落です。リーマン
の次の予備軍として今、合併交渉中のメリルリンチ、AIG、
GMなど不安を抱えている企業は多くドル全面安の可能性も
ありそうです。

今までドルに対して売られてきた通貨の買いや、ポンドドル
の買いが面白そうです。

本日の重要指標としてはNY連銀製造業景気指数や8月鉱工業
生産がありますが、どちらかと言うとリーマンやメリルリン
チの状況で相場は大きく動きそうですのでトレードには注意
して下さい。

2008/09/11

しーさん

RBNZ 0.5%の利下げ

2008/09/11(木) 本日は、しーが担当させて頂きます。

今から7年前。
当時は仕事が忙しく、会社で同僚達とうそみたいな光景が映し出される
テレビを見ていました。崩れ落ちるビルを見て、これは現実なのか?
とすごく不思議な感覚に陥ったことを今でも覚えています。

いまだに中東ではごたごたが続いていますが、
悲劇が日常になってはいけない。
かといって平和ボケしてもいけない。

なんだか日本は世界から取り残されているような気分です。

【本日の注目指標と戦略】

今朝は早朝にRBNZ政策金利の発表がありました。
事前予想では0.25%の利下げでしたが、
結果はサプライズの0.5%の利下げでした。

さらに年内にまだ利下げをする予定ですので、
キウィは引き続き弱い地合いが続きそうです。

午前中には豪・雇用統計があります。
現在最も弱いオセアニア通貨ですが、
オージー円は85円を底にして買い戻しもちらほらと見受けられます。

雇用統計がカンフル剤になると、反発に勢いがつくでしょうが、
あまり良い結果は期待できる状況ではありません。失望売りを警戒し、
売りメインで望みたいところです。

その後、現在のサポートラインとなっている85円まで下落したときに
どうなるかもポイントでしょう。

85円を割れた場合に向けて84円後半での逆指値売りや、
サポートされた場合の買いを仕込んでみるのも良いでしょう。

毎日めまぐるしく相場が動きます。
簡単な時間帯もあれば、
「え?そっち?」と突っ込みたくなるような時間帯もあり、
難しいと感じる方もいるのではないでしょうか。

素直に流れに乗るのが一番確実なのですが、
その流れが見えないときはあえて飛び込まないようにしたほうが
返って良い結果という状況だと思います。

明日の担当はやまももさんです。
明日のコラムもお楽しみに♪

2008/09/10

とあるエンジニアKさん

サブプライムから1年。またしても荒れた8月

本日(9/10)はとあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

 9月となりました。

8月は大荒れの相場となり、昨年の8月にサブプライム問題を端として始まった

大荒れ相場の光景と重なった方も多いのではないでしょうか。

結局その大荒れは今年まで尾を引き、各所に爪痕を残しました。

日米欧それぞれの国で景気は拡張から後退へ変わり、

その他の国々でも利上げ一直線だったのが、

利下げ期に入るきっかけとなりました。

IMFの試算によるとサブプライムによる損失が全世界で120兆円にも及ぶようで、

これはバブルが崩壊した日本と同様、後生で「失われた10年」などと語られるかもしれません。

 
といっても世界各国は日本と比べるまでもなく対応が早いので、

「10年」などと言わず、1年、2年で回復させるものと信じております。

 
【本日の注目指標と対策】

本日は注目すべき指標はありません。

しかし株価などのファンダメンタルには依然として注意が必要で、

それらが大きく変動することがあれば為替相場にも直結して大きく動くことになるでしょう。

同じく各国トップが突発的に行うことにも注意が必要です。

 
【本日の戦略】

月曜日の窓あけはなんぞや???

と思いましたが、徐々にボラテリティが減少しつつある相場です。

やはり先週末に発表された米国のGSE救済策が相場へのカンフル剤となったようで、

米国では債権、ドル、株価でそれぞれに上向きな様子が見られました。

また、原油価格もボチボチ落ち着きつつあり、嵐の前の静けさか、

はたまた既に嵐は去ったのか、不気味な静かさを保った相場です。

 
さて本日の戦略。

それは「成り行き」以外に申し上げることはできません。

先に述べたように特に重要な指標もなく、株価や重要人物の発言・行動に振り回される一日となるでしょう。

相場に振り回されることなく、じっくりと見極めつつ相場に取り組んでください。

そして苦手な相場では「休むも相場」を実践しつつ眺めてください。

 
取引は自己責任で。

 
それでは次回担当のしーさんよろしくお願いします。

2008/09/05

しましまさん

No Title.

昨日注目されたBOE・ECBの政策金利発表はどちらも予想通り
据え置きの結果となりました。
しかしルクセンブルクのユンケル首相兼財務相が「ユーロは
ドルに対して最近下落しているものの、依然として実質的に
過大評価されている」との認識を示したためユーロは急落し
ユーロドルは一時1.42ドル台前半まで下落しました。ポンド
ドルも一時1.75ドル台中盤まで売られ、なかなか下げ止まる
気配がありません。この欧州通貨売りの流れはまだ続きそうです。
 
本日予定されている指標は以下のとおりです。
 
フランス  15時45分  7月財政収支 
カナダ   20時00分  8月失業率  
       20時00分  8月雇用ネット変化率  
米国      21時30分  8月非農業部門雇用者数変化  
       21時30分  8月失業率  
       21時30分  8月製造業雇用者数変化  
カナダ    23時00分  8月Ivey購買部協会指数 
 
本日は月に一度のビッグイベント、雇用統計を控えています。
非農業部門雇用者数が-7.3万人・失業率が5.7%という予想ですが、
昨日発表された米8月ADP全米雇用統計は、前月比-3.3万人と市場
予想を上回り、新規失業保険申請件数も前週から1.5万件増加し
44.4万件と予想より多く、米国の一層の雇用鈍化が懸念されます。
本日の雇用統計もよい数値はあまり期待できなさそうです。
昨日は大荒れでしたが、本日も荒れ相場になるでしょうか。
 
現在の状況はEUR/USD,GBP/USD、AUD/USDなどドルストレートでは
ドル買いの流れ、そしてドル円は上値を抑えられ、レンジを切り
下げ円高方向に向かっている状況です。したがってクロス円は大きく
円高方向へ進んでいます。
大きく下落しましたのでリバウンドもあるでしょうし、雇用統計発表後
流れが変わってしまうかもしれませんが、本日もドルストレートはドル
買い方向で、そしてドル円・クロス円は戻り売り主体で、安全のために
も安易な買いは控えたいところです。安全のために、買うのはしっかり
反転してからをお勧めします。
雇用統計などの重要指標の前にはポジションはできるだけ手仕舞いをし、
身軽な体制で臨みたいところです。本日は雇用統計も控えていますし
ポジション取りは慎重に、基本様子見でもよいかと思います。

2008/09/04

為替見習さん

No Title.

昨日の相場は前日の通貨間の力関係をほぼそのまま引き継ぐ形となり
オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係を並べてみると
CAD>JPY>USD≒CHF>EUR≒AUD>NZD>GBPという形になりました。

夜の相場で一時的に戻すような場面もあったものの、
上記のような力関係の結果対カナダドルを除きクロス円は円高で推移、
ドルストレートもほぼドル買いが継続、そしてオセアニアやポンドの弱さも
今週に入ってから継続している状況となっています。

そんな状況のなか今日はBOE,ECBの政策金利発表のほか重要イベントが目白押し。
今日予定されている重要指標・イベントは以下のとおり。

【今日の重要指標】
10:30 (豪) 7月貿易収支
20:00 (英) BOE政策金利発表
20:45 (欧) ECB政策金利発表
21:15 (米) 8月ADP全国雇用者数
21:30 (欧) トリシェ総裁記者会見
23:00 (米) 8月ISM非製造業景況指数

最大の注目ポイントとなるBOE,ECB政策金利は
現時点でそれぞれ据え置き予想となっているため
注目はトリシェ総裁の記者会見。

ここ2週間ほどECBの要人から利下げ牽制発言が相次いでいたり
指標も軒並み悪い数値が出ていることなどから
トリシェ総裁が今後のユーロ圏経済についてどのような見通しを持っているのか、
またそれに対する金融政策はどのように考えているのかが焦点となりそうです。

ちなみにトリシェ総裁は「9月の政策発表時に新たな見通しを示す」
と発言していましたので、今回の声明で相場が大きく動く可能性も考えて
事前の資金管理とシミュレーションは万全にしておきたいところ。

※BOEは据え置きの場合声明文の発表はなし

4日朝8時現在での欧州系ドルストレート、クロス円は
ともに短期的・中期的トレンドが揃って欧州系通貨売りとなっているため
基本的にはこのテクニカル状況に沿った上で短期が変化すれば(欧州通貨買いになれば)様子見、
テクニカル状況が継続すれば順張りで欧州通貨売りで考えておくと良いのではないでしょうか。
また一旦短期が戻した場合も再び売られて短期・中期が揃った際には順張りで追随が良いと思います。

ただし明日に雇用統計を控えることから逆張りで決め込む取引は避けたいところ。
同じ取引をするなら欧州系の中でどの通貨が最も低リスクかということを見た上で
順張りで翌日に持ち越さないような決済を心がけると良いでしょう。

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