兵ブロガーバックナンバー(2009年11月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2009年11月

2009/11/30

為替見習さん

各国オープン前後の力関係・テクニカル変化に注目。

今日は先週のドバイショックで大きく動いた相場が
さらに今週も大きな変動を見せるかを見る上で重要な一日。
特に円軸、ドル軸の力関係変化が出るかどうかという点と
それによるテクニカル変化が出るかに注目したいところです。

ではまず先週金曜の引け方を見てみると、NY終値ベースの対円変動率は
最も強かったのは円、続いてUSDが-0.01%、CADが-0.21%、
GBPが-0.27%、CHFが-0.29%、EURが-0.34%、
AUDが-0.62%、NZDが-0.87%という形となっていて
高値安値では大きく動いたものの終値ベースでは少し落ち着いています。

また金曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係は
JPY≒USD>CAD>GBP>CHF>EUR>AUD>NZDという形になっていて
円軸、ドル軸で引っ張る動きが継続していることや
オセアニアが最も弱い位置で継続していることに加えて
カナダが位置を回復したことなど動きは相変わらず活発。

続いてドル円、クロス円のテクニカルをおさらいすると、
ドル円は金曜NY終値時点で短期から長期まで全て下向きですが
金曜のドル円は相変わらずドルと円の力関係の差が少なく
その差も詰まったことから力関係もほぼ横並びといって良く
短期から長期まで下で揃っているとはいえ攻めにくい状況。

そのため今日の相場では円軸かドル軸でどちらかが離れて
力関係上差が出るかがポイントとなりそうです。

一方クロス円のテクニカルは金曜朝に大きく悪化しましたが
上記のように終値にかけては戻していることもあって
各通貨短期は下向きですが上の抵抗帯下限から半ばに位置。
また中期はポンド円が下向きで継続していてその他は全てフラット。

これらの中期は4月頃から上向きで継続してきましたし
中期テクニカルは一度変化続くと長く続くことが多いため
今週の相場で中期が転換するかどうかは重要な焦点。

テクニカル的には短期・中期が揃っているのがポンド円のみで
その他は方向性に乏しい状態が続いていますので、
ポンド円以外は無理して攻める必要はなさそうですね。


今日は夜にユーロ圏の消費者物価指数速報やカナダのGDP、
米国のシカゴ購買部協会景気指数を控えていますが、
先週大きく動いたばかりということもありますので
基本は力関係やテクニカルをベースにして取引戦略を立てていき、
夜の米指標前後で変化がでれば、翌日以降それを参考にして
取引戦略を微調整すると良いでしょう。

また明日には豪州のRBA政策金利発表やドイツの雇用統計、
米国のISM製造業景況指数、中古住宅販売保留などを控えますし
さらに水曜には米ADP全国雇用者数、ベージュブック、
木曜にはECB政策金利発表・トリシェ総裁記者会見、
そして週末には米国・カナダの雇用統計を控えて
大きく動く余地が十分ある一週間となっていますので
その点も考えてハイレバでのポジション構築は避けておき
取引する場合はなるべくこまめな決済をしていくなど
自分で消せるリスクを消せて良いかもしれませんね。

個人的には短期・中期が揃っているもののみ
その揃っている方向に順張りと考えていて
バラバラなものは揃うまで様子見しておく考えです。

また取引をする前には必ず通貨間の力関係を見た上で
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて、クロス円、ドルストレート含めて
最もリスクの低いものを選択していく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2009/11/25

ダメおやじさん

88円を割り込むか死守出来るか

こんにちはダメおやじです。

11月も最終週で、今年も残すところ1ヶ月余りとなり
最後の追い込みをかけていきたいところですね。

最近のドル円相場は1日の値動きが非常に少なくなっていますが、
値段はジリジリと下げています。
最近のFRB高官の発言にもあるように、当面、
低金利政策を維持せざるを得ない状況が上値を限定的にしています。

目先のポイントは「88円を割り込むか死守出来るか」というところですが、
私は10月27日の92.37円からの下げ道中の値頃感からの買いも相当膨らんでおり、
一度玉整理を促す動きになると見ており、戻り売り有利と思っています。
年初の安値87.12円まで下落して往って来いになるか、それを下回る可能性も充分ありそうです。

今週は米国は明日が感謝祭で休みとなり週末も時間短縮で投資家は休暇を取っているため、
実質、NY市場は本日が今週の最後になりそうです。

本日は米耐久財受注・新規失業保険申請者数・ミシガン大消費者信頼感・
新築住宅販売件数と指標も多く株価動向にも注目されます。

2009/11/24

しーさん

GDPオンパレード

昨日は東京タイムは薄商いの中で底値圏でのんびり推移した後、
欧州勢が参入してからクロス円は反発優勢の展開となりました。

米株式市場では132ドル高の高値更新を記録し、株式市場は好調となっています。

本日は東京タイムは日経平均株価の回復が予想され、
リスク回避の動きは一旦お預けとなりそうです。

また欧州〜NY前半はGDPの改定値関連に注目し、
大きなブレがでてきたときの乱高下に注意したいと思います。

16:00 独・第3四半期GDP(確報値)
22:30 米・第3四半期GDP(改定値)
24:00 米・消費者信頼感指数(11月)
24:00 米・リッチモンド連銀製造業指数(11月)

NYタイムの消費者信頼感指数では予想値(47.5ポイント)に対して
上か下かで素直な反応が期待できそうですので、
こちらの指標もチェックしておきたいと思います。

クロス円はとりあえず日足に陽線を計上し、
一旦は底打ちの布石がおかれました。

前述のリスク回避モードが一時停止すれば、
当然ながらさらにクロス円買いとなりそうですが
大きく伸びそうでもないのでロングと戻り売りの切替タイミングが難しそうです。

今日の戦略としては反発後の再調整下落を狙った戻り売りをメインとし、
思惑通りに下落してきたら、安値付近での底打ち後の途転買いをアグレッシブに狙う
というのもありだと思います。

明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

しー@たゆたいFX

http://fx-theory.seesaa.net/

2009/11/23

ZEROさん

ドル円が安いところで買いを中心に

先週のドル円相場は値幅が狭く、88円台後半〜89円台後半の約1円のレンジとなりました。
一方、週末にかけては円とドルが買われリスクマネーの逆流がスタートしています。

原因としては細かい材料によるものではなく、今週木曜日に迫った米感謝祭前の大きなポジション
調整と考えています。

もともと欧米の投資家は米感謝祭〜年明けまでは休む傾向が強く、今週もファンド勢の手仕舞い
が中心になりそうです。

ただし、先週末時点でもずっと買われてきた株、金、原油、豪ドルなどの利益確定売りと思われる
動きがそれなりに散見されましたので、すでに手仕舞いを終え今年のトレードを終了している参加
者もいるかと思います。

ドル円相場は、先週末のドル買い戻しでもう少し強含むと予想していましたが、ほとんど蚊帳の外
のまま狭いレンジ相場に終始しました。マーケットにはドル売りポジションが溜まっていたはずで
、ドル円にも少し上昇圧力がかかってくると予想しておりましたが、予想外に動きませんでした。

今週も予想を見ながらですが、ドル円が安いところでは買いを中心に考え、ロングポジションを
上手く取れれば年末を見据えて保有したいと考えています。現在は88円台のドル円ですが、
87円を割り込んで行くよりも、年末は90円台でクローズする可能性が高いと予想しています。

ただし、10/7安値88.01を割り込んでしまうとストップロスがつきますので、ここでは一度手仕舞い
を考えています。

本日は、勤労感謝の日で東京が休場となります。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。


明日の担当はしー様です。お楽しみに。

2009/11/18

とあるエンジニアKさん

ボラティリティが下がる相場

本日(11/18)はとあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

晩秋の冷たい秋が降り、非常に寒い日が続きました。
最高気温が10℃とちょっとの冬のような気候。

その晩秋の中でしたが、先日は沖縄に遊びに行きました。
初めて訪れた沖縄でしたが、穏やかな気候と暖かい人たち、
横浜、あるいは東京にいてはなかなか感じることができない心の暖かさ。
それを感じることができました。
機械があればまた訪れたいと思います。

【本日の注目指標と対策】
本日の注目指標はロンドン時間のBOE議事録。
ポンドが独歩高の状況が続きます。
クロス円では一つだけ頭が飛び出ているのが気になる存在。
そんな中での本日のBOE議事録。
既に金利云々の話ではないのですが、
失業率が国際労働機関(ILO)基準で7.8%高い英国にあり、
そんな中での議事録の発表は大きな意味を持つものです。

NY時間にはカナダおよび米国で消費者物価指数が発表されます。
日本でも懸念されたように予想数値としては横ばい。
結果としてマイナスの値になった場合のインパクトがあるでしょう。

【本日の戦略】
昨日はFRB議長による異例のドル安に対する言及。
相場に対して激しくインパクトを与えたわけではなく、
肩すかしを食らわされたことになるのですが、
当方としては今後のドル安の流れに布石を置く上で非常に重要な発言かと。
「異例」な発言の裏にはなにかあるのが常であり、
急激にとはいわなくとも、じわりじわりとドルの値を動かしてくる…
ボディーブローのような戦略をとるのではないかと読みます。

以前にもとある国際会議で円のキャリートレードについて、
言及するにしても静かな程度でその場は相場の反応がなかったのですが、
その後の相場は見事にキャリートレード解消の動き。
どうやら国際会議内でなんらかの合意があり、
実弾による実力行使が裏で行われた…

当方の中でその経験があり、お偉いさんの発言には
そのような「裏」が存在しているのではと常日頃警戒してしまいます。
今後のドルの値動きについて注意が必要かと思われます。

一方のクロス円。
値動きがない膠着状態が続きます。
ボラが高い状況からのゆっくりとしたレンジ相場。
クロス円にありがちな展開でありますが、
なんらかの動きがほしいところです。

こちらもゆっくりと相場を見守る必要がありそう。

以上述べたようにボラが少ない相場であり、
私のような2,3日の値動きでポジションをとる者にとり、
なかなか手が出せないでいる相場です。

「休むも相場」を意識した上でのんびりしたいと思います。

相場は自己責任で!

とあるエンジニアK

http://kawasenikki.blog69.fc2.com/

2009/11/17

しましまさん

ドル安の流れ顕著に

昨日発表された米10月小売売上高は、市場予想前月比+0.9%に対し
結果前月比+1.4%と、予想より強い数値となりました。
NYダウは、米10月小売売上高が市場予想を上回ったことや、
バーナンキ米FRB議長の講演内容が超低金利政策を継続すると
思わせる内容だったこと、商品価格の上昇などから+136.49ドルと
大幅上昇し、年初来高値を更新しています。
為替はドル安が進行し、ドル円は一時88.74円の安値をつけました。
 
本日予定されている主な指標は以下のとおりです。

09:30 RBA議事録
18:30  英・10月消費者物価指数
18:30  英・10月小売物価指数
22:30  米・10月生産者物価指数
23:00  米・9月対米証券投資
23:15  米・10月鉱工業生産
 
本日は9:30にRBA議事録の公表が予定されています。
今月3日のRBA政策金利発表で予想通り0.25%政策金利を
引き上げ政策金利は3.50%となりましたが、
本日のRBA議事録では追加利上げに対する姿勢など当局のスタンスが
気になるところです。
先週発表された雇用統計の結果も予想を上回る結果でしたし、
期待感からのオージー買いはまだ続くものと思われます。
今日も米国経済指標は10月生産者物価指数などが予定されており、
注目しておきたいです。

ドル円は昨日は89.4円〜89.7円の狭いレンジで推移していましたが、
NY時間にドル安が進行しドル円は一時88.74円まで下落しました。
現在も89円を割れた水準で推移しており、
10月7日の安値88.00円が意識される展開となっています。
上値が大変重く、じわじわと下落が続くドル円がどこで下げ止まるのか、
もう下値も限られていると考えられるものの慎重に見ていきたいです。
ユーロドルはレンジが続いており、先週は1.48ドル台前半〜1.5ドル台半ばの
間での値動きとなり、昨日もそのレンジ内での推移となりました。
ここからはドル安を背景に底堅い流れを継続しながら、
また上抜けトライをしていけるかに注目です。
ユーロドルは大きな流れでは上昇基調は維持していますが、
短期的には方向感を見出しづらい状況となっています。
まだレンジを抜けずもみ合いになりそうだと
思いますがドル安が急激に進めばブレイクする可能性もあり、
注視しています。 

では、今日も1日頑張っていきましょう!

2009/11/16

為替見習さん

各国オープン前後のテクニカル変化に注目。

今日は先週膠着気味で引けている各通貨のテクニカルが
明確な方向性を持つかどうかを見る上で重要な一日。

特に円軸、ドル軸の力関係変化が出るかどうかという点で
夜に控える米国の小売売上高、NY-FED指数前後の相場で
テクニカル変化が出るかに注目したいところです。

ではまず先週金曜の引け方を見てみると、NY終値ベースの対円変動率は
最も強い位置で引けたNZDで0.66%、続いてAUDが0.22%、
さらに円が続きGBPが-0.19%、CHFが-0.30%、EURが-0.41%、
CADが-0.44%、USDが-0.82%という状況。

そして金曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係は
NZD>AUD>JPY>GBP>CHF>EUR≒CAD>USDという形になっていて
円がある程度強い位置で推移したことや、ドルが弱い位置となっていること
NYクローズにかけてオセアニアが戻したことなどに加えて
各地域間の傾向がある程度出ている様子が見て取れます。

続いてドル円、クロス円のテクニカルをおさらいすると、
ドル円は金曜NY終値時点で短期から長期まで全て下向きで
順張りショートには絶好の相場となっています。

一方クロス円のテクニカルはオセアニアとポンドの短期がフラット。
その他の短期は下向きという状況になっています。

さらに中期はポンド円のみ下向きで上の抵抗帯上限に位置。
その他は全て上向きで継続していますが方向性が乏しいので
クロス円は全て方向性が乏しくリスクが高めの状況。

クロス円は先週中盤からこのような状態が続いているので
今週も短期・中期が揃うものが出てくるまでは攻めにくく
相場にあるリスクを考えた上で攻めるべきかどうか
じっくり考えた上で相場に臨みたいところです。

今日は夜に米国の小売売上高、NY-FED指数を控えますが
先週からやや膠着してきているということもありますので
基本は力関係やテクニカルをベースにして取引戦略を立てていき、
夜の米指標前後で変化がでれば、翌日以降それを参考にして
取引戦略を微調整すると良いでしょう。

また明日には豪州のRBA議事録や英国の消費者物価指数、
そして米指標では生産者物価指数や対米証券投資、鉱工業生産と
重要イベント目白押しの一日となっていますので
その点も考えてハイレバでのポジション構築は避けておき
取引する場合はなるべくこまめな決済をしていくなど
自分で消せるリスクを消せて良いかもしれませんね。

個人的には短期・中期が揃っているもののみ
その揃っている方向に順張りと考えていて
バラバラなものは揃うまで様子見しておく考えです。

また取引をする前には必ず通貨間の力関係を見た上で
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて、クロス円、ドルストレート含めて
最もリスクの低いものを選択していく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2009/11/11

ダメおやじさん

ドルキャリーが活発化

こんにちはダメおやじです。

大阪は雨で鬱陶しいですが、
為替のほうも方向感が掴み難く
重苦しい動きをしています。 

さてドルですが、先週の失業率の悪化を受け
米金融政策は出口が見えず、低金利の長期化観測や、
G20でドル安に対しての言及がなかったこと、
またIMMがドルは過大評価されているとのコメントを受け、
今週初めからドルキャリーが活発化している様に思っております。

NY株は今年の最高値を更新し、ゴールドは史上最高値となり、
原油など商品相場高で欧州通貨・資源国通貨は買われています。
不良債権増大で銀行が潰れていき、失業率が10%を越えたNY株が
これだけ上昇することには違和感を感じますが、これも相場です^^。

ドル安は当面続きそうですが、円も日本の財政不安から売られており、
ドル円は膠着して全く動きが取れず、90.38円に有る25日移動平均線は抜けられず、
下値は89.60〜70円ではショートカバーで戻しています。
私は戻り売りと見ており、89.50円を割り込めば88円を目指す動きとなりそうです。

オバマ大統領は来日後に中国を訪問しますが、
当然、人民元切り上げの話となりそうですが、
中国は間もなくGDPで日本を抜き世界2位となり、
新車販売も世界1位となっているため、
人民元切り上げは柔軟になっているようです。

過去の経験から人民元切り上げの時は円高になっているため、
直ぐではないかも知れませんが頭に入れておきたいですね。

本日は米が祭日で為替のほうも実質休場となりますので、
ドル円は大きな動きはなく、クロス円に連れた動きになりそうです。
重要指標は、英失業率・英インフレレポートが有り、
欧州市場でポンド円・ポンドドル中心の動きと見ております。

2009/11/10

しーさん

各通貨ペアの戦略

昨日は各通貨ともやや動きがありました。

クロス円は朝から上昇し、ポンド円は150円台に上昇。
豪ドル円も好調な指標結果受けて83円台で値固めしています。

EUR/USDは1.5000の大台にタッチしてきました。
そしてドル円は90円を割れて下値攻めの展開です。

こうしてみただけでもドルと円が売られている中で、
円のほうがやや強いという状況が見えてきます。

本日はたくさんの指標が発表されますが
いずれもそれほど注目するには値せず
むしろテクニカルに従って見ていった方がよいでしょう。

ドル円は引き続きドル売りが継続するのであればショート攻め。
ポンド円は日足雲の上限で抑えられているので
重いながらも安値切り上げでやや上向き。
豪ドル円は上昇トレンド復活が確認されたのでロング攻め。
ユーロ円は昨日の陽線を受け安心してロング攻め。

主要クロス円はこんな戦略が浮かんできます。

EUR/USDは1.5000で戻り売りを狙うと同時にブレイク後の順張りや、
軽い調整下落後の押し目買いと色々な戦略があります。

東京タイムからの流れを見て、
欧州からNYタイムにかけて、いいタイミングで
トレードできそうであれば、その時の流れに従って
仕掛けていってみたいと思います。

明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

しー@たゆたいFX

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2009/11/09

ZEROさん

ドル円が安くなったところで中期的な買い

先週末のドル円相場は、10.2%に大幅悪化した米失業率を受けリスク回避で
売られる展開となりました。欧州株やダウ先物も一時急落しましたが、小幅
プラス圏まで戻してクローズしています。

朝方のドル円相場は、90円台が重くなっているようですが下値は2日の89.18、
10月7日の88.01がポイントになりそうです。

本日は主だった経済指標の発表がないことから、株価と金利の動向、BIS中央
銀行総裁会議やユーロ圏財務相会合などが材料になりそうです。

今週は大きな経済指標の発表が少ないことから、材料難ゆえに要人発言などが
クローズアップされ材料にされる展開もありそうです。

ドル円・クロス円相場は、米雇用統計を受け軟調なスタートになっていますが、
株価もクロス円も極端な円高+株安が起きるよりもレンジ相場で行ったり来たり
という可能性が高いと予想しています。

10月7日の88.01などを見ながら、ドル円が安くなったところでは中期的な買い
ポジションを作っておこうかと考えています。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

明日の担当はしー様です。お楽しみに。

2009/11/04

とあるエンジニアKさん

相場の秋

本日(11/4)はとあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

11月となり、急に寒さがこたえる日が続きました。
季節は秋から冬に向かって転がり落ちているのだとか。
忙しい中だと目の前のことばかり集中してしまいがちですが、
そんなときこを回りの木々などを見て晩秋を感じたいところ。
そういえばわが故郷は山が近かったせいか山々の色づきで晩秋を感じたものでした。
海に近い横浜にいると意識しなくては駆け足で通り過ぎる晩秋です。

【本日の注目指標と対策】

本日の注目指標はNY時間から。
まずは今週金曜日に迫った雇用統計の前哨戦ともいうべくADP雇用統計。
米国ドルは円に隠れておりますが意外と好調な通貨。
日本時間未明に発表されるFOMCと合わせ、
確実にチェックしていきたい指標です。

ただし昨日のRBA(豪州準備銀行)政策金利発表のように、
0.5%利上げという期待を背負った中での0.25%利上げ。
相場の期待を裏切ったということで発表直後は豪ドルの売りが見られたようです。

結果も大切ですが、更に大切なのは周りの流れに乗ること。
周りに逆らうことなく、しっかりと流れにのった相場を心がけてください。

【本日の戦略】

方向感。
方向性としてはクロス円の売りが間違いない相場なのでしょうが、
その方向感となると肌で感じるもので、なかなかつかめないでいる今の相場。

二週間前の本コラム担当時には「クロス円の売りを狙う」
でしたが、今回は既に円の急激な上昇のあとの相場。
クロス円の売りをいかにして利益確定させるか?
そんなことが自分の頭の中にある状況にある相場です。

さて本日の東京市場の休場明け。
一昨日からのロンドン、NY相場の流れを引きずった状況。
懸念していたクロス円総崩れの中の休場明けという事態にはなりませんでしたが、
ボラが高い今の相場は注意が必要です。
月曜日の株価の下落を今日の相場でどう受けるか?
そちらも注目したい材料です。

こんな時には相場の天井、あるいは底をとってやろう!
そんな気概にされるのですが、正直言ってそれは不可能。
間違いなく順張りなのか逆張りなのかどちらかの選択となります。
利益を追い求めることは間違いないのですが、
タイミングを間違えることないよう相場に取り組んでください。

相場は自己責任で!

とあるエンジニアK

http://kawasenikki.blog69.fc2.com/

2009/11/03

しましまさん

オージー、2ヶ月連続利上げはあるか?

昨日は米商業金融大手大手CITグループが連邦破産法の適応を
申請したとの報道を受けたことなどにより、オープン直後から
リスク回避の動きが強まり、ドル円は89.18円、ユーロ円は130.98円、
ポンド円は145.76円、オージー円は79.44円まで大幅に下落しました。
しかし安値を付けてからは買い戻しの動きなどで上昇、
NY時間には米・10月ISM製造業景況指数や9月中古住宅販売保留が
予想より好結果だったことを好感し、一時ドル円は90.69円、ユーロ円は
134.52円、ポンド円は148.92円、オージー円は82.63円までの上昇となりました。
  
本日は12:30にRBA政策金利発表が予定されています。
先月RBAは、政策金利を0.25%引き上げ3.25%にすることを発表、
前回の政策金利発表の前日に豪紙でその利上げの可能性は
記事にされてはいたものの、利上げはほとんど織り込まれて
いなかったため市場はサプライズと受け止めオージーは急上昇、
その後も追加利上げ期待から堅調推移が続いています。
今回の焦点はまず、追加利上げするのか据え置きなのかですが
市場では0.25%の利上げ予想が大半となっているようです。 そして、声明で更なる利上げを期待できる文言が あるかどうかも注目したい点です。 今日利上げがあり、その後材料出尽くしで多少オージーが 売られたとしても、オージーに匹敵するファンダメンタルの 良好な通貨も特になく、今後もオージーは底堅く推移するかと思われます。 また、本日の経済指標発表ですが、注目すべきものは特に予定されていません。 ドル円は昨日朝方89.18円まで下落したものの、 比較的短時間で90円台を回復し、現在は90円台前半をサポートとした 動きとなっています。 ここから90.2円〜90円をサポートに昨日の高値90.69円を超え、 91円台まで上昇できる流れとなるかを見ていきたいです。 ユーロドルは昨日1.47ドルのサポートに支えられ1.47ドル台後半まで上昇、 NY時間には米指標の好結果を受け1.4845ドルまで上昇も、 1.485ドルの壁に阻まれ1.47ドル台へ押し戻されています。 ここ数日、1.47ドル付近〜1.485ドルでの間の値動きとなっている ユーロドルですが、今日もこのレンジ内での動きとなるでしょうか。 では、今日も1日頑張っていきましょう!

2009/11/02

為替見習さん

各国オープン前後のテクニカル変化に注目。

今日は先週強い位置で引けた円を軸とした力関係がどう変化し
それによって短期テクニカルがどのように変化するかを見る上で重要な一日。

特に今週は明日に控えるRBA政策金利発表を皮切りに
水曜にはFOMC政策金利発表、木曜にはBOE,ECB政策金利発表、
そして金曜にはカナダ・米国の雇用統計と重要イベント目白押しで
力関係が頻繁に変化することが考えられますので
まずは月曜の相場をしっかり把握したいところです。

ではまず先週金曜の引け方を見てみると、NY終値ベースの対円変動率は
USDが-1.41%、GBPが-2.01%、CHFが-2.17%、EURが-2.20%、
CADが-2.93%、AUDが-3.14%、NZDが-3.58%という状況。

そして金曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係も
JPY>USD>GBP>CHF>≒EUR>CAD>AUD>NZDという形になっていて
円が強い位置で引けていること、ドルが続いて強いという2軸と、
オセアニア、カナダといった資源国通貨が弱いという点など
力関係もかなり明確な状況となっています。

先週は水曜にこれと同じような力関係に変化して
それが一旦木曜に戻した後再びこの状況になっているので
今週はこの力関係が加速するか変化するかがポイントですね。

続いてドル円、クロス円のテクニカルをおさらいすると、
ドル円は金曜NY終値時点で短期から長期まで全て下向きで
順張りショートには絶好の相場となっています。

ただ力関係上円とドルが近い位置にあることから
理想的な展開はこのまま円が強い位置をキープして
ドルが位置を落とすこと。これでより低リスクになりますね。

逆に円が弱くなったりドルが円よりも強い位置に変化すれば
短期テクニカルはフラット化してリスクが高まるため
その点を頭に入れて各国初動を見ていくと良いでしょう。

一方クロス円のテクニカルも金曜の動きで変化し
各通貨とも短期テクニカルは全て下向きで引けていて
中期はポンドが下向きである他は上向きで継続しているので
クロス円はポンド円のみ短期・中期が下向きで揃っていて
その他は短期・中期がバラバラの状態となっています。

そのためクロス円はこのまま加速するようであれば
ポンド円のみが順張りショートに低リスクな相場に。
逆にここから戻せばポンド円以外が順張りロングに低リスク、
というように変化しますから、やはりこちらも円を軸とした
力関係の変化を見ておくと判断材料になるかと思います。

今日は夜に米ISM製造業景況指数、中古住宅販売保留を控えますが
先週後半に大きく動きが出た後の週明けということもあるので
基本は力関係やテクニカルをベースにして取引戦略を立てていき、
夜の米指標前後で変化がでれば、翌日以降それを参考にして
取引戦略を微調整すると良いでしょう。

また明日にはRBA政策金利発表を控えますし、
その点も考えてハイレバでのポジション構築は避けておき
取引する場合はなるべくこまめな決済をしていくなど
自分で消せるリスクを消せて良いかもしれませんね。

個人的には短期・中期が揃っているもののみ
その揃っている方向に順張りと考えていて
バラバラなものは揃うまで様子見しておく考えです。

また取引をする前には必ず通貨間の力関係を見た上で
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて、クロス円、ドルストレート含めて
最もリスクの低いものを選択していく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。