兵ブロガーバックナンバー(2010年06月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2010年06月

2010/06/30

とあるエンジニアKさん

G20に上値を抑えられる

本日(6/30)はとあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。
 
昨晩も例によってワールドカップを観戦しました。
これで日本戦は4試合目だったのですが、
世界を相手に善戦する日本を見ているとなにかこう元気をもらえます。
最後はPK戦と、すんでの差で負けた日本。
あそこまでぎりぎりの勝負で、たった一人のPK失敗。
ウルグアイにも同じ事が起きてもおかしくありませんでした。
今後の日本サッカーに期待したいと思います。


【本日の注目指標と対策】

本日は雇用統計前の水曜日、
ということでADP雇用統計が発表されます。
ここ最近ボラが大きい状況が続き、相場の主役ともなっているドル。
キングオブ指標ともいえる雇用統計を前にして不穏な雰囲気。
今日はその雇用統計を占う重要な指標となるでしょう。
 
その他には欧州発の指標に注目。
ドイツの失業率、英国のGDPなどは予想からの乖離に注目です。

 
【本日の戦略】

本日は月末。
月末は株式相場、為替相場相場共に動きやすく、
今週に入って値を下げているクロス円の値動きに拍車をかけることが期待されます。 
ユーロ円は108円まで下落と、一昔前のドルを連想させるような値です。

 
今回の円高の流れの引き金となったのが、ファンダメンタル要因。
米国債利回りの下落や、中国発の株価の下落。
G8で言及されなかった元に発することも同様に原因とも見られます。
欧州の不安などが未だくすぶる今の状況ではなかなか上を向くことができないのか、
しばらくはファンダメンタルによる株価上昇などは期待できなさそうです。
 
これらの根底にあるのはやはり先日行われたG20。
G20首脳会議で財政再建の方向性が示されることとなり、
各国それぞれに持つ財政を少しでも良くしようとプランを組むわけですが、
これらは各国景気策にとっては短期的には下落を後押しすることとなります。
 
またクロス円のテクニカルにおいてもなかなか上には向きにくい状況。
最近は豪ドル円で三角持ち合いの形成が見られ、
これがどちらに放たれるかに注目していたのですが、
結局の所は下向きに放たれたとも見ることができます。
 
現在の豪ドル円の水準は75円と、
先月5月後半につけた価格にじわじわと近づいてきており、
投資家心理としてはこのラインまでは下落のシナリオを描きやすいはず。
そうなればここで追撃の売りを入れて1円、2円の値幅を確保するのもおもしろいかも。
おそらくこの水準での混沌は前述のファンダメンタル要因による混乱が落ち着くまで
続くことが予想され、しばらくこの付近での売り買いで短期利益を確保するのも
一つの手でしょう。
 
どちらにしても難しい展開が続くクロス円相場。
じっくりと見極め、たまには「休むも相場」を思い出しつつ取り組んで
いきたいと思います。
 
明日から新しい一ヶ月。
7月以降、本格的に暑くなりますが、更に頑張って行きましょう。
 
とあるエンジニアK

2010/06/29

しましまさん

ユーロ売られ、ポンド・スイスフラン買われる

昨日は全体的に方向感に欠ける中、銀行の資金調達をめぐる懸念等でユーロが売られました。
ユーロドルは1.2265ドルまで下落、そして昨日は対ポンド、対スイスフランで大きくユーロ売りが進み、
ユーロポンドは0.8120ポンドと2008年11月以来の安値となり、ユーロスイスではSNBの理事が
「スイスフランの上昇にもかかわらず輸出は力強く推移している」などの認識を示したためスイスフラン
買いが進んだこともあり、1.3328CHFまで史上最安値を更新しました。
 

本日予定されている主な指標等は以下のとおりです。

22:00:米・4月S&P/ケース・シラー住宅価格指数
23:00:米・6月消費者信頼感指数

米・6月消費者信頼感指数の市場予想は62.5(前回 63.3)となっています。


昨日のドル円は高値89.46円、安値は26日の安値89.19円を下回り89.06円まで安値を更新しましたが、
89円台は守っています。
89円台前半で小動きとなっているドル円、昨日は26日の安値89.19円を割り下値を切り下げたものの、
ここから89円は割らずに反転、89.5円を越えていけるかを見たいです。
一方、89.06円を割り下落すると5月20日の安値88.96円、ドル売りが進みその88.96円も大きく割れて
しまうと、5月6日につけた年初来安値の87.96円を目指す流れとなりそうです。
 
ユーロドルは昨日東京午前に1.2397ドルまで上昇するも、1.24ドルを前に抑えられ、欧州時間、NY時間と
下げ続け、一時1.2265ドルの安値をつけました。
弱い動きとなっているユーロドルですが、今日も現在続いている1.2250ドル〜1.24ドルのレンジ範囲内での
推移となるか、下抜けに注意しながら見ていきたいです。下抜けると6月23日の安値1.2208ドルまでの下落
が考えられます。
 
では、今日も一日頑張りましょう!

2010/06/28

為替見習さん

夕方のヨーロッパ勢参入以降の円軸、ドル軸の力関係変化に注目。

今日は朝方一部で窓が開いたものの全体的に動きは少なく
G20の影響などはほとんど出ていない状況となっています。

金曜NY終値時点から11時までの対円変動率を見てみると
CADが0.24%、CHFが0.22%、AUDが0.20%、USDが0.11%、
GBPが0.10%、EURが0.02%、NZDが-0.17%といった程度。

そのためテクニカル面でもほとんど金曜NY終値時点から変化はなく
ドル円は短期・中期ともに明確な下向きで継続していて、
クロス円ではスイス円の短期がフラット、
ユーロ円、ポンド円の短期が下向きで上の抵抗帯上限に位置、
カナダ円、豪ドル円、NZD円の短期が下向きで上の抵抗帯半ばに位置。
そしてクロス円の中期は全て下向きとなっています。

現時点ではドル円、スイス円以外のクロス円で短期・中期が下で揃っていますが
クロス円はそれぞれ抵抗帯のなかに入ってきているためリスクは少し高めなので
夕方以降の相場で抵抗帯から離れて明確に揃うかどうかがポイントですね。

そのため今後の焦点は円、ドルを軸とした力関係変化と
それに伴うテクニカル変化で、特に中期テクニカルの動き。

今後円が売られる展開へと相場が変化していけば
短期は一旦下向きからフラットに戻すことになります。

ただ短期が堅調な状態をキープしたとしても
中期が上向きになるには3,4日の継続が必要なので
中期に影響が出るとしても今週半ばから後半。

逆に円が買われる展開へと相場が変化した場合には
短期は明確な下向きになって短期・中期が揃うことになります。
短期・中期が下向きで揃えば順張りショートには絶好の相場で
相場のリスクも低くなりますので積極的に攻めたいですね。

特にここ数ヶ月は中期的トレンドが一度も上向きになったことはなく
短期的に上向きになったとしても「中期的トレンドの中での短期的な戻し」
の域を抜けていませんので、個人的には様子見orショートという選択肢で
シミュレーションするようにしていて、中期が上向きに転換したあとに
改めてロングを取り入れた戦略に変更するのが良いと考えています。

実際に先週の相場でもリスクの高い通貨、リスクの低い通貨が判別しやすく
それゆえに攻めるべきもの、攻めるべきでないものが明確でしたから
今週も力関係とテクニカルを常に見ていけばチャンスは多いでしょう。

そのため基本戦略としては短期・中期が揃うのを待って
相場のリスクが低くなってから攻めるのが良いと考えていて
今週は様子見orショートをベースに行動し、取引をする前には必ず
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2010/06/23

ダメおやじさん

「突込み買い・噴き値売り」の逆張り有利の展開

こんにちは、ダメおやじです。

梅雨ですので仕方がないのですが、大阪は朝から雨で鬱陶しい日となっています。
私の知り合いが宮崎にいるのですが、口締牛の次は大雨に見舞われていて、
悪い事は重なるものです。隣に鹿児島、・大分・熊本と有りますが、
拡大を防ぐために仕方がない事ですが「宮崎県人は来てくれるな」と言われているようで、
とても気の毒に思います。

さてポンド円ですが133円〜136円のレンジからなかなか抜け出せないです。
昨日133.08円まで下落したときは下に抜けるかもとの期待も有りましたが、
フィッチが(英)緊急予算編成を支持したことで、ポンドはドルやユーロに対して
買われたため、NY株の大幅下落にも関わらず下げ渋りました。

25日・75日移動平均線も横に流れ、値段は25日線と75日線の間の動きで、
上下には振れますが方向感はなく、「突込み買い・噴き値売り」の逆張り有利の展開
となっております。

昨日は135円は越えられませんでしたが、7日間連続で135円越え、日足で上ヒゲを残して
おり、相当135円越えで買いついておりますから、136円を越えて走れる相場ではないと 
見ております。132.89円の25日線を割りこむと大きく売られると思っています。
目先は噴き値を売り、小幅でも確実に利を取りながら動意がでるのを待つのが良いと思います。

本日は(米)新築住宅販売件数、FOMCと有りますが、FOMCは新たな材料に乏しく、
(米)住宅指標で動いたように新築住宅販売件数でも動きそうですね。
最近の住宅指標は悪化していますので、歯止めがかかるのか注目しています。

2010/06/22

しーさん

結局はレンジ相場

今週は週初から人民元切り上げという言葉がそこら中に氾濫していましたね。

月曜日は円高に行ったのは最初だけで、豪ドルが買われたことを皮切りに
リスク選好の流れで円安に傾斜していきました。

NYタイムではクロス円の上昇も一服し揉み合いがメインの展開となり、
各国タイムでがらりと流れが変わる中で、
中期的なポジションは持ちにくい状況が続いています。

本日も方向感のよくわからない展開になるようですと、
なかなか手を出しづらい状況となりますが、
長い目で見た方向感がわかりにくい状況というのは、
短期でもエントリしにくい状況ですので、
わからないときはすっぱりと様子見をしておいた方が良いかも知れません。

本日の指標イベントとしては独・IFO景気動向と、23時の米住宅関連指標に注目です。

指標トレードとしては結果についていくだけなので、
わかりやすいと言えばわかりやすいですが、
混沌としている相場環境では一時的な乱高下に終わることもよくあるので、
突っ込み売り、高値買いには注意しておきたいと思います。

昨日は結果的にはレンジ相場となっていましたので、
こういうときは逆張りで勝負するのがセオリーでしょう。

しかしレンジを抜けたときの損切り(もしくは途転)はしっかりしておかないと
ドカンとやられますのでご注意を。

さて、今日のワールドカップでは予選落ちが濃厚なフランス戦があります。
練習をボイコットするなど、かなりヤバイ状態のようです。

ある意味注目されているフランス戦がある23時以降からロンドンフィックスにかけては
あまり値動きが期待できないかも知れませんね。

その後はユーロの失望売りに・・・とまではいかないでしょうが、
昨日上げ止まったEUR/USDがさらに売り込まれるのか注目しておきたいと思います。

明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

2010/06/21

ZEROさん

中国人民銀行事実上のドルペッグ制終了

先週はサッカーワールドカップが開幕し投資家の関心もこちらへ移ったのか相場は
閑散とした日が多かったですね。

週末には中国人民銀行が「人民元相場の柔軟性を推進する」と表明し注目を集めています。

この材料を受けた21日月曜日の時間外取引では「ドル売り」で反応しており、
ドル円は90円ちょうど付近まで下落、ユーロドルは1.25手前まで上昇しています。

本日は10時15分頃に発表される中国人民元の対ドル基準値が先週と比べてどうなるのか。
上海株式市場がどのような動きとなるかに注目が集まっています。

過去には人民元の切り上げが連想されると円買いに繋がっていましたが、
欧州の財政問題への反応が鈍くなっており株価が底堅い推移となっていることから
クロス円の下げは限定的、むしろリスク許容度の改善傾向が続けば
円安方向に動く可能性もあると見ています。

本日は中国の材料がメインとなり東京午後からは静かな相場となりそうです。
ドル円相場も東京時間と朝方時間外の高値・安値がそのまま本日の高値・安値と
なるかもしれません。アジア時間に注目の一日となりそうです。欧米時間に注目の経済指標はございません。

それでは本日も頑張りましょう!
※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2010/06/16

とあるエンジニアKさん

クロス円、中長期では買いの相場

本日(6/16)はとあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。
 
日本が、いや世界がワールドカップ一色に染まる季節がやって参りました。
南アフリカで開催されているワールドカップは確実に寝不足者を増殖させている模様。
また、月曜日の日本とカメルーンの試合は盛り上がりましたね。
次戦は強豪のオランダとかで、土曜日の夜のちょうど良い時間。
皆で盛り上がってみるのが楽しみです。
 
【本日の注目指標と対策】
本日は欧州や米国で物価指数系の指標が発表されます。
さほど注目するには値しない指標です。
一方英国では失業率が発表されます。
この失業率は、1年間で2%台から5%台へ急上昇しており、
景気の先行きに徐々に光が見える今、好転が期待されております。
シーソー状態が続くポンドだけあり、予想値4.7%からの乖離だけには注意が必要です。
 
【本日の戦略】
昨日の日銀政策会合。
普段はさほど注目されないのですが、
新たな貸出制度を策定して成長分野を補助する政策を発表しました。
 
また、先日14日には環境分野で50兆円市場を開拓する新成長戦略案が発表されており、
2020年までに20兆円の社会基盤整備の市場創出を目指すことを柱としております。
 
これらの背景は急速に環境分野、電気、建設などで追いかけてくる韓国、
中国の動きに負けじとする日本の胎動に思えます。
ものづくりでまけつつある日本ですが、
これなら負けないという技術で迫り来る国々と競争していけばと思います。
 
それはさておき相場の動き。
景気後退感がすぼみつつあり、株式相場も上昇、
それに伴ってクロス円もじわじわと値を上げております。
先日就任したばかりの管新首相も円安を歓迎する発言をしており、
この流れは中長期的なトレンドになるかと思われます。
 
一方で我々投資家は短いスパンで利益確保することに注目することもおもしろい相場。
 
例えばドル。
ここ2,3ヶ月はユーロの減退とドルの勢いの良さが、
ユーロドルの下落という流れを作っておりました。
そのドルの勢いも尽きかけているようで、
ドルスイス、豪ドルドルなどのドルストレートでドルの下落が見られております。
当方の戦略はそのドル売りの流れに乗り、
1週間程度のポジションの保有で利益を目指す戦略を勧めたいところ。
クロス円と異なり、大きな変動の可能性が低いところから、
日々の値動きをじっくり見極めつつ今後の戦略が立てやすいのかと。
 
以上より中長期的な戦略はクロス円の買い。
短期ではドルの売りを狙えばおもしろい相場かと考えております。

2010/06/15

しましまさん

ユーロドルの反発どこまで

昨日は先週後半から続いているリスク回避の巻き戻しの流れを引き継ぎドル円・クロス円は上値を伸ばしました。
しかしNY時間には、投資格付け会社ムーディーズによるギリシャ国債の格下げを受けNYダウがマイナスに転じ
ドル円、クロス円もNY時間までの上昇を打ち消す形となりました。
 
 
本日予定されている主な指標等は以下のとおりです。

日銀政策金利発表
10:30:RBA議事録
17:30:英・5月消費者物価指数
18:00:独・6月ZEW景況感調査    
21:30:米・6月NY連銀製造業景気指数
22:00:米・4月対米証券投資

今日は10:30にRBA議事録、そして日銀政策金利発表が予定されています。
独・6月ZEW景況感調査は市場予想は48.0となっていますが、予想を上回る数値となりユーロの堅調推移が
続くこととなるか、その結果に注目したいです。

昨日のドル円は91.86円と先週の終値から約20銭ほど上でオープンし底堅く推移、欧州時間には一時92.11円の
高値を付けたものの92円台定着はならず、NY午後にはギリシャの格下げを受けダウがマイナスに転じたこと
などから91.41円まで下落しました。
ドル円は91円〜92円のレンジを抜け出せない状態が続いています。現在は91.60円付近で推移していますが、
今日上を目指す流れとなれば、まず92円台へ上昇できるか、そして92円付近で値固めし、6月4日の高値
92.88円を目指す上昇となるかを見たいです。下向きの流れとなると、先週のようにレンジ下限91円付近では
止まることができるでしょうか。
 
ユーロドルは昨日1.2129ドルと上に窓を開けオープンし上昇を続け、NY時間には一時1.2298ドルの高値を
つけました。しかし、ギリシャ格下げ、ダウの下落などからNYクローズには1.22ドル台前半まで下落しました。

今日は1.22ドル付近をサポートに1.22ドル台前半での推移となっていますが、先週からの上昇がまだ続くとなると、
1.22ドル台を維持しながら、昨日の高値1.2298ドルを超え、1.24ドルを目指す動きとなってくるでしょうか。
ユーロドルの堅調推移が続けばクロス円も引き続き上昇が期待できますし、欧州債務問題など先行き不透明な中、
ユーロがどこまで上値を伸ばせるかに注目です。
一方再び軟調な流れとなると、まず1.21ドル前半では止まれるか、1.21ドルを割ってくる下落となると1.2ドル台を
なんとか守れるかを注視したいです。

では、今日も一日頑張りましょう!

2010/06/14

為替見習さん

夕方のヨーロッパ勢参入以降の円軸、ドル軸の力関係変化に注目。

今日は朝方一部で窓が開いた後、午前中は全体的に円売り、ドル売り気味の力関係で推移していますね。

金曜NY終値時点から11時までの対円変動率を見てみるとEURが0.96%、AUDが0.91%、CHFが0.69%、GBPが0.62%、
CADが0.58%、NZDが0.52%、USDが0.24%となっていて力関係はEUR>AUD>CHF>GBP>CAD>NZD>USDに変化。

この動きに伴う各通貨のテクニカル状況をおさらいすると
ドル円の短期テクニカルは明確な上向きに変化し、中期はフラットで継続。
クロス円は先週金曜に力関係上弱い位置で引けたポンドとスイスの短期がフラットで
その他の短期は明確な上向き。
そして中期はクロス円全てで下向きとなっています。

つまりドル円、クロス円ともに短期・中期が明確に揃うものがなくテクニカル面では攻めるのにも
少しリスクがある状況と言えますので夕方以降の相場で短期・中期が揃うかどうかがポイントですね。

そのため今後の焦点は円、ドルを軸とした力関係変化とそれに伴うテクニカル変化で、特に中期テクニカルの動き。

今後円が売られる展開が加速し続けるような相場になれば
短期は上向きのまま形もさらに明確になってきますし上向きで3,4日継続した場合は中期に影響が出ます。

ただ短期が堅調な状態をキープしたとしても3,4日の継続が必要なので
中期に影響が出るとしても今週半ばから後半。

逆に円が買われる展開へと相場が変化した場合には短期はまだ簡単にフラットや下向きになる位置に
ありますし短期が下向きに変化すれば短期・中期が揃うことになります。

短期・中期が下向きで揃えば順張りショートには絶好の相場で
相場のリスクも低くなりますので積極的に攻めたいですね。

特にここ数ヶ月は中期的トレンドが一度も上向きになったことはなく短期的に上向きになったとしても
「中期的トレンドの中での短期的な戻し」の域を抜けていませんので、
個人的には様子見orショートという選択肢でシミュレーションするようにしていて、
中期が上向きに転換したあとに改めてロングを取り入れた戦略に変更するのが良いと考えています。

そのため個人的には短期・中期が揃うのを待って相場のリスクが低くなってから攻めるのが良いと考えていて
今週は様子見orショートをベースに行動し、取引をする前には必ず
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2010/06/09

ダメおやじさん

こんにちはダメおやじです

最近の為替相場は流動性が低下しているのか、値が上下に振れやすくなっていますが、
概ね株価連動の動きとなっています。

また東京→欧州→NYと相場に連動性がなく、流れが変化しますので順張りで臨むと
ストップを取られて反転するという状況となりやすく、今は突込み買い・噴き値売りの
逆張りが有利かもしれません。

私はユーロ円・ポンド円の売りと考えていますが、南欧の信用不安により、
ハンガリーやブルガリアの信用不安など、次から次へと弱材料がでてくる状況では
戻りに限度があり世界の株価を圧迫しそうな感じがします。

ポンドに関しても、昨日には格付け会社フィッチが英財政回復は困難と発表しましたが
出口政策が見えない状況では戻りを売られると見ています。

ただ最初に書いたように今は上下に振れるだけで方向感のない動きとなっており、
目先は安値売りはリスクも有りますので、辛抱強く戻りを待ちたいところです。

先週、日本の政治不安や雇用統計期待で135円〜136円台で相当買われていると思われ、
135円を越える戻りは難しく、133円越えからは戻りは売られると見ています。
下値は130円割れには相当抵抗が有ると見ていますが、割りこむと128円を目指す動き と思っています。 週後半にかけて今のレンジが崩れるかもしれません。 もちろん慎重さは大切ですが、攻める時は攻めて頑張りましょう。

2010/06/08

しーさん

十分引きつけてからの戻り売り

最近はちょっと暑くなったりしても夜にはひんやりしたりと
体調が崩れやすい気候になってきました。

私の会社の同僚も風邪を引きかけて栄養ドリンクを飲んで乗り切ろうとしていますが、
そうならないように日々の体調管理を気をつけたいと思います。

私は毛布が大好きなので、タオルケットだけで寝るのはちょっと寂しい・・・。
この季節に毛布をかけていると、「馬鹿じゃないの?」と言われるんですけどね。


さて本日はこれといった大きな経済指標はなく、
先週末から再び始まった欧州のソブリンリスクの行方が気になる1日となりそうです。

昨夜はユーロ圏財務相会合がありましたが、
ベルギー財務相はEUR/USDは1.20の水準が現在のEU経済にとって好都合
という発言がありました。

またユンケル議長はユーロについてのレートは気にしていないと言いつつも、
急激なユーロ下落はいかがなものかというスタンスを示しました。

これまではユーロ安歓迎ムードではありましたが、
ここにきて行き過ぎ(?)のユーロ安に対し警鐘を鳴らし始めてきたのが
今後のユーロの動向にどう影響するのか気になります。

依然としてソブリンリスクが燻る中で、ハンガリーに飛び火するなど
ユーロに対して不透明感がありありなので、
上記の発言だけでユーロショートを大幅に崩してくることはないと思いますが、
中期的な安値のターゲットと言える1.1640レベルでは
さすがに一旦下げ止まってくるのではないかと思います。

昨日のリスク回避からの反発も意外を早かったので、
本日もあまり深すぎる突っ込み売りは控えておき、
十分引きつけてからの戻り売りを狙ったほうがよさそうです。

明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

2010/06/07

ZEROさん

米5月雇用統計、民間部門の非農業部門雇用者数4.1万人

先週末は米5月雇用統計の発表がありましたが、他にもハンガリー報道官の発言、
フランス大手銀の損失の噂などが飛び出し全体的にリスク回避の動き、
特にユーロの下げがきつくユーロドルは1.2割れまで下落しています。

米5月雇用統計は国勢調査の臨時雇用を除いた民間部門に注目が集まりましたが、
民間部門は市場予想を大幅に下回りNYダウも323ドル安、リスク回避の円買い+
ドル買いが優勢になっています。

これを受けての週明け日経平均株価やアジア株も軟調な展開が予想され、
日本では一応組閣などが予定されているものの、基本的な材料は株価であり、
株価動向に合わせてどこまで円買い+ドル買いが継続するかという1日となりそうです。

本日は注目している経済指標の発表はありません。
株価を見ながらという相場になると見ています。

先週は鳩山首相辞任→菅新総理濃厚という材料で円安が進みドル円相場は一時92.89まで
上昇する場面がありました。
ただし、ユーロドル・ユーロ円が下落している間はドル円・クロス円もユーロ円の下げ圧力から
上昇しにくい展開が継続すると考えています。ドル円は方向感なく90-93あたりの値動きがまだしばらく継続しそうですね。

トレードでは引き続きユーロドル・ユーロ円中心に戻り売り戦略で行きたいと考えています。

それでは本日も頑張りましょう!
※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2010/06/02

とあるエンジニアKさん

クロス円、順張りを狙う相場到来

本日(6/2)はとあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。
 
2010年6月2日は私が住む横浜の横浜開港祭の日。
今から151年前に辺境の村だった横浜が開港したそうです。
夜には関東で最も早いと言われる花火大会が開催されます。
花火見物にはまだすこしだけ肌寒いこの季節ですが、
夜空に浮かぶ大輪の花を見るのは夏の到来を予感させるものです。
 

【本日の注目指標と対策】
月初め、ということで金曜日には雇用統計。
それを見越して指標ラッシュが続く一週間です。
ただしADP雇用統計は明日であり、本日の指標は小粒。
特に注目すべき指標は見あたりません。
 
【本日の戦略】
世界的金融危機から激しい利下げが続き、
その後ゼロに近い金利で推移し続けた各国の政策金利。
既に豪州などは金利上昇局面に入っておりましたが、
ついにG7の中で利上げに踏み切られたのがカナダです。
昨日発表されたカナダ中央銀行の政策金利は金融危機後、初めて利上げとしました。
既にこの利上げは相場にとって織り込み済みだったようで、
特に大きなインパクトは与えることなく過ぎ去りましたが、
このギリシャ問題の渦中の中で、好調なカナダを印象づける利上げです。
欧州は先に述べたギリシャ問題によって利上げに踏み切るのは難しいと思われますが、
カナダと同様のシチュエーションにある米国などに利上げの波が来ると予想され、
ここ最近のドル買いトレンドを後押しする形になるのではと予想しております。
 
さて、ここ最近のボラが高い相場の主役を務めたクロス円でしたが、
今週は少しばかりその姿を隠したようで、落ち着きを取り戻したようです。
長いトレンドで見ると底は打ったとも見えるチャート外形を示しております。
この底というのが相場においては判断が難しいもので、
どうも相場参加者の心理上、「ここが底だ」と判断してしまいがちですが、
逆に底を狙わずに、相場が上向いたのを確認にした上で順張りをするのがベターな戦略。
当方は既にクロス円買いのポジションを構築しつつありますが、
順張りを意識するのではもう少し上向きな相場を試してからとするのが良さそうです。
 
ということで金曜日の雇用統計に向け、
相場の流れが果たして予想通りクロス円買いの方向に進んでくれるのか。
じっくりと見極めたい相場です。

2010/06/01

しましまさん

カナダ、約3年振りの利上げとなるか

昨日はロンドン市場がバンクホリデー・米国市場がメモリアル・デーで休場であり商いが薄い中
ドル円・クロス円は上伸、しかしNY時間に急落しその上昇幅を打ち消す形となりました。
 
 
本日予定されている主な指標等は以下のとおりです。

10:30:豪・4月小売売上高
13:30:RBA政策金利発表
16:55:独・5月失業者数/5月失業率    
22:00:BOC政策金利発表
23:00:米・5月ISM製造業景況指数

今日は13:30にRBA政策金利発表が予定されています。政策金利は4.50%で据え置きが確実視されています。
声明文では、今後の利上げに関して言及があるかに注目したいです。
利上げ休止の姿勢が鮮明になると、オージー買いの勢いはまた弱まりそうです。

22:00に予定されているBOC政策金利発表は、0.25%の利上げ予想となっています。
2007年7月に0.25%の利上げをして以来の、約3年振りの利上げとなるでしょうか。
また、声明文では今後の利上げペースについて言及があるかに注目です。
声明文が強気なものとなり追加利上げが示唆されるとカナダドルは買われやすくなりそうです。


昨日のドル円は東京時間91.61円の高値を付け欧州時間まで91円台半ばで推移していましたが、
NY時間には91円割れの水準まで急落、その後は91〜91.30円のレンジで推移しました。
ドル円は現在91円付近で推移していますが、なんとか91円付近がサポートとなるかを見たいです。
91円を大きく割り込むと90.60円付近までの下落となるでしょうか。
上昇となれば91円台半ばをしっかりと抜ける上昇となってくるかを見たいです。

では、今日も一日頑張りましょう!

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