兵ブロガーバックナンバー(2010年08月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2010年08月

2010/08/31

しーさん

8月の振り返り

激動の8月が今日で終わります。

8月のアノマリーとして円高になりやすいということがあげられますが、
今年も例年通り(?)円高の1ヶ月となりました。

8月のドル円は何度か85円を割り込みながらもかろうじて踏みとどまっていましたが、
日銀や財務相などの対応がいまいちだったため、
失望売りから15年ぶりの安値を更新してきました。

米経済指標の悪化懸念によるドル売り。
ユーロ圏も8月後半にかけて再び欧州各国の財政懸念が浮上しユーロ売り。
英国は政局混迷で積極的にポンド買いとはならず、
豪州も総選挙後に複雑な舵取りが必要な状況となりそうです。

各国通貨を積極的に買えない中で、
リスク回避資産として円買いが集まり、
さらに円高防衛に対する無策っぷりで円買いが加速。

消去法的に買われている円が再び売られる状況になるには、
米国、欧州の経済回復基調に乗ることが一つの条件となりますが、
それもまだ先の話のようです。

昨日は日銀による追加緩和策への期待により円売りが一時的にすすみましたが、
事前リーク通りの対策に止まり、またもや失望感が漂っています。

上がれば叩き売られ、下では必至に口先介入で踏みとどまらせる。

この状況がいつまでつづくのでしょうか?

本日はドイツ失業率や、欧州失業率などの指標もありますが、
深夜のFOMC議事録に注目が集まりそうです。

といっても先週末にバーナンキ氏が追加緩和策について触れており、
議事録でも金融政策緩和についての議論が行われたことが想像されます。

今週金曜日の米雇用統計が冴えない数字になりそうな中、
FRBがどのような議論をしてきたのか、
今夜は一応様子見しておき、明日の朝に備えておきたいと思います。

明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

2010/08/30

ZEROさん

日銀が臨時政策決定会合開催

先週のドル円相場は、15年ぶりに83円台まで下落した後は
84.90レベルが重くなっていました。
週末に発表された米第2四半期GDP改定値が市場予想ほど悪化しなかったことや、
週明けにも日銀による追加緩和策の思惑、政府による緊急経済対策の思惑、
バーナンキFRB議長発言から追加緩和期待が高まりNYダウも164ドル高、
ドル円相場は85円台でクローズしました。


本日は日銀白川総裁が1日帰国を早めたようで9時から臨時政策決定会合が
開催され、午後には会見を予定しています。ここは確実に新型オペ拡充など
いくつかの追加緩和策が発表されると思われます。


すでに予想されている内容と変わらないものであれば、
会見直後に少し売られる場面もあるかもしれません。
それでも今月中に政府は緊急経済対策をまとめると発表していますから
これが下支えとなり今月を終了していきそうです。


1日以降は再び米国の経済指標に注目が集まり、これが下げ止まってくるのを
待つ相場が今後数カ月続くと思われます。そのため米国の経済指標に
今後も注目して行きます。


本日はロンドンが休場、注目している経済指標はなく日銀臨時政策決定会合と
政府による緊急経済対策が材料となりそうです。


それでは本日も頑張りましょう!
※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2010/08/25

とあるエンジニアKさん

円相場、膠着状態続く

本日(8/25)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。
 
8月も後半に入り、気がつけば夏も終わろうとしております。
朝晩の涼しさ、日差しが真夏に比べて若干弱まりつつあるのを感じます。
今年も忙しく過ごしているだけで夏が終わってしまいました。
去りゆく夏をもう少しだけ楽しみたいと思います。
 
【本日の注目指標と対策】
本日の指標は小粒。
欧州時間にドイツからIFO景気動向、
NY時間には米国新築住宅販売件数などがその中で注目すべきかと考えられますが、
どちらにしてもさほど現在の相場には影響を与えないでしょう。
 
【本日の戦略】
円高および株安が継続しております。
ドル円は85円を挟んでの値動き。
どちらか一方への値動きが期待されるところですが、
まだまだ静かな相場が続きます。
 
一方で株価は下落を継続中。
日米同時に日経平均、ダウ平均が下落をし続けております。
この状況は他国も同様のようで、
景気低迷感が相場全体を覆っています。
 
このクロス円膠着の原因として、以下3つが挙げられるとメディア報道がありました。
・日米の動向を見極めたい
・ 海外勢の円買いが一服
・ 個人FX投資家による円売り
確かに現在の状況はこの3つが当てはまります。
日米は景況感をずるずると後退させ、二番底が見えない状況。
そんな中で海外投機家はリスク回避のドルを売り、円を買いましたが、
その流れは2週間ほど前につけた「15年ぶり」という84円の数値をピークとし、
徐々に落ち着きを取り戻し、今はそれが値動きの原因となっておりません。
そんな中意外な理由だなと思ったのは3つめの項目。
個人投資家は皆上向きを期待しての逆張りを行っており、
そのドル買いの流れが相場を動かすまでとなっています。
 
ということで当方の戦略としては様子見。
一個人投資家として、今の流れに逆らっての逆張りもおもしろいのでしょうが、
それよりは値が動いてからその流れに乗っても悪くはないと考えております。
来週以降、FOMC議事録や雇用統計などの重要指標が発表される予定で、
これらの数値を頭に取り込んだ上で相場に臨みたいと思います。
 
それでは本日一日頑張りましょう。

2010/08/24

しましまさん

追加緩和・介入期待後退し、円買いの流れへ

昨日は、菅首相と白川日銀総裁が電話で会談を行ったこと、
為替介入の話はしなかったことなどが報道され、当局が円高対応への
具体策を出してこなかったことで追加緩和や介入への期待は後退し、
円買い優勢の流れとなりました。
 

本日予定されている主な指標等は以下のとおりです。

21:30:加・6月小売売上高
23:00:米・7月中古住宅販売件数

23:00に発表予定の米・7月中古住宅販売件数は、前回537万件に対し
今回は事前予想465万件と件数の大幅な減少が予想されています。
発表される数値がこの事前予想をさらに下回り、リスク回避の流れが
強まることとなるのか、注意しておきたいです。
また、今日は2年債370億ドルの米国債入札が予定されており、
入札を受けての米長期金利の動向にも注意しておきたいです。

昨日のドル円は円買い優勢で85円台半ばから85円台前半へ下落、
85円を前になんとか踏みとどまっている状況です。
今日も底堅さを見せなんとか85円台を維持できるかに注目、
85円を割れてくると8月11日の安値84.72円は死守できるかどうかが注目されます。

ユーロドルは昨日1.27ドルを明確に下抜け、先週20日の安値1.2663ドルも
下回り1.265ドル付近まで下落しました。
じりじりと下落が続くユーロドルですが、6月から今月6日までの上昇分の
半値押し1.26ドル付近で下落は止まるのか、1.25ドル割れまで下げてくるのか
慎重に見ていきたいです。
ユーロドルがこのような動きだと、クロス円も反発は難しそうです。
 
では、今日も一日頑張りましょう!

2010/08/23

為替見習さん

夕方のヨーロッパ勢参入以降の円軸の力関係変化に注目。

今日は朝のオープン時に豪ドルで大きめの窓が開き
その後は全体的に円買い気味の展開となっていますね。

金曜NY終値時点から11時までの対円変動率を見てみても
GBPが-0.02%、NZDが-0.20%、EURが-0.22%、USDが-0.23%、
CHFが-0.29%、CADが-0.37%、AUDが-0.60%となっていて
力関係はJPY>GBP>NZD>EUR≒USD>CHF>CAD>AUDに変化。

また各通貨の11時時点のテクニカル状況をおさらいすると、
ドル円は短期が上向きで下の抵抗帯下限付近に位置しフラット化直前。
また中期はこれまで通り下向きで継続しています。

クロス円ではスイス円の短期が上向きですが、他は全て下向きとなっており
それぞれ上の抵抗帯に入っている状況となっていて、中期はスイスがフラット、
その他は下向きで上の抵抗帯に入っている状態。

つまり現時点でドル円とスイス円以外は短期・中期が下向きで揃っていて、
円買いが加速すればショートには絶好の相場となります。

そのため夕方のヨーロッパ勢参入以降に円買いが加速すれば
クロス円の中で最も弱い通貨を売り、円を買う、
という形で順張りショートするのが最も低リスクですね。

逆に夕方のヨーロッパ勢参入後に円が売られる展開となれば
ドル円、クロス円は全てリスクが高まりますから
無理して攻める必要はないでしょう。

また円が単独で売られて短期が上向きに変化した場合ですが
円売りが数日継続すると今度は中期の上向き転換が見えてきます。

2010/08/18

ダメおやじさん

こんにちは、ダメおやじです。

お盆も過ぎましたが連日の猛暑です。
私も暑さで少しバテているのですが、
睡眠を充分取って体調管理をしっかりやっていきましょう。


今週に入り、海外勢も休暇を取っているのか為替相場は
小動きの往来相場が続いています。
ドル円も20日に政府の追加景気対策、23日の菅首相と白川日銀総裁の会談など、
何とか円高を阻止したいという意図が見え、85円〜86円のレンジ相場となっています。 

ただドル安基調は変わらず、米金利が低下している状況ですので、
政府・日銀が具体策を示さない限り85円を割り込んで83円台に向かうと見ています。


ポンド円も133円〜134.50,60の小幅な動きが続いています。
昨日は(米)小売の決算が良かったこともあってNY株が103ドル高となり、
リスク志向からクロス円は上昇しましたが、ポンドだけは主要通貨に売られ、
ポンド円も小幅安となりました。

しかし133円は割り込まず133.10円辺りでサポートされていますが、
逆にこれを割り込めばストップ売りを巻き込み132円前後まで
下落すると見ています。 

上値は134.50〜60円を越えれば135円半ばまでの上昇はあるかもしれませんが、
私は噴き値は134.60円、或いは135円ストップで売り有利と見ています。



昨日下落したポンドドルは、25日移動平均線の1.5508にサポートされていますが、
下に抜ければ悪そうです。

動きが少ないのでつい焦って中途半端な所でエントリーするかもしれませんが、
焦らずドッシリと構えてチャンスと思う場面まで我慢するのも
FXで勝利する秘訣かと思います。

2010/08/17

しーさん

好悪材料によるレンジ相場か?ブレイクか?

昨日はオープンから東京タイム序盤は日経平均の下落と共に
円高方向へ動きましたが、欧州タイムにかけては徐々に買い戻しが入り
そしてそこからNYタイムにかけては再び円高と上下に振れる展開でした。

基本的には戻り売りがメインで、下では介入警戒からの買戻しが入る
という流れなのでしょうか。

それほど悲観的なリスク回避の状態ではないようなので、
ある程度のところで逆張りしてみるのもよいのかも知れません。

ドルに関しては指標の悪さからドル売りの動きがでてくるのと、
米経済総悲観からのリスク回避のドル買いの動きがあるのと、
よくわからない値動きをする時間帯があるので、
東京タイム、欧州タイム、NYタイムとそれぞれの時間帯の流れを
見極めるのが難しい状況だと思います。

本日の注目指標は以下の通りです。

10:30 豪・RBA議事録
17:30 英・CPI(予想:-0.2% 前回:0.1%)
17:30 英・CPI(前年比)(予想:3.1% 前回:3.2%)
18:00 独・ZEW景況感調査(予想:20.0 前回:21.2)
18:00 ユ・ZEW景況感調査(予想:9.3 前回:10.7)

RBA議事録について、8/3(火)の声明では様子見スタンスを示して
いたことから議事録の内容的にも大きなサプライズはないでしょう。

豪ドルについてはテクニカル的にみて直近安値を下抜けた場合は
次の安値74円後半まで買いは休憩、といった感じで
ロング派はじっくり待ち構えたいところです。

英CPIについてはあいかわらず前年比3%を越える水準が予想され、
悪い材料がある中でも利上げ期待へとつながりやすいことから、
ポンド円などはレンジが継続しそうです。

日足雲の中でのレンジを想定して、下では押し目買い、
上では吹き値売りとどちらでもとれそうです。

本日はレンジ下限でブレイクを警戒しつつ、
反発を狙った逆張りと、ブレイクした場合の順張り
どちらも念頭におきつつ見ていきたいと思います。

明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

2010/08/16

ZEROさん

本邦当局の動向に注目ドル円相場はこう着か

先週のドル円相場は11日に2009年11月の安値を更新し
84.72まで下落しています。
その後は本邦当局にようやく動きが出始め86円台前半へ反発して
クローズしています。


今週は引き続き本邦当局の動向に注目が集まりそうです。


ドル円相場は戻ったところでは、実需の売りや戻り売りスタンスの
参加者の売り、米国債償還などで押さえ込まれる可能性が高く、
下では84円台をどんどん売り込もうという雰囲気もなく85-87円あたりの
狭いレンジでこう着する可能性が高そうです。


本日は米8月ニューヨーク連銀製造業景気指数、6月対米証券投資、
8月NAHB住宅市場指数などが発表される予定となっています。


日本では第2四半期GDP一次速報が発表されます。


今のところ株価やクロス円をどんどん買い上げて行く環境にはなく、
低水準で揉み合いながら経済指標を受けて少し動くというだけの
相場になりそうです。


本邦当局絡みの新しいニュースにのみ注意したいですね。


ドル円はレンジを決めて戻り売りか押し目買い、
細かく差益を取るしかなさそうです。
あまり大きくは動かないと見ています。


それでは本日も頑張りましょう!
※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2010/08/11

とあるエンジニアKさん

ボラが低く、休むも相場を考えたい

本日(8/11)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。
 
夏休みのようで、昼休み、あるいは遅く帰った時でも子供の姿をよく見かけます。
自分も20年前はああだったと思うと、ふと昔を思い出します。
夏休み、午前中は毎日野球をして、昼ご飯を食べたら川に行って泳ぐ。
そんな楽しい毎日だったのが本当に懐かしいです。
 
【本日の注目指標と対策】
本日はNY時間後半、日本時間未明に米国にてFOMCが実施されます。
FOMCを前に神経質な動きがあることが予想されます。
特にNY時間においては昨日以上にFOMC前には値動きは期待できないでしょう。
また、好調が続くポンドの国、
英国において失業率の発表、インフレ報告がなされます。
軒並み高値を極めつつあるポンドですが、
この発表による更なる高値、あるいは下落への始まりが期待されます。
 
【本日の戦略】
ドル円の水準は85円。
長らく続く円高で、
意識されるのはドル円史上最安値の79円の陰。
ボラが高くない状況でじわじわと下げる相場であり、
まだまだ下値の余地はあるかと思われます。
 
このタイミングで、月火と日銀政策金融会議が行われましたが、
日銀とし、為替介入、あるいは口先介入も行われず、
「現状を注視する」のみに止まりました。
 
少なくとも日本側においてはこの円高を食い止めようとせず、
現状なすがままにするとの認識と見て取れます。
一方で米国はFRB議長が景気について
「異例なほど不確かである」との認識を示し、
ドル安を誘導している、あるいは容認しているとも見て取れます。
 
そうなれば相場の傾きは必至なわけであり、
今後のドル円相場を占えるような展開です。
 
ただし冒頭にも述べたように、
ボラティリティはさほど高くない状況であり、
今後はじわじわと値を下げる展開が予想されます。
 
株式市場も含め、しばらくは様子をみるべく、
休む相場を宣言したいと思います。

2010/08/10

しましまさん

FOMC待ちの相場

昨日の相場はFOMC前のポジション調整からドル買いの方向に進み、
ドル円は85.94円、ユーロドルは1.3216ドル、ポンドドルは1.5890ドルまで
ドル上昇となりました。

本日予定されている主な指標等は以下のとおりです。

     日銀政策金利発表
17:30:英・6月商品貿易収支
21:15:加・7月住宅着工件数
27:15:FOMC政策金利発表

今日は日銀政策金利発表、FOMC政策金利発表が予定されています。 
日銀政策金利発表は今回も政策金利等に変更はないと思われますが、
15:30の白川総裁の会見内容に注目したいです。
FOMC政策金利発表は追加金融緩和策があるのかが焦点となっています。
今回のFOMC政策金利発表はかなり注目度が高いですし、声明を受けての乱高下に
注意しておきたいです。 
また、今日は3年債340億ドルの米国債入札が予定されており、
入札を受けての米長期金利の動向にも注意しておきたいです。

昨日のドル円はポジション調整のドル買いから85.90円台まで上昇、
今朝は86円台をつける場面もありました。
今日はFOMC待ちの動きとなりそうですが、FOMC政策金利発表後は追加緩和策あり・なし
どちらにしても円安方向には進みづらいのではと考えています。
 
ユーロドルは昨日1.33ドルを越えることができず反落、
NY午後には1.32ドル台前半での推移となりました。
1.33ドルでは上値の重い動きとなっているユーロドルですが、
今日のFOMC後ドル売りに動きユーロドルも上昇し1.33ドルを越えることができるか、
追加緩和措置がとられない場合はドル買いが進むか、その動きに注目です。
 
では、今日も一日頑張りましょう!

2010/08/09

為替見習さん

夕方のヨーロッパ勢参入以降の円軸の力関係変化に注目。

今日は雇用統計明けということもあって注目の1日ですが
午前中は特に大きな動きもなく推移していることもあって
テクニカルや力関係に大きな変化は見られません。

金曜NY終値時点から11時までの対円変動率を見てみても
GBPが0.00%、USDが-0.01%、CADが-0.02%、EURが-0.09%、
CHFが-0.12%、AUDが-0.17%、NZDが-0.18%という状況で
ほとんど差が無いため力関係も横並びと見て良いでしょう。

また各通貨の11時時点のテクニカル状況をおさらいすると、
ドル円は短期・中期ともに下向きで金曜NY終値時点と変わらず、
順張りショートにはリスクが低い状況。

クロス円ではカナダ円で短期・中期がともに下向きとなっていて
ポンドとオセアニアは短期・中期が下向きであるもののそれぞれが抵抗帯の中。
これら4通貨ペアは比較的ショートにリスクが低い状況です。

またユーロ、スイスは短期がフラット。ユーロの中期は下向きで上の抵抗帯、
スイスはフラットですからこれらは攻めるだけの根拠に乏しい状況で
攻めるにもリスクがあると言えますね。

そのため現時点ではドル円、カナダ円で短期・中期が明確に揃い
順張りショートには最もリスクが低い状況となっていて
それに続いて低リスクなのがポンド、オセアニアといったところ。

ただ全体的に動きが少ない状況ですから
夕方以降の相場で円やドルを軸とした動きが出るか、
という点に注目して見ていきたいですね。

今後円が売られる展開へと相場が変化するようなら
短期はそれぞれ上方向へ推移することになります。

そうなれば今度は中期の上向き転換が見えてくるのですが
中期が上向きになるにはスイス円で1日継続した上昇が必要。
ユーロ、ポンド、豪ドル、NZドルでは2,3日継続した上昇が必要。
ドル、カナダは4,5日程度の上昇が必要となっていますので
この点を頭に入れて短期・中期が揃うのを待ちたいところです。

逆に円が買われる展開へと相場が変化した場合には
短期が下向きになって短期・中期が下向きで揃うことになります。
となると順張りショートには絶好の相場となりますし
相場のリスクも低くなりますので積極的に攻めたいですね。

特にここ数ヶ月は中期的トレンドが一度も上向きになったことはなく
短期的に上向きになったとしても「中期的トレンドの中での短期的な戻し」
の域を抜けていませんので、個人的には様子見orショートという選択肢で
シミュレーションするようにしていて、中期が上向きに転換したあとに
改めてロングを取り入れた戦略に変更するのが良いと考えています。

実際に先週の相場でもリスクの高い通貨、リスクの低い通貨が判別しやすく
それゆえに攻めるべきもの、攻めるべきでないものが明確でしたから
今週も力関係とテクニカルを常に見ていけばチャンスは多いでしょう。

そのため基本戦略としては短期・中期が揃うのを待って
相場のリスクが低くなってから攻めるのが良いと考えていて
今週は様子見orショートをベースに行動していきながら
中期が上向きに転換したら初めて戦略もロングに変更する考え。

また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2010/08/04

ダメおやじさん

こんにちは、ダメおやじです。

毎日猛暑で私も少し体がダルくなってますが、
暑さ対策を確りして何とか乗り切りましょう。


ドル安が止まりませんね。
海外勢の猛烈な「欧州通貨買い・ドル売り」が続いており、
ドル円も一時85.60円台まで下落しました。

米景気悪化観測から追加の金融緩和観測が強まっている事や、
金利の低下によるドル売りとなっており、
バーナンキFRB議長のコメントでもドル安容認姿勢をとっています。

また、日本での『円安=株高』と同じように、米でも『低金利・ドル安=株高』となり、 

欧州や資源国通貨が買われる構図になっています。

しかしドル円は政府・日銀が85円割れ阻止の姿勢が強そうで、
本日も要人発言など賑やかになりそうです。



ポンド円は、ドル円安・ポンドドル高で方向感のない動きになっており、
目先は135.50円〜138.50円の逆張りと見ています。

ポンドドルは日足で9日連続陽線となり、移動平均線と値段との乖離幅が広がっていますので、
一度大きな陰線と付けると見ています。1.60を越えてストップを巻き込んでからかもしれませ
んが、押しもなく少し買われ過ぎの感がありますね。

ただ「もうはまだなり」ですので、一度陰線をつけるまで見るのも良いでしょう。


本日はADP雇用統計、非製造業景況指数、明日はBOE、ECB。
週末は雇用統計と重要指標が続いており、週末にかけて相場は荒れ模様になるかもしれません。



お盆前の一稼ぎといきたい所です。資金管理を万全にして頑張りましょう。

2010/08/03

しーさん

豪ドル円の状態

昨日は東京タイムからダウ先が堅調に上昇し、
先週末の悲観的な円高ムードからはやや回復してきました。

特にポンドの上昇が顕著で、ポンド円は137円台まで上昇。
先週の高値圏まで到達し、やはり雲の上でレンジブレイクか?
というのを匂わす展開となってきました。

またEUR/USDも壁となっていた1.3100をブレイクし、
ユーロ買いに拍車がかかり、ますますユーロ>ドルの関係が強くなっています。

これらを受けてムードは全体的にリスクオンの状態ですが、
本日の注目イベントとしては、お昼過ぎのRBA政策金利があります。

前回7月の会合では金利自体は据え置きとなりましたが、
声明にて「基調インフレ率が3%を若干上回る見込み」という部分が好感され、
豪ドルが買われていました。

前回の発表時は豪ドル円は72円台でしたので、
今考えると随分上昇したようにも思えます。

今回は先日発表のあった第2四半期基調インフレ率が2.7%と
ターゲットの3%以内に収まったため、
豪ドル円は一時的に売られる場面も見られましたが、
それらを根拠に今回もほぼ据え置きで間違いないと思われます。

また声明でも大きなサプライズはなさそうで、
今後の利上げについては、10月以降の第3四半期基調インフレ率を見てから動かしてくると思われ、
しばらく指標の様子を見るスタンスは変わりないのではないかと考えられます。

現在79円台の豪ドル円は高値圏であり、
雲の上限と節目の80円という壁に上値が抑えられて大きく上昇は期待できないものの、
逆に大きな下振れもないだろうという状態にあります。

一時的な調整下落は押し目と捉え、
積極的にスイングしていくには最適な状態と言えるのではないでしょうか。

明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

2010/08/02

ZEROさん

米7月ISM製造業景況指数に注目

先週末のドル円相場は米第2四半期GDP速報値を受け85.95まで下落する
場面がありました。その後に発表された米7月シカゴ購買部協会景気指数
は市場予想を上回り買い戻し、86円台半ばでクローズしています。


東京時間は全体のトレンドが円高傾向であっても、さすがに本邦当局者か
ら円高けん制発言なども出やすい時間帯になりますので、極端な株安など
が起きなければ大幅な円買いは起きにくいと考えています。


ドル円・クロス円相場で下方向に注意が必要なのはおおむねNY時間で、
米国の経済指標など悪材料が出た際には80円台前半へ突っ込んでしまう
可能性はあります。


それでも買い戻しも速い展開で80-85レベルにステイする時間は短いと
予想しています。


本日はNY時間に米7月ISM製造業景況指数が発表される予定があり結果
に注目しています。


東京・ロンドン時間は動意薄、株価も小動きの1日となりそうです。


それでは本日も頑張りましょう!
※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。