兵ブロガーバックナンバー(2010年10月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2010年10月

2010/10/27

ダメおやじさん

こんにちは、ダメおやじです。

すっかり寒くなりましたね、大阪では昨日、木枯らしも吹きました。
風邪が流行っているようなので注意をしてください。
 
ポンド円は、戻りらしい戻りがなく5月20日の126.69円を割り込んで126.41円まで
下落していましたが、昨日は英GDPが良かったことや英格付けが引き上げられたこと、
更にドル円高と好材料が揃ったことで一気に129円越えまで上昇しました。
今まで売っていた投資家が一斉に買い戻したからと思います。
 
ただ、移動平均線と値段との乖離幅が広がっていたための調整の範囲内で、
131円以上で買いついている相場ですので戻りは日足25日移動平均線を捉える
130.42円までが一杯と見ており、戻り売り有利の相場展開に変化はないと見ています。
 
目先的には、ドル円の動向に追随と見ていますが、ドル円も今は米金利の上昇でNYで
ユーロや円に対して買い戻されていますが81.80〜82円では戻り売り圧力が強そうです。

逆に、82円を越えればストップを巻き込み82.40円辺りまでの反発の可能性は有りますが、
戻り売り基調に変化はなく投機筋のドル売りの調整の買戻しが一巡すれば80円割れは有る
と見ています。
その時はポンド円も125円近くまでの下落は有るのではないでしょうか。
ドル円の反発場面でポンド円を売るのも良さそうです。
 
本日は、米耐久財受注、新築住宅販売件数が有りますが米金利動向で動きそうですね。
10月も残り3日です、頑張りましょう。

2010/10/26

しーさん

年初来安値更新

昨日は欧州勢が参入してからドル円がストップを巻き込み下落し、
一時80円41銭と年初来安値を更新してきました。

この動きを受けても本邦の断固たる措置は発動せず、
G20で通貨安競争をしないという合意をした直後に介入できるわけもなく、
決まり文句は虚しく思えるばかりです。

またドル売りの流れもでていましたが、その一方でユーロは買われる展開
となっていました。EUR/USDは1.4080まで上昇してきましたが、
IMF高官からもユーロの行き過ぎ懸念発言がでており、
1.4000オーバーの水準は頭が抑えられやすい状態と言えそうです。

ポンド円も安値更新をしており引き続き弱い展開が続いていますが、
本日は英第3四半期GDP(速報値)の発表があり、
ここまで織り込まれた英経済の減速の結果が試されます。

前回1.2%から今回は予想0.4%の微成長に止まる予想となっていますが、
結果の数字が悪ければさらにポンド売り、良ければ多少の買い戻しと
数字の良し悪しに素直に反応してくるのではないかと思われます。

ドル円は史上最安値目前ということで引き続き円高方向に引っ張られる
展開となる可能性が高いでしょう。

ここで介入してきてもその後は売りたたかれるのは明白なので、
一旦安値を更新してこない限り介入はないと思いますが、
そもそも対外的にも出来る状況ではありません。

79円75銭をつけにいくのがマーケットの意志であるなら、
その流れに従って売っていき、
下げ止まったところから反発を考えることにしましょう。

ここでの値頃感から早すぎるロングを仕込むのはリスキーだと思いますので、
売り目線で入るしか選択肢はないと思います。

明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

2010/10/25

ZEROさん

韓国慶州G20では何も決まらず。ドイツは米国のドル安政策を批判。

先週のドル円相場はガイトナー米財務長官が「ドルが対ユーロ、円でこれ以上下落する
必要はない」と発言したと伝わると一時急騰する場面も、実際には「現在の主要通貨は
ほぼ整合的な水準にある」という内容で結局80.50-82.0のレンジに終始しました。

週末に注目を集めた韓国慶州G20をまとめると1.通貨安競争の回避で一致。2.ドイツが
米国のドル安政策を批判。3.経常収支の赤字・黒字幅を各国が対国内総生産(GDP)
比で4%以内とする数値目標の設定を先送り。の3つでした。

1と3に関しては「何も進展なし」ドイツが米国のドル安政策を批判したことで多少米
国側が気を使った発言が出そうです。

本日はG20明けで一応の反応があるのかを確認しておきたいと思います。
経済指標では、米9月中古住宅販売件数の発表が予定されています。

明日以降はG20の話題もなくなり、11月FOMCに関心が移りそうです。

FOMCに向けては追加緩和の規模を探る展開となりますが、80.50-82.0で横ばいに
なっているドル円相場も正念場。ドル円日足チャートを確認すると、9/15の円売り介入
以降まったく音沙汰なく実需に取っては予想外の低空飛行となった可能性があります。

月末に向けて売り遅れを売られる展開だと厳しそうです。

円売り介入しずらい環境は強まっており「必要とあらば断固たる措置」を実施できるのか
にも注目しておきます。

それでは本日も頑張りましょう!
※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2010/10/20

とあるエンジニアKさん

中国利上げ、短期的流れは続く

本日(10/20)はとあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。
 
先日、東京マラソンの抽選発表があったのですが、
なんと当選を果たしました。
毎年倍率が10倍以上、抽選による出場者決定でしたが、
「無理だろうな」と思っていたところの当選でした。
以前に走った事がある人に聞いたところ、
応援が楽しく、今までで一番楽しいマラソンだったとのこと。
都心の真ん中を走るのも魅力的です。
きっとあちこちから新東京タワーを見ながら走ることができるのでしょう。
もちろん現東京タワーも。
 
とにかく練習しなくては・・・
 
【本日の注目指標策】
本日はロンドン時間にBOE議事録。
NY時間にベージュブックが発表されます。
普段ならばどちらもさほど相場にインパクトを与える指標ではありません。
最近は金融緩和政策もあり、米国の一挙一動が為替相場、
更には株式相場に直結している状況です。
さほど指標自体が意味することは大きくないのですが、
その発表を受けて動き出す筋によって相場が動かされる懸念もあり、
発表直後の相場の動きに注目です。
 
【本日の戦略】
「為替操作国」
米国議会でそう認定されると、通貨切り上げを各国から迫られるという、
いわゆる米国議会の「お墨付き」
この1年間、「為替操作国」という言葉と「中国」という言葉を切り離せず、
毎度毎度賑わせている国でしたが、昨日の発表によってそれが覆されました。
 
中国は2年10ヶ月振りに金利の引き上げを実行。
人民元安を誘導していると、米国との摩擦が続いておりましたが、
人民元高に努力しているという姿勢を見せる意味で利上げを行った。
 
・ 米国の圧力
・ 世界各国からの批判
・ 22日から開催されるG20への配慮
 
などなど、各国へ配慮したようにも見受けられますが、
一方で中国国内ではインフレ圧力もじわじわ上昇しているとのことで、
こちらが第一の理由となりそうです。
 
この中国による利上げの流れを受け、
昨日の相場は久々のドル買いとなりました。
ここ最近下落が続き、歴史的水準まで下がっていたドル円をはじめとして、
ユーロドル、ドルスイスなど、全般的にドル買いの流れとなりました。
このままドル高の流れになるにはファンダメンタルの勢いが弱く、
単に買い続けられた圧力の解放とも見ることができ、
まだまだ判断することが難しい相場です。
 
それにしても中国。
対日デモ、ノーベル賞とニュースを賑わせておりますが、
今回のような突然の利上げ発表もあり、
突如として相場参加者を驚かせる事はまだまだありそうな気がします。
 
二週間前に本コラム記事を書いたときは、
「長期的に仕掛けにくい相場」である旨のべましたが、
その流れは変わらず、短期で利益を得る相場がまだまだ続きそうです。
しっかりとファンダメンタルを分析し、ニュースに惑わされないよう、
賢明な投資家を目指しつつ頑張りましょう。

2010/10/19

しましまさん

ドルの強弱定まらず

昨日は、先週末の流れ継続でドル買い戻しのスタートとなり、ユーロドルは1.3830ドル、
オージードルは0.9800ドルまでの大幅な下落となりました。
NY時間は、シティグループの好決算や 米9月鉱工業生産の弱い結果からの
追加緩和観測の高まりからダウが前日比+80.91ドルと上昇し流れはドル売りへ、
しかしガイトナー米財務長官が「米国は強いドルへの信頼を保持しよう」などと述べたため、
ドル売りは止まりました。

本日予定されている注目材料は以下のとおりです。

09:30:RBA議事録
18:00:独・10月ZEW景況感調査 
21:30:米・9月住宅着工件数/9月建設許可件数
22:00:BOC政策金利発表

本日、政策金利関連ではRBA議事録、BOC政策金利発表が予定されています。
RBA議事録は、今後も利上げが期待できる内容となるかに注目です。
BOC政策金利発表は、政策金利は1.00%で据え置きの予想となっています。
また、今日は独・10月ZEW景況感調査にも注目です。
市場予想は-7.0となっていますが、発表を受けてのユーロの動きに注目したいです。

 
 昨日のドル円は81.37円でオープンしてからじわじわと下向きに推移し、
東京午後からは81.10-81.30円のレンジでの小動きなりました。
今日も81.10-81.30円のレンジは継続しており、このレンジがいつ崩れるかに注意です。
下抜けた場合は、先週15日の安値80.87円 がサポートとなるかに注目です。

ユーロドルは昨日1.3990ドルでオープンしたものの欧州時間までに1.3830ドルまでの
きつい下落となりました。
NY時間は反発し1.3997ドルまで上昇し往ってこいの展開となりましたが、
1.4ドル付近ではガイトナー米財務長官の発言もあり1.39ドル台前半まで押し戻されました。
今日は1.4ドルを越えることができるかどうかに注目したいです。
1.4ドルを越えることができず下方向への流れとなればまず1.39ドル台を保てるか、
まだ下落すれば昨日の安値1.3830ドルがサポートとなるか見たいです。
 
では、今日も一日頑張りましょう!

2010/10/18

為替見習さん

夜の米対米証券投資、鉱工業生産と円、ドル軸の動きに注目。

今日は朝のオープン時に少し窓が開いた後は全体的に円買い気味の展開で
午前中はドル円、クロス円ともに短期テクニカルがやや悪化していますね。

金曜NY終値時点から10時までの対円変動率を見てみても
USDが-0.16%、CHFが-0.20%、GBPが-0.28%、NZDが-0.31%、
AUDが-0.32%、CADが-0.40%、EURが-0.45%となっていて
力関係は【JPY>USD>CHF>GBP>NZD>AUD>CAD>EUR】という形に。

金曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【JPY>USD>GBP>AUD>CHF>NZD>EUR>CAD】でしたから
円、ドルがそれぞれ強い位置をキープしていることをはじめとして
概ね先週金曜後半の流れを引き継いでいることがわかります。

また10時時点のテクニカル状況は、この動きで少し変化があり
ドル円の短期テクニカルは下向きで上の抵抗帯下限に位置。
また中期・長期はこれまで通り下向きで継続中。

クロス円ではポンドの短期が上向きからフラットに悪化。
その他の短期は全て下向きで、少し勢いが増している状況。
中期はユーロ、スイス、豪ドルが上向きでカナダ、NZDがフラット。
ポンドは下向きで上の抵抗帯上限に位置しています。

そして攻める対象となるかという点ではドル円のみ
短期・中期の方向性が下向きで揃っていますから
通常時であれば順張りショートにはリスクが低い状況ですが
円買いが加速すれば再び介入の可能性も高まってきますから
その点だけ頭に入れて戦略を微調整しておく必要はありますね。

クロス円は短期・中期が揃っているものがありませんから
現状無理してリスクを取って攻めるだけの合理的根拠に欠けます。

そのため今日の焦点は夕方のヨーロッパ勢参入以降、
特に夜の対米証券投資、鉱工業生産の発表時には
円、ドルを軸として相場が大きく動く可能性が高いため
この時間帯のテクニカル変化が最大の注目ポイント。

今後円が単独で買われる展開となれば各通貨の短期は悪化し、
ドル円、ポンド円は短期・中期テクニカルが下向きで揃って
順張りショートにはリスクが低い相場となる可能性が出てきます。

ただ下方向へと加速した場合には介入が入る可能性があるため
取引する際には必ず順張りで、かつ少ないポジションで細かく回すなど 自分で減らせるリスクは徹底的に減らしておきたいところ。 逆に円が売られる展開となればポンド円以外のクロス円で 短期・中期が上向きで揃って順張りロングにはリスクが低くなります。 さらにドルが単独で売られる展開となった場合には ドルストレートで順張りドル売りのチャンスとなりますから 円、ドルを軸とした動きと、その際にどの通貨が最も強いか ということを見ていくと必然的に低リスク、高リターンの通貨が判別できますね。 個人的な基本戦略はこれまで通り、短期・中期が揃えば揃った方向へ順張り取引を。 また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」 ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2010/10/13

ダメおやじさん

こんにちはダメおやじです。

3連休明けの東京は、ドル円が81円台に下落したことで介入期待が蔓延してましたが、
結局は介入はなくドル安円高が続いています。

また、FOMC議事録で米追加金融緩和観測が一段と強まったことで
欧米金利差拡大観測からユーロドルが急反発しました。
 
米追加金融緩和は、この1ヶ月位材料になり続けているため、
何をいまさらという感じもしますが独連銀総裁の利上げ示唆発言など、
出口戦略に向かっているユーロに買いが集まるのは自然かもしれません。
 
ドル円、クロス円は介入期待から高値買いを辛抱して持っている
投資家も多そうで上値は重そうです。
 
そんな中で、ドルやユーロに人気を奪われて少し人気離散気味のポンド円が
昨日129円まで下落しました。

MPC委員が量的緩和を示唆したことで、ポンドは円だけでなくドルやユーロに対
して売られました。

129円は9月15日の介入時の大陽線を完全に埋める値段です。

129円前後では下げに対して抵抗は有るかも知れませんが、
動き的には127円台に向かう動きと見ています。

介入期待でドル円の戻りに連れポンド円が戻した場面で売るのが良さそうです。
 
本日は米では重要指標はなく英雇用統計に注目です。

2010/10/12

しーさん

本邦休日明けのドル円の動きに注意

この3連休にはお祭りがありました。
連休初日は大雨だったのでさすがにやってないだろうと思っていましたが
地元のテレビを見ると雨の中「よさこい」を踊っている人たちと
それを見る人たちがたくさんいて驚きました。

2日目から良い天気に恵まれたので、
祭り関係者や運動会をした方達にとってはひやひやながらも
開催できて良かったと胸をなで下ろしていたかも知れませんね。

今日からまた金曜日まで1週間がんばっていきましょう!

さて昨日は東京市場、NY市場が休場でしたが、
G7明けで朝から窓明け窓埋めと激しく動いてきました。

そのG7では野田財務相が本邦の介入について理解を得られた
とのコメントをしていましたが、あまり円に対しての注目度は
高くなかったようです。

そして今日以降再び介入警戒が増すことになりますが、
さらなる介入に対してまでも各国の理解を得ているわけではないでしょうし、
むしろ中国の為替操作を日本が正当化してどうする?
という意見がでている中での追撃介入は、
事実上不可能といってもいいかも知れません。

イベント的には夕方の英CPIなどの指標と深夜のFOMC議事録があります。

英CPIは英国も緩和バイアスにある中で利下げへとつながる結果となれば、
上がりきっているGBP/USDにとってはドルの買い戻し方向へ
動いてくるかも知れません。

9月21日(火)のFOMCでは量的緩和が話題となりドル売り全開となりました。
市場が期待していた追加緩和策がでてきませんでしたが、
その辺りの内容がどうだったのかがでてきそうです。

EUR/USD、GBP/USDの上昇が一服し、
調整モードに入ろうとしている中で、
ドルの買い戻しとなるか、再びドル売り全開となるか、
またその動きに合わせてクロス円の下落に拍車がかかるか
という点を見ていきたいと思います。

明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

2010/10/11

ZEROさん

時間外で81円台前半、2度目の円売り介入あるかに注目

先週末は米9月雇用統計とワシントンで開催されたG7に注目が集まりました。
米9月雇用統計は、非農業部門雇用者数が9.5万人減と市場予想を大幅に下回る
結果になりましたが、11月FOMCでの追加緩和期待が高まり発表直後のダウ
先物は底堅く、NYダウも上昇し11,000ドル台を回復して引けています。

為替相場はドル売りで反応も、ユーロドル相場はユンケル議長がユーロ高に
懸念を示したことなどを受け売りに押される場面もあり、やや乱高下となって
います。

ドル円相場は下落し81円台後半へ、週明け11日の時間外では一時81円台前半
まで売られています。

ドル円相場は15年ぶりの水準を更新し続けている事やG7で一応の説明が済んだ
ことで、今週2度目の円売り介入が実施されるかに注目が集まりそうですね。

投資戦略としてはドル円では介入があれば直後には少し買い、上げどまりを
売っていくしか無さそうです。

介入を実施する基準や上げどまりの目途は特にありませんが、9/15に実施された
時に超えられなかった86円に届く可能性は非常に低いと見ています。

上がっても84円台が精一杯というイメージで見ています。

本日は日・米休場で指標の発表も無くドル売りの行方を見るとともに、欧州の
要人発言や本邦当局の動向が材料となりそうです。通常、日米休場の日はほとんど
動かず終わることが多いものの、先週もドル安がかなり進んでおり、欧州の
要人発言や本邦当局の動向次第では一時的に値が振れる可能性もあり注意が必要
になりそうです。

それでは本日も頑張りましょう!
※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2010/10/06

とあるエンジニアKさん

日銀追加金融緩和政策発表

本日(10/06)は、とあるエンジニアKが101回目の執筆を担当させていただきます。
 
最近めっきり海外に出かけなくなっておりましたが、
続くときは続くモノで、この二週間で二カ国続けてアジアの国々を回ってきました。
どちらも「東南アジア」にカテゴライズされる国であり、
9月だというのに毎日暑い中ウロウロと動き回っていました。
どちらも日本のようにあくせく働く、ではなくのんびりしているように見えました。
暑い国の国民性か、日本もその心意気を見習いたいところです。
 
【本日の注目指標と対策】
本日は昨日ほどに大きな発表、指標はありません。
NY時間にADP雇用統計が予定されているぐらいで、
ファンダメンタルでは大きく動く相場とならない一日でしょう。
 
【本日の戦略】
再び日本が相場における台風の目となってファンダメタンタルを左右しております。
 
昨日行われた日銀の政策金融会合。
この中で、日銀の政策金利を現状の0.1%から0-0.1%とし、
2006年以来のゼロ金利状況に再度突入です。
 
お金を借りるのに金利がかからない。
資本主義、先進国である日本においてこのような政策を取るという、
非常事態における政策。
背景としては円高、デフレの進行があり、
物価上昇が1%程度見られるまではこの政策を続けるとのこと。
更には国債、社債など5兆円規模で資産の買い取りを決定し、
とにかく市場にお金をばらまこうという考えのようです。
 
この発表を受けて日経平均は上昇。
上記の金融緩和政策を好材料と見ての伸びです。
同様にドル円もぐいぐいとドル高方向に傾いたように見えました。
が、ロンドン、NY時間となればドル円は下落へ。
一時82円台に突入し、先日介入に踏み切った水準まで下落しました。
 
日銀発表の追加金融政策のファンダメンタルニュースより強く相場に影響を与えたのは、
FRBによる追加金融政策への期待から。
来る11月初旬にFRBでも会合が行われますが、これに期待する形でのドル売りが発生しました。
 
ユーロ、ドル共にここ2,3週間は買われていたのもあり、
下落方面への圧力が高まってきている中での今回の発表。
噂で買って、事実で売るという相場格言がぴったりな今回の一連の流れでした。

さて、現在の水準は再び円は買われる状況にあります。 というよりドルが売られる状況と行った方が正しいのかもしれません。 そんな中で私は週初に本企画に発表した通り、 クロス円の売りを狙った売りを継続して仕掛けたいと思います。 ファンダメンタルに左右される一般投資家泣かせの相場が続きますが、 この相場にじっくりと食らいついていきたいと思います。 それでは本日一日頑張りましょう。

2010/10/05

しましまさん

日銀・RBA政策金利発表に注目

昨日は、株価が軟調に推移する中ドル円も弱い流れで一時83.18円の安値を付け、
ユーロも昨日は調整売りなどから下落、ユーロドルは一時1.3666ドルの安値を付けました。
 
本日予定されている注目材料は以下のとおりです。

09:30:豪・8月貿易収支
09:30:豪・8月小売売上高
 - :日銀政策金利発表 
12:30:RBA政策金利発表
18:00:欧州・8月小売売上高
23:00:米・9月ISM非製造業景況指数

本日、政策金利関連では日銀政策金利発表、RBA政策金利発表が予定されています。
日銀政策金利発表は、追加緩和策がとられると見られていますが、
その内容に注目が集まっています。
また、RBA政策金利発表は、0.25%の利上げをするとの予想が多数となっています。
利上げとなっても発表後は「知ったらしまい」のオージー売りの流れとなる可能性もあり、
利上げ・据え置きどちらの結果となっても、大幅な変動には注意しておきたいです。

 昨日のドル円は83.24円でオープン、東京午前に一時83.87円まで上昇するも
その後は軟調に推移し、欧州時間からは83.20-83.40円のレンジでの推移となりました。
今日は日銀政策金利発表後流れが出るかに注目です。
しかし、追加緩和策がよほど踏み込んだ内容でないと84円台維持は期待できそうになく、
今日も83円台での動きとなるでしょうか。
 
ユーロドルは昨日オープンしてすぐに1.3805ドルまで上昇するも、1.38ドル台は
維持できず調整売りなどから軟調に推移、欧州時間には一時1.3666ドルの安値をつけ、
その後は1.36ドル台後半から1.37ドル台前半での小動きとなりました。

今日反発の流れとなれば、1.36ドル台を維持しながら1.37ドル台へ戻し、
昨日の高値1.3805ドルを目指していけるでしょうか。
一方、1.36ドルを割り続落となれば、1.3560ドル付近、下げても1.35ドル付近では
しっかり支えられるかを見たいです。

では、今日も一日頑張りましょう!

2010/10/04

為替見習さん

夕方のヨーロッパ勢参入以降の円軸の力関係変化に注目。

今日は朝のオープン時に少し窓が開いた後は全体的に円売り気味の展開で
ドル円、クロス円ともに短期テクニカルがやや回復する展開となっていますね。

金曜NY終値時点から11時までの対円変動率を見てみても
USDが0.53%、CADが0.50%、NZDが0.42%、GBPが0.41%、
EURが0.39%、AUDが0.28%、CHFが0.15%となっていて
力関係はUSD>CAD>NZD>GBP>EUR>AUD>CHF>JPYに変化。

これによって各通貨のテクニカル状況も少し変化していて
ドル円は短期が下向きからフラットに変化していて
中期・長期はこれまで通り下向きで継続中。

クロス円ではポンド、スイス、豪ドルの短期がフラット。
その他の短期は全て上向きとなっていますし
中期はユーロ、スイス、豪ドルがフラットで上向き転換間近。
その他は下向きで継続しているものの上の抵抗帯に位置していて
こちらも円売りが加速すれば上向き転換が見える位置にあります。

そして攻める対象となるかという点ではドル円、クロス円の中で
短期・中期が揃っているものはなく攻めるにはリスクが高めの状況なので
無理してリスクを取って攻めるだけの根拠に乏しい状況となっています。

そのため今日の焦点は夕方のヨーロッパ勢参入以降に
円やドルを軸とした力関係変化が出るかどうか。

夕方のヨーロッパ勢参入後に円が単独で買われる展開となれば
各通貨の短期は再び悪化しますし、そうなると短期・中期が下向きで揃って
順張りショートにはリスクが低い相場となる可能性が出てきます。

ただ下方向へと加速した場合には介入が入る可能性があるため
取引する際には必ず順張りで、かつ少ないポジションで細かく回すなど
自分で減らせるリスクは徹底的に減らしておきたいところ。

逆に円が売られる展開となればドル円、クロス円ともに
中期テクニカルが上向きに転換するかが焦点となります。

クロス円は中期転換となれば約1年ぶりとなりますし
中期テクニカルは一度変化すると数ヶ月継続することもあるので
今後の相場を見ていく上でも非常に重要なポイント。

そのため上方向へと加速した場合には、まず中期が転換するかを確認し、
変化すれば短期・中期が上向きで揃ってロングにはリスクが低くなりますから
そこまで確認した上でロングで追随するのが良いでしょう。

また先週後半の動きでドル円は前回介入水準に近い位置に来ていますし
今週は日銀、RBA、BOE、ECBの政策金利発表や豪州、カナダ、米国の雇用統計、
そして週末にはG7を控えるなど変動材料は十分すぎるほど揃っていますので
今週の相場で大きな変化が出る可能性は十分。

そのため現時点ではリスクが高く攻める余地がないとしても
今後来るチャンスに備えてすぐ動けるように、万全の準備をしておきたいですね。

今日1日の基本戦略としては短期・中期が揃うまでは様子見し、
短期・中期が揃えば揃った方向へ順張りで高回転取引を行う考えで
取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。