兵ブロガーバックナンバー(2011年04月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2011年04月

2011/04/29

とあるエンジニアKさん

ドルの混とんは続く

本日(4/29)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

GWに突入です。
来週の月曜日と金曜日の有給をとれば10連休!
という方も多いかと思います。
当方もその作戦を実行しようと思いましたが、
なかなか仕事の状況がそうさせてくれません。
とは言っても少しばかり長い休みなことには変わらないので、
じっくりと体を休めたいと思います。

【本日の注目指標策】
本日の指標は小粒。
ユーロ圏の消費者物価指数、
そして米国での景気数、消費者信頼感指数など、
より景気の状況を反映するような指標群が並んでおりますが、
相場に与える影響はあっても小さなものでしょう。

【本日の戦略】
本日は月末。
言わずもがな4月の最終日です。
いろいろと動きがあった一か月間でした。

4月は3月に発生した大震災の影響を色濃く受けた状況での相場でした。
特にクロス円は円安に始まりましたが、終わってみればドル円は80円台前半と、
震災前の基準に落ち着いたようにも見受けられます。
一方のユーロ円大きく伸びました。
震災前の基準と比べると、7,8円近くの伸び。
ユーロの顕著さとドルの不安定さを円を基準として見せた形となりました。
もちろんユーロも上昇一辺倒ではなく、
ギリシャ問題が再燃するなど、一筋縄ではいかない相場が続きます。

さて、今週一週間が今日で終わろうとしておりますが、
注目されたのはバーナンキFRB議長による議会証言。
歴史上初というか、稀な金融緩和政策を続けていた米国の出口戦略。
この一言に集約される相場参加者の関心。
今回の議会証言による見方はいろいろありましょうが、
まだまだ低金利政策は続くとの見方が参加者の見方です。
よってまだまだ投機状態が続くのが金や原油などの資金の流れ先。
金が史上最高値を更新し続け、その反動となるのがドルなのか、
ぱっとしない状況がまだまだ続くものと思われます。

例え金融政策を引き締めたとしても雇用情勢、景況感などは依然として厳しい模様。
実際の数値が伴わなければ景気戦略としては評価は低いでしょう。
ドルの行方、まだまだ混とんが続くことでしょう。

さて本日。
日中は日本は休場なので静かな相場でしょうが、
日本時間の夕方以降は欧州市場、米国市場と通常の相場。
月末、そして週末の二つの要因。
どちらかといえば間違いなくボラティリティが上昇する一日です。
さほど無理な取引はせず、ポジションの整理をする程度の
気概でいることを推奨します。

2011/04/28

しましまさん

FRB緩和策維持でドル売り加速

今週大いに注目されていたFOMC政策金利発表では、政策金利は据え置き、
量的緩和第2弾は予定通り6月で終了するとされたものの、「異例の低金利政策を
長期にわたり維持」の文言は継続、引き締めの時期も明示されなかったことから
当面緩和策が継続されるとしてドルは他通貨に対し広く売られました。
 
本日予定されている注目材料は以下のとおりです。

06:00:RBNZ政策金利発表
  - :日銀政策金利発表
21:30:米・第1四半期GDP・速報値
21:30:米・第1四半期個人消費・速報値
21:30:米・新規失業保険申請件数    

米・第1四半期GDP・速報値は前期比年率+2.0%、米・新規失業保険申請件数は
39.5万件の市場予想となっています。 
また、今日は7年債290億ドルの米国債入札が予定されており、入札を受けての
米長期金利の動向にも注意しておきたいです。

 
昨日のドル円は、日本国債の格付け見通し引き下げや株価の上昇からの
リスク選好の動きなどでNY時間まで上昇続き、NY時間には一時82.79円の高値を
つけるも、FOMC政策金利発表やその後のバーナンキ米FRB議長会見の会見を受け
ドル売りが強まり、再び82円近辺へと下落しました。

ドル売り強まる中今日は82円付近を維持できるかに注目、下抜けると81.60円〜
昨日の安値一時81.26円、まだ下落となると3月17日の安値から4月6日の高値までの
上昇幅に対する半値押し80.95円付近までの下落の可能性も考えられます。
一方、反発の流れとなると、82円付近を維持しながら50日線82.61円を
しっかり越えてくる動きとなるかを見たいです。
 
昨日のユーロドルはFOMC政策金利発表までは1.46ドル台後半を中心とした
比較的狭いレンジで推移しましたが、FOMC政策金利発表・バーナンキ米FRB
議長会見後はドル売りが進み、一時1.4794ドルの高値をつけました。
今日はまた一段上昇し現在1.4840ドル付近で推移していますが、ここからも堅調に
推移すれば2009年12月の高値1.4903ドル、そして1.5ドルの大台が意識されます。
一方、軟調な流れとなると1.47ドル〜1.46ドル台半ばでは支えられるかを見たいです。
 
では、今日も頑張りましょう!

2011/04/27

為替見習さん

FOMC政策金利発表、バーナンキFRB議長会見に注目

昨日は月曜に弱い位置にあったオセアニアが力関係上強い位置に来たほか
ドルやポンドが前日に続いて弱い位置をキープする展開となりましたが
それ以外は特に目立った動きはなく、全体的に変動率が低い状態で引け
テクニカル面での動きもわずかなものとなりました。

火曜オープンからクローズまでの対円変動率を見てみると
NZDが0.54%、CHFが0.34%、AUDが0.30%、EURが0.13%、
CADが0.00%、USDが-0.31%、GBPが-0.39%となっていて
力関係は【NZD>CHF>AUD>EUR>CAD≒JPY>USD>GBP】という形に。

月曜曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【CHF>EUR>JPY>USD>CAD>GBP>AUD>NZD】でしたから
オセアニアが位置を上げたことが最も大きな変化です。

ただ変動率がそれほど大きくないためテクニカル面での変化はまだ少なく
今夜控える米国のFOMC政策金利発表と、バーナンキFRB議長の会見で
ドルを軸として大きな動きが出る可能性がありますので、
まずは資金管理を万全にして、リスク重視の姿勢で臨みたいところです。

では続いて11時時点の各通貨テクニカルをおさらいすると、
ドル円は短期が下向き中期は上向きで下の抵抗帯下限付近に位置。

またクロス円の短期はユーロ、オセアニアが上向きでカナダがフラット、
ポンド、スイスが下向きとなっていて、中期は各通貨とも上向きで
下の抵抗帯上限に位置。

つまり現時点で短期・中期が揃っているのはユーロとオセアニアで
これらは円売りが加速すれば順張りロングには絶好の相場となりますし
その他は短期・中期が揃っていませんから、現状はややリスクが高く、
円を軸とした動きで短期が明確になるまで無理せず様子見が良いですね。

逆に円が買われる展開になると各通貨ともにリスクが高まりますが、
短期だけを軸にするならドル円やポンド円は値幅も出やすいですし
円が単独で買われた場合には攻める対象にしても良いと思います。

個人的な基本戦略はこれまで通り、短期を軸にしつつ、力関係上低リスクなものを
順張りで攻める考えで変わりません。ただ短期・中期が揃っているものがあれば
そちらのほうが低リスクなので揃っているものを優先して取引する考え。

また資金管理はいつも以上に万全にしたうえで、
想定と逆の方向に動いても良いように、上下両方に対してシミュレーションし
自分の中で消せるリスク要因は徹底的に消しておきたいところ。

特にイースター明けということに加えてFOMC待ちという要素があるので
今夜は力関係・テクニカル面で大きな変化が出る可能性が十分あります。

そのため取引のチャンスがあればしたたかに狙っていきながら、
相場のリスクが大きくなった場合はムリに逆張りしたりせず
安全重視で様子見するなど自分で消せるリスクはきっちり消したいですね。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2011/04/25

ダメおやじさん

こんにちはダメおやじです。

今週で4月も終わり週末からGWに突入ですね、
週末までに何とか良い結果を残したいものです。
 
さて為替相場は、米財政の悪化からS&Pが米をネガティブ見通しにするなど
ドル前面安が続いています。
市場はFOMCで米金融政策に変更なしと見て株や商品相場は上昇し欧州、
資源国通貨はドルに対して大幅上昇となっていますが、私は既にFOMCでの
現状維持はイースター前の上伸で織り込んでいると見ています。
 
FOMC後のバーナンキFRB議長の発言次第では大きく売り込まれている
ドルの買い戻しがでる可能性も有りそうです。
ただ、ドル円に関しては国内投資家の買いが相当膨らんでいることや、
IMMの通貨先物の取組みを見る限り円の売り越しが少し増えすぎで円の
買い戻しがいつでてきてもおかしくはないと思っています。
 
ポンド円ですが、先週はドル円安とポンドドル高で週足は小幅陰線でしたが
値動きは少なかったです。4月始めの140円で大きくストップを巻き込み高値で
買いついた相場と見ていますので138.30円を越えるまでは戻り売り有利と
見ています。

136円辺りから戻りは売られると見ていますが、4月13日の137.20円は
抜けないと見て戻りは137.20円ストップで売り有利ではないでしょうか。
下値は133円前後は利益確定買いや押し目買いで下げに対して相当抵抗は
有りそうですが133円でサポート出来なければ131.50から132円までの
下げも考えています。
 
本日も欧州が休場でNYまでは小幅な動きと見ています。
指標は米新築住宅販売件数が有りますが休暇後のNY株や原油など
商品相場の動向に注目ですね。

2011/04/22

しーさん

イースター休暇

昨日は米失業保険申請件数が悪い結果となる中、
ドル売りが進行してドル円は81円台まで下げてきました。

昨日からすでに債権市場では休暇前ということで取引時間が
短くなっていますが、本日はイースター休暇で香港から
英国、欧州、米国とほとんどの市場がお休みとなります。

そして来週月曜日もロンドン市場は休場のため、
市場参加者が減り荒れやすい展開となりますのでこういうときは
休むに限ります。

無理に参加してもいつ跳ねるか、どこまでいくのか
テクニカルが当てにならない展開となる場合があるので、
十分注意しておきましょう。

本日は材料も何もないので短いですがこの辺で。
皆さん、よい週末を!

2011/04/21

ZEROさん

米国株大幅続伸、ドル全面安の展開

昨日の欧米市場は「欧米株高+ドル安」となりました。
東京時間は円売りが優勢でした。

米国の株式市場は前日に発表された米半導体大手インテルの決算が
良かったことに加え、見通しも強気ということで買われ7.8%高、
米企業決算が続いていますが全般的に好調な決算となっているのでは
ないでしょうか。

金利スタンスからは一番弱い通貨は円、次に弱い通貨は
米ドルとなっておりリスクを取って行く展開になると
売られやすい通貨になっています。

今週末はイースター休暇入りとなるため本日多くの経済指標が
発表されます。
ロンドン時間には独4月IFO景況指数、英3月小売売上高指数。
NY時間には米新規失業保険申請件数、米4月フィラデルフィア
連銀景況指数などが発表されます。

イースター休暇へのポジション調整はほぼ終わっているのでは
ないかと思いますが、今日・明日と為替市場は開いていますので
薄商いのなか突発的な材料で動くこともあるかもしれません。

投資戦略としては様子見、来週は米FOMCに注目しています。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2011/04/19

とあるエンジニアKさん

中長期的なクロス円買いのチャンス到来

本日(4/19)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

春も真っ盛りで、桜も徐々に散り始めております。
東北の被災地にも春は訪れているようで、桜が咲いているのだとか。
GWには新幹線開通も間に合うようで、被災からの復旧により
強い追い風となるでしょう。あとは原発問題。
一つずつ階段を上るようにして解決するしかないようです。

【本日の注目指標策】
本日の指標群は少なめ。
日本時間午前中に豪州準備銀行による議事録が発表される程度で、
その他すべて小粒な指標です。
指標発表に因る相場へのインパクトはほぼないでしょう。

【本日の戦略】
昨日は急激な円高。
イースターを控えた相場だとか、米国の格付けがどうだとかありましたが、
単なる円を売り続けた投機家によるポジション調整にあるとみております。

一方のユーロ下落の根本はギリシャ問題。
ギリシャが再び債務再編い追い込まれるという予想から、
ユーロは全面的な下落となりました。
特にユーロ円は最大3円近くの下落を見せるなど、
円とユーロというボラティリティが増加中の通貨ペアの破壊力の大きさを
見せつけました。

このギリシャ問題。
先日行われたG20では具体的な声明文は発表されず、
動向が期待されていたのですが、昨日のような結果となりました。
最近はギリシャ問題が取り沙汰されることはなく、
たまっていたエネルギーを排出するかのごとくの下落でした。
ここ2,3日は再びショックが発生する事象も考えられ、
注意が必要な相場です。

さて、チャンス到来と考えるのはこの円高。
震災からの復興を考えると、諸外国が利上げに踏み切る中、
日本は低金利を保たざるおえず、リーマン以前の円安傾向が長く続くと
思われます。よって今の状況はクロス円の買いどころともいえましょう。
特に今のポン円などの水準は震災以前の長いレンジ相場が続いた水準。
今週、来週が買いポジションを入れる絶好のチャンスかと思います。

2011/04/18

しましまさん

ドル円83円を守れるか

先週末はドル円が83.50円を下回り83円台前半〜83円と軟調に推移、
ユーロやポンドは対米ドル、対円とも弱めに推移しました。
一方、オセアニア通貨は対米ドルで堅調に推移しAUD/USDは一時1.0578ドルと
ほぼ変動相場制導入後の最高値に並ぶ位置まで回復、NZD/USDは昨年11月の
高値を抜き0.7999ドルまで上昇しました。
 
本日予定されている注目材料は以下のとおりです。
07:45:NZ・第1四半期消費者物価指数    
 
また、今日はシティ・グループの決算発表が予定されており、
決算発表を受けての株価の変動に注意しておきたいです。

先週末ドル円は東京午前には83円台後半で推移していましたが、
東京午後には83.50円を割り込みずるずると下落し欧州序盤には
一時83円割れの場面もありました。
NY時間は83円台前半で小動きとなり83.13円で引けました。

今日は83円〜50日線82.86円ではサポートされるかに注目、下抜けると
82.50円付近まで考えています。
一方、反発の流れとなると、83円台中盤〜83円台後半まで
戻していけるかを見たいです。
 
ユーロドルは先週末もソブリンリスクが意識され弱めの推移となり、
NY時間には一時1.4390ドルまで下落し1.4428ドルで引けました。
今日は先週の安値.4365ドルを下回り軟調なスタートとなっていますが、
ここから1.4350ドルを明確に割れると1.43ドル割れから1.42ドル台半ばまで
下落する可能性が考えられます。

一方、1.43ドル台半ばを守り反発すれば、1.44ドル台にしっかり乗せ
底堅い流れとなっていけるか見ていきたいです。
 
では、今日も頑張りましょう!

2011/04/15

為替見習さん

夜の米国重要指標、G7,G20に絡んだ要人発言に注目

昨日は全体的に夕方ごろまで円が力関係上強い位置に変化して
円買いが加速する展開となりましたが、NYクローズにかけては一転して
円が弱い位置に変化したことで、終値ベースの変動率は低く
ややテクニカル面で膠着感が出てきました。

木曜オープンからクローズまでの対円変動率を見てみると
NZDが0.21%、GBPが0.17%、CHFが0.13%、AUDが0.02%、
EURが0.00%、CADが-0.11%、USDが-0.35%となっていて
力関係は【NZD>GBP>CHF>AUD>EUR≒JPY>CAD>USD】という形に。

水曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【NZD>AUD>CHF>GBP>CAD>USD>JPY>EUR】でしたから北米がやや
位置を落とし、ユーロ、ポンドが位置を上げたことが見て取れます。

ただ変動率がそれほど大きくないためテクニカル面での変化はまだ少なく
今夜控える米国の消費者物価指数、NY連銀製造業景況指数、対米証券投資、
鉱工業生産、ミシガン大消費者信頼感指数速報に加えて、G7,G20に絡んだ
各国の要人発言に注意してリスク重視の姿勢で臨みたいところです。

では続いて11時時点の各通貨テクニカルをおさらいすると、
ドル円は短期がフラットで中期は上向き、長期は下向き。

またクロス円の短期はオセアニア、スイスが上向きでその他はフラット。
そしてクロス円の中期はすべて上向きで継続しています。

つまり現時点で短期・中期が揃っているのはオセアニアとスイス。
その他は短期がフラットで方向性に乏しい状態となっていますから
円売りが加速すればオセアニア、スイスは順張りロングがベスト。
その他は短期が明確になるまで無理せず様子見が良いですね。

逆に円が買われる展開になると各通貨ともにリスクが高まりますが、
短期だけを軸にするならユーロ、ポンド、カナダは値幅も出やすいですし
円が単独で買われた場合には攻める対象にしても良いと思います。

個人的な基本戦略はこれまで通り、短期を軸にしつつ、力関係上低リスクな
ものを順張りで攻める考えで変わりません。ただ短期・中期が揃っている
ものがあればそちらのほうが低リスクなので揃っているものを優先して
取引する考え。

また資金管理はいつも以上に万全にしたうえで、
想定と逆の方向に動いても良いように、上下両方に対してシミュレーションし
自分の中で消せるリスク要因は徹底的に消しておきたいところ。

特に週末金曜は過去8年間つけているFXノートを見てみても
指標の有無にかかわらず値幅が大きくなったりすることが多く、 
テクニカル的にも重要な変化があったことが多いです。 

そのため夕方から夜にかけてのテクニカルや力関係を見て
取引のチャンスがあればしたたかに狙っていきながら、
相場のリスクが大きくなった場合はムリに逆張りしたりせず
安全重視で様子見するなど自分で消せるリスクはきっちり消したいですね。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2011/04/13

ダメおやじさん

こんにちはダメおやじです。

大阪では桜が満開で例年なら花見で賑やかで、日本のことを考えれば
騒いで明るく消費活動をするのが良いとは思うのですが、大きい余震や
原発のことを考えると盛り上がりませんね。
 
先週は、日本売りで国内勢が大きく円売りに傾いたことやIMMの通貨先物でも
円が大きく売り込まれていたことで、今週は円が巻き戻すとみてポンド円は
先週末高値の140円を越えないと思い戻り売り有利の135.50円〜140円の動きと
見てましたが、昨日の下げで予想の下値まで下げてきました。
 
ドルもユーロやポンドなど欧州通貨や豪ドルに対して極端に売り込まれているため
ドルも買い戻されドル円は大きく下げないと見ていましたが、金融緩和観測の
後退からの金利安や米財政赤字が昨年の3倍という結果を見ると目先的にドル円は
買えないですね。
 
ドル円での反発が大きく期待できないならリスク回避の株安や原油相場の
下落と見るとクロス円の調整下げはもう少し有ると見ています。
特にポンド円は先週6日に大きくストップロスを取ったにも関わらず139円台で
買われ続けました。

国内投資家の買いポジションは未だに増加しているため玉整理を催促する動きと
なると134円辺りまでの下げは考えられ戻り売りで週後半にかけても臨みたいです。
 
本日は英雇用統計、米小売、ベージュブックに注目ですが株価や原油動向にも注意です。

2011/04/12

しーさん

調整モード?それとも揉み合い?

昨日は序盤こそ円売りとなりましたが、
欧州タイムからNYタイムにかけては徐々に下落する展開となりました。

EUR/USDも1時間足で下落サインがでてくるなど、
ミドルスパンのチャートでも上昇一服が顕著にでてきました。

本日は独CPI、英CPI、英小売物価指数などの指標があります。

ドイツについては確報値の発表となるので、ブレがなければスルーされるでしょうが、
先日のECB利上げの後のCPIですので、どちらかに振れたりすると
神経質な動きがでてくるかも知れません。

またまだ利上げには至っていないイギリスですが、
今回も前回から0.1ポイント高い4.5%の物価上昇予想となっています。
こちらも調整気味のポンドに対し、買いの追い風を運ぶ可能性は十分あるでしょう。

ユーロとドルでは金利面ではユーロの方が優勢です。

よって基本的にはユーロ買いの流れの中だと思いますが、
金利差に焦点があたっている現在の状況の中で
物価指標を受けてのユーロがどうなるかに注目しています。

チャートの形の上では調整モードへ。
その調整がどこまで続き、ある程度の押し目が来て
再び買いに回る日が今日なのか明日以降なのか、
この日ですと当てるのは難しいですが、
きっかけとなりそうなイベントは抑えておきましょう。

明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

2011/04/11

ZEROさん

原油など商品価格高い、円安地合い長期化へドル円は一旦高止まりか

先週末のドル円相場は85円台半ばで上昇一服、米政府機関閉鎖懸念から
ドル売りが強まると84円台後半で引けています。

原油や金など商品価格は高く、豪ドルは対ドル対円ともに堅調に推移しています。

今週のドル円相場は高止まりを予想しています。ドル売りや円買いの材料が
出たとしても、クロス円全般の地合いは強くドル円も下支えされると見ています。

投資戦略は下押しする場面があれば買いを入れ、リバウンド狙いで数日間保有して
みようと考えています。

ただし上昇は一服しているため高値を追って行くのは避けたいと思います。

本日は主だった経済指標の発表はなく株式市場も為替市場も小動きとなりそうです。
新規に材料が出た場合のみ注意が必要になりそうです。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2011/04/08

しましまさん

地震の影響注視も円安は継続か

昨日注目されていたECB政策金利発表では、市場予想通り0.25%の利上げされ
政策金利は1.25%となりました。

利上げが決定されたものの、その後のトリシェECB総裁の会見で
「今回が一連の連続行動の始まりとは決めていない」
との見解が示されたことで追加利上げへの期待が後退しユーロは売られ、
ユーロドルは一時1.4242ドルの安値をつけました。

ユーロの乱高下が落ち着いてきた午後11時32分頃に宮城県沖で震度6強の地震が発生し
相場は一転、リスク回避の円買いが進みドル円・クロス円は大幅に下落しましたが、
その後津波警報は解除、原発も異常なかったためドル円・クロス円とも持ち直す動きと
なりました。

本日予定されている注目材料は以下のとおりです。

17:30:英・3月生産者物価指数
20:00:加・3月失業率/3月雇用ネット変化
21:15:加・3月住宅着工件数    
 
今日はカナダの雇用統計の発表が予定されています。
市場予想は3月失業率は7.7%、3月雇用ネット変化は+28000人となっています。

昨日ドル円は地震後一時84.60円まで下落しましたが、すぐに85円付近へと戻しています。
85円台では上値が重いものの85円割れでは底堅い動きをしており、今日も85円付近での
底堅い動きが継続するのか見ていきたいです。
今日上方向に動けば、6日の高値85.52円を越え昨年9月17日の高値85.91円目指す上昇と
なるかを見たいです。
一方、下方向に動けば、85円割れ〜昨日の安値84.60円近辺を守ることができるかを
見たいです。
 
ユーロドルは昨日政策金利発表後のトリシェECB総裁の会見で乱高下、連続利上げ期待を
後退させるトリシェECB総裁の発言から一時1.4242ドルまで下落するもすぐ持ち直し、
1.43ドル付近に収束する動きとなりました。
今日は先ほどから6日の高値1.4348ドルに迫る動きとなっていますが、ここから上昇の
流れとなれば1.4348ドルを越え1.44ドル台へ乗せる動きとなるかを見たいです。 
一方、軟調な流れとなると1.43ドル付近がサポートとなるか、1.43ドルを
割れてくると昨日の安値1.4242ドル付近では支えられるか見ていきたいです。
 
では、今日も頑張りましょう!

2011/04/07

とあるエンジニアKさん

レンジ相場から放たれた相場

本日(4/7)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

春がきました。
横浜の桜は5分咲きといったところで、これから満開を迎えるところ。
これが例年並みとのことですが、なんとなくいつもより遅いような気がします。
新入社員もゾロゾロと入ってきたようですし、一年で最もよい季節を迎えております。
週末は花見でもして経済を回して来ようと思います。

【本日の注目指標策】
原発関連のニュースが気になるところですが、
それを材料として動く時期はすでに過ぎ去ってしまった模様。
よっぽど大きい事象が発生しない限りは気にしなくても問題はありません。

本日は指標が多め。

日本時間では豪州で雇用統計の発表と白川日銀総裁の記者会見発表。
そして欧州時間ではBOE及びECBの政策金利発表とトリシェ会見です。

今回のECB政策金利発表では、1.00%から1.25%への利上げが予想されております。
相場の動きはすでに織り込み済みでしょうが、
注目すべきは今後の動向。
新興国はさておき、欧米も政策金利の上昇時期に入ってきております。

背景は原油や穀物等の物価上昇。
金融緩和政策によってお金の流れが潤沢になった結果、
投機先として挙げられた項目は歴史的な高値が続いている模様。
最終的には消費者にとってマイナスとなるインフレを防ぐため、
各国は金融引き締めの時期に入っています。

金利の場合は発表よりも事前にその値動きを織り込むことが大半であり、
独歩高があった場合にはその国の金融政策に注目し、
先読みしたポジションを取るのがベターな戦略かと思われます。

【本日の戦略】
円安相場が続いております。
長らくレンジ相場が続いていたクロス円の相場でしたが、
震災をきっかけとして超円高、そして円安の流れに来ております。
ドル円は85円程度で、この1週間で数円の値動きですが、
ユーロ円などは10円近い値動きが発生するなど、
レンジ相場から放たれた相場を形成しております。

これは悲観的な観測による円安と見られます。
震災の影響によって日本の長期低迷は避けられないようで、
その政策として長期的な金利政策をとらざるおえない模様。
欧米各国とは真逆の政策であり、日本とそれ以外で政策金利への格差が
懸念されます。

その結果、各投機家は円売りに動き、更なる円安に拍車がかかる。
そうなればFXなどの個人投資家も円売りに動くことが想像され、
今の円安相場は確実な流れとなることが予想されます。

やはり中長期的な円安は避けられないようで、当方としてもポジションを推奨します。
今すぐにポジションをとるのではなく、ここ最近の急激な円安に一服ついたところでの
買いを目指します。
時期としては今週、あるいは来週最初を考えておりますが、
中長期的な相場故に無理なポジション取りは控えたいと思います。

大変な相場が続くようですが、しっかりと気を引き締めて頑張って働き、
少しでも日本経済に貢献できればと思います。

2011/04/05

為替見習さん

RBA政策金利発表とその後の円を軸とした力関係・テクニカル変化に注目

昨日は全体的に先週に比べると変動率が低くなって
終値ベースでは各通貨の力の差がほとんど無い状態で引けたため
テクニカル面でも少し方向性が乏しくなった1日となりました。

月曜オープンからクローズまでの対円変動率を見てみると
CHFが0.15%、NZDが0.09%、GBPが0.06%、USDが-0.04%、
EURが-0.06%、AUDが-0.17%、CADが-0.32%となっていて
力関係は【CHF>NZD>GBP>JPY>USD>EUR>AUD>CAD】という形に。

先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【NZD>CAD>GBP>AUD>EUR>USD>CHF>JPY】でしたから
これまで典型的な「リスク選好型」だったものが崩れており、
各通貨の差が少なくなっていることが見てとれます。

そのためテクニカル面でもこれまでより少しリスクが高くなっていますので
今日昼に発表されるRBA政策金利発表後の力関係・テクニカル変化をしっかり
把握しその上で低リスクなものがあれば攻めるというリスク重視の姿勢で
臨みたいところです。

では続いて11時時点の各通貨テクニカルをおさらいすると、
ドル円は短期、中期がともに上向きで、長期は下向きで継続中。

またクロス円も短期は全て上向きですが、力関係上弱い位置で引けた
豪ドルとカナダはそれぞれ下の抵抗帯上限まで落ちていて、これまでの勢いは
なくなっています。
そしてクロス円の中期はNZDがフラットでその他は上向きで継続中。

このようなテクニカル状態ですから、現状はドル円とオセアニア、カナダ以外で
短期・中期がともに明確な上向きで揃っている状況で比較的低リスク。
オセアニア、カナダはこれまでより少しリスクが増していると言えますね。

今後のポイントは円を軸とした力関係変化で、
ここからさらに円売りが加速するような状態になれば
各通貨ともロングには絶好のチャンスとなりますので
順張りでこまめにまわしていく取引を行うと良いでしょう。

逆に円買いに変化すれば各通貨の短期は悪化することになるので
一旦各通貨ともに攻めるにはリスクが高い状況になりますし
この場合は無理して攻めてもリターンが望みにくいですから
無理せず様子見して再び改善するのを待つのが良いと思います。

また今日はRBA政策金利発表の後も、夜には米国のISM非製造業景況指数、
そして夜中にはFOMC議事録を控えていますから、夜の相場で動く可能性を考えて
取引する場合は早めに手仕舞いしてリスクを減らす工夫をしたいところ。

個人的な基本戦略はこれまで通り、短期を軸にしつつ、力関係上低リスクなものを
順張りで攻める考えで変わりません。ただ短期・中期が揃っているものがあれば
そちらのほうが低リスクなので揃っているものを優先して取引する考え。

また資金管理はいつも以上に万全にしたうえで、
想定と逆の方向に動いても良いように、上下両方に対してシミュレーションし
自分の中で消せるリスク要因は徹底的に消しておきたいですね。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2011/04/01

ダメおやじさん

こんにちは、ダメおやじです。

波乱の3月も終わり本日から新年度入りですが原発問題が影を落とし、
明るく向かえられる状況ではないようです。
 
今週は、私は地震による日本の景気低迷、停電などによる輸出の不振、更に
財政懸念から円安の流れになる、また米連銀総裁の相次ぐ出口戦略で大きく
売り込まれているドルの買戻しがでるとみてポンドドルの売り有利と見てました。
 
円安、ドル高は予想通りですが英欧の利上げ期待からクロス円も大きく買われ
ポンドドルは下げないですし、ユーロドルは値を上げる展開となり少し思惑とは
違ってきています。
 
ただ、昨日のポンド円、ポンドドルの動きを見る限り英の経済減速に対して
ポンドは買われ過ぎと思われ、ポンドドルの戻り売りで良いとは思っています。
1.60で抵抗してますが明確に割れれば1.58を狙いそうです。
ポンド円はドル円次第ですが134円前後は戻り売りに分が有ると見ています。
 
ドル円ですが、今は押し目買い有利で本日の雇用統計が良ければ超金融緩和の解消、
年末には利上げ期待で2月高値の84円、昨年12月高値の84.50円を狙う可能性は
充分有りそうです。
ただ、米住宅は悪く、本日の雇用統計が悪ければ出口戦略がトーンダウンする
可能性は有りますが、それでも下値は82.50円、或いは82円までとみて押し目買い
有利と見ています。
 
本日も動きそうで幸先の良いスタートを切りたいですが、逆に動いたときは素直に
負けを認めて資金管理を確りとしたいですね。

尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。