兵ブロガーバックナンバー(2011年05月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2011年05月

2011/05/31

為替見習さん

休場明けの英国、米国市場動向とBOC政策金利発表に注目

昨日は英国、米国市場がともに休場ということもあって
日中の高値安値の変動率、終値ベースの変動率が非常に低く
テクニカル面でも全体的に膠着して引ける形となりました。

ただ今日午前中は円が売られる展開となっているため
クロス円のテクニカルは回復していますので、
夕方から夜にかけての動きがポイントとなりそうですね。

ではまず月曜オープンからクローズまでの対円変動率をおさらいすると
CADが0.16%、USDが0.14%、NZDとCHFが0.11%、
EURが0.10%、GBPが0.08%、AUDが0.07%となっていて
力関係は【CAD>USD>NZD≒CHF>EUR>GBP>AUD>JPY】という形に。

先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【CHF>EUR>JPY>NZD>GBP>AUD>CAD>USD】でしたから
弱い位置にあった北米が強い位置に変化してきていることや
円が位置を落していることが見てとれます。

続いて11時時点のテクニカル状況ですが、
昨日の変動が少なかったため全く変化はなく
ドル円は短期が下向き。中期は上向きで下の抵抗帯下限に位置。

またクロス円ではカナダの短期が下向きで上の抵抗帯半ばに位置していますが
それ以外の短期は今日午前中の動きで回復して上向きになっています。
また中期は各通貨とも上向きで下の抵抗帯上限から半ばに位置。

つまり現時点でカナダ以外のクロス円で短期・中期が上向きで揃っており
このまま円売りが加速すれば順張りロングのチャンスとなりますから
夕方以降は特に円を軸とした力関係変化に注目したいところ。

ただドル円については短期が戻しても円と力関係上差が無ければ
少しリスクが高いといえるので、クロス円を見るほうが良さそうです。

逆に全体的に円が買われる展開となれば各通貨の短期は悪化しますので
現時点で短期が下向きであるカナダはショートのチャンスとなりますし
その他は一旦リスクが高い状態に変化します。

ただカナダにおいても慎重に攻めたいのであれば、中期が下向きに変化するのを待って
短期・中期が揃ったらショートで攻めるようにすると良いでしょう。

個人的な基本戦略はこれまで通り、短期を軸にしつつ、力関係上低リスクなものを
順張りで攻める考えで変わりません。ただ短期・中期が揃っているものが出れば
そちらのほうが低リスクなので揃っているものを優先して取引する考え。

また今日は夕方以降各国の重要指標を多く控えていますし
BOC政策金利発表など重要度の高いイベントも予定されているので
資金管理はいつも以上に万全にしてから相場に臨みたいところ。

さらに想定と逆の方向に動いても良いように、
上下両方に対してシミュレーションしてチャンスを狙っていきながら、
相場のリスクが大きくなった場合は無理に逆張りするような取引は避けて
安全重視で様子見するなど自分で消せるリスクはきっちり消したいですね。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2011/05/27

ダメおやじさん

こんにちはダメおやじです。

5月もいよいよ終盤になりましたが5月の連休明けからドル円、
クロス円とも長いレンジ相場が続いています。
ポンド円も130.20円台から134円のレンジ相場でこの2日間で
133円台中心で膠着状態です。
 
ドル円が米指標が軒並み悪く弱含みですが、英のインフレからの
利上げ期待も根強く利上げ期待からポンドドルが強い動きをしているため
ドル円とポンドドルの綱引きで動きが取れない状況です。
 
日足75日移動平均線のある133.51円に上値を抑えられている状況ですが
目先は134円を越えられるかがポイントと見ています。
134円では戻り売りを浴びそうですが、戻り売りを消化して上に抜ければ
135円を狙う動きになりそうです。
逆に越えられず132.60円を割り込むようなら132円割れは押し目を買われそうですが
目先は130.70円を狙う動きとなりそうです。
 
それまでは様子見か小幅逆張りが良いと思ってます。
 
本日はNYでのドル円の動きでしょうね。
昨日、81.50円を割り込み私が下値のメドとしていた81.30円も割り込みました。
 
本日はミシガン大消費者信頼感指数に注目ですが、最近の米景気指標は
相当悪くなっておりミシガンが悪ければ81円を支えられるかどうか注目しています。
 
週末です、頑張りましょう。

2011/05/26

しーさん

ドル円ブレイク期待

九州では例年よりかなり早く梅雨入りしたようですが、
そんな中での晴れの日は貴重さを感じます。

今日からまた天気は悪くなって不安定のようですが、
市場もからっとしてくれるとわかりやすいのですが・・・。

昨日はユーロドルが1.41中盤まで戻したと思えば、
欧州の政局関連の噂で1.4000付近まで下落したり、
中国の景気の行方に影響されて豪ドルが下がったと思えば、
中東勢が買い支えて戻したりと正直よくわからない動きが続いています。

唯一わかりやすいと言えばドル円が82円20銭の90日移動平均線を
何度もトライしてそのうち上抜けるのでは?といったことくらいでしょうか。
ここをブレイクすれば83円に一歩前進できそうです。

さて本日はドル関連ではNYタイムに米GDP改定値の発表があります。
速報値(1.8%)から0.4ポイント上昇した予想値がでており、
ドル円にとっては後押し材料となりそうです。

また雇用先行指標でもある失業保険申請件数も気にしておきたいところ。
40万件前後での推移となっていますが、39万件台と減少傾向を見せると
雇用統計への期待が高まり、こちらもドル買い材料となりそうです。

当然ながら悪い方向への数値となれば逆の結果となるので
あまり一方的な決め打ちはできませんのでご注意を。

本日も欧州からの発言や材料などで
ユーロを中心に不安定な状況が続きそうです。
難しいと感じたら無理にエントリせず、
わかりやすいタイミングまでじっくり待つことを忘れずにいきましょう。

2011/05/25

ZEROさん

5-6月ファンド勢決算から株式市場元気なし、リスクオンに変わるタイミングの見極め

ドル円相場は、24日も82円台前半まで上昇するものの上値も重く81円台後半で
揉み合う時間帯が長くなっています。
昨日はNY時間午前中までは「円安+ドル安」方向へじりじりと進んだものの
結局はNYダウが25ドル安、3日続落となってしまい力強い動きがみられません。

4月後半に向けては米国の景気回復期待などを背景にリスクオンの動きが
加速する場面がありました。
その後GW前後あたりからは5-6月ファンド勢決算での利益確定売りで
それまでとは反対の動きとなり、その間にギリシャ財政問題の悪化や
米経済指標の悪化で「踊り場」と予想してきた株式市場はイメージよりも
やや軟調に推移しています。

本日は17:30に英第1四半期GDP改定値、21:30に米4月耐久財受注の
発表があります。

引き続き元気のない相場が予想されるため、大きな新規材料が出ない限りは
差益が出たら早めに利益確定していくトレードが良さそうです。
6/3の米雇用統計を通過したあたりからまたリスクオンの動きが再開してくる
イメージで見ておきます。

それまでは円相場もドル相場も揉み合いやすそうです。
※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2011/05/23

とあるエンジニアKさん

英国も政策金利上昇時期に

本日(5/23)はとあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

プロ野球のナイターが開催され始めました。
デーゲームばかりの4月の日程になんとなく違和感を感じていたのですが、
やはり野球はナイターにやるほうがしっくりきます。
今後、夏に向けて電力需要とその供給が気になるところですが、
なんとかして最適解を探し、開催し続けてもらいたいと思います。

【本日の注目指標策】
本日発表される指標は小粒。
特に注目するに値する指標はありません。

【本日の戦略】
先週ぐらいからドルにしても、円にしても、
売り買い要因が拮抗し、値動き乏しい相場が続いております。
なかなか相場に対して積極的に動きを取ることができず、
ここ最近の相場を眺めております。

短期で相場が動かないのであれば中長期ならば。
ということで、各国の政策金利が気になるところです。
言わずもがな、政策金利は各国の金融政策を決める、
最も重要なファクターでありますが、
各国は国内のインフレによって利上げする時期を迎えております。
特に米国、欧州圏は今は最もホットな話題であり、
既に利上げ方面に傾いている今、
相場参加者の関心項目は「いつか」ということに集まりつつあります。

そんな中で意外に忘れられがちなのはポンド。
欧州や米国と同様に、国内のインフレが懸念事項、
既に英国内のエコノミストによって、「長期のインフレ放置は英国経済に打撃」
と表明し、今のインフレ状況を警告しております。
インフレを防止するには利上げしかなく、長い間0.5%だった金利を利上げする
必要性に迫られております。

英国の金利はリーマンショック依然には4から5%の高い水準を誇り、
日本円との組み合わせでポンドを買う、「スワップ派」
の一角を担い続けてきた高金利通貨の面をもっておりましたが、
リーマンショック以降は1年間で利下げを繰り返し、
今では0.5%水準という、ほぼゼロに近い数値でお金を供給し続けてきました。
2009年3月より今の水準となったわけですから、
利上げが実施されば実に3年振りのこととなります。
かつての1ポンド250円という水準には戻らないとしても、
長期的な円安の方向性を考えると、今後上昇気流に乗る可能性が高い通貨です。

政策金利を語るうえで忘れてはいけないのは相場参加者の反応。
金利の場合は、小さな指標と違ってたくさんの人間の目に触れる値であり、
その発表の際に乱高下する可能性は他指標群とくらべても低くはありません。
が、実際に発表される頃には「事実で売って…」の世界であり、
通常、政策金利発表の1,2週間前が「利上げ確実」のニュースが相場を大きく動かす。
当方のつたない経験ではそのようなことが多く、
どの国にしても政策金利は前後1,2週間のスパンで見たほうがベターともいえます。
もちろん予想に反しての利上げや、一気に0.5%の利上げなど、
当日発表時にサプライズがあるのも注意が必要です。

今週はさておき、来週は欧州・英国など政策金利発表のラッシュ。
ということは今週はその発表に関して何らかの言及があることが期待されます。
そのニュースをしっかりとつかむよう、相場に取り組んでください。

2011/05/20

しましまさん

米指標の弱い結果からドル軟調に

昨日は、東京午前に発表された日本のGDPが予想より大幅な悪化となったことなどから
全体的に円売りの流れとなりましたが、NY時間には米4月中古住宅販売件数、
米5月フィラデルフィア連銀景況指数、米4月景気先行指数の結果がいずれも
予想より弱かったことから、ドルは他通貨に対し軟調に推移しました。
 
本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

 - :日銀政策金利発表
20:00:加・4月消費者物価指数
21:30:加・3月小売売上高

今日は日銀政策金利発表、15:30に白川日銀総裁の記者会見が予定されています。
政策金利は据置きが確実視されており市場への影響はほとんどないものと思われますが、
白川日銀総裁の会見で今後の緩和策について何か言及があるのかなど注目したいです。
 
昨日のドル円は円売り基調でNY序盤には82.22円の高値を付けましたが、
その後弱い米指標を受け反落しNY午後には81.50円を割り込む場面もありました。
今日は81.70円付近で推移していますが、ここから81.50円付近をサポートに
堅調な流れとなれば50日線81.88円を越え82円台へ乗せ、82円付近で定着して
いけるか見たいです。 
一方、81円台半ばを割りこむと81.30円付近まで、まだ下へ行くと81円割れまでの
下落が考えられます。 
 
昨日のユーロドルは、NY時間まで1.42ドル台前半〜1.43ドルの間での推移でしたが、
NY時間に弱い米指標が発表されてから徐々にドル売りの流れとなり1.43ドルを越え、
1.4324ドルの高値をつけました。今日は1.43ドル付近で推移していますが、
今日も堅調に推移すれば1.43ドル付近を固め、5月11日以来の1.44ドル台を目指す
流れとなるか見たいです。
一方、ここから1.43ドル〜50日線1.4289ドルを割り込むと、1.4240ドル〜
昨日の安値1.4206ドル付近までの下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2011/05/19

為替見習さん

円、ドル軸の動きと夜の米国重要指標に注目

昨日は全体的に朝から円、ドルが買われる展開となりましたが
NY市場に入って流れは一転。今度は円が売られる展開に変化し、
そんな中でポンドが力関係上弱い位置に変化するなど
1日を通して活発に力関係が変化する展開となりましたね。

水曜オープンからクローズまでの対円変動率を見てみると
NZDが1.00%、CADが0.56%、USDが0.52%、AUDが0.43%、
EURが0.39%、CHFが0.27%、GBPが-0.16%となっていて
力関係は【NZD>CAD>USD>AUD>EUR>CHF>JPY>GBP】という形に。

火曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【AUD>EUR>CHF>NZD>GBP>CAD>USD>JPY】でしたから
豪ドル、ユーロ、スイスが位置を上げ、ポンドが位置を落としていること、
円が弱い位置をキープしていることなどが見てとれます。

続いて11時時点のテクニカル状況ですが、ドル円は短期が上向きで
中期は上向きで継続も下の抵抗帯下限に位置しています。

クロス円の短期はポンドのみフラットでその他は上向き。
またクロス円の中期は各通貨とも上向きで継続していますが、
それぞれ下の抵抗帯半ばから下限に位置している状況。

そして攻める対象となるかという点では、現時点で短期・中期が上向きで揃う
ドル円と、ポンド円以外のクロス円では円売りが加速すれば順張りロングのチャンス。
また円売りが加速すればポンドの短期も改善する可能性が高いので
全体的に順張りロングにはリスクが低い相場になりますね。

逆に円が買われる展開に変化した場合には
各通貨の短期が一旦悪化することになり、リスクが高まるため
無理せず様子見に切り替えて再び低リスクになるのを待つのが良いでしょう。

特に今日は夜に米国の重要指標である中古住宅販売件数、PHILLY-FED指数、
景気先行指数の発表を控えていますし、昨日もNY市場で円、ドルを軸として
大きく流れが変わりましたので、その時間帯は特に注意して相場を見たいところ。

ここ最近は円、ドル軸に加えユーロを軸とする動きがあるため
力関係がかなり入り乱れて変化するような動きが増えてきていますが
基本は円、ドルを軸とした動きを見ておくと、相場に惑わされにくいですし
ドル円、クロス円の中で低リスクな通貨と高リスクな通貨が見分けやすいと思います。

個人的な基本戦略はこれまで通り、短期を軸にしつつ、力関係上低リスクなものを
順張りで攻める考えで変わりません。ただ短期・中期が揃っているものがあれば
そちらのほうが低リスクなので揃っているものを優先して取引する考え。

また資金管理はいつも以上に万全にしたうえで、
想定と逆の方向に動いても良いように、上下両方に対してシミュレーションし
自分の中で消せるリスク要因は徹底的に消しておきたいところ。

また取引のチャンスがあればしたたかに狙っていきながら、
相場のリスクが大きくなった場合は無理に逆張りしたりせず
安全重視で様子見するなど自分で消せるリスクはきっちり消したいですね。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2011/05/17

ダメおやじさん

クロス円、ドルストレートの戻り売り有利の展開か?!

こんにちはダメおやじです。
 
週明けの昨日はドル円、クロス円とも上下に振れましたが全般に小動きで
方向感のない動きとなりました。
 
今週の注目は、国内では東電の賠償に絡んで銀行、生保の債券放棄が話題になっており、
メガバンクの株価が下落しており格下げの噂も有るようです。
ただ、金融機関の債券放棄は逆をいえば埋め合わせのために海外資産の売却による
円高要因になる可能性も有りますので注意ですね。
 
海外では、ギリシャ懸念で相場は動きそうです。昨日のユーロ圏財務相会合、
本日のEU財務相会合でギリシャ問題の行方が気になりますが、
伝え聞くところによるとポルトガル支援は決まりそうですがギリシャに関しては
先送りとなりそうです。
株や原油は週明けもリスク懸念から下落しており懸念が解消しない限りクロス円、
ドルストレートは戻り売り有利の流れに変化はないと見ています。
 
私は今週もポンド円の戻り売りが良いと見ています。
ドル円が80円台中心で動意薄となりそうなのが気にはなりますが、
ポンドドルが日足75日移動平均線を下回ったことで戻りを売られやすい状況に
なったと見ています。 ポンド円は、日足75日移動平均線の有る133.50円辺りをストップで 戻り売りが良いと思っています。 下値は130.20〜130.30円では強力にサポートされていますが下に抜けると ストップを絡めて128円台までの下げも考えています。 国内勢は相変わらすドル円、クロス円を大きく買っていますが、 海外勢は円の売りを解消して先週末では買い越しとなっておりドルも ユーロやポンドに対して買い戻されており、海外勢のこの流れは 今週も継続と見ています。 本日は英、米で指標も有りますが、今は株価やギリシャに絡んだ要人発言で 相場は動いており動きも変化しやすいので注意しましょう。

2011/05/16

しーさん

ギリシャ債務再編

5月の連休が過ぎ、休み明けの1週間が終わりましたが、
ここから7月にかけて祝日がないので、
働いている人は毎週ちょっと憂鬱な気分になりそうですね。

原発問題や浜岡原発停止による全国的な全力不足などで
節電もしていかないといけませんし、コマツの週休3日は
英断かも知れません。

といっても休みが欲しいという不純な要求ではないですし、
お給料に関わってくるとなるとそれはそれでもっと働かせて欲しい
という人もいるでしょうし、難しいですね。

個々人の微力が集まれば大きな力となるでしょうから、
みんなで協力しながらこの夏を乗り越えましょう!

さて先週末はEUR/USDが急落し今朝も1.4100台を一時割り込んできています。

米株価や商品相場も下落傾向にあり、
ポルトガルのGDPが2四半期連続のマイナス成長となったことから、
ギリシャの債務再編の懸念だけでなくポルトガルや欧州全体の債務問題が
懸念の対象となりユーロ売りが断続的に発生したようです。

ゴールデンウィークごろはIMMポジションはユーロのロングポジションは
10万枚近くありましたが、先週頭の時点では約4割減少し、
週後半にかけてさらにポジションが解消されていると予想されます。

しかしまだユーロロング持ち越し状態となっていることが推測され、
欧州リスクを回避する動きがつづくことになれば
さらにポジション解消からユーロ売りが進み、
1.4000の大台割れも視野に入ってきます。

さらに円買いによりクロス円も連れ安となっていますので
ある程度の戻しがあったとしてもその後の反落を狙う形で
勝負していきたいと思います。

2011/05/13

ZEROさん

商品価格動き荒い株価踊り場継続、ドル円揉み合い

12日の欧米時間は銀先物や原油先物など先週から続く商品価格の荒い動きに
左右される展開となりました。
欧州時間には銀先物の下落や中国の引き締めを受け円買いが優勢、
NY時間には新規失業保険申請件数が43.4万件となり市場予想と
ほぼ同じ結果もまた40万件超え。

米4月小売売上高は+0.5%で波乱なし、4月生産者物価指数は+0.8%で
若干ドル買いで反応しています。

金融市場全体としては、4月後半に向けて「ドル売り+米株高+商品高」
リスクオンの流れに乗ってトレンドを推し進めたファンド勢などが
5〜6月決算に向け、GWあたりから手仕舞いした。

というのが実際のところだと思います。秋にも通常であれば
9月後半あたりに向かって勝負をかけ、10〜11月に手仕舞い→感謝祭へ
という流れと同じものと考えています。

加えてギリシャ財政問題、銀証拠金引き上げ、中国の引き締め、
米経済指標の悪化などが重なり手仕舞いを後押しした相場かと思います。

本日は米4月消費者物価指数、米5月ミシガン大消費者信頼感指数速報値が
発表されます。

5月も2週が終わろうとしていますが、先週から本格的に
「ドル売り+米株高+商品高」リスクオンの流れを手仕舞いしていますので、
もうしばらくは大きくリスクオンの方向には動きにくいと考えています。

株価もドル円も揉み合いを予想しています。
※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2011/05/11

とあるエンジニアKさん

ギリシャ問題とスイスフラン

本日(5/11)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

GWも終わり、通常の日々が戻ってまいりました。
徐々に気温が上昇し、時々夏日を観測する日も。
沖縄地方では台風1号も発生したようですし、
徐々に梅雨、そして夏の季節の到来を感じつつあります。
今年の夏は電力消費を極力抑えなくてはいけない、
ということで、さまざま方策が打ち出されております。
更に追い打ちをかけるように中部電力の原発停止問題が挙げられ、
我々一般市民はその動向に注力するしかすべはないようです。

今年の夏は例年以上に暑い夏となりそうです。

【本日の注目指標策】
本日の指標群は小粒。
ドイツ消費者物価指数。
英国BOE四半期インフレ報告などが予定されておりますが、
いずれにせよ相場に対して直接的に大きな影響を与えることはないでしょう。

【本日の戦略】
ギリシャ問題が再び注目されております。
今週に入ってからS&Pによる格付けを従来のBB-からBへと二段階下げました。
この信用格付け。
かのリーマンショックもこの評価によって大きく相場を動かしました。それぐらいの大きなインパクトのある指標だったわけですが、
ユーロ相場の反応はさほど大きいものではなく、
ユーロスイスなどではむしろ発表翌日の5月10日には大きく上昇しました。
テクニカル的な底値による反転とも考えられますが、
今回の上昇はファンダメンタルの延長とも見てとれます。

ECBをはじめとして、ギリシャ救済策は様々なものが打ち出されておりますが、
結局のところは大きな成果を出すことなく相場は流れ続け、
ギリシャ問題は収束の兆しを見せようとしておりません。

政策金利の上昇など、今は景気刺激策の出口戦略を求められている
ユーロ圏ですが、まだまだこの混乱は続くようです。

また、この混乱の中で注目する通貨として挙げられるのはスイスフラン。
日本円と同様に「安全通貨」あるいは「避難通貨」として知られており、
日本が震災の影響で混沌としている中で、
消去法的にスイスフランはその値を上昇させつつあり、
ドルスイでは歴史的水準というところまで値を下げつつあります。

スイス国内において、各先進国同様にインフレリスクが高まっておりますが、
その中での強い成長を見せている結果、現在のスイスフラン高状況からの脱出、
つまりスイスフランの下落は「経済に打撃を与える」
として、スイス中央銀行にも通貨高にお墨付きを与えています。

こちらの状況もまだまだしばらくは継続しそうな状況を示しております。

このような状況において、クロス円は下落の勢いをなくしつつあり、
クロス円底値買いのチャンスが到来している模様。
買いのチャンスを探し、ポジションを入れたいと考えております。

2011/05/10

しましまさん

ユーロ軟調な流れ続く

昨日は、NY時間に格付け会社S&Pがギリシャ格付けを2段階引き下げ、
更なる引き下げの可能性も示唆したことでユーロは大幅に売られ、
ユーロドルは一時1.4253ドル、ユーロ円は115.02円まで下落し
全体的にリスク回避の動きとなりました。
その後は商品価格の上昇やNYダウが反発したことから、ユーロドルも
1.4368ドルまで反発しました。

本日発表が予定されている主な経済指標は以下のとおりです。

10:30:豪・3月貿易収支 
11:00:中国・4月貿易収支    
16:15:スイス・4月消費者物価指数

 また、今日は3年債320億ドルの米国債入札が予定されており、
入札を受けての米長期金利の動向にも注意しておきたいです。

昨日のドル円は、NY時間まで80.60円付近で小動きでしたが、
NY時間じりじり下落し一時80.18円の安値をつけました。
今日も80円台前半で推移していますが、このまま軟調な流れが続くと
80円割れし3月17日の安値から4月6日の高値までの上昇幅に対する
61.8%押し79.88円、5日の安値79.56円付近への下落が考えられます。
一方、反発の流れとなると、80円台前半を維持しながら80.50円を
サポートとする動きへ持ち直してくるかを見たいです。
 
昨日のユーロドルは、S&Pのギリシャ格付け2段階引き下げ等により
一時1.4253ドルまで下落、その後は商品価格の上昇やNYダウの反発もあり
1.4368ドルまでの反発となりました。

現在は1.4340ドル台付近で推移していますが、ここからも反発続けば
1.43ドル付近をサポートに昨日の高値1.4441ドル付近まで戻す強さがあるか、
そして1.4441ドルを越えることができるか見たいです。
一方、下落の流れ継続となると、1.43ドルを割り込み昨日の安値1.4253ドル、
今年1月の安値から5月4日の高値までの上昇幅に対する38.2%押し・
1.4150ドル付近までの下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2011/05/09

為替見習さん

雇用統計明けの各国市場初動と、ギリシャ問題再燃のユーロ軸の動きに注目

今日は朝のオープン時に少し窓が開いてスタートしたことに加えて
全体的に午前中は円が売られる展開で先週末の流れから少し変化が
見られますが、まだ明確なテクニカル変化が出るほどの動きには
なっていませんので夕方以降のヨーロッパ、ロンドン、NY市場に
注目したいところです。

金曜NY終値時点から10時までの対円変動率を見てみると
CADが0.58%、AUDが0.53%、EURが0.31%、NZDが0.22%、
USDが0.16%、CHFが0.14%、GBPが0.05%となっていて
力関係は【CAD>AUD>EUR>NZD>USD>CHF>GBP>JPY】という形に。

金曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【AUD>NZD>GBP>CAD>USD>JPY>CHF>EUR】でしたから
弱い位置にあったユーロが位置を上げていることに加えて
ポンドや円が位置を落すなどの変化が見られますが、
前述のようにまだテクニカル面では大きな変化はありません。

続いて10時時点のテクニカル状況ですが、ドル円は滝がフラットで
中期は上向きで継続も下の抵抗帯下限に位置しています。

クロス円の短期はカナダとオセアニアがフラットで、欧州系は下向き。
またクロス円の中期は各通貨とも上向きで継続していますが、
それぞれ下の抵抗帯半ばから下限に位置している状況。

そして攻める対象となるかという点では、現時点で短期・中期が上向きで
揃うものはなく、際立ってリスクが低いものはありませんが、短期軸で
見ていく場合には欧州系クロス円の短期が他よりも明確な状態となって
いますから、相場が円買いで加速すれば順張りショートのチャンスと
なりますね。

逆に現在のように円が売られる展開が加速していくようであれば
各通貨の短期テクニカルは回復していくことになりますので、
短期が上向きになればクロス円では短期・中期が上向きで揃うものが
出てきてロングにはリスクが低い状態となるわけです。

そのため今日の焦点は円、ドルを軸として相場が動くかどうかという
点と動いた際の力関係・テクニカル変化が最大の注目ポイント。

特にここ最近は円、ドル軸に加えユーロを軸とする動きがあるため
力関係がかなり入り乱れて変化するような動きが増えてきていますが
基本は円、ドルを軸とした動きを見ておくと、相場に惑わされにくいですし
ドル円、クロス円の中で低リスクな通貨と高リスクな通貨が見分けやすいと
思います。

個人的な基本戦略はこれまで通り、短期を軸にしつつ、力関係上低
リスクなものを順張りで攻める考えで変わりません。ただ短期・中期が
揃っているものがあればそちらのほうが低リスクなので揃っているものを
優先して取引する考え。

また資金管理はいつも以上に万全にしたうえで、
想定と逆の方向に動いても良いように、上下両方に対してシミュレーションし
自分の中で消せるリスク要因は徹底的に消しておきたいところ。

特に雇用統計明けということで各国市場オープン直後の動きには注意ですし
今夜は力関係・テクニカル面で大きな変化が出る可能性が十分あります。

そのため取引のチャンスがあればしたたかに狙っていきながら、
相場のリスクが大きくなった場合はムリに逆張りしたりせず
安全重視で様子見するなど自分で消せるリスクはきっちり消したいですね。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2011/05/05

ダメおやじさん

こんにちは、ダメおやじです。

GWもいよいよ終盤になってますが今週は円高傾向が続いていますね。
今週も残り2日ですが、本日のECB、BOEのレートアナウンス、
週末の雇用統計と海外で波乱必至の状況と見ています。
 
ドル円ですが、FRBの金融緩和継続観測や最近の米指標が軒並み悪く、
81円、80.70円、80.50円での買いを消化しながら昨日は80.42円まで
下落しました。地震により国内、海外投資家がドル円を売り過ぎており
買戻しがでているようです。
明日の雇用統計次第では80円を割り込みストップを巻き込む可能性も
充分有ると見ています。
 
私のメイン通貨でも有るポンド円も下げ幅を拡大しています。
利上げ観測から138円〜140円で買われその後も押し目買いで国内勢中心に
買われましたが136円で跳ね返され昨日は133円割れまで下落しました。
昨日の欧州でS&P社の早期利上げ観測で134.24円まで買戻しで
反発しましたが戻りを売られました。
 
本日のBOEは全て現状維持と見ており戻りは133.80円で越えれば昨日高値の
134.20円までと見ています。値段は日足75日移動平均線を下に抜けており
戻り売り有利で132円割れも十分考えられ、目先は130.30台への下落も
考えられそうです。
 
昨日高値を更新した後に下落したユーロドルですが本日のECBは金利は
据え置きと見ています。
しかし、トリシェECB総裁の声明で次回での利上げを示唆すれば再度反発する
可能性は有りますが、少し株価や原油相場の上値が重くなっているようなので
戻りは昨日高値か1.50ストップで売りが良いとは思ってます。

ただ、ドルに先安感が強まれば下げにも限度が有りそうで、今はドルストレート
よりドル円、クロス円の戻り売りのほうが良いと見ています。

最初に書きましたが週末まで為替相場は荒れそうですので資金管理を
確りとして臨みましょう。

2011/05/04

しーさん

ドル買いの材料

昨日は豪RBA政策金利の発表がありました。

金利は4.75%の据え置きのままとなりましたが、
世界的な物価高への懸念と豪州国内の伸びを強調し、
今後の豪ドル強含みへの期待を匂わせた声明となりました。

豪ドルは対ドルでは1.1000手前まで上昇しており、
豪ドル円も90円の大台手前でもみ合い状態となっています。
今後も中期的にみて上値更新の期待がもてそうです。

さて本日はユーロ圏の小売売上高のほかに、
NYタイムにはADP雇用統計とISM非製造業景況指数の指標発表があります。

ADP雇用統計では前回とほぼ同数の+20万人が予想されています。
去年の4月のNFPでは雇用者数は増加してきましたが、
過去には大幅減となる年もありました。

金曜日のNFPの前哨戦として様子を見ておくことにしましょう。

またISMでは月曜日の製造業景況指数の内訳では、
雇用はやや減少となっていました。

中東問題の1つが解決し、センチメントが改善したとの見方もありますが、
金利レースにおいてきぼりのドルが大きくドル買いに傾くには、
少々賞味期限切れの材料でもありますので、
基本はドル売り目線で戻りを狙っていく戦略を継続したいと思います。

明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

2011/05/03

ZEROさん

進むドル安、ドル反転の時期を探り続ける展開に

2日は東京時間にアルカイダのウサマビンラディン殺害との報道を受け
ドル円・クロス円は一時買いが優勢となりました。
その後はドル円・クロス円ともに上値重くドル円は81円台前半で
クローズしています。

本日は東京市場は憲法記念日休場となっています。
13:30にはRBAキャッシュターゲットの発表が予定されいます。

直近の金融市場では「米株高+ドル安」が進んで来ました。
材料になっているのは米国の金融政策と思われます。

前回のFOMCでも「長期間異例な低水準のFF金利を正当化」
長期間の文言は削除されず、QE2は6月末に予定通り終了も償還資金を
米国債に再投資ということで緩和スタンスを継続するという事前の観測と
実際にも予想どおりの結果となったことが原因になっています。

また今回から実施されたバーナンキ議長の会見では
「行動を起こす前に数回の会合」とありました。
6月と8月に次回以降のFOMCが予定されていますが、おそらく最低2回は
利上げを実施しないということかと思います。

ただし、利上げを実施する前に「長期間」の文言削除があるはずで、
利上げなくともその時期からドルが買い戻され始めるのではないでしょうか? その時期を探っていくことが今後の大きなテーマになってくると考えています。 ※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

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