兵ブロガーバックナンバー(2011年06月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2011年06月

2011/06/30

ダメおやじさん

こんにちは、ダメおやじです。

連日、蒸し暑い日が続いていますね。今は、節電ムードが強く私もクーラーを
控えないといけないと思いながらも我慢出来ないです(笑)。
体調を壊しやすい時期でも有りますのでNYの動きが気になるとは思いますが是非、
睡眠時間だけは充分に取れるようにしたいです。
 
さて6月も本日で終わりですが、今月はギリシャに振り回された1ヶ月でしたね。
昨日もギリシャ議会の状況をライブで見て一喜一憂していました。
 
予想通り財政削減案は可決をし一時利食いで下げる場面は有りましたが、
市場はギリシャ懸念が一歩後退とリスク志向が強まり株高、原油高となり
欧州資源国通貨高、ドル安、円安の動きとなりました。
 
本日もユーロドル主導の動きとなりそうですが、月末でも有りファンド勢の
ポジション調整から海外では一度ユーロドルも利食い売りがでるのでは
ないかと見ています。
 
しかし、ドル円は80円〜81円の間で全く動きがないことからポンド円の
動きも止まっています。大勢的には戻り売り有利と見ていますが、
今は前日のNY終値から高くても安くても1円の動きが精一杯で、
それを考えるとNYの終値が129.70円でしたから本日は高値が130.70円、
安値が128.70円となります。小幅の逆張りで20pくらいを取るしかない状況ですが
130円を越えて買われる動きが有れば132円ストップで売るのも良さそうです。
 
7月は動いて欲しいですね。

2011/06/29

しーさん

法案採決間

今週もギリシャの話題が持ちきりの週となっていますが、
ここまでフランスがギリシャ債の乗り換えに合意し、
ドイツもこれに続き合意したと伝わり、一段とユーロが買われてきました。

ギリシャは議会で緊縮財政法案の採決が行われる予定となっており
本日中に採決されるということ今日の相場はその結果待ちとなりそうです。

当のギリシャでは大規模なストも行われています。
全く安定しない国ですこと。

企業で言えば倒産の危機に直面しているところで、
役員会であーだこーだと生き残りをかけた議論をしているのに、
社員達はぶーぶー文句を言っている、といった感じでしょうか。

法案が通らなければ即倒産。
通ればじわじわと時間をかけて倒産へ。
といった感がしていますが、おそらく後者になるのでしょう。

昨日までに楽観的にユーロが買われていますが、今回もこれまでと同じように
Sell the factとなる可能性が高いのではないかと思います。

もし法案が通らなければデフォルト確定ということでユーロは
売られまくるでしょうから、どちらにしても売り目線で見ていくことには変わりありません。

ただ本日から明日の半期末にかけてリパトリなどの期末要因もでてくるため、
単純にユーロショート一本でいくのも難しいかも知れません。

ユーロドルの上値は限定的なので、
丁寧に戻りを売っていくことにしたいと思います。

2011/06/28

ZEROさん

29日ギリシャ緊縮財政法案採決待ち

昨日は「ユーロ高+米株高」となりました。ギリシャ緊縮財政法案の
採決に疑心暗鬼が広がり先週末から週明け朝方まで軟調に推移していた
ユーロと株価は、法案可決への楽観的な見通し浮上、ショートカバーに
思惑的な買いも加わりユーロ円、ユーロスイス、ユーロドルなどユーロが
買い戻されています。

またバーゼル銀行監督委員会が自己資本の上乗せに関して市場予想の
3.0%ほど厳しくなかったことや、フランスのギリシャ債ロールオーバー策
などが今のところ好感されNYダウは108ドル高、12043ドルで引けています。
本日は明日29日に採決を予定しているギリシャ緊縮財政法案の採決待ちにより、
積極的にリスクを取っていく流れよりもギリシャ関連の報道・発言・憶測に
より小幅にユーロ中心に上下するイメージで見ておきます。

今週は緊縮財政法案の採決が最も重要なイベントになると見ており、
これさえ可決できれば安心感が広がり米国の経済指標や債務上限引き上げに
関心が移りそうです。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2011/06/24

とあるエンジニアKさん

スイスフランはまだまだ止まらない

本日(6/24)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

6月の梅雨入り。
そして夏至もすぎたあたりで本格的な夏の到来です。
今年は震災による原発停止の影響で全ての企業のにおいて節電が求められております。
自分とこの会社でも電力使用量削減目標が掲げられておりますが、
工場ではなく、オフィスである故に響くのは「冷房の削減」と「照明の間引き」
どちらも不足すると仕事環境としては快適度が減るのですが止むを得ないかと。

当初は東日本に限定しての節電かと思いましたが、原発停止は関西の方でも
同じくして実施され、今年は日本全国で節電ムード。
ただこれを機会に電気を湯水のように使う事を改める機会になればと思います。
 
【本日の注目指標策】
本日の指標は小粒。
ドイツでIFO景気動向などが発表される程度で、相場に対して影響を与えることは
ないでしょう。
 
【本日の戦略】
スイスフランが止まりません。

と、前回前々回と同様の見出しで始まっており、さすがに前回の際には
「二週間後には落ち着いているだろう」と安易に考えておりましたが、
結局のところ落ち着く事はなく、スイスフランの高値は続いております。

某経済新聞の表現を借りるのであれば「通貨の駆け込み寺」だとか。
確かにギリシャ問題を発端として全面的なユーロ下落が進んでおり、
そのユーロ売りはそのままスイスフランの買いにつながっているような気が
してなりません。週初では1ユーロで1.20スイスフラン。

先々週からそのサポートラインにとどまる形でこれ以上の下落からとどまって
おりましたが、EU首脳会談前後で200pips近く下落する異常事態。
今朝方には1.19まで戻しておりますが、サポートラインの崩壊は買いに走れない状況。
だからといって今から売りに入るのも心理的にキツイもので、
最終手段としては相場見守る「休むも相場」状態です。

当のスイスフラン。
先週16日には政策金利の発表。
各人が予想したとおり、0.25%の据え置き。
中央銀行としても「自国通貨高」を見守るとの姿勢で、
具体的な策が出される事なく進むスイスフラン相場。

やはりここで思い出すのは昨年春にスイスフランの売りで
相場に挑戦したスイス中央銀行。
あの当時は普段主役に躍り出ることがないスイスフランが相場を席巻し、
しばしの間ニュースを賑わせておりましたが、さほど長く続かずに沈黙した記憶が
あります。結果として大規模な損失を出したようで、そんな経緯が今後も同様の
介入作戦「なし」という投資家の判断。
現在のスイスフラン買いに拍車をかけているものと思われます。

ここいらで相場の片方に傾くと膨らむ風船・・・が爆発してくれることを
期待したいのですが、クロス円と違って比較的プレイヤーが少ないスイスフランに
その力があるかはわからないところ。
前述の通り、無理をしない取引を心がけるのが懸命なように思われます。

それでは良い週末を。

2011/06/23

しましまさん

FOMC後はドル買いの流れに

昨日のFOMC政策金利発表は市場予想通り据え置きとなり、その後の
バーナンキ米FRB議長の会見内容も目新しい内容はありませんでしたが、
QE3について言及されなかったことやギリシャ破綻でも米銀への影響は
限定的であるとの見解が示されたことからドル買い戻しの動きが活発化しました。
また、英MPC議事録では、利上げの賛成票が前回までの3票から今回は2票に
減少したことや資産買い入れ増額を主張した委員がいたこと等が公表されたことで
利上げ観測が後退し、ポンドは大幅下落となりました。

本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

21:30:米・新規失業保険申請件数
23:00:米・5月新築住宅販売件数

米・新規失業保険申請件数は41.5万件、米・5月新築住宅販売件数は31.0万件の
市場予想となっています。

昨日のドル円は、引き続き80円台前半で小動きとなり、NY時間には一時
80.01円まで下落しましたが80円台はかろうじて維持、FOMC後は反発し
80.30円台まで戻しました。
今日もFOMC後のドル買いは続きドル円も80.50円を越える堅調な流れと
なっていますが、ここからもこの流れが続けばまず80.70円付近まで上昇できるか、
そして先週15・16日に越えられなかった81円付近をしっかりと越える動きと
なっていけるかを見たいです。 
一方、再び軟調な流れとなると昨日までの80円台前半のレンジへの
下落が考えられます。
 
昨日のユーロドルは、1.4350ドル〜1.44ドル台前半での動きとなり、
NY時間には1.4441ドルまで上昇しましたが、FOMC後は軟調な流れとなり
1.43ドル台半ばへと下落しました。
今日もドル買い戻しの動きからユーロドルは軟調に推移し一時1.43ドル
割れする流れとなっていますが、ここからも軟調な動きが続き1.43ドルを
割り込んでくると、1.42ドル台前半〜20日の安値1.4190ドルまでの下落が
考えられます。
一方、1.43ドル付近ではサポートされ反発となると1.44ドル付近へ戻していけるか、
強い動きとなれば昨日の高値1.4441ドル付近まで上昇していけるかを見たいです。 

では、今日も頑張りましょう!

2011/06/22

為替見習さん

FOMC政策金利発表、バーナンキFRB議長記者会見前後のドル軸の動きに注目

昨日は午前中発表されたRBA議事録からの豪ドル売りや
夜の相場におけるドル売りなどの動きが少し目立ちましたが
終値ベースの変動率は低く、FOMC待ちといった様相でしたね。

火曜オープンからクローズまでの対円変動率を見てみると
CADが0.73%、EURが0.71%、CHFが0.62%、NZDが0.28%、
GBPが0.22%、AUDが0.16%、USDが-0.04%となっていて
力関係は【CAD>EUR>CHF>NZD>GBP>AUD>JPY>USD】という形に。

月曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【CHF>GBP>CAD>USD>EUR>NZD>JPY>AUD】でしたから
ユーロが位置をあげていること、円、豪ドルが弱い位置をキープしていること
ドルが位置を落としていること、終値ベースの変動率が低く、
全体的に方向性が乏しい状態であることがわかります。

このような状況のなかで今日は夕方にBOE議事録、そして夜にはFOMC政策金利発表、
トリシェECB総裁記者会見、バーナンキFRB議長記者会見などの重要イベントを控え
円やドルを軸とした動き、特にFOMC前後のドル軸の動きには注目したいところです。

では続いて11時時点の各通貨テクニカルをおさらいすると、
ドル円は短期・中期がフラットで長期は下向き。

またクロス円の短期は昨日の動きですべて上向きに変化していますが
それぞれ下の抵抗帯の中にあり、まだ方向性が明確ではない状態。
そしてクロス円の中期はポンド、豪ドルがフラットでそのほかは上向きですが
これらも下の抵抗帯の中にあるため少しリスクは高めです。

つまり現時点で短期・中期が揃っているのがありませんし
短期軸でも明確な方向性を持つものがありませんので、
今後まずは短期が明確な方向性を持つような動きが出るか。

今後のポイントは円を軸とした力関係変化で
ここから円が力関係上弱い位置で加速していく展開になれば
各通貨とも短期テクニカルが回復することになりますし、
短期が明確な上向きになれば短期軸でロングのチャンス。

またその際には力関係上強いもの、かつ値幅が出やすいものを買って円を売る
という形で順張りで攻めるのが最も低リスク。

逆にここから円が買われる展開に変化した場合は
各通貨の短期が悪化することになります。

この場合は短期がフラットに戻したり、下向きになりますし
短期が明確な下向きとなれば力関係上弱いものを売って円を買う、
という形で順張りショートで攻めるのが良いでしょう。

ただ下落した場合もより慎重に攻めたいのであれば、
短期・中期が揃うのを待ってから攻めるようにすれば
自分でリスクをコントロールすることができると思います。

個人的な基本戦略としては短期を軸にする方針で変わらず。
ここから円売りが加速すれば力関係上リスクが低く、
かつ値幅が出やすいものを選んで順張りロングで。

逆に円が買われる展開が加速した場合には
短期が明確な下向きになるものが出るかを見た上で
出た場合には力関係上リスクが低いものを順張りショートで。

さらに指標前後の相場では、想定と逆の方向に動いても良いように、
上下両方に対してシミュレーションしてチャンスを狙っていきながら、
相場のリスクが大きくなった場合は無理に逆張りするような取引は避けて
安全重視で様子見するなど自分で消せるリスクはきっちり消したいですね。
それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2011/06/20

ダメおやじさん

こんにちは、ダメおやじです。

先週は、ギリシャに絡んだユーロが上下に振れる展開でしたが、全般にドル円、
クロス円とも小動きならが若干、円高気味に動きました。
 
今週もユーロドル主導の展開と見ていますが、要人発言などで上下の振れが
激しくなりそうで妙味は有るが、リスクも高いので注意はしたいですね。
 
今週の注目は22日のFOMCとその後のバーナンキさんの発言でしょう。
6月末でQE2は期限は切れますが、最近の米景気指標は軒並み悪く大きな金融政策の
変更は出来ず低金利の長期化は避けられないと私は見ています。
しばらくは、ドル円は上値が重い展開が続くと見ており戻りは81円で、
下値は5月5日の79.57円を死守できるかがポイントではないでしょうか。
 
ドルより今動きが弱いのがポンドと見ています。
国内勢の買い意欲は強く東京では高い場面は有るのですが、海外ではポンドは
ドルやユーロに対して売られておりドル円が大きな反発がない限り売り有利の
展開と見ています。
日足25日移動平均線の有る131.85円まで戻せば良いのですが、今の動きでは
130.30円台、或いは131円では売られそうで下値は129円を割り込めば
128円前後までの下げも考えています。
 
ただ、ドル円、クロス円とも値動きが少なくなっています。
今週は、もう少し動いて欲しいですね。

2011/06/17

しーさん

週末持ち越し注意

先週のECB政策金利のあとトリシェ総裁が「強い警戒」というワードを使い、
来月の利上げが確定してからはユーロは売り一色。

これまでの利上げ期待のロングポジションの利益確定売りに加え、
ギリシャの債務危機への不安が色濃くでて売り優勢へと転換してきました。

また昨日はオランダ中銀の総裁が欧州救済基金の規模を2倍に拡大するべきと
発言したのもより一層不安を深めEUR/USDは一時1.40台まで下落。

EUR/USDは1.4500を天井として3日で500pips近くも下落してきました。

ここからは5/16の安値1.4040、5/23の安値1.3965が控えており、
4時間足ではそろそろ下げ止まりの基調が見えてきています。
1.4000は大台維持ということもあってさすがに下げは
一服するのではないかと思います。

本日は週末前ということもあり、今週売りこんだショート勢の
ポジション調整による買い戻しの場面もあるかも知れませんが、
過度な期待はせずに短期で売り抜いておきましょう。

動きが早かったあとの週末は、何かあったときに対処ができません。
また19日(日)にユーロ圏財務相会合が開催されるとの噂もあります。

来週の週明けにもしものことがあっても問題ないように持ち越しの
ポジションはなるべく軽めにしておいたほうがよいでしょう。

ギリシャの債務危機への不安解消にむけて、
ドイツはやや態度を軟化し始めていますが、
ギリシャ首相が身をもって緊縮財政へ向けての努力を見せていますが、
本日予定されている内閣改造により新たな支援を受けとろうとしています。

この辺りもリスクが満載のようや気がしますが、
再びユーロ売りに傾くことも考慮しつつ
基本ユーロ戻り売りで今日中手仕舞いのデイトレに徹したいと思います。

2011/06/16

ZEROさん

ギリシャ財政問題と米経済指標に注目集まる

昨日はギリシャのパパンドレウ首相が辞意を表明したことや、
アテネでのデモ発生によりユーロが大幅に下落しています。
また米6月ニューヨーク連銀製造業景気指数が-7.79というサプライズがあり、
5月が東日本大震災の影響により一時的と見られていた淡い期待がはげ落ち
NYダウは178ドル安となっています。

本日も引き続きギリシャ問題と米6月フィラデルフィア連銀景況指数に
注目が集まりそうです。
次期ECB総裁となるドラキイタリア中銀総裁と独メルケル首相会談が
予定されています。

昨日はユーロドル中心の下落となっており1.4156まで300ポイント近い
大幅下落となりましたが、ギリシャ関連では好感される解決策も
考えにくいためしばらくユーロは上値が重い展開が継続しそうです。

豪ドル相場は株安や原油安で弱含んでいるものの、ユーロに関心が
集まっており見通しが立ちません。
来週にはギリシャ問題に関してなんらかの決定が下されそうで、
一時的にショックが起きたとしても通過すれば月末〜7月あたりは
豪ドル買い優勢のイメージで見ています。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2011/06/14

とあるエンジニアKさん

スイスフランは止まらない2

本日(6/14)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

つい先日iPad 2を購入しました。
買ってからまだ一週間ですが、
今までのパソコンとは違うインターフェースに大変驚くとともに、
使いこなすとものすごく素晴らしいツールれたらと思うようになりました。

FX関連のソフトウェアも以前に比べると充実しているようで、
サクサク動いてチャートやニュースを確認するのに大変重宝しております。
今後ともこの新しいデバイスを利用して、
しっかりと予想していきたいと思います。

【本日の注目指標策】
本日の指標は小粒。
日本時間には日銀による政策金利の発表が行われ、
その後白川日銀総裁による記者会見が予定されておりますが、
おそらく震災の影響による経済云々が述べられる程度で、
さほど相場動かず要因とはならないでしょう。
直結するのは株価ですが、為替相場は二次的に影響を受ける程度かと。

その他には、英国時間にイギリスにおいて消費者物価指数の発表。
アメリカ時間では始まった直後に小売売上高の発表がありますが、
どちらもさほど相場に対して影響を与えることはないでしょう。

【本日の戦略】
スイスフランが止まりません。

前回の本コラムでは、スイスフランについて述べましたが、
今回もその流れが止まらないスイスフランについて述べさせていただきます。

今週木曜日に発表を迎える。スイス国立銀行の政策金利。
現在0.25%ですが、先月末には、早期に政策金利を上げる観測がある。
との発表がなされ、その動向が注目されています。

また、欧州のファンダメンタルを支配しているのは、ギリシャをはじめとする
金融危機問題。金融危機問題を片づける方策、これが各人によって異なり、
それが混乱を招いているようです。
この各人によって異なる意見、外から見ると対立しているように見受けられて
います。日本の政治ではありませんが、これでは早期の解決をのぞめるわけでは
ありません。

結果として資金がスイスフランに流れる。
または日本円や原油や食料などのコモディティに流れる。
この流れによって現在のスイス残高あるいは日本を円高が続いている要因かと。

テクニカルでみると、とっくに底を迎えているはずのユーロスイスフランですが、
毎週のように史上最安値を更新しているようだと、
なかなか買いのタイミングが見つかりません。

今後とも個人投資家の最大の武器である時間を有効に活用し、「休むも相場」
じっくりと相場に臨みたいと思います。

2011/06/13

しましまさん

ユーロ軟調推移続くか

先週末10日は、9日のトリシェECB総裁会見後のユーロ売りの流れを引き継ぎ
ユーロが軟調に推移、また、NY時間にはNYダウの170ドルを越える大幅下落、
原油など商品価格の大幅下落等を受けリスク回避の動きが強まりドル買い・円買い
の流れとなりました。
 
本日は注目すべき経済指標の発表はありませんが、ユーロの下落がまだ続くのかを
注視しながら、慎重に週明けの動きを見ていきたいです。

先週末のドル円は、ドルが強い相場となったことから80円をサポートに80円台前半で
比較的底堅く推移し、80.31円で引けました。
週明けもドル円は底堅い動きで現在は80.40円付近で推移していますが、
ここから堅調な流れとなると80.70円付近まで上昇、そして80.70円をサポートとする
動きとなっていけるかを見たいです。 
一方、軟調な流れとなり80円を割り込むと、8日の安値79.69円〜5月5日の
安値79.56円付近への下落が考えられます。
 
先週末のユーロドルは、9日のトリシェECB総裁会見後の流れを引き継ぎ軟調に
推移しじりじりと下落、NY時間にはNYダウの大幅下落等からリスク回避の動きが
進み下げ幅拡大、一時1.4322ドルまで売られ1.4346ドルと安値圏で引けました。

週明けの今日も今のところ先週末の安値圏で上値の重い動きとなっていますが、
ここからも軟調な動きとなり先週末の安値1.4322ドル〜1.43ドルを割り込んでしまうと、
1.4240ドル付近までの下落が考えられます。
一方50日線1.4337ドル付近でなんとかサポートされ反発となると、1.44ドル台へ
戻していけるかを見たいです。 

では、今日も頑張りましょう!

2011/06/10

為替見習さん

カナダ雇用統計とNY市場における円、ドル軸の動きに注目

昨日は注目されたトリシェECB総裁記者会見において将来の利上げが示唆され
一時的にユーロが買われる場面もありましたが、持続せずに反転してユーロ売りに。
また全体的にはカナダやオセアニアが力関係上強い位置に来ているため
「リスク選好型」に近い位置関係となるなど、力関係は活発に変化しました。

そんな中で今日は昨日力関係上強い位置に来たカナダの雇用統計発表を控えますし
今週は円、ドルを軸として日に日に反転するような力関係変化が出ていますので
夜の相場における円、ドル軸の動きには特に注意しておきたいですね。

ではまず木曜オープンからクローズまでの対円変動率をおさらいすると
CADが1.16%、NZDが0.90%、AUDが0.59%、USDが0.53%、
GBPが0.32%、EURが-0.06%、CHFが-0.17%となっていて
力関係は【CAD>NZD>AUD>USD>GBP>JPY>EUR>CHF】という形に。

水曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【JPY>CHF>USD>GBP>CAD>EUR>NZD>AUD】でしたから
弱い位置にあったオセアニアが強い位置に変化していることや
強い位置にあった円やスイスが位置を落とすなど
活発に力関係が変化していることが見てとれます。

続いて11時時点のテクニカル状況ですが、
昨日の動きによってドル円の短期はフラットに変化。
また中期はフラット、長期は下向きで継続しています。

またクロス円ではカナダとNZDの短期が上向きになっていますが
その他はフラットや下向きで上の抵抗帯の中に位置している状況で
少しリスクが高めと言えます。

そしてクロス円の中期については各通貨とも上向きで下の抵抗帯に入っているので
ここから攻めるとすれば円売りが加速した場合に、カナダやオセアニアをはじめ
短期が明確な上向きになったもので順張りロングといったところですね。

逆に全体的に円が買われる展開となれば各通貨の短期は悪化しますので
明確に短期が下向きに変化するものが出てきた場合には
短期軸ではショートのチャンスとなります。

ただ慎重に攻めたいのであれば、中期が下向きに変化するのを待って
短期・中期が揃ったらショートで攻めるようにすると良いでしょう。

個人的な基本戦略はこれまで通り、短期を軸にしつつ、力関係上低リスクなものを 順張りで攻める考えで変わりません。ただ短期・中期が揃っているものが出れば そちらのほうが低リスクなので揃っているものを優先して取引する考え。 また今日は夜のカナダ雇用統計で大きな動きが出る可能性がありますし 資金管理はいつも以上に万全にしてから相場に臨みたいところ。 さらに指標前後の相場では、想定と逆の方向に動いても良いように、 上下両方に対してシミュレーションしてチャンスを狙っていきながら、 相場のリスクが大きくなった場合は無理に逆張りするような取引は避けて 安全重視で様子見するなど自分で消せるリスクはきっちり消したいですね。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2011/06/08

ダメおやじさん

こんにちは、ダメおやじです。

最近の米指標の軒並み悪化からドル安が続き、欧州通貨中心に
ドルストレートが上昇しています。
 
昨日も、中国高官の「ドル安は続く」発言やバーナンキFRB議長の
「金融緩和政策はまだ必要」発言でドル円は一時80円を割り込みました。
東京市場では個人投資家の買い意欲は強いのですが海外では売られています。
 
6月22日のFOMCではQE3観測もでており、FOMCまでは戻り売り有利の
展開が続く可能性が有りそうです。
 
私のトレードのメイン通貨のポンド円は値動きが少なく
一進一退の動きとなっています。
今週は130円〜133円の戻り売り有利と思っていますが、日足でも上値水準は
切り下げており日足75日移動平均線の有る133.29円は抜けないと見ています。
ただ、下値も130.60円〜130.70円ではサポートされています。
このラインを下に抜ければ130円割れも考えられそうです。
 
ただ、値動きが1日で1円程度で少ないため、今は確実に利確をするのが
無難かも知れないですね。
 
明日はBOE、ECBの政策金利発表が有ります。私は何れも金利は
据え置きと見ていますが一部には利上げ観測も有るようです。
動きが出るのは明日からかも知れないですね。

2011/06/07

しーさん

RBA政策金利

昨日はドル売りの流れを受けてドル円が少しだけ80円を割り込みました。
その後も大きく反発することもなく上値は重い状態です。

その後はユンケル議長のユーロは過大評価されているという発言を受けて
EUR/USDが下落。1.45台まで調整してきました。

しかしギリシャに関しては楽観的な見方を示しており
このまま下落が加速するようなことはなさそうですが
木曜日のECBまでは揉み合い的な展開が続きそうです。

今週は政策金利ウィークですが、
本日まずはRBA政策金利の発表が午後にあります。

先月の四半期金融報告ではある時点では利上げが必要
との見通しが示されていたのはまだ記憶に新しいところ。

とはいえ今回は据え置きがコンセンサスとなっており、
注目点は来月以降どのタイミングで利上げを行うのかという点です。

まだ利上げするには材料的に足りない中で、
来月も利上げはないと見るのが普通の見方でしょうか。

しかしバイアスは利上げ方向ということで
ドル円が80円を割り込み大きく下落するというような連れ安要因がない限り
豪ドル円については底堅い展開が続くのではないかと思います。

逆に利上げに前向きな声明がでてくると
揉み合いから抜け出し豪ドル円は86円中盤を越えて
87円を目指す展開も期待できそうです。

2011/06/06

ZEROさん

米5月雇用統計受けドル安ムード、主要国金融政策に注目集まる

先週末に発表された米5月雇用統計は5月非農業部門雇用者数が5.4万人増、
5月失業率が9.1%となりいずれも市場予想を下回る結果となりました。

その後に発表された米5月ISM非製造業景況指数は54.6ポイントで市場予想を
若干上回る結果となっています。

先週末の相場は全体的にドル安ムードで引けており、本日はこのドル安が
どこまで進むかというだけの相場になりそうです。

特に主だった経済指標の発表はなく、9日に開催されるECB金融政策後の
トリシェ総裁会見で7月利上げを示唆する内容がでるかに注目が集まる中、
その思惑とギリシャ関連報道でユーロ相場が中心となっていきそうです。

基本的な流れとしては9日に向かってドル安+ユーロ高のイメージでみておきます。
その後はトリシェ総裁会見の内容次第でユーロ相場が大きく動きそうです。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2011/06/02

とあるエンジニアKさん

スイスフランは止まらない

本日(6/2)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

6月に入りました。
例年ですと、6月からクールビズが始まるのですが、
今年は節電一色…ということもあり、すでにクールビズが始まっております。
当方にとっては例年心待ちにしているクールビズの開始ですが、
今年はいまだ暑くなく、早い開始もあって期待した解放感は得られませんでした。
さて、この後来るであろう本格的な夏到来。
それを待ちつつ季節を楽しもうと思います。

【本日の注目指標策】
毎月最初の木曜日、通常でしたら欧州及び英国の政策金利の発表。
そして、トリシェECB総裁による会見などが予定されるのが常なのですが、
それらは来週の開催を予定しております。
そのせいか本日の指標群はおとなしめ。
さほど相場に影響を与えることはない指標が続きます。
今日は指標によって動かされる相場ではないでしょう。

【本日の戦略】
昨日は円・スイスフランが急上昇しました。
クロス円では各通貨ペア共にサポートラインがしっかり形成されており、
例えばドル円では80円を切るようなことはないのですが、
スイスフランは底を探してまだまだウロウロしております。 ドルスイスフラン・ユーロスイスフランの組み合わせにおいては、 どちらも100pips近く下落するなど、ボラティリティが高い状態が続きます。 特に先週一週間のおいては、スイスフランの騰落率が2.63%。 一方のドルは0.41%、ユーロに至っては1.28%ですから、 ここまで値が下がるのが納得できます。 このため、先進国の中では異例の「自国通貨高容認」 の姿勢を見せていたスイスフラン中央銀行において、 「スイスフラン高を警戒している」と述べたのが先月23日付近。 にもかかわらず、一週間で下落は止まらないことから、 次は具体的な行動、つまりは政策金利上昇、あるいは介入の可能性が 高まってきました。 現在の水準は0.25%と非常に低い水準。 次回6/16に指標発表が予想されており、 サプライズな動きがあるかもわかりません。 一方の為替介入については、2010年にしたのですが、 スイス中央銀行のパワーでは限界を感じさせた記憶があります。 ギリシャ問題は再び相場の中心に躍りだしつつあり、 ユーロの下落はいまだ止まる気配を見せない模様。 一方で陸続きのスイスフランは通貨高が止まらないなど、 明確な違いをみせつつある今の相場です。 今の下落トレンドは底を見せる気配はなくまだまだ続く模様。 少しでも反転上昇の気配を見せるのならば逆張りの買いを入れても 面白いかもしれません。

2011/06/01

しましまさん

ユーロ堅調、円軟調

昨日は、ドイツがギリシャに対する債務再編延長の要求を取り下げる見通しとの
報道からユーロは堅調に推移、ムーディーズが日本の格付けを引き下げ方向で
見直すとの発表を受けて、全体的に円は軟調に推移しました。
その他米ドルに対しNZD、カナダドルは堅調でしたが、ポンド、オージーは軟調な
動きとなりました。
 
本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

10:30:豪・第1四半期GDP
17:30:英・5月製造業PMI
21:15:米・5月ADP全国雇用者数
23:00:米・5月ISM製造業景況指数

今日は重要指標の発表が多いです。 週末3日に発表の米雇用統計の先行指標として
注目されているADP全国雇用者数ですが、市場予想は+17.5万人となっています。
米・5月ISM製造業景況指数は市場予想57.1となっています。
昨日も米指標は軒並み弱い結果となっており、今日も市場予想に届かない弱い結果と
なるか注視しておきたいです。

昨日のドル円はムーディーズによる日本の格付け引き下げ方向で見直しとの発表を
受けて円売りが進み、一時81.77円の高値をつけましたが、NY時間には弱い米指標の
結果から81円台前半へ下落しました。
現在は81.40円付近で推移していますが、ここからまた81.30円付近をサポートに
堅調な流れとなれば50日線81.75円を越え82円まで上昇できるか見たいです。 
一方、81.30円を明確に下抜けると、81円〜80.70円付近への下落が考えられます。 
 
昨日のユーロドルは、東京午前にギリシャ債務懸念の後退から1.44ドル付近へ急伸、
その後も1.43ドル台後半〜1.44ドル台前半で底堅く推移しました。
今日は1.44ドル付近で推移していますが、今日も底堅く推移すれば1.43ドル台後半を
サポートに、昨日の高値1.4437ドルを越え1.45ドルを目指す流れとなるか見たいです。
一方、1.43ドル台後半を割りこむと1.43ドル台前半では止まれるか注目です。

では、今日も頑張りましょう!

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