兵ブロガーバックナンバー(2011年08月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2011年08月

2011/08/31

とあるエンジニアKさん

じっくり動きを待つ相場

本日(8/31)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

本日は月末31日です。
8月31日といえば小中高は夏休み最後の一日。思えば私も数十年前は・・・
と思いをはせてしまうのですが、詳しくは覚えていません。
今も昔もスチューデントシンドロームなのは変わっていないようで、
一気に宿題をやりあげる一日だったようにも記憶があります。
「延ばし延ばし」よくないとわかりつつもやってしまうのです。
もうすぐ30にもなるのだから直さなければ。

【本日の注目指標策】
本日はADP雇用統計。
また、シカゴ購買部景気共感指数の発表が予想されておりますが、
それらはによって相場が大きく動くことはないでしょう。

【本日の戦略】
相場が徐々に落ち着きつつあります。

前回本コラム執筆時は歴史的な円高水準であったことは間違いないのですが、
その歴史的は今後のスタンダードになる可能性も秘めているようです。
現在の水準は76円後半。
ドルのファンダメンタルは依然として弱く、
安全通貨として資金の流れ先となっていた円の組み合わせは、
そう簡単には上昇を見込めない通貨ペアでしょう。

その米国では、本日未明にFOMC議事録が発表されました。
議事録によると、「一連の景気対策を検討」したとのことですが、
委員の意見の相違が浮き彫りの形となりました。
決定事項として現在の低金利を2013年まで継続するとのことでしたが、
その決定の際には3人もの委員が反対を投じていることがわかりました。

現在の景気水準が長く続くということが共通項目として認識されたようで、
まだまだ厳しい状況が続くことには変わりはないようです。

為替相場の動きは限定的。
特に大きな動きは見られなかったようです。

また、今朝方の報道によると9月下旬に緊急G20をワシントンで開催。
おそらく南欧州問題、そして米国債問題が話し合われ、
世界経済の今後が話し合われるものと思います。
日本の円高状況もその議題にあがるかはわかりませんが、
そのG20に向けて活発な動きと噂が動かす相場に注意したいところ。
実際に会議開催の時期には「噂で売って事実で売る」でいうのならば、
「売る」局面に来ているものと思われます。

さてその円高にあえぐ日本の首相が変わりました。
株価のほうで若干動きがあったようですが、
為替相場に対しては大きな動きは見られないようです。
新首相である野田氏は増税の必要性を以前から主張しており、
その影響が今後の相場にどうでるのかが注目です。
現在の赤字国債乱発状況から、増税に対して国民は真っ向からNOと言っている
わけではないようで、痛み分けでの政策実施が期待されます。

相場がどう動こうが当方の戦略は以前とまったく変更はありません。

投資家の最大の武器である「時間」を利用しての「休むも相場」。
無理に手を出して損失を被るよりはおとなしくしている方が得策です。
ここはじっくり待ち、どちらかに動く相場に備えたいと思います。

2011/08/30

しましまさん

リスク選好型の流れに、ユーロドル1.45ドル台維持できるか

昨日は、ギリシャの2位と3位の銀行の合併や7月個人消費支出の
予想を上回る結果、ハリケーンの被害が予想より小さかったことなどを受け、
NYダウが終値前日比+254.71ドルと大幅に続伸、為替市場もオセアニア通貨が強く、
スイスフラン・ドル・円が弱めのリスク選好型の流れとなりました。

本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

10:30:豪・7月住宅建設許可件数
23:00:米・8月消費者信頼感指数
27:00:FOMC議事録
今日の政策金利関連は、27:00にFOMC議事録の公表が予定されています。
米・8月消費者信頼感指数は52.0の市場予想となっています。

昨日のドル円は、欧州時間まではほぼ76.60〜76.80円の狭いレンジ内で推移、
NY時間にはリスク選好の流れからレンジを切り上げ76.80〜77.00円の
レンジ内での推移となりました。
なかなか77円台へしっかりと上昇していけないドル円ですが、
今日堅調な流れとなり77円台へしっかり乗せてくれば、25日の高値77.69円まで
上昇できるか見ていきたいです。

一方、軟調な流れとなると現在のサポートの76円台半ばを守れるかに注目、
下抜けてしまうと3月につけた最安値76.25円付近や、今月19日につけた
史上最安値75.94円付近への下落が考えられます。 

昨日のユーロドルは、東京午後に1.44ドル台後半から1.45ドル台へ乗せ
1.4548ドルまで上伸、欧州、NY市場でも1.45ドル〜1.44ドル台後半では
しっかりサポートされる底堅い流れでした。

今日も今のところ1.45ドル台を保ち推移していますが、ここからも1.45ドル台を
保ち上昇の流れとなれば昨日の高値1.4548ドル、そして7月4日の高値1.4578ドル
付近まで上昇していけるかを見たいです。

一方、1.45ドル〜1.44ドル台後半を下抜け軟調な流れとなると1.44ドル台
半ばまでの下落、1.44ドル台半ばを下抜けてしまうと1.44ドル割れ付近までの
下落が考えられます。 
 
では、今日も頑張りましょう!

2011/08/29

為替見習さん

週末の雇用統計を見据えた動きと、ヨーロッパ勢参入後の力関係変化に注目

今日の為替相場は、朝のオープン時に少し窓が開いてスタートした後は
ややスイスが力関係上弱い位置で推移している点などが見てとれますが
全体的に午前中の動きは少なく、トレンドを形成するような動きはありませんね。

金曜NY終値時点から11時までの対円変動率を見てみると
AUDが0.42%、NZDが0.37%、CADが0.18%、USDが0.05%、
GBPが0.02%、EURが0.01%、CHFが-0.42%となっていて
力関係は【AUD>NZD>CAD>USD>GBP>EUR>JPY>CHF】という形に。

金曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【NZD>AUD>JPY>EUR>CAD>GBP>USD>CHF】でしたから
スイスが弱い位置をキープしていることや、オセアニアが強めであることなど
一応の特徴は見て取れるものの、変動率がまだ全体的に低いですから
明確な方向性はなく、横並びに近いと見ておいて良いでしょう。

続いて11時時点のテクニカル状況ですが、変動率が低いため先週末と全く同じで
ドル円は短期・中期ともに下向きのままで継続しています。

クロス円の短期はスイスが明確な下向きですが、その他は方向性が乏しく、
ユーロがフラット、ポンド、カナダは下向きで上の抵抗帯の中に入っており、
オセアニアは上向きで下の抵抗帯に入っている状況となっています。

そして攻める対象となるかという点では、スイスが下向きで明確なので
下落が加速すれば順張りショートには絶好のチャンスということになりますね。
逆にオセアニアはこのあと伸びていくような展開になれば短期が明確な上向きと
なりますから、順張りロングには絶好のチャンスとなります。

その他は短期・中期の方向性が揃っていませんし、このままではリスクが
高いですから短期・中期が明確に揃うのを待って揃った方向に攻めるように
したいところ。

それを見る上でも円、ドルを軸として相場が動くかどうかという点と
動いた際の力関係・テクニカル変化が最大の注目ポイント。

特に今週末末は雇用統計を控えているため取引は慎重に行いたいところで
市場参加者が雇用統計を見据えて早めにポジションを手仕舞いする場合は
抜けきれない動きが多く出る可能性がありますから要注意。

また雇用統計までは力関係が入り乱れて変化するような動きが増える可能性も あるのでいつも以上に力関係変化を意識すると、低リスクな通貨と高リスクな 通貨が見分けやすいと思います。 なかでも円を軸とした動きは重要で、円が強い状態で推移する展開となれば スイスはもちろんのこと、他も下方向へと動くことになりますから ショートにリスクが低いということになります。 逆に円が売られる展開となれば各通貨の短期は回復することになるので 現時点で上向きであるオセアニア以外も短期が上向きになるとともに 順張りロングのチャンスになる可能性が出てきます。 個人的な基本戦略はこれまで通り、短期を軸として力関係上低リスクなものを 順張りで高回転取引で攻める考えで、取引をする前には必ず 「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」を意識します。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2011/08/25

ダメおやじさん

こんにちは、ダメおやじです。

昨日こそNYでドルはショートカバーで切り返しましたが、相変わらずドル円、
ポンド円とも小幅なレンジで精々取れても20p程度なため人気はドルストレート、
特にユーロドルに移っているようです。

市場は明日のジャクソンホールでのバーナンキさんの講演でのQE3期待から株価は
上昇しユーロドルは買われています。

ただ昨日の米レポートにも有ったように私もQE3はないと見ておりドルは
少し売られ過ぎておりショートカバーから切り返しは有ると見ています。

狙いはユーロドルの戻り売りと思ってます。欧州のリスクは全然解消しておらず
今はドル売りに傾いている市場もドルを叩けないとなるとユーロドル買いの
ポジション解消、更に今度はユーロの信用リスクを標的に売ってくるのでは
ないでしょうか。

1.45を越えて上に大きく走る動きではないと見ており、目先は1.42は硬そうで
1.42台は押し目を買われる可能性も有ると思われますが1.40を狙うと見ています。

ドル円も反発の可能性は有りますが円高基調は変わらず、国内投資家の買い過ぎも
重石になっているため大きな動きはなさそうで、ポンド円も例えドル円が上げても
ポンドドルが下げそうな動きをしているため値動きは少ないと見ておりチャンスは
やはりユーロドルでしょうね。

最近は動きが少なく少しイライラしてますが明日のバーナンキさんの発言を
切っ掛けに動いて欲しいです。

2011/08/24

しーさん

膠着状態が続く

今週は波乱という波乱もなく、まったりとした雰囲気の漂う中で、
昨日の欧州タイムからはユーロ上昇という動きがありました。

しかしドイツの指標が弱い結果となるとユーロの上昇も一服。
ユーロドルは1.45で頭打ちして、またもやレンジ継続か
といった展開となっています。

本日も欧州タイムにドイツIFO景気動向の指標がありますが、
今週は一貫して金曜日のバーナンキ議長の講演待ちとなっているため、
ドイツ指標の良し悪しに関わらずたいして大きな動きにはなりにくい
状況だと思われます。

金曜日のジャクソンホール講演ではQE3への期待がどうなるのかが
注目されるところですが、その前哨戦と呼んでいいのか昨夜の
グリーンスパン氏の「ユーロは崩壊しつつある」という発言が伝わると
上昇分を吐き出してしまいました。

ユーロ買いにもドル買いにも大きくポジションは傾けられず、
ドルストレートでは緩慢な動きを期待して逆張りメインでの勝負をするか
様子見に徹するかといったところです。

ドル円についてはじわじわと下落して76円台中盤まできましたが、
総辞職を控えて介入ができるわけもなく、介入警戒といっても警戒する意味が
あるのかよくわかりませんが、なんちゃって上昇があった場合は上げ止まって
からの売りでついていけば比較的楽に利益を出せるのではと安直に考えています。

80円台で売りたい輸出勢の売りがだんだん下がってきているという話も
ありますので、77円から78円まで上昇する局面があればチャンスととらえて
売り向かいたいと思います。

多分そんなチャンスはないような気がしてますが・・・

2011/08/23

ZEROさん

リビア内戦終息近い一時欧米株堅調

22日の欧米時間にはリビア内戦に関する報道で株が買われ、為替相場でも
円安方向へ振れる時間帯がありました。
ロンドン時間午前中にはユーロが特に堅調に推移し、ユーロドル相場は
1.4434まで上昇しました。
NY時間には高く始まったNYダウが上げ幅を消し37ドル小幅高で引けています。

今週は26日に予定されているバーナンキ議長講演待ちムードになっており、
積極的に新規ポジションが取られにくい環境になっています。

ただし、バーナンキ議長講演に向けてリスク回避ポジションも閉じる必要に
迫られるため、株安+円高も今週で潮目が変わると予想しています。

本日もバーナンキ議長講演待ちで方向感には乏しそうです。
経済指標も来週以降から材料視されそうな環境です。
また昨日はギリシャ問題も蒸し返されており、こちらで波乱があれば
もう一段のリスク回避も考えられます。

現状のレベルから株安+円高になった場面ではリスクオン方向に買いを
入れていきたいと考えています。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2011/08/19

とあるエンジニアKさん

円高のみ、続く

本日(8/19)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

連日猛暑日が続きます。
横浜においても朝から30度を超えることは珍しくなくなり、
冷房なしの生活はまったく考えられないような暑さが続きます。
電力需要もひっ迫しているようで、東京電力管内でも電力使用率が90%越えの
危険な水準が続いているのだとか。厳しい夏はまだまだ続きそうです。

【本日の注目指標策】
本日の指標は小粒。
ドイツ生産者物価指数、カナダ消費者物価指数の発表が予定されておりますが、
いずれも相場を動かすほどのインパクトは与えないでしょう。

【本日の戦略】
前回本欄担当時の今月月初めは大変な相場が続いておりました。
米国の債務上限引き上げを巡っての議会の混乱。
引き上げがなされた後の大乱高下相場。
デフォルメは回避されたものの、格付け会社によるランク下げも相場混乱が
続いた要因でした。

その勢いは今週になってようやく衰え、相場が落ち着いてきたように見受けられます。
ドルスイなどでは徐々に値を戻しつつあります。
株式相場においても同様で、一日に300ドル超動くダウ平均などもありますが、
投資家心理としては徐々に冷え込んできたように見受けられます。

一方でなかなかとどまることがないのがクロス円。
円が高値止まりし、なかなか下落するように見えません。
ドル円は76円台のまま動くことがなく、下値を探る展開が続きます。
この水準からは日銀による為替介入が行われてもおかしくない水準ですが、
その報道もなされることなく今に至ります。

なお、為替介入は一般的に東京時間に行われるようで、
その時間での急激な値動き、駆け巡る噂に注意が必要です。

さてこの円高。
まだまだ続きそうな気配が見受けられます。

理由はアメリカ、欧州の状況を鑑みた消去法的な選択。
米国は最悪な状況を回避したとはいえ、まだまだ予断の許さない状況であり、
その原因を作った議会の対立はまだまだ終わることはなさそう。
この議会の対立は11月に予定されている大統領選挙まで続くとの見方もあります。
残念ながら2011年の11月ではなく、来年の11月の長きにわたるであろう
抗争です。

同様に欧州においても南欧を震源とする金融危機は終わりを見せることなく、
「危機到来」が相場を騒がせ、その段階で欧州首脳が対応策を発表。
結果としてそれが火消しとなってなんとか持ちこたえる。
今年に入ってからそればかりを繰り返しております。

この通貨高。
円だけではなく、スイスフランにおいても同様であり、
ドルスイス、ユーロスイスはいずれも史上最安値を更新中。
スイスフランと日本円の直接対決たるスイスフラン円でも、
100円という数年前では考えられない水準で相場が動いております。

この両者に違うのはスイスフランは自国通貨高を容認していることと、
日本円はやっきになってこれを何とかしようとしているところ。
下がったらあわてて介入というのが策がないようですが、
唯一であり、最終の手段。
諸外国から批判されようがお金を出し続けるしかないのが日銀政策です。

日銀理事と財務官のトップ会談において円高が継続されるとされ、
政府内でも円高は続くという認識が強くなされています。
まだまだ個人投資家の苦悩は続きそう。

いずれにせよ、当方の戦略は以前とまったく変更はありません。
投資家の最大の武器である「時間」を利用しての「休むも相場」。
無理に手を出して損失を被るよりはおとなしくしている方が得策です。
ここはじっくり待ち、来週以降のドル円の上昇を待ちたいと思います。

2011/08/18

しましまさん

史上最安値付近での推移続くドル円を注視

昨日は欧州時間から全体的にドル売りが進み、ユーロドルは一時1.4324ドルまで
下落もその後は堅調で1.4517ドルまで上昇、ポンドドルもBOE議事録後一時1.6351ドル
まで下落した後は1.6590ドルまで急伸する荒れた展開、オージードルも1.06ドルまで
上昇しました。

このところ売られていたスイスフランは、昨日はSNBがスイスフラン高抑制を強化する
等の声明を発表したものの注目されていたユーロに対するペッグ制には触れておらず、
失望からスイスフラン買い戻しとなりました。
 
本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

17:30:英・7月小売売上高指数
21:30:米・7月消費者物価指数
21:30:米・新規失業保険申請件数
23:00:米・8月フィラデルフィア連銀景況指数
23:00:米・7月中古住宅販売件数
 
英・7月小売売上高指数は前月比+0.3%、
米・7月消費者物価指数は前年比+3.3%(コアは前年比+1.7%)、
米・新規失業保険申請件数は40.0万件の市場予想となっています。

昨日のドル円は、東京時間の76.70円付近からじりじり下落し、NY序盤に76.40円の
安値を付けるもそれ以上の円高とはならず、76円台半ばで小幅な推移となりました。
先週からなかなか77円台へ上昇していけない上値が重いドル円、介入警戒感もあり
76円台前半の史上最安値付近を前になんとか持ちこたえていますが、ここから
下方向に動けば3月につけた史上最安値・76.25円付近まで、そして最安値更新、
75円台をつける可能性も考えておきたいです。

一方、反発の動きとなればまず77円台へとしっかり乗せていけるか、そして77円台半ば
まで戻せるか見ていきたいです。
 
昨日のユーロドルは欧州時間まで1.44ドルをしっかり越えられない動きでしたが、
欧州時間に1.44ドルをしっかりと越えNY序盤に一時1.4517ドルまで上昇、しかしその後は
また下落し1.44ドル台半ばでの推移となりました。

今日は軟調な動きで1.44ドル付近まで下落していますが、ここから1.44ドルを守れず
下落となれば、昨日の安値1.4324ドル〜50日線も位置する1.43ドル付近では止まれるか、
下抜けると1.42ドル台半ばまでの下落が考えられます。

一方、1.44ドル付近をサポートに反発すれば、1.44ドル台後半を越え昨日の高値
1.4517ドル〜7月27日の高値1.4535ドル付近まで上昇していく流れとなるでしょうか。 
 
では、今日も頑張りましょう!

2011/08/17

為替見習さん

スイス売りの行方と円、ドルを軸とした力関係変化に注目

昨日は先週から売られていたスイスが弱い位置で加速したことに加え、
月曜に弱い位置にあったNZDや円、ポンドが強い位置に変化。

さらに月曜強い位置にあった豪ドルやユーロ、カナダが位置を落とすなど
これまでの力関係・テクニカルが大きく変化した1日となりましたが、
NY終値ベースの変動率はスイスを除いて少し低い状態で
攻めるにはリスクが高い状況が続いていますね。

ではまず月曜から火曜の力関係変化を対円変動率で見てみると
火曜はNZDが0.37%、GBPが0.33%、USDが-0.13%、CADが-0.24%、
AUDが-0.25%、EURが-0.38%、CHFが-1.30%となっていて
力関係は【NZD>GBP>JPY>USD>CAD>AUD>EUR>CHF】という形に。

月曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【AUD>EUR>CAD>GBP>JPY>USD>NZD>CHF】でしたから
スイスが単独で売られていること、その他の通貨は強弱が逆転していることが
見てとれます。

続いて11時時点のテクニカル状況ですが、ドル円は変動率が低い状態が続いており
短期はフラットで方向性に乏しい状況。また中期は下向きで継続しています。

クロス円においては、ユーロ、ポンド、豪ドルの短期が上向きですが
それぞれ下の抵抗帯に入っていてこちらも方向性が乏しいですし、
カナダ、NZDはフラットでこちらも明確な方向性がない状況。
唯一スイスのみ明確な下向きとなっています。

そして攻める対象となるかという点では、短期が明確なスイスは
下落が加速すれば順張りショートで攻める絶好のチャンスとなります。
それ以外は方向性が乏しいため、円を軸とした力関係変化が出るのを待ち
テクニカル面で明確な方向性が出てから攻めるようにしたいですね。

今後のポイントは円を軸とした力関係変化で、
ここから円が買われる展開が加速していった場合は
スイスをはじめとしてその他の通貨も短期が悪化するため
順張りショートには低リスクな状態となります。

逆に円が売られる展開に変化していけば各通貨の短期は回復し
明確な上向きになったものはロングのチャンスに。

また現在は少し変動率が低くなり膠着気味となっていることから
先日のような急変動や値が飛ぶような動きが突然出てブレイク、
という展開も考えられますので、無理な取引は避けておくとともに
急変動が起きても良いような資金管理状態にしておきたいところ。

その上で取引する際に円、ドルを軸とした力関係変化を見ておくと、
相場に惑わされにくいですし、ドル円、クロス円の中で低リスクな通貨と
高リスクな通貨が見分けやすくなると思います。

個人的な基本戦略はこれまで通り、短期を軸にしつつ、力関係上低リスクなものを
順張りで攻める考えで変わりません。そして取引する際には必ず
「どの通貨がもっとも強く、どの通貨がもっとも弱いか」を意識して、
同じ1取引であればリスクの低い通貨を選ぶように工夫します。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2011/08/15

ダメおやじさん

こんにちは、ダメおやじです。

お盆休みで帰省されてる方や行楽に出かけている方も多いと思いますが
非常に暑く熱中症には気をつけてくださいね。

朝はドル円、クロス円とも先週末のNYの動きを引き継ぎ高い状況です。

さて今週の相場予想ですが全般に方向感は有りませんがドル円は介入警戒感は
有るもののG7で為替レートは市場価格を支持すると書かれたように世界の協調は
得られず、QE3の可能性もある中では大きな反発は難しいと見ています。

しかし世界的に景気は悪くなっており株安となるとリスク回避のドル買いとなる
可能性も有るため大きな下げは避けられるかも知れないですね。ただ76円を
割り込むとストップ売りで75円前半まで下げる可能性は何時でも有りそうです。
戻りは日足25日移動平均線のある78.12円辺りは売られそうです。
様子見か戻り売りで75.50〜78円の動きと見ています。

ポンド円ですがポイントは17日のBOE 議事録と思います。先週、キングBOE総裁が
追加利下げを示唆したように景気は低迷しておりハト派的な内容なら一気に
売られる可能性は有りそうです。ただクロス円全般では今は株価動向に連動して
おり株価動向に注意ですね。
下値は123.30円を割り込むと122円、戻りは日足25日移動平均線の有る126.82円では
売られそうです。
戻り売り有利で 122円〜127円と見ています。

ユーロドルですが1.4050〜1.44の逆張り相場となっています。
フランス、スペイン、イタリアなどの信用不安は残りますがスイスフラン高是正から
先週からスイスフランに対してユーロは買い戻されており下値は支えられています。
ただ今週も株価次第と思っておりレンジから抜け出せず小幅狙いで臨むのが
良さそうですね。

8月も本日から後半戦です、頑張りましょう。

2011/08/12

しーさん

スイスフラン急展開

米国の格下げを皮切りに、フランスの格下げ、日本国債の格下げと
断続的に格付けがネガティブな方向に下げようとする中で、
世界的に株安が続いています。

一時は米国株は割安ということで買い戻しも入りましたが、
新たなマイナス要因がでてくるとすぐにリスク回避の動きとなり、
円やスイスフランに買いが集中してきました。

8月3日に緊急利下げをしてもスイスフラン高に悩むSNBが
ユーロに対してペッグ制を示唆すると大きく展開が変わってきました。

これによりまだリスク回避が続くのであれば通貨での回避先は円のみの
状況となりやすく、さらに円買いが進むことも考えられますが、まずはユロスイ、
ドルスイのショートカバーにより見た目上巻き戻しが発生している状況となり、
円買いも一服しているようです。

格下げから始まった株安連鎖とリスク回避の終着点がなかなか見えない中、
これ以上スイスフランを買ってくれるなと壮大な口先介入をしてきたSNBにより
株価の乱高下が落ち着いてくるのか少々様子を見る必要がありそうです。

しかしながら対円通貨では上がれば売られる思惑がある中で
反発が継続する状況でもないと思われます。 ポンド円などは高値から安値まで7〜8円幅で推移していたため、 そろそろ下げ止まり地点ではありますが、ファンダメンタル的には弱い状況と なっており反発してもいずれ戻り売りに押されるというつもりで入った方が よいでしょう。 また本日は21時30分から米小売売上高の指標発表がありますが、 先日の米雇用統計を思い出させるような、「意外と悪くない」結果がでてくると、 それなりに反発する時間帯もでてくるのではないかと思います。 難しい相場が続きますが、わからない相場ではなにもせず、 わかる時だけ手を出すようにし、負けないトレードに徹したいと思います。

2011/08/11

ZEROさん

ドル円史上最安値に迫る。フランス格下げ懸念ダウ519ドル安

10日のNYダウはフランス格下げ懸念などを受け519ドル安で
クローズしています。
為替市場ではユーロの売りが目立ち全体的にリスク回避となりました。

米国株は値幅を伴って乱高下となっていますが、日本株は絶対水準の低さから
下げも限定的、ドル円・クロス円も介入警戒感から下げ止まっています。

本日は米6月貿易収支、米新規失業保険申請件数が発表されます。
欧州財政問題や米国の格下げなど非常に大きなテーマが相場を動かしていますので、
目先はひとつひとつの経済指標の良し悪しでは、方向感を決める材料になりそうも
ありません。

今後は欧州財政問題と米国では26日ジャクソンホールでの
バーナンキ議長講演が材料になりそうです。
株価は月末まで低迷しクロス円も同様のイメージ、ジャクソンホール
待ちとなりそうです。

欧米、日本、スイスともに政府や金融当局の動向にも注目したいと思います。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2011/08/09

とあるエンジニアKさん

パニック的な相場が続く

本日(8/9)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

先日白馬岳に登山に行きました。
白馬岳と言えば大雪渓で有名なのですが、
巻いて山を登る通常のルートと違って一気に谷を登る雪渓登りは非常にハード。
高山の薄い酸素もあって息も絶え絶えに登りましたが、
雪渓の上を流れる冷蔵庫の中の涼風を十分に堪能することができました。

【本日の注目指標策】
本日の注目指標は明け方。
FOMCによる政策金利が発表されます。
政策金利に変更はないことは間違いなさそうですが、
この混乱時期と言える動乱相場を抑えるべく、どのような政策がとられるか。
それを発信する場なのが今日のFOMC。
NY時間の大荒れも伴って大きな動きが予想されます。

【本日の戦略】
暴落ともいえるべき相場が続きます。
米国は最悪のデフォルメというシナリオは回避したものの、
市場がそれに反応することなくドル安、株価安の流れが止まらず、
米国債の格付けが史上初めて最高ランクから引き下げられました。

このランク付けとはいえ相場に与えるインパクトは大きなもの。
かつて何度もこの格付け会社によるランク付けは相場を動かしてきました。
このランク付けによって債券にとって重要な「信用」の度合いが下げられる
わけですが、天文学的な発行額を考えるとデフォルメという選択を取る可能性は
限りなく低く、米国政府はことあるごとに資金を投入してなんとかするものかと
思います。

さて週明けの相場。
ランク下げが先週の週末に行われ、すでにNY市場の終りだったためさほど
影響がでず、月曜日の相場に大きな影響がでるものとされておりました。
G7は週末日曜日に緊急電話会談を行い、どうすべきかを話し合い、
一応の妥結を見たうえでの月曜日相場。
いわば格付け対G7という綱引き相場でしたが、やはり勝ったのは格付会社。
東京市場はさほど大きな混乱はなかったようですが、NY市場はパニック的とも
いえる売りが発生。
昨晩は634ドル安で取引を終了しました。

G7が示した方向性のように、今の混乱相場を避けるべく様々な施策を打ち出す
のが今の相場。
その施策に対してどのように判断するかは投資家の役割で、投資家の思惑次第
では更なる混乱相場もありうるでしょう。

今日もFOMCが発表され、ここが頑張り時であることは間違いなさそうです。 債務上限の問題で期限ギリギリまで合意に至らなかった議会にみられるように、 米国議会は分裂状態で足並みがそろわず、強力な政策を推し進めることが できない模様。 その中で政府とは別のFOMCがどのような政策をとるか。 この一本に今日は注目したいと思います。 週の予測でも書きましたが、今の相場は非常に不安定かつ予想が難しい相場。 無理な取引は避け、「休むも相場」でポジションを縮小する・取引をしないのが 賢い個人投資家であると思います。

2011/08/08

しましまさん

引き続き乱高下警戒

先週5日、S&Pが米国債の長期格付けを「AAA」から「AA+」に1段階格下げし、
見通しもネガティブとしたことから、今週はユーロドルが1.4413ドルと先週の
終値1.4280ドルから大きく上へ窓を開けオープン、ドル円が一時78円割れするなど
ドル安でスタートしました。
しかしその後はG7電話会談への思惑からドル売りも落ち着き、「必要なら協調行動」
等のG7声明を受けやや円安へ触れる動きとなっています。

今日は主な経済指標の発表はありません。
今日も根強い米欧景気先行き懸念からのリスク回避の流れは継続するのか、
株価や商品市場の動向にも目を配りながら、乱高下を警戒し慎重に行動したいです。


先週末のドル円は、79円付近では上値が重いものの78円台半ばでは底堅い動きをし、
78.46円で引けました。
週明けの今日は、S&Pの米国債格下げの影響から一時78円割れまで下落しましたが、
その後は78円台へ戻し78円台前半での推移となっています。
ここからは78円台を維持できるかに注目、反発の流れとなればまず78円台半ばへ
戻せるか、そして79円台へ乗せることができるかを見ていきたいです。
一方、ドル売りが進み78円を大きく下抜けると77円半ば、まだ下に行くと
77円付近への下落が考えられます。

先週末のユーロドルは、4日のトリシェECB総裁の発言からの下落から反発する
流れとなり、NY時間には欧州債務懸念後退から1.4297ドルまで上昇し1.4280ドルで
引けました。
週明けの今日は、S&Pの米国債格下げの影響から大きく上へ窓を明け
1.4413ドルでオープンするも、そこからは1.43ドル割れまで急落し
1.43ドル付近での動きとなっています。

今日は50日線も位置する1.43ドル付近を維持できるかに注目、
底堅い動きとなれば1.43ドルを維持し1.44ドル〜今日の高値1.4424ドル
付近へ上昇できるか見たいです。
一方、軟調に推移し1.43ドル〜1.42ドル台後半を大幅に割りこむと、
1.42ドル付近から1.4150ドル付近までの下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2011/08/05

為替見習さん

米国雇用統計前後の動き、日銀介入動向、円・ドルを軸とした力関係変化に注目

昨日は午前中の日銀為替介入によって円が単独で売られる展開となり
夕方頃まで円売りの勢いが加速。しかし夕方以降は円が買い戻される展開となり
オセアニアが力関係上弱い位置に変化するなどの動きが発生。

その間強かったのはスイスと米ドルで、それに続いてポンド、ユーロ、カナダと
1日の間に大きく力関係・テクニカルが変化した1日となりました。

そんな状況のなかで今日は夜に米国の雇用統計を控えていますし
市場では引き続き円高になれば介入を見据えた手仕舞いなどの動きも出てくるため
いつも以上に乱高下に注意して、資金管理を万全にして臨みたいですね。

ではまず昨日の力関係変化を対円変動率で見てみると
CHFが2.92%、USDが2.56%、GBPが1.52%、EURが0.96%、
CADが0.51%、AUDが-0.11%、NZDが-0.53%となっていて
力関係は【CHF>USD>GBP>EUR>CAD>JPY>AUD>NZD】という形に。

水曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【EUR>GBP>JPY>USD>CAD>AUD>NZD>CHF】でしたから
弱い位置にあったスイスやドルが位置を上げていることに加えて、
日銀の為替介入によって円が大きく位置を落していること、
オセアニア、カナダが弱めの状態をキープしていることなどが見てとれます。

続いて11時時点のテクニカル状況ですが、ドル円は短期が昨日の動きで上向きに変化。
中期は下向きでこれまでと同じ状況。クロス円では力関係上弱い位置で引けた
オセアニアの短期が下向きですがそれ以外は全て明確な上向きに。

またクロス円の中期は、スイスとNZDが上向きですがその他は下向きで
現時点ではある程度各通貨とも短期が明確な状況ですから
短期軸で攻めて早い手仕舞いを心がけるのが低リスクですね。

そのため今日の焦点は円、ドルを軸として相場が動くかどうかという点と
特に雇用統計前後の力関係・テクニカル変化が最大の注目ポイント。

ここから円が力関係上弱い位置で加速していく展開になれば
各通貨ともに短期がさらに戻すことになります。

この場合短期が上向きで加速していくことになりますので
力関係上強いもの、かつ値幅が出やすいものを買って円を売る
という形で攻めるのが最も低リスクで高リターンが望めることに。

逆にここから円が買われる展開に変化した場合は
各通貨の短期が再び悪化することになります。

この場合はオセアニア以外にも短期が下向きになっていくものが出てきますし
下向きになったものは順張りショートのチャンスとなります。

その場合は力関係上弱いものを売って円を買うという形で攻めるのがベスト。
さらに資金管理など自分の中にあるリスクだけしっかりと抑えておけば
下落時のほうがスピードがあるため大きなチャンスとなりますね。

雇用統計は事前予想と実際の数値に乖離が出やすいことで有名で、
それだけにサプライズがあったときの動きは強力なものがありますし
誰に対しても同じように動いているのが為替相場なわけですので
事前の準備やリスク管理で取引にも差が出やすいかと思います。

そして動けば1円2円は簡単に動くためいつも以上に資金管理をしっかりと。
またここ最近の相場で損している方などは「ここで取り戻そう」と
一度で大きなポジションを持たないように注意したいところ。

また選択肢として「無理せず手出ししない」というのを持つのも
立派な戦略の一つですから、自分の中のリスク、相場のリスク、
どちらかが高いと判断すれば参戦しない精神的なコントロールも
しっかり出来るように心がけておきたいですね。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2011/08/03

ダメおやじさん

こんにちは、ダメおやじです。

米債務上限問題が先送りながら合意され米デフォルト懸念は避けられましたが
米景気の減速観が強まったことや昨日の指標で実質賃金の大幅減となり米金利が
大幅に低下した事でドル円の上値が重い状況に変化は有りません。

東京では米債務問題の合意や介入期待で今週は朝からドル円、クロス円は
買われますが海外で売られておりドル円、クロス円の玉整理が進んでない事も
上値を重くしていると思います。

介入期待は相当有るようですが介入しても上昇は一瞬で戻りは国内機関投資家や
国内輸出、海外勢に売られそうです。
寧ろ今週の日銀会合で大幅な金融緩和のほうが円安効果は有ると思いますが
日本国債の金利上昇にも繋がりかねず舵取りは難しいと思います。
私は価格は市場に任すが一番とは思います。


私はドル円は目先大きな下げはなく週末の雇用統計が悪くても75円辺りが下げの
限界と見ています。
そこからはドルの買戻しがでるのではないでしょうか。

寧ろ悪いのはユーロや豪ドルなど欧州、資源国通貨と見ています。
株価が確か8日連続安ですか。世界的な景気低迷でリスク回避の動きが
強まりそうですね。
特にユーロはイタリアの銀行不安が出ておりドル以上に状況は悪いと見ています。

今はドル安で下値でサポートされていますが戻りは昨日高値の1.4280台か
1.4350までと見ています。
下値は昨日は1.4150でサポートされましたが下抜けると1.41、1.4050で
買われながらも1.40を狙う動きと見ています。
更に1.40を割り込むと一気に売られる可能性も有り、ユーロドルの噴き値売りが
面白いと見ています。

本日はADP雇用統計、ISM非製造業景況指数に注目しています。

2011/08/02

しーさん

ドル円最安値に肉薄

昨日は日本時間の午前中にようやく合意案がまとまり、
ドル円やクロス円は一旦下げ止まりからの反発を見せました。

今回の政治ショーと謳われたごたごたは
オバマ大統領の憔悴しきった顔が色々と物語ってくれているようです。

合意案がまとまり、日本時間の今朝、下院で可決されました。
まだ上院通過があるので諸手をあげて「終了〜」と言うわけにはいきませんが、
無事通過した場合でも今度は米債の格下げ懸念が待っています。

さらに約1年後には再び期限がやってきて同じようなことが繰り返されるのでは?
と思うと中長期的にもドルが真に買われ続けるような相場にはなりにくいでしょう。
経済指標が伸び悩んでいるというのもありますし・・・。

昨夜のNYタイムにはISMの結果が悪く、
ドル買い、円買い、スイスフラン買いの典型的なリスク回避相場でした。

ドル円は一時76円30銭まで下落し、史上最安値を更新しようというところで
介入もどきの急反発となりショーターは軒並みやられたことでしょう。

さて本日は午後からRBA政策金利の発表があります。

先月の豪雇用統計では弱い結果となって利下げ観測が浮上し、
豪ドルは一時的に売られました。

しかしその後なんだかんだと底堅く推移し、利下げの話はどこへやら。
いつの間にか利上げはいつか、という話になっています。

とはいえ先月のRBAでは現在は指標結果の様子を見ている状態で、
どちらともバイアスは明確にしていなかったはず。
本日のRBAでどのような見方を示すかによって、
豪ドルの行方も変わってくるでしょう。

豪ドル円としてはドル円の頭の重さやリスク回避相場では
大きく上昇トレンドにはなりにくい状況だと思いますが、
ある程度下げた場面では押し目チャンスとみて
エントリしてみるのもよいかも知れません。

債務上限問題が落ち着きかけているものの、
格付け会社の一言で大きくリスク回避となる可能性のある不安定な相場ですので、
今日はやや反発してきたとしても、そのまま上昇が続くとは思わずに
なるべく短期でまわしてポジションを市場にさらすリスクを小さくしておきたいですね。

2011/08/01

ZEROさん

米債務上限引き上げ合意、ドル円78円台へ

先週末に合意できなかった「米連邦債務引き上げ問題」ですが、
1日日本時間午前中に合意に至りました。

この報道を受けドル円、クロス円は大幅買い戻しとなっています。

ここ数週間大きなテーマとなっていた米連邦債務引き上げ問題で合意したことで、
今週は米経済指標に関心が移って行きそうです。

本日は早速重要指標である米7月ISM製造業景況指数が発表されます。

米連邦債務引き上げ問題に隠れて注目度がやや下がっていたものの、
先週末に発表された米第2四半期GDP速報値は大幅に予想を下回る悪い結果でした。

ドル円は米連邦債務引き上げ問題で売りこまれていた買い戻しが一巡した後は
再度上値重く、年後半に米景気回復期待が出てこないと戻り売りに合いそうです。

80円に戻れず、上値重い展開を予想しています。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

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