兵ブロガーバックナンバー(2011年09月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2011年09月

2011/09/30

為替見習さん

週末特有の急変動に注意。木曜は円、ドルを軸とした力関係が活発化

昨日の為替相場は、朝から全体的に円、ドルが弱い位置に変化し
欧州勢参入後もその流れが続いて「リスク選好型」に戻りましたが
NY市場では再び反転して円、ドルが強い位置に変化。

さらにNYクローズ前にはまた戻しの動きが入るなど
1日を通じて力関係が活発に変化した1日となりましたね。

最終的には前日の典型的「リスク回避型」の位置関係から
円とドルが下に位置を落としたような格好となって引けています。

ではまず水曜から木曜までの対円変動率・力関係をおさらいすると
木曜はEURが0.72%、CHFが0.64%、GBPが0.60%、USDが0.34%、
AUDが0.27%、CADが0.04%、NZDが-0.37%となっていて
力関係は【EUR>CHF>GBP>USD>AUD>CAD>JPY>NZD】という形に。

水曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【JPY>USD>GBP>EUR>CHF>AUD>CAD>NZD】でしたから
円とドル以外は前日の流れをほぼ引き継いでいる状況となっていて
円、ドルが位置を落としていることが見てとれます。

続いて11時時点のテクニカル状況ですが、ドル円は短期がフラット、 クロス円では欧州系の短期がフラットで、オセアニア・カナダは下向き。 ただ昨日は円を軸として上下に動いたこともあって 方向性は少し乏しくなっておりリスクは高めです。 今後のポイントは円、ドルを軸とした力関係・テクニカル変化で ここから円が買われる展開に変化した場合には、 現状短期が下向きであるオセアニア、カナダの他にも 欧州系クロス円やドル円も短期が下向きになる可能性がありますし 明確な下向きになったものは順張りショートのチャンスとなります。 逆に円が売られる動きが出た場合には、短期が戻すことになりますし 勢い次第で明確な上向きになるものも出てきますから、 明確な上向きになれば順張りロングのチャンスとなるわけですね。 特に今日は夜にオルドネス・スペイン中銀総裁講演やユーロ圏の消費者物価指数、 失業率、そして米指標では個人所得、個人支出、PCEデフレーター、コアデフレーター、 シカゴ購買部協会景気指数、ミシガン大消費者信頼感指数確報などイベントが多いため 取引する場合は早い決済を心がけてポジションを残すリスクを徹底的に避けたいところ。 また週末特有の急変動が来ることも想定して、資金管理はいつも以上に万全にして 低リスクな状態であれば攻め、そうでなければ無理せず様子見するなど 精神面のコントロールも万全にしておきたいですね。 個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して 力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。 また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て 「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」 ということを考えて最も低リスクなものを選択。 そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして 事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、 自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2011/09/28

ダメおやじさん

ユーロドルの戻り売り!

こんにちはダメおやじです。

今週に入り欧州危機の後退観測から株価が大幅反発したことでクロス円を中心に
リスク志向復活で大きく値を上げています。
昨日もギリシャ財務相発言やメルケル独首相発言を好感したようで市場は今は
ポジティブ発言に敏感となっているようです。後はドイツ議会がギリシャの
追加支援を可決するかが目先のポイントとなりそうです。

クロス円は先週後半から週始めに安値で売り込まれており、
昨日は買戻しがでたようです。
目先の安値を出したのか単なる自律反発なのか今週の動きを確り見極めたいですね。

ドル円は76円台で膠着していますが介入が無いことで9月の期末に向け
国内輸出企業のヘッジ売りで東京では上値の重い展開ですが76円は
割り込まず76円台で相当売り込まれていますので月が替われば反発して
79円付近までの反発は有るかも知れないですね。

今の狙いはユーロドルの戻り売りです。
噂や観測に振り回されていますがギリシャ問題を楽観視し過ぎで簡単にギリシャが
立ち直るとは思えません。またイタリアやスペインの問題も片付いておらず
ユーロドルの反発も限度が有ると見ています。

またECBによる利下げ観測も強くなっていることもユーロドルの下げ要因と見ています。
目先は戻りは1.3660〜1.3670と見ていますが上に抜けると1.38越えまでは覚悟です。
ただ下値は1.33割れは充分考えてますので安値を売らず戻り売りに徹してエントリー
すれば妙味は有りそうです。

相場は上下に振れてます、資金管理を確りとして臨んで利を取っていきましょう。

2011/09/27

しーさん

楽にいきましょう。

昨日は先週の流れを引き継いで反発すると思われましたが、
午前中のうちに窓を埋める展開となりました。

その後リスク回避による円買いが進行して下押ししましたが、
欧州タイムに入ると今度は逆にショートカバー優勢で行って来いとなりました。

非常に不安定な相場となっており、なかなか難しい状態ではありますが、
本日はスペインとイタリアの短期債の入札も控え、
突発的な動きに注意したいところです。

先日の米中古住宅販売件数は7.7%増とほんの少し光明が見えたかもしれない
米住宅業界ですが、本日のS&P/ケースシラー住宅価格指数に注目しています。

前年比では悪い数字が予想されているものの、
前回からの上昇率を見て住宅価格下落傾向に変化が表れるようであれば、
多少のリスク選好の動きもあるかも知れません。

また23時からの消費者信頼感指数も同様で、
悲観的な中にも希望が持てる数値となるかを見ておきたいと思います。

ドル円は76円前半がかなり底堅い状態となっていますが、
売り圧力も高そうですしボラティリティを考えると成行では手が出せません。

ユーロに関しては引き続き弱い状態となりそうですが、
欧州基金の規模を現在の45兆円から200兆円へ引き上げるという話もでてきており、
一時的な反発局面入りを思わせますが、結局この対策も単なる時間稼ぎなのでは
ないかと考えてしまうとなかなか反発についていけなくなりそうです。

戻りを待ってから売るというのがここ最近の利益の出し方でしたが、
エントリポイントを見逃してしまっても損してないからいいじゃない
という気持ちで見ていきたいですね。

2011/09/26

ZEROさん

引き続きユーロ戻り売りか円売り介入にも注意

先週はFOMC通過後からNYダウなど世界的に株価が大幅安となり、
為替市場でもリスク回避の動きとなりました。
豪ドル円は73円台、ユーロ円は102円台まで下落する場面がありました。

今週は9月中間期末のため円売り介入の警戒感がドル円相場を下支えしそうです。
逆に上昇したところでは実需の売りがあると思われ上値も重そう。

ドル円相場の波乱要因は本邦当局による円売り介入で、万一介入があれば
ドル円以外のクロス円も急騰することになりそうです。

ユーロは引き続き上値が重い状態が継続すると予想しています。
それでもギリシャを筆頭に危機的な状況に入っているため欧米時間を中心に
様々な要人発言やEFSF関連の報道などが飛び出してきそうです。

ユーロ急騰の場面では上げどまりを狙って売って行きたいと思います。
あまり突っ込み売りとならないように慎重に戻りを待って売り場を探っていきます。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2011/09/22

とあるエンジニアKさん

次なる動きに向けてエネルギーを貯める相場

本日(9/22)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

日本は台風15号の接近によって大荒れな天気なようですね。
海外から見るNHKもそのニュース一色です。
被災地でも容赦なく降り続く雨は、やはり日本は災害と共に暮らしていかなくては
いけない国なのだなと思います。
少しでも被害が少なく台風が過ぎ去ることを祈るばかりです。

【本日の注目指標策】
本日の指標は小粒。
相場が大きく動かされることはないでしょう。

【本日の戦略】
円が再び最高値を目指して動いています。

昨日の東京市場において76円10銭と、先月につけた75円台に突入寸前。
その後、日本政府による介入警戒感から一気に上昇するなど、乱高下が続きます。
FOMCにおいて追加金融緩和に動くとの思惑からの今回の急上昇。
世界の資金は介入に走ったスイスフランから円にターゲットを絞って
推移しているようです。

注目された米国FOMCも予想通りの追加金融緩和政策を行うとの発表。
満期まで期間が長い米国国債を購入し、短期国債を売り、
長期金利を抑えて景気高揚を狙う今回の政策。
その規模、4000億ドル規模でした。

今回の追加金融政策によって米国は素直にドル買いに反応。
前日よりドルが買われる展開となりました。
一方でダウ平均は前日比で300ドル近く値下がりするなど、
東京市場同様に乱高下する相場が続いております。

さて、今回のFOMC政策もそうですが、米国は非常に難しい舵取りを迫られております。
難しいところには反対者も現れるものなのか、ウォール街の近くにある公園内に
有志による座り込みが実施され、ウォール街でデモを繰り返しているのだとか。
多くの金融緩和政策が発表されておりますが、国民にとっては9%を上回る
失業率対策の方が大切。
「銀行救済より仕事を」としてデモが実施されている模様。
これこそ国民が求める姿なのか、多くの方々が同調しているものと思われます。

今のところ今回の追加金融策による各国の追従の姿は見えませんが、
欧州、日本共にそれぞれに悩みを抱えており、行き先が非常に不安であることは
間違いありません。介入に走るスイスも2009年の失敗が頭をよぎり、
気が気ではないかと思います。
そんな中で個人投資家にできるのはただ一つで、「古い考えは捨てる」ということ。

以前に日本の低金利と他国の高金利通貨のペアで、スワップ取引を目指した
投資家が数多く存在しましたが、円安と高金利の流れが集結したのにもかかわらず
それを続けて退場となった投資家も少なくありませんでした。
今も円高トレンドが続きますが、これから円安になるという保証は一切なく、
日本銀行による介入も口先だけにとどまるなど、行き先が不透明な時期が続きます。

相場に「必ず」は存在せず、いつかは均衡が破られる時期が来るはず。
そんなときに「こうなる」という考えを持ち続けるのは危険です。

今はその次なる時期に備える緊張が高まっている相場。
じっくり腰を据えて相場を眺める時期です。

それでは本日一日頑張りましょう。

2011/09/21

しましまさん

FOMC政策金利発表に注目

昨日は、東京時間はS&Pがイタリアの格付けを引き下げたことからユーロは軟調に
推移していましたが、欧州時間からはギリシャがユーロ離脱の国民投票を行うことを
否定したことや、ユーロスイスの下限を1.2CHFから1.25CHFに変更するとの噂により
反発し、比較的堅調な推移となりました。
ドルは、IMFによる主要国の経済成長見通しの引き下げを等から軟調な流れになりました。
本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

17:30:BOE議事録
20:00:加・8月消費者物価指数
23:00:米・8月中古住宅販売件数
27:15:FOMC政策金利発表

今日の政策金利関連は、BOE議事録、FOMC政策金利発表が予定されています。
FOMC政策金利発表では、短期債を売り長期債を買うツイスト・オペ実施が有力視されて
いますが、サプライズの追加緩和策決定から荒い値動きになる可能性もないとはいえず、
十分に注意しておきたいです。
昨日のドル円は、76円台半ばを挟んでの動きでしたが、NY午後には76.50円が
レジスタンスとなる軟調な流れとなりました。
今日は一時76.11円まで値を下げていますが、ここからまだ下落すると8月19日の 最安値75.95円付近、そして最安値更新も考えられ注意しておきたいです。 一方反発の動きとなればまず76円台半ばへ戻れるか、そして77円付近まで上昇 できるかを見たいです。ドル円は最安値に近づいていますし、日銀介入の可能性も 考えながら慎重に取引したいです。 昨日のユーロドルは、東京時間はS&Pがイタリアの格付けを引き下げたことから 一時1.36ドル割れまで下落しましたが、欧州時間からはギリシャがユーロ離脱の 国民投票を行うことを否定したことや、ユーロスイスの下限を1.2CHFから1.25CHFに 変更するとの噂により反発し比較的堅調な推移となりました。 今日も今のところ1.37ドル台前半で推移していますが、ここからも反発続けばまず 昨日の高値1.3744ドルを越え、先週末の水準1.38ドル付近へ戻し週初に開いた窓を 埋めることができるかを見たいです。 一方、弱い動きとなり1.37ドル〜1.36ドル台後半を下抜けると、今週の安値圏1.36 ドル付近までの下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!

2011/09/20

為替見習さん

明日にFOMCを控えギリシャ関連動向とドルの力関係変化に注目

昨日の為替相場は、朝のオープン時に窓が開いてスタートした後
全体的に円が力関係上強い位置で引っ張る展開となっていましたが
夕方から夜にかけてはその動きが加速。

最終的にNY後半には各通貨とも戻す動きが出ましたが
豪ドル、カナダ、ユーロが弱い位置で加速するなど
力関係・テクニカルともに活発に動いたこともあって
通貨ごとのリスクの高低は比較的把握しやすく、
取引を行うには絶好の相場となりましたね。

そんな状況のなかで明日にFOMCを控えてドルを軸とした動きが出ますし
ギリシャ問題では円や欧州系を中心とした力関係変化が出てきますので
いつも以上に乱高下に注意して、資金管理を万全にして臨みたいですね。

ではまず昨日の力関係変化を対円変動率で見てみると
USDが-0.36%、GBPが-0.79%、NZDが-0.80%、CHFが-0.88%、
EURが-1.03%、CADが-1.49%、AUDが-1.68%となっていて
力関係は【JPY>USD>GBP>NZD>CHF>EUR>CAD>AUD】という形に。

先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【NZD>CAD>AUD>USD>GBP≒JPY>EUR>CHF】でしたから
円、ドル、ポンドが強い位置に変化したこと、ユーロが弱い位置で加速したこと
オセアニア、カナダが位置を落したことなどが見てとれます。

続いて11時時点のテクニカル状況ですが、ドル円は昨日の動きで短期が悪化して
下向きに変化していますし、クロス円も欧州系は下向きのままで加速しており
オセアニア、カナダはフラットから下向きに変化しています。

つまり現時点ではある程度各通貨とも短期が明確な状況ですから
円買いが加速すればショートのチャンスとなりますし、
短期軸で攻めて早い手仕舞いを心がけるのが低リスクですね。

そのため今日の焦点は円、ドルを軸として相場が動くかどうかという点と
FOMCを控えた力関係・テクニカル変化が最大の注目ポイント。

ここから円が力関係上弱い位置に変化していく展開になれば
各通貨ともに短期が一旦戻す形になりますから、
攻めるにはリスクが高い相場に変化します。

ただ急激に戻したり、戻し幅が大きい場合は
短期が一気に上向きに変化する可能性もありますし
その際には力関係上強いもの、かつ値幅が出やすいものを買って円を売る
という形で攻めるのが最も低リスクで高リターンが望めることに。

逆にここから円が買われる展開が加速していけば
各通貨の短期がさらに明確な下向きで加速します。

この場合はドル円、クロス円全てでショートのチャンスとなるので
力関係上弱いものを売って円を買うという形で攻めるのがベスト。
さらに資金管理など自分の中にあるリスクだけしっかりと抑えておけば
下落時のほうがスピードがあるため大きなチャンスとなりますね。

また明日のFOMCはサプライズがあれば動きが強く出ることが多いですし
資金管理は万全にした上で、無駄なポジションを残さないようにしたいところ。

さらに、今日の値動きで少し乗り遅れそうになったとしても
選択肢として「無理せず手出ししない」というのを持っておくと
焦らずにじっくりチャンスを待つことができると思います。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2011/09/16

ダメおやじさん

世界協調でユーロ圏銀行にドル供給!

こんにちはダメおやじです。

昨日のNYはドル円、クロス円とも上下に振れましたね。
日銀のレートチェックの噂でドル円で77.32円、ポンド円で122.23円まで上昇しました。
結局は上げ幅を全て下げて往って来いになりましたが、9月末の期末を控えて
国内輸出のドル売りのヘッジ遅れやパナソニックが本社機能の一部をシンガポールに
移すなど円高阻止の機運が少し強まってましたから大きく反応したかもしれません。

私は介入は有っても来週のFOMCを見てからと思いますが76.50を割り込んでくるようなら
警戒は必要かも知れないです。

一方、ユーロドルはギリシャ救済に向けての前向きな要人発言や昨日のFRB、日、英、
スイス中銀の協調で欧州銀行に対するドルを供給するとのことで欧州不安が後退し
1.3936まで上昇しました。
私は先週からの急落で移動線と値段との乖離幅が余りにも大きく広がったため
悪い材料が出ても下げずに反発するかも知れないと書いてきたので反発は良いのですが
1.3830台は戻りを売られると見ていたので昨日の上げ幅には少しビックリで1.35台、
1.36台の売り玉のストップを相当巻き込んだと見ています。

移動線と値段との乖離も相当修正されたため1.4050覚悟で噴き値売りが
良いとは思っています。

ポンド円は弱いですね、戻りは昨日高値の122.23円ストップで売りが
良いとは見ています。

しかし来週のFOMC次第で全ての通貨の動きが変化する可能性も有りますので
今は小幅でも利確優先が良いと思います。

週末です、頑張りましょう。

2011/09/15

しーさん

イベント盛りだくさん

昨日は前半はリスク回避が進み、後半はやや後退してユーロが堅調気味という
展開となりました。

ユーロドルはショートカバーとおそらく多少の期待買いもあり1.3700台まで回復。
しかし1.37中盤から後半にかけては売りが並んでいることもあり、徐々に
頭が重くなっているようです。

またフランスの銀行格下げを受けて欧州株価も下落する場面もありました。
ギリシャがデフォルトになればフランスの各銀行はかなりのダメージを負うことに
なり、さらにそこからイタリア、ポルトガルへと波及していくことになるので、
偉い人たちがユーロ救済に向けた発言を繰り返してもいずれユーロは大きく
売られるのでしょうね。

本日は早朝のRBNZキャッシュレートの発表から始まり、
ビーニ・スマギ氏の講演、スイスSNB金利発表と四半期金融政策報告、
英小売売上高、ユーロ圏消費者物価指数、欧州経済見通しの発表、
米消費者物価指数、NY連銀製造業景況指数などなど、
イベントが多数あってどれをピックアップしたらよいものか
悩んでしまうくらいです。

まず気になるのはスイスフラン関連のイベントです。
先週1.2000を背水の陣とした無限介入宣言をしたSNBですが、
ユーロスイスはリスク回避の煽りをうけてか1.20に近づいており、
SNBにとっては緊迫した水準にいるのかも知れません。

ここでさらにもう一押しスイスフラン安へのダメ押しをしてくると、
1.23に向けた上昇へと弾みがつきそうです。

ただユーロは依然として売られやすい状況にあるため、
その状況が変わらない限り大きな上昇は望めないかも知れません。

ほとんどの人が売り目線のユーロの行方を上に向かせられるかどうかわかりませんが、
欧州タイム(18時15分)には欧州委員会による経済成長見通しの発表があります。

ここで「ギリシャは当然ダメだとして、イタリアも・・・」といった話がでてくると
ユーロにとってはひどい状況となるのではないでしょうか。

本日も充分引きつけてからのユーロの戻り売りを狙っていきたいと思います。

2011/09/14

ZEROさん

引き続きギリシャ関連報道に注目、ユーロ中心の相場

14日のロンドン時間午前中は、BNPパリバがドル調達できないとの報道や中国が
イタリア国債購入要請に応じないとの報道でユーロ売り1.35台半ばまで急落、
その後はギリシャ関連報道で右往左往し高値は1.3735となっています。

引き続きギリシャ関連が材料となりユーロが相場の中心になりそうです。

本日は夜中にパパンドレウギリシャ首相、ドイツ・フランス首相が電話会談を
予定しており材料視されそうです。

他では21:30に米8月小売売上高が発表されます。14日のユーロドル日足チャートは
十字線で下落は止まっているものの戻りもなく1.37絡みで横ばいとなっています。

本日もユーロの売り場探しでチャンスを待ってみます。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2011/09/12

とあるエンジニアKさん

G7後の相場

本日(9/12)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。
私ごとではありますが、海外赴任となりました。
社会人生活も5年目を迎え、なかなか希望が通らなかったものですが、ようやく
それが実現しました。
今週にも出発し、まずは1ヶ月ほど暮らして一度戻り、その後は最低半年、
長ければ?のなかなか楽しい職場へ移動します。

日本と違って頑張りすぎると身体がすぐにだめになるようなので、
ほどほどでいいから健康第一で頑張ってこいよというのが上の人の言葉でした。
果たしてこの長い海外生活において何が待っていて、どう自分が対応していくか。
そしてどこまで自分自身を成長させることができるか?
楽しみにして頑張ってこようと思います。

【本日の注目指標策】
本日の指標は小粒。
日本で景況判断指数などが発表されますが、
影響は確実に限定的であり、相場を動かすことはないでしょう。

【本日の戦略】
G7が終わりました。
G7の開催に呼応するようにして、9月9日の相場は世界的に下落相場となりました。
その雰囲気を察知してか、G7では異例の合意文章の発表となりました。
普段はその合意事項の発表のみにとどまるようですが、今回は文章の公表。
急きょという言葉がふさわしい今回の文章公表ですが、その文章は既に公表されて
いるものばかりで、それ自体が相場に与えるインパクトはさほどおおきなものとは
ならないでしょう。
やはり行為自体が相場に対するメッセージで、圧力をかける狙いと思われますが、
実際に呼応する相場がどうなるかはまだわからず、今週の相場に注目が集まります。

さて、今回のG7。
議論の大半が欧州の債務危機対策に時間が費やされたようで、
肝心の日本における円高問題は為替介入に理解を求めた程度。
前述の合意事項合意の中には円高に対して盛り込まれることはなく、
G7後の円高是正には雲が立ち込めているように思われます。

本日はG7後の一日目の相場。
今回のような大きな会議が終わった後にはボラティリティは高いようで、
本日一日株式相場、為替相場にインパクトがあることが予想されます。
残念ながら本日一日の相場の行方は下落、上昇どちらともとれる成果であり、
動向を見守るほかに道はないと考えております。

また、週の戦略でも記述しておりますが、スイスフランの介入から1週間が
経過しました。
今のところはその効果は継続されているようで、ユーロスイスフランは1.20
付近をウロウロしているようです。
まだ投機家による仕掛け等は見られず、肩透かしを食らった気分ですが、
気長に待ちたいと思います。

それでは本日一日頑張りましょう。

2011/09/09

しましまさん

ユーロ、トリシェECB総裁の会見受け一段安

昨日はトリシェECB総裁が会見で「インフレリスクは均衡、もはや上向きではない」と
利上げ打ち止めを示唆、ユーロ圏の下向きのリスクの高まり、ユーロ圏の
2011・12年の成長見通しの引き下げなどに言及しました。
この会見内容を受けユーロは大幅下落、その後のバーナンキ米FRB議長の講演で
追加緩和に対する具体策には言及がなかったことからNYダウは下げ幅を拡大、
金は大幅上昇、為替市場もリスク回避的な流れとなりました。
 
本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

20:00:加・8月失業率/8月雇用ネット変化
今日はカナダの雇用統計の発表が予定されています。
8月失業率は7.2%、8月雇用ネット変化は+2.15万人の予想となっています。
また、今日はマルセイユでG7財務相・中央銀行総裁会議が開催されます。
 
昨日のドル円は、77円台半ばを上抜けできないものの、下値も77円台を維持し
底堅く推移しました。
今週76.50-77円のレンジを上抜けしたものの、今度は77円台半ばが壁になっている
ドル円、今日堅調な流れとなれば、6日の高値77.72円を越え50日線も位置する
78円付近へと上昇できるか見たいです。
一方、軟調な流れとなると77円台を維持できるかに注目、下抜けてしまうと
76円台半ばまでの下落が考えられます。

昨日のユーロドルは、トリシェECB総裁の会見を受け1.3947ドルまで下落、
その後1.4ドル付近へ反発する場面もありましたがダウの下落等から再び下落し
一時1.3872ドルの安値をつけました。

今日は1.39ドル台前半まで回復していますが、ここからも反発続けばまず
1.40ドル台へ戻れるか、そして1.4050ドル〜200日線も位置する1.4080ドル付近まで
戻していけるかを見たいです。
一方、弱い動き継続で1.39ドルを下抜けると昨日の安値1.3872ドル付近、
7月12日の安値1.3837ドル付近までの下落が考えられます。
 
では、今日も頑張りましょう!

2011/09/08

為替見習さん

BOE、ECB政策金利発表、トリシェ、バーナンキ、オバマ発言に注目

昨日の為替相場は前日のスイス中銀介入・声明発表の影響も落ち着いて
高値安値、終値ベースともに変動率が落ち着いてきましたね。

ただ今日は夜にBOE、ECBの政策金利発表、トリシェ総裁会見、
夜中にはバーナンキFRB議長の講演、翌朝にはオバマ大統領の雇用対策発表と
波乱要因が多く控えていますから、引き続きリスクを重視して資金管理を
行うなど自分のなかで消せるリスクは徹底的に消しておきたいところです。

ではまず火曜から水曜までの対円変動率・力関係をおさらいすると
水曜はAUDが1.06%、NZDが0.55%、EURが0.22%、CADが0.03%、
CHFが-0.10%、GBPが-0.25%、USDが-0.54%となっていて
力関係は【AUD>NZD>EUR>CAD>JPY>CHF>GBP>USD】という形に。

火曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【CAD>USD>AUD>EUR>JPY>GBP>NZD>CHF】でしたから
ドルが弱い位置に変化したこと、ポンド、スイスが弱い位置をキープしている
ことオセアニアが位置を戻したこと、全体的に「リスク選好型」に近い状態で
あることなどある程度変化が出ていることが見てとれます。

続いて11時時点のテクニカル状況ですが、ドル円は短期が上向きで下の
抵抗帯半ばに位置しクロス円の短期は欧州系がすべて下向きで、オセアニア、
カナダが上向きとなっています。

今後のポイントは円、ドルを軸とした力関係・テクニカル変化で
ここから円が買われる展開に変化した場合には、
現状短期が下向きである欧州系クロス円はショートのチャンス。

逆に円が売られる動きが出た場合には、
現状短期が上向きであるオセアニアやカナダでは
順張りロングのチャンスとなるわけですね。

特に今日は夜にBOE、ECBの政策金利発表、トリシェ総裁記者会見、
そして夜中にはバーナンキFRB議長講演、翌朝にはオバマ大統領雇用対策発表と
重要度の高いイベントが続きますので、取引する場合は早い決済を心がけて
ポジションを残すリスクを徹底的に避けたいところ。

また週末にはG7を控えていることもありますので、力関係・テクニカルを見て
低リスクな状態であれば攻め、そうでなければ無理せず様子見するなど
精神面のコントロールも万全にしておきたいですね。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して
力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて最も低リスクなものを選択。

そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして
事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、
自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2011/09/06

ダメおやじさん

ユーロ圏のリスク拡大でユーロドルの戻り売り!

こんにちはダメおやじです。

昨日は朝から独メルケル首相率いる政党が議会選挙で敗れたことから
ユーロドルは下落しました。
独国民はあきらかに独のユーロ政策にノーと言ってるのでしょう。

その他にも欧州の景気減速観測、ギリシャのソブリンリスクの拡大、
イタリアの格下げ観測から欧州株は急落しユーロドルは1.41を割り込み
1.4057まで下落しました。

1.41付近では防戦買いやショートカバーも相当有ったようですが、
そういった買いを消化して下げた訳ですから戻りは売られそうで戻しても
1.4160、1,42までと見ています。下値は1.40を割り込むと1.3950、或いは
1.3830台を狙う動きも考えられます。ただ1.4548の高値から日足で
5日連続陰線でも有り1.40前後では買いも相当有りそうですから安値を
売り込むと急反発も考えられるので注意ですね。

今週は8日のECB、BOE に注目しています。
ECBは利上げ観測は遠のき逆に利下げ観測も出てきています。今月は
利下げはないでしょうが次回では有るかも知れないです。トリシェさんの
声明に注目ですね。

BOEは今月か来月には追加の金融緩和が有りそうです。今はドル円が膠着して
おりポンド円の値動きが少なく少し人気が離散気味ですがポンドドルは
充分下げ余地は有ると見ており戻り売り有利に変化はないと思っています。

昨日はアジア、欧州、ダウ先物と世界株安となりリスク回避の動きでした。
本日はNYも有り株価動向に注目です。

2011/09/05

しーさん

ユーロ売りを虎視眈々と・・・

先週の米雇用統計では±0万人という悪い結果だったにも関わらず、
それほどドルが売られることはありませんでした。

ベライゾンのストライキの影響(スト中は雇用者には数えられない)があることも
事前にわかっていたようで、マイナスにならなかっただけましということだったので
しょうか。

むしろユーロの悪材料への注目度のほうが高く、
ユーロドルは1.42のバリアを突破。しかしその下にあるストップを巻き込んで
下落が加速するわけでもなく、下げ渋りながら先週の相場が終わりました。

本日は米株下落によって日本株も弱い状況となりそうです。
さらに米国市場はレイバーデーで休場なので、
弱い地合いから持続的な強い反発がでる可能性は低いのではないかと考えます。

また今週の木曜日にはECB政策金利やトリシェ総裁の記者会見がありますが、
先月までは「monitor very closely」という単語を使い、
年内の利上げに含みを持たせていましたが、今回この言葉がどう変化するのか
に注目が集まりそうです。

一部にはECBの利上げサイクルは終了して、逆に利下げが必要では?
という論調もでていますが、利上げ期待がなくなり、さらにギリシャ問題に
注目が再び集まるようではユーロは頭の重い状態が続きそうですので、
そのことも踏まえて今週の相場にのぞんでいきたいと思います。

まずは本日、NY市場は休場なので様子をみつつとなりますが、
ユーロが戻ることがあればチャンスとみて戻り売りを仕掛けていきたいと思います。

2011/09/02

ZEROさん

米雇用統計に注目!オバマ大統領雇用対策などが下支え

本日は注目度の高い米8月雇用統計が発表されます。
発表まではポジション調整が中心の取引となりそうです。
米失業率の市場予想は9.1%、非農業部門雇用者数は直前に予想の下方修正があり
6.5〜8万人増程度になっています。

雇用統計の発表直後の値動きとしては、市場予想を下回れば株安+ドル円、
豪ドル円下落で反応すると思われます。
ただし結果が悪くても今回は後にオバマ大統領雇用対策や期間延長が発表されている
FOMCを控えていますので、急落は一時的となり底堅いイメージで見ています。

株価の上げ下げに素直に反応するのが豪ドル円ですから、
結果悪い場合には下げ止まりを買いリバウンド分だけ狙いたいと考えています。

雇用統計の発表直後のユーロドル相場は乱高下を予想、一旦反応した方向と逆に
動くことが多いですから高値や安値を掴んでしまわないように慎重な取引が
求められそうです。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

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