兵ブロガーバックナンバー(2013年08月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2013年08月

2013/08/30

為替見習さん

シリア情勢一服も、残る懸念に注意。視線は来週雇用統計に。

昨日の為替相場は、シリア情勢への懸念からのリスク回避の円高が、
前日に一服した流れを引き継いで円安の流れが継続しましたし
米欧の株式市場も上昇、原油先物も軟調に推移するなど
概ね火曜の強い動きの戻しが見られました。

また英国議会ではシリアへの軍事行動を否決するなど
シリア情勢を巡る動きも少しずつ具体化してきています。

ただ米国が単独で軍事行動を取る可能性もありますし、
今日は週末でポジション調整の動きが出ることや、
来週の雇用統計にも相場の視点が移っていることから
引き続き円高方向への動きに注意したいところ。

そのため今日もまずは資金管理をいつも以上に万全にしておくことを前提に、
短期トレンドが明確な方向性を持つような場面では攻められるよう
上下両方にしっかりシミュレーションをしておきたいですね。

ではまず水曜から木曜までの対円変動率で相場を見てみると、
USDが0.72%、AUDが0.58%、GBPが0.56%、NZDが0.33%、
CADが0.24%、EURが-0.04%、CHFが-0.24%となっていて
力関係は【USD>AUD>GBP>NZD>CAD>JPY>EUR>CHF】という形に。

水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【NZD>USD>GBP>CAD>EUR>AUD>CHF>JPY】でしたから
円が弱い位置をキープしていることや、NZD、ドル、ポンドが
強めの位置をキープしていること、ユーロやスイスが位置を落とすなど
概ね前日の力関係を引き継いでいることが見てとれます。

続いて11時時点の各通貨テクニカルをおさらいすると
昨日の動きを受けてユーロ、スイス以外の短期は上向きに変化。
またユーロ、スイスは下向きで継続しています。

ただそれぞれ方向性はまだ強く出ていない状況ですから
今後円を軸とした動き次第で簡単に変化しますので
今日もまずは円軸の力関係変化を見ていきたいですね。

そして今後ここから円売りが加速すればロングのチャンスで、
この場合は力関係上強い通貨を買って円を売るのが低リスク。

逆に円買いの動きが出た場合には、短期が悪化して
勢いが強ければ明確な下向きになるものが出てくるため
この場合は先ほどとは逆にショートのチャンスとなり、力関係上
最も弱い通貨を売って円を買うのが低リスク。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して
力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて最も低リスクなものを選択。

そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして
事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、
自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2013/08/28

斉藤学さん

リスク回避の円高株安が継続と予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【昨日の概要】
シリア政権の化学兵器使用の疑惑から地政学的リスクが浮上、米・英が攻撃を行う
可能性が出てきました。シリアでは、約3600人が神経毒性症状を示していて、
すでに300人以上の方が亡くなっています。

安全資産の円とスイスフランが買われ、典型的なリスク回避の動きが進みました。

<昨日の終値(前日比)>
・ダウ平均          14776.13(-170.33 -1.14%)
・CME日経平均先物      13215(大証終比:-325 -2.45%)
・NY金先物12月限(COMEX)  1420.20(+27.10 +1.95%)
・NY原油先物11月限(WTI)  109.01(+3.09 +2.92%)

【重要経済指標】
★★★★
17:00 (独)8月IFO企業景況感指数  前回:106.2  予想:106.9  結果:107.5
★★★
18:30 (ア)Q2GDP(前期比年率)  前回:+0.9% 予想:+3.3% 結果:+3.0%
★★★
18:30 (ア)Q2GDP(前年同期比)  前回:+1.9% 予想:+1.9% 結果:+2.0%
★★★
23:00 (米)8月消費者信頼感指数  前回:80.3  予想:79.3  結果:81.5

【本日の戦略】
日本株は貸借倍率6倍で買い残は3兆円近く、ドル円は個人投資家の約86%が
ロングポジションを持っているため、米緩和縮小とシリア情勢のダブルパンチで、
株、為替ともに高値掴みトレーダーを狩るまで下落すると思われます。

高値掴みポジションが貯まっているため、「相場が落ち着くまで様子見、というよりは
むしろ叩き売り」で良いでしょう。

下値目安は、下記の通り。

・日経平均…11800円
・ドル円…95円、92円、88円
・NYダウ…14200ドル、13800ドル

仮に材料が出たとしても、米国債や金(Gold)、原油(WTI)に買いが集まっているため、
急反発は難しいでしょう。特に、これまで売り込まれてきた米国債が急速に買い戻されて
いるため金利は低下、ドル安を招いています。

逆に言えば、ドル円が反発する時には今高騰している金(Gold)と原油(WTI)が
下落してするタイミングになるはずですから、商品市場もよくチェックしておきましょう。 米国債に関しては、QE3縮小による売り圧力もありますから、判断材料とするには 若干難しそうですが、リスク回避時には買われますので日足ベースでチェックする くらいで良いでしょう。 結局のところ、テクニカル分析ばかりでファンダメンタルズ分析抜きにFXを 生き残るのは難しいわけですから、チャートに線を引っ張るだけでなく、一歩離れて ニュースや最新情報を集め多角的に分析していった方がよいでしょう。 【重要経済指標】 ★★★ 23:00 (米)7月中古住宅販売保留(前月比)  前回:-0.4%  予想:+0.1% 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 96.00〜97.50 ↓ ・ユーロ円 128.00〜131.00 ↓ ・ポンド円 149.00〜151.50 ↓ ・豪ドル円 86.000〜87.80 ↓ ・ユーロドル 1.3350〜1.3430 ↑ ・ポンドドル 1.5450〜1.5600 →
・ドルスイス 0.9080〜0.9250 ↓ 【通貨の強さ】 円、スイスフラン>ユーロ、ポンド>豪ドル>ドル 【注目通貨ペア】 ・ドル円(下値模索) ・金、原油、米国債

2013/08/26

為替太郎さん

ロンドン休場で小動きか。クロスユーロは、本格的な上値を目指す正念場。

みなさん、こんにちは。
いよいよ8月も最終週です
残り少ない夏をどのようにお過ごしでしょうか。
 
今日のロンドンはSummer Bank holidayでお休みです。
イギリスだけですので相場への影響はそれほどでもないかもしれませんが、
材料が少ない週明けということもあり、今日の相場は基本的に様子見になりそうです。
 
先週の前半は、QE3縮小を睨んで荒れ気味の相場でしたが、金曜日には安定を取り戻し、
為替、株式ともに堅調な動きになりました。
実際、金曜日に日経平均は295円高で取引を終えており、ドル円も依然99円手前の状態です。
米国株式市場でも、7月の新築一戸建て住宅販売の不振にもかかわらず、
ダウ平均は60ドルあまり続伸しました。
 
なお、先週公表されたFOMC議事録では、市場の想定通り、景気が改善していけば
緩和政策縮小を開始するとの計画がほぼ支持されていることが明らかになっています。
これにより、とりわけドルは総じてしっかりした動きになっています。
 
アメリカの経済指標については、今週もいくつか中程度の指標が控えているほか、
来週の9月3日にISM製造業景況指数、6日に雇用統計があります。
今週はこれらを控えて、ファンダメンタルズ的には様子見が基本になりそうです。
 
ドル円は、1時間足チャートで98円台半ばに下値のサポートがあり、流れは基本的に
上向きです。先週の後半には一時的に99円台に到達しており、今週も順調にいけば
99円台に回帰していく可能性が高いでしょう。
 
今日の段階では、上げきれる材料に乏しいですが、ここで早い段階で99円台に
定着できてしまえば、週の半ば以降さらなる上値を狙いやすくなるといえます。
既に、5月のような円高局面はほぼ回避できたと見るべきです。
 
週明け月曜ですので、明瞭なトレンドは出にくいですが、最大の焦点となるのは、
下に行った場合に想定のように早い段階で下げ止まるかどうか、そして上に行った
場合には99円台に定着できるかどうかでしょう。
 
一方、クロスユーロに関しては、週明けとはいえ先週来の強い流れを引き継いでいます。
とりわけ、先週発表のユーロ圏消費者信頼感指数が事前予想を超える改善だったこともあり、
ファンダメンタルズからもユーロを買いやすい雰囲気になっています。
 
ユーロ円に関しては、既に先週末から過熱感は出てきていますが、トレンドは依然として
堅調です。もっとも、テクニカル的に手近な下支えが131円台の半ばあたりまでないので、
調整的に崩れた場合には値幅は大きくなる可能性があります。
 
いずれにせよ、今の状況で133円、134円と上値をグイグイ追っていくのは、
配置的にやや無理があるように思います。今日今後どちらの方向に進んでいくか
見極めましょう。
 
また、ユーロドルに関しても、やはり1.34がターゲットとなる強い相場が継続していますが、
中期的に1.34付近から上は上げきれない展開になっています。
 
今日も、先週の流れを継いで、強いながらも上げきれない1.33台後半の推移であることは
変わりません。先週末の調整で過熱感は薄まっていますので、大きな下値はあまり心配して
いませんが、上値余地はあまり大きくないように感じます。
 
なお、今日の主要指標の予定は下の通りです。
 
最大の注目は耐久消費財です。QE3縮小に注目が集まる現在、内容次第ではいつもより
大きく反応する可能性があります。慎重に見守りましょう。
 
14:00 シンガポール鉱工業生産
21:30 米耐久財受注
23:30 ダラス連銀製造業ビジネスインデックス

2013/08/23

ダメおやじさん

ドル円は押せば買われる展開!

こんにちは、ダメおやじです。
 
8月も終盤ですが大阪では雨も降らず、猛暑が続いています。
暑さに負けずに頑張りましょう。
 
昨日の為替相場は東京では米系ファンドの断続的なドル円買いや年金と思われる
信託銀行の買いでドル円はジリジリと値を上げ98円を越えると買いに勢いがつき
98.33円まで上昇しました。
日経平均はNY株安から下げたのですがドル円が値を上げると下げ幅を縮小しました。
 
海外でも円安の動きは続き欧州でドル円で98.81円まで上昇した後に米新規失業保険件数が
悪かったことでドル円で98.40円まで下落もNY株が上昇したことも有り突っ込みは買われ
高値圏で終わりました。
 
QEの早期縮小観測からの米金利高や中国、欧州、米の景況感が改善したことで
NY株が7日振りに反発しリスクオンの動きとなりました。
 
本日は米新築住宅販売件数がありますが、為替は米金利やNY株価動向で動きそうです。
 
またジャクソンホールで経済会合が開催されてますがイエレンFRB副総裁、
黒田日銀総裁の発言で動く可能性は十分に有りますね。
 
ドル円は98.80円台、99円、99.10円台は戻りを売られるポイントでも有ります。
ただ、99.20円を越えると99.50円、99.80円を狙う動きも考えられます。
下値は98.40円では買われそうですが割り込むと98.10〜98.20円と見ています。
 
今の状況は押せば買い有利かも知れないですが、100円越えはまだ遠いとは思っています。

週末、頑張りましょう。

2013/08/22

しーさん

引き続きレンジ相場

連日の日経平均の下落によりドル円は軟調気味ですが、
97円より下ではGPIFの買いが待ち構えているとの話もあり、
意外と底堅く推移しているドル円。

なんだかんだとレンジが続いていますが、まずは98円に定着してくれると
もう少し上値が期待できる形となってきます。

昨夜から今朝にかけてはFOMC議事録発表待ちということで、
あいかわらずの相場状況でしたが、発表直後はドル買いで反応しました。

QE縮小開始時期を探るべく、議事録の内容に注目が集まっていましたが、
ほぼ全ての委員が年内縮小開始を支持しており、数人は近いうちに縮小開始
の必要を訴えているということでした。

議事録の結果を受けてダウ平均は一時15,000ドルを回復したものの
最終的には105ドル安の14,897ドルで引け、日経平均先物も下落。
現物も下げてくるとドル円の上値は引き続き重い状態となるでしょう。

本日の指標としては欧州タイムのPMIと、NYタイムの米失業保険申請件数くらい。
ユーロ圏PMIはアジアからユーロへと資金が流れ出していることで
底堅いユーロへのちょっとした追い風となるかどうか。

後者のほうは気になる米雇用情勢の先行指標として見ておき、
ドルが持ち直すかどうかを気にしておきたいですが、
いずれもそれほど大きな動意にはならないかも知れません。

本日からジャクソンホールのシンポジウムが始まっていますが、
欧米そろって大物は不在となっており、いまいち注目度は高まりません。

株価の行方を見ながら、一旦軟調となったとしても、
レンジ下限で買い支えられるようであれば、
短期的にドル円を買っていくのがよいと思います。

2013/08/21

ZEROさん

ドル円持合い継続、FOMC議事録に注目

今週は国内ではお盆休み明けとなっていますが、ドル円相場は6/13安値と8/8安値を
結んだサポートラインと5/22高値から高値を結んだレジスタンスラインに挟まれ
三角持合いが継続しています。

直近の米長期金利は上昇したものの、ドル円の買いは限定的で米量的緩和縮小を
警戒したリスク回避の円買いと挟まれ動きにくい環境になっています。

1か月もすれば秋の2大テーマである米量的緩和縮小開始時期と消費増税に一定の
結論が出ているはずです。

この大きな材料を受けた値動きをみてトレードに参加したいと考えています。

基本的にはドル円年末高で10月11月には買いを少しづつ入れていく方針で変わりません。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2013/08/20

とあるエンジニアKさん

本日も静かな一日か。混乱続くエジプト

8月も半ばを過ぎ、記録的な猛暑なのには変わらないのですが、朝晩ほんの少しだけ涼しく
なったようにも感じます。今年はゲリラ豪雨だ猛暑だと異常気象の枚挙に困らない夏でした。

特にゲリラ豪雨は何回か被害にあったのですが、夕立というレベルでなかった記憶があります。
子供の頃にはなかったこの大雨、今後もこのような豪雨の可能性が増えるとのことで、
原因は様々あるのでしょうが、自然相手にはなすすべもないのかもしれません。
相場も同じで、一個人投資家がどうこうできるものは一つもなく、ただしっかりと予報を
立ててそれに流されないようなプランを立てるのみなのでしょう。

【本日の指標】

本日の指標は小粒。特に注目すべきものはなく、指標発表によって相場が
動かされることはないでしょう。

【本日の戦略】

お盆明けの相場ということで、どちらか一方に大きく傾き、釈然としない流れを形成して
くれるものと期待した月曜日の相場。残念ながら期待した動きは一切なく、日経平均の
売買代金は今年最低を記録したのだとか。なかなか相場への参加者が戻らない夏の相場。

流れが売り買いの流れが発生するならば参加者が戻ってきてくれるものなのでしょうが、
なかなかそれが叶わない相場です。期待されるのはファンダメンタルによる起爆剤で、
本日はそれがないものの、明日のFOMC議事録はその可能性を秘めている指標です。

その他のニュースとして注目しているのがエジプトの状況。こちらは解決の道はまだまだ
遠いようで、毎日のように死者が出た等の報道がなされているのはご存じの通りかと。

すでに米国や欧州の対応が世界を賑わせています。今年一月には外貨準備高が危機的状況に
あるとの報道がなされ、輸入に支障がでることで国民の生活を圧迫しているのが政変に
加えて今回の不満爆発の背景としてある模様。米国や欧州は非難声明や援助停止などの
具体的な策で現政権の暴挙ともいえるデモ隊鎮圧に対して非難の念を送っています。

一方で、表向き非難しつつもカタールは援助を行うなど、誤解を恐れずにいうならば
イスラム教の影響力肥大化を狙う筋と、それを押さえ込みたい勢力の代理戦争の様相を
示しています。
今のところ相場に対して大きな影響は与えていないのですが、混乱が拡大すると
世界的大動脈のスエズ運河の運営に不安が発生、そうなると石油価格の上昇を招く恐れが
あり、ドルやそれに付随して世界的に影響を与えることになりそうです。
なかなか沈静化を見せない今回の騒動は今後も注目が必要なファンダメンタルの一つかと。

2013/08/19

しましまさん

ドル円レンジ維持か

先週末16日は全体的に明確な方向は出ず、ドル円は97円台前半〜97円台中盤、
ユーロドルも1.33ドル台前半〜中盤での限られた値動きとなりました。

今日は注目材料のない中、ドル円が97円台を維持しレンジ内の推移継続となるのか
等見ていきたいです。

先週末16日のドル円は、97円台前半から97円台中盤へ上昇し97.50円を挟んで
比較的小幅な値動きとなり97.50円で引けました。

今日堅調な動きとなると97円台後半を上抜け98円へと上昇できるか、強い動きと
なると98.40円〜先週15日の高値98.65円付近まで上昇できるか見たいです。
一方、軟調な動きとなると97円付近では支えられるかが注目されます。

先週末16日のユーロドルは概ね1.33ドル台前半〜中盤での推移で、NY序盤は
1.3380ドルの高値を付けるもその後は反落し1.3327ドルで引けました。

今日堅調な動きとなると1.33ドル台中盤〜先週の高値1.3380ドル、
まだ強い動きとなると8日の高値1.34ドル〜6月19日の高値1.3417ドルを目指す
動きとなれるか見たいです。
一方、軟調な動きとなると1.33ドル付近で止まれるか、1.33ドルを下抜けると 1.32ドル台中盤への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!

2013/08/16

為替見習さん

円、ドルを軸とした力関係変化と、NY市場動向に注目

昨日の為替相場は、NY市場前半で、米新規失業保険申請件数が
約6年ぶりの水準に低下する好結果となったことや、
同時に発表された消費者物価が上昇していたこなどから、
早期QE縮小開始期待を強めた格好となりドル買い優勢に。

しかし、その後に発表になったフィラデルフィア連銀景況指数や
鉱工業生産が弱い内容となったところからは完全に動きが逆転して、
ドルが売られるとともに円も力関係上強い位置に来ましたし、
NY市場後半にかけては株安も加わってドル売りが加速しました。

ここ最近は報道でもQE縮小期待について語られることが多いですが、
昨日はQEというよりも先行き懸念という印象が強いですね。

このような中で今日もNY市場で米国の住宅着工件数や
ミシガン大消費者信頼感指数速報値の発表を控えますので
NY市場における円、ドルを軸とした力関係変化と
指標に対する相場の反応に注目したいところ。

そして今日もまずは資金管理をいつも以上に万全にしておくことを前提に、
短期トレンドが明確な方向性を持つような場面では攻められるよう
上下両方にしっかりシミュレーションをしておきたいですね。

ではまず水曜から木曜までの対円変動率で相場を見てみると、
CHFが0.25%、GBPが0.11%、EURが-0.07%、NZDが-0.20%、
CADが-0.41%、AUDが-0.53%、USDが-0.74%となっていて
力関係は【CHF>GBP>JPY>EUR>NZD>CAD>AUD>USD】という形に。

水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【NZD>GBP>AUD>JPY>CAD>USD>EUR>CHF】でしたから
ドルが弱い位置で加速していることや、欧州系通貨が強い位置に来ていること、
オセアニアが弱い位置に変化したことなどが見てとれます。

続いて10時時点の各通貨テクニカルをおさらいすると
昨日の動きを受けて各通貨の短期は少し変化していて、
ドル円の短期は弱いながらも下向きに変化。

その他は一応上向きをキープしているものの、下の抵抗帯に入っていて
現時点で方向性はかなり弱くなってきていますので、
円軸の動きが明確に出るまでは待ちたい場面ですね。

そのため今後のポイント円軸の力関係変化で、
ここから円売りに変化すれば各通貨の短期は回復して 勢い次第で明確な上向きになる通貨が出てきますので、 この場合はロングのチャンスとなり、力関係上強い通貨を買って 円を売るのが低リスクな攻め方。 逆にここから円買いが加速すれば、短期は悪化して、 勢い次第で明確な下向きに変化することになります。 この場合は先ほどとは逆にショートのチャンスとなり、 力関係上最も弱い通貨を売って円を買うのが低リスク。 個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して 力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。 また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て 「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」 ということを考えて最も低リスクなものを選択。 そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして 事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、 自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2013/08/14

斉藤学さん

本日も引き続き、株高円安が継続と予想

【昨日の概要】

月曜日に発表されたGDPは評価され、さらに朝方法人税減税とのニュースが入ると
株高・円安が継続、日経平均は+347円高の13867円となりました。

ドル円も上昇トレンドが継続、節目だった97.50円を抜けると上昇スピードが加速、
堅調な米小売売上高を受けて98.20円へ上昇しています。

<昨日の終値(前日比)>
・ダウ平均          15451.01(+31.33 +0.20%)
・CME日経平均先物       14000(大証終比:+150 +1.07%)
・NY金先物12月限(COMEX)   1320.50(-13.70 -1.03%)
・NY原油先物11月限(WTI)   106.83(+0.72 +0.68%)

【重要経済指標】

★★★
08:50(日)Q2GDP<1次速報値>(前期比)       前回:+1.0% 予想:+0.9% 結果:+0.6%
★★★
08:50(日)Q2GDP<1次速報値>(前期比年率)     前回:+4.1% 予想:+3.6% 結果:+2.6%
★★★
08:50(日)Q2GDPデフレータ<1次速報値>(前年同期比)前回:-1.1% 予想:-0.7% 結果:-0.3%

【本日の戦略】

このところ軟調に推移していたNYダウは反発、ロックハート・アトランタ連銀総裁が
9月QE縮小開始に消極的な姿勢を示したことから買戻しも入り、15350ドル付近で
下げ止まった感があります。

ドル円も97円台へ下落するとすぐに買戻しが入るほど底堅く、金(Gold)が
1%下落していることから、本日もドル高が期待できそうです。その分、豪ドルは
やや軟調に推移する可能性があります。

ドル円の注文状況は、98.50円に厚めの売り、98.65円〜98.75円に断続的な売り、
99.00円に厚めの売りを控えています。下値は97.80円に買い、97.50円にストップロス売り、
97.20円に買いと97.00円に厚めの買いがあります。

午後には、ドイツや欧州のGDP、イギリスの雇用統計発表を控えていますが、
どれも良好な結果となりそうで、ユーロやポンドもさらに上昇する可能性があります。
欧州株高となれば、その流れを受けて今晩のNYダウも上昇することになるでしょう。

本日も引き続きドル円を手掛かりに株高円安が継続、ドル円は99円、日経平均は
14200円を目指すことになるでしょう。結局のところ、お盆前に下げた分をお盆中に
取り返す「行って来い」となると予想します。

【重要経済指標】

★★★
07:45 (NZ)Q2小売売上高(前期比)         前回:+0.5%  予想:+1.7%
★★★
15:00 (独)Q2GDP<速報値>(前期比)      前回:+0.1%  予想:+0.5%
★★★
17:30 (英)7月失業率              前回:4.4%   予想:4.4%
★★★
17:30 (英)7月失業保険申請件数(前月比)    前回:-21200件 予想:-12500件
★★★
18:00 (欧)Q2GDP<速報値>(前期比)      前回:-0.2%  予想:+0.2%
★★★
21:30 (米)7月PPI(前年比)           前回:+2.5%  予想:+2.4%
★★★
21:30 (米)7月PPIコア(除食品・エネ)(前年比) 前回:+1.7%  予想:+1.3%

【本日の予想レンジ】
・ドル円    97.70〜99.00  ↑
・ユーロ円   129.00〜131.50 ↑
・ポンド円   150.20〜152.50 ↑
・豪ドル円   88.70〜90.00  ↑
・ユーロドル  1.3200〜1.3310 →
・ポンドドル  1.5350〜1.5500 →
・ドルスイス  0.9280〜0.9420 ↑

【通貨の強さ】
ドル>ポンド>ユーロ>豪ドル

【注目通貨ペア】
ドル円(99円を目指して上昇)

2013/08/12

為替太郎さん

今日最大の材料はGDP。予想を下回る内容に、株安・円安のリスクオフ反応

みなさん、こんにちは。
夏本番、暑い日々が続きます。引き続き頑張っていきましょう。
 
さて、今日は朝から日本発の重要指標が発表されました。
 
消費税増税の判断の大きな要素になるとみられている4─6月期実質GDP1次速報値は、
前期比プラス0.6%、 年率換算プラス2.6%となり市場予想を下回りました。
今年に入ってから消費の好調が続く中で外需も回復しつつあり、今日のGDPも強い数字が
予想されていただけに、この数字はマイナスのインパクトとなっています。
 
ドル/円も、一時的に95円台に入るなど、円高傾向です。もっとも、昼前の時点では
96円台まで戻し、やや下振れしたものの、先週末とさほど違いのない動きになっています。
株式市場も、現時点では小幅な下落になっており、思ったよりは値幅はでてきませんね。
 
市場へのインパクトという観点で考えると、GDPの堅調は、短期的にはリスクオンにより
株高及び円安となります。
一方で、これにより導かれる消費増税は、リスクオフ材料ですので、株安、円高の要因です。
材料として両面性があり、市場も反応しきれないということでしょう。
 
テクニカル的に見ると、ドル円は、96円台が比較的安定しています。
4時間足チャート以上の長めの時間足チャートでは、トレンドが下向きなのは収まって
いませんが、1時間足チャートなどの短期では、下向きながらも上値余地が多少出てきた
感じがします。
 
中期で見て、今週からドル円が反転していくかはまだ微妙ですが、ズルズルと下げた
場合の下値余地は徐々に低下していると思います。5月からの円高局面での前回安値は
93円台ですが、今回はそこまでいかなそうな気がします。
 
今晩以降の海外市場でも今の96円台の動きが継続すれば、ひとまず短期的な下げは
このあたりまでと見ることができるでしょう。
もちろん、ドルストレート、クロス円ともに、依然として株式市場との連動性は
高いままですので、株式市場の動向次第で上下はあると思いますが。
 
一方、ユーロ円に関しては、こちらもGDP、消費増税という円固有の要因を受けて、
円高方向です。水準的には、金曜の128円台が軟調な流れを引き継ぎながら継続しています。
 
ユーロ円に関しては、テクニカル的に見れば今の流れは完全に下向き状態です。
少し前の底堅さが転じて、下値サポートが上値抵抗となり、残念ながら130円手前に
強力な上値抵抗が形成されてしまっています。多少戻していくことがあっても、
現段階で一気に130円を超えていくのは非常に困難と考えられます。
今日のところは、今の水準での横動きが基調になりそうな気がしますね。
 
一方で、ユーロドルに関しては、先週から強い相場が継続していますが、
4時間足チャートなどの中期を見ると、チャート的には一時的なピークアウト感が漂う
推移です。 もともとの1.34付近は、ややテクニカル的な過熱感が強かったので、
ここの調整はやむを得ない動きだと思います。
 
ひとまず週明けの今日はここまま思惑主導の横動きを予想しますが、ユーロ圏鉱工業生産、
独ZEW景況感調査などが出てくる明日には、再び動意が出てくる可能性が高いかと思います。
 
なお、今日の主要指標の予定は以下の通りです。
 
すでに、本日最大のイベント、GDPを通過してしまっています。ここからの材料は
たいしたことはありません。
海外市場時間にかけては、株式市場の動向及びテクニカル主導になりそうな予感です。

13:30 鉱工業生産 
15:45  仏経常収支
16:15 スイス実質小売売上高

2013/08/09

ダメおやじさん

ドル円は目先は戻り売り有利か!

こんにちは、ダメおやじです。
 
毎日、猛暑が続きますね、大阪では本日も37度だそうです。
本当に参ります。この週末から帰省される方も多いと思いますが水分補給は
しっかりして夏バテしないようにしてくださいね。
 
昨日のドル円は東京では機関投資家の買いや利益確定買いで96.93円まで反発しましたが
日経平均の失速で戻りを売られNYでは96円を割り込む95.80円まで下げた後は
ショートカバーで96.70円付近まで戻して終わりました。
 
7日の朝に節目の97.50円を割り込んでから売り優勢の動きとなっており今度は
97.50円を越えるまでは戻り売りで良いと思っています。
 
本日は東京では機関投資家のドル円買いが出るのか、日経平均の動き、
更に中国指標で動きそうです。
 
海外では特に重要な材料は有りません。
 
本日のドル円は96.90円、97円では売られそうですが越えても97.30円までと見ています。
下値は96.20円台では買われそうで割れても96円前後までかも知れないですね。
 
上にも書きましたが国内は来週からお盆休みに入る企業も有り、海外もサマーバカンスを
取る投資家が多くなりそうで少し商いは減りそうです。
ただ商いが薄いだけで少しの売り買いで値が振れやすくストップを取られて反転という
ケースも増えそうなので注意はしてください。
 
私は週末から来週は膨れあがったドル円のポジション整理の動きが出ると見ており
戻り売り有利とは思っていますが、動きがないかも知れないですね。
 
本日は週末です。チャンスと思う場面だけ狙って無理はせずです。
頑張ってください。

2013/08/08

しーさん

今度は日本の番

昨日は日経平均株価の下落に伴いドル円が下落。
97円中盤にはGPIFによる買いの噂がありましたが、
サポートラインを割り込んだ後は、ストップを巻き込んで
一時96円76銭まで下落しました。

また昨日の夕方はポンドが凄い動きをしていました。
BOEインフレレポートの発表にてフォワードガイダンスが導入され、
失業率7%(現時点では2016年Q3に到達見込み)を目標として
緩和政策を推し進めるというもの。しかしこれには3つのノックアウト条件
がついており、その中の1つ、インフレターゲットがトリガーされる
との見込みからポンドが大きく買い戻されました。
最初に下だと思って飛びついていたら、とんでもないことになっていました。

昨日は英国に話題が集中しましたが、本日は日本の番です。
とはいえ、日銀政策決定会合では大きな動きはないとの見方がほとんど。

来年4月に消費税を増税するかどうかを9月〜10月に判断することに
なっていますが、そのためには景気や株価を高止まりさせておきたいと
首脳陣は考えているはず。そしてその意向を日銀も知っているはず。

よって株安、円高を放置しておくのは考えづらい、という思惑から、
円高に振れてもなかなか売り込めずにいます。

本日の黒田総裁の記者会見にて、近いうちに追加緩和を示唆する発言がでると
ドル円にとっては下支えとなることでしょう。
サプライズがなければドル円の戻しは限定的になると思います。

合わせて米国側の視点でもNYタイムの住宅指標と失業保険申請件数の
指標にも注意しておきたいです。先日のNFPの下振れを是正するような数字
となるとドル買いへと傾斜する可能性がありますが、
指標前はニュートラルな気持ちで見ておきたいと思います。

2013/08/07

ZEROさん

ドル円方向感難しい。基本的には夏枯れ相場

ドル円相場は先週安値97.58を下抜けてストップロス97円台前半に下落しています。

チャートだけみると下向きになっていますが、95-100で方向感のない展開に
入っていくと予想しています。

今後大きな注目材料としては9/17-18のFOMCで米量的緩和縮小開始時期を
探ることになります。

12月に後ずれしても結局は量的緩和縮小の方向は変わりませんので
「最終的にドル買い」とみて投資戦略を立てます。

ドル円投資戦略は長期でしっかり持てるように余裕を持って買い下げます。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2013/08/06

とあるエンジニアKさん

ユーロ円の売りを狙う相場

8月も数日を過ぎ、夏本番といったところ。いよいよ甲子園の開幕も迎え、
一年で最も暑い時期を迎えています。
心配されていた渇水問題は依然として続き、ついには取水制限をされる状況。

今のところ私が住む地域では特に生活に対してダイレクトに影響を与えるものでは
ありませんが、私の好きなプールが使えなくなるといういつぞやの夏が再来しないよう、
ダムがある地域に雨が降ることを祈るばかりです。

【本日の指標】
本日は豪州中央銀行の政策金利発表が予定されています。
先週一週間、この政策金利の利下げを見越しての動きがあり、注目される指標の一つです。
現在の豪州中央銀行の政策金利は本銀行史上最も低い2.75%ですが、先週同銀行総裁の
発言によって更なる利下げが予想されています。

金融緩和からの出口政策に各国がしのぎを削っている中で、オーストラリアと
ニュージーランドは依然として今の金融緩和政策から抜け出せない模様。
既に先週豪ドルは米国ドルに対して大きく下落していることから下落は織り込み済みか。
本日発表の指標では大きく動くことは予想されませんが、今後の政策についてのどう
発言するかに注目したいところです。

【本日の戦略】
クロス円の出口がようやく見えずにどちらともつかない相場が続きます。
テクニカルでチャートを見ると、例えばユーロ円では5月の133円と、その後の急落で
見せた6月の125円を三角形の頂点とした三角持ち合いから放たれて・・・というのを
期待していますが、今はまだ頂点を伸ばし続けるクロス円。ドル円も同様です。

ファンダメンタル要因からはこれ以上の上昇は期待できず、下落を期待して今週から
クロス円の売りポジションを入れ始めました。前回高値である133円をストップとしての
売りです。ファンダメンタルではこれ以上の円安傾向や、ドル高、ユーロ高が望めない
今の相場で下落を期待する相場です。

それにしても今の相場はいわゆる夏枯れ相場というやつか。先日の新聞報道で上記の
言葉を知りましたが、元気なのは日経平均ばかりで、クロス円相場はもみ合いが続く相場。
各国共に夏休みに入っているというのもありますが、材料出尽くし感がある今の相場です。
この状況、来週お盆を迎える日本の相場はより顕著な傾向となることでしょう。
ポジションは仕込んだものの、しばし動きを待つことになりそうな相場です。

2013/08/05

しましまさん

米雇用統計明けの動きに注目

先週末発表された注目の米雇用統計は、7月非農業部門雇用者数は市場予想+18.5万人に対し
結果+16.2万人、7月民間部門雇用者数は市場予想+19.5万人に対し結果+16.1万人と予想より
弱い結果に、一方、7月失業率は市場予想7.5%に対し結果7.4%と予想より強い結果となりました。
米雇用統計の結果を受けドル売りが進み、ドル円は98.66円の安値を付けその後も概ね
98円台後半で上値重く推移、一方ユーロドルは1.3294ドルの高値を付けその後も1.32ドル台
後半で推移しました。
 
本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

10:30:豪・6月小売売上高
23:00:米・7月ISM非製造業景況指数
米7月ISM非製造業景況指数の市場予想は53.1です。

先週末2日のドル円は米雇用統計までは99円台中盤から99円台後半へ下値を切り上げる動き、
NY時間は弱い米雇用統計の結果を受け大幅下落し99円を割り込む動きに、98.66円の安値を
付けてからは反発するも99円付近では上値が重く98.93円で引けました。

今日堅調な動きとなると99円付近では支えられ99円台中盤へ、まだ強い動きとなると
先週2日の高値99.94円を超え100円台を付けることができるか見たいです。
一方、98円台後半を下抜け軟調な動きとなると98円台中盤〜98円台前半への下落が考えられます。

先週末2日のユーロドルは、米雇用統計までは1.31ドル台後半〜1.32ドル台前半で推移、
米雇用統計後に急騰し1.3294ドルの高値を付けその後も1.32ドル台後半で底堅く推移し
1.3279ドルで引けました。

今日堅調な動きとなるとまず1.33ドル台へ乗せることができるか、そして先週の高値1.3345ドルを
超え1.34ドルを目指す動きとなれるか見たいです。

一方、軟調な動きとなると1.32ドル台前半〜1.31ドル台後半への下落が考えられます。
では、今日も頑張りましょう!

2013/08/02

為替見習さん

米雇用統計の結果と、NY市場における円、ドル軸の力関係変化に注目

昨日の為替相場は、朝から全体的に円が弱い位置に変化したことに加えて、
NY市場では米指標の好結果を受けてドル買いが加速する展開となり、
ドル円は99円台半ばまで一気に上昇する流れとなりました。

特にISM製造業景気指数は55.4と2年ぶりの高水準を記録していますし、
その雇用指数も54.4と前月の48.7から大幅に改善するなど、
雇用統計を前に、これまで力関係上弱い位置で推移していたドルが
ポジション調整も含めて上昇したという印象です。

このような中で今日は注目の雇用統計を迎えるわけですが、
今回の結果は9月のFOMCにおける緩和縮小開始を左右するだけに
注目度は高いと思われます。

市場の事前予想は非農業部門雇用者数が18.5万人増、
失業率は0.1%ポイント低下して7.5%となる予想ですが
雇用統計は事前の予想と結果の乖離が大きくなることで有名で、
それだけに動きが強く出る可能性も高いですから要注意。

そのため今日もまずは資金管理をいつも以上に万全にしておくことを前提に、
短期トレンドが明確な方向性を持つような場面では攻められるよう
上下両方にしっかりシミュレーションをしておきたいですね。

ではまず水曜から木曜までの対円変動率で相場を見てみると、
USDが1.70%、GBPが1.12%、AUDが1.08%、CADが1.03%、
EURが0.99%、CHFが0.57%、NZDが0.50%となっていて
力関係は【USD>GBP>AUD>CAD>EUR>CHF>NZD>JPY】という形に。

水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【CHF>EUR>CAD>JPY>USD>NZD>GBP>AUD】でしたから
ドルが強い位置に変化して単独で買われていることや、
弱い位置にあった豪ドルやポンドが強い位置に変化したこと、
円が単独で売られていること、ユーロ、スイスが位置落とすなど
しっかり力関係変化が出ていることが見てとれます。

続いて11時時点の各通貨テクニカルをおさらいすると
昨日の動きを受けて各通貨の短期は上向きに変化。
そのため現時点では円売りが加速すればロングのチャンスで、
この場合は力関係上強い通貨を買って円を売るのが低リスク。

しかし雇用統計前後で円買いの動きが出た場合には、
短期が悪化してフラット化しますし、勢いが強ければ
一気に下向きに変化することになります。

この場合は先ほどとは逆にショートのチャンスとなり、
力関係上最も弱い通貨を売って円を買うのが低リスク。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して
力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて最も低リスクなものを選択。

そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして
事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、
自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

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