兵ブロガーバックナンバー(2014年02月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2014年02月

2014/02/27

斉藤学さん

調整が続くと予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【昨日の概要】
日経平均株価は利食い売りに押され、-80円安の14970円と小幅に下落しました。
ドル円も、一時102.11円まで下落したのですが下値は堅く、
その後は102.30円台へ戻しています。

<昨日の終値(前日比)>
・ダウ平均          16198.41(+18.75 +0.12%)
・CME日経平均先物       14915(大証終比:-85 -0.57%)
・NY金先物12月限(COMEX)   1328.00(-14.70 -1.09%)
・NY原油先物11月限(WTI)   102.59(+0.76 +0.75%)

【経済指標】
★★★
16:00 (独)3月GFK消費者信頼感調査   前回:8.2 予想8.3 結果:8.5
★★★
24:00 (米)1月新築住宅販売件数(季調済)前回:+41.4万件 予想+40.5万件 結果:+46.8万件

【本日の戦略】
<レンジ相場と予想>
昨晩発表された米1月新築住宅販売件数は予想を上回ったため、為替は一時円安方向へ
振れたのですが、NYダウが+18ドル高とあまり上昇しなかったため、為替の方も勢いが
出ず結局狭いレンジ相場内での推移となりました。

ドル円は、75日移動平均線にサポートされつつ50日移動平均線に上値を抑えられている
日が1週間以上続いており、本日も102円台を中心としたレンジ相場になると予想します。

<人民元に加え、ロシアルーブルも下落>
一昨日の中国人民銀行による元売り介入により、人民元は対ドルで一時2013年7月以来の
安値を更新しました。その後は落ち着いたものの、今度はウクライナ懸念から
ロシアルーブルが下落、昨日はルーブルが対ドルで2009年3月以来の安値を更新しました。

ウクライナのデフォルト懸念は相変わらずくすぶっており、地理的に近いユーロは
影響を受け続けると思われます。

<イエレンFRB議長が上院銀行委員会で証言> 
2月13日(木)に大雪のため延期されていた、イエレンFRB議長の上院銀行委員会での証言が、
今晩24時から行われます。

内容的には、QE3縮小を継続する再確認と思われますが、フォワードガイダンスの
基準に言及す可能性もあり、こちらに注目が集まっています。

2月11日(火)に行われた下院金融サービス委員会での証言時とほぼ変わらない内容であれば
無難に通貨すると思われますが、緩和継続で株や商品は売られる可能性があるので要注意です。

【経済指標】
★★★
06:45(NZ)1月貿易収支        前回:+5.23億NZ$ 予想+2.30億NZ$ 結果:+3.06億NZ$
★★★
22:30(米) 1月耐久財受注(前月比) 前回:4.2%↑   予想-1.0%
★★★
22:30(米)1月耐久財受注(除輸送用機器)  (前月比)   前回:-1.3%↑   予想-0.2%
★★★
22:30(米)新規失業保険申請件数   前回:+33.6万件  予想+33.3万件

【本日の予想レンジ】
・ドル円        101.50〜102.80  →
・ユーロ円      138.50〜141.50  ↓
・ポンド円 169.50〜171.50 → ・豪ドル円 91.00〜92.50 ↓ ・ユーロドル 1.3550〜1.3750 ↓ ・ポンドドル 1.6550〜1.6750 → ・ドルスイス 0.8800〜0.9100 → 【通貨の強さ】 ポンド>ドル>豪ドル・ユーロ 【注目通貨ペア】 ・ユーロ(ウクライナ懸念)

2014/02/25

為替太郎さん

ウクライナ情勢の安定で株高・円安基調。クロス円は上を狙える地合い

みなさん。こんにちは。
 
今週の金融市場は、週明けから比較的平穏に始まっています。
とりわけ今日の東京では、海外市場の堅調を背景に、取引時間中、日経平均株価が
1月31日以来の1万5000円台を回復しています。
 
1万5000円台は心理的な節目として意義が大きく、年明けからの小規模な
リスクオフ相場も終わりに近付いているのかもしれません。

混乱していたウクライナの政治情勢も落ち着きを見せつつあり、
先週末のG20財務相・中央銀行総裁会議でも、これといって為替市場に
ネガティブインパクトなるような動きはありませんでした。

これにより、市場の不透明要素は着実に後退しています。
とりわけドル円に関しては、今日も102円台半ばでの動きが続いており、
基本的には膠着状態とはいえ、堅調さは変わりません。

テクニカル的にも、下は堅い状況であり、材料的にも101円台まで崩れるような
リスクオフの雰囲気は後退しています。2時間足チャートや4時間足チャートなどの
中短期で、ローソク足の下を雲が支えています。比較的、崩れにくい状況です。

もっとも、日足チャートでは上値は重い状態ですので、上方向に動き出すのは
まだ容易ではないでしょう。材料的にも、来週の雇用統計待ち気分が強く、
上値を攻めていけるだけの材料がない状況です。

今晩にリッチモンド連銀製造業指数や消費者信頼感指数はあるとはいえ、
本日のドル円は、引き続き今の水準にとどまる可能性が高いでしょう。

あえて先行きの不安材料を挙げれば、今週後半に102円付近まで日足チャートの
雲の下限が上昇してきますので、今より水準が軟調に推移した場合、
円高方向に勢いがついてしまうリスクはあります。
とはいえ、これは週の後半以降の配置であり、今日時点ではチャートは多少の下落にも
耐えられる状況ですので、問題ありません。

ユーロ円についても、140円台での堅調な値動きが継続しています。
このところの小幅な円安とユーロの回復基調が重なって、ユーロ円の値動きは
緩やかながらも上方向にシフトしてきています。

こちらは、ドル円と比べてもよりテクニカル的にしっかりとした配置になっており、
とくに4時間足チャートでは継続的な上昇基調に乗っているようにも見えます。
すでに140円台後半ですが、再度の141円台トライも十分に可能です。
本日の戦略としても、基本は強気にみるべきでしょう。

ユーロドルに関しては、1.37台の動きが依然として継続しています。
このところ、値動きはほぼ膠着状態です。
最近、いろいろ市場の材料はあれども、ドルとユーロの連動性が変に高い状況になっており、
結果としてユーロドルは動かないという展開が目立ちます。

雇用統計が近づいてくるまでは、明瞭な動意を示す可能性はあまり高くないのかもしれません。
今日のところは妙味も感じませんので、様子見でいいでしょう。

現在、EUは、ウクライナへの金融支援について協議を進めていますので、
内容次第ではクロスユーロが動いてくるかもしれません。

もっとも、ウクライナ問題でこれ以上ドル円などのクロスユーロ以外の主要通貨ペアが
動いてくる展開は考えにくく、あくまで欧州市場のリスクオン・リスクオフ要因として
間接材料と捉えるべきです。

16:00 独第4四半期GDP 
16:00 独第4四半期個人消費
17:30 香港1月貿易収支
18:30 南ア第4四半期GDP
23:00 米12月住宅価格指数
23:00 米12月S&P/ケース・シラー住宅価格指数
24:00 米2月消費者信頼感指数
24:00 米2月リッチモンド連銀製造業指数

2014/02/24

ダメおやじさん

ポンド円の戻り売り!

こんにちは、ダメおやじです。
 
2月も最終週になりましたね。
 
先週は全般に上下には振れましたが、週全般では値動きは少なく
方向感のない状況で週明けを迎えました。
 
特にポンド円は毎日、1.5円程度は動きますが、終値は170円半ばと
完全に逆張りの動きで高値買い、安値売りの順張りで攻めた投資家の方には
苦しい展開だったかもしれません。
 
兎に角、東京、欧州、NYと動きが変化しますので利は伸ばさず、
利益優先でトレードされた方は利益を積み重ねられたと思っています。
 
ただ、日足ベースで見ると1月の172円以上の買い玉が相当有ると見ていますので、
目先は171.80円以上は上に行き難く、172円を越えても172.30円までと見て
戻り売り有利と思っています。
 
下値は169.40円を割り込むと下げ足を加速するのではないかと思っています。
 
本日は内外とも重要指標はなく東京は日経平均、海外は米金利動向や
株価を睨んだ展開と思っています。
 
頑張りましょう。

2014/02/21

しーさん

G20を控えて

昨日は日経平均が300円以上の下落。
火曜日は450円高でした。日銀や中国指標の影響など、
まさにグローバルな影響を受け合う株価。

そしてその株価の動きを受けて為替も上下動しており、
一貫した方向性がなく非常にトレードしにくい状況となっています。

とはいうものの、株価があげたら基本は買い、下げたら基本は売り
というスタンスで見ていくと、それほど大怪我はしない相場となっており、
欲を出さなければある程度の利幅はとりやすいのかも知れません。

本日は昨日のダウ平均の動きと日経先物の動きを受けて、
ドル円等は底堅い動きとなりそうですが、
今週の推奨通貨としたポンド円は日足チャート的には上値が重くなっており、
そろそろ買い方は気をつけた方がよいかも知れません。

またオージードルはダイバージェンスが発生しており、
こちらも下落に注意でしょう。

本日は指標イベント的にはこれといった大きなものはありませんが、
今週末はオーストラリアにてG20が開催されます。

緩和縮小を開始した米国と新興国の対立について、
米国が歩み寄るとは思えませんが、再び新興国懸念がでてくると、
株安、円高につながりますので、週越えのポジションには注意したほうがよいでしょう。

またオージーについては先日のRBAでは通貨安誘導的な文言が削除されたことで
買い戻しにつながっていましたが、明日のG20のために削除したという話もあります。

このイベントを通過し、再び通貨安誘導コメントが飛び出すことがあれば、
0.8500(AUD/USD)に向けて下落する可能性が高いでしょう。
豪ドルの安易な買いは要注意だと思います。

本日も短期トレードに終始し、株価の動きを見ながら
フットワークを軽くしたトレードに徹したいと思います。

2014/02/20

ZEROさん

安倍トレードのアンワインドか

昨日のNY市場では米1月住宅着工件数88.0万件、米1月建設許可件数93.7万件と
それぞれ予想を下回りました。

これで米雇用関連・消費関連に続いて住宅指標も悪化、大寒波の影響が
どの程度か不透明ななか投資家も米国経済の強さに自信が持てない展開です。

円安+株高へ期待先行でスタートした2014年相場ですが、当面はドル円で105.50、
日経平均16,300円の年初来高値を上抜けていきそうもありません。

昨年のようなパフォーマンスが期待できないにも関わらず円ショート日本株ロングの
ポジションが溜まっているのは買い手に取っては悪い環境ではないでしょうか。

円高+株安の安倍トレードのアンワインドのほうが大きな値幅となる可能性があり
警戒すべきでしょう。

投資戦略はドル円・クロス円ともに戻り売りとします。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2014/02/19

とあるエンジニアKさん

新興国ショック一巡り

まさかの2週連続の雪に覆われた首都圏の土日。
私が住む横浜でも、海沿いなのにも関わらず、かなりの雪が積もり、
いつもの景色が一変しました。

各地で降雪による被害も報告されているようで、普段雪の降らない地方の
インフラの弱さを感じました。

明日も週間天気予報では三度雪とのことでしたが、本日時点の最新天気予報では
曇りとなっており、なんとか3度目は避けられそうな気配です。
まさか長靴がここまで活躍するとは思わなかったです。

【本日の指標】

本日はNY時間にFOMC議事要旨が発表されます。
これは先月末に開催されたFOMCで、前議長が率いる最後の会合となりました。

とは言っても特にそれに対して大きな値動き予想がなされるわけではなく、
どちらかと言えばその前に発表される米国住宅関連、価格指数の方が相場をより
動かすことになりそう。

米国でも寒波が経済へ悪い影響を与えており、ここ最近はそれが指標などの
数値によって取り沙汰されている次第です。

【本日の戦略】

ここ数日ユーロが強い状況が続きます。
ユーロ円では140円を回復し、ユーロドルでも1.37を越えるなど、
昨年12月頃に見せた高値まで上昇してきました。

このユーロドルの水準は、昨年1月、10月とその12月に三度頭を押さえられる形で
天井として意識されており、これ以上の続伸には更なる追い風が必要か。

特別に強いファンダメンタル要因があるわけではなく、じわじわと値を伸ばしている
状況にある今、これ以上は伸びることはないと見込んでいます。

一方のユーロ円。株式相場の伸びとリンクするように円安が進む状況が続いており、
日経平均の上値余地はまだまだあることからもう少し期待できそう。
週の戦略でユーロ円の買いを推奨しておりますが、こちらはもう少しポジションを
維持したいと考えています。

ちょうど3週間ほど前に始まった新興国ショックも一巡りし、
今後は一定のレンジの中でのボックス相場の到来か。
しばらく積極的な取引は控える時期を感じております。

2014/02/18

しましまさん

ドル円反発継続なるか

昨日は東京市場でやや円高となりましたが、欧州市場では日銀追加緩和への期待等で
円売り基調に、NY時間は米国市場がプレジデンツデーで休場だったことから
全体的に方向感なく小動きでした。

今日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

09:30:RBA議事録公表
 - :日銀金融政策決定会合
18:30:英・1月消費者物価指数
19:00:独・2月ZEW景況感調査
19:00:欧州・2月ZEW景況感調査
22:30:米・2月NY連銀製造業景気指数
23:00:米・12月対米証券投資

昨日のドル円は101.63円でスタートし、東京時間は日経平均が軟調に推移したことから
一時101.39円まで下落もその後株価が持ち直し101.60円付近へ反発、
欧州時間は堅調な動きとなり101円台後半へ上昇、NY時間も101円台後半で小動きでした。

今日堅調な動きとなると先週14日の高値102.41円〜11日の高値102.70円付近へ、
まだ強い動きとなると103円まで上昇できるか見たいです。
一方、軟調な動きとなると101円台後半〜101円台中盤への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは1.3709ドルでオープンし、1.36ドル台後半〜1.37ドル台前半での
小幅な値動きでした。

今日堅調な動きとなると昨日の高値1.3724ドル〜1月24日の高値1.3739ドル付近、
強い動きとなると1月2日の高値1.3775ドル付近へと上昇できるか見たいです。
一方、軟調に推移すると1.36ドル台後半〜1.36ドル台中盤への下落が考えられます。
 
では、今日も頑張りましょう!

2014/02/17

為替見習さん

日銀金融政策決定会合、黒田総裁会見に向けた力関係、短期トレンド変化に注目

先週の為替相場は、後半にかけて特に神経質な相場となったわけですが、
注目されたイエレン新FRB議長の議会証言でのQE縮小の方向性確認や、
米小売売上高の弱さ、さらに大寒波による影響もありドルは特に神経質でした。

一方で豪ドルはかなり上下に動いたのが特徴で、新興国懸念の後退や
中国貿易統計の好結果などの上昇要因に対して、雇用統計の悪化で下落など
振り幅が大きい状態になりながらも、終値ベースでは収束しています。

このような中でポンドはBOE四半期インフレレポートで、成長見通しが引き上げられ、
他の通貨に比べてやや強い状態となっていますし、今週はこれらの通貨に加えて、
円を軸とした力関係、短期トレンド変化が最大のポイントとなりそうです。

特に今週は日銀金融政策決定会合の他にも、各国の重要指標が多く予定されていますので、
日々の指標によって動きが変わりうることも頭に入れておきながら、
相場のリスクが下がれば、積極的に攻めるようにしたいですね。

ではまず力関係についてですが、こちらは週間予想で記載しましたので
詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントは前述したように、
ポンドの強さや北米通貨の弱さ、さらに円が全体の真ん中付近にあること、
変動率が低く膠着気味であることなど。

これが週後半にかけてどのように変化していくかがポイントで、
それによって短期トレンドの方向性も決まってきますから、
リスクが低い相場となるかの判断が可能になると思います。

また短期トレンドの方向性についても、週間予想と重複しますが、
金曜NY終値時点において、ポンドやスイスは弱いながらも上向き、
ドルが下向き、その他はフラットで、非常に方向性が乏しい状況。

逆に言えば円を軸とした動きが明確に出れば上下どちらにも攻めやすくなる、
とも言い換えられますので、その動きを待って攻めるのがベストですね。

そのため今後円が弱い位置に変化する展開となれば、短期は回復することになり
勢い次第で明確な上向きとなる通貨が出てきますので、ロングのチャンスとなりますし、
この場合は力関係上強いもの、かつ値幅が出やすいものを買って
円を売るという形で攻めるのが最も低リスクで高リターン。

逆に今後円が強い位置に変化して円高となった場合は、
短期が悪化して勢い次第では下向きとなる通貨も出てきますので
この場合はショートのチャンスとなりますから、力関係上弱い通貨を売って
円を買うという形で攻めるのが最も低リスクとなります。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して
力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて最も低リスクなものを選択。

そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして
事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、
自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2014/02/13

斉藤学さん

株高円安は一服、ドル円は利食い売りが出るころか

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【昨日の概要】
日経平均株価は+81円高の14800円、ドル円は朝方に102.68円を付けたあとは
高値を更新することができず、終始102円前半から半ばでの推移となりました。

<昨日の終値(前日比)>
・ダウ平均          15963.94(-30.83 -0.19%)
・CME日経平均先物       14810(大証終比:+40 +0.27%)
・NY金先物12月限(COMEX)   1295.00(+5.20 +0.40%)
・NY原油先物11月限(WTI)   100.37(+0.43 +0.43%)

【経済指標】
★★
(中) 1月貿易収支        前回:+256.4億$ 予想:+236.0億$ 結果:+318.6億$
★★
(中) 1月輸出(前年比)      前回:+4.3%   予想:+0.1%   結果:+10.6%
★★
(中) 1月輸入(前年比)      前回:+8.3%   予想:+4.0%   結果:+10.0%
★★
08:50(日)12月機械受注(前月比) 前回:+9.3%   予想:-4.0%   結果:-15.7%

【本日の戦略】
<NYダウは小幅に下落するも、ドル円は特に動きなし>
昨晩のNYダウは-30ドル安と小幅に下落したものの、ドル円は102.20円のサポートが厚く反発、
102.50円付近の水準を維持し、そのままレンジ相場となりました。

20時ごろに、クーレECB専務理事が中銀預金のマイナス金利を真剣に検討と述べたことから
ユーロが売られ、逆にドルが買われたため、ドルの下値も限定的だったものと思われます。

ただ、日本株の出来高が減りつつあり、下落するようであれば再度102.20円を試すことに
なりそうです。今晩の米1月小売売上高は寒波の影響を受けて前回値よりも低い予想となって
いるため、下振れした時は気を付けましょう。

<ポンドが急伸>
そんな中、昨晩公表された英中銀インフレレポートを受けて、ポンドの急伸が目立っています。

英中銀インフレレポートでは、市場が予想していたフォワードガイダンスを強化する変更は
なかったため、ポンドが買い戻されました。その後もポンドは上値を伸ばし、ポンド円は
170円台、ポンドドルも1.6600台での推移が続くでしょう。

<豪雇用統計が発表>
9時30分に、豪失業率と1月新規雇用者数が発表されます。

豪失業率は5.8%から5.9%へと悪化予想となっているものの、1月新規雇用者数は
前回-22600に対して予想+15000となっているため、下落しても下値は限定的かもしれません。
発表前後、豪ドルは大きく動くので要注意。

昨日は好調な中国貿易指標で急伸したばかりのため、気になるところです。

【経済指標】
★★★★
09:30 (豪)1月失業率              前回:5.8%   予想:5.9%
★★★★
09:30 (豪)1月新規雇用者数(前月比)        前回:-22600   予想:+15000
★★★★
22:30 (米)1月小売売上高(除自動車)(前月比) 前回:+0.7%   予想:+0.2%
★★★
22:30 (米)新規失業保険申請件数         前回:+33.1万件 予想:+33.0万件

【本日の予想レンジ】
・ドル円        101.80〜102.80  →
・ユーロ円      138.50〜141.00  →
・ポンド円      168.80〜171.20  ↑
・豪ドル円      91.40〜93.00    →
・ユーロドル    1.3500〜1.3650  ↓
・ポンドドル    1.6580〜1.6660  ↑
・ドルスイス    0.8900〜0.9100  →

【通貨の強さ】
ポンド>豪ドル>ドル>ユーロ

【注目通貨ペア】
・ポンド(反発上昇中)

2014/02/11

為替太郎さん

FRB新議長の議会証言も控え、リスクオフの一巡で市場に落ち着き。

みなさん。こんにちは。
本日は、建国記念日でお休みです。
 
先週の雇用統計以降、これといった手掛かりも出てきていません。
今日のアジア時間は、今晩のイエレン新議長の議会証言までは、これといった材料もなく、
小動きが予想されます。
 
昨日の株式市場では、日経平均が続伸するなど、極端なリスクオフ傾向は後退してきました。
先週金曜日の雇用統計では、雇用者数の増加ペースこそ市場予想を下回ったものの、
依然として失業率が改善していることが安心材料になっています。
 
昨日の東京時間には、ドル円が102円台半ばを軸として推移したうえ、一時は
102円台後半まで到達するなど、円安方向でしたが、今日は102円付近に逆戻りです。
ここから103円方向へ行ける雰囲気ではありません。
 
上値は日足での雲の抵抗もあり、どうしても重くなってくることが予想されるところです。
もちろん、昨日発表の12月の日本の経常赤字が過去最大となったことで、
潜在的には一段と円安への圧力は高まっています。

原発事故以来の化石燃料の輸入増が経常収支の悪化の要因となっており、
日本の国際収支の構造は、明らかに以前と変わりつつあります。
 
とはいえ、日曜に行われた都知事選挙では、舛添氏が細川氏、宇都宮氏などの反原発候補を
下して、新都知事に選ばれたことで、原発再稼働の道筋に狂いが生じることは回避されました。
これにより、経常収支を原因とする円安は進みにくくなっていると考えるべきです。
 
本日のドル円は、102円台付近ですが、今晩のイエレン新議長の議会証言までは
このまま単調な動きが継続する可能性は高いでしょう。
また、週後半には、ECB月例報告や欧州圏のGDP、ミシガン大消費者信頼感指数等の
指標も控えていますので、現時点で積極的に動く地合いでもありません。
 
なお、ドル円をテクニカル的に見ると、4時間足チャートでちょうど雲の下方シフトに
連動してローソク足の水準が切り下がったところから、徐々にローソク足が上方向に
脱しつつある配置です。この先の値動きに関しても、テクニカル的な下支えを考えれば
ズルズル下げていくことは、可能性は高くないでしょう。
 
実際、日足チャートでみると、101円から104円にかけては雲のレンジ中です。
数日前の直近の下落でも、ローソク足が雲のレンジを下抜けするのを避けられた以上、 基本的に円高方向への勢いは付きにくい配置です。 最近の推移は大きく見ればローソク足が雲の中で動いているとみるのが妥当でしょう。 ユーロ円についても、今日は昨日同様に139円台半ばでの推移になっています。 ひところの極端な円高は、株式市場の落ち着きでほぼ解消されましたので、今日の段階でも ここから下にも上にも明瞭なトレンドをもって進む可能性は高くないと思います。 下値に関しても日足の雲の下限が下値を支えているので、値崩れは生じにくい地合いです。 ユーロドルに関しては、週明けから堅調な推移が継続しています。 先週末の1.36付近から、1.36台半ばまで一段と値動きが切りあがっている感も あります。テクニカル的に見てもローソク足は、1.36を下限とする日足の雲の中で 底堅く推移していることを考えれば、今日明日の段階では1.36を割り込むような 値崩れのリスクも高くないでしょう。 18:30 南アフリカ失業率 21:30 米NFIB小規模事業楽観視数 21:45 米チェーンストア売上高 22:55 レッドブック 24:00 イエレンFRB議長証言

2014/02/10

ダメおやじさん

ポンド円の戻り売り!

こんにちは、ダメおやじです。
 
先週末は凄い雪で大変でしたね。
交通機関も乱れてご苦労された方も多いと思います。
 
週末の雇用統計は予想より悪かったためポンド円は166.14円まで下落しましたが、
NY株の大幅高も有り168円乗せまで急反発しました。
 
結局、先週は164円割れを叩き切れず反発し週足で小幅ながら陽線で下ヒゲでした。
 
少し売り安心で安値売りが溜まったため週後半にストップを絡めて買戻しがでたためで
反発したものと見ています。
 
174.84円から11円近くまで下げた反動で170円手前付近から戻り売りは出ると思っています。
 
私は今週もポンド円の戻り売りで臨みます。
 
本日の海外は特に重要指標はなく株価動向や米金利で動きそうですね。
 
私は明日のイエレンFRB議長の議会証言に注目しています。
 
本日も頑張りましょう。

2014/02/07

しーさん

2月の米雇用統計

昨日はECB政策金利とドラギ総裁の記者会見から
ユーロの買い戻しによりユーロドル、ユーロ円などが上昇。
ドル円やクロス円も連動し、久しぶりに買い相場となりました。

事前予想では現状維持がコンセンサスとなっていましたが、
利下げ見通しについて特になく、来月に持ち越しとなったため
一旦ショートカバーが入ったというところでしょうか。

本日は注目の米雇用統計の発表日です。

1月の発表時は予想外の10万人割れとなり大きくドルが売られ、
ドル円の調整局面のきっかけになったのは記憶に新しいところ。

今月は持ち直した数字が予想の中央値となっており、
18万人のプラス予想となっていますが、はたして予想通りの結果と
なるでしょうか。同じく失業率の推移にも要注意です。

今回のNFPですが、2ヶ月連続で弱い数字となるとQE縮小のペースに
影響を与える可能性もでてくるため、内容次第では大きく動くことになるでしょう。

ただ現在の軟調相場は既報の通り、新興国懸念から株安を呼び、
金利低下、リスクオフという流れになっています。

QE縮小は粛々と続くことになるはずですが、ペースを落とすことで
株高につながるようであれば、逆にリスクオンの一面もでてくるはず。
となると一概に、弱い結果→円高進行とはいかないのかも知れません。

あまり良い数字がでるとは考えにくいため、どうしてもネガティブ方面の
ことばかり考えてしまいますが、弱い結果であれば、まずはドル円下落。
その後101円前後で踏みとどまって、元の水準へ、
というシナリオを想定しておきます。

予想外(あくまで個人的な予想ですが)に良い結果がでれば、
素直にドル円買いで反応するでしょうから、ロングでついていきたいと思いますが、
その後は株価次第として、あまり長くはホールドしないほうがよいかも知れません。

今週はポンド円やオージーなど、ボラティリティの高い展開が続いています。
もし間違った場合は素早い決断にて対処しておきたいと思います。

2014/02/06

ZEROさん

米1月雇用統計待ち、今晩は欧州通貨中心

5日のドル円相場は100.80まで下げる場面がありましたが、このレベルでは
いまだ底堅く101円台半ばへ戻してクローズしています。

日足チャートでは一目均衡表雲の下限を3日キープ、7日米1月雇用統計待ちとなっています。

ダウは5ドル安で200日線を回復できずこちらも7日米1月雇用統計待ち、
株式市場も7日以降にどうなるか注目しています。

最新1/28時点でのシカゴ投機筋IMMポジションは、86,192枚の円ショートと
ピークから大幅に解消しています。

豪ドルのショートなども解消する流れで2014年ここまでの相場は
「全体的にポジションをクローズする動き」と言えそうです。

解消したポジションを次にどこへ投資するか考えるタイミングが
来週2/10-14日となるでしょう。

今晩はBOE・ECBが金融政策を発表します。

ポンド、ユーロ相場がイベント食後には動きが出そうですが、
その後は明日の雇用統計待ちとなりそうです。

投資戦略は年初からの「新興国不安での売り」を織り込み小幅に戻るというイメージで
7日・10日にドル円中心に買っていきます。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2014/02/05

とあるエンジニアKさん

落ちるナイフは拾うな

暦の上では…というのが昨日の天気予報やニュースの枕詞でしたね。
東京横浜はこの前の土日こそ春のような暖かな一日でしたが、昨日は打って変わって
真冬の冷たい雪が降りつけました。まるで今の相場の混乱状況を表しているようで、
荒れる相場が続いています。

インフルエンザも大流行で各地で注意報を超えて警報レベルのだとか。
とはいえどちらも自分の身に降りかかってこなければ当事者意識のなさというのが
正直なところ。後者はさておき、前者はじっくりと取り組んで参りたいと思います。

【本日の指標】

本日は雇用統計の前哨戦、ADP雇用統計が発表されます。
そのほかにはISM日製造業景況指数が予定されております。
ボラティリティが高い相場が続いており、ほんの少しでも発表地に予想と期待に
ズレがあった場合に、ここぞとばかりに動くことがあるので注意が必要です。

また、日本企業の決算発表が連日続いております。
本日は161件、明日はさらに多い170件程度。
ダイレクトに相場に影響を与えることは少ないのですが、日経平均の上下の後付理由に
「各企業で発表された決算を好感して」というのがよくある話。
こちらも念のため注意が必要な指標群です。

【本日の戦略】

前述の通り大きく動く相場が到来しています。
特に株式の動きがすさまじい下落を見せており、先週と比較して1000円近く
一気に値を下げました。

為替相場ではリスク回避の動きが止まらず、円を買う流れに歯止めがかからないようです。
この一連の流れを見て思い出すのが昨年の5月の値動き。
日経平均が徐々に上昇しつつあり、1万5千円を超えたところで一日にして1000円近くも下落。
一方で為替相場にはさほど影響がなかったのが記憶にあるかと思います。

前回の下落は日銀金融政策が直接的な原因、今回は新興国ショックが原因となる
ことからの違いか。ここまで落ちると影響は広範囲かつ長期的に及ぶもので、
しばらくは様子見を推奨します。

他方、「どこまで下がる」「2月も下がり続ける」というのが論調を示すことになるかと
思いますが、私としては絶好の買い時到来と見ております。
誤ってはいけないのが買い時で、その買い時は逆張りではなく、
順張りを狙った買いを仕掛けたいと考えています。
いわゆる「落ちるナイフは拾うな」の世界。 今後のチャンスはいくらでも期待はできます。 今はじっくり見極める相場の世界です。

2014/02/04

しましまさん

NYダウ300ドル超の下落、ドル円一時101円割り込む

昨日は、米1月ISM製造業景況指数が市場予想56.0に対し結果51.3と
予想より弱い結果となったことからNYダウは前営業日比-326.05ドルと大幅続落、
リスク回避の動きが加速し円は全面高となりドル円は100.78円、ユーロ円は136.36円、
ポンド円は164.29円の安値を付けました。

今日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

12:30:RBA政策金利発表
18:30:英・1月建設業PMI
19:00:欧州・12月生産者物価指数

昨日のドル円は、東京時間は102円台前半で推移するも欧州時間は
102円を割り込み101円台後半へ下落、NY時間は序盤102円台へ反発するも
その後米1月ISM製造業景況指数の弱い結果を受け101円台前半へと急落し
NY終盤には101円も割り込み100.78円の安値を付けました。

今日は今のところ101円台前半へ反発していますが、
ここからまた弱い動きとなると101円を割り込み昨日の安値100.78円付近へ、
更に下落すると100円台前半への下落が考えられます。
一方、反発の動きとなると101円台後半〜102円へと上昇できるか見たいです。
 
昨日のユーロドルは、東京時間は1.34ドル台後半で小動き、欧州時間は
1.34ドル台後半〜1.35ドル台前半のレンジ内を推移、NY時間は米経済指標の
弱い結果を受けドル売りの流れとなり1.3530ドル台まで上昇しました。

今日も反発の流れとなるとまず1.35ドル台中盤、強い動きとなると
1.35ドル台後半〜1.36ドル台前半まで上昇できるか見たいです。
一方、軟調に推移し1.35ドルを下抜けると昨日の安値1.3477ドル付近、
まだ下へ行くと1.34ドル台前半への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2014/02/03

為替見習さん

ECB理事会、雇用統計に向けた力関係、短期トレンド変化に注目

先週の為替相場は、新興国懸念の影響が続いて波乱の週となり、
概ね円高方向への動きが続く中で、トルコ中銀の緊急利上げや
新興国当局の介入などで反発するも、週後半には再び失速という形で、
ショートで狙うには比較的面白い相場となりました。

またFOMCではQE縮小が既定路線ということが確認出来ましたし、
FRBの政策によって新興国から資金が流出することは、
以前からある程度想定されていたことだったこともあって、
そこを狙った投機的な動きも出ていたかなという印象を受けます。

このような中で今週はRBA、BOE、ECB政策金利発表、ドラギ総裁会見、
そして雇用統計とビッグイベントが目白押しとなるわけですが、
先週末にはユーロが売られていることもあってECB理事会に向けて、
この流れに変化が出るかという点も意識しておきたいところ。

そのため今週は新興国懸念による円を軸とした動きを中心に見ながら、
各国政策金利発表ではその対象通貨を、雇用統計ではドル軸の動きを、
それぞれ重点的に見ていくようにすると良いでしょう。

ではまず力関係についてですが、こちらは週間予想で記載しましたので
詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントは円の強さと
ユーロ、スイス、NZドルの弱さ。

これが週後半にかけてどのように変化していくかがポイントで、
それによって短期トレンドの方向性も決まってきますから、
リスクが低い相場となるかの判断が可能になると思います。

また短期トレンドの方向性についても、週間予想と重複しますが、
金曜NY終値時点において、全体的に下向きとなっていますので、
現状は円買いが加速すればショートのチャンスが増えますね。

ただ円を軸とした動きが反転すれば、短期が回復してフラット化し、
勢いが強ければ上向きに変化してロングのチャンスに変わる可能性もあるので、
現時点では上下両方にシミュレーションをしておいて、
方向性が強くなる通貨ペアが出るのを待って攻めるのが良いでしょう。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して
力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて最も低リスクなものを選択。 そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして 事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、 自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

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