兵ブロガーバックナンバー(2015年05月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2015年05月

2015/05/29

ZEROさん

ドル円2007年高値を更新したが

ドル円は2007年高値124.14を更新し124.46まで上昇する場面がありました。
G7に参加中の麻生財務相からも「荒い動き」との発言が出ています。

国内では現時点で125円以上の円安を望む声がないことは明らかです。
今回3月高値になっていた122円を上抜けレンジ上放れとなりましたが、
このあたりでまた上昇一服となりそうです。

目先は123.50-124.50の1円レンジに入っています。

ユーロドルはギリシャ支援協議の結論がでないままとなっており、
チャートからは日足雲上限1.0955の攻防に入っています。

米利上げ時期をめぐりドルが中心となっており、
今晩のGDPなど米経済指標に注目しておきます。

5月後半はドル高再燃となりましたが、再燃したドル高も一服してきた模様。
方向感なく難しい相場になりそうです。

投資戦略は様子見とし、来週にも結果が出そうなギリシャ支援協議にも
注目しておきます。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2015/05/28

とあるエンジニアKさん

円の下落止まらず

一年間で最も過ごしやすいとされる5月の時期は終わりに近づき、
週が明ければいよいよ6月、梅雨の時期の到来です。

一方で相場はここ最近のレンジ相場を打破すべく大きく動き出そうとしており、
なんらかの形でこの流れに乗れればと考えています。

【本日の指標】

本日予定されている指標数値に大きなものはなく、指標によって動かされる
相場とはならない見込みです。

【本日の戦略】

円安の流れが止まりません。ドル円はついに124円に到達。
その流れに乗るようにしてポンド円、ユーロ円もそれぞれ昨日は1円以上も急上昇を見せました。
レンジ相場から頭一つ飛び出したように見えるドル円は、いよいよ上へ放たれる局面にあるのか。

ここ最近米国による利上げ観測と、ギリシャ絡みの良いニュースが建て続けに
発表されたことによるファンダメンタルによる後押しが原因と見られております。

同様にして日経平均株価も二万円を離れて次なる次元へ放たれた模様。

いよいよ相場の転換期が近づいてきておりますが、日経平均はさておき、
過度の為替相場変動、すなわち急激な円安方向への傾きは好ましいものでもないため、
なんらかの形でブレーキをかけてくるものと思われます。

問題は現在推奨中のポンド円売りポジション。
未だ売りを継続中でありますが、いよいよストップが近づいてきました。

188円で今回の高値を形成と思いきや、もう1円ほど頭を抜ける形で昨晩の終値は190円近辺。
これは先週木曜日の水準と同程度で、先週の場合は金曜日にかけて下落を見せました。

上下動を繰り返しつつの上昇は、いよいよ上離れの局面とも見て取れ、
今のポジションについても疑問が湧いてきてしまいますが、もう少し待つこととします。

ポンドといえば昨日は英国で第二次キャメロン政権の施政方針燃絶がなされ、
2017年までのEU離脱国民投票実施を盛り込むなど、いよいよEU離脱への実質的な
取り組みが始まろうとしております。

通貨面で言うならばもともとポンドはユーロに加盟しなかった為、大きな影響はないものと
思われますが、フランスやドイツと肩を並べるEUの大国の離脱はギリシャなどの他の国の
離脱などの流れにつながるかもしれません。

今回の演説内容で相場が動くことはありませんが、今後ポンドの値動きにダイレクトに
影響を与えることが容易に想像されるだけに注意が必要な項目です。

2015/05/27

しましまさん

ドル全面高、ドル円2007年7月以来の123円台付ける

昨日は利上げ観測の高まり等からドル全面高の流れとなり、ドル円は2007年7月以来の
123円台へ上昇、ユーロドルは1.08ドル台後半へ下落しました。
ポンドやオージーに対してもドルは強い動きでした。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。
 
23:00:BOC政策金利発表
  
昨日のドル円は、東京時間は121円台後半へ小幅上昇、15時台に122円台中盤まで急伸し
欧州時間は122円台中盤〜後半で推移、NY時間は序盤に2007年7月以来の123円台へ上昇、
その後も122円台後半〜123円台前半で底堅く推移しました。

今日も堅調に推移すると昨日の高値123.32円を超え2007年7月の高値123.65円〜
2007年6月の高値124.13円を目指す動きとなるか見たいです。

一方、軟調な動きとなると123円〜122円台後半、まだ弱い動きとなると
122円付近への下落が考えられます。
 
昨日のユーロドルは、東京時間は1.09ドル台中盤〜前半でやや軟調な動き、
欧州時間は1.08ドル台後半まで下落後1.09ドル台前半まで反発、NY時間は
再び軟調な動きで1.0863ドルの安値を付けました。
今日も軟調な動きとなると1.08ドル台前半〜1.07ドル台後半への下落が考えられます。

一方、ここから反発の動きとなると1.09ドル台へ戻し1.09ドル台後半へと
上昇できるか見たいです。

では、今日も頑張りましょう!

2015/05/26

為替見習さん

休場明けの欧米市場に注目。米指標を多く控えドル買い続くか。

昨日の為替相場は、欧米市場が休場だったこともあって、
高値安値、終値ベースともに変動率が低く、力関係差も小さく、
短期トレンドの方向性も乏しくなった1日となりましたね。

そのため現時点では全体的に攻めるにもリスクが高くなっていますが、
今日は休場明けである上に、米消費者信頼感指数、新築住宅販売件数、
S&Pケースシラー住宅価格指数、耐久財受注など米指標を多く控えていますし、
先週金曜の米消費者物価指数を受けたドル買いが続くかに注目したいところ。

また休場明けの場合は、欧州勢参入後から特に材料が無くても
ある程度大きな動きが出ることが多いですので、資金管理を万全にしておき、
リスクが下がるような場面があれば積極的に動けるよう、
事前にシミュレーションをしておきたいですね。

ではまず先週金曜から月曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、
NZDが0.16%、USDが0.01%、AUDが-0.02%、CHFが-0.05%、
GBPが-0.06%、CADが-0.23%、EURが-0.32%となっていて
力関係は【NZD>USD>JPY>AUD>CHF>GBP>CAD>EUR】という形に。

先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【USD>JPY>NZD>CAD>AUD>CHF>EUR>GBP】でしたから
ドル、円、NZDが強い位置を維持していること、カナダが位置を落としたこと、
欧州系通貨が弱い位置を維持していること、全体的に変動率が低く、
膠着感が出ていることなどが見てとれます。

続いて火曜11時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると
昨日の動きを受けてドル円が弱いながらも上向き、
欧州系が下向き、オセアニアはフラットとなっていて、
通貨によってリスクが低い方向が違いますし、
昨日が膠着気味だったため方向性も乏しくなっています。

そのため今後のポイントは円を軸とした力関係変化で、
ここから円が売られる展開に変化すれば、各通貨の短期は改善し、
明確な上向きとなる通貨が出てきてロングチャンスとなりますから、
力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。

一方今後円が買われる展開となれば、各通貨の短期は悪化し、
欧州系をはじめとして明確な下向きとなる通貨が出てきますから、
その場合はショートのチャンスとなり、力関係上弱い通貨を売って、
円を買うのが低リスクな状態に変わります。

個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので
短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものを
リスクの低い方向に攻めるという基本戦略。

また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2015/05/22

斉藤学さん

ややドル安、米4月CPIの発表待ち

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【昨日の概要】
日経平均株価は+6円高の20202円と、小幅に続伸して引けました。
ただ、ドル円は利食い売りが続き、121.30円台から121.00円台へ下落しています。

【昨日の結果】
・ダウ平均          18285.74(+0.34 +0.00%)
・CME日経平均先物       20265(大証終比:+85 +0.42%)
・NY金先物12月限(COMEX)   1204.10(-4.60 -0.38%)
・NY原油先物11月限(WTI)   60.72(+1.74 +2.95%)

【経済指標】
★★★★
17:30 (英) 4月小売売上高指数 [前月比]  前回:+0.2%  予想:+0.2%  結果:+1.2%
★★★
21:30 (米) 週次新規失業保険申請件数   前回:26.4万件 予想:27.0万件 結果:27.4万件

【本日の戦略】

<NYダウとドル円は上昇一服>

昨日のドル円は121.47円の高値を付けたものの、その後は売りの押されじり安となり、
121.00円を挟んでの値動きが続きました。NYダウが+0.34ドルとほぼ横ばいだったこともあり、
ドル円は方向感がなくなっています。

しかし、米10年債利回りが2.192%へと下落したため、再度121円台半ばへ上昇できるかは、
今晩発表の米4月CPIの結果次第となりそうです。今のところ、米4月CPIの予想は前回値を
下回っているため、予想通りであれば来月の利上げはさらに可能性が低くなり、
ドルは売られることになります。

逆に、予想を上回った場合は再度利上げ期待が台頭しますが、前年比CPIは-0.2%と弱い
予想となっているため、よほど強い数値がでなければ6月利上げ期待へは結びつかないでしょう。

とはいえ、米雇用関連の指標は改善してきているため、あとはインフレ率の伸びが焦点となり、
米利上げのタイミングは徐々に近づいてきたと言えます。

<良好な経済指標を受け、ポンドの上昇が目立つ>

一時、ユーロドルが1.1181まで反発したことを受け、ポンドや豪ドルも連れ高となりました。
特に、英4月小売売上高指数が予想を上回ったことでポンドへの買いが強まり、ポンドドルは
1.5699、ポンド円も190.02円と100pips以上上昇しています。

各国の経済指標がやや低迷している中、英国の経済指標は比較的良好な状態が続いているため、
ファンダメンタルズ的にも買いが入っています。

ただ、ギリシャの資金があと数週間程度しか持たないとの見通しから再びギリシャ懸念が
台頭しつつあり、来月はメジャーSQやFOMCが重なることでリスク回避的な動きが出てくる
可能性もあるため注意が必要でしょう。

【経済指標】
★★★
21:30	 (米) 4月消費者物価指数 [コア:前年比]   前回:+1.8%   予想:+1.7%

【本日の予想レンジ】
・ドル円    120.50〜121.50 →
・ユーロ円   133.50〜135.50 →
・ポンド円   185.50〜190.50 ↑
・豪ドル円   94.50〜96.50  →
・ユーロドル  1.1060〜1.1080 →
・ポンドドル  1.5550〜1.5750 ↑
・ドルスイス  0.9250〜0.9600 →

【通貨の強さ】
ポンド>>豪ドル>ユーロ>ドル

【注目通貨ペア】
・ポンド(上昇継続)

2015/05/20

為替太郎さん

ユーロの急落で不安定な局面。FOMC議事録を控え、ドル買い強まる

みなさん、こんにちは。

週明け時点で堅調に見えたユーロですが、昨日は思いのほか早い段階で失速し、
とりわけドルに対して急落を見せる展開になりました。要人発言に加えて、
ギリシャ支援問題も再び取りざたされる、入れ替わりの早い不安定な展開になっています。

とりわけ、昨日の欧州時間に、ECBのクーレ理事が、ECBによる量的緩和での
債券購入のペースを月間目標の600億ユーロよりも加速させるとの発言をしたことが
きっかけとなり、ユーロは主要通貨すべてに対して急落しました。

今日も、ユーロは対ドルでは、1.112付近まで下落する場面もあり、それまでの
値動きの軸だった1.13付近からの、急速かつ大幅な下落を記録しました。

これは、先週の上げが急だったことによるテクニカル的な反動もありますが、今週、
目先のユーロは強そうに見えただけに、今になってのこの動きにはやや意外の感があります。

ユーロ円についても、一時は134円近くまでの下落をし、ユーロ高相場が早々に覆って
しまった格好です。また、ユーロ関連のネガティブ材料として、独ZEW景気期待指数に
関しても、41.9となり、事前の市場予想を下回りました。

材料的に、ユーロに関して短期にポジティブに入ってくのは難しい雰囲気もあり、
クロスユーロはここまで弱気で推移しています。クーレ理事の発言後の下落が
激しかったために、ここから更なる下値を模索する雰囲気ではありませんが、
長期化すればさらなる底を探る展開に展示する可能性は十分あるでしょう。

また、ユーロの急速な下落をしり目に、このところのドル円は比較的安定を保っていましたが、
今日はドル円でも円安が進んでいます。120円前後での推移から転じて、121円の
手前までの上昇を見せています。今日発表のわが国のGDPの強さも材料です。

なお、昨日は、日経平均株価の2万円回復が話題になったものの、為替にほとんど影響を
与えませんでした。ドル円は、膠着感が強まっていましたが、今日の動きを受けて、
再度動き出すかどうか注目されます。

もっとも、今日は、FOMC議事録待ちですので、これ以上の本格的な動意が出てくるのは
難しいように思います。

なお、控える材料としては、FOMC議事録に加えて、21日、22日の日程で、
日銀金融政策決定会合も行われます。基本的には、これ以上の大きな動きはこれを
消化してからというのが基本になりそうです。

また、ユーロ円に関しては、前述のユーロ安以降、円高の雰囲気がにわかに強まっています。
もっとも、今日のところはここから133円台に本格的に入るような円高進行になるよりは、
134円台を軸に、材料待ちの相場が展開する可能性のほうが高いと見ます。

ユーロドルに関しても、目先では流れが弱いので、売りが基本になるでしょうが、
昨日の下落後の動きは、二番底を目指すようなチャート配置ではありませんでした。
基本的には、深追いするような相場ではありません。

上下いずれにも読みにくく、不安定なクロスユーロよりは、ドル円で値幅をねらったほうが
うまみを感じる展開です。

16:30 スウェーデン4月失業率
17:00 ノルウェー第1四半期GDP
17:30 英金融政策委員会議事録
18:00 欧3月 建設支出
21:30 加3月 卸売売上高 
27:00 米FOMC議事録(4月28・29日分)

2015/05/19

ダメおやじさん

米金利高やギリシャ懸念でドルの全面高!

こんにちは、ダメおやじです。
 
昨日のドル円は東京で野村證券の投信設定に絡んで仲値から値を上げ海外では米金利の
大幅高、更にユーロに対するドル買いで120.03円まで上昇しました。
 
ポンド円はドル円高に連れ188.27円まで上昇も、ユーロドル安に連れポンドドルも
下落したことから上値は重く187.80円で週末値と同じでした。
 
ユーロドルは米金利高やギリシャのデフォルト懸念の強まりから1.1298まで下げるなど
弱い動きでした。
 
本日は英消費者物価、ユーロ圏景況感指数、米住宅着工件数など指標は有りますが
ギリシャ関連や米金利動向で動きそうです。
 
ドル円は120.20円台では売られそうですが120.30円を越えると120.50円狙いと見ています。
下値は119.60円では買われそうです。
 
ポンド円は上値は188.20円台、188.40円台では売られると見てますが、
越えると先週高値の188.61円越えも考えられそうです。
下値は187円は買われそうですが割り込むと186.70円付近と見ています。

最近はドル円とポンドドルの綱引きで188円中心の動きですね。
今週は下に抜けると思ってはいたのですが少し注意が必要ですね。
 
ユーロドルは昨日の動きを見る限り週末の1.1465は目先は抜けそうもないですね。
本日は1.1350、1.1370では売られ、下値は1.1250、1.1220台までの下げも考えられそうです。
 
昨日の動きを見ると円絡みより、ユーロドル、ポンドドルの戻り売りが良さそうな感じがします。
 
本日も頑張りましょう。

2015/05/18

しーさん

めぼしいイベントなし

この週末は大阪都構想の住民投票が行われ、日本の地方行政の変革なるかに注目していました。
結果は反対多数となり、橋下氏の悲願達成は成りませんでした。

個人的には保守より改善を期待した変化が好きではありますが、
両派ともそれぞれの考えがあり、次に進むための大きな一歩だったのではないかと思います。

さて、為替のほうは先週までの米指標の弱い結果とドイツ国債利回り上昇に伴う
ドル売りユーロ買いが中心に展開していますが、ドル円についてはそれほど影響せずに
底堅い状態が続いていました。

本日はカナダ市場が休場ですが、それ以外にもめだった指標イベントはなく、
先週までの流れを引き継ぐのかどうかというところしかめぼしい注目点がありません。

ドル円は118円後半から120円にかけての狭いレンジを想定し、
下値が買って引っ張りすぎずに決済を繰り返すことで、コツコツトレードしやすいと思います。

ユーロドルは高値ラインが近いため、上値が重い可能性がありますが、
ドル売りの流れが継続すればやすやすと反落もしないでしょう。
となればユーロ円を押し目買いで狙うのも有効かと思います。

ポンド円も同様に抵抗ラインに近いところに位置しています。
ポンド円のほうが達成感があるため、こちらは一旦調整に警戒したいところ。
他の通貨ペアより値動きが大きいので、押し目をじっくり見極めてから買い狙いでいきたいです。

値動きが乏しい相場であれば、堅実にいったほうがよいでしょうから、
私としてはドル円を推奨しますが、最も自信のある通貨ペアで勝負するのがよいでしょうね。

2015/05/15

ZEROさん

ユーロドルの買戻し継続中

米利上げ観測をテーマに長く積み上げた「ドル買いポジションが巻き戻している」というのが、
4月終盤から5月半ばまでの相場になります。

ファンド勢が6月中間決算に向けてポジションを閉じている模様。

細かい経済指標よりもドル売り+ユーロ買いがどこまで続くかをチャート足型などから確認し、
上値が重くなった事を確認してからユーロドルで売って行くのが良さそうです。

14日時点ではまだユーロドルの買戻しが継続中で、上げどまりが確認できていません。
上髭などを作るのを待ち、上げ止まったら少しづつ売って行きます。

6月はまたドル高へ回帰の見通しです。

2015/05/14

とあるエンジニアKさん

クロス円、売りチャンス到来

5月も半ば、一年で最も良い季節を迎えています。季節外れの台風到来もありますが、
天気は良く心地よい日々ですね。

5月と言えば意外と忘れがちなのが決算発表。
日本を代表する企業の決算発表が続き、日本を代表する電気会社の悪い数値発表により
大幅な株価下落がある一方で、自動車会社は大幅な利益増が発表されるなど、
悲喜こもごもで連日日経紙面を賑わせています。

原因として大きくハイライトされているのは「円安」、そして「原油安」。
どちらも我々が日々注目する相場に直結するキーワードで、どんな企業であっても
その動向を先読みするのが重要な事と考えられています。

【本日の指標】

本日の指標は小粒。物価指数を示す数値がいくらかNY時間に発表される予定ですが、
特に大きく相場を動かすものではないでしょう。

英国の総選挙結果及びインフレリポート発表も終わり、ポンドのボラティリティも
減少していくものと見ております。

【本日の戦略】

前述の為替動向ですが、ドル円は極めて狭いレンジをいったりきたり。
私もFXをやり始めてから10年以上経過しましたが、この120円という水準は
ここ数年のターニングポイントとみております。

そこからぴたりとも動かないとなると、ここ数年発生した円安方向の流れは
ここでストップとみて良さそう。

120円を中心としての上下動は、ポンド円、ユーロ円などで拡大した値動きを見せており、
ユーロ円は135円、ポンド円は187円と、チャートの上では上限に到達しています。

以前のこの水準への到達後は2,3週間上限値でくすぶった上で下落を見せました。
週の戦略で述べたように、これらのクロス円売りを狙っています。

ドル円の動きが不穏で円安方向に傾くのであれば損切り撤退となりますが、
そうならない限りは2,3週間ほど利益創出を待ちたいポジションです。

2015/05/13

しましまさん

ドル軟調、今日は米4月小売売上高や英雇用統計等に注目

昨日はドルが全体的に軟調でした。

ユーロドルは4営業日ぶりに反発し1.12ドル台を回復、ポンドは英3月鉱工業生産の
結果等を受け強い動きで、ポンドドルは1.5710ドルと昨年12月17日以来の高値を付けました。
 
今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。
 
15:00:独・第1四半期GDP・速報値
17:30:英・4月失業保険申請件数/4月失業率
18:00:欧州・第1四半期GDP・速報値
18:30:BOE四半期インフレレポート
21:30:米・4月小売売上高
 
昨日のドル円は、東京時間は120円台前半で小幅に下値を切り上げる動きでしたが、
欧州時間は軟調で120円を割り込む動きに、NY時間は序盤120円台前半へ反発するも
その後は上値重く119円台後半で推移しました。

今日堅調に推移すると120円台前半〜120.50円付近へ上昇できるか見たいです。

一方、弱い動きとなると119円台中盤〜前半への下落が考えられます。
  
昨日のユーロドルは、東京時間は1.11ドル台中盤〜後半で推移、欧州時間は
堅調な動きで1.12ドル台に乗せ1.1279ドルの高値を付け、NY時間は1.12ドル台
中盤から前半へ下落するやや軟調な動きでした。

今日堅調な動きとなると、昨日の高値1.1279ドル付近、強い動きとなると
1.13ドル付近へ上昇できるか見たいです。

一方、軟調な動きとなると1.11ドル台後半、まだ弱い動きとなると昨日の
安値1.1134ドル付近への下落が考えられます。
 
では、今日も頑張りましょう!

2015/05/12

為替見習さん

英鉱工業生産、米地区連銀総裁講演、翌朝のRBNZ金融安定報告&総裁会見に注目

昨日の為替相場は、早朝からNZの利下げ観測からNZDが売られたほか、
ロンドン市場に入ってからは先週の勢いそのままにポンドが買われ、
1日を通してもこの2通貨の動きが目立っていましたね。

その他はユーロ圏財務相会合でギリシャへの支援再開が見送られて
ユーロが少し売られましたが、ある程度事前に想定されていたこともあり、
大きな動きには至っていません。

このような中で今日はEU財務相理事会が開かれるほか、
英国の鉱工業生産や、ダドリーNY連銀総裁講演、
ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演、
明日早朝にはRBNZ金融安定報告、ウィーラーRBNZ総裁会見と
昨日動いたポンドやNZDがらみのイベントも予定されていて
引き続き大きな動きが出る可能性も十分。

そのため今日もまずは資金管理を万全にしたうえで、
リスクが下がるような場面があれば積極的に動けるよう、
事前にシミュレーションをしておきたいですね。

ではまず先週金曜から月曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、
GBPが1.18%、USDが0.17%、CADが0.12%、CHFが0.03%、
EURが-0.24%、AUDが-0.29%、NZDが-1.81%となっていて
力関係は【GBP>USD>CAD>CHF>JPY>EUR>AUD>NZD】という形に。

先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【GBP>NZD>AUD>CAD>USD>JPY>EUR>CHF】でしたから
ポンドが強い位置で加速していること、オセアニアが位置を落としたこと、
ユーロ、スイスが弱い位置を維持していることなどが見てとれます。

続いて火曜10時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると
昨日の動きを受けてポンド円が明確な上向きとなっていて、
NZDが明確な下向きとなっていますが、その他は方向性が乏しい状態。

そのため今後のポイントは円を軸とした力関係変化で、
ここから円が売られる展開が加速すれば、各通貨の短期は改善し、
明確な上向きとなる通貨が出てきてロングチャンスとなりますから、
力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。

一方今後円が買われる展開となれば、各通貨の短期は悪化し、
ドル円をはじめとして明確な下向きとなる通貨が出てきますから、
その場合はショートのチャンスとなり、力関係上弱い通貨を売って、
円を買うのが低リスクな状態に変わります。

個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので
短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものを
リスクの低い方向に攻めるという基本戦略。

また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2015/05/08

斉藤学さん

米雇用統計を控え、様子見ムードと予想

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【昨日の概要】
日経平均株価は、時間外で大きく売られていることもあって、ザラバも売りが先行し
-239円安の19291円で引けました。ドル円もロンドン時間以降は下落に転じたものの、
良好な米経済指標や米国株高を受け119.70円台へ戻しています。

【昨日の結果】
・ダウ平均          17924.06(+82.08 +0.46%)
・CME日経平均先物       19380(大証終比:+140 +0.72%)
・NY金先物12月限(COMEX)   1182.20(-8.10 -0.68%)
・NY原油先物11月限(WTI)   58.94(-1.99 -3.27%)

【経済指標】
★★★
21:30 (米) 週次新規失業保険申請件数 前回:26.2万件 予想:27.7万件 結果:26.5万件

【本日の戦略】

<良好な米経済指標を受けドル買いに>

英総選挙やギリシャ情勢への懸念からロンドン時間に株安が進み、ドル円は
一時119.06円へ下落しました。
しかし、米週次新規失業保険申請件数が26.5万件と予想の27.7万件を上回ったうえ、
2000年11月来15年ぶりとなる最少記録だったため、ドルが買い戻されました。

良好な米経済指標とアリババやヤフーの上昇を受け米国株も反発し、NYダウは
+82ドル高と上昇に転じています。

米10年債利回りは2.180%とやや下落しましたが、前日まで年初来高値圏で推移していたため、
いったん調整が入ったようです。一方、ドル買いによりユーロや豪ドルはドルストレートを
中心に下落しました。

<英総選挙の出口調査を受け、ポンドが急騰>

ポンドは、英総選挙の結果待ちとなっていましたが、早朝発表された出口調査では
与党保守党が316議席、自民党の10議席獲得するという見込みでした。
これは、保守党と自民党が連立を組めば過半数の326議席に達するため、発表を受けて
ポンドは200pips以上急騰しました。

しかし、議席数が過半数ギリギリとなっているうえ、大勢がしっかり判明するのは
日本時間の昼ごろなので、ポンドはこのあとの選挙速報を見つつ推移することになるでしょう。
昨年9月に行われた、スコットランド独立住民投票のことが思い出されます。

<21時30分に米雇用統計が発表>

水曜日に発表された、米雇用統計の前哨戦となる米4月ADP全国雇用者数は、
予想+20.0万人に対し結果+16.9万人と+20万人に届きませんでした。
しかし、最近発表されている米週次新規失業保険申請件数は改善傾向にあるため、
予想が難しいところ。

前回発表された米3月非農業部門雇用者数は、寒波の影響などで+12.6万人と大きく
落ち込んでいましたが、4月はその反動で+23.0万人になる予想となっています。
予想値付近であればドル買いとなりますが、早期利上げが意識された場合は米国株が急落して、
為替は時間差で円高となる可能性があるため、注意が必要でしょう。

【経済指標】
★★★★★
21:30	(米) 4月非農業部門雇用者数  前回:+12.6万人 予想:+23.0万人
★★★★★
21:30	(米) 4月失業率        前回:5.5%   予想:5.4%

【本日の予想レンジ】
・ドル円        118.80〜120.30  →
・ユーロ円   133.50〜135.50  →
・ポンド円      182.50〜185.50  ↑
・豪ドル円      93.80〜95.20    →
・ユーロドル    1.1150〜1.1350  →
・ポンドドル    1.5300〜1.5520  ↑
・ドルスイス    0.9100〜0.9350  →

【通貨の強さ】
ポンド(選挙結果次第)>ドル>ユーロ・豪ドル

【注目通貨ペア】
・ドル(米雇用統計)

2015/05/06

為替太郎さん

トレンドの入れ替わりも多い手控え相場。雇用統計待ちの雰囲気も。

みなさん、こんにちは。

少し前のユーロ堅調の流れは、またも転換し、今週の外国為替市場は週明けから
ユーロがドルに対し下落する展開になりました。IMFのギリシャ支援打ち切りリスクが
高まったことが、にわかに材料になっています。先週のユーロの強さからの一転の転回で、
このところ先行きの予想が非常に難しい展開が継続しています。

目先では、ユーロは、主要通貨に対して軟調な展開になっています。
ギリシャへの金融支援が改めて材料になっているためです。
EUがギリシャに対して大規模な債務減免を実施しない限り、IMFはギリシャ支援を
打ち切る可能性があるということが報道されたことが直接の材料になっています。

もともと、チャート的に少し前のユーロの上げ足が急すぎたことは明らかでしたので、
ここで崩れてくること自体はテクニカル的に見てもさほど不思議はありません。

ユーロドルは、昨日時点でも1.108付近まで下落する場面もあり、1.12台後半に達していた
先週末に比べれば相応の深度での下落になっています。一方、ユーロ円も、このところ
円安がダラダラ継続していましたが、昨日は対円でもユーロの下落が目立ち、
昨日には133円台の前半まで円高が進む場面もありました。

また、ドルそのものも復調の兆しを見せています。
ユーロの伸び悩みからドル高に回帰すれば順当な流れとは言えるでしょう。
実際、3月米製造業新規受注は、前月比2.1%増となり、昨年7月以来の大幅な
伸びを記録し、4月ISM非製造業総合景況指数も市場予想を上回りました。
雇用統計を前にして米経済の回復を印象付けるものになっています。

今日はADP雇用者数を控え、この直近のドル高が維持されるかどうか重要な局面です。
ここから雇用統計に向けて堅調な数字が続けば、早期の利上げを見越したドル買いに
回帰していく可能性もあります。引き続き、注目していきましょう。

ただ、今日のアジア時間は引き続き東京市場が休場のため、値動きは限定的でしょう。
アジア時間中は、とりわけドル円は狭いレンジ内での取引が続く可能性は高そうです。
ユーロ円に比して、ドル円は、今週120円付近で値動きが安定しています。

ドル円に関しては、今日のところは、ドルは120円を挟んだ方向感がつかみにくい展開が
継続すると見ます。雇用統計が意識されるところですが、目下の方向感のつかみにくい
展開では、引き続き横ばいの圧力が強いものと考えられます。

また、ユーロ円に関しては、現状を踏まえれば、目先の134円付近での推移からさらに
円高に振れる可能性はあるものの、円固有の材料では大きく振り切れるような雰囲気は
ありません。ひとまずは、ユーロの材料次第だと思いますので、今日は様子見でしょう。

ユーロドルに関しても、ユーロ円同様にユーロの値崩れの流れに逆らう雰囲気ではないので、
基本的には慎重に売りから考えていくべきでしょう。
ただ、今は材料を控えて、チャート的には上にも下にも、値幅が限定的なトレンドであり、
大きな幅を狙うようなものではないと思います。

10:30 豪3月小売売上高
17:30 英4月PMIサービス業
18:00 ユーロ圏3月小売売上高
21:15 米4月ADP全国雇用者数
21:30 米四半期非農業部門労働生産性

2015/05/05

ダメおやじさん

欧州通貨の戻り売り!

こんにちは、ダメおやじです。
 
GWも終盤となり本日は交通機関は大混雑が予想されます。
気をつけて休みながら移動してくださいね。
 
昨日は東京、ロンドンが休場でNYも特に材料はなく予想通り動意は薄かったのですが
海外では欧州通貨が下落しました。
ドル円は米金利高や欧州通貨に対するドル買いで120.27円まで小幅に上昇も、
シカゴ連銀総裁の米景気に対するネガティブ発言で120.10円台まで下げ動きなしでした。
  
昨日の週間の予想でも書いたように先週末の高値でポンド円やユーロドルは目先の
高値を出したと見ており先週末高値を抜かない限りは私は戻り売りで臨みたいです。
  
本日は東京は昨日に続き動意薄と思われますが欧州ではロンドンがオープンし英指標も
有りますし、NYでは米貿易収支やISM非製造業景況指数が有り昨日より動くとは見ています。
 
ただ、動きは欧州通貨対ドルの動きがメインでドル円は120.30円付近は売られ越えても
120.50円までと見ています。
下値は119.80円付近は買われ割れても119.60円まででしょうね。
 
ポンド円は182円、182.30円付近は戻りは売られそうです。
下値は181円、180.50円までの下げも考えられそうですね。
 
ユーロドルも戻しても1.1180台、1.12では売られそうですね。
下値は1.11付近で買われるかですが、割り込むと1.1070付近までの下げも有りそうです。
 
欧州序盤にポンド円やユーロドルが反発する場面が有れば戻りを売りたいと思っています。

2015/05/04

しーさん

休日

ゴールデンウィークの真っ最中、いかがお過ごしでしょうか。
暦どおりのお休みの方であれば、本日は5連休の中日となり、
お天気の関係もあってちょっと一息いれている方も多いのではと思います。

本日は東京市場は当然のことながら、ロンドン市場も休場となるため、
日中から夜にかけては値動きの乏しい展開が予想されます。

NYタイムには、23時に米3月製造業受注指数の指標が発表されます。
イベントと参加者が少ない中で、米指標の結果によりドル主導の展開となるかも
知れませんので、23時前後の値動きには注意が必要かも知れません。

今週は毎日のように米指標が発表されますが、市場のテーマとしては
引き続きユーロが中心となると思っています。

ユーロとドルの関係において、これまでのユーロ売り優勢の状態が変化し、
ショートカバーがでてユーロの買い戻しにつながってきましたが、
今週の米指標の結果如何でさらにショートカバーが進むのか、
どこかで落ち着くのかが見えてくるのではないでしょうか。

本日はイベントの少ない日なので、明日以降に備えて休日を満喫することにしましょう。

2015/05/01

ZEROさん

ユーロドル6連騰も深追い禁物か

30日の為替市場ではユーロドルが6連騰、ドル円も陽線で株と為替と米金利など
相関が無く読みずらい環境になっています。
オセアニア通貨は軟調、ダウ195ドル安で大幅続落となりました。

ユーロドルやユーロ円は最後に急騰→急落が起きそうなパターンで深追いより
押し目買い→ある程度で辞めたほうが良いでしょう。
日銀は市場予想通り追加緩和見送り、次は7月か10月に追加緩和が必要になって 
いるかどうか確認することになりそうです。

5月相場に入りましたが、ダウ急落には警戒すべきかと思います。
ただし、株価の暴落=円高だった為替市場はどのような反応をするか
読みずらく、色々な変化を良くみてポジションを取りたいと思います。

投資戦略は豪ドル円戻り売りとします。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。