[東京 14日 ロイター] - アパレル大手のTSIホールディングスは14日、セレクトショップ「フリークスストア」などを運営するデイトナ・インターナショナル(東京都渋谷区)の株式をプライベート・エクイティのユニゾン・キャピタルから取得し、完全子会社化すると発表した。取得価額は283億円。株式譲渡日は9月2日の予定。
現在デイトナの株式はユニゾン・キャピタルの関連会社が合計70%、K Asset Managementが30%保有している。デイトナは、K Assetが保有する株式を9月2日に自己株買いで取得するため、TSIの議決権所有割合は100%となる。
TSIHDは、今回の株式取得に伴う業績への影響は精査中で、今後開示すべき事項があれば公表するとしている。
TSIHDはまた、発行済み株式の6.45%に当たる450万株・60億円を上限に自社株買いを行うことも発表した。取得期間は23日から12月31日で、取得した株式は来年1月31日に消却する。自社株買いの目的は「経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行と株主還元策の一環」としている。