ウクライナのエネ相が辞任、司法相は職務停止 大規模汚職捜査巡り
ウクライナのエネ相が辞任、司法相は職務停止 大規模汚職捜査巡り2025/11/13 01:23

Yuliia Dysa Olena Harmash Anastasiia Malenko Dan Peleschuk

[キーウ 12日  ロイター] - ウクライナのフリンチュク相は12日、エネルギー部門を巡る大規模な反汚職捜査を受け、辞任を提出したと明らかにした。フリンチュク氏は不正行為は否定している。

これに先立ちゼレンスキー大統領は、エネルギー部門の汚職疑惑を巡る国家汚職対策局(NABU)の捜査を支持すると表明し、司法相とエネルギー相の更迭を求めていた。

ウクライナ当局は11日、エネルギー高官が関与したとされる総額1億ドルの不正取引に関連して7人を訴追。これを受け政府は12日、エネルギー相を以前務めていたハルシチェンコ司法相を停職処分にしたと明らかにしていた。

司法省は11日、ハルシチェンコ氏が調査対象になっていると表明したが、国家汚職対策局が捜査を進めているエネルギー関連汚職と関係しているかは明らかにしていない。

ハルシチェンコ氏は12日、フェイスブックへの投稿で捜査の詳細には触れなかったものの、自身の職務停止について「適切なシナリオ」として受け入れる姿勢を表明。同時に、自身の潔白を主張していく考えを示した。