独サービスPMI、4月53.2に上昇 受注好調で6月以来の高水準
独サービスPMI、4月53.2に上昇 受注好調で6月以来の高水準2024/05/06 17:31

Maria Martinez

[ベルリン 6日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた4月のドイツのHCOBサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は53.2で、3月の50.1から上昇し昨年6月以来の高水準となった。新規受注の伸びが寄与した。

ハンブルグ商業銀行(HCOB)のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は、「年初はまだ低迷していたサービス業が急速に回復している」と述べ、新規および既存の事業、雇用も回復していると指摘した。

一方で投入コストと販売価格がともに過去の平均を上回るペースで上昇し、インフレ圧力の強まりを示した。

デラルビア氏は「この価格決定力は、サービス部門全体の健全性を示すものと解釈している」と述べた。

サービス業と製造業を合わせた総合PMIは、47.7から50.6に上昇し、好不況の分かれ目である50を10カ月ぶりに上回った。製造業はなお低迷が深刻で、サービス業だけで総合PMIを押し上げた。