米金融政策、想定ほど引き締まっていない可能性=ミネアポリス連銀総裁
米金融政策、想定ほど引き締まっていない可能性=ミネアポリス連銀総裁2024/05/08 01:21

[ワシントン 7日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、堅調な住宅市場とインフレ抑制に向けた進展が停滞する可能性は、金融政策が連邦準備理事会(FRB)当局者の想定ほど引き締まっていない可能性があることを意味しているとの見方を示した。

新たな論文で、現行の金融政策が経済にどのような影響を与えるかを巡る誤った推定により、特に住宅分野で観察される「一連のデータを説明することができるかもしれない」と指摘。「現在われわれが直面している問題は、ディスインフレのプロセスが実際にはまだ進行中で単に予想よりも時間がかかっているだけなのか、それともインフレが3%前後の水準にとどまり連邦公開市場委員会(FOMC)が2つの責務を達成するためにまだやるべきことがあるのか、​​ということだ」とした。