インド製造業PMI、4月改定値は10カ月ぶり高水準 輸出急増
インド製造業PMI、4月改定値は10カ月ぶり高水準 輸出急増2025/05/02 15:57

[ベンガルール 2日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた4月のHSBCインド製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は58.2で前月の58.1から上昇、10カ月ぶり高水準だった。速報値の58.4から小幅な下方改定となった。

輸出需要が堅調で、生産量も増加したことが背景にある。一方、企業は、過去およそ11年間で最も速いペースで販売価格を引き上げた。

HSBCのインド担当チーフエコノミスト、プラジュル・バンダリ氏は「新規輸出受注の増加は、企業が貿易情勢の変化と米の関税発表に適応すべく、インドに生産をシフトした可能性を示している」とした。

製造業の生産高は2024年6月以来で最も急激な伸びを示し、特に消費財メーカーが調査対象セクターの中で最も速い伸びを記録した。

新規受注は引き続き好調で、3月の8カ月ぶりの高水準に近い伸びを維持。輸出受注は、1月の急増に次いで過去14年間で2番目に速いペースで増加した。調査回答者は世界中の顧客への販売増を報告した。