[２０日 ロイター] - 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）は２０日、米半導体メーカーのウルフスピードが連邦破産法１１条の適用を数週間以内に申請する準備を進めていると報じた。複数の関係筋の話として伝えた。

債権者から法廷外で提示された複数の債務再編案を拒否した後、債権者の過半数の支持を得られる同１１条の適用申請を検討しているという。

同社の株価は時間外取引で５７％以上急落した。

ウルフスピードは、産業用・自動車用市場の需要低迷と関税に伴う不確実性への対応を迫られている。

同社は炭化ケイ素を使った半導体を製造。今月、継続企業の前提に疑義があると表明し、通期の売上高が予想を下回るとの見通しを示した。

同社は２０２６年の売上高を８億５０００万ドルと予想。市場予想の９億５８７０万ドルを下回った。