Kentaro Okasaka
[東京 16日 ロイター] - 村田製作所は16日、同社と子会社が営むマイクロ一次電池事業をマクセルに譲渡すると発表した。譲渡価額は80億円で、2025年度内の株式譲渡完了を予定している。
17年に同事業を含む電池事業をソニーグループから買収したが、赤字が続いていた。マイクロ一次電池事業の売却後は円筒形リチウムイオン二次電池事業に経営資源を集中させ、電動工具などのパワーツール市場やエネルギー貯蔵システム(ESS)市場を主軸として競争優位性を高める方針。