[北京 ２３日 ロイター] - 中国工業情報化省は２３日、２０２７年までに金（ゴールド）資源を５―１０％増やすとともに、金と銀の産出量を５％超増加させることを目指すと発表した。２５―２７年の計画に盛り込んだ。

同省は、金が戦略的鉱物資源であり「国家産業安全保障と金融安全保障を維持するために非常に重要だ」とコメントした。

計画によると、中国は地質調査や新たな金資源の発掘を強化し、国内の金採掘に関する重要な技術や設備を巡る課題に取り組む。

また、電気機器や電子部品を含めたさまざまな廃棄物から回収された金と銀のリサイクルを促進することも明記。外国投資の協力を深めることを呼びかけ、中国企業が外国の鉱山会社と長期供給契約を結び、金鉱石を含めた一次鉱物製品の供給源を拡大することを奨励している。