[1日 ロイター] - 米食品メーカーのデルモンテ・フーズは1日、特定の主要融資先との合意に基づき、米連邦破産法第11条の適用を申請し、売却に向けた取り組みを開始したと発表した。
破産手続き中の資金繰りを支援するため、9億1250万ドルの資金を確保したとし、手続き中も事業を継続する意向を示した。
135年の歴史を持つ同社は、野菜や果物の缶詰ブランド「デルモンテ」などを傘下に持つ。
グレッグ・ロングストリート最高経営責任者(CEO)は「これはデルモンテ・フーズにとって戦略的な前進だ。利用可能な全ての選択肢を徹底的に評価した結果、裁判所の監督下での売却プロセスが、当社の再建を加速させ、より強固で永続的なデルモンテ・フーズを創造する最も効果的な方法であると判断した」と述べた。
米国外の子会社の一部は、破産法第11条の手続きには含まれず、通常通り事業を継続するという。