ザポロジエ原発、全ての外部電源喪失 ロシアが送電線破壊とウクライナ
ザポロジエ原発、全ての外部電源喪失 ロシアが送電線破壊とウクライナ2025/07/05 02:50

[ウィーン/キーウ 4日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)は4日、ロシアが占領するウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所で、全ての外部電源が失われたと明らかにした。 ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相は、ロシアがザポロジエ原発と送電網を結ぶ送電線を破壊したとしている。

IAEAによると同原発では現在、非常用ディーゼル発電機で電力を供給。6基の原子炉は全て停止しているが、安全のため冷却システムへの電力供給が必要という。

ザポロジエ原発で全ての外部電源が失われるのは2022年のロシアによるウクライナ全面侵攻開始以降で今回が9回目。23年末以降では初めてという。