Danial Azhar Rozanna Latiff
[クアラルンプール 23日 ロイター] - マレーシアのアンワル首相は23日、生活費の高騰に対する国民の不満の高まりに対応するため、成人国民全員への現金支給や燃料価格引き下げなど、新たな対策を発表した。
26日には首都クアラルンプールで、物価の高騰や改革未履行などを理由にアンワル氏の退陣を求めるデモが予定されている。
発表によると、18歳以上の全てのマレーシア人に対し、8月31日から100リンギ(約23.67ドル)の一時的な現金支援を行う。
アンワル氏は「これまでさまざまな対策を打ち出してきたが、国民が不満を感じていることは認識しており、生活費が依然として対処すべき課題であることも認める」と述べた。
また、貧困に苦しむ人々を支援するためのさらなる取り組みを24日に発表する予定だとした。