[24日 ロイター] - トランプ米大統領は24日、連邦準備理事会(FRB)本部を訪問した。ホワイトハウスが費用をかけ過ぎとして批判を強めている同本部の改修現場を視察した。
トランプ大統領は訪問中、記者団を前に「パウエルFRB議長に金利を引き下げてもらいたい」と語った。トランプ大統領の隣で、パウエル議長は無表情のままだった
トランプ氏はその後、パウエル議長の解任は「必要ない」と言明。ただ、パウエル氏の後任候補として3人程度が念頭にあると述べた。
パウエル氏は通常、米連邦公開市場委員会(FOMC)開催前の木曜日には他のFRB高官らとの電話会議を行っている。次回FOMCは29-30日に開催される。
トランプ大統領はここ数カ月、パウエル氏を「口撃」し、繰り返し利下げを要求してきている。パウエル氏解任の可能性を示唆する一方で、解任する計画はないとも述べている。
ホワイトハウスはまた、FRB本部の改修費が予算を超過しているとして、不適切な管理や不正の可能性を指摘している。