[東京 25日 ロイター] - 太平洋工業は25日、MBO(経営陣が参加する買収)で株式上場を廃止する方針を固めたとの日本経済新聞の報道について、会社側が発表したものではないとした上で、同日開催の取締役会にMBOによる非公開化などを付議する予定と明らかにした。
開示すべき事実を決定した場合は速やかに公表するとした。
報道によると、トヨタ自動車向け車部品を主力とする同社は月内にも1株当たり2000円程度で株式公開買い付け(TOB)を実施する。24日の終値は1461円で、これを4割程度上回る。電動化など自動車産業が変革期を迎える中、株式の非公開化で長期的視点の経営に 切り替えるという。