[ワシントン 1日 ロイター] - トランプ米大統領は1日、低調な内容となった7月の米雇用統計について、「共和党と私の評判を落とすために不正に操作された」と自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に投稿した。何ら証拠は示さなかった。
また、トランプ大統領はこれに先立ち、7月の雇用統計が予想を下回る結果になったことを受け、労働省労働統計局(BLS)のエリカ・マッケンターファー局長の解任を命じた。
マッケンターファー氏は2023年にバイデン前大統領に指名され、翌年に上院で承認されていた。
トランプ氏は「正確な雇用統計が必要だ」とし、マッケンターファー局長を直ちに解任するよう指示したと自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に投稿。「マッケンターファー氏より有能で適格な人物に交代させる」とした。
トランプ氏は連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長も改めて非難。いつも後手に回っているパウエル氏を「引退させるべきだ」と投稿した。
労働省がこの日に発表した7月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が7万3000人増加。伸びが予想以上に鈍化したほか、過去2カ月分の雇用者数も合計25万8000人下方修正された。