[ワシントン 27日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は27日、金利はある時点で下がる可能性があるものの、政策当局者は9月16─17日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに動くのが適切かどうかを判断する上で、今後の経済指標の内容を見極める必要があるとの見解を示した。
ウィリアムズ総裁はCNBCのインタビューで、政策金利の変更に関して「全ての会合がライブになる」と指摘。その上で「リスクはより均衡している。今後のデータの展開を見守るしかない」と述べた。
次回のFOMCの前には、雇用統計と消費者物価指数(CPI)の発表が予定されており、これらデータが25ベーシスポイント(bp)の利下げ決定に大きな影響を与える可能性がある。
また総裁は、トランプ大統領による米連邦準備理事会(FRB)のクック理事解任についてはコメントを控え、クック理事が「FRBの使命に誠実さと献身をもたらしてきた」と言及するにとどめた。