Mayu Sakoda
[東京 22日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続伸し、前営業日比1.93%(1278円93銭)高の6万7511円12銭となった。前日の米国市場で半導体株を中心に買われた流れを引き継ぎ、東京市場でも人工知能(AI)・半導体関連株が相場をけん引した。日経平均は一時2%超上昇したが、買い一巡後は中東情勢を巡る警戒感や米ハイテク企業の決算発表を控え、もみ合う展開となった。
・日経平均は小幅高で寄り付いた後、一時2.05%(1360円01銭)高の6万7592円20銭まで上昇。
・時間外取引の米株先物指数はマイナス圏で推移。韓国の総合株価指数(KOSPI)が5%超高となり、投資家心理の支えに。
・米中央軍がイランの軍事作戦センターや海上戦力を標的に攻撃したと伝わり、米WTI原油先物は85ドル台まで上昇。インフレ加速への懸念が再燃。
・アルファベット<GOOGL.O>、テスラ<TSLA.O>、IBM<IBM.N>などの決算発表を控え、様子見ムードも。
・TOPIXは1.25%高の4065.33ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は4兆8027億4300万円。
・東証33業種では、値上がりは非鉄金属や電気機器、ガラス・土石製品など17業種、値下がりはサービス、小売、陸運など16業種。
・主力株では、キオクシアホールディングスが11%超高、アドバンテストが6%超高、東京エレクトロンが4%超高。半面、ファーストリテイリングとリクルートホールディングスが3─5%超安。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが823銘柄(52%)、値下がりは698銘柄(44%)、変わらずは36銘柄(2%)。
<SMBC信託銀行 投資調査部長 山口真弘氏>
「米ハイテク企業の決算はAI需要の底堅さを見極める上で注目されており、様子見ムードが広がっている」
「韓国の規制当局がレバレッジ型の個別株ETF(上場投資信託)の抑制に動く中、韓国株は需給面の改善が進みつつあり、日本株にとっても追い風となっている」
「中東情勢を巡る不透明感は根強いものの、米中間選挙を控え、事態が一段と悪化する可能性は低いとの見方も出ている」