Atsuko Aoyama
[東京 22日 ロイター] - 午前のドルは163円前半でのもみ合いが続いた。大台がわりで輸出勢の売りが散見されたとの声があり、相場が下押しする場面もみられたが、ドル/円の底堅さは変わらず。中東の混乱を背景に原油価格が上昇してドルが買われ、ドル高/円安が進んだ前日の流れが継続している。円売りが同時に進んだ背景として、前日に閣議決定した「骨太の方針」などに反映される政府の姿勢を挙げる声も聞かれた。
・ドル163円に大台がかわり輸出勢の売り観測
・米国のサプライズ利上げにも一部で警戒感
・円売り背景に日銀の利上げに慎重な政府の姿勢との声
・円資産投資への資産振り分け促す施策に対する期待が剥落したことも一因との見方
<JPモルガン・チェース銀行為替調査部長の棚瀬順哉氏>
「為替介入を実施するのであればできるだけ効果的な方法でやりたいということだろうが、いつやるかは状況次第」
「前日はドル/円が上がったとはいえ1円も上昇していない。例えば一気に大きく上昇すれば実施するだろうが、今のようにもみ合いながらじりじり上昇するのであればやらない可能性もある」
「ここ3週間ほどは米利上げへの期待を受けたドル高はモメンタムを失っているため、FOMC(米連邦公開市場委員会)がタカ派的になり、もう一段利上げを織り込んでドル高になるかは注目」