兵ブロガーバックナンバー(2010年04月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2010年04月

2010/04/28

ダメおやじさん

FOMCの声明文に注目

こんにちはダメおやじです。

明日からGWがスタートとなりますが、昨日は為替や株価に激震が走りましたね。

大きな要因はS&P社のギリシャ・ポルトガルの格下げからで、
特にギリシャ国債はジャンク債扱いとなり投機国並になりました。
そのため為替市場は、リスク回避の動きとなり円買いが進行しました。

私はポンド中心のトレードをしてますが、昨日は格下げ前の欧州市場から
ポンド円・ポンドドルは下落していました。

先週末のドル円の94円越えからポンド円は強気予想が増え、
週明けの145.94円までの上昇で損切りの買戻しや新規買いで、
144円〜145円越えで買われ過ぎたのではないでしょうか。

ポンド自体にそれほど買われる材料はなく、欧州ではユーロの弱さに対して買われ、
ドルに対しては売られ過ぎからの調整買いが起きただけと思われ、それが週末から
週明けで買いが一巡して戻りを売られたと思います。

昨日の下落で流れは戻り売りに変化したと見ており、
143円越えは売られ、下値は昨日安値141.54円を割りこむと140.80円〜90円では
ショートカバーで下げ渋る場面は有りそうですが、140円に向かう動きと見ています。 


ただ動きは上下に振れ、売りでも買いでもストップを取られやすいと見ていますので
資金管理は確りとしたいですね。

本日はFOMCの声明文に注目です。
今週に入り米金利は低下気味で利上げ期待が後退しているのかも知れませんね。

2010/04/27

しーさん

まだまだ不安定

今週もギリシャ方面の話題で相場の行方が決まっているようですが、
昨日はギリシャ国債の利回りが引き続き異常なほど上昇し、
これが足を引っ張ってユーロは抜けきれない状態となりました。

ギリシャは支援を要請したものの、国内ではやることがたくさんあり、
対外向けの姿勢だけでなく結果を出さないといけない状況ですが、
支援する側も国民の理解を得るのに苦労しています。

最も貢献度が高いドイツは、国民の7割近くが支援に反対しており、
昨夜はドイツ・メルケル首相が声明を発表しました。

ドイツ国内の了承を得るために、「数日以上を要する可能性」とコメントし、
数日以上というのが曖昧ということで一時的にユーロ売りを誘いました。

5月中旬以降に国債償還を迎えるギリシャにとっては、
支援だけが唯一の望みであり、もし間に合わない or 支援できない
といったことになると前回以上のリスク回避モードとなりそうです。

こういった不安定要素からユーロのショートカバーや
強いユーロ買いはまだおあずけなのかなと考えます。

一方でアメリカは先週の新築住宅の指標やマクロ系指標など、
順調に回復に向かっている結果がでてきており、
ドルはユーロに比べれば格段に安心感のある通貨となっています。

本日も住宅系指標や消費者信頼感指数がNYタイムに発表されますが、
ドルは堅調に推移していますので、好結果によりさらにドル買いへと
傾斜することを期待したいと思います。

明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

2010/04/26

ZEROさん

【ギリシャのパパンドレウ首相がEU・IMFについに支援を要請】

先週末のドル円相場はNY時間に「FOMCメンバーの少なくとも6人がMBS売却に前向き」
との報道が伝わると買いが優勢94円台まで上昇する場面がありました。


本日は材料に乏しい1日になりそうで株価も底堅そうですからドル円・クロス円相場は
高止まりを予想しています。ドル円は93円台後半〜95円手前であまり大きな動きはない
と予想しています。静かな1日になりそうですね。


直近のドル円相場は「ゴールドマンサックス提訴」「FOMCメンバーの少なくとも6人が
MBS売却に前向き」で動きがあったのみ。2つとも事前には予期していなかった材料が
ポンとでて反応したという状況ですから、ドル円相場は引き続き方向感のない時間帯が
長くなりそうです。


やはり今週もギリシャ問題のゆくえに注目が集まりユーロ相場が中心になりそうですね。
ユーロドル相場ですが、先週ギリシャのパパンドレウ首相がEU・IMFについに支援を要請
したことや週末ということもあり1.34付近までショートカバーが進みました。


「やれやれ」という感じにはなっているものの、これを持ってユーロドルの下落が反転
したと考えている参加者は少ないようです。ユーロドル相場は引き続き上値の重い状態が
継続し、どんどん買い戻される相場にはならないと予想しています。


それでは今週も頑張りましょう!


※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。


明日の担当はしー様です。お楽しみに。

2010/04/21

とあるエンジニアKさん

先週の下落を調整と考えるか?

いつの間にやら桜は既に散り、緑の木々が増えてきました。
時々寒い日が訪れますが、基本的にコートは不要な毎日。
そうなると聞こえてくるのはGWの足音です。
最近つとにお疲れな毎日なので、ゆっくり休めればよいなと考えております。
 

【本日の注目指標と対策】

本日の指標は小粒。
主に英国発の情報で、BOE議事録および失業率が発表されます。
英国と言えばアイスランドも間近にあり、
先日発生した噴火の影響が経済にもちらほら見られていることもあり、
ようやく再開した欧州における空の交通は良いニュースかと。
今回の噴火による経済への影響はこれから本格的に見られてきます。
特に指標への影響は避けられないことが予想され、
来月あるいは再来月の欧州低迷が今から想像することができます。
もちろん相場ですから先を読んでの売りもありましょうがね。

 
【本日の戦略】

世界的な株価の上昇に押される形で上昇を続けたクロス円。
4月に入ってから頭打ちの様相を見せ、レジスタンスにひっかかった状態。
例えば豪ドル円は87円の壁、
ユーロ円は127円の壁など、はっきりと見えるのが今回の特徴です。
 
そして米中首脳会合でも、ギリシャ問題でも安定飛行を続けておりましたが、
最終的に引き金を引いたのは米証券取引委員会(GS)によるゴールドマンサックスへの提訴。
証券の取引を巡って「詐欺的」な行為があったとしての提訴のようですが、
この一連の事件によって金融街に衝撃が走り、
同時に金融街への批判の高まり、ひいては規制強化につながる懸念があり、
最終的には株価が下落するというロジックにより今回の下落があったものと予想されます。
 
当方の予想としてはテクニカルな視点からこれから下落が継続する。
と予想しておりましたが、月曜日、火曜日とクロス円の上昇。
特に豪ドル円は火曜日一日で1円近く値を上げるなど、
既にその予想は外れたようにも見受けられます。
 
やはりこの上昇トレンドに乗ることは間違いがないのか?
押し目買いのチャンス到来と書いた方がよかったかもしれませんね。
 
今回のゴールドマンサックス提訴の問題、
マイナス側に貯まっていたエネルギーを排出する機会であった。
と見ることができれば今後の展開は再び上昇と見ることができます。
株価、為替相場共に「みんなで渡れば」の精神で上昇を続けておりましたが、
調整材料見た方がこの後の相場が予想しやすくなります。
 
とはいえここで「買いだ!」とも言えない今の相場状況。
正直に申し上げるのならば、「休むも相場」という言葉今の私にとって最適です。

2010/04/20

しましまさん

流れ変わりやすい相場

昨日は先週末の流れを引き継ぎ円高スタートとなり、
株安とともに円高が進みましたが、NY時間にはシティグループの好決算や、
ゴールドマン・サックスへの訴追は全会一致での提訴でなく、
賛成3・反対2での決定だったことなどからNYダウは回復、
為替もリスク回避の動きに対する反動の円安が進みました。

本日予定されている主な指標等は以下のとおりです。

07:45:NZ・第1四半期消費者物価    
10:30:RBA議事録
17:30:英・3月消費者物価指数
18:00:独・4月ZEW景況感調査
22:00:BOC政策金利発表

今日22:00に予定されているBOC政策金利発表ですが、
BOCは現行の政策金利を6月末まで維持するとしていますので、
今回政策金利に変更はないものと思われます。
7月以降の利上げに対して何か言及があるのかなど、声明文の内容に注目したいです。

また、先週から米主要企業の決算発表が本格化しており、
今日は19:30にバンク・オブ・NYメロン、21:00にゴールドマン・サックス、
その他ステート・ストリート、ヤフー、アップルの決算発表が予定されています。
決算発表を受けての急変動には一応注意を払っておきたいです。

昨日のドル円は91.85円でオープンし、一時91.60円まで下落しましたがその後はじわじわと買われ、
NY時間には東京午前につけた高値92.21円を超え、現在は92円台半ばまで上昇しています。
今日上に動けば92.2円付近をサポートに92.60円を超え、
93円付近までの上昇となってくるかを見たいです。
下方向では、92.2〜92円で止まれなければ昨日の安値91.60円付近では
なんとかサポートされるかに注目です。
 
ユーロドルは昨日1.3468ドルでオープンするも1.35ドルの壁は越えられず、
じりじり下落し1.3415ドルの安値をつけました。
そこからは反転上昇し、現在までに1.35ドルにあと一息のところまでの上昇を見せています。
反発はしているものの、ギリシャ等ユーロ加盟国の財政不安くすぶる中上値は引き続き重そうで、
今日は現在壁になっている1.35ドルから1.353ドル付近をしっかり上抜くことができるかを見たいです。
 
では、今日も一日頑張りましょう!

2010/04/19

為替見習さん

夕方から夜の市場における円軸、欧州軸の力関係変化に注目。

今日は先週末に大きく円買いの動きが出た後の週明けということもあり
円軸のトレンドがそのまま継続するかを見る上で重要な一日。

指標としては米国の景気先行指数程度しか予定されていませんが
トゥンペルグ・ゲレルECB専務理事の講演やアルムニア欧州委員の講演も控え
ギリシャ関連で何かしらの話題が出れば相場が反応する可能性もあるため
これらの不確定要素にも気をつけながら相場を見ていきたいですね。

特に先週はギリシャ救済問題のほかにも人民元切り上げに関する報道や
ゴールドマンサックス提訴、アイスランドでの火山噴火による空港閉鎖の影響など
普段以上に不確定要素が多く出ていますから、リスク回避の円買いドル買いに要注意です。

ではまず先週金曜の引け方を見てみると、NY終値ベースの対円変動率は最も強かったのが円、
続いてUSDが-1.02%、CHFが-1.44%、NZDが-1.45%、EURが-1.51%、GBPが-1.73%、AUDが-2.02%、CADが-2.12%と
なっていて力関係はJPY>USD>CHF≒NZD>EUR>GBP>AUD>CADに変化。

木曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
JPY>GBP>USD>AUD>CAD>NZD>CHF>EURでしたから
円が強い位置をキープしていることに加えてドルも強い位置に来たこと、
カナダや豪ドルが大きく位置を落としたことなどが見て取れます。

特に円は2番手のドルに1%の差をつけている状況ですし
これらの力関係変化によってテクニカルにも影響が出ているので
今週の力関係、テクニカル変化にはさらに注意したいところ。

続いて金曜NY終値時点のドル円、クロス円のテクニカルをおさらいすると、
ドル円は短期が明確な下向き、中期は上向きで下の抵抗帯半ばに位置。
また長期は下向きで継続しています。

そしてクロス円でも短期は全通貨で下向きとなっていて中期はユーロ、ポンド、NZDがフラット。
スイスが弱いながらも上向き、豪ドル、カナダは上向き。

そのため現時点でドル円、クロス円の中で短期・中期が揃うものが無く
全体的に攻めるにはリスクが高い相場となっています。
ドルストレートではユーロドルで短期・中期が下向きで揃っていますが
他は全て揃っていませんので相場全体のリスクが高めと言えますね。

個人的には先週末にユーロドルショートで取引しましたので
このままユーロドルが揃い続けるようであればユーロドル狙いですが
できればドル円、クロス円の中でも揃うものが出てくるのを待って
選択肢をいくつか持った上で取引したいと考え中。

ただし今週は明日にカナダ中銀の政策金利発表を控えますし
ギリシャ国債入札や、米国の主要企業決算、欧州の要人発言、
さらに週末にはIMF春季総会、G7、G20が開かれる予定となっていて
日々の相場がかなり大きく変化する可能性は十分あります。

そのため常に力関係とテクニカルの変化を追っていきながら
短期・中期が揃ってリスクの低いものは攻めて、
それが無い場合は安全重視で様子見してチャンスを伺う、
という基本戦略を継続していきたいと考えています。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2010/04/14

ダメおやじさん

動き難い状況

こんにちはダメおやじです。

春だというのに気温の変動が激しく着る服も定まらないこの頃ですが、
相場の方も上下には振れますが方向感が定まらず、
高値買い・安値売りはストップを取られやすく、
難しい動きとなっていますので注意が必要だと思っております。

さてポンド円ですが、先週から142円〜144円のレンジ相場が続いています。
東京市場で下げれば海外市場で戻し、東京市場で上げれば海外市場で下げ、
市場毎に流れが変わり、非常に動き難い状況です。
これはポンドだけではなく、ユーロ円・ドル円も同じですね。

4月5日の144.70円まで上昇したときは、(米)雇用統計も良く
ドル円も94.70円まで上昇し、一気に円安観測が強まりました。
先週からドル円・ポンド円とも押し目買い意欲は強まり、
週末のIMM通貨先物の取組も円売りポジションが過去最高になるなど
円が売られていますが、相場は上値の重い展開となっています。
私は、今週は円の巻き戻しがでると判断して戻り売りと見ていましたが
下げもないですね。

144円台で相当買われており、一気に高値更新は難しいと見てはいますが、
高値付近まで上昇すれば利食いで押したところは買われ146円、
142円を割れれば140円を目指す動きと見ています。
確り動きを見極めたいですね。

本日は(米)で消費者物価指数・小売売上高・ベージュブック・バーナンキ議長の
議会証言と材料は多いです。特に小売と昨日FOMC声明の文言変更を示唆した
バーナンキ議長の議会証言には注目しています。

本日の動きで方向性が見えれば良いのですが。

2010/04/13

しーさん

ギリシャ債入札

4月は相場が急変しやすい、とどなたかのレポートにありましたが、
今週はびっくりするオープンとなりました。

ギリシャ支援についての具体策がでてから丸1日。
ユーロは窓を埋めることなく底堅く推移し、下げトレンドの終焉の可能性を示してきました。

本日の気になるイベントしては、ギリシャ債の6ヶ月、1年物の入札があります。
10年物が一時7.5%の金利まで上昇するほど下落していたギリシャ国債ですが、
短期物の入札状況次第でも国債金利と今後のEU支援要請の可否について左右しそうです。

4/9(金)にBBB-に2段階格下げされたばかりのギリシャ国債ですが、
何も手を打たなければ本日の入札は札割れをおこしていたでしょう。

EU支援決定を取り付けたことによりデフォルトリスクは事実上消滅。

しかしギリシャ国内の富裕層は資金を国外に移すなどの対処をしており、
お金の工面には苦労している感がみえみえの状態で、
はたして入札成功となるかどうかに注目が集まりそうです。

半年物、1年物なので大丈夫そうにも思えますが、もし札割れとなると、
月曜日の窓明け上昇分をはき出すユーロ売りとなることが予想されますので、
ユーロショートの警戒はしておいたほうがよさそうです。

明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

2010/04/12

ZEROさん

【ギリシャ支援ついに具体策「300億ユーロを5%程度の金利」で合意】

本日は早朝から大きなニュースでユーロ相場が動いています。
ギリシャ支援に関して具体策がまったく示されない事で引き続き軟調に推移していた
ユーロ相場ですが、ついに「300億ユーロを5%程度の金利」で合意となりました。

さらにIMFも100億ユーロということで大規模かつ想定された以上に低い
5%程度の金利となったことで安心感が広がっています。

今週はギリシャ国債の入札なども控えており、ギリシャ支援の具体策に関して
「決定しないことの時間切れ」となったようですね。
ユーロ相場には引き続き注目をしておきたいと思います。

本日のドル円相場は主だった経済指標の発表も無く、ユーロドルやクロス円の動きに
連れるだけの展開になると予想しています。
ドル円中心の相場にはなりにくい環境で方向感なく行ったり来たりを繰り返しそうです。
水準としては93円台前半あたりで揉み合いと見ています。

デイトレードでは短期的な値幅が出ているときが一番エントリーしやすいため、
今週も月金よりも週央にトレンドの発生を待ってポジションを取って行きたいと考えています。

それでは今週も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。


明日の担当はしー様です。お楽しみに。

2010/04/07

とあるエンジニアKさん

売りを待つ春の相場

本日(4/7)はとあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。
 
桜が満開です。
春爛漫と言ったところでしょうが、なぜか今年は異常気象が目立つようです。
桜が咲いたと思えば雪が舞い、大嵐が来る。
夜は夜で寒く、なかなかベストな状態でお花見できる時はまだ来ません。
関東平野では今週末が満開の桜を見るチャンスなのでしょうか。
天気に期待したいところです。
 

【本日の注目指標と対策】
本日の注目指標は日本から。
日銀の政策金利発表と、白川総裁による会見が開かれる予定です。
好調が続く日経平均株価。
おそらくこれらを擁護する発言がなされるのでしょうが、
上昇が長く続くと言うことは売りを待望する投機家もおります。
円買いのタイミングを探す今の相場、
揚げ足をとられるような発言は投機家のチャンスとも言えそうです。
 
ちなみにこの白川総裁。
就任丸二年を迎えるようです。
日銀総裁は満期5年とのことで、
リーマンショックから立ち直ってきた日本経済をどのように引っ張るのか?
これからも期待したいところです。
 
【本日の戦略】
二週間前の本コラム担当時と比較すると大きく様相が変わる相場です。
クロス円は日経平均の上昇に合わせるようにして急激に上昇。
ドル円は94円まで上昇して、新聞や雑誌には「100円まで行くか?」
などと記載される相場。
ただメディアの中で最後尾を歩く新聞、あるいは雑誌などにそのような記事が踊る時、
たいていは既に頂点が見えるような相場なのですよね。
 
順張りがベストだと主張はするも、やはり逆張りを常に考えてしまう自分としては、
今の相場は買われすぎな感が否めず、この後到来するであろう下落相場に利益を求めたくなってしまいます。
 
既に昨日火曜日にはクロス円の下落が見られ始めましたね。
ポンド円を例にとると、145円のラインにタッチでの下落。
このラインは昨年秋から冬にかけてサポートラインとなったライン。
そして今年の年初から1月にかけて硬直を見せたライン。
一目均衡表の雲を越え、レジスタンスを一歩飛び出すかと思いきや、
少しばかり長引いた上昇からエネルギーが切れたようにも見られる下落です。
 
MACDはまだ上昇傾向を見せ、
ファンダメンタルの追い風が継続して吹き続けている今週、
逆張りといえどもここで売りを狙うのもおもしろいかもしれません。
 
一方の英国ファンダメンタル。
総選挙の噂がちらほらとしており、政局不安がポンド安に直結するという、
これらの情報が投資家の売りを誘っているのかもしれません。
 
当方としてはもう少しばかり様子を見る相場です。

2010/04/06

しましまさん

RBA政策金利発表に注目・今回も利上げとなるか

昨日はロンドン市場等がイースター休暇ということもあり、全体的に
方向感乏しい流れとなりました。


本日予定されている主な指標等は以下のとおりです。

13:30:RBA政策金利発表
27:00:FOMC議事録


今日注目のRBA政策金利発表ですが、事前予想では0.25%の利上げが多数となっています。
しかし、政策金利据え置きも十分考えられますし、可能性は五分五分と見ています。
利上げの発表となっても材料出尽くしの売りや、声明文の見通しが弱いことによる売りも考えられ、
大きな流れでの上昇基調に変化はないと思われますが、先週大きく上昇しただけにオージーの
一時的な調整の動きには十分気を付けておきたいです。

また、今日は3年債400億ドルの米国債入札が予定されていますので、入札を受けての米長期金利の
推移に注意しておきたいです。

昨日のドル円は94.67円でオープンし、一時94.78円まで高値を更新しましたがその後はじわじわと売られ
94円台半ばから前半で方向感乏しい動きとなりました。

今日上に動けば94円付近をサポートに、昨日の高値94.78円を超え、昨年4月6日の高値101.44円から
昨年11月26日の安値84.80円までの下落幅の61.8%戻しである95.08円付近までの上昇となってくるかを
見たいです。下方向では、94円で止まれなければ93.6円付近でサポートされるでしょうか。
 
ユーロドルは昨日1.3496ドルでオープン、概ね1.346ドル〜1.353ドルでの推移となりました。
ギリシャ等ユーロ加盟国の財政不安くすぶる中上値は引き続き重そうで、今日下方向となれば1.3450ドル、
先月30・31日にサポートとなった1.34ドル付近では止まれるかを見たいです。
 
では、今日も一日頑張りましょう!

2010/04/05

為替見習さん

NY市場における力関係、テクニカル変化に注目

今日はイースター休暇で各国市場が休場となっていますが
夜のNY市場ではISM非製造業景況指数や中古住宅販売保留の発表もあり
さらに雇用統計明けということもあって力関係やテクニカルが
現在の状況から大きく変化する可能性があるだけに注目の一日。

特に先週の雇用統計後にはドルが力関係上最も強い位置にきて
円が最も弱い位置へと変化したことでドル円は上昇していますし
テクニカル的にも短期・中期が上向きで継続していることはもちろん、
2007年8月以降ずっと下向きだった長期テクニカルに関しても、
転換かどうかの重要なラインに到達しているため今週の動きは重要です。

ではまず先週金曜の引け方を見てみると、NY終値ベースの対円変動率は
最も強かったUSDが0.76%、AUDが0.56%、CADとNZDが0.48%、
GBPが0.18%、EURが0.05%、CHFが0.03%という状況となっていて
力関係はUSD>AUD>CAD≒NZD>GBP>EUR>CHF>JPYに変化。

続いて金曜NY終値時点のドル円、クロス円のテクニカルをおさらいすると、
ドル円は短期・中期が上向きで継続していて、長期は下向きで継続も
前述のように長期はセンターライン付近まで到達。

ここから上に抜けて今月末でもキープできれば
2007年8月以来の転換が見える位置まできました。

また短期・中期はともに上向きで揃っていますから
順張りロングにはリスクが低い状態も続いているので
今週のドル円は見所が多く楽しみにしています。

スイス円のみ短期が上向きからフラットに変化していて
その他は各通貨とも短期は上向きのまま継続しています。

また中期はユーロ、ポンドが下向きで継続も
位置は上の抵抗帯上限に位置しフラット化間近。
スイス、NZDもフラットで継続し上向き転換も見える状況。
そしてカナダ、豪ドルが上向きのまま継続しています。

そのため現時点ではカナダと豪ドルで短期・中期が上向きで揃い
ここからさらに加速すれば順張りロングには低リスク。

ただ今週はイースター明けであることに加えて
RBA、日銀、BOE、ECBの政策金利発表や豪・加雇用統計を控え
現在のテクニカルにも変化が出てくる可能性がありますので
このテクニカル状況をしっかり把握した上で
日々どう変化するかを見ていくと良いですね。

個人的な取引戦略はこれまでどおりで短期・中期が揃うドル円、
豪ドル円、カナダ円は上へ加速すれば順張りロング。

その他は短期・中期の方向性に乏しいので様子見しておき
短期・中期が明確に揃う場面を待つ考えです。

また現時点で短期・中期が揃っている上記3通貨ペアも
ここから短期が下方向へと変化していくようであれば
短期・中期がバラバラになってリスクが高まりますから
そうなれば様子見へと切り替える考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。