兵ブロガーバックナンバー(2010年05月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2010年05月

2010/05/31

為替見習さん

夕方のヨーロッパ勢参入以降の円軸、ドル軸の力関係変化に注目。

今日はロンドン、米国が休場の中で朝から円売りの動きが再開。
これによって10時半の時点で既に短期テクニカルに変化が出るなど
オープン直後から活発な動きが出ていますね。

そのため今日も円やドルを軸とした動きが出るかどうか、
この後夕方のヨーロッパ勢参入後の相場に注目したいところです。

ではまず先週金曜の引け方を見てみると、NY終値ベースの対円変動率は
最も強い位置に来たのが円、続いてUSDが-0.20%、CADが-0.50%、AUDが-0.59%、
CHFが-0.85%、EURが-0.89%、NZDが-0.96%、GBPが-1.07%となっていて
力関係はJPY>USD>CAD>AUD>CHF>EUR>NZD>GBPに変化。

木曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
AUD>NZD>CAD>EUR>GBP>CHF>USD>JPYでしたから
再び円とドルが強い位置に来ていることや欧州系が弱くなるなど
中期的な流れに近い位置関係に変化したことになります。

さらにこれが今朝の円売りの動きによって
EUR>CHF>NZD>GBP>CAD>AUD>USD>JPYに変化し
再び円、ドルがともに弱い位置に来るような動きになっていて
相変わらず円とドルを軸とした変動が続いていますので
この後の相場でもこの点に焦点を当てておくと良いでしょう。

続いて10時半時点のドル円、クロス円のテクニカルをおさらいすると、
ドル円は短期が明確な上向きで中期はフラットとなっています。

そしてクロス円では全ての通貨ペアで短期が上向きとなっていて、
逆に中期は全ての通貨ペアで下向きという状況になっていますので
ドル円、クロス円ともに短期・中期が明確に揃うものがありません。

この状況は短期的なトレンドだけ見て攻める選択肢が良いのですが
先週から今日にかけての動きのように相場がま逆に動くことも多いので
簡単に狩られやすいリスクの高い相場とも言えます。

今後のポイントは円、ドルを軸とした力関係変化と
それに伴うテクニカル変化で、特に中期テクニカルの動き。

今後円が売られる展開に戻って、それが加速した場合には
短期は上向きのまま形も明確になってきますし
上向きで3,4日継続した場合は中期に影響が出ます。
ただ短期が堅調な状態をキープしたとしても3,4日の継続が必要なので
中期に影響が出るとしても今週半ばから後半。

逆に円が買われる展開が加速した場合には
短期はまだ簡単にフラットや下向きになる位置にありますし
短期が下向きに変化すれば短期・中期が揃うことになります。

短期・中期が下向きで揃えば順張りショートには絶好の相場で
相場のリスクも低くなりますので積極的に攻めたいところ。

そのため個人的には短期・中期が揃うのを待って
相場のリスクが低くなってから攻めるのが良いと考えていて
自分の基本戦略もその方針を続ける考え。

また取引をする前には必ず
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2010/05/26

ダメおやじさん

128円割れから132円越えまでの逆張りが有利

こんにちはダメおやじです。

今週に入っても為替市場は株価に連動し、上下に振れる動きが続いていますね。

昨日もスペインの金融懸念、朝鮮半島の緊張から、日経平均株価は年初来安値を更新する大幅安となるなど、
世界株安で東京・欧州市場でドル円・クロス円とも大きく売られましたが、
NY株が下げ止まったことから往って来いの動きとなりました。 

今は指標にはほとんど反応せず、株価の動きに一喜一憂ですが、
荒い値動きで売りでも買いでもストップを取られやすくなっており、
方向は合っててもストップを取られて損ということにもなりかねませんので、
ポジションを持つタイミングには注意したいですね。

私がメインにトレードしている通貨のポンド円も難しい動きをしており、大勢は売り有利と見ていますが、
目先的には方向感がなく「突込み買い・噴き値売り」が有利な動きとなっています。

5月20日に126.69円まで下落しましたが、先週末から昨日までの動きを見ると、
128円を割れて下値を探るのですが下げ切れません。
ただ上値も限定的で戻しても132.80円付近までと思っています。  

今週は130円前後を中心の128円割れから132円越えまでの逆張りが有利かも知れませんね。

日足チャートは25日・75日移動平均線とも下向きで、デッドクロスをしており、
戻り売り有利と見ていますが、移動平均線と値段との乖離幅が相当開いてますので、
少し縮まる動きも考えられ安値売りは避けたほうが良いかも知れません。

週後半も難しい動きとなりそうですが資金管理を確りして頑張りましょう。

2010/05/25

しーさん

方向感が見えず

昨日は東京タイムには日経平均が1万円を割り込んだままとなり、
為替はやや軟調な展開でしたが、欧州タイムに入る頃には欧州株価上昇を受けて、
徐々に円売りへと傾斜していきました。

しかしその後欧州タイム序盤にダウ先物がマイナスに転じ、
スペインの銀行救済の報が流れると再びユーロ売り中心のリスク回避が再燃。
EUR/USDは1.23台まで下落してきました。

クロス円も上昇分をすべて吐き出し、再び戻り売り優勢の地合いとなりました。

最近の相場の傾向として、株安=円高が顕著に相関しているので、
今日も日経平均やダウ先物などをチェックしながらトレードしていくことにしましょう。

ダウ平均が10000ドル目前となってきており、
ここを割り込んでくると為替も軟調な展開が予想されます。

指標イベントとしては、17時30分の英GDP(改定値)と、
NYタイムの住宅系指標があります。

英国新政権のオズボーン財務相は62億ポンドの歳出削減策を発表し、
財政赤字問題で注目の集まる中でのGDPの発表なので、
速報値より悪くなれば素直にポンド売りで反応することになりそうです。

スペインで銀行救済の話題が出たほか、
欧州でのこの手の話は売り材料につながりやすく、
今でもなんでもかんでも売りに結びつけたがっている人がいるようなので、
今日も戻しがあった場合でも戻り売りの姿勢で見ていきたいと思います。

明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

2010/05/24

ZEROさん

短期売買に徹するのが一番リスクが低そう

24日の日経平均株価は前日のNYダウ125ドル高を受けて多少は高く寄り付くと見ていましたが
下げて寄り付いています。シンガポールでも9800円台だっただけに意外に弱いですね。

先週は欧州債務問題に加えてドイツの空売り規制がダメ押しとなり、株安+円高が加速しました。
投資家のリスク許容度が極端に下がってしまったわけですが、
リスク通貨・高金利通貨の代表格である「豪ドル相場」を見ておきたいと思います。

豪ドルドルはついに先週年初来安値になる0.86レベルを下抜けてしまい、
ダブルトップではないですがネックラインを下抜けたと言ってよいチャート足型に
なっていますので戻れば売りが出そうです。

豪ドル円相場も09年7月以来守ってきた76円レベルを完全に下抜けており
戻りは売りが出そうなチャートになっています。

株価・クロス円ともにさすがに押し目買いも入るレベルまで下落をしていますが、
4月の水準に戻って行くには時間がかかりそうです。

こういう時は最大でも30pips程度までしかリスクを取らない短期売買に徹するのが
一番安全そうです。


それでは今週も頑張りましょう!
※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2010/05/19

とあるエンジニアKさん

テクニカルを無視したボラが高い相場が続く

本日(5/19)はとあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。
 
5月も気がつけば中旬を越し、6月の姿が見え始めております。
この時期は毎日のように天気も良く、気温もぐんぐん上がる毎日。
このまま夏になってしまうのではないかという錯覚さえ覚えますが、
残念ながら夏の到来の前に来るのは梅雨の季節。
気温は高いけども湿度も高くなるというジメジメとした季節の到来です。
 
今しばらくは1年で最も良い季候を楽しみたいと思います。
 
【本日の注目指標と対策】
本日はロンドン、NYとそれぞれに議事録が発表されます。
17:30にはBOE議事録。
そして明朝3:30にはFOMC議事録。
どちらも据え置きが続く金利ですが、
豪州が世界に先駆けて金利を上昇させているように、
金利上昇局面が見えてきた今の状況、その討議された内容に注目したいところ。
その他米国から消費者物価指数が発表されますが、
どちらかというとこちらはあまり注目される指標ではありません。
 
【本日の戦略】
昨日の相場はまたもやボラティリティが高い相場で、
特に日本時間24時を越えた以降に大きく動いたようです。
 
まずはドイツによる空売り規制導入。
これは昨今のギリシャ問題によりボラが高い相場を静める目的があるようで、
5月19日から来年の3月31日まで実行されます。
 
ドイツ以外にはこれに追随する動きは見られないのですが、
相場のボラを押さえる目的に施策が「噂」となって今の相場の流れ、
すなわち円買い、ドル買いに大きく動くのは皮肉な話です。
 
この効果はまだ確実には見られないのでしょうが、
中長期的には確実に、ボディーブローのように相場に影響を与えるでしょう。
 
また、今朝方にはボラードRBNZ(NZ準備銀行)総裁による発言、
「NZドルの穏やかな下落が望ましい」との発言を素直に受け、
NZドルの下落も続いているようです。
この総裁、ことあるごとに相場に躍り出ては上記のような発言を述べ、
若干の混乱を相場に与えるものの最終的には自分の目的、
すなわち自国通貨の安定をもたらすというなかなか他国銀行総裁には見られない動きをする人物です。
 
こちらも短期に加えて中長期的に相場へ影響を与える発言となりそう。
 
いずれにしても相場は2週間前にこちらの記事を書いた当時から継続しております。
当方が当コラムにて毎週のように推奨し続ける豪ドル円の売りは80円を割るという、
今年の年初に見せた安値を更新しそうな勢いで下落を続けております。
 
何度も述べているように、ここ最近の相場はファンダメンタルによる影響が大きい模様。
ギリシャ問題を発端として大きく動き出した為替相場、株式相場ですが、
値動きの荒さからリーマンショックの再来とも言えそうな今の相場で。
こんな中ではやはりクロス円の売りを狙いたいところ。
利益をあげる絶好のチャンスが到来しているかと思われます。
 
ということで当方の戦略は週初に述べている通りです。
豪ドル円の売り、とことん底につくまで売りを続けたいと思います。

2010/05/18

しましまさん

ユーロ売り止まるか

昨日は先週末の流れを引き継ぎドル買い・円買いスタートとなり、
ユーロドルはついにリーマンショック後の安値1.2328ドルを下抜け1.2233ドルまで安値更新し、
クロス円もストレートのドル買いにより大幅に下落しました。

その後は株価に左右されながらも買い戻しの流れとなり、欧州通貨はほぼ先週の終値まで戻しましたが、
オセアニア通貨は先週末の水準まで戻せず軟調さが目立っています。
 
本日予定されている主な指標等は以下のとおりです。
    
10:30:RBA議事録
17:30:英・4月消費者物価指数
18:00:独・5月ZEW景況感調査
18:00:欧州・4月消費者物価指数・確報値
21:30:米・4月生産者物価指数
21:30:米・4月住宅着工件数/4月建設許可件数

RBA議事録については、利上げ余地少なくなったオージーが一旦利上げを休止する方向なのかなど、
今後の利上げに対する方針について注目したいです。

今日は独・5月ZEW景況感調査など重要な欧州の指標発表が予定されています。
指標をきっかけにユーロやポンドが大きく動く可能性がありますので注意しておきたいです。

昨日のドル円は92.24円でオープンし、一時91.76円まで下落しましたが91.80円では
しっかりとサポートされ、ほぼ91.80円〜92.60円の間での推移となりました。

今日上に動けば92.30円付近をサポートに92.60円を超え、
93円付近までの上昇となってくるかを見たいです。
下方向では、まず92.30円では止まれるか、
下抜ければ昨日同様92円〜91.80円付近ではなんとかサポートされるでしょうか。
 
ユーロドルは昨日1.2341ドルでオープンするも、
東京時間午前にリーマンショック後の安値1.2328ドルを下抜け急落し1.2233ドルまで安値更新、
その後は買い戻しが入り1.23ドル台を回復し、1.23ドル〜1.24ドルの間での値動きとなっています。
今日上昇となれば、レジスタンスの1.24ドルを超え、
1.245ドル、先週末の急落前の安値1.2515ドル付近まで戻してくる流れとなるでしょうか。
一方再び売られれば1.23ドルではサポートされるか、
下抜ければ昨日の安値1.2233ドル、ここも下抜けると2000年10月の安値0.8227ドルから
2008年7月の高値1.6037ドルの上昇幅の半値押し1.2132ドルが意識されます。
 

では、今日も一日頑張りましょう!

2010/05/17

為替見習さん

夕方のヨーロッパ勢参入以降の円軸、ドル軸の力関係変化に注目。

今日はEUの財務相会合が開かれる予定となっている他、
先週後半の円買い、ドル買いの動きが今週も継続するかを見る上で
円やドルを軸とした力関係に注目したい1日。

朝のオープン時には特に大きく窓が開くことはありませんでしたが
9時半現在ではやや円が買われている状況となっていますので
この後夕方のヨーロッパ勢参入後の相場に注目したいところです。

ではまず先週金曜の引け方を見てみると、NY終値ベースの対円変動率は
最も強かったのは円、続いてUSDが-0.33%、GBPが-0.79%、NZDが-1.30%、
AUDが-1.34%、CHFが-1.58%、EURが-1.60%、CADが-1.65%という状況で
力関係はJPY>USD>GBP>NZD>AUD>CHF>EUR>CADに変化。

木曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
JPY>AUD>NZD>CAD≒USD>CHF>EUR>GBPでしたから
円が最も強い位置をキープしていることやユーロが弱いままであること、
そしてドルやポンドは少し位置を上げてカナダが落ちたことなど
位置関係にはしっかりとした変化が見られます。

続いて金曜NY終値時点のドル円、クロス円のテクニカルをおさらいすると、
ドル円は短期が下向き、中期はフラットとなっています。

そしてクロス円では全ての通貨ペアで短期は下向きとなっていて、
中期は欧州系が下向き。カナダと豪ドルが上向きで下の抵抗帯下限に位置。
NZドルが上向きで下の抵抗帯上限に位置する状況となっています。

そのため欧州系クロス円では短期・中期が明確に揃っており
このまま今日も円が買われる動きが継続するようであれば
順張りショートには絶好の相場となります。

その他のクロス円とドル円は短期・中期が揃っていませんので
短期・中期が明確に揃うのを待ち、揃ったら攻めるのが良いでしょう。
ちなみにドルストレートでも欧州系では短期・中期がドル買いで揃っているので
ドルが買われれば順張りドル買いには低リスクと言えます。

また今夜には米国のNY連銀製造業景気指数や対米証券投資も控えますので
夜の相場ではドルを軸とした力関係変化にも注目しつつチャンスを探りたいですね。

個人的な基本戦略はこれまでと同じで短期・中期が揃う欧州系クロス円は
このまま円買いが継続すれば順張りショートで攻めていく考え。
また欧州系ドルストレートはドル買いが継続すれば順張りドル買いで。

先週木曜、金曜はユーロ円、ユーロドルショートで攻めたので
特にユーロ円、ユーロドルは優先してみていく予定。

その他は短期・中期が揃っていないため様子見しておき
短期・中期が明確に揃うのを待つ考えです。

また欧州系クロス円、ドルストレートにおいても
円売りやドル売りの動きが出れば短期・中期がバラバラになるので
その際には様子見に切り替えて次のチャンスを待つことにします。

また取引をする前には必ず
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えで
特に欧州系の中で何が強く何が弱いか、という点と
円とドルの力関係をしっかり見ていきます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2010/05/12

ダメおやじさん

値が振れやすく流れが直ぐ変化するので注意

こんにちはダメおやじです。

先週後半のドル円・クロス円の大幅安から、
為替市場の流動性が低下しており値が振れやすくなっています。
資金管理には充分注意したいところです。

「まさか!」が、あるのが相場です。
PCを離れる時や寝る前は、必ずストップを入れることはもちろん、
逆に動くと決済に躊躇して手仕舞いが遅れることがあると思いますので、
ポジションを持つと同時にストップ注文を入れる習慣を身に付けるのが良いと思います。

さてポンド円ですが、先週後半で買い玉は投げさせられ安値で売り込んだと思われますが、
週明けは欧州不安の解消観測から安値売りや戻り売りのストップを巻き込み140円越えまで上昇しました。
しかし140円では戻りを売られ、昨日は136円割れまで売られましたが
(英)政権交代を好感して139.60円台まで反発しました。


今週に入っての動きを見ると、値を戻してはいますが、140円を越えて買われる勢いはないと見ており、
戻しても75日移動平均線を捉える140.31円辺りと見ています。
下値は136円割れ、135円割れには抵抗が有るものの、割り込めば133円までの下落も考えており、戻り売り有利と見ています。


特に海外ではユーロが弱く、ポンドがユーロに対して買われて下げ難い状況に有るようです。
また新政権の経済方針で相場が上下に振れることが多いので、
今は目先の動きに的確な対処が必要でしょうね。

本日は(英)失業率、BOEインフレレポート、(米)貿易収支に注目ですが、
今はユーロ情勢や株価動向で動くことが多いです。

私個人としてはギリシャの大規模デモに興味が有ります。
前回もギリシャのデモがテレビで大々的に流れるとユーロは値を下げました。
資金を支援する国が公務員の給料カットや年金カットが嫌でデモをする。
これを見れば市場関係者はユーロを心理的に売りたくはなりますね。
53歳から現役給料の85%の年金を貰える国に支援するのですから。


先程も書きましたが、値が非常に振れやすく流れが直ぐ変化しますので注意して下さい。 

毎日、相場は大きく動いています。チャンスでも有りますので頑張りましょう。

2010/05/11

しーさん

逆らうと負ける相場

昨日は7500億ユーロの緊急支援措置によってリスク回避から買い戻しが発生し、
ユーロを始めクロス円は大幅に上昇してきました。

この支援はギリシャ以外のEU諸国が対象となるので、ポルトガルやスペインなど
不安視されている国に対する支援としても使われる可能性があるため、
格下げによってユーロ売りとなっていましたがデフォルト懸念まではいかない
ということでユーロに安心感が戻ってきました。

ただ中期的に見るとこのままユーロが戻すのか、今回の安値を割り込んで
さらに下落するのかは見方が分かれているようです。

昨日は1.3000の大台に戻したあと、1.3100付近まで回復したものの、
NYタイムには1.27台前半まで下落してきたEUR/USDは、
今日もすんなり大台復活というわけにはいかなさそうです。

またユーロ円も400pips以上動いた大相場となりましたが、
EU基金の話題が落ち着いた後は、ユーロを買う材料に乏しくなり、
結果的にユーロは売っておくか、ということで再下落もありそうです。

本日はこれといった大きな指標イベントはありませんが、
引き続き欧州各国の動向や発言などによる乱高下に注意して、
様子をみながらトレードしておくことにしましょう。

どの水準で上昇が止まるのか、下降が止まるのか
非常に読みにくい展開ですし、値頃感でトレードすると踏み上げられたり、
引きずり込まれたりする状態ですので、指値での勝負はなるべく控え、
チャートを見ながら流れに沿ってのトレードを心がけたいと思います。

明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

2010/05/10

ZEROさん

EUギリシャ支援6000億規模へ荒い値動きが継続

先週のドル円相場は6日夜中に88円付近まで急落する場面がありました。
ギリシャ問題に加えて米株式市場で誤発注などトラブルが発生した可能性もあるようで
NYダウは一時1000ドル近い急落となりました。


その後は週末に「EUギリシャ支援6000億規模へ」といった救済策も議論されており
10日早朝の取引からダウ先物は大幅上昇、ドル円・ユーロ円・ユーロドルなども一時買われています。


暴落相場の直後という環境で非常に短時間で大きな値幅を伴った荒い値動きが継続しています。
取引枚数を通常より抑えるなどして冷静な取引をするか落ち着くまで様子を見るのが良さそうです。


本日のドル円・クロス円相場ですが材料が多く予想を立てるのも難しい状況ですが、
過去の経験則などからは方向感なく行ったり来たりとなりやすいと考えていますので、
下げて行く相場に突っ込み売りになりすぎたり、高いところで買ってしまうと負けやすい相場と見ています。


「EUギリシャ支援6000億規模へ」に関しても一旦は好感されましたが、
6000億ユーロのほとんどは「融資保証」であって実際のところは600億ユーロということで
冷静に見れば不安を完全に払拭できるようなところまでは進んでいませんので
戻ったユーロは売ってくる参加者もいると思います。


まとめますとドル円・ユーロ円・ユーロドルともに上下に振れるものの
結局のところ方向感はなく行ったり来たりするだけの相場になりそうなイメージで今のところ見ています。
トレードでは高いところも安いところも順張りでついて行きすぎないトレードが必要かと思います。
私は少し落ち着くのを待ってみます。


それでは今週も頑張りましょう!
※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2010/05/05

とあるエンジニアKさん

混沌相場は休むが一番。

本日(5/5)はとあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。
 
GWと言われる連休は本日で最終日。
いわゆるこどもの日とかで、今日まで町のあちこちに鯉のぼりを見かけました。
公園などでは市が設置した大きな鯉のぼりも泳いでおり、
青空に泳ぐ鯉のぼりを見ていると自分が子供のころを思い出します。
このGW、関東では天気も悪くなく、毎日暖かい、時には暑い日さえあり、
天候には恵まれたこの一週間だったようです。
5月は新緑の季節。
梅雨、そして夏が来る前のつかの間の太陽を毎日眺められればと思います。
 

【本日の注目指標と対策】

本日は米国発の指標。
ADP雇用統計とISM非製造業景況指数が発表されます。
今週金曜日は雇用統計発表の日。
相変わらず雇用情勢が注目される米国にあり、
本日発表されるADP雇用統計は金曜日の数値を占う上で重要です。
また、その雇用を占う非製造業の景況数値。
前回はリーマンショック以前の数値を見せるなど、顕著な回復傾向が見える米国経済。
今回はもちろん前回同様良い値が期待されますが、
既に材料出尽くし感が否めず、万が一悪い数値の場合は急落などの懸念も。
昨日にはダウ平均も大きく下落したことから、
これらの数値が少しでも悪ければ「きっかけ」となる可能性は十分にあります。
金曜日に向けて世界各国で多数の指標が発表されるので、
本日水曜日の中盤戦もしっかりと相場の動向を眺めたいと思います。

 
【本日の戦略】

昨日は大きくNYダウ市場が下落しました。
前日比で225ドルの下落というのは今年2番目に大きな下落幅。
要因としてはやはり欧州発のギリシャ支援問題。
既に先週末にはギリシャ支援策は明確に打ち出されたようですが、
相場の反応としては鈍いものとなっている模様。
 
当のギリシャも現在公務員のストライキが続くなど、
株価は下落し続け、国債利回りは高水準を維持する。
まだまだ先が見えない状況にいるようです。
 
そんな中でドルは意外にぐんぐんと伸び、
クロス円が全面高の中で、ドル円だけではドルが強いようで、
95円の水準に迫るなど、昨今のドル買いはまだまだ続いているようです。
 

さて現在の相場状況。

テクニカルでは明確に答えが出せそうな相場でありますが、
実際の相場はファンダメンタルに押されてなかなか前に進めない相場。
例えば今週推奨した豪ドル円の売りは現時点では大きく利益がでておりましょうが、
欧州の相場に振り回されている今はどちらとも読めない展開。
おそらく早急に未だ悩む87円の水準に値を戻すことと思われます。
 
簡単に言うのならば今の相場はなかなか難しい相場。
ということで私が推奨できるのは、「休むも相場」
明日以降東京市場が開かれ、更なる混乱の巻き起こすかと思われます。
GW明けぐらいまではしばし現在のポジションで様子を見、
新規ポジションはとらずにじっくりと相場の動向を眺めていたいと思います。
 
利益は資金さえあればいつでも出せます。
ゆっくり焦らず、休むも相場でいきましょう。

2010/05/04

しましまさん

ドル買いへ

昨日発表された米・4月ISM製造業景況指数が60.4と約6年ぶりの高水準になったことや、
NYダウの前営業日比100ドルを大きく超える上昇を受け、ドル円は一時先月5日の
高値94.78円に並ぶ位置まで上昇しました。

一方ユーロドルは、1100億ユーロのギリシャ緊急支援を好感し、1.3356ドルと先週の
終値1.3293ドルから63pips上に窓を開けスタートしましたが、支援と引き換えの
ギリシャの300億ユーロの歳出削減計画への不透明さなどから売られ、NY時間には
ドル買いの流れにも押され一時1.3154ドルまで下落しました。
 

本日予定されている主な指標等は以下のとおりです。

13:30:RBA政策金利発表   
15:00:独・3月小売売上高指数
23:00:米・3月中古住宅販売保留


今日は13:30にRBA政策金利発表が予定されています。
政策金利は0.25%利上げし4.5%とされることが予想されていますが、据え置きの予想も聞かれ、
今回の政策発表での利上げは確実視できない状況と言えます。

今回利上げされても、声明で利上げ打ち止めの方向が示されるとオージーは売られるでしょうし、
オージーがまだ上昇するには豪経済への強い見通しと、まだ金融引き締めは続くのだという
見解が示されることが必要でしょう。

昨日のドル円は先週の終値とほぼ変わらずの93.86円でオープンし、始値がサポートとなる形で
じわじわと上昇し、NY時間には94円台前半のレジスタンスを超え、一時先月5日の高値94.78円に
並びました。

ドル円は現在も堅調な動きを継続しており、95円を前にした売り圧力は相当なものと
思われますが、今日上に動けば年初来高値94.78円を超えることができるか、そして昨年4月6日の
高値101.44円から昨年11月26日の安値84.80円までの下落幅の61.8%戻しである95.08円付近までの
上昇となってくるかを見たいです。
 
ユーロドルは昨日、高値1.3360ドルから安値1.3154ドルまでの大幅下落となりました。
ギリシャ等ユーロ加盟国の財政不安くすぶる中、上値は引き続き重そうで、今日も下方向への動きを
警戒したいです。
 
では、今日も一日頑張りましょう!

2010/05/03

為替見習さん

夕方のヨーロッパ勢参入後のユーロ軸、円軸の力関係変化に注目。

昨日開かれたユーロ圏の財務省会合では改めてギリシャ支援への合意がなされ、
さらに支援額は1100億ユーロ(およそ13.8兆円)と定められたわけですが
今日はゴールデンウィークで東京市場が休場ということもあるので
実質的なオープンとも言える夕方のヨーロッパ勢参入後の相場に注目したいところ。

朝はオープン時に少し窓が開いた後全体的にユーロが売られていますので
この動きが夕方の相場でも加速するか、一旦反発に向かうのか、
それによって主要通貨間の力関係、テクニカルがどう変わるのか、
という点が重要になりそうですね。

また夜のNY市場では米国の個人所得、個人支出、PCEデフレータ、コアデフレータ、
ISM製造業景況指数の発表も控えていますので、今日は変動材料も十分。

そのためまずは現状の力関係、テクニカル状況を把握しておき
それが夕方から夜の相場でどう変化するかを見ておくと
チャンスが来たときに取引しやすいかと思います。

ではまず先週金曜の引け方を見てみると、NY終値ベースの対円変動率は
最も強かったCHFが0.45%、続いてEURが0.35%、NZDが0.22%、
USDが-0.18%、AUDが-0.52%、GBPが-0.55%、CADが-1.41%となっていて
力関係はCHF>EUR>NZD>JPY>USD>AUD>GBP>CADに変化。

木曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
GBP>NZD>CAD>AUD>EUR>CHF>USD≒JPYでしたから
カナダやポンド、豪ドルがそれぞれ位置を落としていることや
ユーロ、スイスが強めの位置に来ていることなど
前述の要因の影響が出ていることが見て取れます。

ただ朝の相場でユーロが売られていることから、じわじわ力関係に変化が
出ていますからこれが夕方以降どのような位置に変化するかがポイントですね。

続いて金曜NY終値時点のドル円、クロス円のテクニカルをおさらいすると、
ドル円は短期が上向きで下の抵抗帯半ばに位置し、中期は上向きとなっています。

そしてクロス円ではユーロ、スイスの短期が上向きで、
ポンド、豪ドル、NZドルの短期は一応上向きですが下の抵抗帯上限から半ばに位置。
そして金曜の相場で最も弱い位置で引けたカナダの短期はフラットとなっています。

また中期はユーロ、ポンド、スイスがフラットでその他は上向き。
ただカナダとNZドルの中期は上向きですが勢いが弱めですので
現時点で短期・中期が明確に揃うものが無く全体的に攻めるにはリスクが高め。

そのため攻めるにはまず短期・中期が明確に揃うのを待って
揃ってから揃った方向に順張りで攻めるのが良いでしょう。

個人的な基本戦略はこれまでと同じで
現在のように短期・中期が揃っていても
抵抗帯に入っていて明確でない場合は様子見。

ここから円売りが加速して短期・中期が明確に揃えば
順張りロングで高回転取引を行います。

逆にここから円が買われたりドルが売られることで
短期が悪化すれば様子見を継続する考え。

また取引をする前には必ず
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

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