兵ブロガーバックナンバー(2010年11月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2010年11月

2010/11/30

しましまさん

欧州債務問題への根強い懸念からユーロ一段安に

昨日は、先週末にアイルランドへの支援が合意に達したことから
ユーロが買われてのスタートとなりましたが、その後はポルトガルや
スペイン等への問題拡大が懸念されユーロは大きく売られ、
ユーロドルはNY時間に一時1.3063ドルの安値をつけました。
 
本日予定されている注目材料は以下のとおりです。

09:30:豪・10月住宅建設許可件数
17:55:独・11月失業者数/11月失業率
19:00:欧州・11月消費者物価指数・速報値
22:30:加・9月GDP
22:30:加・第3四半期GDP
23:00:米・9月S&P/ケース・シラー住宅価格指数
23:45:米・11月シカゴ購買部協会景気指数
24:00:米・11月消費者信頼感指数

今日は数多くの経済指標が発表されます。市場予想は
米・11月シカゴ購買部協会景気指数は60.0、
米・11月消費者信頼感指数は52.6となっています。

昨日のドル円は84.04円でオープンし83円台後半をサポートとする動きをし、
NY時間には先週末の高値84.18円を越えて84.39円の高値を付けました。
今日も底堅く84円台前半で推移していますが、ここから84円〜83円台後半を
維持しながら昨日の高値84.39円を越え、85円を目指し上昇していけるかに注目です。
一方、83円台後半を下抜けてしまい軟調推移となっても、50日線の走る83円付近は
堅いサポートとなりそうです。 

 ユーロドルは昨日1.3280ドルと上窓を開けてのオープンとなりましたが、
根強い欧州債務問題への懸念から下落に転じ欧州時間に1.32ドルを大きく割り込み、
NY時間には一時1.3063ドルまで下落、そこからは1.31ドル付近へ戻しましたが、
現在も1.31ドル台前半では上値が重い流れです。
今日もユーロ売りの動きとなれば、昨日の安値1.3063ドル〜1.3ドルの大台を
目指す流れとなりそうです。
一方、今日は反発の流れとなればまず1.31ドル台半ばを、そして1.32ドルを
しっかり越えることができるかを見たいです。
 
では、今日も一日頑張りましょう!

2010/11/29

為替見習さん

円、ドルを軸として「リスク回避型」が継続するかに注目

今日は朝のオープン時に少し窓が開いてスタートした後は全体的に
先週の流れを引き継いで「リスク回避型」の位置関係で推移していますね。

金曜NY終値時点から11時までの対円変動率を見てみると
CHFが0.13%、USDが-0.04%、GBPが-0.05%、CADが-0.18%、
EURが-0.28%、AUDが-0.32%、NZDが-0.41%となっていて
力関係は【CHF>JPY>USD>GBP>CAD>EUR>AUD>NZD】という形に。

金曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【USD>CHF>JPY>EUR>CAD>GBP>NZD>AUD】でしたから
円、ドル、スイスが強く、オセアニアが弱いという形が続いていて
典型的な「リスク回避型」の位置関係と言えます。

ただ変動率がまだそれほど高くないため11時時点のテクニカル状況は先週末と
同じでドル円は短期が上向き、中期がフラット、長期は下向きのままで継続中。

クロス円ではスイス、ユーロ、カナダの短期がフラットでその他の短期は下向き。
また中期はユーロ、スイス、オセアニアが上向きで、ポンド、カナダは下向きで
上の抵抗帯上限付近に位置しており、こちらも先週末と変わりません。

そして攻める対象となるかという点では現時点で短期・中期が揃うポンド円で
円買いが加速すれば順張りショートには絶好のチャンスということになりますね。
その他は短期・中期の方向性が揃っていませんし、このままではリスクが高いですから
短期・中期が明確に揃うのを待って揃った方向に攻めるようにしたいところです。

そのため今日の焦点は夕方のヨーロッパ勢参入以降に
円、ドルを軸として相場が動くかどうかという点と
この時間帯の力関係・テクニカル変化が最大の注目ポイント。

特に先週はまたアイルランド問題が再燃するような兆しが見えてきたことで
「リスク回避」の動きが出ていますし、ニュージーランドの格下げもあって
オセアニアが弱い状態で推移する展開となりました。

一方で典型的な「リスク回避型」であるため、円、ドル、スイスの強さも明確で
それゆえに低リスクな通貨と高リスクな通貨の見分けが容易です。

今後リスク回避の動きが出て円、ドル、スイスが買われる展開になれば
ポンド円で短期・中期が下向きで揃ったまま加速することになりますし
下落が加速すれば順張りショートには低リスクな相場となります。

逆に「リスク選好型」の力関係になれば、オセアニアなどが買われやすくなり
円、ドル、スイスは売られやすくなるため、ポンド、カナダを除くクロス円で
短期・中期が上向きで揃ってロングに向いた相場になる可能性が出てきます。

さらにドルが単独で売られる展開となった場合には
ドルストレートで順張りドル売りのチャンスとなりますから
円、ドルを軸とした動きと、その際にどの通貨が最も強いかを見れば
必然的に低リスク、高リターンの通貨が判別できますね。

個人的な基本戦略はこれまで通り、短期・中期が揃えば揃った方向へ順張り取引を。
また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2010/11/24

ダメおやじさん

こんにちは、ダメおやじです。

昨日の北朝鮮による韓国への砲撃にはビックリしました。
民間への攻撃とは許されるべきものではないですね。
 
さて、相場のほうは昨日は円が全面高でポンド円は
一時130.84円まで急落しました。
私は、今週はポンド円の戻り売りを推奨でしたが、
根拠としてはドルがIMM通貨先物を見ると買い戻し一巡で
目先は戻りを売られる展開になると見たこと、ポンドドルが
1.6297の高値から先週、1.5950を割り込んだ事で
目先の天を打ったと見たからです。
 
今週の下げはEUのアイルランド支援で英銀行の負担は大きく
英銀行株が大幅下落している面が大きいとは思いますが、
英の状況から考えればポンドはユーロやドルに対して
買われ過ぎたのかも知れないですね。
 
3日続けて134.10円台で売られ131円割れまで下落したことで、
目先は134.20円越えはなくなったと見て戻り
売り有利と思われます。下値は昨日安値を割り込むと130円、
あるいは129円までの下げも考えられそうです。
 
最近ポンド円の値動きの少なさにストレスを感じていましたが、
昨日は久々に大きく動き回転が利きました。
やはり動いてこそのポンドですので人気が戻って欲しいです。

本日は、英GOP改定値、米耐久財受注、新規失業保険申請件数、
新築住宅販売件数が有ります。
また、指標以外でも株価動向、米金利動向で為替は大きく動きそうです。

2010/11/23

しーさん

ユーロリスク再び

昨日は東京タイムとNYタイムではがらりと流れの変わる1日でした。

午前中はアイルランドの支援合意を足がかりにユーロが窓明け上昇。
しかしNYタイムにはその支援金額が予想以上のものになることが伝わり、
さらに格付け機関ムーディーズがアイルランドの格付けを一気に下げる
との話も加わってユーロ売りに一変。

アイルランドの支援決定は良いニュースとしてユーロ買いへ。
その後支援内容がひどいとなると悪いニュースとしてユーロ売りへ
といった感じで読めない展開となって参りました。

本日は東京タイムは休日ではありますが、欧州タイム以降は米GDP改定値や
米中古住宅販売件数、FOMC議事録などが続き、
各指標と欧州高官の発言に踊らされる展開となりそうです。

引き続きポルトガルやスペインのリスクが残るなかで、
市場は再びユーロ買いに疑心暗鬼となり、
より一層レンジ相場の様相が濃くなってきそうですが、
数日レベルのスパンでみるとユーロの下げはもう少しあるのではないかと考えます。

またドル円についてはユーロ売りドル買いの流れとなっても
勢いよく上昇することはありませんでしたので、
目先は頭が重い展開が続きそうです。

本日は欧州タイム以降にリスク回避気味の下落に乗っかり、
押し目として形成された谷のタイミングが見つかれば
途転ロングでアグレッシブに勝負してみるのもよいでしょう。

明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

2010/11/22

ZEROさん

アイルランドがEU・IMFに金融支援を要請、感謝祭へ向けポジション調整

先週末のドル円相場は83円台で横ばいとなっています。
アイルランドの財政問題が落ち着いたことからユーロが堅調。
週明けも「EU・IMFに金融支援を要請した」との報道からユーロが買われ、
全体的にリスクを取る方向へゆっくりと動いています。

今週は25日(木)に米感謝祭、26日(金)ブラックフライデー、11月末には
ファンドが決算を迎えることから閑散としそうです。
何か現時点で想定していない悪材料が出てこない限りは「閑散売りなし」で
じりじりとリスクを取る方向へ動いていくのではないでしょうか?
ただしドル円相場は83円台でも82・84円台でもとにかく揉み合う時間帯が長そうですね。

本日は主だった経済指標の発表も無く「アイルランドがEU・IMFに金融支援を要請」だけが目先の材料。
これを受けて「株高+ユーロ高→高止まり」で1日終わりそうです。

それでは本日も頑張りましょう!
※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2010/11/17

とあるエンジニアKさん

円高ドル安の転換点

本日(11/17)は とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。
 
先日、私が住む横浜でAPECが行われました。
オバマ大統領など各国の首脳が来るイベントだけあり、
町中至る所に警察官が立ち、物々しい警備体制がしばらく続きました。
当のオバマ大統領はAPEC終了後に鎌倉に行ったようで、
自分が好きでよく訪れる鎌倉でアイスを買っていたと聞くと、
不思議と妙な親近感が沸くものです。
 
何事も無事に終わって何より。
APEC効果が相場に現れてくれることを期待しましょう。
 
【本日の注目指標策】
本日の発表指標はおとなしめ。
ロンドン時間に英国BOE議事録の発表がある程度で、
さほど相場に対して影響を与える指標はありません。
突発的なニュース以外には指標に対して警戒する必要はないでしょう。
 
【本日の戦略】
先週のG20とAPEC。
どちらも大きな国際会議であり、
特にG20の方は米国への量的緩和政策への批判などから、
追加金融政策観測が後退したようで、相場に影響が見られております。
 
一時期80円台を割ろうという所まで下落し続けたドル円ですが、
今月1日に見せた値を底値として半月で3円ほど円安方向に傾いております。
これはG20だけではなく、長らく続いた円高ドル安の反動と見ることもできますが、
9月の日銀介入以来の上昇幅。
自然上昇で言うのならば今年初頭に見せた上昇幅に匹敵します。
 
一方でこの流れはドルストレート以外のクロス円においては見られず、
ドルの独歩高とも見て取ることができ、
相変わらずユーロ円、豪ドル円には動きがありません。
 
米国が資金を出さないことには世界的な投資マネーの動き、
特に新興国への資金がでないとあっては新興国通貨の急落なども懸念され、
結果的には日本にも影響が見られるであろう一連の流れですが、
今はその過程で様子を見ている状況下と思われます。
 
どちらにしてもしばらくはドル高の流れを注視し、
週の戦略で述べたようにドルスイの買いを推奨したいと思います。
 
注意したいのは、今は相場の転換点にいるということ。
ファンダメンタルによる風が吹けば今の流れは急転直下で変わる可能性を秘めているという点です。
しっかりとストップを意識したポジション取りを心がけたいと思います。

2010/11/16

しましまさん

ドル買いの流れ続く

昨日は、米10年債利回り上昇やポジション解消の動き、欧州債務問題などからドル買いが続き、
ドル円は83円を越え一時83.24円まで上昇、ユーロドルは1.3563 ドルまで下落しました。
 
本日予定されている注目材料は以下のとおりです。

09:30:RBA議事録 
18:30:英・10月消費者物価指数
19:00:独・11月ZEW景況感調査
22:30:米・10月生産者物価指数 
22:30:米・9月対米証券投資
23:15:米・10月鉱工業生産

今日は欧州、米国とも注目したい指標の多い日です。市場予想は独・11月ZEW景況感調査が-6.0 、
米・10月生産者物価指数が前月比+0.8%、米・10月鉱工業生産は前月比+0.3%となっています。

 
昨日のドル円は82.52円でオープンし83円を目指す堅調な流れとなり、NY時間には83円を越えて
83.24円の高値を付けました。
今日も堅調さを維持し83円台前半で推移していますが、ここから83円〜82円台後半を維持しながら
83円台半ばを越え、10月5日の高値83.98円を目指してくるかに注目です。
一方、83円を割れ調整の流れとなると82円台前半までの下落を考えています。
 
 ユーロドルは昨日1.3690ドルでオープン、東京午前に1.3750ドルまで上昇するも、
そこからは下落しNY時間には1.36ドル割れをし一時1.3563ドルまで下落、
現在も1.36ドル付近では上値が重い流れです。

今日もユーロ売りの動きとなれば、1.36ドル台前半では上値を抑えられ、
1.35ドルを目指す流れとなりそうです。
一方、今日は反発の流れとなれば1.37ドル付近まで上昇していけるでしょうか。
 
では、今日も一日頑張りましょう!

2010/11/15

為替見習さん

夜の米小売売上高、NY-FED指数とアイルランド問題に関連した報道に注目

今日は朝のオープン時に少し窓が開いた通貨もあったものの
全体的に静かな展開で、午前中は円が少し売られる程度となっていますね。

金曜NY終値時点から10時までの対円変動率を見てみても
CHFが0.42%、EURが0.30%、AUDが0.28%、USDが0.17%、
GBPが0.14%、CADが0.07%、NZDが0.06%となっていて
力関係は【CHF>EUR>AUD>USD>GBP>CAD>NZD>JPY】という形に。

金曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【EUR>GBP>JPY>USD>CHF>CAD>NZD>AUD】でしたから
スイスと豪ドルが位置を上げて円が下げていることが見て取れますが
変動率がまだ低いためテクニカル面への影響はほとんどありません。

そのため10時時点のテクニカル状況は先週金曜NY終値時点とほぼ同じで
ドル円は短期が上向き、中期が下向きで上の抵抗帯半ば、長期は下向きで変わらず。
クロス円では欧州系の短期がフラット、オセアニア、カナダの短期は下向きで上の抵抗帯に位置。
また中期はユーロ、スイス、オセアニアが上向きで、ポンド、カナダは下向きで変わらずとなっています。

そして攻める対象となるかという点では現時点で短期・中期が揃うものがなく
全体的に攻めるにも少しリスクが高くなってきている状況ですから
現時点では無理して攻めず、短期・中期が明確に揃うのを待って
揃った方向に攻めるようにしたいですね。

そのため今日の焦点は夕方のヨーロッパ勢参入以降、
特に夜の米小売売上高、NY-FED指数の発表前後の時間帯は
円、ドルを軸として相場が動く可能性が高いですから、
この時間帯の力関係・テクニカル変化が最大の注目ポイント。

特に先週はアイルランド問題が再燃するような兆しが見えてきたことで
「リスク回避」の動きがでたり、その戻しの「リスク選好」の動きが出たりと
比較的円、ドルを軸とした動きがわかりやすくなってきており
それゆえに低リスクな通貨と高リスクな通貨の見分けが容易です。

今後リスク回避の動きが出て円、ドル、スイスが買われる展開になれば
ドル円、ポンド円で短期・中期が下向きで揃う可能性が出てきますし、 揃えば順張りショートには低リスクな相場となります。 逆に「リスク選好型」の力関係になれば、オセアニアやカナダが買われやすくなり 円、ドル、スイスは売られやすくなるため、ポンドを除くクロス円で 短期・中期が上向きで揃ってロングに向いた相場になることに。 さらにドルが単独で売られる展開となった場合には ドルストレートで順張りドル売りのチャンスとなりますから 円、ドルを軸とした動きと、その際にどの通貨が最も強いかを見れば 必然的に低リスク、高リターンの通貨が判別できますね。 個人的な基本戦略はこれまで通り、短期・中期が揃えば揃った方向へ順張り取引を。 また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」 ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2010/11/10

ダメおやじさん

こんにちはダメおやじです。

昨日はドル円が乱高下しましたね。
欧州からNY序盤では80.53円まで下落しましたが、米10年債入札が不調で米金利が上昇したことで
ドルは欧州通貨や資源国通貨に対して買い戻され、全面高となりドル円も81.98円まで上昇しました。
 
東京では、戻り売りや国内輸出の売りで82円の壁は相当厚そうですが、ドルはユーロやポンドに対して
相当売り込まれており、本日の30年国債も不調で米金利が上昇すれば明日が米市場が休場というこ
とも有り、欧州通貨売りドル買いの動きが進行すればドル円も上昇する可能性は充分有りそうです。
 
私のメイン通貨のポンドですが、今週は戻り売りと予想しています。
相変わらず1日の動きが1円強で、人気がドル円、ユーロドルに奪われ商いも低調な感じがします。ドル
円とユーロドルの綱引きで動きにくいですが、先週末の132円の高値から上値は重くなり値段水準は切
り下げています。ドル円の動きにもよりますが、目先的には132円を越えるのは難しく129.70〜80円を割
り込めば129円前後までの下げは見込めると見ています。
 
本日は英インフレレポートに注目ですね。
あと、米では貿易収支、新規失業保険申請件数が有りますが、30年債入札に絡んだ金利動向で為
替は動きそうです。

今週から米も冬時間になり睡眠時間が減っている方も多いと思いますが、休める時に休んで疲れを残
さないようにしてくださいね。

2010/11/09

しーさん

ドル買い円買い

昨日はロンドンフィックスでのユーロ売りが観測され、
欧州タイムからユーロが売り込まれる展開となりました。

クロス円も軒並み下落し、円買いドル買いの様相を呈していました。
ちょっと前であれば円買いドル買いというとリスク回避の動きでしたが、
いまさらになって欧州ソブリンリスクが思い出されるというのは
全くもって謎であります。

ユンカー議長がユーロの水準について高すぎ発言がでたのが
ユーロ売りの一つの要因でもありますが、
このような発言に反応するときとしないときがあり、
本当に為替相場は難しいものです。

11月はファンド勢の決算時期ということもあり、
一方に動き出すと途端にガラガラと崩れる相場となりがちなので、
立ち向かう場合は慎重にいかないといけませんね。

本日はこれといった大きな指標イベントはありません。
今日もドル買いだドル売りだと騒がれている動きに翻弄される
のではないかと思われます。

昨日の下げ足が速かった分、本日は上方向へと動く場面もあると思いますが、
今後レンジ相場となるのか下降トレンドとなるのか、
はたまた上昇トレンドの単なる調整だったのか、
様子をうかがいながらトレードしていくしかなさそうです。

直近安値ラインやチャネルラインをひきまくり、
それぞれのラインで反転やブレイクを確認しつつ、
着実に利益を重ねていきたいと思います。

明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

2010/11/08

ZEROさん

イベント通過で小休止か?月末に向けてドルショートカバーへ

先週末のドル円相場は注目された米10月雇用統計を受け81.48まで上昇しました。
その米10月雇用統計では失業率こそ9.6%と高止まりしたものの、非農業部門雇用
者数は市場予想の6万人増を大幅に上回り15.1万人増となりました。

個人的には「かなり良い結果」と思いましたが1日や4日の高値81.60までも届かず、
80.99まで緩んだあとは81円台前半でクローズしました。

雇用統計発表直後のイメージでは82円手前までは簡単に上昇し、82円をしっかり
抜けてもおかしくないと見ていただけにやや案外でした。

今週はFOMCや米雇用統計を通過したことで比較的材料の少ない1週間となりそう
です。本日はロンドン時間に独9月鉱工業生産などが発表されるものの、全体的には
材料に乏しく様子見ムードとなりそうです。

ドル円相場は80円台が少しずつ底堅くなり、下値を切り上げながら月末に向け上昇
のイメージで見ています。

まずは81.60、82.0を超えられるかに今週は注目しながら相場を見て行きたいですね。

来週以降はドルロング方向で見て行きます。
季節要因で短期筋・ヘッジファンドのドルショートカバーが始まりそうです。

それでは本日も頑張りましょう!
※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2010/11/03

とあるエンジニアKさん

FOMC控え、様子見相場

本日(11/3)はとあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

今日は週の真ん中のお休み、文化の日です。
文化の日は晴れの特異日だとかで、
1年間で最も晴れになりやすい傾向があるのだとか。
確かに横浜は朝から素晴らしい天気でした。

同時に語呂合わせで本日はいいお産の日なんだとか。
私も28歳を数えますが、周りは結婚やら出産やら・・・
ゆずの歌ではないですが、初恋の人は既に母親です。

【本日の注目指標策】
東京相場こそ静かな相場でしょうが、
ロンドン、NYと同様に静かな相場が続くことが予想されます。
理由としては本日日本時間未明に発表されるFOMC声明文。 こちらの発表を控えていては、相場参加者はなかなか手を出し難く、 逆にこの発表直後にどっと相場が動き出す可能性が高いです。 その他にもADP雇用統計やISM非製造業景況指数が発表されますが、 前述のFOMCと比較するならば小さなインパクトと思われます。 【本日の戦略】 本日の東京市場は前述の文化の日によってお休み。 よって、本日の相場はロンドン時間からの動きが期待されます。 そしてNY時間においてはFOMC声明文。 昨日から始まっておりますが、 本日はFF金利と声明文の発表。 既に織り込み済みであるとの見方もありますが、 中長期的な相場を動かす要因であるので、 相場参加者の反応が全て正とされる相場となりましょう。 注目されるのは追加金融政策。 既に過去のものとなり、その神通力が不足してきた量的緩和策。 その第二弾が本日発表されるというのが各国アナリストによる予想。 注目はその規模がどれくらいになるのかというもの。 具体的には米国債の購入拡大。 2年前の2008年12月には実に1兆7000億ドルの資産買い入れ。 素人一般市民の私にとってはこの額が多いのか、 はたまた少ないのかがわかりません。 今回は「少なくとも」5000億ドル規模ともされており、 景気先行き不安を吹き飛ばす策を期待しております。 さてこう話が大きくなるとどうも手を出しがたいのが今の相場。 ドル円は硬直し、ドルストレートも手を出しがたい相場。 追加金融政策は国内輸出産業の振興のため、 ドル安に傾くという流れも考えられるでしょうが、
既に「織り込み済みである」という意見も怖いもの。 やはりいつもの「休むも相場」と言うのが個人投資家として生きる道かと。 個人投資家のいい点は時間は無限に与えられているという点。 すなわち、今年がダメでも来年がある。 ディーラーはこの2010年以内にある一定の利益を会社、 あるいは銀行にもたらすことができなければ本人のその地位が危ぶまれますからね。 よく言われるのが、12月に動くディーラーは負けている人。 その年の目標を達成しているのであればクリスマスシーズンに動く必要はなく、 11月で全ての業務を終了しているのが通常のディーラーなのだとか。 話がずれましたが、しばし続く、休むも相場戦略です。

2010/11/02

しましまさん

明日にFOMCを控え動きづらい相場

昨日は、東京午前に介入とも思われる動きでドル円は81円台ミドルまで急上昇、クロス円も大幅上昇と
なりました。しかし、その急騰は介入ではないとの見方が広まり下落、NY序盤には80円台前半の安値を
つけるも、その後10月ISM製造業景況指数の好結果で持ち直し、主に80円台半ばでの値動きとなりました。
  
本日予定されている注目材料は以下のとおりです。

12:30:RBA政策金利発表
 
RBA政策金利発表は据え置き予想が多数ですが、一部では利上げ予想も根強くあり、果たしてサプライズの
利上げがあるかどうか、その結果に注目です。
本日は注目すべき経済指標は予定されておりませんが、米中間選挙を受けての米株の流れに注意しておきたいです。
また、明日にはFOMC政策金利発表が予定されており、今日はしっかりとした方向は出にくいと思われます。

 昨日のドル円は80.29円でオープンし80.23円まで下落、しかし午前9時頃81円台半ばまで急上昇、その後また
80円台前半まで下落するなど乱高下となりました。
今日は80円台半ばで推移していますが、明日にFOMC政策金利発表を控えていることもあり80円台半ばでのレンジ内
での動きが主となるでしょうか。史上最安値79.75円を窺う下落とならないかにも、一応注意をしておきたいです。
 
ユーロドルは昨日1.3961ドルでオープン、東京午後に1.4011ドルまで上昇するも、そこからは下落しNY時間には
1.39ドル割れをし一時1.3863ドルまで下落、現在は1.39ドル付近を推移しています。
上昇しても1.4ドル台が重いユーロドル、上昇時は引き続き1.4ドルをしっかり越えることができるかどうかに
注目したいです。一方、1.39ドルを割りこみ下落すれば昨日の安値1.3863ドル付近、または先週末の安値付近の
1.38ドルがサポートとなるか見たいです。
 
では、今日も一日頑張りましょう!

2010/11/01

為替見習さん

夜の米ISM製造業景況指数等の米国重要指標と円、ドル軸の動きに注目。

今日は朝のオープン時に少し窓が開いた後は全体的に円売りの大きな動きが出て
その後は一旦収束するもやや円、ドルが売られ気味で推移するなど
円、ドルを軸とした動きが活発に出ていますね。

金曜NY終値時点から11時までの対円変動率を見てみても
AUDが1.08%、EURが0.71%、NZDが0.70%、CADが0.44%、
GBPが0.42%、CHFが0.29%、USDが0.21%となっていて
力関係は【AUD>EUR>NZD>CAD>GBP>CHF>USD>JPY】という形に。

金曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【NZD>JPY>GBP>CAD>AUD>USD>CHF>EUR】でしたから
円、ドルがそれぞれ売られていることが明確にわかりますし、
豪ドルやユーロが大きく位置を上げるなど活発な変化が出ています。

また11時時点のテクニカル状況は、この動きで少し変化があり
ドル円の短期テクニカルは下向きで上の抵抗帯下限に位置。
また中期・長期はこれまで通り下向きで継続中。

クロス円ではNZDの短期が上向きで、その他は全てフラット化。
また中期はユーロ、スイス、豪ドルが上向きですが それぞれ下の抵抗帯に入っていて勢いが弱い状況でNZDがフラット。 カナダもフラットからやや下向き気味に変化しつつありポンドは下向き。 そして攻める対象となるかという点では現時点で短期・中期が揃うものがなく 全体的に攻めるにも少しリスクが高くなってきている状況ですから 現時点では無理して攻めず、短期・中期が明確に揃うのを待って 揃った方向に攻めるようにしたいですね。 そのため今日の焦点は夕方のヨーロッパ勢参入以降、 特に夜のPCEデフレーター、コアデフレーター、ISM製造業景況指数等 米国の重要指標を控えるNY市場では円、ドルを軸として動く可能性が高いため この時間帯の力関係・テクニカル変化が最大の注目ポイント。 今後円が単独で買われる展開となれば各通貨の短期は悪化し、 ドル円、ポンド円は短期・中期テクニカルが下向きで揃って 順張りショートにはリスクが低い相場となる可能性が出てきます。 ただ下方向へと加速した場合には介入が入る可能性があるため 取引する際には必ず順張りで、かつ少ないポジションで細かく回すなど 自分で減らせるリスクは徹底的に減らしておきたいところ。 逆に円が売られる展開となればポンド円以外のクロス円、 特に豪ドル、ユーロはロングで攻めやすい状況になりますから 順張りロングで細かく回していくのが良いでしょう。 さらにドルが単独で売られる展開となった場合には ドルストレートで順張りドル売りのチャンスとなりますから 円、ドルを軸とした動きと、その際にどの通貨が最も強いかを見れば 必然的に低リスク、高リターンの通貨が判別できますね。 個人的な基本戦略はこれまで通り、短期・中期が揃えば揃った方向へ順張り取引を。 また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」 ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

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