兵ブロガーバックナンバー(2011年01月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2011年01月

2011/01/31

ZEROさん

エジプト反政府デモ地政学リスク高まる

先週末の米国株式市場は、エジプト反政府デモが拡大していることを受け下落し、
NYダウは166ドル安で引けています。

為替相場は、木曜日にS&Pが日本格下げを発表したことで円安に。
金曜日東京時間には格下げによる円安もピークを過ぎ、ドル円・ユーロ円・ポンド円
などクロス円はおおむね下落に転じつつあったところへエジプト反政府デモ拡大の報道。

地政学リスクが高まりリスク回避の株安+円買いとなってクローズしています。

本日は引き続きエジプト情勢が意識されそうです。
沈静化していくのか拡大してしまうのかに注目が集まりそうです。

本日、NY市場では米1月シカゴ購買部協会景気指数などの発表が予定されているものの、
先週末に大幅株安となった原因がエジプト情勢ですから、週明けもエジプト情勢が
一番大きな影響を与えることになりそうです。

米国の株式市場が回復できればリスクを取る方向、引き続き軟調ならリスク回避方向への
圧力となりそうです。

それでは本日も頑張りましょう!
※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2011/01/26

とあるエンジニアKさん

ボラ低下中、オバマ一般教書演説に期待

本日(1/26)はとあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

昨日はアジアカップ準決勝、対韓国戦でした。
韓国戦の効果か、いつもより早く職場を後にする方々の流れに乗り、
当方も韓国戦観戦の為に早く帰宅。
前半を除いて、特に延長に入ってからは怒濤の攻め攻め攻め!でしたが、
ハラハラしながら大変楽しめたゲームでした。

次回は29日の決勝戦だそうですが、是非とも観戦したいと思います。

【本日の注目指標策】
本日の重要指標は3つ。
1つ目は英国中央銀行の議事録の発表。
先日の英国政策金利の発表はいつも通りの据え置き。
国内ではインフレ圧力もBOEが目標とする2%を下回るとの予想。
英国国債も高値水準となるなど、特に利上げの必要は見られません。
大荒れの風が吹いている欧州とは海隔てた英国はさほど影響がない様子。
よって今回の議事録の発表も、特に大きく騒ぎ立てる要因もなく、
サプライズがない限り静かに推移すると予想しております。

2つ目はFOMC政策金利発表。
こちらも政策金利は動くことはないでしょう。
最近では表には出さないものの、やはり自国経済にとり、自国通貨安は誘導すべき目標。
まだまだ低い水準は継続するものと思われます。

そして3つ目に忘れていけないのは、オバマ大統領による一般教書演説。
この一般教書演説において、大統領はこの1年間の政策運営方針を示します。
つい先日には民主党の支持者向け予告動画に登場し、
「雇用と経済」を強調した演説になるとの予告がありました。
就任時がリーマンショック直後にあった大統領とあって、
やはりどうしても経済動向についての発言に注目が集まりがちですが、
今回もまたドルに対しての言及が期待されます。

本日は一般教書演説が最も注目すべき指標でありますが、
注意しなくてはいけないのが、その発表が“日本時間”の11時から開始ということ。
リアルタイムに反応できるのは日本の相場であり、
ロンドン相場、NY相場は一回りした後にオバマ演説の影響を受けます。
おそらく日本における相場の反応は限定的でしょうが、
その後の反応を予想するには十分な下敷きとなることでしょう。

【本日の戦略】
1月も後半となり、新年早々に見せたご祝儀的な相場、
が終わりを告げ、相場は次なるボラティリティ上昇の種を探しているように見受けられます。
そんな中での今日の一般教書演説。
上昇、下落、どちらにも動きにくいドルの流れについて、
なんらかの指針を示してくれるものと期待しております。
日本で一般教書演説の相場へのインパクトをしっかりと見極め、
NY時間の相場に備えたいと考えております。

2011/01/25

しましまさん

ユーロは強い流れ継続

昨日は、米シンクタンクによる「ECBが第3四半期までに利上げを行う」
との内容のレポートや、NYダウが前営業日比108.68ドル高の11980.52ドルと
52週高値を更新し引けたことなどを材料にユーロドルは1.3685ドルまで上昇、
また、オージーなど他通貨に対してもドルは売られました。
 
本日予定されている注目材料は以下のとおりです。

09:30:豪・第4四半期消費者物価指数    
 -   :日銀政策金利発表
18:30:英・第4四半期GDP・速報値       
21:00:加・12月消費者物価指数
23:00:米・11月S&P/ケース・シラー住宅価格指数
24:00:米・1月消費者信頼感指数 

米・1月消費者信頼感指数は市場予想54.2となっています。
また、今週は今日25日に2年債350億ドル、26日に5年債350億ドル、
27日に7年債290億ドルの総額990億ドルの米国債入札が予定されており、
入札を受けての米長期金利の動向にも注意しておきたいです。

昨日のドル円は82.54円でオープンし、NY時間まで堅調に推移しましたが
83円を前に上値を抑えられ、NY時間には対ユーロでドルが売られたことなどから 一時82.30円の安値を付けました。 今日は82.50円付近で小動きとなっていますが、今日反発の流れとなれば50日線の 走る82.88円を越え83円台へしっかり乗せていくことができるかを見たいです。 一方82円台半ばを割れる下落となると、昨日の安値82.30円〜82円割れまでの 下落が考えられます。 ユーロドルは昨日のオープン後欧州時間までは軟調な流れでしたが、 NY時間にはユーロ買いの流れとなり1.3685ドルまで上伸しました。 今日は1.3650ドル付近で小動きですが、今日も堅調に推移すると昨日の 高値1.3685ドルを上抜け1.37ドル、そして昨年11月4日の高値1.4281ドルから、 1月10日の安値1.2873ドルの下落幅の61.8%戻し1.3743ドル付近を目指す 流れとなるでしょうか。 一方、1.36ドル台を守れず軟調な流れとなると、昨日の安値1.3540ドルから 1.35ドル付近までの下落を考えています。 では、今日も頑張りましょう!

2011/01/24

為替見習さん

夕方から夜にかけての円、ドルを軸とした動きに注目。

今日は朝のオープン時に少し窓が開いてスタートしましたが
その後は大きな動きや一方向にトレンドを形成する動きは出ておらず
金曜NY終値時点と比べてテクニカル面の変化はありません。

金曜NY終値時点から11時までの対円変動率を見てみると
CADが0.34%、NZDが0.24%、USDが0.11%、EURが0.08%、
CHFが0.06%、GBPが-0.09%、AUDが-0.10%となっていて
力関係は【CAD>NZD>USD>EUR>CHF>GBP>AUD】という形に。

金曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【EUR>CHF>GBP>JPY>AUD>NZD>CAD>USD】でしたから
弱い位置にあった北米やNZDが位置を上げていることが見て取れますが
前述のように変動率が低いためまだ横並びと見ておいても良いでしょう。

続いて11時時点のテクニカル状況ですが、変動率が低いため先週末と全く同じで
ドル円は短期が上向きで下の抵抗帯半ばに位置し、中期はフラット、
そして長期は下向きのままで継続しています。

クロス円の短期はユーロ、ポンド、スイス、カナダが上向きで、オセアニアは下向き。
またクロス円の中期はユーロ、ポンドが下向きで上の抵抗帯上限に位置しており、
スイス、カナダ、豪ドルは上向き。NZDがフラットという状況。

そして攻める対象となるかという点では、現時点で短期・中期が上向きで揃う
スイス、カナダでは円売りが加速すれば順張りロングには絶好のチャンスということになりますね。
その他は短期・中期の方向性が揃っていませんし、このままではリスクが高いですから
短期・中期が明確に揃うのを待って揃った方向に攻めるようにしたいところです。

そのため今日の焦点は円、ドルを軸として相場が動くかどうかという点と
動いた際の力関係・テクニカル変化が最大の注目ポイント。

特にここ最近は円、ドル軸に加えユーロを軸とする動きがあるため
力関係がかなり入り乱れて変化するような動きが増えてきていますが
基本は円、ドルを軸とした動きを見ておくと、相場に惑わされにくいですし
ドル円、クロス円の中で低リスクな通貨と高リスクな通貨が見分けやすいと思います。

なかでも円を軸とした動きは重要で、円が強い状態で推移する展開になれば
現時点で中期が下向きのユーロやポンドは短期の悪化だけで短期・中期が揃い
ショートにはリスクが低い相場に変化しますし、他の通貨も中期が悪化する可能性が出てきます。

逆に円が売られる展開になれば各通貨の短期は回復することになるので
全体的に短期・中期が上向きで揃って順張りロングのチャンスになる可能性が出てきます。

個人的な基本戦略はこれまで通り、短期・中期が揃えば揃った方向へ順張り取引を。
また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2011/01/19

ダメおやじさん

こんにちは、ダメおやじです。

先週からユーロやポンドなど欧州通貨の買いが進行し、円、ドルが少し弱含みとなっています。
 
特にポンド円は、英にインフレ懸念が出てきており、昨日の英消費者物価指数の上振れで早期
利上げ観測が強まったことから、ストップ買いを巻き込みポンドドルで1.6057、ポンド円で132.47円
まで上昇しました。
 
ポンド円に関しては、ドル円が上値が重く125.50円の安値から7円上昇しており上値は133円辺り
では一度は下げると見ていましたが、昨日の動きを見ると132円越えは昨日高値にストップを入れ
て売るのも良さそうです。下値は日足75日移動平均線のある130.24辺りまでの下げはあるかも知
れないです。
 
ポンドドルも1.62近くまで上昇の余地はあるかもしれませんが、昨日の1.6057は少し買われ過ぎで
一度押しても良い値位置まで上昇したと見ています。ポンド円同様、昨日高値ストップで戻りを売る
のも一つの方法ではないかと見ています。
 
為替相場は動きがでてきました。資金管理は確りとするのは当然ですが動けばチャンスは有ります。
頑張りましょう。
 
本日は、英雇用統計、米住宅着工件数に注目です。
後は、米金利動向でドル円やドルストレートは動きますので注意をしていきましょう。

2011/01/18

しーさん

ポンドに注目

この寒い中、自転車で幼稚園から帰ってきた娘が風邪をひきました。

歩いて3倍の時間そとの空気に触れているのがいいのか、
自転車で早く帰るけどその間3倍寒い思いをするほうがいいのか、
どちらか結論がでることはありませんが、一部ではインフルエンザも
流行っているようですので皆様もお体に十分気をつけて下さい。

本日はユーロ圏財務相会合の2日目ということで、
昨日にも増してユーロ圏からの高官発言が聞こえてきそうですが、
欧州安定化基金(EFSF)拡充の協議については結論は出ないようなので、
反落しかけているユーロを跳ね上げる材料まではならないかも知れません。

また18時30分に発表のある英CPIでは予想3.4%となっていますが
前回より0.1ポイント上昇が見込まれています。
トリシェ総裁からもインフレ懸念発言がでてきましたが、
BOE方面からも「インフレ」というワードがでてくると、
利上げ期待の高まりからポンド買いへとつながる可能性もあり、
今日の指標は注目しています。

どの通貨も積極的に買う材料が乏しい中で、
ひとたび「これだ!」というモノがでてくると、
一斉にみんなが飛びつくのは為替市場でも見られる現象です。

GBP/USDが直近高値の1.5910を抜けてきたことにより、
1.6000到達のシナリオがでてきたかにも見えましたが、
十字線のような形で引けて指標待ちとなりそうです。

本日はポンド円も含め、ポンドの動向に注目です。
明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

2011/01/17

ZEROさん

キング牧師誕生日米国休場、ユーロドル高止まりドル円方向感なし

先週はユーロドル・ユーロ円相場が大幅上昇となりました。

スペイン・ポルトガル・イタリア国債入札やECBトリシェ総裁会見、
欧州要人発言などユーロ買い戻し要因が目白押しとなり、
個人的に分岐点にみていた1.3050を上抜け1.34台まで上昇する
場面がありました。

ドル円相場は82-83円台で方向感のない動きとなっています。

本日はキング牧師誕生日により米国が休場。主だった経済指標の
発表も予定されていません。

ロンドン時間の午前中を過ぎれば相場は閑散としてくるイメージで
みています。

ドル円相場は引き続き方向感なく小動き、ユーロドル相場は1.33を
割りこまずに上昇継続できるのかに注目をしています。

それでは本日も頑張りましょう!
※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2011/01/12

とあるエンジニアKさん

2011年もユーロに振り回されそうな一年間

本日(1/12)はとあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

明けまして・・・といっても既に年も始まってから二週間が経とうとしております。
既に成人式も終わり年始の休みモードから通常営業モードに入った身体です。
皆様は年末年始をいかがお過ごしでしたでしょうか。
私事で恐縮ですが・・・私は実家に帰ってのんびりしていました。
新年早々30になったばかりの兄が嫁候補を連れてくるなど、なかなか楽しい年明けでした。
当方も28を迎え、ぼちぼち結婚の二文字が頭をかすめてくるようになりました。
今年は少しばかり頑張ってみようかなと、2011年の最初に誓いをたててみました。

【本日の注目指標策】
本日の指標群の中で気になるのは米国ベージュブック。
先日の雇用統計では、失業率の改善が米国の復調を示していたようですが、
今日の指標において各地区連銀の動向に注目が集まります。
年初以来株価を上げつつあり、同時に注目からボラティリティが上昇中。
ベージュブックは夜半で相場参加者が米国を中心としている時間帯ですので、
発表はもちろんのこと、参加者がどちらに傾いてほしいかをキャッチするのも重要です。

【本日の戦略】
冒頭にも述べましたが、2011年も始まり、通常営業モードとなりました。
2011年当初から、新年への期待感もこめて世界中で株価が急上昇。
その勢いも和らぎ、巻き返しが見られるのがここ2,3日の相場です。

ということで、本当の意味の2011年相場がはじまります。

2011年最初に注目すべきと考えているのはユーロの動向。
昨年一年間はギリシャ、アイルランド、スペイン、ポルトガルなど、
ユーロ参加国の経済状況に振り回された一年でした。
ユーロ円もその動向に振り回され続け、下落。
年初よりも20円近く値を下げて1年間を終えたのは記憶に新しいかと思います。

問題はユーロそのものではなく、上記述べたような国々の経済状況。
簡単に言ってしまえば、それらの国々の財政状況が改善し、
債券相場が沈静化し、通貨安も落ち着けば・・・
と簡単には述べることはできましょうが、問題を片付けるにはてこ入れが必要。
ということで、欧州各国、そして世界中から資金を投入することにより、
少しでも上向きになるように仕向けている訳です。

昨日、日本がアイルランドの支援債権の20%超を買い入れると表明したように、
各国の思惑からまだまだ翻弄され続けるであろうユーロ相場。
我々個人投資家はそれらの情報を確実にキャッチしてポジションに生かすしかなさそうです。

今週は木曜日にトリシェECB総裁による定例会見も予定されており、
今年一年間のユーロ相場を占うこととなりそうです。

現在ユーロ円の水準は106,7円と、
直近の相場から考えると底にいることがチャートから見てとれます。
特に大きなインパクトがない限りはこれ以上下落することも考えにくく、
ここらでユーロ円の買いを入れたいところ。
ただ、いまだ中期トレンドでは下落の真っ最中であり、
上昇となったのを確認するまでは買いを入れることはできないと考えております。

それでは2011年も頑張って参りましょう。

2011/01/11

しましまさん

ポルトガル、スペイン、イタリア国債入札を控えたユーロの動きに注目

昨日は、NYダウの下落により全体的にリスク回避の円買いの動きとなりました。
先週1.3ドルを明確に割れ更なる下落となるのかが注目されるユーロドルは、
オープン後1.2873ドルの安値をつけその後も軟調な流れでしたが、NY時間に
ユーロスイスの大幅反発などから1.2963ドルまで反発しました。
 
本日は主な経済指標の発表は予定されていません。
また、今週は今日11日に3年債320億ドル、明日12日に10年債210億ドル、
13日に30年債130億ドルで総額660億ドルの米国債入札が予定されており、
入札を受けての米長期金利の動向に注意しておきたいです。

昨日のドル円は83.21円でオープンし、83円台前半の狭いレンジを推移していましたが、
NY時間には対ユーロでドルが売られたことやダウの下落などから83円を割れ一時82.66円の
安値を付けました。
しかし今日はまた全体的にドル買いの流れとなりドル円も83円付近まで反発しており、
この流れ続けばまず50日線の走る83円にしっかり乗せ、83円台半ばまで戻せるかを
見たいです。
一方83円を越えられず軟調な流れとなれば、昨日の安値82.66円〜82円台前半までの
下落が考えられます。
 
 ユーロドルは昨日のオープン後1.2873ドルの安値をつけその後も軟調な流れでしたが、
NY時間にはユーロスイスの大幅反発やECBがポルトガルなどの国債を購入との報道などから
1.2963ドルまで反発しました。
今日は先ほどからドル買いの流れとなり1.2920ドル台へ押し戻されていますが、
下落しても昨日の 1.2880-1.2930ドルのレンジ内におさまるかに注目です。
昨日の安値1.2873ドルを割れてくると、昨年6月の安値1.1876ドルから11月の
高値1.4281ドルの上昇幅の61.8%押しの1.2795ドルまでの下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2011/01/10

為替見習さん

雇用統計の結果を受けた各国初動に注目

今日は朝のオープン時にドル買い方向に窓が開いてスタートしましたが
その後早い段階で窓を埋めていて、9時半現在では変動率も少なく
金曜NY終値時点と比べてテクニカル面の変化はありません。

金曜NY終値時点から9時半までの対円変動率を見てみると
CHFが0.00%、USDが-0.06%、CADが-0.11%、AUDが-0.12%、
NZDが-0.13%、GBPが-0.14%、EURが-0.19%となっていて
力関係は【CHF>JPY>USD>CAD>AUD>NZD>GBP>EUR】という形に。

金曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【NZD>GBP>CAD>JPY>AUD>USD>CHF>EUR】でしたから
ポンドやNZDが位置を落としてスイスが位置を上げているものの
前述のように変動率が低いためまだ横並びと見ておいても良いでしょう。

続いて9時半時点のテクニカル状況ですが、変動率が低いため先週末と全く
同じでドル円は短期が上向きで下の抵抗帯半ばに位置し、中期はフラット、
そして長期は下向きのままで継続しています。

クロス円の短期はユーロ、スイスが下向きで豪ドルがフラット、その他は上向き。
中期はユーロが下向きでNZDがフラット、その他は上向き。

そして攻める対象となるかという点では、現時点で短期・中期が下向きで揃うユーロ円では
円買いが加速すれば順張りショートには絶好のチャンスということになりますね。
逆に短期・中期が上向きで揃うカナダ円ではここから円売りが加速すれば
順張りロングには絶好のチャンスとなります。

その他は短期・中期の方向性が揃っていませんし、このままではリスクが高いですから
短期・中期が明確に揃うのを待って揃った方向に攻めるようにしたいところです。

そのため今日の焦点は円、ドルを軸として相場が動くかどうかという点と
動いた際の力関係・テクニカル変化が最大の注目ポイント。

特に先週末は雇用統計でドルを軸とした動きがしっかり出たこともあって、
今日の各国初動ではその影響を受けることが考えられますし、
ここ数ヶ月見られていた「リスク選好」「リスク回避」のように単純ではなく
力関係がかなり入り乱れて変化するような動きが増えてきていますから、
いつも以上に力関係変化を意識すると、低リスクな通貨と高リスクな通貨が
見分けやすいと思います。

なかでも円を軸とした動きは重要で、円が強い状態で推移し続ければ
ユーロ円はショートのチャンスとなりますし、他の通貨も中期が悪化する
可能性が出てきます。

逆に円が売られる展開になれば各通貨の短期は回復することになるので
現時点で中期が上向きであるスイス円、カナダ円、豪ドル円では
短期・中期が上向きで揃って順張りロングのチャンスになる可能性が出てきます。

個人的な基本戦略はこれまで通り、短期・中期が揃えば揃った方向へ順張り取引を。
また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考え。

ただし、雇用統計直後で大きく動く可能性があることを考えて、
資金管理はいつも以上に余裕を持たせて、リスク重視で相場に臨みたいと考えています。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2011/01/05

ダメおやじさん

GBP/JPY 戻り売り126円〜129円

新年、明けましておめでとうございます。

今年はウサギ年です、昨日の大発会は日経平均が大きく上昇し、
ドル円も反発したことでテレビを見ると笑顔の投資家の顔も見られましたが
今年は良い年になればいいですね。
 
私は今週もポンド円は噴き値売り方針ですが、12月30日の安値125.50円から
昨日の高値の128.56円まで3円反発しました。12月の下落で売り込んでいた
投資家のショートカバーがでたと思われますが、12月13日の133.01円から
125.50円まで約7.5円下落しています。半値戻しで129.25円で日足25日移動平均線も
129.46円にあり、戻しても129円越えで25日腺を抜くのは難しいと見ています。
 
ドル円も、82円台は戻りの範囲で83円を越えない限りは強気に買うことは出来ず、
日足25日移動平均線のある82.64円辺りは戻りは売られそうで、日足75日線のある
83.03円は大きな戻り売りを浴びそうで越えられないと見ています。
 
ポンド円なら129.50円、ドル円なら83円越えストップで売りが良いと見ていますが、
焦らず週末の米雇用統計を見てからポジションを構築していくのも良いかもしれないですね。
 
本日は、雇用統計の前哨戦で有るADP雇用統計があります。
昨日から少し動意がでています。動けばチャンスがあります、頑張りましょう。

2011/01/04

しーさん

ユーロ買い戻しへ

新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。

1月4日(火)となり、多くの会社は今日までが冬休みということで、
最後に休みの疲れを癒すなどゆっくりしているかも知れませんね。

明日からは仕事始めで気合いを入れ直して、
今年も仕事にFXに精を出していきましょう!!

さて昨日の2011年の最初の為替相場は、
ドル円はいきなり下値を試したものの英国勢が休場の中、
その後はじわじわと上昇して買い戻されていきました。

NYタイムからは中国がスペイン国債の購入を継続する方針が示されてから
ユーロの買い戻しへとつながりました。

本日はドイツ失業率、英PMIなどの指標がありますが、
今日から英国はVAT(日本での消費税)が2.5%アップし20%となります。

日本からすると信じられない高い税率ですが、
当然ながら今後の小売系の数値は弱くなってきそうなので、
ポンドがこのところ軟調なのも頷けますね。

その他の注目指標としては日が変わってからのFOMC議事録があります。

2010/12/14のFOMCでは政策金利は据置きとなり、
6000億ドルのQE2を継続するという内容でしたが、
ちょうどその頃に注目されていた10年物長期金利の上昇については
ノータッチだったことから、その点で期待が外れてドル売りへと
つながっていくことになりました。

本日未明のFOMC議事録では、声明文に出てこなかった長期金利についての見解や、
今後の量的緩和、雇用についての詳細に注目が集まります。

内容的にはそれほどドル買い材料になるものはなさそうですが、
中期的に見てドルの水準を考えると、ここらで買っておいてもよいのかな
と考えています。

明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

2011/01/03

ZEROさん

米12月ISM製造業景況指数に注目!東京市場は休場

あけましておめでとうございます。

年末のドル円相場は、日足チャートで12/7安値82.34をネックラインとした
ダブルトップが完成し80円台後半まで下落する場面がありました。

ユーロドル相場も29日以降、日足陽線が続き市場全体が「ドル売り」となって
クローズしています。

本日は東京市場は休場、NY時間には米12月ISM製造業景況指数の発表が
予定されています。

今週は7日米12月雇用統計まで、重要指標が次々と発表されます。

まずはこの結果を受け、米長期金利がどちらに動くかで上昇すればドル買い
下落すればドル売りという取引が行われるイメージで見ています。

12月のFOMCでは追加緩和継続に関して「失業率の高止まり」を理由にして
いましたから、今後も米雇用関連指標が、米国の金融政策に一番影響を与える
と考えて毎月注目をして行きたいと思います。

それでは本日も頑張りましょう!
※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。