兵ブロガーバックナンバー(2011年03月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2011年03月

2011/03/31

しーさん

金利差を意識した展開へ

本日で2010年度もお仕舞いです。

日本の企業では年度末ということで大忙しのところもあるでしょうが、
今年はとても悲惨な災害に見舞われてしまい仕事どころではない
という方もいらっしゃるかも知れません。

明日からは新たな期が始まります。
明日に向かって小さなことでも一歩ずつ着実に歩を進めていきたいと思います。

為替のほうは昨日までに円売りが進行しました。

ユーロの利上げ期待や、ドルの出口戦略の話もでてきて、
日本との金利差が拡大する方向に向かうことから円売り優勢となっています。

過去の期末のドル円はどんな値動きになっていたのか振り返ってみると、
次のようになっていました。

2010/03/31  92円75銭〜 93円60銭 やや上昇
2009/03/31  97円10銭〜 99円40銭 大きく上昇
2008/03/31  99円20銭〜 99円95銭 横ばい
2007/03/31 117円15銭〜118円35銭 横ばい
2006/03/31 117円10銭〜118円05銭 横ばい

過去5年で見たところ概ねレンジ相場かやや上昇傾向にある
という結果となっていましたが、注目すべきはその次の日からの
4月の1週目はより上昇傾向が強くでている、という点です。

今年の場合は今週からドル円上昇が顕著になりましたが、
過去の傾向と合わせてみても今日から明日にかけて上昇傾向が続く
という可能性は捨てきれません。

ただドル円は現在直近高値水準まで上昇しており、
テクニカル的には頭打ちしやすい地点です。

本日NYタイムの新規失業保険申請件数が少ない数字(強い結果)となれば
明日の米雇用統計に向けての期待も高まりそうですが、
押し目を待ってからエントリするか、
ブレイクを待ってからエントリするなど、
明確な戦略をもって雇用統計に備えたいと思います。

明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

2011/03/30

ZEROさん

ブラードセントルイス地区連銀総裁発言にドル買い

昨日のドル円相場はブラードセントルイス地区連銀総裁が「QE2約1000億ドル縮小可能」
との発言にドル買いとなりドル円相場は82円台へ上昇しています。

米国の株式市場も堅調ななか、新年度の円売りも意識されたのかクロス円は大幅に上昇
しています。

ユーロドル、ポンドドル相場はあまり方向感がありませんでした。

本日は米3月ADP全国雇用者数に注目が集まりそうです。

今後のドル円相場は米国の金融政策スタンスが決め手になりそうです。
そのため超緩和策の大義名分としていた米雇用情勢とFOMCが軸になりそうです。

ドル円は一旦協調介入後高値82円を上抜けましたので今度は82円がサポートレベルに
意識されそうです。

リスク要因は福島原発とリビア情勢、米3月雇用統計が悪かった場合ですが、このあたりが
無難に通過できればドル円・クロス円相場はさらに円安になる可能性もありそうです。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2011/03/28

とあるエンジニアKさん

落ち着きを取り戻しつつある相場

本日(3/28)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

震災から既に二週間以上の経ち、我々が住む横浜ではほぼ平常通りの状況となり
ました。
スーパーに行ってもいつも通りの商品が並び、なに不自由なく暮らしております。
大きく違うのは夜になるとこうこうと明かりをともす看板が暗いこと。
飲食業の方が売れない苦労もありましょうが、
それに協力する姿勢は素晴らしいものかと思われます。

【本日の注目指標策】
本日の指標は、株式相場より。
28日は権利付き最終売買日です。
この日を境に配当や株主優待の有無が確定するため、
前後で株式相場は荒い値動きになることが予想されます。
株式相場で対岸の火事のように思われますが、
なにが為替相場に直結するかわかりません。
念のため、東京時間の値動きには注意です。

それ以外は特に大きな指標はない一日です。

【本日の戦略】
前回本コラムを担当したのは3月16日。
その時は地震発生から数日しか経っておらず、
株式相場、為替相場共にボラティリティが増大し、混乱が続いておりました。
月、火、水、と日を追って落ち着いたかに見えた相場でしたが、
運命の17日早朝に1ドル76円の史上最安値を記録しました。
その後、G7が協調介入するなどし、落ち着きを取り戻した為替相場です。

今回の大きな円高の流れ。
主な要因としては、日本の保険会社による保険金支払のため、
保険会社が円を買い戻す動きがあることが原因とされましたが、
それに輪をかけたのは海外投機家勢。
最後に追い打ちをかけたのは、日本の個人投資家によるストップ設定だとか。
79円という1995年に記録した円高をストップ設定した個人投資家が多かったようで、
それを突破するなり3円以上も記録を更新しました。

思えばリーマンショックの際にも円の破壊力というのはすさまじく、
この流れの一つの要因としては前述の個人投資家が持つストップも挙げられます。

それはさておき、今日の相場。

当方、ボラティリティの高さから相場から離れておりました。
よって落ち着きを取り戻しつつある相場に戻りたいと考えておりますが、
タイミング悪く、今週は年度末を迎え、通常よりも高めのボラティリティを見せ
るクロス円相場。
値ごろ感からのドル円の買いなど、クロス円を仕掛けても面白いかと思いますが、
ここはもう一息円売りは待ちたいと思います。

代わりに徐々に上昇しつつあるドル買い、ドルストレートのポジションを狙いた
いと思います。

2011/03/25

しましまさん

ドル円は膠着、欧州通貨はユーロ上昇、ポンド下落へ

昨日はドル円は小動きでしたがユーロドルは安値1.4053ドル、
高値1.4220ドルと荒い値動き、ポンドドルは2月小売売上高が
予想より弱かったことやデール英MPC委員が利上げ期待を後退させる
発言をしたこと、ムーディーズが英国債の格付け引き下げの可能性を
示唆したことなどから1.6091ドルまで下落するなど欧州通貨が大幅に
動きました。
 
本日これから予定されている注目材料は以下のとおりです。

18:00:独・3月IFO景況指数
21:30:米・第4四半期GDP・確報値
22:55:米・3月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値    
 
米・第4四半期GDP・確報値は市場予想前期比年率+3.0%、
米・3月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値は
市場予想68.0となっています。

ドル円は昨日も80円台後半から81円付近で小幅な値動きでしたが、
今日も81円付近での小動きが継続するのかを慎重に見ていきたいです。
もし今日上方向に動けば、21日の高値81.31円を越えることができるか、
越えれば81.60円から50日線も走る82.00円付近を目指し上昇となるで
しょうか。
下方向となると、80.60円近辺を守ることができるかを見たいです。
 
ユーロドルは昨日欧州序盤にはムーディーズがスペインの銀行30行の
格付けを1段階以上引き下げたことなどから1.4053ドルまで下落、
しかしそこからはユーロ買いポンド売りの動きや円売りドル売りの
流れにに支えられ反発し、NY時間には一時1.4220ドルまで上昇しました。

今日はポルトガルの格下げから下落し現在1.4160ドル台での動きですが、
ここから上昇の流れとなれば今抑えられている1.4180ドルを越え1.42ドル台へ
乗せることができるか、そして昨日の高値1.4220ドルを越える動きとなるかを
見たいです。
 
一方、軟調な流れとなるとまず1.4050ドルまで、そして1.4ドルを目指す
下落となってくるのかに注目です。
 
では、今日も頑張りましょう!

2011/03/24

為替見習さん

再び膠着からのブレイクなるか、本日は米耐久財受注に注目

昨日は夜の相場で欧州系通貨が売られる展開となりましたが、
全体的に先週末の介入以降変動率が低い状態が続いていて
テクニカル的には膠着感が増してきています。

水曜オープンからクローズまでの対円変動率を見てみると
AUDが0.20%、NZDが0.02%、USDが-0.12%、CADが-0.13%、
CHFが-0.66%、EURが-0.86%、GBPが-0.98%となっていて
力関係は【AUD>NZD>JPY>USD>CAD>CHF>EUR>GBP】という形に。

火曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【NZD>AUD>GBP>CHF>JPY>USD>EUR>CAD】でしたから
オセアニアが強い位置をキープしていますが、ポンド、スイスが位置を落とし
円や北米が位置を上げてきたことなどが見て取れます。

ただテクニカル的には前述のように膠着感が増しており
攻めるにもリスクが高い状況となっていますので、
今日もこれまで通り短期・中期が揃って低リスクな通貨が出れば
順張りで攻めるというリスク重視の姿勢で臨むのが良さそうです。

では続いて11時時点の各通貨テクニカルをおさらいすると、
ドル円は短期、中期がともにフラット、長期は下向きで継続中。

またクロス円の短期は欧州系が弱いながらも下向きで
オセアニア、カナダはフラットという状況となっており、
中期はスイスが上向き、NZドルは下向きで上の抵抗帯半ばに位置。
その他の中期はすべてフラットとなっています。

つまり現時点で短期・中期の方向性が揃うものがありませんので
攻めるにもリスクが高く、短期・中期が揃うまでは様子見が良いでしょう。

今後のポイントは円を軸とした力関係・テクニカル変化で
まずここから円が力関係上弱い位置に変化するようであれば
各通貨の短期テクニカルが回復することになります。

そうなると欧州系やカナダは比較的早く戻すことになり、
短期・中期が上向きで揃う可能性がありますので
揃えば順張りロングで攻めていくと良いでしょう。

逆にここから円が買われる展開に変化していくようなら
各通貨ともに短期が悪化することになりますし
NZDでは短期・中期が下向きで揃う可能性が出てきますので
揃えばNZDは順張りショートのチャンスとなるわけですね。

今日の重要指標としては夕方に控える英国の小売売上高指数、
夜に控える米国の耐久財受注が重要度が高い指標ですが、
力関係・テクニカルともに膠着感が増してきていますから、
基本は力関係・テクニカルの変化を見ていくと良いでしょう。

個人的な基本戦略はこれまで通り、短期・中期が揃って低リスクなものが出れば
こまめに回しながらすべて順張りで攻める考えで、取引をする前には必ず
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて
最もリスクの低いものを選択する考えです。

また資金管理はいつも以上に万全にしたうえで、
想定と逆の方向に動いても良いように、上下両方に対してシミュレーションし
自分の中で消せるリスク要因は徹底的に消しておきたいですね。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2011/03/22

ダメおやじさん

こんにちはダメおやじです。

先週は大きく上下に振れた為替市場ですが、先週末の協調介入や原発懸念の
後退から徐々に落ち着いた動きとなり、NY株が3日連続高となるなど市場は
再びリスク志向が復活し、昨日も欧州、資源国通貨が上昇しました。
 
政府、日銀はドル円に対して目標値を設定はしていないようですが、
市場では80円割れは介入するのではと期待をしており目先は突っ込みは
買われそうです。
ただ、前回も介入は1度だけでしたし、米自体が現状ではドル安政策を
取っているため過度の期待は禁物と見ています。
再びドル円買いが積みあがればハシゴを外される可能性も有ると見ています。
 
一方、ユーロ、ポンドはリスク懸念が薄らいだことで利上げ観測から円や
ドルに対して大きく買われてきています。特にポンドは、本日のCPI、
明日のBOE議事録と期待で買われる可能性があるかもしれません。
今週は133円では戻りを売られると見ていたのですが、昨日の動きを見ると
ポンド円で134円前後までは上昇の可能性はあるかもしれません。

123円割れで大量のロスカットを取り反発した126円台〜128円台で相当売り
込まれており、安値売りの玉整理が促されるのかもしれません。 ただ、明日の議事録で噴けば売りが有利とは見ています。 最近のポンド円は一波動が10円強で大きな逆張りの動きが続いています。 123円から10円上げの133円以上は135.50円ストップで売り場を探したいと 思っています。

2011/03/21

しーさん

介入続き

東日本大震災から1週間が経ち、日を追うごとに被害がひどくなる一方
徐々に復興への動きもでてきています。

ところが先日静岡や長野で地震雲が発生したということで
また別の大地震が起こるのでは?という不安がある中で
なかなか遠出ができるような状況ではない連休なのではないでしょうか。

先週末の協調介入だけでなく、中東では別の介入が行われ地政学的リスクが
高まっています。
今回の軍事介入を受けてのリスク回避の動きや日本以外の介入規模に対する
失望売りと、ドル円買い支えのためのさらなる介入警戒はどちらが勝つのか、
まずはその点を見極める必要がありそうです。

また福島の原発についても電源が回復したからといって
すぐに放射能リスクがなくなるわけではありません。

円買い要因、円売り要因が普段以上に錯綜しており、
どの点について市場がフォーカスしてくるかわかりにくい状況です。

どちらかというと円買いの展開になるのではないかと考えますが、
再度日銀が動いてくれば丸ごと刈られてしまいますので、
基本的には様子見に徹しておいたほうがよさそうです。

明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

2011/03/18

ZEROさん

G7協調介入実施ドル円相場史上最安値から一転円安へ

16日朝方のドル円相場は、史上最安値79.75を下抜け76.25まで
下落する場面がありました。

本日は一転してG7協調介入実施となりドル円・クロス円は円安方向へ
大幅に動いています。

ブログや動画などでも昨日情報を発信していましたが、今回は昨年9月の
円売り単独介入時とは違い、

G7の利害関係が一致しておりますので効果も続くと見ています。

一方で原発問題がリスク要因となっており、ドル円はリスク回避で
下げたところを押し目買いしていくのが良さそうです。

本日は指標よりも関心が集まっている原発問題と協調介入が材料になりそうです。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2011/03/16

とあるエンジニアKさん

地震による混乱相場が続く

本日(3/16)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

既に報道されている通りでご存知かと思いますが、
東北を中心として東日本全体が大震災によって被災しております。
先日金曜日に発生し、もうすぐ一週間がたとうしておりますが、
その被害の大きさにただただ驚愕するばかりです。

昨晩は山梨・静岡方面で震度6強の地震が発生するなど、
予断を許さない状況が続いておりますが、ここが頑張りどころ。
一人一人でなにかできることをして、一日でも早い復興に協力したいところです。

【本日の注目指標策】
本日は震災後の平日3日目。
地震の影響が各所にでており、それが報道されるたびに相場に影響する模様。
次々とニュースが舞い込んできますが、冷静に対処することをお勧めします。

【本日の戦略】
ボラティリティが高い相場が続いております。
日経平均は月、火と大幅な下落。
円相場においては全面的な円高傾向が続いており、いつ果てるともわからない
相場です。
このような相場は揺り戻しということが期待されるのですが、
その時期と値幅がどれくらいの大きさとなるかは皆目見当がつかない状況です。

こんな時はまさに休むべき相場。
個人投資家が無理に仕掛けて利益を得ることができるような相場ではないと
考えております。
少なくとも揺り戻しが見えるまで、少なくとも今週一週間は、
今持っているポジションのクローズ以外での取引は避けるべきと推奨します。

また、日本の大震災ニュースばかりに目が行きますが、
リビアや中東では依然として混乱した情勢が続いております。
特にリビアでは内戦が固定化する懸念が報道されるなど、
国内を二分しての争いがまだまだ続いております。
既に原油価格は落ち着きを取り戻しつつありますが、
まだまだ予断を許さない状況。

この原油価格の上げ下げには米国による緩和政策に因るところも大きいのですが、
今朝方未明に発表されたFOMCによると、FF金利は0.25%のままで変わらず。
声明文の発表にもさほど大きなインパクトを与えることがなかったようです。

一方でダウ平均は前日比で137ドルも下落するなど、
ファンダメンタルの主役にいるのは日本です。

今後ともニュースに注目するとともに、
一日も早い事態の解決を祈ります。

2011/03/15

しましまさん

FOMC政策金利発表に注目

昨日は市場オープン後大幅に円高が進み、ドル円は80.59円まで下落しましたが、
その後は介入への警戒感や日銀の緊急資金供給オペなどから反発し一時82.45円まで
上昇、その後はNY時間にかけて緩やかにまた円高方向へ進むも81.60円のサポートは
維持されました。

また、ユーロドルは1.39ドルを維持する底堅い流れでNY時間に1.4ドルまで上昇、
ポンドドルもフィッチが英国格付けを「AAA」で据え置き見通しも安定的とした
ことから1.6198ドルまで上昇、ドルスイスも0.9229ドルまで下落するなど、
欧州通貨が強めに推移しました。
 
本日これから予定されている注目材料は以下のとおりです。

19:00:独・3月ZEW景況感調査
21:30:米・3月NY連銀製造業景気指数
22:00:米・1月対米証券投資    
27:15:FOMC政策金利発表
 
今日はまずFOMC政策金利発表に注目したいです。
FOMC政策金利発表は政策金利は据え置きが確実視されていますが、量的緩和第2弾の
期間短縮など緩和策終了の時期について何か言及はあるのかどうかに注目です。

ドル円は昨日は先ほども書きました通り、乱高下後緩やかにドル売りが進み81.60円
付近へと下落しましたが81.60円のサポートは維持されました。
今日も81.60円をなんとか守ることができるかに注目、下抜けると81.30円〜81円付近
までの下落が考えられます。

もし大きく円高に傾く流れとなれば、14日オープン後の安値80.60円、昨年11月1日の
安値80.23円の安値〜80円付近までの下落も考えられます。
一方、81.60円では支えられ反発となれば、まず82円台へ戻せるか、そして昨日の
高値82.45円〜50日線の位置する82.53円付近を目指す堅調な流れとなるかを
見ていきたいです。
 
ユーロドルは昨日終日1.39ドルを維持する底堅い流れで、NY時間には1.4001ドルまで
上昇しました。
今日も堅調な流れとなれば今月7日の高値1.4035ドルまで上昇できるか、
そして1.41ドル付近を目指す動きとなるかを見ていきたいです。
一方、軟調な流れとなっても昨日同様1.39ドル台を守れるでしょうか。
 
為替は比較的落ち着いた動きですが、日経平均は昨日終値が前営業日比-633円、
そして今日ついに9000円割れとなっています。

福島原発が予断を許さない状況で、そのことも含め相場の急変動に十分注意しましょう。
個人的には友人が福島におり、心配で心配でたまりません。

2011/03/14

為替見習さん

地震を受けた各国初動の力関係・テクニカル変化に注目

地震、津波で東北地方を中心に甚大な被害が出ており
被災地では多くの方が大変な目に遭われていると思います。
僕も東北地方に何十人もの知り合いがおり、一部は安否確認が出来ていません。

雄大な自然と、いつも暖かく迎えてくれる東北の方々を思うと
どのように表現して良いか言葉が見つかりません。ただ心が痛みます。
心よりお見舞い申し上げるとともに、許可が出れば後日現地入りします。

また、「地震・津波被害の為替相場への影響について」と
「地震に関して今僕たちが出来ること」はブログにまとめました。
(http://kawasefxken.blog71.fc2.com/blog-entry-1964.html)

このような状況ですが、相場は大きく動いていますので
今朝の状況をおさらいしておきます。

まず朝のオープン時に大きく円買い方向へと窓が開いた相場は
10時半時点ではその反発からやや円が売られるとともに
オセアニアも弱く、先週金曜の逆の状況となっています。

金曜クローズから10時半までの対円変動率を見てみると
EURが0.54%、CHFが0.39%、USDが0.33%、GBPが0.21%、
CADが0.17%、AUDが-0.26%、NZDが-0.30%となっていて
力関係は【EUR>CHF>USD>GBP>CAD>JPY>AUD>NZD】という形に。

先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【AUD>JPY>NZD>EUR>CAD>CHF>GBP>USD】でしたから
強い位置にあった円やオセアニアが弱い位置に変化するとともに
欧州系やドルが戻してきたことなど、ほぼ先週金曜の戻しとなっています。

続いて10時半時点の各通貨テクニカルをおさらいすると、
ドル円は短期が下向きで上の抵抗帯半ばに位置しており、
中期はフラットからやや下向き気味、そして長期は下向きで継続中。

またクロス円の短期は全通貨ともに下向きですが、
それぞれ上の抵抗帯半ばから上限付近に位置している状況で、
中期は欧州系とカナダが上向きで、オセアニアはフラットで継続中。

そのため現時点で短期・中期が揃っている通貨はひとつもなく
攻めるにもリスクが高い状況と言えますから、無理せず様子見が良いでしょう。

個人的な基本戦略はこれまで通り、短期・中期が揃って低リスクなものだけ
こまめに回しながらすべて順張りで攻める考えで、取引をする前には必ず
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて
最もリスクの低いものを選択する考えですが、取引するかは微妙。

また地震の影響もあるので、資金管理はいつも以上に万全にしたうえで、
想定と逆の方向に動いても良いように、上下両方に対してシミュレーションし
とにかく今はリスク重視で相場に臨むことと、復興に関して協力できることは
身近なことからコツコツと行っていきたいと考えています。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2011/03/10

ダメおやじさん

こんにちはダメおやじです。

3月中盤で桜情報もぼちぼちでてくる時期ですが今年は寒いですね。
週末くらいから暖かくなりそうですが。
 
今週に入りポンド円の動きが少なくエントリー数が激減しており、
ユーロドルで短期で売買をしている状況です。
 
ただ、本日はBOEですので動くのを期待してます。
 
利上げ観測は強いものの英の経済状況を考えれば金利は据え置きと見ています。
サプライズで利上げが行われれば135.50円越えを試す動きになるかもしれませんが、
利上げは相当織り込まれているため噴き値売り方針で臨みたいと思います。

据え置きの場合は失望売りがでるかもしれませんが、早期利上げ観測は強く16日の
議事録を見るまでは大きな下げもなさそうで、下げても132.80円辺りでは押し目を
買われそうで今は突っ込み買い、噴き値売りが良さそうです。
 
ドル円も83円を抜けそうで抜けず、NY勢は株も為替も原油価格動向に神経質に
なっているようで原油価格が下げればドルの買戻しがでてきそうです。
 
為替全般に方向感がなく難しい動きが続いていますが、今は小幅でも確実に
利を取るのが良さそうです。

2011/03/09

しーさん

模様眺めの相場展開

今週は比較的落ち着いた相場展開となっていましたが、
WTI原油先物価格が高値圏から下落しかけたところで
EUR/USDも下落に転じてきました。

リビア情勢で揉める中東では原油増産のニュースを受けて
そろそろかということで手仕舞いをしはじめている向きもありそうです。

本日も大きな指標やイベントはないため、
原油価格やギリシャの債権利回りなどを眺めながらの相場となりそうですが、
ドル円が上向きになりかけている辺りも含めてドル買い戻しの動きも見られます。

ただドル円については83円からはレジスタンスゾーンとなるため、
上値が重くなってくるのではないかと思います。

またユーロについても年内に1.75%まで利上げされる予想を
肯定する発言もでており、依然として利上げ期待から底堅い展開となりそうです。

明日の早朝には利下げ予想のRBNZ政策金利がありますが、
利下げ幅の意見が分かれているためキウィは一悶着ありそうです。

それに伴ったクロス円の下落も頭に入れておきながら、
押し目買いのポイントを探っていきたいと思います。

明日のダメおやじさんのコラムもお楽しみに!

2011/03/08

ZEROさん

ムーディーズギリシャ格下げ、タカ派センタンスMPC委員後任決まる

7日週明けの為替相場は、ムーディーズのギリシャ格下げ発表を受けユーロが売られる
場面があったものの、押し目買いも強く1.4台へ上昇、その後はポンドドルの下げや
ユーロ圏諸国の財政不安、株安に1.39台後半へ再び下落しています。

ドル円相場は82円台前半を中心にこう着。

英ポンドは、タカ派で知られるセンタンスMPC委員が5/31の任期切れを迎えることに
なっており、後任が発表されるとポンド売りで反応しています。

7日は主だった経済指標の発表はありませんでした。本日も主だった経済指標の発表は
なく、中東情勢を受けての原油価格などに関心が集まりそうです。

トレードはしばらくドル円の戻り売り戦略が手堅いイメージで見ています。
目先は米2月雇用統計で上昇した83.09が戻りの目途、上げどまりを売って行き
83.15-20あたりは一旦損切り。

それでは本日も頑張りましょう!
※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2011/03/04

とあるエンジニアKさん

原油価格とインフレ、中東情勢をにらむ相場

本日(3/4)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

沿道応援者、運営の規模、そして知名度から実は日本一ではないのか?
今だ大会としてはまだまだ5回目の東京マラソンをひとっ走りしてきました。
幸いにも天候に恵まれ、暖かく日焼けで真っ赤になりながら東京の地を
走り抜けました。
残念ながら目標としていたタイムを達成することはできませんでしたが、
大変楽しい大会でした。
来年以降も高倍率にめげずに参加したいと思います。

【本日の注目指標策】
本日の注目市場は、言わずもがな雇用統計。
前回3.6万人の増加に対し、今回19.7万人の雇用の増加。
非常に強気な予想が出ております。
水曜日に発表された、ADP雇用統計においても結果はそれを上回る数値。
失業率の改善とともに期待される発表値であり、
確実に相場に影響を与えるでしょう。

【本日の戦略】
エジプトの次はリビア。
こちらはエジプト以上に緊張した情勢であり、
米国軍隊が動き出すなど、相場に影響を与えそうな
インパクトのあるニュースが報道されております。
事実、リビアにおける原油生産はほぼストップしており、
その影響を受けて原油価格はうなぎのぼり。
そんな中でサウジアラビアが増産を表明するなど、
混乱を避けようとしているのが目に見え、原油市場のボラティリティは高くい推移。


次なるシナリオは、原油価格上昇によるインフレ圧力。
世界中が自国通貨を以下に引き下げるか、ということでにおいて腐心されてますが、
単純な図式ではないものの、各国の通貨政策に影響を与えそうです。
特に昨日発表されたトリシェ欧州中央銀行総裁の記者会見では、
「強い警戒」という言葉が出るほどナーバスになっております。

インフレを抑えるために、次回利上げの可能性がある。
個人的にと前置いた上ではありますが、大きなインパクトを与える「個人」
の発言だなというのが正直な感想です。
すでに市場は次回以降の利上げを期待しており、ユーロは独歩高となっております。

前述したように米国雇用も改善しつつあり、経済は上向き。
そしてインフレ防止の利上げに一歩一歩近づいているようで、
ドル高、ユーロ高を期待したい3月、4月です。

どちらにせよ、中近東の情勢も踏まえ、中長期的に眺める必要がある相場です。

2011/03/03

しましまさん

ECB政策金利発表・トリシェECB総裁の記者会見に注目

昨日は、ECB政策金利発表を控えたユーロが買われ、ユーロドルは2月2日の
高値1.3861ドルを上抜き1.3889ドルの高値をつけました。
また、ポンドドルが1.6343ドルと昨年1月20日以来の高値を付け、
ドルスイスが0.9201CHFまで下落し史上最安値を更新するなど、
対米ドルで欧州通貨が強い流れが続いています。
 
本日予定されている注目材料は以下のとおりです。

21:45:ECB政策金利発表
22:30:米・新規失業保険申請件数
24:00:米・2月ISM非製造業景況指数
 
今日の政策金利関連はECB政策金利発表、トリシェECB総裁の記者会見が
予定されています。
政策金利は据え置き予想ですが、その後のトリシェECB総裁の記者会見で
早期利上げ期待の高まる内容となるかどうかに注目です。
また、今日発表の米経済指標は新規失業保険申請件数が39.5万件、
2月ISM非製造業景況指数が59.3の市場予想となっています。
 
ドル円は、昨日は欧州時間までは81円台後半〜82円付近で小動きでしたが、
NY時間にドル売りが進み一時81.57円まで下落、しかしそれ以上の下落とはならず
81.60円のサポートは維持されました。今日も81.60円をなんとか守ることが
できるかに注目、下抜けると81.30円〜81円付近までの下落が考えられます。
一方、81.60円では支えられ反発となれば、まず82円台へ戻せるか、そして
50日線の位置する82.60円付近を目指す堅調な流れとなるかを見ていきたいです。
 
ユーロドルは昨日東京時間に1.3743ドルまで下落するも、欧州時間から
NY時間にかけては堅調な流れとなり1.38ドル台を回復、NY時間には2月2日の
高値1.3861ドルを上抜き1.3889ドルまで上昇しました。

今日も堅調な流れとなれば昨年11月9日以来の1.39ドル台へ、強い流れとなれば
昨年11月4日の高値1.4281ドルから1月10日の安値1.2873ドルの下落幅の78.6%戻し
1.3980ドル付近を目指す動きとなるかを見ていきたいです。

一方、軟調な流れとなっても1.38ドル台を守れるか、下抜けると1.37ドル台半ば
〜1.37ドルまでの下落が考えられます。
今日はECB政策金利発表・トリシェECB総裁の記者会見といったビッグイベントも
ありますし、イベント後にしっかりした方向が出るか注目です。
 
では、今日も頑張りましょう!

2011/03/02

為替見習さん

米ADP全国雇用者数、ベージュブックに注目

昨日は前日の流れを引き継いで、朝から円、スイスが売られる展開となり
ドル円やスイスを除くクロス円は上昇してテクニカルも改善しましたが
NY市場に入ってからは相場が一転し、円、スイスが買い戻される展開に。

結果的にNY終値ベースでは円、スイスが力関係上強い位置で引けて
上昇分をほぼ打ち消すような動きの激しい1日となりました。

火曜オープンからクローズまでの対円変動率を見てみると
GBPが0.08%、USDが0.05%、CHFが0.04%、EURが-0.13%、
CADが-0.31%、AUDが-0.41%、NZDが-0.52%となっていて
力関係は【GBP>USD>CHF>JPY>EUR>CAD>AUD>NZD】という形に。

月曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【GBP>CAD>EUR>NZD>AUD>USD>CHF>JPY】でしたから
弱い位置にあった円、スイス、ドルが強い位置に上げてきたことが明確です。

またこの動きによってテクニカル面の変化も出ていて
低リスクなものと高リスクなものが分かれていますので
今日もこれまで通り短期・中期が揃って低リスクな通貨が出れば
順張りで攻めるという姿勢で臨むのが良さそうです。

では続いて11時時点の各通貨テクニカルをおさらいすると、
ドル円は短期がフラットで中期はフラットからやや下向き気味、
そして長期はこれまでと変わらず下向きで継続中。

またクロス円の短期はユーロ、ポンド、カナダはそれぞれ上向きですが
下の抵抗帯半ばから下限に入っていて勢いは弱い状態で
スイス、オセアニアはほぼフラットな状態となっています。

そしてクロス円の中期は欧州系とカナダが上向きでオセアニアはフラット。
つまり現時点でユーロ、ポンド、カナダでは短期・中期が上向きで揃っており
ここから円売りが加速すれば順張りロングのチャンスとなるわけですね。

逆に円が買われる展開になれば各通貨とも短期・中期がバラバラとなり
攻めるにもリスクが高い状況に変化しますから、無理せず様子見が良いでしょう。

特に今日は週末に控える雇用統計の前哨戦とも言われる
ADP全国雇用者数の発表を控えていますし、
夜中にはこれまたFOMCの参考にされるベージュブックを控え
円やドルを軸として動く要因は十分といえますから、
資金管理を万全にした上でチャンスが来れば攻めたいところ。

個人的な基本戦略はこれまで通り、短期・中期が揃って低リスクなものだけ
こまめに回しながらすべて順張りで攻める考えで、取引をする前には必ず
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて
最もリスクの低いものを選択する考えです。

また資金管理はいつも以上に万全にしたうえで、
想定と逆の方向に動いても良いように、上下両方に対してシミュレーションし
自分の中で消せるリスク要因は徹底的に消しておきたいですね。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

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