兵ブロガーバックナンバー(2012年11月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2012年11月

2012/11/30

為替太郎さん

クロス円は、一時的な調整相場を抜けて、本格的な上昇軌道に回帰できるか

ドル円は、週半ばには81円台まで値を下げる場面もあり、日本の解散総選挙への
期待からはじまった円安局面も、ついに終焉かと思われる値動きもありました。
しかしながら、今のドル円は下値が堅く、昨夜には再び82円台に到達するなど、
手堅い動きを見せています。
一連の動きで、チャート的な過熱感も徐々に解消してきました。
 
もっとも、4時間足でチャートを見ると、今週は半ばくらいから、値動きレンジが
緩やかに下方に移っている感は拭えません。ローソク足は、雲に突入し始めています。 
日足で見れば、まだ下値余地はありそうですし、昨夜の多少の戻しをもって、
調整が完了したと断定するのはまだ早いように思います。
 
今日は、金曜日とはいえ、あまり重要指標もないので、場合によっては崩れてくる
余地もあると思います。もちろん、円安の流れは非常にしぶとく、市場の目線も83円台を
ターゲットにした円安方向なのは確かですが、安心して買うにはやや怖いチャートですね。
 
また、ユーロ円に関しては、水曜日の夜時点で105円台まで下げました。
それゆえ、一時は、高値調整を超えて、本格的な下落トレンドに入るかにも見えたのですが、
木曜からの再びの円安及びユーロの堅調が手伝って、再度106円台に乗せてきています。 
 
ちょうど、他の市場に目を転じても、昨日の欧州時間には、欧州株式は1年5カ月ぶりの
高値を付けています。こうなると、ここからは一段と投資家のリスクオン、すなわち
ユーロ買いの流れが進みやすい環境です。実際、昨夜の米中古住宅販売も、市場予想を
上回りました。
 
テクニカル的にも、ユーロ円はドル円と比べて、目先の底打ち感が強いチャートになって
います。4時間足チャートでは、目先のところ、上がってくる雲にローソク足が連動して、
緩やかな上昇を見せています。さらに、1時間足、2時間足などの短い時間足でも、
チャートは非常に落ち着いていますので、とりあえず短期の下値は堅いかもしれません。
 
一方、ユーロドルは昨晩に1.3台に再び届くなど、反転上昇の色彩がかなり強まっています。
週の半ばには、一時的に1.28台まで入ったこともありましたが、昨日今日の上昇は非常に
ハイペースで、不安を感じさせません。1時間足、2時間足でのローソク足は、雲のやや上に
付けており、まだ多少は伸びる余地はあるでしょう。実際、このところ、アメリカの財政の
崖協議は難航していることにより、ドル自体は弱含み気味になっています。
 
もっとも、このところのユーロドルは、大きく見れば、日足チャートの雲の中で一貫して
動いています。したがって、今後一段の上昇で1.3を継続的に超す事態になれば、
雲を上抜けということにはなるものの、おそらくそう簡単にはいかないように思います。

多少値幅は広く、レンジ内で上下の動きがあるとはいえ、現在は大きくは1.27付近から
1.3のレンジ相場と見ておいたほうがいいのかもしれません。実際、1.3の付近の上値抵抗は、
相当強力です。
 
なにはともあれ、日足のチャートでローソク足が雲を抜けない限りは、ユーロドルを
積極的に買っていくのは難しいと思います。当面様子見でいいでしょう。
まさに「こう着状態」という語がぴったりくる情勢だと思います。 
 
さて、今日は金曜日。重要性のあるイベントは以下の通りです。
いずれもたいしたものではなく、そもそも今週の相場はあまり指標で動くような
雰囲気ではありませんので、過敏になる必要はないでしょう。 

16:00 独小売売上高
17:00 ECB総裁発言
19:00 EU圏消費者物価指数
19:00 EU圏失業率
23:45シカゴ地区購買部協会景気指数

2012/11/29

ダメおやじさん

ポンド円の噴き値売り!

こんにちは、ダメおやじです。
11月も残す所、2日間となりました。つい最近まで暑いと言ってましたが
昨日は寒いねと言うのが挨拶言葉となり季節の移り変わりの早さを実感しています。

私は今週はポンド円の噴き値売りで臨んでいますが昨日のNYカットで130.46円まで
下げて安心して寝ましたが朝、起きれば下げ幅をほぼ埋めてました。
油断が出来ませんね。

ベイナー 米下院議長が財政の崖に対して楽観的な発言をしたことでNY株が
急反発したためポンド円、ポンドドルが切り返しました。

しかし安倍発言を切っ掛けに日銀の金融緩和を材料に国内勢、海外勢共にドル円、
日経平均を大きく買っています。中国や欧米の株が下げても日経平均は下げ
なかったのですが昨日は100円以上下げました。
買い一巡と見てポジション調整が有るのではないでしょうか。

昨日は安値から戻しましたが132円台で相当ストップを取り、高値で買いついたと
見ており戻しても132円では売られると思っています。

132.43円越えストップで噴き値売り方針です。
下値は130円割れは押し目を買われそうですが、割り込めば129.30円辺りまでの
下げも考えています。

本日は米GDP改定値、新規失業保険申請件数など欧米で指標も結構多いですが
最近は指標より要人発言や株価動向で動くことが多いですね。

頑張りましょう。

2012/11/28

しーさん

ギリシャ問題一服

昨日は東京タイムの午後からドル円が上昇。
その後欧州タイムにかけてクロス円は徐々に反落する形となりました。

ギリシャの440億ユーロの支援支払いについては無事に合意され、
ギリシャに対する不安は当面なくなったと言えるでしょう。
しかしギリシャ以外の不安(スペインなど)はまだ残っているので、
ユーロドルの1.3000へのタッチでとりあえずユーロ買いは一服となるのかも知れません。

とりあえず本日はこれといった大きな材料がないので、
本邦の12月選挙に向けて円安発言などが出れば
昨日のようにぽんと円売り相場となるかも知れません。

一旦これまでの上昇を調整する形となってから再度高値を越えてくる展開となれば
思い切って押し目でがっつり勝負できますので、
底堅いドル円は81円台で徐々に買っていきたいところ。

クロス円も日足を見ると一服感がありありなので、きちんとトレードできる
環境にある方は調整狙いのショートから入っても面白いかも知れません。

日経平均はいつの間にか9,500円目前のところまできて、
株価的には選挙モードに突入しています。

為替的にもしばらくは円売りモードが続くでしょうから、
調整はむしろ歓迎してロングポジション構築をしていきたいと思います。

2012/11/27

ZEROさん

IMMポジション円ショートに注目!

26日の欧米時間には、ユーロ圏財務相会合でギリシャ次回融資が決定されるかに
注目が集まりました。この件に関しては先ほどユーログループ議長から
「合意した」との報道がでています。

週末からブログ等書いてきましたが現在為替市場の中心となっている円相場。

投機筋のシカゴIMMポジションですが、11/20時点で51,389枚の円ショートへ
予想どおり大幅に円売りポジションが増加しています。

それでもドル円・クロス円はある程度大きな調整が入れば必ず買い手が出てくるものの、
引き続きIMMポジションを投資家は意識しますので目先の円安余地はあまり大きくないと
言えそうです。

今年3月のピーク67,622枚が近くなったら円安の勢いは無くなると予想しています。
毎週IMMポジションをチェックしましょう。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2012/11/26

とあるエンジニアKさん

ユーロ圏財務相会合

11月も末を迎えようとしております。
いよいよ年末の足音が聞こえはじめ、色々なことがあった1年間に思いを馳せるのですが、
今年は休みもなくひたすらに働いた印象が…
30を迎えるとあり、ただ体力に任せて働きづめだった一年間を過ごしたと思います。
来年はもう少し減速したいけど、そうはいかないのがこの年齢なのでしょうか。

【本日の指標】
本日は欧州時間にユーロ圏財務相会合が開催されます。
これは前回20日に行われた同会合で、「あまりにも複雑」でるとして合意に至らなかった
ギリシャの再支援策の合意を取り付ける為の会合。

これはEUと国際通貨基金IMFの間にある溝が合意に至らなかった原因とされており、
焦点は2020年時点での公的債務残高。
より柔和なユーロ圏に対して、厳しさを求めるIMF側。
支援される側は迎える償還を直前で短期債によって「なんとかした」印象がありますが、
相変わらず綱渡りの状況であるのは変わりない事実です。

とは言え各国の首脳発言、当局の発言はなんだかんだの「合意」に持っていこうとしており、
いよいよ合意に至るものと予想されます。
前回は11時間の長丁場だったようですが、今回も同様のケースとなるならば発表は 日本時間の未明か。 すでにユーロは買われる方向に動いており、結果発表次第では更なる上昇が期待できます。 【本日の戦略】 本日は2点。 まずは東京相場。 ここ連日のようにして株高、円安が続いておりますが、その継続となるか。 金曜日のNY相場は大幅プラスでこの流れが継続ならば週初から株高、円安が期待されます。 一方で急激な上昇に反発する形での巻き戻しの可能性も高く、上昇か下落かの二択相場に なるものと考えております。 その次はロンドン時間からNY時間にかけて。 前述の欧州財務相会合は今後のユーロ相場を占う上で重要な会合。 結果としては合意に至り、ユーロは上昇、あるいは特に変化なく相場が進むことを 期待しております。 NY相場はその会合の結果によって左右されることでしょう。 いずれにせよ、重要なタームになることは間違いなさそうです。

2012/11/23

しましまさん

円安の流れ継続

昨日も円売りの流れは継続、欧州市場では円売りの動きが強まりドル円は82.83円、
ユーロ円は106.58円、ポンド円は132.32円、オージー円は85.95円の高値を付け、
NY市場は感謝祭により休場で薄商いの中やや調整の動きとなりましたがドル円、
クロス円とも底堅く推移しました。

今日も東京市場休場、NY市場短縮取引で薄商いが予想され、流動性低い中の思わぬ
急変動には十分に注意しておきたいです。
 
本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

16:00:独・第3四半期GDP・確報値
18:00:独・11月IFO景況指数
22:30:加・10月消費者物価指数
 
昨日のドル円は82円台を維持しながら欧州時間には82.83円の高値を付けるもその後は失速、
NY時間には一時82.26円の安値を付けるも82円台前半では底堅い動きとなりました。
今日は82円台前半〜82円を維持できるか注目、堅調な流れ継続となれば82円台中盤を上抜け
昨日の高値82.83円、そして4月2日以来の83円台を付けることができるのか見たいです。
一方、82円台を維持できず軟調な流れとなると昨日の安値81.71円〜81円台中盤への下落が
考えられます。

昨日のユーロドルは、欧州〜NY序盤に上昇し一時1.2899ドルの高値を付けるも1.29ドル台へ
上昇はできず、その後は1.28ドル台後半〜中盤で推移しました。
今日堅調に推移すると1.29ドル台を付けることができるか、強い動きとなれば1.29ドル台へ
しっかり乗せてくることができるか見たいです。
一方、軟調な動きとなると1.28ドル台中盤〜昨日の安値1.2834ドル、まだ弱い動きとなると
1.28ドル付近への下落が考えられます。
 
では、今日も頑張りましょう!

2012/11/22

為替見習さん

感謝祭で米国休場の中、EU首脳会議と円軸の動きに注目

昨日の為替相場は、また円が弱い位置で加速する展開となったほか
注目のユーロ圏財務相会合では、ギリシャ支援を決定するまでには至らず、
一時的に売られる展開になりましたが、26日に開催される再協議では合意される、
とのメルケル独首相の発言で期待が高まって下げ分を取り戻す形に。

結果的に終値ベースでは欧州系通貨が強い位置に来ていますし
その他の通貨も上昇してドル円、クロス円は、短期・中期トレンドともに
上向きをキープする形で引けています。

このような中で今日はEU首脳会議、ECB理事会(金利発表無し)、
さらにスペイン国債入札などユーロ圏の重要イベントが控えていますが
米国市場が感謝祭のために休場で、NY市場は閑散とする可能性がありますので
夕方の欧州勢参入前後の円軸の動きに注目したいところです。

そして資金管理を万全にした上で、短期トレンドが明確な方向性を持てば攻め、
リスクが高まれば様子見するようにしたいですね。

ではまず火曜から水曜までの対円変動率で相場を見てみると、
GBPが1.23%、CHFが1.21%、EURが1.15%、CADが1.12%、
USDが1.04%、AUDが0.86%、NZDが0.80%となっていて
力関係は【GBP>CHF>EUR>CAD>USD>AUD>NZD>JPY】という形に。

火曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【EUR>GBP>CHF>USD>CAD>AUD>NZD>JPY】でしたから
欧州系が強い位置をキープしていることや、円が弱い位置で加速したこと、
その他も概ね前日の力関係を引き継いでいることが見てとれます。

続いて10時時点の各通貨テクニカルをおさらいすると
昨日の変動を受けて各通貨の短期トレンドは上向きで継続。
そのためここから円売りが加速すればロングには絶好のチャンスとなり、
この場合は力関係上最も強い通貨を買って円を売るのが低リスク。

逆に円が買われる展開に変化した場合には各通貨の短期は悪化し、
一旦フラット化することになり、勢い次第では下向きになるものが出てきます。

この場合は逆にショートにリスクが低い状況となりますので
力関係上弱い通貨を売って円を買うという形が最も低リスク。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して
力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて最も低リスクなものを選択。

そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして
事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、
自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2012/11/20

斉藤学さん

ドル円は再度高値更新か

こんにちは、斉藤学です。

【昨日の概要】
米民主党と共和党の議会指導部が、「財政の崖」の回避に向けた妥協点を見いだすことに
前向きな姿勢を表明、市場に楽観的な見方が広がりました。
また、ギリシャに対する次回融資実施で合意するとの見通しも出ています。

米中古住宅指標も堅調だったこともあり、各通貨ペアともに高値圏で堅調に推移しました。

<昨日の終値(前日比)>
・ダウ平均         12795.96(+207.65 +1.65%)
・CME日経平均先物      9220(大証終比:+90 +0.98%)
・NY金先物12月限(COMEX)  1734.40(+19.70 +1.15%)
・NY原油先物11月限(WTI)  89.28(+2.36 +2.72%)

【昨日の経済指標】
★★★
24:00 (米)10月中古住宅販売件数(季調済・年率)前回:475万件 予想:475万件 結果:479万件

【その他】
17:30 (独)9バイトマン独連銀総裁講演
18:00 (欧)クーレECB専務理事講演
18:00 (欧)リーカネン・フィンランド中銀総裁講演

【本日の戦略】
今朝の日経新聞で、自民党が日銀法改正を検討していると伝わり、ドル円を中心に
買いが強まりました。

ニューヨークダウも200ドル超上昇しているので、日経平均はプラスで推移、
各通貨ペアも上昇トレンド継続と見ます。

本日は日銀金融政策決定会合やユーロ圏財務相会合のほか、米バーナンキFRB議長の講演や
各国中央銀行の要人発言を控えているので、発表前後には動意付く可能性があります。

ただし、現状ではイスラエル軍がガザ地区への地上侵攻を計画していると伝わっているため、
パレスチナ情勢の悪化には引き続き要注意。この影響で原油の上昇が強まってきています。

【注目経済指標】
★★★★★
13:30 (日)日銀・政策金利発表       前回:0.00〜0.10% 予想:0.00〜0.10%
★★★
22:30 (米)10月住宅着工件数(季調済・年率)前回:87.2万件 予想:84.0万件
★★★
22:30 (米)10月建設許可件数(季調済・年率) 前回:89.4万件 予想:86.5万件

【その他】
09:30 (豪)RBA理事会議事録公表(11月6日分)
13:00 (日)白川日銀総裁会見
16:00 (豪)スティーブンスRBA総裁講演
18:00 (欧)コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
23:00 (米)ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
26:15 (米)バーナンキFRB議長講演
ユーロ圏財務相会合

【本日の予想レンジ】
・ドル円   80.90〜81.70   ↑
・ユーロ円  103.40〜104.75  ↑
・ポンド円  128.40〜130.10  ↑
・豪ドル円  84.15〜85.00   ↑
・ユーロドル 1.2740〜1.2850  ↑
・ポンドドル 1.5850〜1.5960  ↑
・ドルスイス 0.9350〜0.9450  ↓

【通貨の強さ】
ユーロ>豪ドル>ドル>ポンド

【注目通貨ペア】
ドル円(再度高値更新か)、ユーロドル(反転)

2012/11/16

為替太郎さん

円高トレンド一転、ドル円相場は一気に政局を睨んだ思惑相場へ

野田首相が、本日16日の衆議院解散を打ち出したことに始まった、今の円安相場。
昨日は、政権交代後の金融緩和を見越して、自民党の安倍総裁の発言などに市場は
敏感に反応し、昨夜以降に至っては、ドル円はついに81円台に乗せてきました。

また、クロスユーロも、1.26台半ばを底として、着実な戻しを見せています。
昨日の米消費者信頼感指数も改善を見せ、リスクオフの流れが後退する中で、
ユーロドルは一時ついに1.28付近まで到達するなど、週明け当初の予想に反して、
各通貨のトレンドは、上方向への傾きを増しています。 
 
もちろん、個別にみていけば、ドル円に関しては不安材料も多々あります。
実際、テクニカル的には、1時間足チャート、2時間足チャートでは、
ひときわ無理のある急騰感の漂うチャートになっています。

いずれにせよ、今のペースではどこかで踊り場には入るはずで、このまま継続的に
82円を目指し、安定して上値を伸ばすことは難しいでしょう。今日に関しては
戻り売りでもいいかもしれません。
とはいえ、今のドル円は思惑主導でテクニカルの有用性が低下しています。
場合によっては、まだまだ材料主導で上方向に動く可能性はあるでしょう。 また、週後半は強気の相場になっているのは、ユーロ円も同様です。 週の前半まで、100円台でウロウロしていたかと思えば、昨夜には一時104円の 目前まで上値を伸ばす場面もありました。週内の短期的な上げ幅としては、 かなりの幅になっています。ユーロ円は、そもそも週明け時点では、100円割れも 時間の問題と思えました。しかし、現時点では、トレンドが日足チャートにおいてすら、 下降から上昇へと転じており、残る目先の上値の抵抗は、週足の雲だけになっています。 もちろん、今週は値幅にしてこれだけ動いたこともあり、テクニカル的には チャートに様々な不均衡が蓄積されてきました。すでに今日は金曜ですので、 ポジション調整もあるでしょう。 大きく動く可能性は昨日までと比べれば下がってきているように思います。 よって、流れに逆らわないまでも、積極的に買う場面かどうかは微妙だと思います。 とりわけ、ユーロ円の104円付近は、前回の小幅上昇の局面でも、うまく越えられずに トレンドが失速した、かなり重い節目になっています。過度の楽観は禁物です。 一方、ユーロドルは、今週は週半ばでの1.26台半ばから転じて、ここまでは小規模な 上昇相場を形成してきました。今にして思えば、1.26台半ばは、目先の底だったと みていいでしょう。すでに昨夜は1.28に肉薄して、現在も高値水準です。 チャート的にはまだ上昇余地もあります。 週明け時点では、ローソク足が雲を下抜けることを懸念して、ユーロドルのトレンドは 下向きの予想でしたが、踏みとどまり、逆に上昇に転じました。結果的にみると、 下抜けしなかったことにより、目先の戻しに転じた格好です。 とはいえ、焦点だったローソク足は、結局日足の雲にとどまっただけです。 とすれば、価格の多少の上下はあれども、既定の値動きレンジで推移しただけの 一週間だったともいえます。 もちろん、短期的な動きだけ見れば、トレンドは強いことは強いのですが、まだまだ 1.3を超えて本格的な上昇局面入りを狙うような段階にはありません。中長期で考えれば、 まずは1.265から1.3の現時点の日足の雲のラインを、上下のどちらに抜けていくのかに 引き続き注目したところです。 今後しばらくは、日本の政局に注目しましょう。自民有利となれば、円安方向への 後押しになります。 今日の注目イベントは以下の通りです。まあ、たいしたインパクトは、ありませんね。 米小売売上高、米失業保険申請件数をはじめとして、事前予想を下回る指標が多かった 今週の為替相場ですが、今日はどうなるか様子見しましょう。 18:00イタリア貿易収支 18:00 EU圏経常収支 19:00 EU圏貿易収支 23:15米鉱工業生産

2012/11/15

ダメおやじさん

ユーロドルの戻り売り!

こんにちはダメおやじです。

昨日は党首討論をテレビで見てましたが始まると円売りが進行し、16日解散を明言すると
更に円売りとなり、その動きは海外でも続きました。

BOEキング総裁が英景気見通しに悲観的な発言をしても、米小売の悪化や財政の崖懸念、 
NY株の200ドルの大幅安、FOMC議事録での米追加緩和観測などドル円、ポンド円の
下げ要因も多かったのですが、兎に角、円を売っておけの動きでしたね。

日本の政治絡みの円安は過去でも長くは続きませんでしたし今回も一過性とは思っています。
ただ、日本の景気が悪化しており、自民党政権になれば大幅な追加緩和観測も有り、
円にも買い材料はないのですがドル、ポンド、ユーロも弱材料が多く、どの通貨が
少しましかという不人気投票みたいなものですね。

私は先週からユーロドルの戻り売りで臨んでいますが、昨日はスペインの金融支援期待 
やFOMC議事録での米追加緩和観測でショートカバーで小幅に切り返しました。

昨日は欧州で緊縮財政反対で4カ国で同時ストライキが行われたように今の欧州懸念を 
解決するのは容易ではないと思います。一番は経済成長ですが独やフランスの
景気も悪化してると言われていますのでユーロドルの上値は限定的と思ってます。
本日の独、ユーロ圏のGDPに注目です。

ユーロドルは昨日高値付近の1.2780〜1.2790では戻りを売られると見ています。
ただ越えると1.2830辺りは有るかもしれませんが。下値は1.2660〜1.2670では
買われる可能性は有りますが下に抜けると1.2630付近と見ています。

本日は英、欧、米で有る程度、為替を動かす指標も有り、連日下値を追っている
株価動向にも注意で、日本の政局も絡んで複雑な動きをするかも知れないですね。

冷え込んできましたが風邪などに注意して頑張りましょう。

2012/11/14

しーさん

ポンドに注目

昨日は欧州保険会社から「サンディ」に対しての保険金の支払いのため、
巨額のユーロ売りドル買いが行われるとの思惑がでたことでユーロドルは下落。
東京タイムの終盤から欧州タイム序盤では安値を更新してきました。

しかしユーロドルがサポートゾーンである1.2650付近に到達してからは、
一転して反発し、ドル円、クロス円もある程度戻す展開となりました。

ユーロドルはショートカバーもあったようですが、ドイツからのギリシャ向け融資を
一括で実施する意向を示し、下押しも一服感がでてくると思われ、
ひとまず1.26台中盤が重要ラインとなりそうです。

本日は英国からのイベントがいくつかあります。
18時30分からは英雇用統計、19時30分にはMPC四半期インフレレポートの発表があります。

英国はここ数ヶ月あまり大きな動きがありませんでしたが、
ポンド円は129円50銭を天井として一気に4円ほど下げてきました。
今年の6月から先月までは、おおむね4円〜5円程度のレンジで推移してきたので、
今回もそろそろ値幅的には落ち着き始めるところではないでしょうか。

金融緩和中だった英国ですが、9月以降金利と資産購入枠は据え置きが続いています。

昨日発表のあったCPIは予想に反して+0.5%となり、ポンド買い戻しに寄与しましたが、
GDPの成長見通しはあまり期待できそうにもなく、追加緩和政策が続くのか、
様子見期間が続くのか注目しておきたいと思います。

個人的にはドル円の行方も気になっていますが、
日足ではトレンドラインでサポートされているようにも見えますが、
昨日は実体部分の少ない陰線を示現。

79円80銭辺りを上抜いてくるといい形になってくるのですが、
欧州懸念が続くなかテクニカルだけでは上昇は厳しいかも知れません。

2012/11/13

ZEROさん

ギリシャ国債入札に注目!

12日はベテランスデー振替により米債券市場が休場、薄商い小動きとなりました。

唯一の材料だったユーロ圏財務相会合では、ギリシャ次回融資が決まらなかったものの
事前に「今回は決定しない」との報道もあり反応はありませんでした。

本日はギリシャ国債入札、経済指標では独11月ZEW景況感調査に注目しています。
予想を上回ればユーロ買い、下回ればユーロ売りとなりそうです。

株価を見ながらの円相場になりそうですが、予期せぬ悪材料が出ない限りは
極端な円高は無さそうです。

ドル円は押し目買い。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2012/11/12

とあるエンジニアKさん

選挙終わり、次なるファンダメンタルの主役を探す相場

ジャイアンツの優勝ということで無事にアジアシリーズも終了。
これで日本シリーズ、ワールドシリーズと野球のシーズンは無事に終わったことになります。
日本を遠く離れた身が楽しみにしていたのが野球を見ること。
楽しみが一つ減ってしまうことに。残念です。

【本日の指標】
本日は日本時間の朝一番に四半期実質国内総生産が発表されます。
9,10月と連続して投入した金融緩和政策の効果が出る前の7-9月期の発表ですので、
具体的な数値のほどは不明ですが、基本的に動くことはないのがこの指標です。

【本日の戦略】
大統領選挙直後の動乱相場も終わり、これから落ち着きを取り戻し、方向性を見いだして
くれることを期待する相場です。週の予想でも記述しましたが、ここからは今までの流れに
反して円高ドル安の流れを作り出してくれるものと期待します。

先週は大統領選挙一色でしたが、ぼちぼち注目を取り戻したいのがユーロ相場。
ギリシャ問題は落ち着き、南欧諸国も一見して危機は去ったように思われますが、
アメリカが落ち着いてきた反面こちら側の活性化も期待したいところ。

たとえばギリシャにおいてはつい先日に大幅な緊縮策を盛り込んだ2013年の予算案が提出。
-4.5%もの成長率を見込むこの緊縮策は、欧州からの支援を受ける為に大幅な緊縮策と
しており、国民はデモによって反対している模様。これによって、ギリシャのEU離脱論が
なくなるとされておりますが、可決を得た今も一発触発な様子。

この可決に至るまでに、必要な過半数の150に対して緊縮策に賛成を表明したのが153名。
反対や棄権に投じた中には離反もあったようで、選挙が終わって落ち着いたかに見える
ギリシャ国会も一筋縄では難しいのか。
いずれにせよ、欧州の安定化に一歩近づいたことになるのですが、すでに発生している
ストライキやデモ等を考えると、まだまだ予断を許さない状況でしょう。

万一今回のギリシャ緊縮策がどこかで破綻するようならば、しばらくおとなしい動きを
見せていたユーロの出番になることは間違いなさそうです。

ドルにせよ、ユーロにせよ、ある程度の方向感覚はつかめるものの、利益を出しやすい
一方的な相場にはまだまだ時間がかかりそう。
じっくり待つ相場とします。

2012/11/09

しましまさん

NYダウ連日の大幅下落、リスク回避進む

昨日は、財政の崖問題や欧州債務問題への懸念を受けた一昨日からのリスク回避の流れが
継続、NYダウの終値は7日の312.95ドル安に続き昨日も121.41ドル安と連日の大幅下落、
為替市場もドル円は79.32円まで下落し10月30日以来の安値、ユーロドルは1.2717ドルと
9月7日以来の安値を付ける動きとなり、円は全面高となりました。
 
本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

23:55:米・11月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値(市場予想:83.0)

昨日のドル円は、NY時間までは79円台後半での小動きでしたがNY時間に79円台後半を維持
できず79円台中盤へと下落、一時79.32円の安値を付けました。
今日79円台中盤は維持し反発となると79円台後半へ、強い動きとなると80円台へ戻せるか
見たいです。一方、軟調な流れが継続すると昨日の安値79.32円〜10月30日の安値
79.28円付近、更に下落しても79円付近はサポートとなるでしょうか。

昨日のユーロドルは、東京時間は1.27ドル台中盤での小動きでしたが欧州に入り1.2720ドル
付近へ下落、その後は1.2720ドル台〜1.2750ドル台での値動きで上値重く推移しました。

連日じりじり値を下げているユーロドルですが、今日も軟調な流れとなり1.2720ドルを
下抜けると1.27ドル付近では止まれるか、1.27ドルを大きく下抜けると1.2650ドル〜
9月7日の安値1.2626ドル付近への下落も考えられます。

一方、反発の動きとなると昨日の高値1.2776ドル付近、強い動きとなると1.28ドル台へと
戻せるか見ていきたいです。

では、今日も頑張りましょう!

2012/11/08

為替見習さん

米大統領選の結果を受けた各国初動とBOE、ECB政策金利発表、ドラギ総裁会見に注目

昨日の為替相場は、注目の米大統領選挙でオバマ大統領が勝利。
この結果を受けて午後の相場から一旦「リスク選好型」となりましたが
夜の相場では完全に逆転して再び「リスク回避型」に変化するなど
1日のうちに何度も流れが変わる相場となりましたね。

また同時に行われた上下両院議員選挙では現在のねじれ状態が継続。
そして欧州株から始まった株式市場の下落は、NY市場でも加速しており
ダウ平均は300ドル超の大幅安で引けています。

このような中で今日はBOE、ECB政策金利発表やドラギ総裁会見、
米国の貿易収支などが予定されていますが、昨日は株式市場も大きく動いたので
各国の株式市場状況も見ながら力関係・短期トレンドの変化を見ると良いでしょう。

また引き続き動きが大きくなる可能性が大きい状態と言えますから、
まずは資金管理を万全にした上で、短期トレンドが明確な方向性を持てば攻め、
リスクが高まれば様子見するようにしたいですね。

ではまず火曜から水曜までの対円変動率で相場を見てみると、
USDが-0.47%、GBPが-0.52%、AUDが-0.65%、CHFが-0.68%、
EURが-0.81%、CADが-0.89%、NZDが-1.50%となっていて
力関係は【JPY>USD>GBP>AUD>CHF>EUR>CAD>NZD】という形に。

火曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【AUD>CAD>NZD>EUR>GBP>CHF>USD>JPY】でしたから
強い位置にあったオセアニアやカナダが位置を落としたことや
弱い位置にあった円、ドルが強い位置に変化したことなどが見てとれますし
完全に「リスク選好型」から「リスク回避型」に変化したことがわかります。

続いて11時時点の各通貨テクニカルをおさらいすると
昨日の変動を受けて各通貨の短期トレンドは下向きに変化。

そのためここから円買いが加速すればショートには絶好のチャンスとなり、
この場合は力関係上最も弱い通貨を売って円を買うのが低リスク。

逆に円が売られる展開に変化した場合には各通貨の短期は回復し、
一旦フラット化することになり、勢い次第では上向きになるものが出てきます。

この場合は逆にロングにリスクが低い状況となりますので
力関係上強い通貨を買って円を売るという形が最も低リスク。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して
力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて最も低リスクなものを選択。

そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして
事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、
自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2012/11/06

斉藤学さん

米大統領選挙通過まで横ばいと予想

こんにちは、斉藤学です。

【昨日の概要】
ドル円やクロス円は、米大統領選を控えて様子見ムードが広がり、全体的に
円高ドル安となりました。

また、ギリシャ政府の新緊縮策の行方が懸念され、ユーロドルは大きく下落、
1.27台後半での値動きとなっています。
金と原油は上昇しましたが、自律反発といったところです。

<昨日の終値(前日比)>
・ダウ平均         13098.17(+5.01 +0.04%)
・CME日経平均先物      9015(大証終比:-5 -0.06%)
・NY金先物12月限(COMEX)  1683.20(+8.00 +0.48%)
・NY原油先物11月限(WTI)  85.65(+0.79 +0.93%)

【昨日の経済指標】
★★★ 
09:30 (豪)9月貿易収支           前回:-20.27億豪$ 予想:-15.50億豪$ 結果:-14.56億豪$
★★★
09:30 (豪)9月小売売上高<季調済>(前月比)前回:+0.2% 予想:+0.4% 結果:+0.5%
★★
10:45 (中)10月HSBCサービス業PMI      前回:54.3  予想:-   結果:53.5
★★★★
24:00 (米)10月ISM非製造業総合景況指数   前回:55.1  予想:54.5  結果:54.2

【その他】
アメリカとカナダが標準時間へ移行

【本日の戦略】
本日発表される豪政策金利が利下げされる可能性は50%で、直近の豪や中国の
経済指標を見るとそれほど急ぐ必要はなく、来月へ先送りされる可能性も出てきました。

一方、米大統領選挙の方は大部分の激戦州でオバマ大統領がロムニー候補を制し、
オバマ大統領が得票率2%の差で勝利するとの予想が示されています。

米大統領選挙は、最終的に選挙人の数で大統領が決まるのですが、オバマ大統領が
9つの州で選挙人の約3分の2を獲得するとの見通しとなりました。

ただ、米大統領選挙の結果が出るまでは、株や為替は動きづらい展開となるでしょう。
オバマ大統領続投なら引き続きドル安政策、ロムニー候補が勝てばドル高政策ですが、
FRBバーナンキ議長は再任しないとしているため、不安定なドル高となりそうです。

【注目経済指標】
★★★★★
12:30 (豪)RBA・政策金利発表      前回:3.25% 予想:3.00%
★★★★
18:30 (英)9月鉱工業生産指数(前月比)  前回:-0.5% 予想:-0.4%

【その他】
10:00 (米)ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演

【本日の予想レンジ】
・ドル円   79.60〜80.60   →
・ユーロ円  101.80〜103.60  →
・ポンド円  127.50〜129.00  →
・豪ドル円  82.50〜83.40   →
・ユーロドル 1.2730〜1.2850  ↓
・ポンドドル 1.5905〜1.6035  →
・ドルスイス 0.9350〜0.9560  ↑

【通貨の強さ】
スイスフラン>ドル、ポンド、豪ドル>ユーロ

【注目通貨ペア】
ドル円、ユーロドル

2012/11/02

為替太郎さん

ドル円ジリ上げ、ユーロドルジリ下げの既存トレンド続くか

昨夜は久々の大きな動き。今晩は雇用統計に注目本日の為替市場は、いよいよ今晩に
控えたアメリカ雇用統計を前にして、各通貨ともに思惑的な動きが強まっています。

現段階では、ドル円はジリ高傾向、ユーロドルはジリ安傾向の様相を示してはいますが、
いずれもいまの状態では、上にも下にも決定的には攻めにくいと思います。

そもそも、今週は、総じて小動き地合いになっており、上値が伸びているのはドル円
だけです。雇用統計の前哨戦となる昨晩発表のADP雇用統計は、それなりに強い数字
だったものの、昨日、強く動いたのはドル円だけでした。

ユーロドルは、ギリシャ問題を嫌気して、続落展開となりました。

実際、今日も、クロスユーロは昨日に比べて上値が抑えられた状態になっており、
夕方以降は1.29割れの場面も見せています

いずれにせよ、それなりに動きは見せていますが、雇用統計までは様子見気分の漂う
場面ですので、投資家としては発表まで様子見スタンス継続でいいでしょう。

個別にみていきましょう。ドル円は、今週はほぼ継続的に円安展開が続いており、
今日この時間も80円台を維持しています。

30日の日銀金融政策決定会合で追加緩和が決まったことで、トレンド的には円安方向が
強まっており、上値はまだまだ伸びる余地はありそうです。今のペースであれば80円台の
半ばに届くのも時間の問題です。

また、ユーロ円は、ユーロドルが冴えない中でも、クロス円の堅調に支えられ、
103円台の動きが長期化しています。今週は、104円が上値抵抗となり、なかなか気持ちいい
上昇が見られない展開になっています。この上値を破れるとすれば、雇用統計後でしょう。

もっとも、4時間足で見れば、値動きレンジ自体は徐々に切り上がっている感はありますので、
順調に行けば104円到達は時間の問題です。

現段階の戦略は、大きな材料前ゆえに難しいですが、少なくとも売りは止めたほうが
いい場面です。

一方、ユーロドルは、今週はほぼ1.29台でのレンジになっており、流れは弱いながらも、
決定的には下に動かない状態です。今日も、弱いながらも1.29付近で推移しています。

もっとも、クロスユーロは、ギリシャ、スペインの救済に関して、目立った進展がなく、
相場を牽引するエネルギーに乏しい現状です。今日にいたって1.28台を付けたことからも、
先行きは楽観できません。

ユーロドルは、週半ばのある意味膠着感も漂う展開から転じて、今日にかけた数日間の間、
緩やかに値動きが切り下がってきました。雇用統計で、目先の下向きの流れが転換するか
注目しましょう。

今日の注目イベントは以下の通りです。

17:5独製造業購買部協会景気指数
21:30 アメリカ雇用統計
23:00アメリカ製造業新規受注

2012/11/01

ダメおやじさん

円売り意欲は強いがポンド円の戻り売り!

こんにちは、ダメおやじです。

本日から11月ですね、本当に1年が早くて今年も後、2ヶ月となりました。
まず11月相場、良いスタートを切りたいですね。

10月30日に日銀が11兆円の追加緩和を行い一時は材料出尽くしでドル円で
79.27円、ポンド円で127.03円まで下落しましたが、日銀の物価目標に対する強い
姿勢や日本の景気の減速感から円売り意欲は強く昨日にはドル円は79.95円、
ポンド円で128.89円まで反発しました。

本日にはADP雇用統計、ISM製造業景況指数、明日には米雇用統計と動く
指標が有り、ドル円、ポンド円が先週高値の80.38円、129.63円を越えれるか
がポイントとなりそうです。

私は今週はポンド円の戻り売りで臨んでおり30日に127.03円まで下げて
良かったのですが、その後の切り返しで少し迷っています。

昨日戻しても129円は越えられずレンジ内の動きですので余り気にすること
ではないのですが注意はしたいところです。

128.80円台を昨日越えたので次は129円、129.20円台がポイントになりそう
ですがドル円の動きに注意しながら噴き値が有れば129.63円越えストップで
売りを考えています。

11月6日には米大統領選が有りますね。
結果次第では米の金融政策が正反対になる事も考えられますので新大統領の
金融政策がはっきりするまでは短期で回転させるのが良いかも知れないですね。

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