兵ブロガーバックナンバー(2013年07月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2013年07月

2013/07/31

斉藤学さん

フォワードガイダンス変更観測を注視

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【昨日の概要】
日本株は5日ぶりに反発、+208円高の13869円で引けました。
ザラバ前に発表された日本の失業率と有効求人倍率は改善、特に失業率は、
4年8か月ぶりに3%台に低下しました。

日本株が反発するにつれ為替も円安となり、ドル円は一時98.47円まで上昇しましたが
98.50円の壁は厚く、ロンドン時間に入ると利食い売りに押され始めました。
NY時間は様子見ムードが強く株・為替ともにほぼ横ばい、98円を挟んで数十銭程度の
値動きとなっています。

また、午前中に発表された豪6月住宅建設許可件数は予想+2.0%に対して結果
-6.9%と大幅にマイナス、さらにその後のスティーブンスRBA総裁が講演で
「一段の下落も驚きではない」、「依然として若干の緩和余地ある」といった
豪ドル安を容認する発言を行ったため豪ドルは1%超下落、他通貨よりもかなり
弱くなっています。

<昨日の終値(前日比)>
・ダウ平均 15520.59(-1.38 -0.01%)
・CME日経平均先物 13765(大証終比:-125 -0.91%)
・NY金先物12月限(COMEX) 1324.80(-4.80 -0.36%)
・NY原油先物11月限(WTI) 103.08(-1.47 -1.41%)

【重要経済指標】
★
08:30(日)6月失業率 前回:+4.1% 予想:+4.0% 結果:+3.9%
★
08:30(日)6月有効求人倍率 前回:0.90倍 予想:0.91倍 結果:0.92倍
★★
08:50(日)6月鉱工業生産指数<速報値>(前月比)
前回:+1.9% 予想:-1.5% 結果:-3.3%
★★
22:00(米)5月S&P/ケース・シラー総合-20(前年比)前回:+12.05% 予想:+12.43%
★★★
23:00(米)7月消費者信頼感指数 前回:81.4 予想:81.0

【その他】
12:05 (豪)スティーブンスRBA総裁講演

【本日の戦略】

本日のFOMCでは、フォワードガイダンス変更観測があり、もともとFOMCが利上げの
基準としていた失業率6.5%という基準をさらに6.0%まで引き下げる可能性が
すでに報じられています。もしそうなればドルの利上げは相当先送りになりますので、
ドルが急落する可能性があります。

さらに、本日発表予定の米GDPや個人消費、ADP雇用統計も軟調になるとの予想。
日本株が昨日の勢いが続いて上昇するようであれば東京時間はいったん株高・円安に
なるかもしれませんが、ロンドン時間に入ってからは神経質な値動きになりますので
要注意。

ドル円の注文状況はレンジ内の動きのため昨日とほぼ変わらず、98.50円に輸出の
厚めの売りとストップロス買い、98.70円と99.00円に売りが見られます。

下値は97.50円に実需の厚めの買いと大きめのストップロス売り、97.20円〜97.40円
に断続的な買いとストップロス売り、97.00円〜97.10円と96.50円に厚めの買いと
ストップロス売りが控えています。

基本的には97.75円〜98.50円のレンジ内、材料が出てどちらかに動くといった
感じになるでしょう。

【重要経済指標】
★★★
21:15 (米)7月ADP雇用統計(前月比) 前回:+18.8万人 予想:+18.0万人
★★★★
21:30 (米)Q2GDP<速報値>(前期比年率) 前回:+1.8% 予想:+1.0%
★★★
21:30 (米)Q2個人消費<速報値>(前期比年率) 前回:+2.6% 予想:+1.4%
★★★★★
27:00 (米)FOMC・政策金利発表 前回:0.25% 予想:0.25%

【本日の予想レンジ】
・ドル円    96.50〜99.00  ↓
・ユーロ円   128.00〜131.00 ↓
・ポンド円   147.00〜150.50 ↓
・豪ドル円   87.00〜90.50  ↓↓
・ユーロドル  1.3100〜1.3400 ↑
・ポンドドル  1.5050〜1.5350 ↓
・ドルスイス  0.9170〜0.9350 ↓

【通貨の強さ】
ユーロ、ドル>ポンド>>豪ドル

【注目通貨ペア】
ドル円(利上げ時期要確認)

2013/07/29

為替太郎さん

株式市場主導で思わぬ値幅の円高に。今晩以降、どこまで戻せるか

みなさん、こんにちは。 
あと少しで、8月に入りますね。世間もいよいよ夏本番です。
 
東京でも、先週から雨が降ったり止んだりで、蒸し暑い日が続いています。
みなさんも、体調をくずさぬようお過ごしください。
 
さて、今日の為替相場ですが、先週の金曜日からの激しいリスクオフ傾向を引き継ぎ、
株安・円高の動きになっています。金曜の株式市場の調整を受けて円高が短期の
流れとして定着してしまっているといえます。
 
とはいえ、現時点のクロス円は、株式市場に連動性が高まっており、円・ドル自体の
明瞭なトレンドを持っての動きではありません。
とくにドル円に関してはそうです。
 
そもそも、今週は、金曜のアメリカ雇用統計をはじめとして、週半ば以降に
FOMC政策金利、ECB理事会、ADP雇用統計、ISM製造業景況指数など重要イベントが続々と
予定されています。そのため、週明けの現在の時点では、仕掛けるには時期尚早です。
 
そもそも今日は地合い的に手控え相場になりやすいはずです。
今日も円高になっていますが、ズルズル行くよりは、どこかで落ち着きを見せてくる
可能性は高いでしょう。今夜は欧米でもこれといった材料が予定されておらず、 海外時間は需給主導の相場になることが予想されます。 そのため、ドル円に関しては、週明けは今晩以降、そろそろ底打ち的な動きがでて きそうに思います。ここから下は、心理的にも下値サポートが働いていることもあり、 ここから先は容易には崩れないことが予想されます。 ひとまず、本日段階では97円台後半から98円台までの値動きレンジが想定されるでしょう。 もっとも、このところのクロス円は、一段と株式市場との連動性が高いので、 欧米時間の株式市場の動向次第では思わぬ変動を見せる可能性も排除できません。 一方、ユーロ円に関しては、短期トレンドはドル円より多少強いです。 もちろん、先週末からのクロス円全体の不振を受けて、今日も130円台割れを見せるなど、 上げきれない展開ではありますが、先週の金曜の深夜の時点からすでに底打ちの兆候は 見え始めています。 ただ、今日の時点では流れは弱いので買っていくのは無理でしょう。 ECB理事会及び前後の要人発言の内容次第では、週半ば以降は、上値に戻していく 可能性もなくはなさそうですが、今は待ちの段階かもしれませんね。 一方、ユーロドルに関しては、先週から堅調な動きが継続しています。 実際、今日も東京時間は、1.32台を保って上値を伺うような展開になっています。 もちろん、材料を前にした手控え相場ですので、ここから一気に大きく上値を クリアしていくのは容易でないでしょう。 とりわけ1.33をクリアするには、心理的にもテクニカル的にも障壁が伴います。 とはいえ、今の中長期での堅調なトレンドを素直に見れば、海外時間以降、 再び本格的な上値を見据えた動きになっていく公算は高いでしょう。 今日は、ひとまず強気で考えるべき場面なのだと思います。 なお、今日の主要イベントの予定時刻は以下です。ポンドがらみがいくつかあるだけで、 クロス円やドルストレート絡みは、米中古住宅販売を除いて、ほとんど材料がありません。 今日の相場は、海外時間に至っても、需給と株式市場が主導しそうですね。 17:30 英消費者信用残高 17:30 英マネーサプライM4 23:00 米中古住宅販売

2013/07/26

ダメおやじさん

ドル円、戻り売り有利か!?

こんにちは、ダメおやじです。
 
昨日は東京からドル円は国内輸出の売りや日経平均安で弱含みに
動いていましたが、NYでWSJ紙が「来週のFOMCでQEは維持」との報道で
米金利は下落しドル円は本日早朝に98.88円まで下落しました。
 
私は今週は重要指標はなくドル円は方向感はない中、噴き値売り有利と
週明けに書きましたが、23日、24日に国内機関投資家の買いで
上昇した時は少しビックリでしたが上昇幅も限定的でしたね。
 
本日もドル円が下げれば東京では国内輸入など実需の買いが出る
可能性は有り下値は限定的でしょうが戻せば海外で売られる可能性も
有り小幅逆張りで臨むのが良さそうです。
 
本日は99.60円、99.80円では売られそうです。

下値は98.50〜98.60円と見ていますが7月11日の98.20円台を狙う
可能性も有りそうです。
 
兎に角、25日、50日、75日移動平均線は99.30〜99.50円付近で
重なっているため動き難いですね。
 
来週は重要指標、重要イベントが多く、勝負が来週と見ています。
 
週末、頑張りましょう ^^

2013/07/25

しーさん

英国の明るい話題

昨日は全般的にリスクオンの展開でしたが、豪ドルに関してはCPIや
中国指標を受けて上下に動いてどっちつかずの様相でした。

ユーロはPMIの指標がまずまずだったため底堅く推移し、ユーロドルは
1.32台中盤まで上昇。なんだかんだとあまり良い噂を聞かない欧州ですが、
今はユーロ売りに傾く状況ではないようです。

参院選も終わり、これといったメインテーマがない中で淡々と相場が
動いているという状態ですが、基本的には円売り基調であり、
ドル円やクロス円は底堅い感じ。

本日は17時に独・IFO景気動向指数の発表と、17時30分に英第2四半期GDP 
速報値の発表に注目です。

前者は引き続きユーロが堅調に推移するかどうかを占う指標、後者は先日の
MPC議事録の内容にて追加緩和拡大路線が消えた英国にとって成長率が高まれ
ば次第に出口戦略へとシフトするための1つの判断材料となりそうです。

GDPが良ければポンドは買い。
ポンド円は154円付近のレジスタンスゾーンを抜ければ156円へと上昇が
期待できるのですが、昨夜は一旦抑えられました。
ユーロ円も含めどうも高値トライで抜けてやるぜという雰囲気ではないので
きっちり利確して押しを待ったほうがよさそうです。

先日ロイヤルベビーが誕生し、お祝いムードの中でさらに指標もGood
となってくれると、英国にとっては明るい話題に包まれてリスクオン
という流れへとつながってくれればというところ。

米債利回り上昇に伴うドル買いが続けば、ドル円の上昇にもはずみが
つきそうですが、100円台中盤からはやや手を出しにくいので、
99円台に押したところで拾っていきたいと思います。

2013/07/24

ZEROさん

ドル円持合いどちらへ抜けるか?

ドル円日足チャートは狭い持合いに入りました。

5/22高値103.73、7/8高値101.56、7/19高値100.86と切り下がる高値を
結んだレジスタンスラインと75日線(99.25)をサポートラインとした
持合いに入っています。

今週中にどちらかに抜けるはずですが、75日線を下抜けした場合には
少し待ってから下げ止まりを買い。

7/11安値98.22をした抜けるとストップロスがでそうです。

為替市場も日本株も材料難から夏枯れ相場の様相を呈してきました。

年後半は米国の金融政策が中心、量的緩和縮小が前倒しか後ずれかで
ドル買いかドル売りかを判断していく相場となりそうです。

投資戦略は目先様子見、長期ではドル円買いです。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2013/07/23

とあるエンジニアKさん

材料出尽くしで次の動きを待つ相場

小中学校の夏休みは始まったようで、普段土日にしか聞こえない向かいの家からの
ピアノの音は朝から元気です。あの当時の7月の間のわくわく感は本当に今思い
だしても強いものでした。

社会人となってはわずか一週間の夏休みを取る為にその前後に大変な思いを
しなくてはいけないというのがつらいところです。欧米を見習えとは言いませんが、
もう少し頭を休める長めの休暇がほしいところです。

【本日の指標】
本日の指標は小粒。米国でいくつか指標発表が行われる予定ですが、
特に相場に影響を与えるものではないでしょう。また、企業決算も大きなものはなく、
本日は指標によって動かされる一日ではないようです。

【本日の戦略】
参議院選挙も終わり、自民党が大勝。期待された為替相場や株式相場への影響は
非常に限定的で、やはり市場はこの自民党の勝利を織り込み済みという観測が
正しいことが裏付けられました。

自民党の勝利によって衆参両院のねじれ状態は解消されることとなり、
現安倍政権は政権運営が更にしやすくなり、更なる株価上昇及び円安方向への
傾きが期待されるところです。

さてここ最近の円相場、テクニカルで見るならば三角持ち合いを形成しております。 6月前半につけた94円というドル円の底から上昇はしているものの、前回高値に 到達せずに下落。103円の次は100円台半ばと徐々に高値を切り崩しての推移。 ファンダメンタル要因もほぼ尽きた今となっては新たな材料待ちとなり、 この後出るであろう材料がこの三角持ち合いの行く先を占うことになりそうです。 問題は次にくる大きなファンダメンタル要因はなにか?既に選挙も終わり、 先週は日米両国の金融首脳による政策に関する発言。そしてG20も終わり、 今は本当になにもない状態か。来週は8月に入り、雇用統計も予定されているので、 それまでは材料出尽くし感が強い相場となりそうです。極力様子を見る相場とします。

2013/07/22

しましまさん

G20・参院選後の動きに注目

先週後半は参院選への期待等からドル円が100円台へ乗せるなど円安・ドル高
方向へ推移、週末19日も日経平均の大幅下落を受けリスク回避の動きが進む
場面もありましたが、欧州・NY時間は円安基調となりました。

21日の参議院選挙では自民党が65議席・公明党は11議席を確保し与党は大勝しました。
 
本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

23:00:6月中古住宅販売件数
米6月中古住宅販売件数の市場予想は525万件です。
 
先週末19日のドル円は、東京午前に100.86円の高値を付けたのち日経平均の急落を
受け100円を割り込み99.81円まで値を下げ100円台前半でもみ合い、欧州時間は
100.40円台まで反発し100.20円付近をサポートに小幅な動き、NY時間も概ね
100.20円〜100.40円の小幅なレンジで推移、終盤100.64円まで上昇し100.62円で
引けました。

今日は100.43円でのスタートとなっていますが、ここからも堅調な流れとなると
19日の高値100.86円を上抜け101円付近へ、101円台へ乗せると8日の高値101.53円付近
まで上昇できるか見たいです。

一方、軟調な動きとなり100円を割り込むと18日の安値99.47円付近、まだ下へ行くと
99円付近への下落も考えられます。 

先週末19日のユーロドルは、1.31ドル付近では支えられるも1.3150ドル付近では
上値を抑えられ、比較的狭いレンジで推移し1.3140ドルで引けました。

今日は1.3138ドルと先週終値の水準でスタートとなっていますが、ここから堅調に
推移すると先週の高値1.3177ドルを超え今月10日の高値1.3206ドル付近まで、
まだ強い動きとなると1.32ドル台中盤まで上昇できるか見たいです。

一方、軟調な動きとなると1.31ドル付近で止まれるか、下抜けると先週18日の
安値1.3067ドル付近では支えられるか見たいです。
 
では、今日も頑張りましょう!

2013/07/19

為替見習さん

株式市場動向と週末特有のポジション調整、円軸の力関係変化、G20に注目

昨日の為替相場は、朝から全体的に円が力関係上弱い位置で推移し、
NY市場においても米指標や金融機関決算の好結果を受けてNY株が続伸し、
ダウ平均は3営業日ぶりに終値ベースでの最高値を更新するなど、
ここ最近見られる株式市場と為替相場の連動も見られた1日となりました。

また上院で行われたバーナンキFRB議長議会証言2日目は、
「FOMC以来のデータは強弱まちまちだったが、
FRB見通しへの影響を判断するにはかなり時期尚早。
QE縮小の判断には今後の指標を注視する」というハト派的内容で
それほど反応もありませんでしたから、今日も株式市場動向や
それと連動する円を軸とした力関係変化、さらに週末特有のポジション調整、
そしてモスクワで開催されるG20関連報道に注目したいところ。

そのため今日もまずは資金管理をいつも以上に万全にしておくことを前提に、
短期トレンドが明確な方向性を持つような場面では攻められるよう
上下両方にしっかりシミュレーションをしておきたいですね。

ではまず水曜から木曜までの対円変動率で相場を見てみると、
CADが1.10%、GBPが0.85%、USDが0.83%、EURが0.72%、
NZDが0.64%、CHFが0.47%、AUDが-0.03%となっていて
力関係は【CAD>GBP>USD>EUR>NZD>CHF>JPY>AUD】という形に。

水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【GBP>NZD>USD>AUD>CHF>EUR>CAD>JPY】でしたから
円が弱い位置で加速していること、強い位置にあったオセアニアが
弱い位置に変化していること、ポンドが強い位置をキープしていること、
カナダが弱い位置から強い位置に変化したことなどが見てとれます。

続いて10時時点の各通貨テクニカルをおさらいすると
昨日から今朝の上昇を受けて各通貨ともに短期は上向きとなっていて
ここから円売りが加速すればロングには絶好のチャンスと言える状況。
この場合は力関係上強い通貨を買って円を売るという形が最も低リスク。

逆にここから円買いに変化すれば各通貨の短期は悪化し、
一旦フラット化することになりますし、勢いが強くなった場合には
下向きとなるためこの場合は先ほどとは逆にショートのチャンスとなり、
力関係上最も弱い通貨を売って円を買うのが低リスク。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して
力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて最も低リスクなものを選択。

そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして
事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、
自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2013/07/17

斉藤学さん

ドル円は上値重く、98.35〜99.80で推移と予想

みなさん こんにちは、斉藤学です。

【昨日の概要】
昨日の日経平均株価は+92円高の14,599円でしたが、ドル円は上値を追うことはなく
99円後半で推移しました。ロンドン時間に入るとドルが買われ始めましたが、ドル円は
ユーロドルや豪ドルドルが上昇したためやや上値を抑えられる形となっています。

翌日にバーナンキFRB議長の議会証言を控えていることから、NYダウは調整で小幅に下落、
ドル円もポジション調整が進み一時98円へ下落する場面も見られました。

<昨日の終値(前日比)>
・ダウ平均          15451.85(-32.41 -0.21%)
・CME日経平均先物       14590(大証終比:-10 -0.07%)
・NY金先物12月限(COMEX)   1290.40(+6.90 +0.54%)
・NY原油先物11月限(WTI)   106.00(-0.32 -0.30%)

【重要経済指標】
★★★
17:30 (英)6月CPI(前年比)  前回:+2.7% 予想:+3.0% 結果:+2.9%
★★★
18:00 (独)7月ZEW景況感調査  前回:38.5  予想:39.0  結果:36.3
★★★
21:30 (米)6月CPI(前年比)  前回:+1.4% 予想:+1.6% 結果:+1.8%

【本日の戦略】
昨日発表されたゴールドマン・サックスやコカコーラなどの米主要企業決算は、
発表後は時間外で株価が上昇したものの、取引が開始されるとやや厳しい評価と
なりました。もともと米企業決算は期待されていただけに、昨日下落してしまったのは
気になるところ。

本日は20時にバンク・オブ・アメリカの4-6月期決算発表があるほか、アメリカン・
エキスプレスやIBM、インテル、イーベイといった主要企業決算も控えています。

NYダウが下落したことからドル円は調整売りで下値模索となっていますが、
99.00円〜99.10円と98.50円〜98.70円には断続的に買い、98.00円〜98.30円は
買いは厚めですがストップロス売りを控えています。

上値は100.00円〜100.05円と100.30円に厚めの売り、
100.50円に輸出の売りとストップロス買いがあります。

ドル円は日足ベースで見て調整入りの雰囲気があるため、週末あたりまで 下値模索となるかもしれません。 日曜日の参院選は自公が過半数を取る可能性大なので買いから入りたいところですが、 海外勢はポジション調整で金曜日まで売り込んでくる可能性がありますので要注意。 17時30分には英雇用統計を控え、23時からはバーナンキFRB議長の講演があるため、 様子見ムードからやや円高ドル安で推移すると予想します。引き続き、10時30分から 開始される中国上海市場には注意した方が良いでしょう。 【米主要企業決算予定】 17日(水) バンク・オブ・アメリカ、アメリカン・エキスプレス、       IBM、インテル、イーベイ 18日(木) モルガン・スタンレー、グーグル、マイクロソフト 19日(金) GE、ステート・ストリート、AMD、ハネウェル 【重要経済指標】 ★★★ 17:30 (英)6月失業率            前回:4.5%   予想:4.5% ★★★ 17:30 (英)6月失業保険申請件数(前月比)  前回:-8600件  予想:-10000件
★★★ 21:30 (米)6月住宅着工件数(季調済・年率) 前回:91.4万件 予想:95.0万件 ★★★ 21:30 (米)6月建設許可件数(季調済・年率) 前回:97.4万件 予想:100.0万件 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 98.35〜99.80 ↓ ・ユーロ円 128.80〜180.70 → ・ポンド円 149.00〜151.80 ↓ ・豪ドル円 90.80〜92.30 → ・ユーロドル 1.3000〜1.3250 ↑ ・ポンドドル 1.5050〜1.5230 ↑ ・ドルスイス 0.9280〜0.9450 ↓ 【通貨の強さ】 豪ドル、ユーロ>ポンド>ドル 【注目通貨ペア】 ドル円、ユーロドル(ドル安ユーロ高)

2013/07/15

為替太郎さん

アメリカ景気関連指標に注目集まる。東京は休場で様子見相場か?

こんにちは。今日は、海の日で東京市場はお休みですね。
三連休の最終日の今日、みなさんはどのようにお過ごしでしょうか。
夏休みはまだまだ序盤。ぜひとも、楽しく過ごしてください。
 
さて、今日の為替相場ですが、上述のように、東京が休場ですので、アジア時間の
為替相場は基本的に様子見感が強くなることが予想されます。
 
とはいえ、今日はニューヨーク連銀製造業景気指数、米小売売上高などの発表が
予定されています。これらは、FRBの緩和政策、すなわち資産買入れ策の終了を
にらみ、昨今のようにドルの動きの激しい相場においては、極めて重要性の高い
イベントとなります。
 
これらの主要指標が市場の事前予想を超えて堅調であれば、先週後半の小さなドル
反落の調整局面を乗り越えて、今週はますますドル高に進みやすくなるでしょう。
 
もちろん、先週の末時点では、FOMC議事録公開後のバーナンキ議長の発言を
契機として、ドル円、ユーロドルをはじめとするドルストレートはそれなりに
ドル安に傾いて取引を終えました。
しかしながら、これには週末を前にしてのポジション調整要因もありましたし、
今週の流れが引き続き同様にドル安に傾くかは極めて微妙でしょう。
 
実際、ドル円に関しても、今日は堅調な推移を予想します。
ただし、さすがに100円にはなかなか手が届くにくいと思います。テクニカル的に見て、
100円の手前には上値抵抗線が形成されていますので、イベントなしで100円をクリア
するのは容易ではないはずです。
 
本日予定の指標も、相当のサプライズがない限りは、100円レベルまで値を上に
動かす材料ではないように思います。
 
一方、ユーロ円に関してみると、今日に関しては日欧でほぼ材料がない状況に、
東京休場が重なっている状況です。そう考えると、積極的な値動きを見せることは
考えにくいかもしれません。

基本的には、今日のユーロ円もドルから波及する値動きが主導し、130円弱程度の
既存の値動きレンジを軸とした、方向性のはっきりしない展開になることが予想
されるところです。
それにしても、ユーロ円はひところに比べて本当に動きにくくなっていますね。
 
今の為替市場の参加者の関心は、ドルの動向、すなわちFRBの緩和政策の終了時期に
寄せられています。動きはどうしてもドルストレート中心にならざるを得ません。
こういった状況の中では、ユーロ円はイマイチ、戦場としてマイナー感がありますね。
 
一方、ユーロドルに関しては、アジア時間はさておき、欧米時間には本格的に
動きだすと思います。今日のメインイベントとして、21時30分のニューヨーク
連銀製造業指数と小売売上高がありますので、十分に注意しましょう。
 
先週は、バーナンキ発言以降、週の後半は1.3台を保って動いてきたわけですが、
今週もこの価格水準を維持できるかは微妙でしょう。少なくとも指標までは、
今日もグイグイ上値が伸びていくよりは、1.3割れの方向に崩れてくる可能性のほうが
高いように感じます。
 
なお、今日の主要イベントの予定時刻は以下です。
 
21:30 ニューヨーク連銀製造業指数
21:30 米小売売上高
23:00 米企業在庫

2013/07/12

ダメおやじさん

ドル円、目先は戻り売り有利!

こんにちは、ダメおやじです。
 
猛暑が続きますが体調にはくれぐれも注意してくださいね。
仕事もFXも体調が悪ければ旨くいきません。
何よりも睡眠ですね。
 
FOMC議事録、昨日早朝のバーナンキさんの超ハト派的な発言で9月にも金融緩和を
縮小との観測が大きく後退したためドル円は一時、98.20円台まで下落しました。
 
先週末の雇用統計が良くドル円は100円を越え週始めに101.53円まで上昇し、
100円が定着かという声もチラホラ聞こえていただけに、バーナンキさんの発言で
海外勢や個人投資家が一気に売りにでたようです。
 
私は週始めの101.53円から上値が重くモタモタとした動きだったので、ブログでは
101.53円を越えない限り買いたくはないと記事やコメントでは書いてきました。
 
今も、同じ気持ちで101.53円を抜かない限りは突っ込んだ所を目先狙いで
買う程度と見ており、今は99.50円、99.80円付近が有れば、101.53円越え
ストップで売りたいです。
 
98円割れは抵抗が有りそうですが、割れれば97円、96.50円付近までの下げ狙いです。
 
この2年程はドル円は安値低迷で動きはなかったのですが、
今年は参議院選後の夏枯れ相場も期待はしています。
 
本日の注目指標はミシガン大消費者信頼感指数ですが、
今はドルは米金利に連動して動いていますので、金利動向には注意ですね。
 
週末、頑張りましょう。

2013/07/11

しーさん

ドル売りへ

本日は個人的に大事な日です。
経営陣との打ち合わせを経て、今後のプロジェクトの運営が、
ひいては成功できるかどうかが大きく左右される日だと思っています。

このコラムが公開されるころには結果がでていることだと思いますが、
午後から笑って過ごせるか、今後しばらく泣いて過ごすことになるのか、
良い方向に進められるよう最善を尽くしたいと思います。

さて昨日の為替相場はドル円が一時100円を割り込み、
ユーロドルは1.28台へと上昇し、総じてドルが軟調な展開でした。

午前3時にはFOMC議事録が公開されましたが、
QE3の縮小にはさらなる雇用者の増加が必要と考えている人が多数となり、
ハト派な内容を受けてドル売りへ。

さらにバーナンキ氏の講演が今朝早朝に行われました。
こちらも議事録同様にハト派な内容となり、失業率が6.5%になっても
利上げはすぐにはしないといったことを発言し、一段とドル売りが進行。
ドル円は99円割れ、ユーロドルは1.31台まで上昇しています。

本日はFOMC議事録とバーナンキ氏の講演を受けて
ドル全面安の展開となるでしょうから、ドル円はレベル感での買いは避けて
下げ止まるのを待ってから手を出したほうがよいでしょう。

午前中には豪雇用統計の発表があります。
インパクトのある数字がでると、戻りかけているオージーに対して
影響があると思いますので、結果には注意が必要でしょう。

昨日から始まっている日銀金融政策決定会合がありますが、
バーナンキ氏の前ではインパクトに欠ける内容かも知れません。

今回は政策は据え置きとなることが濃厚であり、やや注目を集めていた
追加緩和については堅調な株価などを背景に10月以降に後退しています。

9月にQEが縮小かと思われていた予測が不透明となりましたが、
日銀の政策は一貫しているので、ドル円が大きな下落トレンドに
入ることはないと思いますので、下げ止まりを確認してからは
ドル円を買っていきたいと思います。

2013/07/10

ZEROさん

米ドル1強へ!ユーロドル戻り売り

9日の為替市場は「ドル高+ユーロ安」となりました。

米国では秋に量的緩和縮小観測が高まる中、
欧州ではS&Pがイタリアを格下げ、ECBアスムッセン専務理事
「低金利長期間→12か月超」との発言がありユーロが売られています。

ユーロドルはチャートが崩れる寸前で、少し長い目で見ても
「戻り売り」が有効かもしれません。

米国と他の主要国の金融政策の違いが年後半はトレンドを作りそうです。

投資戦略はユーロドル戻り売り。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2013/07/09

とあるエンジニアKさん

本日は様子見の一日

全国的に梅雨明け宣言がなされ、いよいよ本格的な夏が到来。
連日のように猛暑で夜も寝苦しさを感じること毎晩。
一度寝苦しい夜を過ごすと翌日のパフォーマンスに影響し、それが残業スパイラル
となって次の夜も厳しく、パフォーマンスを修正できずに次の日を迎える。

そんな繰り返しの毎晩で、修正が効くのが土日までないという日々を迎えています。
なかなか厳しい毎日ですが頑張りたいところ。
皆様体調には十分にご留意ください。

【本日の指標】

本日の指標は小粒。
特に相場を大きく動かすことはないでしょう。

【本日の戦略】

2週間前の本欄を担当した日は、日経平均およびドル円のアベノミクス政策巻き戻しの底。
そこからどちらも値を伸ばしてきたのは方向性があってわかりやすい相場と言えましょう。
過ぎてみると、今回は上昇一辺倒であった株価の巻き戻し圧力の解放と見て取れます。
どちらも未だに上値余地はあり、買いを入れる一つのチャンス到来と考えています。

さて、今週は日米両国の金融トップによる会見が予定されております。
明日はバーナンキ議長、明後日は黒田日銀総裁。
バーナンキ講演は実質的には木曜日な訳ですから、週後半はそれらの ファンダメンタルズを受けて忙しい相場となるか。 一方で今日の相場は材料に乏しく、昨日の円高もあって動きがとりにくい相場。 エジプトの政変は連日報道されているものの、一時の円高に終わり、 これ以上の値動きは考えにくく。欧州問題の再燃というべきポルトガル債務問題も さほど相場に影響を与えていない様子。 既に同国の10年利回り国債は危険水準とも言われる7%を越える値で、 イタリアやスペインなどの危険因子とも言える債権問題が飛び火する可能性もありましょう。 いずれにせよ、じっくり待つ一日です。

2013/07/08

しましまさん

ドル買い更に進むか

先週末5日に発表された注目の米雇用統計は、6月非農業部門雇用者数が
市場予想+16.5万人に対し結果+19.5万人、6月民間部門雇用者数が市場予想
+17.5万人に対し結果+20.2万人と予想より強い結果に、一方、6月失業率は
市場予想7.5%に対し結果7.6%と予想より弱い結果となりました。

この米雇用統計の結果を受けドル買いが加速、ドル円は101.22円の高値を、
一方ユーロドルは1.2806ドル、ポンドドルは1.4858ドル、オージードルは
0.9048ドルの安値を付けました。

先週末5日のドル円は、東京午前に100.46円まで上昇もそこからはやや軟調な
流れとなり欧州時間には100円付近へ下落、しかしNY時間は米雇用統計の
好結果を受け101円台へと急伸、101.22円の高値を付け101.11円で引けました。

今日は101.25円でスタートし堅調な推移となっていますが、ここからも堅調な
流れとなると5月30日の高値101.80円、更に上昇となると102円台へ乗せる動きと
なれるか見たいです。

一方、軟調な動きとなると101円〜100円台後半へ、まだ弱い動きとなると
100円台前半への下落も考えられます。

先週末5日のユーロドルは、1.29ドル付近では上値を抑えられる軟調な動きで
緩やかに下値を切り下げ、NY時間は米雇用統計発表後急落し1.2806ドルの安値を、
その後1.2840ドル付近まで反発するも上値重い動きが続き1.2832ドルで引けました。

今日は1.2811ドルと弱めのスタートで今のところ先週終値を上抜けない動きですが、
ここからも軟調な動きとなると5月16日の安値1.2796ドル付近では止まれるか、
下抜けると4月4日の安値1.2745ドル付近への下落が考えられます。

一方、ここから堅調な動きとなると1.28ドル台後半〜先週5日の高値1.2905ドル、
まだ上昇すると1.29ドル台へしっかり乗せてくる動きとなれるか見たいです。

では、今日も頑張りましょう!

2013/07/05

為替見習さん

BOE声明、ドラギ総裁会見を受けた相場と、雇用統計前後の動きに注目

昨日の為替相場は、BOE政策金利発表において、
通常なら金利据え置きの際には発表されない声明が発表され、
その内容が「市場金利の上昇は経済見通しに重石」だったこともあり
ポンドが声明発表直後に急落する動きが発生。

さらにその後のECB政策金利発表では据え置きとなりましたが
ドラギ総裁会見では「前回われわれが述べたことや
複数の公の場での発言を確認することになるが、
概して言えばわれわれの出口は非常に遠い」と、
金融緩和からの出口が遠いというハト派的な内容に。

さらにECBの主要な金利が長期間にわたり、
現行水準もしくはそれを下回る水準になるとの見通しを示し、
下限金利である中銀預金金利のマイナス圏への引き下げについても
予断は持っておらず、技術的に用意はできていて、
これは将来についての選択肢に基本的に含まれていると述べており
これを受けてユーロも売られる展開となりました。

一方で前日まで力関係上弱い位置に来ていたオセアニアが買われるなど
力関係変化もしっかり出ていますし、今日は米国が休場明けで
なおかつ雇用統計が発表されますから、さらに急変動の可能性も十分。

そのため今日もまずは資金管理をいつも以上に万全にしておくことを前提に、
短期トレンドが明確な方向性を持つような場面では攻められるよう
上下両方にしっかりシミュレーションをしておきたいですね。

ではまず水曜から木曜までの対円変動率で相場を見てみると、
NZDが0.82%、AUDが0.77%、USDが0.12%、CADが-0.03%、
EURが-0.61%、CHFが-0.89%、GBPが-1.20%となっていて
力関係は【NZD>AUD>USD>JPY>CAD>EUR>CHF>GBP】という形に。

水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【GBP>JPY>CHF>NZD≒CAD>EUR>USD>AUD】でしたから
欧州系通貨が弱い位置に変化したことや、オセアニアが位置を上げたこと、
ドルが位置を落としていることなどが見てとれます。

続いて10時時点の各通貨テクニカルをおさらいすると
ドル円とカナダ円の短期は前日と同じくフラットですが
力関係上弱い位置にきた欧州系クロス円の短期は下向きに変化。

また回復したオセアニアは弱いながらも上向きに変化しており
各通貨ともに方向性がばらばらとなっています。

そのため今後のポイントは円を軸とした力関係変化で、
ここから円売りに変化すれば北米やオセアニアは
短期が明確な上向きとなるためロングには絶好のチャンスとなり
この場合は力関係上強い通貨を買って円を売るという形が最も低リスク。

逆にここから円買いに変化すれば各通貨の短期は悪化し、
欧州系は明確な下向きとなりますし、その他も勢い次第では
下向きとなるためこの場合は先ほどとは逆にショートのチャンスとなり、
力関係上最も弱い通貨を売って円を買うのが低リスク。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して
力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて最も低リスクなものを選択。

そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして
事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、
自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2013/07/03

斉藤学さん

100円突破のドル円は戻り売りの可能性も

こんにちは、斉藤学です。

【昨日の概要】
昨日の日経平均株価は4連騰、+246円高の14098円で引けました。

ドル円は、21時台に上昇の勢いが強まり一気に100円を突破、NY時間には100.65円まで
上昇しました。1.3000円前後で推移していたユーロドルはここ数日のサポートラインを
抜け急落、一時1.2965まで下押ししています。

<昨日の終値(前日比)>
・ダウ平均         14932.41(-42.55 -0.29%)
・CME日経平均先物     14320(大証終比:+190 +1.33%)
・NY金先物12月限(COMEX) 1243.40(-12.30 -0.98%)
・NY原油先物11月限(WTI) 99.60(+1.61 +1.64%)

【重要経済指標】
★★★★★
13:30 (豪)RBA・政策金利発表 前回:2.75% 予想:2.75% 結果:2.75%

【本日の戦略】

前回の100円超えでは一気に101円を目指し、その後2週間ほど100円台を維持しましたが、
今回は100.80円を突破できずそれほど買い意欲は強くない様子。週末には米雇用統計も
控えているので、神経質な展開となりそうです。

なお、ドル円の注文状況は、100.80円に売り、101.00円にOPバリアとストップロス
買いがあり、その上の101.20円には厚めの売りが控えています。

午前中は中国6月非製造業PMIと豪5月貿易収支、小売売上高に注目。
昨日の豪ドル政策金利は据え置きでしたが、声明では豪ドルが依然として高水準を
維持していて、一段の緩和余地がある可能性に言及していました。
ただ、強めの豪経済指標が続くようであれば、来月の利下げはないでしょう。

夜は、21時15分に週末の米雇用統計を占うADP雇用統計が発表、21時30分には
新規失業保険申請件数も発表されます。ユーロドルが節目の1.3000を下回ったことで、
ドル高ユーロ安の様相となってきました。結果が強ければドル高ユーロ安、弱ければ
ドル円はいったん調整する可能性があります。

ドル円は大きく上昇しましたが、週末にかけて神経質な相場となりますので、
ポジション調整で戻り売りの出る可能性があります。日経平均株価が14200円台の
窓埋めをしたあとは伸び悩み、ドル円も利食い売りに押されると予想します。

【重要経済指標】
★★
10:00 (中)6月非製造業PMI          前回:54.3    予想:-
★★★
10:30 (豪)5月貿易収支           前回:+0.28億豪$ 予想:+0.53億豪$
★★★★
10:30 (豪)5月小売売上高<季調済>(前月比)前回:+0.2%   予想:+0.3%
★★★
21:15 (米)6月ADP雇用統計(前月比)     前回:+13.5万人  予想:+16.0万人
★★★
21:30 (米)新規失業保険申請件数       前回:34.6万件  予想:34.5万件
★★★★
23:00 (米)6月ISM非製造業総合景況指数    前回:53.7    予想:54.2

【本日の予想レンジ】
・ドル円        100.00〜101.00  ↑
・ユーロ円      129.50〜181.50  ↑
・ポンド円      151.60〜153.60  ↑
・豪ドル円      91.00〜92.30    ↑
・ユーロドル    1.2930〜1.3050  ↓
・ポンドドル    1.5050〜1.5250  ↓
・ドルスイス    0.9450〜0.9550  ↑

【通貨の強さ】
ドル>ポンド、豪ドル>ユーロ

【注目通貨ペア】
ドル円、ユーロドル(ドル高ユーロ安)

2013/07/01

為替太郎さん

今週は重要なイベントが目白押し

今日の為替市場は、各通貨ペアともに、価格水準的としては、先週の金曜と
さほど変わりない水準です。株式市場が小幅下落と安定していることもあり、
現段階では上にも下にも明確なトレンドは出てきていません。
 
今週は、ECB理事会、雇用統計をはじめとして、重要なイベントが目白押しの週です。
そのためか、この時間は、基本的には週半ば以降のこれらの重要イベントを前にして、
様子を見るような動きになっています。
 
実際、今日の日銀短観にも市場はあまり反応を見せず、基本的には海外市場での
動きを待っている状況とみるべきでしょう。
 
もっとも、先週の金曜にそれなりにドル高が進んだこともあり、とりわけ、
ドル円は、短い時間足ではそれなりにドルの過熱感がある配置になっています。

今後の展開を考えるのであれば、短期的に今の価格水準を維持できるかが、
週半ば以降の100円へのトライを実現する上での正念場でしょう。
材料としては、今日の夜にアメリカのISM製造業景況指数が予定されています。

週明け早々、重要なイベントであり、内容によっては大きく動いて来ることも
あるでしょう。QE3の解除をめぐって神経質な相場が続いているだけに、
今週の動きを占ううえでも、今晩のISMに注目です。
 
これらを翻ってみると、今の東京時間は各通貨ペアともに、あくまで様子見でしょう。
 
ここまで大きな動きはないドル円ですが、今日は引続き99円そこらの推移を予想します。
上昇を支える要素もないので、当面は99円付近から大きく離れることはないでしょう。
さらに、ユーロ円、ユーロドルについても、今日はやはり様子見基調の相場です。
現段階では上にも下にも相場を動かす材料に乏しく、下値を保ちながらの横動きの
公算が高そうに見えます。
 
もちろん、トレンド的に向かっているのが、上下のどちらかといえば、ドル円は
上値へのトライ、ユーロドルは下値を探る動きということなのでしょうが、
今のペースでは、どちらへも値幅的には非常に浅いものになりそうな予感ですね。
 
また、昨今為替市場にいつも以上に大きな影響を与えている株式市場についても、
為替の円安と連動し、先週金曜には急騰を見せました。しかしながら、
今日は先週末の上げすぎに一旦踊り場を入れるような雰囲気です。今日段階では
上げて行くような状態ではないということでしょう。
 
とはいえ、先週前半に大きなテーマになった中国の短期金利の急騰から株安への
パニック的な動きも徐々に落ち着いてきています。

株式市場もここから大きく下げて行く可能性は下がってきています。現段階では、
大きな警戒は要しません。
 
さて、今日の材料は以下の通りです。月曜としてはわりと指標が多いので海外時間は
十分にこれら指標に注目しましょう。

17:30 英PMI製造業 
18:00 ユーロ圏消費者物価指数 
18:00 ユーロ圏失業率 
23:00 米ISM製造業景況指数
23:00 米建設支出

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