兵ブロガーバックナンバー(2014年03月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2014年03月

2014/03/31

為替見習さん

ウクライナ情勢と、週末の雇用統計に向けた力関係変化に注目

先週の為替相場は、ウクライナ情勢が燻る中で、
最後は円が単独で売られて円安気味の相場となり、
各通貨の短期トレンドも回復して引ける結果となりました。

そのため金曜NY終値時点の状態ではロングで対応しやすい状況ですが、
再びウクライナ情勢をはじめとするリスク要因が出てきた場合には
円が買われて簡単にトレンドも下向きに変化しうる位置にあるだけに、
週末の雇用統計をはじめとするビッグイベントが目白押しの今週は、
前半から気が抜けない相場となりそうです。

ではまず力関係についてですが、こちらは週間予想で記載しましたので
詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントは円が弱い位置にあり、
単独で売られた状態で引けていることや、オセアニア、カナダが位置を落とし、
欧州系通貨が強い位置に来ていること。

これがRBA、ECB政策金利発表、ドラギ総裁会見や日銀短観、
そして雇用統計をこなしてどのように変化するのがポイントで、
円を軸とした動きで短期トレンドの方向性も決まってきますから、
それ次第でリスクが低い方向も変わってくることになります。

特にECB理事会では、先週追加緩和期待などでユーロが値を落としただけに
ウクライナ情勢も絡むユーロの動きは非常に面白くなりそうですね。

また短期トレンドの方向性についても、週間予想と重複しますが、
金曜NY終値時点において、各通貨ともに上向きとなっていますから、
円売りが加速すればロングで攻めやすい状況と言えますし、
力関係上弱い通貨を売って円を買うという形で攻めるのが最も低リスクとなります。

逆に反転すればリスクが高まりますので一旦は攻めにくくなりますが、
円買い方向に大きく動きが出た場合は、短期が一旦フラット化し、
勢い次第で下向きに変化することになります。

そうなれば今度は、一転してショートのチャンスとなりますし、
この場合は力関係上弱いもの、かつ値幅が出やすいものを売って
円を買うという形で攻めるのが最も低リスクで高リターン。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して
力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて最も低リスクなものを選択。

そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして
事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、
自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2014/03/27

斉藤学さん

株・為替ともに下値模索と予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【昨日の概要】

<昨日の終値(前日比)>
・ダウ平均          16268.99(-98.89 -0.60%)
・CME日経平均先物       14340(大証終比:-50 -0.35%)
・NY金先物12月限(COMEX)   1303.40(-8.00 -0.61%)
・NY原油先物11月限(WTI)   100.26(+1.07 +1.08%)

【経済指標】
★★★
16:00 独)4月GFK消費者信頼感調査        前回:8.5   予想:8.5  結果:8.5
★★★
21:30 米)2月耐久財受注(除輸送用機器)(前月比)前回:+1.1% 予想:+0.3% 結果:+0.2%

【本日の戦略】

<反発は難しそう>
本日の日本株は、月末に配当や優待がもらえる銘柄の権利確定日であるうえ、NYダウが
下落して為替も円高気味になっているため、序盤は売りが先行することになるでしょう。

ドル円も、米10年債利回りの下落が続いているため、反発は難しく再度101.80円の
サポートラインを試すと予想します。

このところ、ドル円は102円台でのレンジ相場が1週間以上続いていてボラティリティも
低かったのですが、今晩は米GDPや個人消費などの米経済指標が発表されるため、
大きな値動きが期待できそうです。

<消費増税まであと5日>
消費増税前の駆け込み需要が続いていて、お店では毎日のように品切れや
行列を目にしている人も多いと思いますが、これだけ駆け込み需要があるということは
反動減も必須、一時的であるにせよ落ち込みは相当ひどくなるのではないかと思います。

また、今月は企業のベースアップが注目されていましたが、例えば1か月で生活に
20万円使っているとすると、消費税が3%アップした場合6000円の負担増になります。

しかし、トヨタのような大企業ですら2700円アップにとどまっているのに、それをまるで
「鬼の首」を取ったかのように報道しているマスコミ報道に疑問を抱いた月でもありました。
(←計算していないのでしょうか?)

<なぜ消費増税に賛成している人がいるのか>
そもそも、経団連が消費増税に賛成しているのには「輸出戻し税」が増えるからであって、
消費税5%の時トヨタは1801億円の還付金があったのですが、これが8%になると2882億円の
還付金がもらえる予想になります。

2012年度の還付金の総額は2兆5000億円あったのですが、その半分くらいが上位20社に
流れている状態で、消費税が上がれば上がるほど輸出系の大企業が潤う仕組みになっています。

普段のニュースでは、「生活必需品やガソリンの値段が上がるから国民生活が苦しくなる」
という話題が中心になっているのですが、実は裏側ではとんでもないことが起きていて、
消費税を価格に転嫁できない企業はその分自己負担しなければならないので、今後ますます
格差が広がることが予想されます。

<今後の予想>
今のところ、景気がいったん落ち込んでも「7月ごろには回復する」と政府と日銀は
言っています。しかし、仮に回復しなかった場合は「年末まで様子を見る」となり、
年末でも回復しなかった場合は「1年経つまで様子を見る」となり、
「景気は踊り場に来た」的な見解でごまかされる場合があるので注意した方が良いでしょう。

【経済指標】
★★★★
21:30(米)Q4GDP<確報値>(前期比年率)   前回:+2.4%   予想:+2.7% ★★★ 21:30(米)Q4個人消費<確報値>(前期比年率)前回:+2.6%   予想:+2.7% ★★★ 21:30(米)新規失業保険申請件数       前回:+32.0万件 予想:+32.4万件 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 101.50〜102.30 ↓ ・ユーロ円 138.50〜141.20 ↓ ・ポンド円 168.00〜170.00 → ・豪ドル円 93.20〜94.50 → ・ユーロドル 1.3700〜1.8500 → ・ポンドドル 1.6450〜1.6650 ↓ ・ドルスイス 0.8700〜0.8950 → 【通貨の強さ】 豪ドル>ポンド>ドル>ユーロ 【注目通貨ペア】 ・ドル(下値模索)

2014/03/25

為替太郎さん

FOMC後のドル高転じて、小幅なドル安調整相場へ

みなさん。こんにちは。
週明けの相場はややドルが弱含んでいます。
 
もっとも、先週末からのトータルの流れで見れば、基本的には一進一退です。
ウクライナ情勢に加えて、注目が集まっていた中国の3月製造業PMIの速報値は
48.1と、市場予想を下回ったことで、小幅にリスクオフ地合いに傾いています。
 
また、これを受けて昨夜の米株式相場は続落し、明けて今日の東京市場も
反落で始まっています。

アメリカの経済指標が弱ければ、FRBの量的緩和のペースが落ちることが
懸念されるため、ドルは売られやすくなります。本日も引き続き、ドル円、
ユーロドルともに短期的な流れは依然としてドル安方向であるように思えます。
 
もっとも、先週のFOMC後の記者会見でイエレン議長が米国の早期利上げ
スケジュールに言及したことで、ドルは短期に、そしてやや急激に上昇していました。

そのため、テクニカル的に考えればこの程度の反落は当然ともいえます。
勢いがついたドル高であれば、過熱感を払拭して継続上昇することもありますが、
今の相場は明らかにそうした勢いはありません。
今日までの動きも大きく見れば調整の範囲内といえるでしょう。
 
それゆえ、週明けのドル円は、102円台前半でのさらなる
円高方向を伺う推移になっています。

FOMCを挟んで、もともと懸念していたような100円方向への下落は
避けられそうな情勢にはなってきましたが、ウクライナ問題もあり、市場は総じて
リスクオフに傾きやすい情勢ゆえ、ドル円も常時円高方向への圧力が強い展開と
捉えるべきでしょう。
 
現状は、上にも下にも決定的な動きは出てきていない状態です。
先行きはしばらくはっきりしない展開が継続しそうです。

基本的には短期の円高を見込みつつも、戦略としては、長期間のポジションは
避けたほうがいい地合だと思います。
 
一方、ユーロ円については、振幅が大きい展開ながらも、
依然として141円が軸となる展開です。一段とリスクオフ圧力が強まれば、
140円割れ方向に円高が進む場面も想定できなくはないですが、少なくとも
今日のところは現在の水準から大きく外れて動く雰囲気ではありません。

昨今の値動きは、やや不安定ながらもチャート的には無理がないので、
しばらくはレンジの中で上下を拾っていくのも有効かもしれません。 一方、ユーロドルに関しては、欧州圏の指標堅調を背景にユーロが安定した動きを続け、 今日はすでに1.38台を回復しています。 一段と上値を狙うほどに盛り上がった雰囲気ではありませんが、 このところのユーロの強さは明らかです。 とはいえ、最近の1.39台への到達と反落を見る限り、ここから一段と大きく 上げるのは上値抵抗の面からも容易ではありません。 いまのユーロドルは、堅調だとは思いますが、積極的に買っていっても、 妙味は限定的だと思います。 なお、今晩は新築住宅販売件数や消費者信頼感指数など、アメリカで複数の 重要指標が予定されています。 先週のFOMC後は、これらアメリカ経済の動向に一段と注目が集まっています。 市場予想を下回る肩透かしになるような結果だった場合には、一段とドル安が 進むおそれもあります。 18:00 独3月IFO景況指数 22:00 米1月住宅価格指数 22:00 米1月S&P/ケース・シラー住宅価格指数 23:00 米2月新築住宅販売件数 23:00 米3月消費者信頼感指数 23:00 米3月リッチモンド連銀製造業指数 25:30 バイトマン独連銀総裁会見 26:00 ドラギECB総裁講演

2014/03/24

ダメおやじさん

ポンド円の戻り売り!

こんにちは、ダメおやじです。
週始めはドル円、クロス円とも少し方向感のない静かなスタートとなりました。
 
本日は特に重要指標はないですが、東京では日経平均や中国指標を受けての
中国株の動向で動きそうです。
 
最近は外人の日経平均売りが続いていることや、3月末の期末を控えてドル円の
戻りでは国内輸出の売りも考えられますので、ドル円の上値は重そうです。
ただ、突っ込みでは海外勢や国内投資家の買いも出そうなため、101.70円台〜
102.50円の動きではないでしょうか。
 
海外では米金利の動きやウクライナ情勢で変化が有れば動きそうですね。
  
私は先週からポンド円の戻り売りで臨んでいます。
 
FOMCから欧米金利差拡大観測でドル買い、欧州通貨売りとなっており、
ポンドドル、ユーロドルが弱い動きとなっています。
 
ポンドドルの戻り売りでも良いのですが、私はドル円が大きな動きはないものの
少し弱含みで動くと思ってますので、ポンド円売りにしました。
 
本日は戻しても169円、169.30円付近までで、下値は167.70円を割り込むかが
大きなポイントで、割り込めば売りが加速するのではないかと見ています。
 
東京で下げれば欧州序盤で反発し、東京で上げれば欧州序盤で下げ、
一度は往って来いになることが多いので出来るだけ安値売りは避け、
売るにしても戻りを待ちたいですね。

2014/03/21

しーさん

春の到来

今日は春分の日です。
今週は暖かい日が続きましたし、ようやく春らしくなってきました。

19日のFOMC以降、ドルの見方が変わってきており、
今後ますますドル買いが盛況になってくれることを個人的には望んでいます。

さてそんな休日ですが、東京タイムはもちろんですが、
その後の欧州タイム以降もこれといった指標イベントはありません。

気にしておいたほうがよいのは24時 ユーロ圏3月消費者信頼感指数くらいでしょうか。

他にはEU首脳会議が開催されています。
ロシアに対する追加制裁について議論されるとのことですが、
思い切った制裁ができないのは目に見えていますので、
為替市場などへの影響はそれほどないと思われます。

一方ロシア側からの対抗措置がでてくると、株価への影響がでて
軟調展開の可能性は気にしておいたほうが良いかも知れません。

ユーロドルはFOMCの直後から下落を始め、トレンド変換の兆しが見えてきています。

本格的な下落なのか、どこまで続くのか、は不透明ですが、
調整的なユーロ売りドル買いの流れになるかも知れないのを注意したいと思います。

本日から3連休。花粉は気になりますが公園にでもでかけて
春の訪れを楽しんで休日を満喫したいと思います。

昼間は動意がなさそうですのでトレードは夜からということで。
では良い週末をお過ごしください。

2014/03/20

ZEROさん

イエレン議長初のFOMC

19日夜中3時に発表されたFOMC声明と3時半からのイエレン議長会見では、
「テーパリング月額100億ドル継続。」
「今秋にも資産買入れ終了。」
「相当な期間=6か月→2015年春頃に利上げ。」
「フォワードガイダンス失業率6.5%→削除。」が発表されました。
市場では予想外に「タカ派」の内容にドル買い・株売りで反応しています。

特に予想外だったのが「相当な期間=6か月→2015年春頃に利上げ。」の部分で
超ハト派バーナンキ議長→ハト派イエレン議長というイメージとは違ったかなり
強気な結果になっています。

日経平均株価は86円高で寄り付き10時過ぎには逆に84円安に反落、
引き続き弱い動きが継続しています。

4月消費増税→10月10%決定へ向け年始から株価が2000円も下げている状態であり
「法人税減税」と「追加緩和」が意識されます。

この2つは今年中に出てきそうな材料でとにかくタイミングに注目しておきます。

中期(3か月)の投資戦略では5-6月にダウが崩れると見て4月の円安局面では
円買いポジションを作っていきたいと考えております。※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2014/03/19

とあるエンジニアKさん

FOMCにクリミア情勢、ファンダメンタルが動かす相場は待ち

久々に長い期間海外に出てきてます。
外にいる方がCNNなどのニュースで世界の動きがよりわかるというのも、
おかしな話ですが、それだけ日本のニュースはバラエティに富み、
かつ時間を使ってしまうということなのでしょうか。

ここ最近のトピックスはマレーシア航空の件からクリミアに移ってきているのが
わかります。明日の朝にはFOMC報道かもしれませんね。

残念ながら私にはCNNのニュースが100%わかるほどの英語耳を持ち合わせておらず、
もう少し英語を頑張らなくてはと日々思うばかりであります。

【本日の指標】

本日はFOMCの声明発表がなされる日。NY時間の後半に声明発表が行われるので、
相場の動きはそれを睨んでの静かな値動きとなるか。

今回のFOMCはイエレン新FRB議長にとっては初の記者会見となります。
注目すべきはやはり量的緩和政策の出口。秋頃の終了というのが相場の見方ですが、
これは織り込み済みの流れとしても、最近の雇用統計等の指標発表、あるいは
悪天候による経済の悪化状況等を見ての判断ともなるので、市場の思惑と異なる
見解が報道された場合の相場値動きに注意すべきでしょう。

FRBの政策には米国の政策金利にも直結するので、こちらにも注目したいところです。

【本日の戦略】

前述のFOMCも相場を動かす材料ですが、クリミア情勢も徐々に沸点に
近づいているようです。先日日曜日行われた住民投票では、投票者の95%が
ロシア編入に投じたわけですが、その投票を巡って米国や欧州などは、
言うなれば「インチキだ」という発言。

また、ロシア軍がウクライナの基地を攻撃したとの報道が流れるなど、
大規模な衝突が発生してもおかしくない状況。

事態の招集に向けての動きがなされているところでありますが、
実際にはなかなか難しいのか。
しばらくは混乱した状況が続く見込みです。

今のところ相場への反応は限定的なのですが、危機が強まると安全資産としての
円やスイスフランが買われるというのが一般的な流れ。
事実先週からドル円は徐々に値を下げ始めて今は101円のラインにいます。

また、ロシアへの制裁という流れとなると、経済的に結びつきが強いユーロ圏への
影響は必須。こちらもユーロ安という形になって現れるかもしれません。

いずれにしてもファンダメンタルが大きく動かす相場は後から動くべきと考えています。
様子見の相場です。

2014/03/18

しましまさん

リスク回避の巻き戻し進み株高・円安に

昨日は、クリミア自治共和国の住民投票を受けた欧米のロシアへの制裁が
予想の範囲内の内容だったことからリスク回避の巻き戻しの動きとなり、
NYダウは前営業日比181.55ドル高となるなど株高に、そして円も売られ
ドル円・クロス円は反発しました。

今日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。
 
19:00:独・3月ZEW景況感調査
19:00:欧州・3月ZEW景況感調査
21:30:米・2月消費者物価指数
21:30:米・2月住宅着工件数/2月建設許可件数
22:00:米・1月対米証券投資

昨日のドル円は101.27円でオープンし東京時間101円台中盤へ上昇、欧州時間には
101.80円台へ上昇、NY時間は101.50円台〜101.80円台での推移でした。

今日堅調な動きとなると101円台後半を超え102円付近へ、まだ強い動きとなると
102円台へしっかり乗せ102.40円付近へ上昇できるか見たいです。
一方、軟調な動きとなると昨日の安値101.27円付近への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは1.3907ドルでオープンし東京時間は1.39ドル台前半で小動き、
欧州時間には1.38ドル台後半〜1.39ドル台前半でやや軟調に推移、NY時間には1.39ドル
台へ反発し1.3948ドルまで上昇、その後も1.39ドル台前半で底堅く推移しました。

今日堅調に推移すると先週の高値1.3967ドル付近へ、まだ上へ行くと
2011年10月以来の1.40ドル台を付けることができるか見たいです。

一方、軟調に推移すると1.39ドル付近では支えられるか、下抜けると
1.3880ドル〜1.3850ドル付近への下落が考えられます。
 
では、今日も頑張りましょう!

2014/03/17

為替見習さん

クリミア住民投票を受けた各国市場初動と、FOMCに向けた力関係変化に注目

先週の為替相場は、全体的に円買い傾向となったわけですが、
週末金曜には一旦動きが落ち着いて、クリミアの住民投票待ちの様相に変化。

そのクリミア住民投票は、欧米の反対の中でロシアが後押ししており、
国連安保理においても、15日に採決されたクリミア住民投票を無効とする決議案に、
ロシアが拒否権を行使して決議案が否決されています(中国は棄権)。

ただロシア系住民が6割を占めるクリミアは、ロシア編入が確実視されており、
投票によって賛成多数で支持された後、国際世論とのせめぎ合いによって、
再び懸念が出てくるかどうかが大きなポイントとなりそうです。

また今週は水曜にFOMC、イエレンFRB議長会見を控えていますから、
週前半と週後半で流れが変わる可能性もありますので、これらの点を頭に入れておき、
相場のリスクが下がれば、当日決済でリスクを限定して攻めるようにしたいですね。

ではまず力関係についてですが、こちらは週間予想で記載しましたので
詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントは円が強い位置にあることや、
欧州系が回復していること、北米通貨が位置を落としていること。

これがクリミアの住民投票によるウクライナ情勢の変化や、
中国金融システムへの懸念、そしてFOMCでどう変化するかがポイントで、
円を軸とした動きで短期トレンドの方向性も決まってきますから、
リスクが低い相場となるかの判断材料になってきます。

また短期トレンドの方向性についても、週間予想と重複しますが、
金曜NY終値時点において、各通貨ともに下向きとなっていますから、
円買いが加速すればショートで攻めやすい状況と言えますし、
力関係上弱い通貨を売って円を買うという形で攻めるのが最も低リスクとなります。

逆に反転すればリスクが高まりますので一旦は攻めにくくなりますが、
円売り方向に大きく動きが出た場合は、短期がフラット化し、
勢い次第で上向きに変化することになります。

そうなれば今度は、一転してロングのチャンスとなりますし、
この場合は力関係上強いもの、かつ値幅が出やすいものを買って
円を売るという形で攻めるのが最も低リスクで高リターン。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して
力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて最も低リスクなものを選択。

そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして
事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、
自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2014/03/13

斉藤学さん

ドル安が継続と予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【昨日の概要】
日経平均株価は-383円安の14830円、ドル円はNY時間には一時102.55円まで下落しました。
ただ、米国株が下げ渋ったため102.75円付近へ戻しています。
利上げしたNZドルやユーロや豪ドルの反発とドルスイスの下落が目立ちました。

<昨日の終値(前日比)>
・ダウ平均           16340.08(-11.17 -0.07%)
・CME日経平均先物        14865(大証終比:-160 -1.06%)
・NY金先物12月限(COMEX)    1370.50(+23.80 +1.77%)	
・NY原油先物11月限(WTI)    97.99(-2.04 -2.04%)

【経済指標】
★★
08:50(日)2月国内企業物価指数(前月比) 前回:+0.1% 予想:+0.2% 結果:-0.2%
★★
08:50(日)2月国内企業物価指数(前年比) 前回:+2.4% 予想:+2.1% 結果:+1.8%
★★
14:00(日)2月消費者態度指数      前回:40.5  予想:40.0  結果:38.3

【本日の戦略】

<ユーロと豪ドルが反発、全体的にドル安気味>
ウクライナ問題や中国懸念の影響で、ロンドン時間まではリスク回避の円買いと株安が進みました。
しかし、NYダウが-70ドルから-11ドルまで切り替えし、S&P(+0.03%)や、ナスダック(+0.42%)は
プラス引けとなったため、リスク回避の動きはいったん止まっています。

ただ、米10年国債が買われる動きは止まらなかった米利回りは2.7260%まで低下、
ドル安となったためドル円はあまり反発していません。
全体的にドル安気味で、ドル以外の通貨は底堅く推移しています。

ユーロドルは1.3900台へ上昇、下落が続いていた豪ドルも再度0.8984付近まで戻しました。
なお、ポンドは対ユーロで大きく売られたことで上昇できず、ほぼ前日と同水準となっています。

株の方も、日経平均先物が-150円安から-15円安まで切り替えしたため、
序盤はある程度反発する可能性も高くなっています。
ただ、本日は経済指標も多く発表されるため、結果を見極める必要もあるでしょう。

<豪雇用統計と中国指標に注目> 9時30分に豪雇用統計、14時30分に中国経済指標が発表予定となっています。 豪雇用統計は、失業率は同じものの新規雇用者数は伸びる予想、 中国指標はまちまちとなっているため結果を見ての判断となるでしょう。 なお、米経済指標の方は、2月小売売上高は期待できそうですが新規失業保険申請件数は 若干悪化の予想となっています。 <NZドルが2.50%から2.75%へ利上げを行う> 早朝5時に、NZドルが2.50%から2.75%へ利上げされました。 ウィーラーNZ中銀総裁は、今年は最大で1.25%の利上げを予想している、景気拡大は 相当の勢いでインフレリスクが拡大と発言、これを受けてNZドルは急落後に反発、 0.60%の上昇となっています。 ただ、現行の為替水準は長期の持続不可能とも発言していて、今後の動向が注目されます。 【経済指標】 ★★★★ 05:00 (NZ)RBNZ・政策金利発表        前回:2.50%   予想:2.75%  結果:2.75% ★★★★ 09:30 (豪)2月失業率            前回:6.0%   予想:6.0% ★★★★ 09:30 (豪)2月新規雇用者数(前月比)     前回:-3700   予想:+15000 ★★ 14:30 (中)2月小売売上高(年初来前年比)   前回:+13.1%  予想:+13.5% ★★ 14:30 (中)1月小売売上高(前月比)     前回:+9.7%   予想:+9.5% ★★★★ 21:30 (米)2月小売売上高(除自動車)(前月比)前回:±0.0%  予想:+0.2% ★★★ 21:30 (米)新規失業保険申請件数       前回:+32.3万件 予想:+33.0万件 【本日の予想レンジ】 ・ドル円    102.00〜103.20 → ・ユーロ円   142.00〜143.50 ↑ ・ポンド円   169.50〜171.50 → ・豪ドル円   91.00〜93.00  → ・ユーロドル  1.3800〜1.4000 ↑ ・ポンドドル  1.6550〜1.6700 ↓ ・ドルスイス  0.8600〜0.8950 ↓↓ 【通貨の強さ】 ユーロ>豪ドル>ポンド>ドル 【注目通貨ペア】 ・ユーロ(上昇トレンド)

2014/03/11

為替太郎さん

中国指標の不振でリスクオフ傾向も、主要通貨間は小動きの市況。

みなさん。こんにちは。
 
年明けから経済の減速とシャドーバンキング問題で揺れる中国では、
依然として各種経済指標が冴えない展開が続いています。
中国の2月の貿易収支は、229億8000万ドルと2年ぶりとなる大幅な赤字でした。

この赤字は、輸出が前年同月比で18.1%減少したことによるものです。
この減少幅は市場の事前予想を大きく下回ります。
さらに、中国の2月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比2%の上昇となり、
昨年初頭以来、13カ月ぶりの低水準となりました。
 
これら材料は、中国に限らず、豪ドルなどリスク通貨全般にとって、
ネガティブな材料になっています。

そのうえ、クリミア半島をめぐり、ウクライナ軍の軍事演習開始が伝えられるなど、
ロシアとウクライナの衝突の可能性が緊迫の度合いを増しています。
先行きへの不透明さから、市場はますますリスクを取りにくくなっています。 

もっとも、目先の為替市場では、円、ドル、ユーロの主要通貨は大きな動きは
見せていません。先週のECB以降は、これといった明瞭な方向性もなく、
主要通貨は明瞭な動意を失っています。

ECBの金融政策の現状維持と、雇用統計を受けてFRBの緩和縮小継続観測が
優勢になったことで、今週の週明け段階ではここから仕掛ける材料に乏しい
状況だといえるでしょう。
 
実際、ドル円については、103円台での値動きが長くなってきました。
一時の円高進行は影をひそめ、週明け段階の予想通り、ほぼ先週の終値レベルの
推移になっています。

今週は先週ほどの材料あるわけでもなく、基本的には大きな動きは生じにくい地合いです。
 
戦略として考えれば、どちらかに動意を見込むよりは、ドル円はむしろ現在の
水準にとどまることを前提に上下の動きを拾っていくのが定石でしょう。
もっとも、今日は日銀の日銀金融政策決定会合が予定されています。

現状維持は予想されるものの、会合の前後は動いてくる可能性もありますので、
十分な注意は必要でしょう。
 
ユーロ円については、今日も143円台での推移です。
このところは、ほぼ143円台前半でこう着状態になっています。
堅調な値動きの継続で、1時間足チャート、2時間足チャートなどの短い時間足では、
現在の水準でほぼ均衡状態まで安定してきました。 そもそも、ユーロ円は週足で見ても長期的な上昇基調ですので、トレンド的に 買いに入りやすい状況といえます。材料的には上値を妨げる要素もあまりなく、 きっかけさえあればさらなる高値も可能でしょう。 すぐの大幅上値は難しいと思いますが、仕込みで入る価値はあります。 引き続き、強気にみるべきでしょう。 一方、ユーロドルに関しては、今日も1.38台の後半で動いています。 非常に底堅い動きではありますが、かといって積極的に上値を取りに行けるような 状況でもありません。 テクニカル的には、1時間足、2時間足などの短い時間足でこそ堅調な上げ足に なっていますが、4時間足以降では、上げ足が急で多少無理が出てきています。 とくに、日足で雲とローソク足のかい離が著しく、ここから一段と大きく上げるような 展開がありうるのか難しい配置といえます。 今日段階で、1.38台後半での膠着を破って一段と上に行けるかどうかは 微妙な情勢でしょう。 16:00 独1月貿易収支 16:00 独1月経常収支17:15 スイス第4四半期鉱工業生産 18:00 伊GDP 18:30 英1月鉱工業生産 20:45 米チェーンストア売上高 21:55 米レッドブック

2014/03/10

ダメおやじさん

ユーロドルの売り場探し!

こんにちは、ダメおやじです。
 
週明けはドル円、クロス円とも週末の雇用統計の結果で大きく上昇した後の
下げ方が悪かったことや、週末の中国指標の悪化、ウクライナ懸念から下げて
スタートしましたが、東京がオープンすると直ぐに窓を埋める動きになりましたね。
 
本日は海外では特に重要指標はなく世界の株価道動向やウクライナ情勢に
変化が有れば動きそうですね。
 
ドル円に関しては、本日も今週も大きな動きはなく噴けば売り、
突っ込めば買いの101円台〜104円の動きになると見ています。
 
私は先週、追加緩和期待を見事に裏切られ大きく上昇したユーロドルの売り狙いです。
 
直近、高値の1.3893を越え、1.3914まで上昇し2011年来の高値を出しましたが、
緩和縮小で今年の後半にも利上げ観測も有るドルと、マイナス金利を導入かと
囁かれているユーロでは高値にも限度が有ると思っています。
 
利下げ期待で売り込んだポジションもECBからの上昇で相当にストップを
取ったと見ています。
 
ユーロ高牽制発言も有るとみて1.40ストップで売り場探しです。
下値は1.37台は見ています。 今週、頑張りましょう。

2014/03/07

しーさん

ユーロ上昇

今週は先週とはセンチメントががらりと変わり、週の中盤からはリスクオン相場
となってきた中で、昨日のECBでは追加緩和が実施されず据え置きとなりました。

これを受けてユーロは上昇。ドル円は103円をブレイクし、
クロス円も大きく上昇してきました。
リスクオフのセンチメントは大きく後退したようですね。

本日は米雇用統計の発表があります。
今週の米指標はいずれもあまり良い結果ではありませんでしたが、
リスクオン状態のためか、はたまた弱い数字の原因は大雪のせいだ
ということなのか、全体的に底堅い印象でした。

ADP雇用統計ではそれほど予想以下の結果でしたが、
ドルが大きく売られることもありませんでしたし、本日もし弱い数字がでた場合は
格好の押し目買いのチャンスになるかも知れません。

予想値は15万人増となっていますが、20万人近い数字がでると、
一気に吹いてくるのではないでしょうか。
いずれにしても、ドル円、クロス円はロング目線でイベントを迎えたいと思います。

さて、雇用統計後についてですが、もしドル円が103円中盤を越えてくると、
チャート的には強気な形となってきます。

101円〜103円のレンジがブレイクし、2円幅を一つ上にずらして103円〜105円の
レンジへと移行するかも知れないということを考慮しつつ、
ポジションを整理していきたいと思います。

日中は堅調な株価を横目に為替は底堅い展開となると思われますが、
NYタイムのイベント前まで動きが緩慢になるのでは。

とはいえせっかくのチャンスですので、昨日からの流れをうけて
ユーロ円のロングを持ってイベントを迎えたいと思います。

2014/03/06

ZEROさん

ECB金融政策に注目

5日のNY市場では、米2月ADP全国雇用者数13.9万人増、米2月ISM非製造業景況指数
51.6と予想を下回りましたが「寒波の影響→売り一瞬」で反応しています。

週末7日に発表される米2月雇用統計でも良くても悪くても下げないというのが
コンセンサスになっています。

円相場では強弱感ははっきり、ドル円・ユーロ円は上げが鈍く、
NZドル円・ポンド円は86円台、171円台へ水準を切り上げています。

本日は明日に米雇用統計を控えているものの英・欧が金融政策を予定しており、
22:30〜ECBドラギ総裁会見と合わせて注目されています。
今晩はユーロが主役になりそうです。

ユーロは一部で利下げ観測もあることから金融政策が発表される21:45と
ドラギ総裁会見が始まる22:30〜30分程度を中心に良く見ておきます。

ユーロ相場が大きく動いた場合には高値引け・安値引けどちらに寄って引けるかで
地合いを探ります。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2014/03/05

とあるエンジニアKさん

雇用統計を待つ相場

ビットコインの騒動がありました。
いかんせん今日と明日で値が違うモノにどうしても興味をもってしまうもので、
どんなものかは理解しておりました。

国の政治動向によって大きな影響を受けがちな為替相場と異なり、独自の取引手段を
持つビットコインの存在はやがて大きなものになるかと推測されます。

今回の騒動で初めて耳にした人も多いかと思いますが、これが2,3年後には
騒動すら忘れられ、今より大きな存在になっているかもしれません。

日本は世界に先駆けて課税対象に・・・という報道もなされるなど、
重要性と将来を評価しているようです。

【本日の指標】

ADP雇用統計が予定されていますが、こちらは週末に迎える雇用統計の前哨戦と
いうことで、予想より大幅にずれることがない限り、大きな値動きの要因とは
なりにくいでしょう。

【本日の戦略】

今週最初はウクライナ情勢を巡る土日の動きを受ける止める形で株式相場の
動きがあり、それに連動する形で多少の為替相場の変動がありました。

本欄で推奨したGBPUSDの売りは早速100pips近く動くというさい先の良いスタート。
といっても昨日はその反動相場の到来。ロシアが介入する動きを見せましたが、
欧米諸国の早い対応が功を奏したおかげか今は緊張状態から一歩下がった状況。

小さな衝突等はあるかもしれませんが、後は政治的決着にゆだねられるところか。
原油や金などの戦争要因で大きくあがるコモディティの上昇が補導されたものの、
円高もスイスフラン高も一服。今度は更なる巻き戻し相場に注意が必要か。

一方でこの後の流れとして考えられるのは雇用統計を睨んだ値動き。
という名前で解説される硬直状態か。前回の雇用統計は新興国ショックの最中で
発表された数値。

今回はウクライナ情勢も一息ついた中での発表で、ファンダメンタルとしては
出尽くし感が否めません。

米国経済を巡る情勢も、この冬の寒波の影響で不透明な状況が続くこともあり、
一筋縄では進まないというのが浸透している模様。

ここは今日もまた様子見の相場となりそうです。

2014/03/04

しましまさん

ウクライナ情勢懸念されリスク回避の動き

昨日はウクライナ情勢への懸念の高まりを受けリスク回避の動きが強まり円や
スイスフランが買われました。

株価もリスク回避姿勢の強まりからNYダウは前営業日比-153.68ドル、
日経平均は前営業日比-188.84円と大幅下落、欧州株も大幅安でした。

今日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。
 
12:30:RBA政策金利発表
 
昨日のドル円は下へ窓を開け101.47円で始まり101.20円〜101.50円台で上値重く推移しました。
今日反発の動きとなると101円台後半へ、強い動きとなると102円付近まで戻せるか見たいです。

一方、軟調な動きとなると昨日の安値101.20円付近、下抜けると101円付近への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは1.3758ドルと下へ窓を開けて始まり、東京時間は1.37ドル台後半へ反発し
欧州時間も1.3760〜1.3780ドル台で底堅く推移するも、NY時間は1.3750ドルを割り込み
1.3730ドル付近で軟調に推移しました。

今日も軟調に推移すると1.37ドル付近では支えられるか、下抜けると1.36ドル台後半〜
中盤への下落が考えられます。

一方、反発の動きとなると1.3770ドル〜1.38ドルまで上昇できるか見たいです。

では、今日も頑張りましょう!

2014/03/03

為替見習さん

週末の雇用統計に向けた力関係、短期トレンド変化に注目

先週の為替相場は、全体的に膠着感が高い状態が続きましたが、
週後半にかけては少しずつ変動率も高くなってきており、
RBA、BOC、BOE、ECB政策金利発表、ドラギ総裁会見、
雇用統計を控える今週に向けて期待できる部分も見えてきました。

ただ短期トレンドに関しては、この1週間上下動が続いたこともあり
明確な方向性を持つタイミングは非常に限られていましたから、
今週の重要イベントラッシュで短期トレンドがどのように変化して、
明確な方向性を持つかで、取引機会の有無も決まりそうです。

特に今週は各国の政策金利発表、雇用統計が予定されていることから、
日々主題となる通貨が変化しますし、それによってリスクが低い通貨も
変化が激しくなることが予想されますから、この点を頭に入れておきながら、
相場のリスクが下がれば、積極的に攻めるようにしたいですね。

ではまず力関係についてですが、こちらは週間予想で記載しましたので
詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントは円の位置や
ユーロ、スイスの強さ、それに対するオセアニアやドルの弱さ。

これが各国の政策金利発表をこなしていくなかでどう変化するかがポイントで、
金曜の雇用統計では最後に大きく動く可能性も十分にありますし、
円を軸とした動きで短期トレンドの方向性も決まってきますから、
リスクが低い相場となるかの判断材料になってきます。

また短期トレンドの方向性についても、週間予想と重複しますが、
金曜NY終値時点において、明確な方向性を持つのは豪ドルの下方向のみ。
その他はフラットに近い状態で、攻めるにもリスクが高いと言えます。

しかし逆に言えば円を軸とした動きが明確に出れば、
上下どちらにも攻めやすくなるとも言えるわけですから、
その動きを待って攻めるのがベストですね。

そのため今後円が弱い位置に変化する展開となれば、短期は回復することになり
勢い次第で明確な上向きとなる通貨が出てきますので、ロングのチャンスとなりますし、
この場合は力関係上強いもの、かつ値幅が出やすいものを買って
円を売るという形で攻めるのが最も低リスクで高リターン。

逆に今後円が強い位置に変化して円高となった場合は、
短期が悪化して勢い次第では下向きとなる通貨も出てきますので
この場合はショートのチャンスとなりますから、力関係上弱い通貨を売って
円を買うという形で攻めるのが最も低リスクとなります。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して
力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて最も低リスクなものを選択。

そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして
事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、
自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

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