兵ブロガーバックナンバー(2015年03月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2015年03月

2015/03/31

為替見習さん

ドル買い続くか。英GDP確報、米消費者信頼感指数に注目

昨日の為替相場は、日本市場こそ動きが小さい状態でしたが、
欧州勢参入後からはドルが力関係上強い位置に変化して、
単独で買われる動きが出るとともに、円がやや売られましたね。

その他の通貨については、資源国通貨であるオセアニアやカナダは
弱い位置を維持していましたし、欧州系は強めの位置を維持しており、
先週金曜の力関係を引き継いでいましたから、ドルと円が動いた形。

特別な材料は無かったように思いますので、月末、期末の調整や
実需中心の動きかと思いますが、明日からは新年度ということで、
また大きく相場が変化していく可能性も十分。

また今日はドイツの小売売上高指数、ドイツ、ユーロ圏の雇用統計、
英国の第4四半期GDP確報値、ユーロ圏の消費者物価指数速報、
カナダの1月GDP、米国のシカゴ購買部協会景気指数、消費者信頼感指数と
重要指標も予定されていますので、欧州勢参入後の動きには注目ですね。

ではまず先週金曜から月曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、
USDが0.81%、CHFが0.37%、GBPが0.34%、EURが0.32%、
CADが0.22%、NZDが0.00%、AUDが-0.43%となっていて
力関係は【USD>CHF>GBP>EUR>CAD>NZD≒JPY>AUD】という形に。

先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【GBP>JPY>CHF≒EUR>USD>NZD>AUD>CAD】でしたから
ドルが強い位置に来て単独で買われていることや、円が売られたこと、
欧州系が強めの位置を、オセアニアやカナダが弱い位置を維持、
といったことなどが見てとれます。

続いて火曜10時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると
ドル円の短期は上向き、欧州系はフラットに近い状態で、
オセアニア、カナダは下向き気味となっていますので、
通貨ごとにリスクが低い方向が違います。

そのため今後は円を軸とした動きがポイントで、
ここから円が売られる展開となれば、各通貨の短期は改善し、
明確な上向きとなるためロングのチャンスとなりますので、
この場合は力関係上強い通貨を買って、円を売るのが低リスク。

逆にここから円が強い位置に変化して買われる展開となれば、
各通貨の短期は悪化し、明確な下向きになるものが出て、
その通貨はショートのチャンスとなりますので、この場合は、
力関係上弱いものを売って円を買う形で攻めるのが低リスク。

個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので
短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものを
リスクの低い方向に攻めるという基本戦略。

また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2015/03/27

斉藤学さん

権利落ち日で東京市場は売り先行と予想

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【昨日の概要】
NYダウが-292ドル安と大きく下落したことを受け、日経平均株価も-275円安の
19471円と急落して引けました。ドル円は一時118.33円へ急落したものの、NY時間には
119円台前半へ戻しています。

【昨日の結果】
・ダウ平均          17678.23(-40.31 -0.23%)
・CME日経平均先物       19355(大証終比:+65 +0.34%)
・NY金先物12月限(COMEX)   1205.70(+7.70 +0.64%)
・NY原油先物11月限(WTI)   51.43(+2.22 +4.51%)

【経済指標】
★★★
21:30	(米) 週次新規失業保険申請件数 前回:29.1万件 予想:29.0万件 結果:28.2万件

【本日の戦略】

<ドル売りは一服、買い戻し優勢に>

株安に加え、本邦機関投資家による3月期末決算に向けた外貨建て資産の売却と
円買いの影響もあって、昨日のドル円は一時118.33円まで下落しました。

しかし、時間外で-150ドル超下落していたNYダウが、値ごろ感から買戻されて-40ドル安と
戻して引けたため、ドル円も119円台前半を回復しています。

米国株の買戻しを受け米10年債利回りは1.996%へ急反発、再びドル買いが優勢となったため、
ドル円は119.00円をサポートに底堅い値動きが続くと予想します。

<地政学的リスクが高まり、商品相場は反発>

株安は一服したのですが、サウジアラビアが内戦状態にあるイエメンへの軍事介入を開始し、
さらにアラブ各国へも軍事介入を要請したことを受け、地政学的リスクが高まりつつあります。
金価格は逃避買いが続き1200ドル台を回復、原油価格も一時51ドル台を回復しました。

昨晩の豪ドルは、上昇一服後ドル買いに押されてしまったのですが、
商品相場の上昇により下値は限定的になると予想します。

<権利落ち日で東京市場は売り先行と予想>

本日の東京市場は、配当や株主優待の権利落ち日となっているため序盤は売りが先行するでしょう。
売り一巡後、買戻しが入るようであれば円安も進みますが、週末を控えているため
方向感に欠ける値動きとなりそうです。

間違 アベノミクスによって、トリクルダウンが生じる(2012年 リフレ派)
正解 トリクルダウンでなく、経済の好循環目指す(2015年1月28日 安倍総理)

間違 私たちは10年間で平均年収を150万円増やします(2013年6月5日)
正解 実質賃金が19か月連続で減少(2015年3月3日)

間違 雇用が増えて給料も増えた
正解 非正規社員が増えて公務員と議員の給料が増えた

間違 2年で2%の物価目標が達成できない場合は辞職する(岩田副総裁)
正解 今は深く反省、まずは説明責任を果たすことが先決というのが真意だった(岩田副総裁)

ジムロジャース 自国通貨の価値を下げるなんて、狂気の沙汰としか思えない

【経済指標】
★★★
23:00	(米) 3月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値  前回:91.2 予想:92.0

【本日の予想レンジ】
・ドル円    118.50〜119.80 →
・ユーロ円   128.80〜130.50 →
・ポンド円   176.00〜178.00 →
・豪ドル円   92.50〜94.20  →
・ユーロドル  1.0800〜1.0950 →
・ポンドドル  1.4750〜1.4950 →
・ドルスイス  0.9500〜0.9700 →

【通貨の強さ】
ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ

【注目通貨ペア】
・豪ドル(商品相場の反発)

2015/03/25

為替太郎さん

ドル高転じて反落。踊り場へ。ドル円120円割れ、ユーロドルは1.1台。

みなさん、こんにちは。
徐々に暖かくなってきたこの頃。
新年度に向けて、引き続き頑張っていきましょう。

さて、先週後半からはじまったドルの反落の流れは、今週も週明けから継続しています。
今日のドル円は、119円台の後半まで下落し、週明けのテクニカル的なポイントの一つだった
120円を簡単に割り込む展開になってしまいました。

現在のドルストレートをめぐっては、雇用統計をはじめとして、引き続き米経済指標は総じて
堅調です。今週の経済指標でも、2月米消費者物価指数及びユーロ圏3月総合購買担当者指数は
市場予想を上回り、米新築住宅販売件数も7年来の水準に達しています。

しかしながら、先週のFOMCでのハト派的な声明や、予想金利の低下に起因する長期金利の
低下が直近で上値を抑えるようになり、そして、このところ一貫して上昇してきたドルそれ自体も、
テクニカル的な過熱感が漂い、必然的に調整が生じている雰囲気を感じます。

年明けからここまでは、ECBの緩和スタンスとFRBの利上げ観測の対比で、ここまで継続的に
ドル高が続いてきたわけですが、先週来、当局の金融政策の方向感について市場で評価を再考するか
のような動きになっており、これ以上のドル高へは、ひとまず進みにくくなってきました。

こうなると、次の大きな材料は来週の米雇用統計になるでしょう。
そこで引き続き米国経済の堅調さが明らかになれば、現在の反落は小規模に終わり、
ドル高の流れが中期では継続することもあると思います。
とはいえ、今日、明日の目先の段階では、ドルの弱い展開を予想しておくのが
定石の場面になると思います。

また、ドル安の一方でユーロの戻しも継続しています。
ユーロドルは、一時1.10台に乗せることに成功し、直近の底からの戻しの幅も大きくなってきました。
本日の昼時点では、再び1.1を割り込んで、1.09台の前半での推移ですが、さらなる上値への
心理的抵抗も薄い雰囲気ですので、引き続き上値がありそうな印象です。
短期的には、ユーロについては強気でいいと思います。

もっとも、中長期で考えれば、引き続きドル優位の経済環境は変わらないわけですので、
ユーロドルのターゲットは再び下方向にならざるを得ません。
それゆえ、今日の段階で買いに入っていくとしても、短期で勝負をつける必要があると思います。

また、ユーロドルでのユーロ高に引きずられる形で、昨夜のユーロ円は131円台の半ばまでの
円安展開になりました。今日の昼時点では、ユーロ円は130円後半の水準になっていますが、
雰囲気としてはまだ上値が伸びそうに思えるチャートです。
このところ、継続的にユーロが売られる展開でしたので、今の戻しは久々の感があります。

もっとも、今日のここまでの動きを見る限り、ドル高の流れの本格転換というよりは、
先週からドル高相場が踊り場に突入し、調整地合いになっているという要素が強いです。
それゆえ、円やユーロの反発を大きく当て込んで、ポジションを張っていくのは、
危険性が高いと思います。

ひとまず、現段階では、戦略としてドル売りが基本にはなると思いますが、
タイミングに注意し、ポジションが中長期に渡らないようにしていきたい局面です。

16:45 仏3月企業景況感指数
18:00 独3月IFO企業景況感指数
20:00 米MBA住宅ローン申請指数
21:30 米2月耐久財受注

2015/03/24

ダメおやじさん

ポンド円の戻り売り!

こんにちは、ダメおやじです。
 
昨日は終日、ドル安の動きでドルはユーロやオセアニア通貨に対して大きく下落しました。
最近の米指標が悪く米輸出も悪化しているため要人のドル高牽制発言が相次いで出ているようです。
 
昨日もフィッシャーFRB副総裁の「利上げ後の利下げも」発言が有ったように、早期利上げ観測の
後退から米金利が上がり難い状況ですね。
本日もFRB要人発言が有るようで注意したいですね。
 
ただ、ドル円の値動きは限定的です。
日経平均の強さや、長期資金や実需の買い意欲が旺盛で安値は売れない感じで上にも下にも
行けない感じです。
 
本日も120.10円台では売られ越えても120.30円まで、下値は119.50円を割り込めばFOMC時の
119.30円、119円狙いで少し売り有利と思っています。
 
私は今週はポンド円の戻り売りメインで臨んでいますが、昨日は欧州でポンドドル安から178.15円
まで下落も、ポンドドルの反発で179.25円まで反発しましたが、ユーロに対するポンド売りが強く
伸びきれず179.12円で終わり小幅安でした。

全般的に値動きが少ないなか、ポンド円は毎日2円近く上下に振れるのでデイトレにも 良い通貨と思っています。 最近はFOMC時の181円を除くと180円付近で上値は抑えられています。 本日も戻り場面が有れば180円か180.20円ストップで売りが良いと思っています。 下値は178円を割り込めば177.70円付近までの下げも考えてはいますが。 本日も頑張りましょう。

2015/03/23

しーさん

揉み合いへ移行か

先週のFOMCの興奮冷めやらぬ中、欧州サミットが行われて欧米ともに話題は事欠きません。
しかしながら本日はこれといった大きな指標イベントはないため、指標以外のことを気にして
トレードをしていくことになりそうです。

まずは本邦株価。
19,000円台に乗せてきてから徐々に上値を伸ばし売買も盛況となっています。
しかし20,000円という大台を前に一服感がでると考えるのは自然の成り行き。
今週は調整に注意が必要かも知れません。

最近のドル円は日経平均との連動性がなくなり、株価があがってもドル円は動かず、ということが
何度かありました。逆にFOMC後のドル売りにおされてドル円は押し気味であっても、株価は堅調と
いう状況となり、今は株価を見ながらドル円をトレードするのはあまりお奨めできません。

欧州では依然としてギリシャ関連で協議が続いていますが、ギリシャがユーロから離脱する可能性も
低いままであり、なんだかんだと支援を延長することになりそうな雰囲気でもあるため、
リスク回避的なユーロ安は望めないものの、QQEによりユーロの上値が抑えられるのは続くでしょう。
これまではドル買い、ユーロ売りの一辺倒でトレードしやすかったのですが、 FOMC後にドル買いポジションの巻き戻しが発生しており、ユーロドルは戻し気味となっています。 チャート的には揉み合いとなりそうな形となってきましたので、まずは本日、1.07〜1.09の レンジとして見ておきたいと思います。 テクニカル的には戻り売りを示す形もでていますので、ドル売りを警戒しすぎることなく、 ユーロドルを打診的に売っていくのもありでしょう。ただし1.1000を越えてくるともう少し 調整幅が広がるかも知れませんので、撤退位置はきっちり守って手を出していきたいと思います。

2015/03/20

ZEROさん

ギリシャ債務問題蒸し返しに注意

19日の為替市場ではFOMCドル全面安の買戻しとなりました。

米利上げ時期や利上げペースをめぐり大分ハト派に傾きましたが、
金融政策方向性の違いに変化はなくドル高トレンドに回帰しています。

為替市場で中心となっているユーロドル相場も週足では長い上髭を作りそうな展開。
来週は「ギリシャ債務問題蒸し返し」などに警戒すべきでしょう。

ユーロドル相場はまだ1.0パリティ割れまで下げる可能性は十分にあると見ております。
最終局面を迎えるまでは安くてもユーロを買わないほうが無難です。

今晩は目立った材料はなく、投資戦略はユーロドル戻り売りとします。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2015/03/18

しましまさん

ドル円小動き続く、今日はFOMC政策金利発表に注目 

昨日は、翌日にFOMC政策金利発表を控え動きづらい中ユーロが反発継続し、NY午前に
ユーロドルは1.0650ドル、ユーロ円は129.15円まで上昇もNY午後は上値重い値動きでした。
ドル円は121円台前半での小動きが継続しました。
 
今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。
 
18:30:英・2月失業保険申請件数/2月失業率
18:30:BOE議事録公表
27:00:FOMC政策金利発表
  
昨日のドル円は、終日121.10円〜121.50円での小幅な値動きでした。
今日堅調な動きとなると121円台後半から122円付近へと上昇できるか見たいです。

一方、軟調な動きとなると121円付近〜120.60円付近への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは、東京時間は1.0560ドル付近で小動き、欧州時間は上昇し
1.05ドル台後半〜1.06ドル台前半で推移、NY時間は午前に1.0650ドルまで上昇も
その後反落し1.06ドル付近での小動きが続きました。

今日上昇すると昨日の高値1.0650ドル付近、強い動きとなると1.07ドル付近へ
上昇できるか見たいです。

一方、軟調な動きとなると1.0550ドル付近、まだ弱い動きとなると1.05ドル台前半〜
1.05ドル付近への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2015/03/17

為替見習さん

日銀会合、黒田総裁会見、独ZEW景況感調査、メルケル&ドラギ会談に注目

昨日の為替相場は、全体的に先週の流れから戻しが入って、
NY市場に入った後のユーロやポンドの買い戻しが目立つ展開となり、
FOMCを前にして少し調整が入ったような印象を受けましたね。

また先週金曜に力関係上強い位置にあったドルや円、スイスは
それぞれ弱い位置に来ていますが、円やドルが売られたというよりは、
ユーロやポンドが買い戻された動きが主体となっています。

このような中で今日は日銀金融政策決定会合が終了し、
政策金利の発表、そして黒田総裁会見が予定されていますし、
ユーロ圏ではドイツのZEW景況感調査、メルケル独首相と
ドラギECB総裁の会談(19時から)が予定されていますので、
午後から欧州勢参入後の動きには特に注目したいところです。

ではまず先週金曜から月曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、
EURが0.64%、GBPが0.54%、NZDが0.51%、AUDが0.08%、
CADが0.04%、USDが-0.04%、CHFが-0.16%となっていて
力関係は【EUR>GBP>NZD>AUD>CAD>JPY>USD>CHF】という形に。

先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【USD>JPY>CHF>CAD>NZD>GBP>AUD>EUR】でしたから
強い位置にあったドル、円、スイス、カナダが弱い位置に変化し、
弱い位置にあったユーロ、ポンド、オセアニアが回復するなど、
完全に先週金曜の戻しとなっていることが見てとれます。

続いて火曜9時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると
戻しが入った影響で各通貨ともにフラットに近い状態となっており、
現状では攻めるにも少しリスクが高いと言えます。

ただ逆に考えると円を軸とした動きが上下どちらに出た場合でも
リスクが下がる相場とも言えますので、今後は円を軸とした動きがポイント。

ここから円が売られる展開となれば、各通貨の短期は改善し、
明確な上向きとなるためロングのチャンスとなりますので、
この場合は力関係上強い通貨を買って、円を売るのが低リスク。

逆にここから円が強い位置に変化して買われる展開となれば、
各通貨の短期は悪化し、明確な下向きになるものが出て、
その通貨はショートのチャンスとなりますので、この場合は、
力関係上弱いものを売って円を買う形で攻めるのが低リスク。

個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので
短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものを
リスクの低い方向に攻めるという基本戦略ですが、
FOMCを控えているということもあり、無理はしない予定。

また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2015/03/13

斉藤学さん

株高により円安継続と予想

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【昨日の結果】
・ダウ平均         17895.22(+259.83 +1.47%)
・CME日経平均先物      19200(+420 +2.24%)
・NY金先物12月限(COMEX)  1151.70(+0.20 +0.02%)
・NY原油先物11月限(WTI)  47.05(-1.12 -2.33%)

【経済指標】

★★★★
21:30	(米) 2月小売売上高 [前月比:除自動車]  前回:-0.9%  予想:+0.6%  結果:-0.1%

★★★
21:30	(米) 週次新規失業保険申請件数      前回:32.0万件 予想:30.5万件 結果:28.9万件

【本日の戦略】

<株高により円安が継続中>

昨日は、ロンドン時間に入りドルが売られたうえ、米2月小売売上高が予想外のマイナスと
3ヶ月連続で個人消費の低迷が見られたため、ドル円は一時120.70円まで下落する場面もありました。
しかし、米2月小売売上高の低迷を受け、早期利上げ後退によりNYダウは+259ドル高と急反発、
株高を受けてドル円は121円台を回復しています。

本日の日経平均株価は、時間外ですでに上昇していたこともあって19200円まで上昇、
為替も引き続き、堅調な地合いが続くと予想します。ただ、昨晩カーニー総裁が講演で
「強いポンドは英インフレに重石」と発言したことから、ポンドのみ下落しています。

今後は米利上げが最大の注目ポイントとなりますが、米利上げはドルにとっては買い材料ではあるものの、
株式市場にとっては強い売り材料です。そのため、早期利上げであればドル買いが入るものの、
株式市場が急落すればリスク回避の円買いとなってしまうため、ドル円の値動き予想は難しいです。

<ユーロの下落は一服>

ドル売りとなった際にユーロを中心に対ドルで買戻しが強まっており、ユーロ安はいったん
落ち着いています。とはいえ、来週木曜日早朝のFOMCが最大の焦点となっているため、
通過するまでは神経質な値動きが続くでしょう。

ユーロはもともと売られすぎだったため、しばらくはショートカバー優勢で上昇しやすいと予想しますが、
来週のFOMCで米早期利上げが示唆された場合、再度売り継続となってしまうため要注意。

株式市場の方もFOMC前までは上昇が続くと思われますが、結果次第で急落する危険性もあるため、
来週半ば以降の動きには注意が必要でしょう。

【経済指標】
★★★
21:30	(米) 2月生産者物価指数 [コア:前年比]    前回:+1.6% 予想:+1.6%
★★★
23:00	(米) 3月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値 前回:95.4  予想:95.5

【本日の予想レンジ】
・ドル円    120.80〜122.00 →
・ユーロ円   127.50〜130.00 ↑
・ポンド円   179.00〜181.00 ↓
・豪ドル円   93.50〜94.50  →
・ユーロドル  1.0520〜1.0700 ↑
・ポンドドル  1.4750〜1.4950 ↓
・ドルスイス  0.9900〜1.0080 ↓

【通貨の強さ】
ユーロ・豪ドル>ドル>ポンド

【注目通貨ペア】
・ユーロ(ショートカバー継続か)

2015/03/11

為替太郎さん

ダラス連銀総裁の発言により、ドルの一段高に。

みなさんこんにちは。
徐々に寒さも弱まり、本格的な春が待ち遠しい頃ですね。

さて、昨日の為替相場ですが、アジア時間は足踏み感が強かったものの、
ロンドン時間からは、ドルが雇用統計から引き継いでの堅調な動きを見せました。

ダラス連銀のフィッシャー総裁の、ドル高はアメリカ経済への信頼の表れであり、利上げを
遅らせれば景気後退リスクが高まるとの発言により、市場でのドル買いムードが再燃した格好です。

ドルは、円に対して8年ぶり、ユーロに対して、実に12年ぶりの水準まで上昇してきました。
実際、ドル円は、想定外の122円到達を見せる場面もあり、今日も121円台を維持しています。
さらに、ユーロドルについても、ドル高の進行により、1.06台に突入しています。

もっとも、今週の月曜から火曜日の日中の段階では、雇用統計後のドルの高値から
反落する局面が続いていました。

つまり、週明け段階では、利益確定売りに押されて、ドルが反落していた格好です。
もっとも、ユーロドルはその時点でも1.08台を軸とした推移でしたので、少し前に比べても、
今週は値動きレベルそのものが、大幅なドル高水準にあることは確かです。

これは、中長期で見れば、ファンダメンタルズ的にやむを得ない流れです。
アメリカではFRBが年央の利上げを示唆する一方で、欧州ではECBが国債の買い入れによる
量的緩和に乗り出し、また、ギリシャの支援延長に象徴されるように、ネガティブな域内情勢も
変わらない現状では、ユーロへの継続的な売り圧力が衰えることは考えにくいでしょう。

一方で、円も継続的にドルに押されていますが、昨日は日本株が下落するなど、
円安が株高の材料にならなかったことが注目されます。
昨日は株安、円安、債券安のトリプル安であり、それゆえに今日の値動きは株式、
為替ともに予想が非常に難しくなっています。

まあ、現在の市場の雰囲気では、すぐに株式市場が大きく崩れることは考えにくいので、
昨日のような調整は一時的だとは思いますが、株式にここまでの急ピッチの上昇の反動が
生じていることは確かでしょう。

このように、株式市場に過熱感があるため、ドル高主導の円安の持続力がどのくらいあるのかも、
イマイチ読みにくい状態です。

ドル円については、週明けから継続的に120円台をクリアしており、このところの
テクニカル的なポイントだった継続的な120円台載せは、ほぼ達成されたと見ていいでしょう。
これにより、目先はチャート的に非常に強くなっているのは否めないのですが、
昨夜からは122円手前での足踏みですので、今日の段階では、大きく跳ねるよりは
今の水準で小幅に上を伺う動きが継続する可能性が高いでしょう。

また、クロスユーロについては、ユーロ安が顕著な状況の中で、対ドルはもちろんのこと、
対円でも大きくユーロが下落し、ユーロ円は130円割れまで円高が進んできました。

トレンドとしては、ほぼ継続的なユーロ安の状況にありますので、本日中はもちろんのこと、
時間軸を週内に広げても本格的な反転のきっかけを掴むのは難しいように思います。
こうした地合いでは、ユーロドルもユーロ円も、ユーロショートが定石になるでしょう。

14:30 中国2月小売売上高
14:30 中国2月鉱工業生産
15:30 仏10-12月期非農業部門雇用者
16:45 仏1月経常収支
18:30 英1月鉱工業生産
20:00MBA住宅ローン申請指数

2015/03/10

ダメおやじさん

ドル円は12月高値越えストップで売り!

こんにちは、ダメおやじです。
 
寒暖の差が激しいようですが一歩一歩、春が近づいてきているようで、
外にも出やすくなるようです。
 
昨日のドル円は特に材料がなく、東京で121.13円を付けた後は欧州で120.65円まで
下落した後は120.80〜121円付近で揉みあいました。
 
しかし、深夜には先週の米雇用統計での早期利上げ観測が蒸し返され、
東京高値の121.13円、先週高値の121.28円を越えるとストップを巻き込み、
121.40円まで上昇する強い動きとなりました。
 
最近は深夜に値を上げることが多く、米ファンドがドル円、日経平均を買っているようですね。
 
本日も東京では中国指標は有りますが、海外は昨日同様に特に指標は有りません。
 
東京では実需の動きや日経平均の動向で動きそうですが、高ければ国内輸出の売りや
利食い売りが出そうで、下げれば個人投資家や海外勢の買いで大きな動きはなさそうです。
 
海外では米金利動向や株価動向で動きそうですね。
 
ドル円は朝からダラス連銀総裁の「早期利上げが望ましい」発言で121.50円を越えてきました。
目先は12月8日高値の121.84円狙いとなりそうです。
 
早期利上げ観測も相当に織り込んでいるとは思うのですが。
 
安値は120.60円が堅そうで、120.80円付近から買われそうですね。
 
私は本日はドル円が噴く場面が有れば、121.84円越えか122円ストップで売り予定です。
 
上手くいけば良いのですが。
 
頑張りましょう。

2015/03/09

しーさん

ECB版のQEがスタート

本日は東京タイム直前に本邦GDP2次速報値の発表がありますが、
こちらはさほど重要視はされないでしょう。

本日のメインイベントとしては、欧州タイム以降のECBのQE開始です。
先日のECBとドラギ総裁の記者会見により、ECB版QEの詳細が明らかになりました。

月額600億ユーロの国債と資産の買い入れ。これにギリシャ国債は含まれず、
2016年9月の終了時期は延長の可能性あり。さらにECB預金金利は-0.2%に設定。
ECBに国債を買ってもらうことで得たお金は、銀行に預けるのではなく株に流れる図式です。

ユーロ安が進行するため、ユーロより価値の高いもの、もしくは金利の高いものにもお金が
流れやすく、米国債や米ドル、豪ドルなどにも資金が流入していくことになるのでしょう。

これらから見えることは、ドルは売ってはダメということと、株は買った方がよいということ。
IMMのユーロショートポジションは先週分はやや少なくなっていたものの、
ユーロドルは1.10を割れて下落していることで、ショートポジションは増えていると思われます。

何かしらのサプライズイベントがない限り、大きくカバーが発生することはないでしょうから、
引き続きユーロ安、株高が進行するのを想定し、ユーロドルのショートと、ドル円ロングを
軸にトレードしていくのがよさそうです。

ドル円については121円83銭の高値ラインが意識される水準が近いので、高値追いではなく、
少しでも良いので押し目を待ってからエントリしていければと思います。

2015/03/06

ZEROさん

米雇用統計は「賃金」に注目

5日に注目されたECBドラギ総裁会見では、ユーロ圏成長率見通しを引き上げ(2015-2016年)、
利回りがマイナスでも預金金利と同じ水準までは購入対象との発言がありました。

成長率見通し引き上げでユーロ買戻し→利回りがマイナスでも預金金利と同じ水準までは
購入対象との発言でユーロ売りとなりました。

中心になっているユーロドル相場は1.10ちょうどのOP攻防が激しく展開されましたが、
夜中に一時これを割り込んでいます。

NYクローズではユーロ相場の日足チャート足型は悪く、じりじり下落しそうな足型。

市場では米日欧の金融政策のコントラストが、はっきりし過ぎていることから
ユーロ安+ドル高がゆっくりと進行→急激な買い戻しには常に注意という環境です。

ユーロショートもドルロングもポジションが傾いています。
無理に追いかけなくても良いでしょう。

投資戦略はユーロ円戻り売りを続けていましたが、一旦すべて利食いました。
ポジションがかなり傾いていることから少し様子をみます。

今晩は米雇用統計が発表されます。

投資家は「時間賃金」に注目をしており、賃金上昇ならドル高+株高、
下落ならその逆になるでしょう。 

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2015/03/05

とあるエンジニアKさん

巻き戻し後の相場

3月に入り、確実に春に近づきつつあります。
朝晩はまだまだ寒い日が続くものの、日中の暖かさや太陽の強さは春そのものであり、
ようやく冬を脱しつつあるのが今の季節でしょうか。

年度末ということで、忙しさはいつも以上なのですが、
人の営みとは関係なく徐々に進む春を楽しみたいと思います。

【本日の指標】

本日は雇用統計前日、そして欧州中央銀行による政策金利の発表と総裁による
定例記者会見が予定されています。
欧州中央銀行で思い起こされるのはギリシャというキーワード。

1月に開催された総選挙で、緊縮政策からの脱却を訴えていたチプラス氏率いる
急進左派と呼ばれる勢力が政権を握ってから既に1ヶ月。

再びギリシャを発端とする欧州危機再来かと戦々恐々とされていたのがその一ヶ月前でしたが、
フタを開けてみると欧州中央銀行とのやりとりで意外なほど従順さを見せる形に。

ギリシャ国民にとっては裏切られる形と写ったようですが、欧州危機再燃はまずは避けられた形。
今後も融資期限などで再燃する形が続くことが想定されますが、まずはひとまず落ち着いた形。
本日のドラギECB総裁による会見も特段のサプライズはないと読んでいます。

【本日の戦略】

調整相場が始まりました。
今週週初までは株高に引っ張られるようにしてじわじわと円が売られる展開。

ダウ平均が18000ドルを超えた段階で、二月頭から続いていた上昇局面の巻き戻しが発生し、
それに釣られるようにして円安局面の是正が行われました。同時に原油相場も上昇に転じるなど、
方向性がない相場が一点して今までの巻き戻し相場を形成しつつあります。

この間、特に目立ったファンダメンタル要因がなかった為、単なる調整相場と
考えることができそう。一度調整した後の相場は難しいです。

為替相場は方向感がないフラフラとした相場が続いていますが、株式相場は
右肩上がりが続いており、長いスパンで見れば上昇機運であることは間違いないものの、
無風ファンダメンタルが続く今の時期はこれ以上の上昇は難しいのか。

後一押しほしいところですが、それがない相場では失速、
あるいはもう一段階の巻き戻しを読んでいます。

ただし前述の通り、無風が続く今の相場では急落などはなく、前回安値を目標とした
ゆっくりと下がる相場か。チャート概形に注目して今後の展開を見守ることとします。

2015/03/04

しましまさん

全体的に小動き、ドル円は120円台維持できず

昨日は、RBA政策金利発表で政策金利が据え置かれたことを受け
オージーは対米ドル・対円ともに上昇、ドル円は株価の下落等を受け軟調、
全体的には小幅な値動きでした。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。
 
19:00:欧州・1月小売売上高
22:15:米・2月ADP全国雇用者数
24:00:BOC政策金利発表
24:00:米・2月ISM非製造業景況指数
28:00:ベージュブック
  
昨日のドル円は、朝方120.26円の高値を付けるも東京時間120円を割り込み
119.60円付近まで下落、欧州時間は小幅反発し119円台後半へ上昇するも
NY時間は119.40円付近まで下落する上値重い動きでした。

今日堅調な動きとなると、119円台前半〜120円台前半へ上昇できるか見たいです。
一方、軟調な動きとなると119円台前半〜119円付近への下落が考えられます。
  
昨日のユーロドルは、東京時間は1.11ドル台後半で推移、欧州時間は序盤1.12ドル台へ戻すも
その後1.11ドル台中盤まで下落、NY時間は反発し1.1217ドルまで上昇も午後再び
1.12ドルを割り込み1.11ドル台後半での値動きとなりました。

今日弱い動きとなると昨日の安値1.1154ドル〜1.11ドル台前半への下落が考えられます。
一方、反発の動きとなると1.12ドル〜1.12ドル台前半へ上昇できるか見たいです。
 
では、今日も頑張りましょう!

2015/03/03

為替見習さん

RBA政策金利・声明発表と円、ドル軸の力関係変化に注目

昨日の為替相場は、全体的に小動きの1日となりましたが、
夜の相場ではドルが力関係上強い位置に変化して120円を回復。

特に指標などは良い内容ではなかったですが、ダウ平均やS&P500も
終値で過去最高値を更新していますし、ナスダックも2000年以来となる
5000台を回復するなど、雇用統計を前にドルを軸とした動きが出ています。

その他にはオセアニアが力関係上弱い位置に来ていますが、
今日はRBA政策金利・声明発表が予定されていますから
午後以降はその結果をうけてオセアニアが大きく動く可能性も十分。

さらに今日はスイスやカナダのGDP、ドイツの小売売上高指数、
英国のPMI建設業、カーニーBOE総裁講演などが予定されていますから、
欧州勢参入後からNY市場にかけての動きには特に注目したいですね。

ではまず先週金曜から月曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、
USDが0.44%、CADが0.34%、EURが0.32%、CHFが0.07%、
GBPが-0.05%、AUDが-0.17%、NZDが-0.23%となっていて
力関係は【USD>CAD>EUR>CHF>JPY>GBP>AUD>NZD】という形に。

先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【NZD>GBP>AUD>USD>EUR>CAD>JPY>CHF】でしたから
ドル、カナダ、ユーロ、スイスが位置を上げたこと、
オセアニアやポンドが位置を落としたことなど、
先週金曜の状態が逆転していることが見てとれます。

続いて火曜11時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると
力関係上強い位置で引けた北米やユーロ、スイスの短期は、
弱いながらも上向きですが、その他はフラットに近い状態。

そのため今後は円を軸とした力関係変化がポイントで、
ここから円が売られる展開となれば、各通貨の短期は改善し、
明確な上向きとなるためロングのチャンスとなりますので、
この場合は力関係上強い通貨を買って、円を売るのが低リスク。

逆にここから円が強い位置に変化して買われる展開となれば、
各通貨の短期は悪化し、明確な下向きになるものが出て、
その通貨はショートのチャンスとなりますので、この場合は、
力関係上弱いものを売って円を買う形で攻めるのが低リスク。

個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので
短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものを
リスクの低い方向に攻めるという基本戦略。

また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。