兵ブロガーバックナンバー(2017年03月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2017年03月

2017/03/31

しましまさん

ドル買い進みドル円111円台後半まで上昇、ユーロドル1.07ドル台割れ

昨日は米・第4四半期GDP確報値の強い結果等からドル買いの動きが進み、
ドル円は111.90円台まで上昇、ユーロドルは1.0670ドル台まで下落しました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

15:00:独・2月小売売上高指数
16:55:独・3月失業者数/3月失業率
18:00:欧州・3月消費者物価指数・速報値
21:30:加・1月GDP
22:45:米・3月シカゴ購買部協会景気指数
23:00:米・3月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値

昨日のドル円は、東京・欧州時間は概ね111円台前半で推移、NY時間は底堅く推移し
111.90円台まで上昇しました。
今日堅調に推移すると112円台中盤〜後半まで上昇できるか見たいです。
一方、反落の動きとなると111円台前半〜111円付近までの下落が考えられます。

昨日のユーロドルは東京時間は1.07ドル台中盤、欧州時間は1.07ドル台前半で推移、
NY時間も軟調な流れが継続し1.06ドル台後半まで下落しました。

今日も軟調に推移すると1.06ドル台中盤〜前半までの下落が考えられます。
一方、反発の動きとなると1.07ドル台中盤まで上昇できるか見たいです。

では、今日も頑張りましょう!

2017/03/30

為替見習さん

期末による実需とドル円の長期トレンドの行方に注目

今日の相場は期末が近づいているということもあり、通常の相場変動に加えて
実需による動きがどの程度でるかという点、そしてここ最近下げているドル円の
長期トレンドが円高方向でしっかりと方向性が出てくるかを見たい1日です。

というのも、ドル円の長期トレンドは昨年夏にそれまでの円高トレンドが止まり、
そこから反転常勝しはじめて大統領選挙でトランプ氏が勝利する前後において、
円安方向に転換するかというところまで来ました。

しかし12月に円安方向に転換したかと思いきやすぐ1月には円高方向に転じて、
そこから再び円高トレンドへと戻っており、現在のドル円の下落もその延長線上にあるためです。

つまりここ最近のドル円は長期トレンドの行方を見ていればある程度想定できた下落であり、
これが今後も続くようなら今年の夏頃にかけてさらに円高が進む可能性が出てきますし、
現在の水準で踏みとどまるようなら、再び円安方向へのトレンド転換が見える位置にあり
かなり重要な局面に来ていると言えるのですね。

また長期トレンドの判断は月足終値で見ていくとわかりやすいため、
その意味でも今日1日という視点に加えて長期視点で相場を見たい1日です。

一方で今日1日の取引という点では、期末による実需の動きや独消費者物価指数速報、
米新規失業保険申請件数などが予定されていますので、このあたりのイベントに注目しながら
取引の機会をうかがうと良いでしょう。

取引する上で注目したいのは円を軸とした動きと短期トレンド(1時間足)の関係で、
まず今後円が売られて円安となるようなら各通貨の短期トレンドは上向きに変化し、
この場合はロングのチャンスとなりますので、力関係上強い通貨を買って
円を売る形で攻めるのが低リスクとなります。

逆にここから円が買われる展開となれば、各通貨の短期トレンドは悪化し、
明確な下向きとなってショートのチャンスとなりますので、
この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。

また対円変動率で同程度に強い、弱い通貨がある場合は値幅の出やすさを基準に
取引通貨を選択すると良いでしょう。例えばドルとポンドの対円変動率が同じなら
値幅はポンドのほうが出やすいためポンド円を選択するといった形です。

個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので
短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものを
リスクの低い方向に攻めるという基本戦略。

また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2017/03/29

斉藤学さん

ドルと資源国通貨への買いが継続と予想

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【前日の概要】
NYダウは-37ドル安でしたが、日経平均株価は+217円高の19202円と上昇して引けました。
ドル円は一時111.20円まで上昇、クロス円も安値からは反発しています。

【前日の結果】
・ダウ平均   20701.50(+150.52 +0.73%)
・CME日経平均  19250(+210 +1.09%)
・NY金先物   1255.6(-0.1 -0.00%)
・NY原油先物  48.37(+0.64 +1.34%)

【経済指標】
★★★
23:00 (米) 3月消費者信頼感指数 前回:114.8 予想:113.6 結果:125.6

【本日の戦略】

<米国株が反発し、ドルも買われる>

昨晩のNYダウは、銀行株やインフラ関連株を中心に反発し+150ドル高で引けました。
株高に加え良好な米経済指標を受け、ドル円は110円台半ばから111円台前半へ
急伸しています。

ライアン下院議長が、「オバマケア廃止に向けて期限を設けない、
共和党は今後税制改革に取り組む」と発言したことも、買い材料となりました。
米10年債利回りは2.420%へ反発しており、このところ続いていたドル売りは一服、
ドルの買戻しが続くと予想します。

<資源国通貨も買い戻されると予想>

豪ドルなどの資源国通貨は、このところの原油安により売りが続いていました。
しかし、昨晩はリビア最大の油田が生産停止し同国全体の原油生産量が20%減少
したことで、原油相場に下支えの買いが入っています。

これにより、資源国通貨にも買戻しが入ると予想します。中期的な原油相場は
在庫増加の見通しが続いているため、本格的に反発するのは実際に在庫が減ってきて
からになりそうですが、リビア油田の供給減によりひとまず下げ止まったのでは
ないかと思われます。

なお、本日の東京市場は権利落ち日なので序盤は売り優勢、その後底堅く
推移できるか注目です。

【経済指標】
★★★
23:00 (米) 2月中古住宅販売保留件数指数 (前月比) 前回:-2.8% 予想:+2.2%

【本日の予想レンジ】
・ドル円 	110.60〜111.60	↑
・ユーロ円	119.00〜121.00	→
・ポンド円	137.50〜139.20	→
・豪ドル円	84.00〜85.50	↑
・ユーロドル	1.0720〜1.0880	↓
・ポンドドル	1.2350〜1.2500	↓
・ドルスイス	0.9880〜1.0100	↑

【通貨の強さ】
ドル>豪ドル>ユーロ>ポンド

【注目通貨】
・ドル(米利回りの反発)

2017/03/27

為替太郎さん

政治リスクの高まりでにわかにリスクオフ相場に

みなさんこんにちは。
もうすぐ4月ですね。
いよいよ桜も咲き始め、新しい季節がすぐそこです。

さて、今日の為替市場ですが、先週来のリスクオフ基調の地合いを引き継いで、
株式市場は軟調な展開です。これを受けて、ドルもまたリスクオフ地合いが
継続しています。

先週は、G20財務相・中央銀行総裁会議における声明で、貿易不均衡の是正強化が
発表され、また、米議会では、医療保険制度改革法、いわばオバマケアの代替法案を
巡って政治的な混乱が続きました。

これを受け、財政政策を含む政策の遅滞リスクが意識され、ドル円を中心として、
ドルはズルズルと下落していく展開になりました。

また、ドルはユーロに対しても同様に弱含みです。フランスでは、大統領選挙での
極右候補ルペン国民戦線党首の動向を巡って相場が反応する展開が続いていますが、
マクロン前経済相の優勢が報じられたことで安心感が広がり、また、直近では
ECBの利上げ観測も徐々に浸透し、1.08台までユーロが上昇してきています。

もっとも、ユーロは円に対しては引き続き弱い展開です。
ギリシャは、3月末までに追加支援が合意されなければ、7月の国債利払いが
出来なくなると報じられています。この追加支援協議が難航していることや、
フランスで引き続きルペン党首が決選投票に進む可能性が残っていることが、
懸念材料になっています。

こうした地合いをうけて、今週の為替相場もドルが力強く値を戻す展開は
想定しにくくなっています。ドルストレートは本格的な上昇を見せる可能性は
高くないです。また、ドル円は4月に日米経済対話があり、貿易不均衡是正に向けた
圧力が予想されます。これも、目先の円高方向の重しとなっています。

トランプ政権の医療保険制度改革法をめぐる議会との対立も、これが妥結しない限りは、
市場の関心事である大規模減税、インフラ投資、債務上限の引き上げなどの具体的な
政策は打ち出されにくいとみられています。

現在のところ、ドル円は110円の前半になっており、引き続き上値が重い展開です。
日経平均株価も、200円超の下げにより19000円割れとなっており、株安もまた
リスクオフ傾向を強める展開です。
今日は、基本的には現在の流れが継続する可能性が高いでしょう。

17:00 独3月ifo景況感指数
17:00 ユーロ圏2月マネーサプライM3
23:30 ダラス連銀製造業活動指数

2017/03/24

ダメおやじさん

オバマケアー代替え案の採決待ち!

こんにちは、ダメおやじです。

今週に入りトランプさんの政策実行能力懸念から株安、米金利安となりドル円は
111.50〜115.50円のレンジを下に放れ一時110.63円まで下落しました。

基調は戻り売り有利でしょうが111円割れでストップも相当取ったと思われ112円、
112.50円付近までの戻りは有っても良いのかもしれないです。
買うなら110円割れストップで買いでしょうね。

本日は昨日延期になったオバマケアー代替え案の採決が米下院で有ります。
採決で可決されればドル高、否決されればドル安ではないでしょうかね。
ただ、下院で採決されても上院で否決される可能性が有り安心買いとはならないでしょうが。

今週はユーロドルの戻り売りで臨みましたが英、欧の緩和縮小、利上げ観測、
米金利低下でユーロドル、ポンドドルは上昇しました。

ただ、ユーロドルは1.0820台で上値は抑えられ1月31日高値の1.0828は越えられません。
1.0830を越えれば噴き上げも考えられるので1.0830ストップで売りを維持している状況です。

週末、頑張りましょう。

2017/03/23

しーさん

株安、ドル安、買いチャンス待ち

先週のFOMC以降ドルの高止まり感が強く、株式市場は全般的に軟調となっています。
NYダウは21,000ドルの踊り場から急落し、日経平均は18,600〜19,600円のレンジ
下限付近まで下落。為替も影響を受けて円高傾向となっています。

ファンダメンタル的に見ると状況は特に大きく変わっているわけではないですが、
日柄的に見て一服感があり、利益確定の流れが生じてテクニカルが悪化。

トランプ政策への期待感の剥落とともに軟調になっているという状況でしょうか。
先週までに大きな材料が出尽くしてしまったため、テクニカルが改善するまでは
時間的調整が必要な時期にあるのかも知れません。

16:00 独・4月GfK消費者信頼感
16:45 仏・3月企業景況感
18:00 欧・ECB経済報告
18:30 英・2月小売売上高
20:00 英・2月CBI流通取引調査
21:00 米・イエレンFRB議長講演
21:30 米・新規失業保険申請件数
23:00 米・2月新築住宅販売件数
24:00 欧・ユーロ圏3月消費者信頼感(速報値)

本日のイベントとしては、EU離脱を発表したばかりの英国指標の発表に注目です。
離脱発表直後はポンド安となりましたが、その後CPIが2%を越える結果がでたため、
引き締め政策への変化を期待して対ドルではポンドが強くなってきています。

物価上昇ということは小売も盛況であることが伺えるため、本日の18:30の指標は
好結果が期待でき、軟調なドルに対してポンド買いへと傾斜することが考えられます。

ポンドドルの上値抵抗ゾーンは1.2650〜1.2700とまだ余裕があるため、
買いでついていくことは十分間に合うのではないでしょうか。

もう一点はイエレンFRB議長の講演。先日のFOMCでは慎重な見方を示しましたが、
バランサーなイエレン氏のこと、ここまでのドル安反応を見て、そこまで弱気に
ならなくて大丈夫ですよ的な発言がでてくると面白いのですが。
どんな内容になるか気にしておきたいと思います。

個人的には今週はレンジ相場を想定していましたが、ドル円の日足ではレンジ
下限の111.50円を下抜けてしまったため、一旦様子見状態としています。

テクニカルは下向きを示していますが、ドルが売られ続け、円が買われ続ける要因は
少ないため、110円を下抜けて下落トレンドが続くことはないのではないでしょうか。

4時間足や1時間足で反発の芽がでてきたら買いチャンスと見て、次の展開への
準備をしておきたいと思います。

2017/03/22

ZEROさん

トランプ税制改革かなり遅れる見通し

21日のNYダウは237ドル大幅安となり、米国株は久しぶりに揃って
1%超の下落となりました。

ドル円も目先のサポートラインの攻防に入っており、
111円台前半と4か月ぶり安値に沈んでいます。

市場ではオバマケア代替案を優先しているため、税制改革が遅れるとの
懸念が広がっています。

おおまかなスケジュールは、5月中旬に正式な予算教書提出、
早ければ秋に議会を通過と見られています。

こうなると、順調に行っても年内の経済効果は期待できそうにありません。
今後は、トランプラリー期待相場からの調整に入っていくかもしれません。

先週までで、予定されていた大きなイベントを通過しています。

FRBは利上げしたものの、ドルインデックスは100ポイントを割り込み、
ヘッドアンドショルダーを形成しそうな展開です。

失望のドル安+米株安がどこまで進むか注目。

最新のIMMポジションからは、3/15FOMCに向けて円売り+ドル買い
ポジションを膨らませていたことが伺えます。

そのためドル円はもう一段の下げもあるかもしれません。
投資戦略はドル円戻り売りとします。

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2017/03/21

とあるエンジニアKさん

クロス円、レンジ下限に向かって進む相場

久々の3連休を迎えました。実に1月の成人の日以来となることです。
最近は仕事が忙しく、なかなか土日休みもまともにとれない状況が
続いていたものですが、3連休ともなると心の持ちようが違うようで、
春が近づく今の季節を楽しむことができました。

昨年は国外でついに桜を見ることができませんでしたが、
今年は日本の桜を愛でることができるのを楽しみにしています。

【本日の戦略】
 
3連休明けの東京市場から始まる本日の相場。
この3連休で大きなニュースと言えば、先日終了したばかりのG20ぐらいか。

こちらも今の世界経済の行方を占うという意味ではトランプ一色の会議で、
自国優先を掲げる米国と、自由貿易主義を標榜するG20側では当然のようにして
方向性は合致することなく、様々な議論があるもなかなかまとまらないという結果に。

相場参加者がこの結末に対してどのような評価をするかに注目したいところです。
ちなみにダウ平均はどちらともつかずの状況で、今回のニュースでさほど
大きな動きを見せることはありませんでした。

週の戦略でも述べましたが、ドル円は111?115円の間に収まるレンジ相場。
徐々に切り下がってきたドル円は112円半ばまで到達しており、下げ基調である
今の流れは111円をつけるまでは素直に売りと見たほうが良いと考えています。
 
気になる動きを見せているのはポンドで、来週にEU離脱通告の為の
基本条約を発動するとのニュースから素直にポンドが売られています。

こちらもドル円同様にレンジ相場におり、セオリー通りならばレンジの
底に向かって進む相場で、今しばらく待てば反転上昇を期待できる展開か。
いずれにせよ待ちの相場であることは間違いなさそうです。

2017/03/20

しましまさん

ドル軟調、ドル円112円台中盤まで下落

先週17日はFOMC後のドル売りの流れが継続、G20への警戒感もありドル円は
112.50円台まで下落しました。

今日は春分の日で東京市場は休場、主な経済指標の発表はありません。

先週17日のドル円は東京時間は113.30〜113.50円での小動き、欧州時間は
113円手前まで下落、NY時間は112.50円台まで下落し112.67円で引けました。

今日も軟調な動きとなると112円付近への下落が考えられます。
一方、反発の動きとなると113円〜113円台前半へ上昇できるか見たいです。

先週17日のユーロドルは東京時間は1.0760〜1.0770ドル台での小動き、
欧州時間は序盤1.0780ドル台へ上昇もその後1.07ドル台前半へ下落、
NY時間は1.07ドル台前半〜中盤で推移し1.0738ドルで引けました。

今日堅調な動きとなると1.07ドル台後半〜1.08ドル付近へ上昇できるか見たいです。
一方、軟調な動きとなると1.07ドル付近への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2017/03/17

為替見習さん

米鉱工業生産、ミシガン大消費者信頼感指数速報、米独首脳会談、G20に注目

昨日の為替相場は、注目されたBOE政策金利や資産購入枠が予想通り据え置かれたものの、
政策金利据え置きの決定は8対1でフォーブス委員が利上げを主張したことが伝わり
ポンドが一時的に強く買われる動きが発生しましたね。

また相場全体ではFOMC後のドル売りの流れが続いていたことに加えて
資源国通貨が売られていたことがポイントで、供給過剰による原油安が
影響を与えているという状態ですね。

このような中で今日は米鉱工業生産、ミシガン大消費者信頼感指数速報、
メルケル独首相とトランプ米大統領の首脳会談、そしてG20が開かれますので、
欧州勢参入後からNY市場にかけては大きな動きが出る可能性も。

そのため今日もまずは資金管理を万全にしておき、取引も当日決済にするなど
自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで、相場のリスクが下がれば
すぐに取引できるよう、上下両方にシミュレーションしておきたいところです。

ではまず水曜から木曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、
GBPが0.42%、CHFが0.39%、EURが0.26%、USDが-0.09%、
CADが-0.25%、AUDが-0.47%、NZDが-0.88%となっていて
力関係は【GBP>CHF>EUR>JPY>USD>CAD>AUD>NZD】という形に。

水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【AUD>NZD>CAD>EUR>JPY>GBP>CHF>USD】でしたから
ポンドをはじめとして欧州系通貨が強い位置に変化したこと、
資源国通貨であるオセアニアやカナダが弱い位置に変化したこと、
ドルがやや位置を戻したことなどが見てとれます。

続いて金曜11時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると
ドル円、NZD円が下向きでその他はフラットに近い状態なので
円買いとなればショートのチャンスになりやすい状況ですが、
フラットのものは簡単に上下どちらにも変化しますから、
円を軸とした動きがポイントとなりそうです。

まず今後円が売られて円安となるようなら各通貨の短期トレンドは改善して
現在フラットのものが上向きに変化してロングのチャンスとなりますので、
この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。

逆にここから円が買われる展開となれば、各通貨の短期トレンドは悪化し、
明確な下向きとなってショートのチャンスとなりますので、
この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。

個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので
短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものを
リスクの低い方向に攻めるという基本戦略。

また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2017/03/16

斉藤学さん

ドル以外は買い優勢と予想

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【前日の概要】
NYダウは-44ドル安、日経平均株価も-32円安の19577円で引けました。
ドル円は、FOMC後に114円台半ばから113円台半ばへ急落しています。

【前日の結果】
・ダウ平均    20950.10(+112.73 +0.54%)
・CME日経平均   19435(-15 -0.08%)
・NY金先物    1200.7(-1.9 -0.16%)
・NY原油先物   48.86(+1.14 +2.39%)

【経済指標】
★★★★★
27:00 (米) FOMC政策金利発表 前回:0.50-0.75% 予想:0.50-0.75% 結果:0.75-1.00%


【本日の戦略】

<ドル円は113円台半ばへ急落>

今朝早朝のFOMCでは、現行の0.50〜0.75%から0.75〜1.00%へ予想通り利上げが行われました。
しかし、FOMC声明は年内2回の利上げ見通しで、イエレンFRB議長も年内利上げは緩やかなペースだと発言したため、
ドル円は114円台半ばから113円台半ばへ急落しています。特にサプライズはなく米10年債利回りも2.500%へ急落、
ドルストレートが上昇したことでクロス円は買い優勢です。

また、ユーロに関しては、下院選で与党の勝利と見られており、極右勢力が伸び悩んだことで
買戻し優勢の地合いになると予想します。

<主なFOMC声明>
・年内2回の利上げ見通し
・利上げは緩やか
・インフレ目標は達成に近い
・労働市場は力強く、雇用増加は底堅い
・家計の支出は緩やかに上昇

<主なイエレンFRB議長の発言>
・利上げは経済の進展が継続していることを反映
・経済見通しは12月からごく僅かに変化
・利上げは緩やかなペースだと確実に言える
・インフレと雇用の目標は達成に近づいている


<原油価格が+2%超の上昇>

このところ下値模索の続いていた原油ですが、EIA週間石油統計原油在庫が予想+324.6万バレルに対し結果
-23.7万バレルと予想外に減っていたことで、+2%超上昇しました。
さらに、米利上げが緩やかなペースになりそうなことから、原油はいったん反発に転じる可能性があります。
金価格も時間外で+1%超反発しており、資源国通貨への買いが続くでしょう。


【経済指標】
★★★
21:30 (米) 新規失業保険申請件数 前回:24.3万件 予想:24.5万件

【本日の予想レンジ】
・ドル円    112.50〜114.00 →
・ユーロ円  121.00〜122.50 ↑
・ポンド円   138.00〜140.50 ↑
・豪ドル円   86.50〜87.50 →
・ユーロドル 1.0650〜1.0800 ↑
・ポンドドル  1.2200〜1.2350 ↑
・ドルスイス  0.9930〜1.0050 ↓

【通貨の強さ】
ユーロ>ポンド>豪ドル>ドル

【注目通貨】
・ユーロ(オランダ選挙で与党の勝利)※朝6時の時点

2017/03/14

為替太郎さん

FOMCと日銀会合を控え様子見基調が続くか

みなさんこんにちは。
今日はホワイトデー。
このところ、徐々に暖かくなってきた気もしますね。

さて、今週の為替市場は、FOMCを控えて様子見気分の強い流れが継続しています。
昨夜の欧米市場でも、為替も株も小動きでした。

先週発表のアメリカの雇用統計の非農業部門雇用者は、23万5000人増となり、
市場予想を上回ったにも関わらず、平均時給の伸びが市場期待に届かなかったこともあり、
先週末のドルはむしろ下落する展開になりました。

とはいえ、堅調な雇用統計を受けて、14日と15日に開催されるFOMCで3月利上げに
踏み切る可能性が濃厚になりましたが、市場はすでにこれを織り込んでいたことが、
直近の肩透かしのドルの動きにつながったといえます。

昨日の東京時間も、わずかにドル安で終わるなど、雇用統計が強かったとは
思えないような推移でした。

また、今週の材料はFOMCだけに限りません。アメリカのトランプ大統領は、
米予算教書を議会に提出する見込みであり、従前の市場の関心事だった、減税策や
インフラ投資などの財政政策の具体的案が打ち出されてくるか注目が集まっています。

さらに、日銀の金融政策決定会合も予定されています。
現状維持がコンセンサスであり、現時点では特に材料視されていませんが、
FOMC後の流れ次第では、材料消化で大きく為替が動く可能性があるでしょう。
ドルが上げきれない地合いがどこまで続くのか注目されます。

また、クロスユーロでは、このところ政治情勢に市場の関心が集まっています。
先週はややユーロが強かったのですが、今週は15日にオランダ下院選があるため、
先週よりは仕掛けにくい地合いといえます。

今日段階の戦略としては、もろもろ考慮すれば、やはり様子見基調にならざるを得ないでしょう。
現段階で大きく仕掛けていくのは市場の流れからして、なかなか難しいものがあります。

16:00 独2月消費者物価指数
19:00 ユーロ圏1月鉱工業生産
19:00 ユーロ圏3月ZEW景気期待指数
19:00 独3月ZEW景気期待指数
21:30 米2月生産者物価指数

2017/03/13

ダメおやじさん

目先はFOMC待ちか!

こんにちは、ダメおやじです。

本日からNYは夏時間になります。
欧州からNYまでの時間が長く良く動くNYカットやロンドンFIXの時間帯には
既に寝ていた事が多かった私には嬉しいことです^^

今週は需要指標、重要イベントが続きますが本日は特に重要指標はなく
米金利動向や株価動向を睨んだ展開となりそうです。

先週の米指標は軒並み良かった事でドル円は買いスタートになるのか、
先週はNY株に上げの勢いがなくなってきており景気過熱感から戻りは売られる
展開となるか確り見極めたいです。

本日のドル円は上値は115.20円では売られると見ていますが越えても115.50円まででしょうね。
下値は114.30円付近までかもしれないです。

本日は先週のECBから上げ足を強めているユーロドルの動きに注目です。
1.07を越えて走れるかですね。

日足25日、75日線がクロスし買いの線形にはなってきましたが騙しの可能性も有ります。
1.0720〜1.0750付近の値が有ればストップを入れて売っては見たいのですが。

2017/03/10

しーさん

好結果を期待して底堅い展開を予想

昨日はドル円が115円に迫りましたが、バリアオプションに阻まれて壁の突破はなりませんでした。
ECB理事会では4月以降の債権購入額を600億ユーロに減額を決定。金利は据え置きとなり、
一時的にユーロ売りとなったものの、その後のドラギECB総裁の記者会見では資産買い入れの
緊急性が薄れ、新たなTLTROに関する議論はなかったことが伝わるとユーロドルは上昇。
1.0500でサポートされた形で反発しています。

欧州のインフレ見通しが上昇修正され、マイナス金利を継続することの意味が
なくなっていくため、今後のユーロは緩和政策を解除していくこととなり、
中長期的にはユーロ買い目線と見てよいでしょう。

欧州各国の政局やギリシャ懸念が足枷となり、ユーロの上値が限定的になる場面もあるでしょうが、
イベントを消化すればベーストレンドに戻るのではないかと思います。

では本日のイベントです。

08:50 日・1-3月期景況判断BSI・大企業全産業
08:50 日・1-3月期景況判断BSI・大企業製造業
09:30 豪・1月住宅ローン貸出
18:30 英・1月鉱工業生産
18:30 英・1月製造業生産
18:30 英・1月貿易収支
22:30 米・2月非農業部門雇用者数
22:30 米・2月失業率
22:30 米・2月平均時給
22:30 加・2月就業者数
22:30 加・2月失業率
24:00 英・国立経済研究所(NIESR)GDP

本日はいつもより1週間遅れの米雇用統計の発表があります。先日のADP雇用統計の結果が
ほぼ30万人という強い結果となり、本日の結果にも注目が集まっています。

ただ、来週のFOMCでの利上げはほぼ確実となっているため、結果が良くても悪くても
一時的な動きになるのではないかと思います。
だとしても良い結果であればドル買いを期待してしまいます。

テクニカル的には日足雲の切れ目に到達し、上抜けることができれば111.50〜115.00円の
値幅3.5円を上に伸ばした118.50円までのレンジアップする可能性がでてきます。

115円はレジスタンスラインとして機能しているため、上げ渋る可能性もあります。
上抜けに失敗すると、FOMCで利上げがあったタイミングでSell thefactとなり、
再び111.50〜115円レンジの中での推移となるのではないでしょうか。

本日の戦略としては、米雇用統計の好結果を期待して底堅く推移すると思われます。
ドル円の115円を試す展開を見て、20〜30pipsの押しがあれば短期トレードチャンスと見て
回転させるのはありでしょう。

NYタイム前半はイベント待ちとなるため様子見とし、指標発表後は結果が良ければ
トップアウト狙いの短期ショート、悪ければ押し目買いを狙いたいと思います。

来週のFOMCまでにはポジションを整理しておきたいため、中途半端なポジションは
週をまたがないようにしたいところです。

2017/03/09

ZEROさん

ECBドラギ総裁会見に注目

8日発表された米2月ADP全国雇用者数は、29.8万人増とポジティブサプライズとなりました。
週末に発表される米2月雇用統計も大幅に上振れするとの期待が高まっています。

ドル円は日足雲のねじれ、節目の115円を超えれるか?また、米10年債利回りが
昨年12月高値2.6%を上抜けるかにも関心が集まっています。

明日発表される米2月雇用統計の結果と値動き→NYクローズがどうなったかを良く見ておきます。

昨年12/15はFOMC翌日にドル円が118.66まで上昇した場面です。
この時に米10年債利回りが2.6%だった事を考えると、米国株や米10年債利回りに比べて
ドル円は弱い動き(114円台後半)となっています。

この乖離はトランプ政権の通商(ドル安)政策にありそうです。

FRBもトランプ政権も過度なドル高を望まないなか、どこまでドルは高値を終えるのかが
ポイントになりそうです。

投資戦略は中期でドル円戻り売りを継続します。

今晩はECBドラギ総裁会見でテーパリングの話があるかに関心が集まっています。
仏大統領選通過までは動かないと見られており、テーパリング示唆があれば
サプライズとなります。

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2017/03/08

とあるエンジニアKさん

またしても方向性のない相場。取引は控える

今年も確定申告の時期がやってまいりました。
さすがに何度もe-taxでやっているだけあって多少の慣れはあるものの、
結局はなんだかんだで時間がかかってしまうものです。

毎年医療費等々の領収書は事前のリスト化が重用と考えていますが、
毎度システムエラーで跳ね返され、苦労するパターンです。

それでも1年間の振り返り、及び経費云々の計算をしていると楽しくなってくるのも事実です。

【本日の指標】
 
本日は今週末の雇用統計を控えた予行演習ということで、ADP雇用統計が発表となります。
FOMCを来週に控え、金利上昇に関連するニュースにはセンシティブになっているだけに
注意が必要。その他にはいくつか小粒の指標がありますが、相場に大きく影響を
与えるものではありません。

【本日の戦略】
 
ここのところ同じ相場観が続いていますが、クロス円相場は相変わらず日和見で
どちらともつかない相場が続きます。キーとなるのは来週に控えた米国の利上げの是非。

利上げによってドルが上昇、ドル円の上昇が株式相場に好影響を与えるというシナリオを
想定したいところですが、来週に実施予定のFOMCにおける利上げは見込み済みという
報道がされる中でドル上昇のパワーは既に使用済みではないかと疑ってしまう今日この頃です。

昨日の相場も売り買い交錯してほぼほぼ始値、終値で比較すると特筆すべき点が見当たらない
相場。既に3ヶ月以上も現在の111-115円というドル円のレンジが凝り固まっており、
風が吹くのを期待する相場で、しばらくは無理せず相場を注視するのみに限ります。

2017/03/07

しましまさん

ドル円・ユーロドル 共にレンジ継続

昨日は北朝鮮のミサイル発射の報道を受けややリスク回避的な場面もありましたが、
全体的に小幅な値動きでした。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

12:30:RBA政策金利発表
22:30:米・1月貿易収支

昨日のドル円は東京・欧州時間はややドル安も概ね113円台後半での小動き、
NY時間は小反発し114.10円まで上昇しました。

今日堅調に推移すると114円台中盤〜後半へ上昇できるか見たいです。
一方、軟調な動きとなると113.50円付近への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは東京時間は1.06ドル台前半で上値が重い動き、欧州時間は
1.0640ドルまで反発もその後1.05ドル台後半へ下落、NY時間は1.05ドル台後半〜
1.0610ドルでの推移でした。

今日軟調な動きとなると1.05ドル台中盤〜前半への下落が考えられます。
一方、反発すると1.0640ドル付近まで上昇できるか見たいです。

では、今日も頑張りましょう!

2017/03/06

為替見習さん

北朝鮮ミサイル発射で円高。欧州勢参入後からNY市場の動きに注目

先週金曜の為替相場は、それまでの円安が続くかどうかが注目されたものの
週末らしく調整が入りトレンドが無くなって攻めるにも難しい相場となりましたね。

また今日は朝から北朝鮮によるミサイル発射報道でリスク回避の円高ですが、
それほど大きい値幅が出ていないため、この後欧州勢参入後からロンドン市場、
そしてNY市場にかけての動きに注目したいところ。

イベントとしては中国全人代が開かれているほか、ドイツ、フランス、イタリア
スペインによる首脳会議、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演が予定されていますが
今週は明日にRBA政策金利発表、木曜にECB政策金利発表、ドラギ総裁会見、
そして金曜には米雇用統計が予定されていますので、そこまではポジションを傾けにくく
強い動きが出たとしても戻しが入りやすい相場といえます。

そのため取引する際には極力早い決済を意識して戻しに備えるとともに、
イベントによる急変動にも備えて余分なポジションを持ち越さないように
工夫して取引すると良さそうです。

ではまず力関係についてですが、こちらは週間予想で記載しましたので
詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントはリスク回避の円買いと、
ユーロ、スイスの悪化、北米、ポンド、豪ドルがやや位置を上げたことなど。

続いて12時時点の各通貨トレンドをおさらいすると
先週金曜から今朝までの動きを受けて各通貨ともにフラットに近く
現状は攻めるにもリスクが高いと言えます。

しかしここから円軸の動きが出れば上下どちらにも攻めやすくなるので
今後は円軸の動きを見ておき、円買いが続くようならショートのチャンスと見て
力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めると良いでしょう。

逆にここから円が売られる展開に戻した場合は各通貨の短期トレンドも改善し、
上向きに戻すものが出てきてロングのチャンスへと変わりますから、
この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形が低リスク。

個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定で、
力関係、短期トレンド両面でリスクが低くなっている通貨ペアを
リスクが低い方向に攻めるという姿勢で。

また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2017/03/03

斉藤学さん

ドル高の地合いが継続と予想

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【前日の概要】
NYダウは+303ドル高、日経平均株価も+171円高の19564円と続伸しました。
ドル円は一時114.59円まで上昇、クロス円も全体的に上昇しています。

【前日の結果】
・ダウ平均      21002.97(-112.58 -0.53%)
・CME日経平均先物   19560(-5 -0.03%)
・NY金先物(COMEX)  1232.9(-17.1 -1.37%)
・NY原油先物(WTI)  52.61(-1.22 -2.27%)

【経済指標】
★★★
22:30	(米) 新規失業保険申請件数 前回:24.4万件 予想:24.5万件 結果:22.3万件

【本日の戦略】

<米3月利上げ確率が66.4%から77.5%へ上昇>

3月のCMEFedWatchは、66.4%から77.5%とさらに利上げ確率が上昇しました。
ドル円は一時114.59円まで上昇、米10年債利回りも2.492%へ続伸しています。

先月まで3月利上げ確率が20%程度しかなかったことを考えると慌ただしい動きですが、
来週末の米2月雇用統計が無難な数値となれば今月利上げはほぼ確実と思われます。

これにより金などの貴金属相場が大きく下落、原油も在庫増の影響が重なり売られており、
豪ドルへの売り圧力がやや強まってきました。実際に利上げが行われればいったん
材料出尽くしとなりそうですが、それまではドルへの買いが入りやすいと予想します。

<上昇一服でやや調整と予想>

昨晩のNYダウは売りに押され、-112ドル安と反落して引けました。ただ、これまで史上
最高値更新が続いてきたことを考えると、多少の利益確定売りは仕方がないことでしょう。

先月は米国株高に付いて来られずにいた日本株も、今週に入ってからはつれ高になっており、
下がったところでは円売り優勢の流れが続くと予想します。

<今月の重要日程>
3/10(金)米2月雇用統計が発表
3/16(木)FOMC米政策金利が発表

【経済指標】
★★★★
24:00	(米) 2月ISM非製造業景況指数 前回:56.5 予想:56.5

【本日の予想レンジ】
・ドル円    114.00〜114.80	→
・ユーロ円   119.50〜120.80	→
・ポンド円   139.50〜141.00	→
・豪ドル円   86.00〜87.20	→
・ユーロドル  1.0450〜1.0580	↓
・ポンドドル  1.2150〜1.2350	↓
・ドルスイス  1.0050〜1.0200	↑

【通貨の強さ】
ドル>ユーロ、ポンド>豪ドル

【注目通貨】
・ドル(3月利上げの確率が77.5%へ上昇)

2017/03/01

為替太郎さん

議会演説もインパクト限定的か。ジワジワ円安が進む

みなさんこんにちは。
今日から3月です。
まだまだ寒い日が続いていますが、がんばっていきましょう。
さて、今日の11時からトランプ米大統領の議会演説が行われました。

昨夜のニューヨーク市場は、様子見基調になり、ドルは円に対しては下落の一方、
その他主要通貨に対しては、大きな動きがなく横ばいの展開でした。

トランプ大統領の演説の焦点がどこになるのか、すなわち税制改革や財政政策の具体策が、
演説の中で打ち出されているのか市場の注目を集めており、それまでは積極的に取引を
していく地合いではなかったということでしょう。

また、ドル円は、このところアメリカの金利と連関性が強まっています。
昨日はアメリカの金利低下が円を下支えした格好になり、円の強さが目立つ地合いでした。
リスクオフ地合いのなかでの、金利低下、円買いということでしょう。

さて、実際の演説を受けてですが、今日はそれなりの値幅をもって、円安に向かっています。
11時の演説開始時点では、むしろドル円はやや円高に傾き、株式市場も軟調な場面は
ありましたが、正午に向けて再度上昇し、113円をクリアしています。

もっとも、市場は先行きの見極めに関して用心深い動きになっており、トランプ大統領の
演説の内容に関しても欧米市場を見極めない限り、評価が難しいものがあります。

現在のところ、日経平均株価は103円57銭高の1万9222円56銭で前場が引けて、続伸と
なっています。トランプ大統領の演説が注目を集めているものの、アメリカの経済指標は
依然として堅調であり、今朝からの円安傾向も株式市場を支えています。

早期利上げ期待は根強いものがあり、最速で想定される3月の利上げは、まだ市場の
コンセンサスとなるには至っていませんが、いずれにせよ、利上げペースの速まりに
市場の期待が高まっています。今日はドルの堅調が続きそうなムードです。

17:30	スイス2月製造業PMI
17:55	独2月失業者数
17:55	独2月失業率
18:30	英2月製造業PMI
18:30	英1月消費者信用残高
21:00	MBA住宅ローン申請指数
22:00	独2月消費者物価指数
22:30	米1月個人所得
22:30	米1月個人消費支出
22:30	米1月コアPCEデフレーター
22:30	加10-12月期経常収支
24:00	加加中銀政策金利発表
24:00	米 2月ISM製造業景況指数
24:00	米1月建設支出
28:00	米ベージュブック

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