兵ブロガーバックナンバー(2017年11月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2017年11月

2017/11/30

しーさん

主要通貨よりどりみどり

今週のドル円はザラ場で111.00円という重要サポートラインを割り込みましたが、
引けでは111円台を死守しておりなんとか踏みとどまっている状況です。

29日の早朝に北朝鮮がICBM級のミサイルを発射したとの情報と、
その時の為替レートを見て「おや?」と思いましたが、今回のミサイル発射は敢えて
タイミングをずらしたのか、為替的には大きく円高になることはありませんでした。
北朝鮮リスクは依然として存在しているのでしょうが、市場も慣れてきて大きな
反応にはつながらなくなっているようです。

ビットコインが100万円を越え、あっという間に120万円にも到達している中、
株価は堅調に推移しています。米税制改革の期待感により底堅くなっており、
為替的にも上目線で見ていきたいところ。
昨日は一時112円台まで戻しましたが、上値が重くじれったいと感じる相場となっています。

一昔前は株価の暴落が円高の要因でしたが、昨今はビットコインなどの仮想通貨が
もし暴落すると、リスク回避につながるのでしょうか。
仮想通貨市場参加者は為替市場に比べればまだまだ少ないと思いますが、
いつかそのような日が来てもおかしくないでしょう。 さて、本日は東京タイムからNYタイムまでたくさんの指標発表があります。 すべてを追っていくのは大変なので注目すべき指標だけに絞ると、本日はユーロ圏の HICPに注目したいと思います。前回+1.4%に対し今回は+1.5%の予想となっており、 物価上昇傾向にある中でオープンエンドの資産購入の終了時期が早まるとの思惑が台頭すると、 ユーロにとって動意となります。 緩和縮小はユーロ買いのチャンスとなりますが、すでにここ2〜3週間でユーロ買いが進んでおり、 IMMのユーロ建玉もピークに近い量となっています。 このような状況ではセオリー通りにいかないこともあるため、チャート上のテクニカルに 従っておいたほうが良い結果につながるかも知れません。 ユーロドルの日足は上昇中の押し目を形成するのか、レンジとなって揉み合うのか見極めが 必要ですが、タイムスパンを短くして指標結果に応じた流れに乗りたいと思います。 また昨日は1ヶ月ほど揉み合いが続いていたポンドに動きがありました。 Brexitの交渉が進展したことでポンド買いとなった模様です。 レンジをブレイクしたことでさらなる上昇を期待したいですが、 トレンド入りとなるかは微妙でしょうか。 ドル円の戻し、ポンド円のブレイク、ユーロドルの押し目買いなど、 主要通貨を幅広く見てチャンスを探したいと思います。

2017/11/29

ZEROさん

ソフトブレグジットへ一歩前進か

昨日はポンド相場が大荒れとなりました。ポンドはNY午前から徐々に下落する展開。
ポンド円は147円付近、ポンドドルは1.3220まで軟調に推移していました。

NY午後に「EU離脱(ブレグジット)清算金で大筋合意」との報道が伝わり、売られていた
ポンドが急騰→直後に北朝鮮がICBM級ミサイル発射に踏み切ると急反落。

米国株がミサイル発射でも一時的な下げに留まると、ポンドも反発し高く引けています。

日本時間夜中3時台〜4時台で、マーケットが薄くなっていたこともあり、久しぶりの
大荒れとなりました。

昨日はポンドショートを持っており、一旦含み益になったものの急騰で含み損に変わって
しまいました。

投資戦略は、ポンドが一旦サポートした対円148.50や対ドル1.3330を割り込んだ場合、
北朝鮮ミサイル発射を受けて急落した価格、EU離脱清算金大筋合意報道前の水準を
割り込んでいく流れになった場合には、売り増して行く予定です。

上昇が続いてしまった場合には、損切りを検討したいと思います。

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2017/11/28

とあるエンジニアKさん

ドル円底で動かない相場

11月も末となり、街はクリスマスモード一色。寒さも本格的なものとなりました。
今年の冬は例年並みかそれ以上に寒いそうです。急激な温度変化に周りも風邪をひく人達が
続出中で、うがい等でその予防をしっかりと行いたいところです。

【本日の指標】

本日の指標は米国発の指標がちらほら。
NY時間になってから住宅関連の指標及び消費者信頼感指数などが発表される予定です。
いずれも相場を動かす可能性の低い指標と見ております。
 
【本日の戦略】
 
連休明けのNY相場も特に大きな風は吹かずに始まり、いつもの一週間の始まりとなりました。
相変わらず好調なのなは株価で、またしてもダウ平均は最高値を更新というニュースで
賑わっております。

このままいけば東京時間も継続と思われ、このまま値動きが沈静化する年末相場を
迎えるものと推測されます。

気になる点としては週半ばに開催される予定のOPECと北朝鮮のミサイル発射動向。
前者はOPEC及びロシアにおける来年までの減産合意と報道されたばかりで、
徐々に価格が上昇しつつある原油価格に直結しそう。

これらは好調な経済に水を差すこととなり、OPECの結果が気になるところです。
後者は「発射動向」が報道されたのみで、今後の動向が注目されるところ。

こちらは強い衝撃を相場に与えるため、最新の注意が必要なのですが、
突如として発射されるミサイルに対して、一般投資家はその対応策を防ぎようがありません。

とは言えドル円は111円を底としてピタッと動かない状況で、ここを突破するには
ファンダメンタルななにかが必要です。
大きなニュースが無い限りは動かない相場が継続中です。
ここはじっくり待つのみです。

2017/11/27

しましまさん

ユーロ買われる、ドルの軟調推移継続か

先週24日は、ユーロが独・11月IFO企業景況感指数の好結果や独政局安定期待等を受け
上昇しユーロドルは1.1944ドルの高値を付けました。ドル円は小幅反発し111.52円で引けました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

24:00:米・10月新築住宅販売件数

先週24日のドル円は、111円台前半〜中盤での小動きで111.52円で引けました。
今日強い動きとなると111円台後半〜112円台前半へ上昇できるか見たいです。
一方、軟調に推移すると111円付近への下落が考えられます。

先週24日のユーロドルは堅調な動きで、NY時間に1.1944ドルの高値を付け1.1932ドルで引けました。
今日堅調な動きとなると1.19ドル台後半〜1.20ドル付近へ上昇できるか見たいです。
一方、軟調に推移すると1.1850ドル付近への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2017/11/24

為替見習さん

ブラックフライデーのため様子見濃厚。年末相場に向けた準備を

昨日の為替相場は、米国が感謝祭の祝日で休場だったこともあり、
全体的に動きが小さく、力関係、短期トレンドともに変化が小さい1日でしたね。
また今日もブラックフライデーで米株式・債券市場が短縮取引となりますし、
今日の指標としても、夕方にドイツのIFO景況感指数がある程度で、
為替市場も参加者が少ない状況ですので、様子見が基本となりそうです。

ただ来週以降は、年末にむけてポジション調整などが活発になりやすいですし
さらに市場参加者が減るなかで飛ぶような動きが出る年末特有の相場になるので、
そこに備えて今からポジション整理をしたり、資金管理を見直すなど
自分でできる工夫をしておきたいところ。

特に膠着から急激に放たれるような動きが出てくることもありますので、
そのような場面でも戸惑うことのないように、刈られることのないように意識し、
今後取引する際には早めの決済を心がけておくと良さそうです。

ではまず木曜オープンからクローズまでの力関係変化を対円変動率で見てみると、
EURが0.21%、AUDが0.13%、NZDが0.09%、USDが-0.01%、
CHFが-0.04%、GBPが-0.13%、CADが-0.15%となっていて、 力関係は【EUR>AUD>NZD>JPY>USD>CHF>GBP>CAD】という形に。 水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が 【JPY>CHF>NZD>EUR>GBP>CAD>AUD>USD】でしたから ユーロや豪ドルが位置を上げたこと、円やスイスが位置を落としたこと、 ポンドやカナダが弱い位置を維持していることなどがわかります。 続いて10時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、 各通貨とも下向きとなっていますので、どちらかといえば円買いの動きが出れば ショートのチャンスになりやすい状況。 そのため今後は円を軸とした動きが最大のポイントで、 ここから円が買われる展開になれば各通貨の短期トレンドは悪化し、 ショートのチャンスになる通貨ペアが出てきます。 この場合は力関係上弱い通貨かつ値幅が出やすい通貨を売って 円を買うという形で攻めるのが低リスクとなります。 逆にここから円売りの動きが出た場合には各通貨の短期トレンドが改善し、 上向きに変化してロングのチャンスになる通貨ペアが出てきます。 この場合には力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが 最も低リスクかつ高リターンを狙える方法となりますね。 個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので、 短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものを リスクの低い方向に攻めるという基本戦略。 また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」 ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2017/11/23

斉藤学さん

ドル円は底抜けで続落と予想

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【前日の概要】
NYダウは+160ドル高、日経平均株価も+106円高の22523円で引けました。
しかし、ドル円は売りが止まらず一時111.15円まで下落、クロス円も全面安となっています。

【前日の結果】
・ダウ平均  23526.18(-64.65 -0.27%)
・日経平均  22430(-235 -1.04%)
・NY金先物 1292.20(+10.50 +0.82%)
・NY原油先物 58.02(+1.19 +2.09%)

【経済指標】
★★★
22:30	(米) 10月耐久財受注 (前月比)  前回:+2.0% 予想:+0.3% 結果:-1.2%

【本日の戦略】

<ドル売りが継続、下値模索に>

昨晩のNYダウは-64ドル安、感謝祭前で利食い売りに押されました。
ドル円は売りが継続、一時111.15円の安値を付けており、クロス円も連れ安となっています。

早朝のFOMC議事録では、「多くは近い将来の利上げが正当化されると見ている」と
12月利上げが示唆されていましたが、すでに織り込み済みで買いは入りませんでした。

むしろ、「大半がインフレ率が目標を下回る時期が長引く可能性を指摘」とあったことで、
インフレ鈍化が懸念され、ドルへの売りが継続しています。

対照的にドルストレートが全面高、特にユーロドルが1.1827と1.1800台を回復しており、
ユーロ買い復活の可能性が出てきました。
米10年債利回りは2.328%へ低下、ドル売りの地合いが続くと予想します。

<日米株は休場だが、為替は通常通り>

本日の東京市場は勤労感謝の日で休場、NY市場も感謝祭で休場です。
ただ、為替や欧州市場は通常通りなので、それなりの値動きが期待できます。
日経平均先物は、時間外で-150円安の22406円と反落、さらに円高が進めば金曜日の
日本株は窓を開けて下落するため、株安で円買いに拍車がかかって全面安となる、
面白い展開が期待できそうです。

【経済指標】
★★★
18:30	(英)7-9月期GDP・改定 (前期比)  前回:+0.4% 予想:+0.4%

【本日の予想レンジ】
・ドル円	110.50〜111.60	↓
・ユーロ円	130.50〜132.00	↓
・ポンド円	146.00〜149.50	↓
・豪ドル円	83.80〜86.00	↓
・ユーロドル	1.1900〜1.1750	↑
・ポンドドル	1.3200〜1.3500	↑
・ドルスイス	0.9650〜0.9900	↓

【通貨の強さ】
ユーロ>ポンド>豪ドル>>ドル

【注目通貨】
・ドル(株安や米利回りの低下で下値模索)

2017/11/21

為替太郎さん

明確な材料はないものの円高基調の雰囲気

みなさんこんにちは。

昨日の日経平均株価は、135円安で引けて、3日ぶりの反落となりました。

先週の米国株の軟調に加え、為替市場において、朝方には一時1ドル111円台後半まで
円高が進んだことが嫌気されて大型株が売られた格好です。
もっとも、昨日の反動もあってか今日は、上げて始まっています。

昨日のドル円は、東京の取引時間中には、どうにか112円の前半までは回復してきたものの、
朝には前述のように一時111円台後半の約1か月ぶりの円高水準まで沈んだことが、
日中に至るまで市場心理を冷やし続けました。

その後は112円台に戻しから、現在までもみ合いになっています。
しばらくは、円安方向にトレンドが向きにくそうな印象です。

アメリカが9年ぶりに北朝鮮をテロ支援国家に指定したことが報じられたことで、
北朝鮮情勢にも関心が集まっています。
追加制裁に対して、ミサイル発射や核実験等の動きがあれば、
ますますリスク回避の円買いが強まりそうです。

また、こうした地政学的なリスクオフに加えて、アメリカの税制改革に関する
議会の混迷も、ドルの売り材料になっています。

そのため、今日も、積極的にドルの上値を追いにくい地合いが継続しているとみるべきでしょう。

また、ユーロ関連では、ドイツの連立協議が決裂したとの報道もユーロ売りの動きに
繋がりましたが、これも全体的に市場心理を冷やしています。

昨日の海外時間も、ユーロの乱高下が目立ちました。ひとまずクロスユーロの取引は
慎重に臨む必要がありそうに思います。

一方、安倍首相が昨日の衆院本会議で、日銀の金融政策に関して言及しましたが、
市場の反応は薄い状況です。

現在の為替相場の展開は、個々の材料に反応するというよりは、総じて、
株式市場の高騰が一息ついて、今後はテクニカル的に円高方向への市場の圧力が
強まるのではないかという見方が支配的になってきています。

今日段階の戦略としても、基本的には円高警戒を基調にすべきであり、
無理にドル円を買っていくような地合いではないと思います。
徐々に流れがはっきりと円高に向いてきていますので、逆らわずに取引をしていくべきです。

16:00	スイス10月貿易収支
17:30	香港10月消費者物価指数
18:30	英10月財政収支
22:30	カナダ9月卸売売上高
24:00	米10月中古住宅販売件数

2017/11/20

ダメおやじさん

株価、原油価格動向に注目!

こんにちは、ダメおやじです。

週明けは静かなスタートですが先週末に小幅なレンジで膠着状態だったドル円に
動きが出たのは私にとって嬉しいです。
やはり、リスクを取って臨んでいる限りは動いてナンボの世界ですからね。

本日は特に指標はなく東京では日経平均の動向、連日下げればドル円を買っている
国内実需の動向でしょう。
海外では米金利動向、株価、混乱が続いている中東に絡んだ原油動向です。
株安、原油安ならリスク回避の動きになりそうです。

東京で実需の買いや個人投資家の買い、また日銀の株買いで戻す場面が有れば売るのも良さそうです。

円のショートが積みあがっていることも円買い材料と見ています。

本日はドル円の上値は112.50円台、下値は111.50円と見ています。

頑張りましょう。

2017/11/17

しーさん

さらなる調整を期待したいところ

先週までの強気相場とは打って変わり、今週は終始軟調気味の展開が続きました。
日経平均が11/9に乱高下したことをきっかけにトップアウトし、連日の下落となっていた中、
ドル円はチャート的には少し前から下落の兆候が現れていましたが、なかなか下落しないという
状況が崩れ、ようやく112円台まで下落。昨日は日経平均の回復と共に113円台を回復しましたが、
局面としては戻り売りの状況となっているようです。

また米国議会では下院での税制改革案が通過し、サプライズはありませんでした。
今後は上院での審議に移りますが、上院案との差を埋めるにあたって一悶着あるかも知れません。

本日は指標イベント的にはNYタイムの米住宅関連指標がありますが、
大きな値動きにつながる発表というわけではありません。17時30分にドラギECB総裁の
講演がありますが、先日のパネルディスカッションでは今後の金融政策についての話題には
あまり触れられなかったため、今回の講演のほうが注目度がややあがっているかも知れません。

日経平均株価を見てみると5日連続の陰線の後、300円以上の戻しがありましたが、
まだ調整局面にあると考えます。同様にドル円も値動きは大きくないですが調整中ということで、
買いよりは売りのほうがでやすい状況にあると思います。

買い材料としては、これまで上値を抑えていた巨額のオプションが期限を迎えたため、
その分足枷が外れたという点でボラティリティが戻る可能性があります。
12月のFRBの利上げまでは基本的にはドル買い目線で良いでしょうから、押し目買い狙いの
人の押し目水準が上がってくると、さほど調整せずに買われるという展開もあるかも知れません。

本日は金曜日ということもあり、調整局面で積極的な買いは出ないだろうとの考えでいますが、
しょせんレンジ相場であるため、深押しは期待せずに打診買いしながら短期で回転させてみるのも
一つの手かも知れません。

2017/11/16

ZEROさん

直近の円高+株安、ポジション調整か?

15日の為替市場は「円高+ドル安」となりました。
ドル円は久しぶりに113円を下抜け、一時112.47まで下落しました。

ドル円はサポートを下抜けても、東京時間になれば本邦機関投資家が買ってくることが予想され、
(極端な材料が出ない限り)大きな水準の変化は起きにくいイメージです。

ドルは続落し、ユーロドル中心にドル安が加速しましたが、こちらもどんどんと
上昇していく雰囲気はありません。
煮え切らない相場が続く中、ポジション調整や実需中心の値動きになりそうです。

今週注目していた米10月消費者物価指数・コア前年比+1.8%(予想+1.7%)、
10月小売売上高+0.2%(予想0.0%)、除自動車+0.1%(予想+0.2%)は、
ともにサプライズなし。市場も反応薄でした。

今週はドル安へ動いておりますが、12月初めあたりまで、ドルは大崩れしないと予想しています。
投資戦略はポンドドル、豪ドルドルの戻り売りとします。

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2017/11/15

とあるエンジニアKさん

イベントをこなすも値動きに乏しい相場が続く

11月も半ば、今年も残すところ1ヶ月半となりました。
街はクリスマス一色で、これから年末商戦に向けて盛り上がっていく模様。

今年も色々ありましたが、相場に関連するニュースとしては伸びに伸び続けた株式相場が
特徴的であったと記憶される一年になるのではないでしょうか。

総括するにはまだまだ早い時間ですが、残り少ない2017年の日々をじっくり時間をかけて
過ごしたいと考えています。

【本日の指標】
本日はNY時間において指標がいくつか。
消費者物価指数や小売売上高など、消費に関連する発表が数点。

為替相場というよりは、株式相場を動かす指標群であり、
ダイレクトにドルを動かすものとはならないと予想されます。

【本日の戦略】
ASEANの影に隠れがちですが、フランクフルトでは欧州、米国、日本、そして英国と
それぞれ中央銀行の総裁が一同に会しての中央銀行コミュニケーション会議が行われています。

月、火、と行われ、なんらかのメッセージが発信されることを期待しておりますが、
15日朝の時点では明確なメッセージは発信されず、相場を動かす材料となってはおりません。

唯一キャッチしているのはFRB総裁の声明に関するECBの苦言で、要約すると
「きちんと意見を聞いてから発言すること」という個人投資家にとってどう反応すべきかが
わからない発表があった程度。今回もまた大きく相場を動かす材料とはならない模様。

また、ASEANも中国に対抗するような発言が年々弱くなっていると報道されるなど、
どちらかと言えば純粋に政治に関する会合で、特に相場には影響を与えない模様。
そうなると本日も過熱した株式相場の踊り場を尻目に静かな為替相場という図式は成り立ちそう。

個人投資家にとって仕掛けるタイミングに窮する場面が続きますが、
大人しく好機が到来するのを待つのみです。

2017/11/14

しましまさん

ポンド下落もNY時間は反発、ドル円・ユーロドルは小動き

昨日はポンドが政治不安を受け下落し、欧州時間にポンドドルは1.3062ドル、
ポンド円は148.06円の安値を付けましたがNY時間は反発しました。
ドル円やユーロドルは小幅な値動きでした。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

16:00:独・第3四半期GDP・速報値
18:30:英・10月消費者物価指数
19:00:独・11月ZEW景況感調査
19:00:欧州・11月ZEW景況感調査
22:30:米・10月生産者物価指数

昨日のドル円は東京時間は113.70円付近まで上昇も東京午後は株価の下落等から
113.30円台まで下落、欧州時間も上値重く113円台前半で推移も、
NY時間は113.60円台まで反発しました。

今日堅調に推移すると113円台後半〜114円台前半まで上昇できるか見たいです。
一方、軟調な動きとなると113円台前半への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは1.1640ドル〜1.1670ドル台の狭いレンジ内での推移でした。
今日堅調な動きとなると1.16ドル台後半〜1.17ドル付近へ上昇できるか見たいです。
一方、軟調な動きとなると1.16ドル台前半への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2017/11/13

為替見習さん

週明けの各国市場初動と、黒田日銀総裁講演に注目

先週金曜の為替相場は、高値安値、終値ベースともに変動率が低く、
短期トレンドも上下に明確な方向性が出ないまま引ける結果となりました。
そのため週明けの今日は、各国市場のオープン後の初動でどのような動きが出るかと、
それがこれまでの力関係、短期トレンドにどのような変化が出てくるか、
というところを見ていくのが重要となりそうです。

またここ最近の流れとしては、株高やドル高の大きな流れがあるなかで、
ユーロやオセアニアは中銀の利上げに関する動向、英国はEU離脱問題、
米国は税制改革などがインパクトの大きい材料となっていますから、
日々の指標やイベントである程度の動きが出た場合でも、これらの大きな材料が
どのように変化していくかを常に見ていくと良いと思います。

このような中で今日のイベントとしては、夜中に黒田日銀総裁の講演がある以外は
指標も小粒でそれほど重要度は高くないので、欧州市場動向や株式市場動向、
商品市場と為替の連動に注目して相場を見ていきたいところです。

ではまず力関係についてですが、こちらは週間予想で記載しましたので
詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントはポンド、ユーロや北米が強めで、
スイスやオセアニアが弱いという点。ただ変動率が低い状態ですから、
簡単に変化しうるというところがポイントですね。

また短期トレンドについても週間予想で記載しましたので、
詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントは全体的にフラットに近く、
その中でオセアニアが弱いながらも下向きという点。

そのため今後は円を軸とした力関係、短期トレンド変化がポイントで、
今後円買いの動きが出ればショートのチャンスとなりやすいため、
その場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが最も低リスクとなります。

逆にここから円が弱い位置に変化して円売りとなれば各通貨の短期トレンドは改善し、
上向きのものが出てきてロングのチャンスになりやすくなります。
そうなると今度は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが最も低リスク。

また今週は火曜に黒田総裁、イエレンFRB議長、ドラギECB総裁、カーニーBOE総裁が
パネル討論会に出席しますし、水曜には米消費者物価指数、木曜には豪雇用統計、
金曜にはドラギECB総裁講演などが予定されていますから、取引する場合には、
極力当日決済としてリスクを抑えるのも重要ですね。

翌日に持ち越すことで夜中寝ている間の変動によるリスクが増えますし、
重要イベントに帯する調整が入ったりしても対応しやすいと思いますので、
現在のような相場では早い決済を心がけると良いと思います。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して
力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて最も低リスクなものを選択。

そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして
事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、
自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2017/11/10

斉藤学さん

日本株の値動きや米税制改革の成否に注目

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【前日の概要】
NYダウは+6ドル高、日経平均株価は-45円安の22868円と小幅に反落して引けました。
一時23382円まで上昇、1992年1月以来ほぼ25年10カ月ぶりに2万3000円台を回復しています。
ただ、その後は円買いが強まり、ドル円は一時113.09円まで下落、クロス円も連れ安気味です。

【本日の戦略】

9月上旬からの株高を受け、「日経平均株価25,000円、ドル円130円は通過点!」といった
アナリストの主張が見られるようになっていましたが、昨日は大手証券会社から
「われわれは日経平均が3万円に達すると考えている。」というメールも送られてきました。

しかし、日本版恐怖指数である日経VIは、たった1日で+23.19%高とギリシャショックやチャイナ
ショックが起きた時と同レベルで大暴騰、その後時間外で日経平均先物は-200円超続落しており、
このような時に買い推奨のメールを送ってくるなど正気の沙汰ではないでしょう。
仮に達成するにしても、今回のように調整しながらの上昇になるため、注意が必要です。為替の方も、
株安による円高でドル円の114円台は再び重くなってしまいました。

そして、仮に日本株が調整に入ったのであれば円買いが続くため、為替は押し目買いよりも
戻り売りを狙った方が良いと考えます。
株安と円高は、一時的に方向感がズレることもありますが、外国人投資家は
「株買いと円売り」をセットにしているので、逆転すると「株売りと円買い」に振れやすくなります。
よく、「事件や事故、災害が起きたら日本が弱くなるから円安ではないのか」といった
議論がなされていますが、理論的な部分よりも「株買いと円売り」のセットの解消が優先されるため、
リスク回避時の初動は「株売りと円買い」と考えておけば無難でしょう。

そう考えれば、ひとまず株安が落ち着くまではドル円の下値模索が続くと思われ、
110円の節目でサポートされるか確認したいところ。同時に米国株も売られてきているので、
米税制改革の進展もチェックしていく必要があります。

【経済指標】
★★★★
24:00 (米) 11月ミシガン大消費者信頼感指数・速報  前回:100.7  予想:100.9

【本日の予想レンジ】
・ドル円	112.50〜113.85	↓
・ユーロ円	131.00〜133.00	↓
・ポンド円	148.00〜150.00	↓
・豪ドル円	86.30〜87.60	↓
・ユーロドル	1.1600〜1.1750	↑
・ポンドドル	1.3100〜1.3200	↑
・ドルスイス	0.9850〜0.9980	↓

【通貨の強さ】
ユーロ>ポンド>豪ドル>ドル

【注目通貨】
・ドル(米税制改革の成否)

2017/11/08

為替太郎さん

株高は継続するも、為替市場は乗り切れず

みなさんこんにちは。

昨日は、日経平均株価は前日比389円25銭高の2万2937円60銭となり、4営業日連続の上昇。
日経平均株価がついに1996年のバブル崩壊後の戻り高値を更新しました。

今の上昇局面では主に大型株に買いが集まっており、人為的な買い支え相場の色彩も漂います。

しかしながら、バブル崩壊後の苦難の歴史を思えば、ここは素直に喜ぶべきでしょう。

かなり気が早い話ではありますが、ここから日経平均は、3万円台を目指していくことがあるのでしょうか。

目先の極端なリスク選好がそう長続きするとは思いませんが、中長期的な先行きは非常に興味深いですね。

さて、為替市場です。連日の株高にも関わらず、ドル円はさほど円安色は強まっていません。

昨日は日中には114円台を回復する場面もありましたが、今週のドル円は114円台定着に苦しんでいます。

欧州時間も、ドル円は114円台前半での動きでしたが、先行きの不透明感もあり、
今一歩ドル高が盛り上がりません。

FRBメンバーのダドリーニューヨーク連銀総裁の退任や、アメリカの税制改革に関する不透明感も、
ドルの上値を抑えています。

さらにニューヨーク市場では、ドル円は、114円台からまたしても113円台の後半まで下落。
米国株が一時下落したことに反応した格好です。

商品相場や資源国通貨も下落するなど、市場は総じて堅調とはいえ、
全面的なリスクオン局面にはなっていません。

もっとも、前回のECBからユーロはさえない動きが続いており、ユーロドルは一時、
7月来の安値を付ける場面もありました。

相対的に見れば、依然として他主要通貨に比べてドルは基本的には買いが集まりやすい
地合いにあります。

とはいえ、今週はアメリカの主要指標の発表があまりなく、来週以降に発表される
指標をにらんで積極的に取引しにくい環境にあります。

そのため、今日も今の水準から大きくドルが下落することは想定しにくい状況といえます。

なお、その他の目先の材料としてはトランプ大統領の訪中が10日まで実施されます。
北朝鮮情勢をめぐる要人発言も為替市場をめぐる材料として注目されます。

16:45	仏9月貿易収支
16:45	仏9月経常収支
21:00	MBA住宅ローン申請指数
22:15	カナダ10月住宅着工件数
22:30	カナダ 9月建設許可件数

2017/11/07

ダメおやじさん

サウジアラビア情勢やトランプ発言に注意!

こんにちは、ダメおやじです。

昨日のドル円は東京では買い意欲が強く昨年10月高値の111.44円を越えると
114.73円まで上昇しましたが日経平均が下げに転じた事で戻りを売られドル円は
114.21円まで下落するなど小幅高でした。
トランプさんが日米貿易摩擦に言及しましたが特に材料にはなりませんでした。

海外では114.10円台中心に揉みあいましたがNYではトランプさんが貿易不均衡国に対して
是正を求めると表明した事で米金利安となりドル円は113.70円台まで下落しました。
サウジアラビア懸念もドル安材料となり原油の大幅高が資源国通貨は確りした動きになりました。

東京高は海外で売られましたね。
少し振れ幅が大きくなってはきましたが上にも下にも行き難い展開です。

本日は上値は114.30円、114.50円までで下値は113.50円、113.30円と見ています。
昨日と同じくサウジアラビア動向による原油価格、トランプさんの外遊中の発言には注意です。

ポンドドル、ユーロドルはドル安でNYで反発しました。
ただ、ユーロドルは下げを埋めただけで動き自体は弱そうです。
本日は上値は1.1650、下値は1.1550まででしょうね。

本日も頑張りましょう^^

2017/11/06

しーさん

今は心配せずにドル買い

先週金曜日の米雇用統計は予想には届かなかったものの、
前回の落ち込みと平均してもまずまずの結果でした。
ドル円は一時的に下落はしたものの、多くの人が予感したであろう
行って来いの展開となり、114円を挟んだ値動きで引けました。

またFRB次期議長の人事がパウエル氏に確定しました。
イエレン現議長と基本的には同じ考え方を持つ方ですが、ややハト派な印象のため
2018年末までの利上げ回数の見込みに変化はなし。
そういう意味では今後のドルの方針は、これまで通り緩やかな金利上昇に合わせて
ドル買い目線を中長期的に維持できそうです。

日曜日からトランプ米大統領が来日しており、東京は厳戒態勢でピリピリしているようです。
歓迎ムードの中で日本に不利となる発言やサプライズが発生する可能性は低いでしょうが、
日本に来ていると思うと一挙手一投足に注目してしまいます。

トランプ氏が来日している中で、本日から米議会にて税制改革の審議が開始されます。
形になるのはまだ1ヶ月以上先ですが、財源なき減税が実現できるのか疑問が拭えません。
市場は減税額への注目が高く、概ね好感しているようですが、実現性が危ぶまれると
今のセンチメントが崩れることになるかも知れません。

今はまだ右に倣えでドル買いで問題ないと思いますが、12月から年末にかけては
リスクオフに警戒したほうがよいかも知れないというのを念頭に置いておきたいと思います。

本日は注目すべき指標イベントはありません。
堅調な株価、米債利回りに従って、押しがあれば押し目買い狙いをしておきたいと思います。

2017/11/03

ZEROさん

5〜14日トランプ大統領アジア歴訪

2日はBOE金融政策イベントに注目が集まりました。
結果は市場予想通り0.25%→0.50%へ約10年ぶりの利上げ。
利上げ決定は7VS2、カンリフ副総裁とラムスデン副総裁が反対。

追加利上げペースは極めて遅く、2019年・2020年に1回づつの見通し。
市場の反応は利上げを受け一瞬ポンド買いで反応する場面がありました。

その後は、追加利上げに慎重なことを確認すると、ポンド売りが優勢となり、
ポンドドル1.30台、ポンド円148円台へそれぞれ下落しました。

今のところ主要中銀の金融政策は、米国が緩やかな利上げサイクル入り、
次いでカナダが利上げサイクル入り、英国が3番目に利上げサイクル入りしたものの、
いずれも(特に米英は)緩やかな利上げが予想されています。

残るユーロは来年テーパリング、豪は金利据え置きとなりそうです。

次期FRB議長には、有力視されていたパウエル氏に決定。
市場は織り込んでおり、反応は限定的でした。

今晩は米10月雇用統計や米10月ISM非製造業景況指数が発表されますが、
個人的には5〜14日トランプ大統領アジア歴訪に興味があります。

無事に全日程を終えれるか注目しています。
想定外の事件が起きた時にはリスク回避=円高で反応するでしょう。
投資戦略は(一応)ドル円押し目買いとしますが、
IMM円ショートが溜まっており難しいところです。

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2017/11/02

とあるエンジニアKさん

期待薄相場継続中

19年ぶりの横浜での日本シリーズ開催ということで、横浜は大変盛り上がっています。
海の向こうでも大リーグがワールドシリーズ真っ最中で、本日は最終の第7戦です。
これが終わると野球シーズンも終わりかと寂しくなってしまいますが、
これも季節の流れと今を楽しみたいところです。

【本日の指標】

本日は英国が相場の中心か。
イングランド銀行の政策金利発表、金融政策委員会の議事要旨発表など、
ポンドを揺るがす指標が目白押しです。

ここ最近はEU離脱交渉を巡るニュースでボラティリティが高い状態が続いていますが、
今回のニュースもまた同様にポンドを動かすこととなりそう。発表はロンドン時間午後です。

【本日の戦略】

明日から3連休ということで、本日の東京市場は休み前の最終日となります。
昨日は衆議院選挙の結果を受けて、第4次安倍政権の発足が行われ、更なる日本株上昇が期待される場面。

事実、つい1ヶ月前まで2万円をうろうろしていた日経平均株価はここのところの世界的な株高の
追い風を受ける形で上昇が継続中。当然これは現政権に対する期待感も含まれた上昇です。
過熱感および材料出尽くし感からの踊り場もまだ見えず、まだまだ期待できる場面が続きます。 完全にレンジ相場を抜け出してトレンドを作った株式相場に対して、 クロス円は相変わらず小幅な値動きを継続中。 10月半ばぐらいからドル円で2円ほど頭一つ飛び出す形となりましたが、 日々の相場の中では動かない状況が継続しています。 この流れはまだまだ継続しそうです。 そこで否応なしに期待してしまうのはドル主導によるトレンド形成。 昨日今日とFOMCが行われた米国は、金利は据え置きが確実視されており、 今日明日には動くということは期待出来なさそうですが、長期的な動きとして 重要視されるのはFOMCのトップ人事ですが、こちらも誰に決まったとしても今すぐ上昇、 下落が発生するものではなく、様子見の相場が続くと思ったほうが良さそうです。 既に11月も始まっており、このまま動かない相場のまま今月が終われば来月はクリスマス相場で閑散期。 今年は静かな相場であったと後年語られそうな、そんな毎日が続きます。 こんなときは無理な取引は避け、相場が動き出すのを待つのみです。

2017/11/01

しましまさん

FOMC政策金利発表、米10月ADP全国雇用者数、米10月ISM製造業景況指数に注目

昨日は、東京時間はドル円が軟調でしたが113円付近では支えられNY時間には
米経済指標の強い結果や実需の買い等から113.70円台まで上昇しました。
ユーロドルは小動き、2日にBOE政策金利発表を控えたポンドが堅調でした。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

21:15:米・10月ADP全国雇用者数
23:00:米・10月ISM製造業景況指数
27:00:FOMC政策金利発表

昨日のドル円は東京時間は113円割れまで下落する軟調な動きも、
欧州・NY時間では反発し113.70円台まで上昇しました。
今日堅調に推移すると114円付近、まだ強い動きとなると114.50円付近へ
上昇できるか見たいです。
一方、軟調な動きとなると113円台前半〜113円付近への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは1.1620ドル台〜1.1660ドルでの小動きでした。
今日堅調な動きとなると1.17ドル付近へ上昇できるか見たいです。
一方、軟調な動きとなると1.16ドル付近への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。