兵ブロガーバックナンバー(2018年03月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2018年03月

2018/03/30

斉藤学さん

株高による円売りに期待

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【前日の概要】
NYダウは-9ドル安、日経平均株価は+127円高の21159円と続伸して引けました。
一方、ドル円は106円台半ばへ下落、クロス円も一時売りに押されています。

【前日の結果】
・ダウ平均  24103.11(+254.69 +1.07%)
・日経平均  21460(+230 +1.06%)
・NY金先物  1327.30(-2.70 -0.20%) 
・NY原油先物 64.94(+0.56 +0.87%)

【経済指標】
★★★
21:30	(米) 新規失業保険申請件数 前回:22.9万件 予想:23.0万件 結果:21.5万件

【本日の戦略】

<米国株高で為替も下げ止まる>

昨晩のNYダウは買戻しが入り、+254ドル高と大きく反発して引けました。
序盤売られていたIT・ハイテク株が反発に転じたことで、安心感が広まった様子。
一時106.27円まで下押ししていたドル円も、106円台半ばへ上昇しました。

ただ、米10年債利回りが2.741%へと続落していて、株式市場ほど反発できていない
印象を受けます。日経平均先物が、時間外で+321円高の21480円と大幅続伸しているので、
株高による円安に期待したいところ。
ドルストレートが比較的堅調なので、クロス円主導での上昇と予想します。

なお、本日はNY市場や独・欧市場、豪市場もイースター休暇で休場、
市場参加者が限られているためボラティリティは低そうです。引き続き、
10時30分からの中国株の値動きに注目が集まるでしょう。

【経済指標】
休場 NY、欧、独、豪ほか(イースター休暇)

【本日の予想レンジ】
・ドル円	106.00〜107.20	↑
・ユーロ円	130.50〜132.00	↑
・ポンド円	148.80〜150.50	↑
・豪ドル円	81.00〜82.50	↑
・ユーロドル	1.2200〜1.2350	↓
・ポンドドル	1.3950〜1.4150	↑
・ドルスイス	0.9500〜0.9650	↑

【通貨の強さ】
豪ドル>ドル>ポンド>ユーロ

【注目通貨】
・円(株高による円売りに期待)

2018/03/29

為替研究所さん

目の前の上下動に一喜一憂しない

最近は、目まぐるしく株式相場が動いており、日経平均にしろNYダウにしろ、
1日に数百円(NYダウはドル)単位で動くのは当たり前になっております。

3/27には、NYダウ、日経平均ともに大きく上昇し、NYダウについては、
史上3番目の上げ幅となりました。この背景として、
・米国と中国が貿易戦争を避けるための交渉を水面下で始めたと相次いで報じられた
・日本においては森友学園問題に関連して佐川元国税庁長官
(文書改竄当時の財務省理財局長)が証人喚問されたが、
そこでは「首相夫妻や官邸、麻生財務大臣等からの指示はなかった」
「改竄の経緯については一貫して刑事訴追のリスクからの証言拒否」という旨の
証言をしたことで、安倍政権へのリスク見通しが一時緩和した等の要因があります。

3/28には、そうした急上昇への再度の反発、Facebookの利用者情報不正流出問題での
利用者離れの懸念、日本では配当権利落ち日であったことから、NYダウ、
日経平均ともに下落しました。

また、このように色々と株価が上下する要因がある中で、どの程度影響があったかは
不明ですが、北朝鮮情勢でも金正恩氏が中国を訪問し、中国の習近平国家主席と会談を行い、
その中で非核化への意思を改めて示す等もありました。

北朝鮮情勢は、5月に米朝首脳会談が実現する見通しですが、アメリカでは
ティラーソン国務長官の後任にポンペオ氏を、マクマスター国家安全保障担当補佐官の
後任にボルトン氏をと、対外強硬派で政権を固めつつあり、この首脳会談で進展がない場合、
軍事衝突のリスクもありえて、いまだに予断を許さない情勢です。

トランプ大統領は、国内での支持率低下の逆転策として、「中国との貿易戦争」
「北朝鮮問題」を考えている節があり、こうした対外強硬派人事は、
中国や北朝鮮に対してプレッシャーを与える意図もあるものと推測されます。

為替は、こうした株式相場に比べるとまだ穏やかな動きではありますが、
それでも昨年と比べて大きく上下し、また、全体としてリスクオフの円高傾向にあります。

このような状況では、目先の動きに一喜一憂するのではなく、
資金管理も含めて大局的に判断することが重要と考えられます(私のスタンスは、
過去の記事でも書いているように、短期での円高(悪条件が重なれば
最悪民主党時代の70円台もありうる)、中長期での円安で変わりません)

2018/03/28

為替太郎さん

米国市場の株安受けてリスクオフ地合い、円相場には底堅さも

みなさんこんにちは。
桜も咲いて気温も上がり、すっかり春らしくなってきましたね。

昨夜のニューヨーク市場では、株式市場は下落しましたが、
ドル円は105円30銭から40銭の水準で踏みとどまりました。

アメリカの株式の大幅安によるリスクオフの円買いの動きで、一時の105円台の
後半からは下落したとはいえ、円高に振れた値幅は限定的だった感はあります。

とはいえ、アメリカの株式はこのところ非常に軟調になっています。
現在のリスクオフ地合いでは円買い圧力は根強いものがあり、
中期的なトレンドは明らかに円高方向に向いています。

日本が決算期である3月末を迎え、企業の日本への資金還流の動きも、
円高圧力になっているとの見方もあります。

昨夜の米3月消費者信頼感指数は市場予想を下回り、今年初の低下となるなど、
経済指標がさえなかったことに加え、少し前から株式市場の下げを主導している
米中貿易摩擦問題も、依然として先行きの不安材料となっています。

米中間の妥協への期待から、先週よりもやや不安感は後退してきているとはいえ、
株式市場の下押し圧力には違いありません。

さらに、アメリカは、重要技術に対する中国からの投資制限を検討していると報じられています。

これを受け、昨夜のアメリカ株式はフェイスブックや、自動運転車関連銘柄の下落など、
IT銘柄を中心としたハイテク株が中心に下落する展開でした。

さらに、今日の東京市場は、株式に関しては、配当の権利落ち日になるため、
下落して当然の地合いです。実際、アメリカ株式の軟調を引き継いだこともあり、
午前の段階で日経平均株価は、500円超の下落となっています。

一段の株安によりさらにリスクオフが高まれば、ドル円は再度105円付近を
目指して下落していく展開も考えられます。

もっとも、今のところ105円台の半ばで踏みとどまっており、
意外にドルの下値は底堅い印象です。

ひとまず今日の段階では、株安、円高の流れにドル円の下値がどこまで
踏みとどまるかが注目されるところです。

15:00	独4月GFK消費者信頼感調査
15:45	仏3月消費者信頼感指数
20:00	米MBA住宅ローン申請指数
21:30	米2月卸売在庫
21:30	米10-12月期GDP
21:30	米10-12月期個人消費
21:30	米10-12月期GDPデフレーター
21:30	米10-12月期コアPCEデフレーター
23:00	米2月中古住宅販売保留件数指数

2018/03/27

ダメおやじさん

貿易戦争懸念の後退で円の全面安!

こんにちは、ダメおやじです。

昨日のドル円は東京から値を上げ海外でも米中貿易戦争懸念の後退から
NY 株が672ドルの大幅高となるとドル円は105.40円まで上昇しました。

ドルだけでなくユーロやポンドも大幅上昇となり円の全面安でした。

先週末のドル円の総弱気ムードが一変する動きでした。

昨日の1週間の予想で私もドル円は戻り売り有利と書きましたが買い材料を考えると、
少し売られ過ぎで安値売りが溜まってきているため、米中間で何か妥協が出来れば
買い戻しが強まる可能性も有りそうですが、とも書きましたが現実のものとなりました。

売り安心ムードが強まっている時こそ買う材料が有るか考えるべきでしょうね。

本日は特に重要指標はなく株価動向や指標のムードで動きそうです。
先週の安値売りがまだ残っているため、買戻しを誘う動きが強まりそうですが、
ドル円は106円、106.30円では売られそうで戻り売りに変化なしと見ています。

本日も頑張りましょう。

2018/03/26

しーさん

ドル円軟調。米中のヘッドラインに注意。

先週の金曜日の株式市場は大荒れとなり、日経平均は一時1,000円安となりました。
NYダウも400ドル以上下落し、2月のVIX指数が急上昇したときの暴落時の安値である
23,600ドルを下抜けています。

トランプ大統領が仕掛けている関税や対中通商政策により株式市場が混乱しており、
株価の長期上昇トレンドは一旦終わりを迎えることになるのでしょうか。
チャートの形の上では反落を示唆する形となってきているため、株価下落に伴って
ドル円やクロス円も軟調推移となることが予想されます。

ドル円は105円を割れてクローズしているため、かなり弱気な形です。
買い材料としては安い水準で新年度の新規投資をフライングすることがあるかもですが、
一時的に買われても売りに飲み込まれては支えきれません。

先週は104円中盤で買いがでていたようですが、本日も同水準で買い支えがあるとは限らず
買い下がるにはリスクが大きいと考えます。

本日は東京タイムに日経平均が下落し、20,000円の大台をキープできるかに注目です。
ドル円は軟調推移が予想され、105円に回復することなく103円台突入もあるかも知れませんので、
日中にトレードできる方は売り目線で見ておいたほうがよいかも知れません。

本日の指標イベントは特に注目すべき材料はありませんが、米国と中国の制裁報復合戦により、
株価や為替は振り回されることになるかも知れません。
中国としては米債投資の縮小を匂わせていますが、これだけ見ると米債価格下落=
米債利回り上昇となります。

今年に入ってから米債利回りとドル円は逆相関の関係にあるため、
利回り上昇=ドル円下落につながります。
中国が動くとドル円が下落することに警戒しておきたいところです。

2018/03/23

ZEROさん

米中貿易戦争懸念高まりリスク回避へ

22日はトランプ大統領が中国による知的財産権侵害を理由に、通商法301条に基づき
約6兆円規模の関税を課す「覚書」に署名しました。

米中貿易戦争懸念が高まり、NYダウは724ドル安の大暴落。ドル円は105円を割り込み、
トランプ大統領当選以来の安値まで下落しています。

ドル円は105円直下のストップロスをこなして下押しが終わるのか、それとも102-103円
方向へ下落していくのか、週末の引け方に注目しておきます。

今晩105.24を回復して引ければ、再度105-108円レンジに戻っていくかもしれません。
一方で104円台で安く引けると、102-103円を目指しそうです。

投資戦略はドル円戻り売りとします。

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2018/03/22

とあるエンジニアKさん

ドル円、政策金利据え置きによって再び底に張り付く

3月も春分の日を過ぎ、昨日の雪のような突然の寒の戻りはあるものの、
順調に春が近づいているようにも思われます。プロ野球もオープン戦最終盤。
いよいよ開幕を迎え、楽しみな春の到来となります。関東圏の桜は一度開花宣言があったものの、
昨日の寒の戻りで花見時期を遅らせる形になったか。こちらも楽しみな春の到来です。

【本日の指標】
 
本日は昨日のFOMCの政策金利発表に続き、英国中央銀行による政策金利発表および、
それに関連するイベントが続きます。昨日のポンドは失業率の発表後には上昇する場面があり、
活発化しているというのがここ最近のポンド市場の印象。
念のため注意が必要な本日のイベントです。

【本日の戦略】
 
昨日はFOMCが行われ、予想通り政策金利の引き上げが行われました。
一時的に株式相場が反応したものの、結局のところは長続きせず。

FOMC関係者による年3回利上げ回数据え置き報道はドルに対してショッキングな結果に。
昨晩の下落でドル円相場は再び106円台前半まで戻し、今朝方は105円台を伺う
ラインにて停滞しております。

ドル円は何度も105円のサポートラインを割れずにここまできており、
今回もここが底として買いを仕掛けるタイミングとみておりますが、
念のためその105円を割ったときのストップは置いておきたいもの。

ただしFOMCというイベントをこなした今となっては、これ以上の下落はなんらかの
イベントが必要と見ており、サポートを割る可能性はそんなには高くないものと考えております。
週の戦略で述べたドル円の買いポジションは継続とします。

それにしても今回の円高は既に105円近辺に張り付き始めてから1ヶ月以上
経過しているのにもかかわらず、政府筋、金融筋からは特に目立った発言がありません。
いわゆる「口先介入」ですが、ここまで張り付いた状況からの脱出は高い
レベルでのなんらかの発言を期待したいところ。
それがまったくないということは、現在の水準がアメリカにとっては悪くないということか。

日本にとっては輸出企業にとっての業績悪化要因となりますし、
なんとか発言を期待したい日々です。

2018/03/21

しましまさん

FOMC政策金利発表を控えドル買われる

昨日はFOMCを控えてのドルの買い戻しが優勢となり、ドル円は106.61円の高値を、
ユーロドルは1.2240ドルの安値を付けました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

18:30:英・2月失業者数/2月失業率
23:00:米・2月中古住宅販売件数
27:00:FOMC政策金利発表

昨日のドル円は底堅く推移し、欧州・NY時間は106.60円まで上昇しました。
今日堅調な動きとなると、107円付近〜107円台前半へ上昇できるか見たいです。
一方、軟調な動きとなると106円付近への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは東京時間は小動きでしたが欧州時間1.23ドルを割りこむ動きとなり、
NY時間も続落し1.2240ドルの安値を付けました。
今日も軟調な動きとなると1.22ドル付近、まだ下へ行くと1.2160ドル付近への下落が考えられます。
一方、反発の動きとなると1.23ドル付近、まだ上に行くと1.2350ドル付近へ上昇できるか見たいです。

では、今日も頑張りましょう!

2018/03/20

為替見習さん

引き続きリスク回避の動きに注意。独ZEW景況感指数、英消費者物価指数、G20に注目

昨日の為替相場は、先週金曜の円高に対しての戻しが目立った1日で、
特にEUと英国が離脱移行期の条件で大筋合意したことが影響して、
ユーロやポンドの戻しが目立ちました。

ただ先週もそうでしたが、昨年末から続く円高の中期トレンドは強く、
短期的に戻しても再び下落するという展開がここ最近続いています。

特に短期トレンドが転換するかどうかという分岐点においては、
再び元の大きな流れ(今回の場合円高)へと相場が動くことも多いですし、
その際にはテクニカル的な動きであっても、指標やイベントなどを
後付けで材料視したようなニュース等も増えてきますので、
情報に流され過ぎないように節目やテクニカル面などを意識したいですね。

今日のイベントとしてはドイツのZEW景況感指数や英国の消費者物価指数、
G20が予定されていますので、指標やG20に伴う要人発言や報道をきっかけに
動きが出てくる可能性も十分。

そのため今日もまずは資金管理を万全にしたうえで、取引は当日決済を意識するなど
自分で消せるリスクは徹底して消した上で、上記のイベントに絡んだ流れの変化が
あればついていけるような準備をしておきたいところです。

ではまず月曜オープンからクローズまでの力関係変化を対円変動率で見てみると、
GBPが0.64%、NZDが0.44%、EURが0.43%、CHFが0.22%、
CADが0.20%、AUDが0.14%、USDが0.04%となっていて、
力関係は【GBP>NZD>EUR>CHF>CAD>AUD>USD>JPY】という形に。

先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【JPY>GBP>USD>CHF>EUR>CAD>NZD>AUD】でしたから
円やドルが弱い位置に、ポンド、ユーロ、NZDが強い位置に変化したこと、
豪ドルやカナダが弱い位置を維持していることがわかります。

続いて10時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、
月曜の動きを受けて各通貨ともにフラットに戻しており、
ここからさらに戻しが続いて上向きに変化するか、再び上値が重くなり
下向きに戻るかの分岐点にあります。

そのため今後は円を軸とした力関係変化と短期トレンド変化が焦点で、
ここから再び円買いの動きが出れば各通貨の短期トレンドは悪化して
下向きに戻るためショートのチャンスになります。

この場合は力関係上弱い通貨かつ値幅が出やすい通貨を売って
円を買うという形で攻めるのが低リスク。

逆にここから円売りの動きが出た場合には各通貨の短期トレンドが改善し、
上向きのものが出てきてロングのチャンスに変わることになります。

この場合には力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが
最も低リスクかつ高リターンを狙える方法となりますね。

個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので、
短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものを
リスクの低い方向に攻めるという基本戦略。

また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして
事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、
自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2018/03/19

斉藤学さん

森友問題で上値は重いと予想

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【前日の概要】
NYダウは+115ドル高でしたが、日経平均株価は-127円安の21676円で引けました。
ドル円は一時105.84円まで下落、クロス円も連れ安となっています。

【前日の結果】
・ダウ平均   24946.51(+72.85 +0.29%)
・日経平均   21465(+25 +0.12%)
・NY金先物   1312.30(-5.50 -0.42%)
・NY原油先物  62.34(+1.15 +1.88%)

【経済指標】
★★★★
23:00 (米) 3月ミシガン大消費者信頼感指数・速報  前回:99.7  予想:99.5  結果:102.0

【本日の戦略】

<ドル円は戻り売りに押される>

先週末のドル円は、一時106.40円付近まで反発していたものの、結局106.00円付近へ値を下げて引けており、
戻り売り圧力の強さが伺えました。米10年債利回りが2.845%と小幅に反発するなか、森友問題の悪化により
積極的な円売りは入りづらい様子。各国の株式市場が上昇しているにも関わらず、日経平均先物は時間外で
-71円安の21605円と続落しており、独歩安となっています。
安倍政権の支持率急低下に加え、前国税庁長官佐川氏らの証人喚問が行われる可能性が高まっており、
ひとまず状況を見極めたほうが良さそうです。

<円売りが減少し、円高圧力が続く>

IMM通貨先物ポジションは、円売りが減少し、円高圧力が続きました。
ユーロとポンドのロングが増加する一方、豪ドルのロングは減少しています。
今週は、木曜日早朝3時にFOMC、その後3時30分からパウエルFRB議長の記者会見が実施、内容次第で大きく
動いてくる可能性があるため、注意は必要でしょう。

【経済指標】
★★★
08:50 (日) 2月貿易収支  前回:-9434億円(-9441億円)   予想:+891億円

【本日の予想レンジ】
・ドル円	105.00〜106.80	↓
・ユーロ円	129.00〜131.50	↓
・ポンド円	146.00〜148.50	↓
・豪ドル円	80.50〜92.50	↓
・ユーロドル	1.1220〜1.2350	↓
・ポンドドル	1.3850〜1.4050	↓
・ドルスイス	0.9450〜0.9650	↑

【通貨の強さ】
ポンド>ドル>ユーロ>>豪ドル

【注目通貨】
・円(森友問題の悪化が足を引っ張る)

2018/03/16

為替研究所さん

日米ともにリスク要因が高まる

アメリカでは、トランプ大統領の「暴走」が続いており、今週もティラーソン国務長官の辞任、
中国への知的財産権の侵害を理由とした追加関税の検討等が起こっております。

これは、ロシア疑惑や不倫騒動等もあってトランプ大統領の支持が低下している中、
トランプ大統領も「勝てる」と見込んでいた東部ペンシルベニア州での補欠選挙で、
共和党が大苦戦している等もあり、政権の不安定さから「暴走」を行っているのではないかと
考えられます。
(東部ペンシルベニア州での選挙は、執筆時現在民主党が勝利宣言を出していますが、
未開封の票がまだあることや、現在の票の再集計を共和党が要求している等、最終結果は出ておりません)

政権が不安定になった時には、「一か八か」で暴走する指導者は多くいますが、
トランプ大統領も典型的なそのタイプのようで、今後も様々な「暴走」が起こるリスクがあります。

また、日本でも「森友問題」で、財務省の文書改竄が発覚したことによって、安倍政権に
動揺が広がっており、安倍首相、麻生財務相に対して辞任を求める声が強まっております。

安倍・麻生体制が相場に対して「ドル高・円安」「株高」の方向で影響を与えていたことは
ほぼ間違いなく、仮に麻生大臣の更迭や辞任等があれば、円高・株安方向で大きな影響を
及ぼす可能性があります。また、その場合、今後矢面に立つのは安倍首相となることから、
安倍首相も辞任に追い込まれる可能性もあり、その場合はさらにリスクオフ進行する可能性が高いです。

北朝鮮情勢についても、現在は米朝首脳会談が検討されていることや、北朝鮮が
「米韓合同軍事演習の容認」、「非核化も含めた検討」等の発言したこともあって若干
楽観的な空気が出ておりますが、北朝鮮が核・ミサイルを放棄することは全く現実的ではなく、
実際には何も情勢は好転していないことから、今後も北朝鮮リスクが再燃する可能性は高いと考えております。

執筆時現在は、「若干円高ドル安が進んでいる」という程度ですが、今後はさらに
リスクオフからその傾向が強まる可能性があると考えており、しばらくは
「かなりレンジを広くとって、高金利通貨を長期的に仕込む」「ロスカットをきちんと入れて
クロス円の短期から中期での売り」、またはその組み合わせが良いのではないかと思っております。

2018/03/15

為替太郎さん

政治リスクの高まりで円高がじわじわと進む

みなさんこんにちは。

昨日はアメリカの政治情勢が為替市場の懸念材料になりました。
昨日の東京時間のドル円は、106円台半ばで比較的小動きでしたが、その後の海外時間は
混迷する政治情勢を踏まえ、リスク回避のための円高方向に進みました。

トランプ大統領が、ティラーソン国務長官を解任し、後任にCIA長官のマイク・ポンペオ氏を
指名するすると表明したことで、今後のアメリカ外交をめぐる不確実が一段と高まっています。

北朝鮮情勢などの先行きもますます読みにくくなったことで、市場はネガティブな反応になりました。

さらに、ペンシルベニア州で実施された下院の補欠選挙でも、大統領選挙では共和党優位だった
ペンシルベニア州で、民主党のラム候補が勝利。

トランプ政権の先行きにも不透明さが強まっています。

これに加え、トランプ政権が、中国の知的財産権侵害への対抗策として、最大600億ドルの
関税適用を検討しているほか、貿易赤字削減圧力をかけることを検討していると報じられたことで、
一段とドル売り、そしてリスクオフの円買いが強まった状況です。

さらに、昨夜発表の2月の米小売売上高も前月比0.1%減と、3カ月連続でマイナスになったため、
雇用統計以降高まっていたFRBによる利上げ加速観測も後退。
長期金利の低下にあわせて、ドル売りに拍車をかけました。

それを受けて、前述のように昨日の東京市場では106円台の半ばを保っていたドル円は、
欧米市場において、一時106円付近まで下落する展開もありました。
場合によっては近々の106円割れも十分に見通せる動きです。

今日のドル円は、東京時間は引き続き106円台前半ではじまっています。

もっとも、目先に大きな材料があるわけではないので、ひとまずは今の水準での推移に
なりそうな感じもします。東京時間中は日経平均の動きを見ながらの展開になりそうです。

いずれにせよ、目先で106円を割り込むことがあれば、テクニカル的にも一段の円高方向に
進んでいく可能性もありそうです。

17:30	スイススイス中銀政策金利発表
21:30	米3月ニューヨーク連銀製造業景況指数
21:30	米新規失業保険申請件数
21:30	米3月フィラデルフィア連銀製造業指数
21:30	米2月輸入物価指数
23:00	米3月NAHB住宅市場指数
29:00	米1月対米証券投資

2018/03/14

ダメおやじさん

ドル円は東京高、海外安の展開!

こんにちは、ダメおやじです。

今週は週明けこそ森友問題からの政局懸念で円高スタートでしたが東京では
投資顧問の積極的なドル円買いが個人投資家の買い戻しを誘い昨日も買いが続いたため
週末の雇用統計時の高値、107.04円を越える107.28円まで上昇しました。

しかし、トランプさんの国務長官解任や中国に対しての関税強化発言など
貿易戦争懸念からNY株が続落したため結局往って来いの動きで106.53円まで
下げて終わりました。

本日は東京では森友疑惑で新たな展開になるか注意ですし、NYでは米小売り、
生産者物価指数で動くかですが今は指標では動き難いですね。
ペンシルベニア選挙やトランプさんに絡んだ政治リスクが強まるかですね。

本日は上値は107.20円、下値は106円と見ています。
トレンドは出ませんが1日で結構上下に値が振れますので高値買い、安値売りを
避ければ結構取れそうです。

頑張りましょう。

2018/03/13

しーさん

米CPIの結果に注目

森友問題に関して、昨夕、麻生財務相が記者会見を開きました。
結局文書の書き換えはあったとのことで謝罪をしましたが、麻生氏自身は辞任を否定。
麻生氏が辞任しないのであれば為替的には何ら問題なしとなりますが、昭恵夫人が
関係していると安倍総理の進退とも絡むため、責任問題などで尾を引くのでしょうか。

足の引っ張り合いはいい加減にしていただいて、真面目に政治のお仕事をしてほしい
というのが一市民の思いでありますが、為替トレードに関係している身としては
ボラティリティにつながる材料は注視せざるを得ません。

海外勢はこの問題に対してさほど重要視していないようです。
VIX指数は15.00を割り込み、2月の暴騰直前の状態まで戻してきました。
5月の米朝首脳会談の歓迎ムードにより、やや楽観的なセンチメントになりつつあるように感じます。

本日は政治面のヘッドラインに惑わされず、NYタイムの米CPIの発表に注目しておきます。
先週の米雇用統計では平均時給は前年比2.6%増とまずまずの結果でした。
本日のCPIは前月比では前回に比べてやや下がる予想となっていますが、前年比では
2.2%増の予想値となっており、2017年11月以来の上昇予想となっています。

物価上昇が過熱すればFRBの利上げが正当化され、今年の利上げ回数の予想が3回から4回へと
期待感が高まることもありえます。NYタイムは指標結果によってドル買いとなる可能性に
注意しておきたいと思います。

ただし3月という時期的な要因から継続的なドル買いには疑問が残ります。
輸出企業としては上がったらドルを売りたいと考えており、上値を重くする要因となります。
108円を越えて上昇トレンド入りは考えにくいため、もし吹き上がった場合は107円台では
反落のチャンスを探していきたいと思います。

2018/03/12

ZEROさん

米国はゴルディロックス相場、日本は森友問題が重し

9日に発表された米2月雇用統計では、非農業部門雇用者数が31.3万人増(予想20.5万人)
のポジティブサプライズとなりました。12月1月分も上方修正されています。

一方で平均時給は伸び悩み、前月比で+0.1%(予想+0.2%)、前年比は+2.6%となりました。

雇用は堅調で失業率も低い、それでも賃金が伸びない事が確認され、景気が良くても利上げ
ペースが加速しない、ゴルディロックス相場が復活した格好なりました。

雇用統計の結果を受け、NYダウは440ドル高、ナスダックは史上最高値を更新しました。
ドル円も短期レジスタンスラインを突破、108円が次のレジスタンスになりそうです。

本日は主だった経済指標の発表は予定されていません。

日経平均は前場500円超上昇する場面があったものの、森友問題が重しとなり上げ幅を縮小
しています。

ドル円も株価に合わせて106円半ばまで下押しする場面がありました。

ドル円は日足チャートからは、短期レジスタンスを上抜けています。
森友問題が麻生財務相の辞任まで行くのかどうかがポイントになりそうです。

今後ドル円が上昇したところでは、向こう3か月くらいの中期で売り続けてみたいと
考えています。

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2018/03/09

とあるエンジニアKさん

今後の相場情勢を占う雇用統計の日

早いもので2018年も始まってから2ヶ月が経過し、3月に入りました。
まだまだ寒い日が続くものの、時々暖かい日も訪れ、徐々に春の訪れを感じさせる
日々が到来しております。そうなれば気になるのは野球シーズンの訪れで、
プロ野球、メジャーリーグ共に楽しみなシーズンの始まりとなります。

【本日の指標】
本日は月初めの一大イベント、雇用統計が発表されます。
ADP雇用統計は可もなく不可もなくという数値が発表されております。
失業率も記録的な低い値が継続し、雇用も当然のごとく上向き、
追加利上げが取り沙汰されるという、ドルが強くなる要因ばかりが
散見される今の相場ですが、なかなかドルは上向かず、ドル円の底を
うろうろととまらない状況が続いています。
今は底固めとし、上向くきっかけを探す相場か。
当然ながら雇用統計もこのきっかけとなる可能性を十分に持っており、
相場の急変には気をつけたい場面です。

【本日の戦略】
一昨日は朝一番で報道されたコーン国家経済会議議長の辞任が引き金となり、
米国の自国を守る保守的政策が加速されるという懸念から一気に円高が
進む場面がありましたが、その後は徐々に一日をかけて戻り、結局は
いってこいの相場を見せる形になりました。
これはトランプ政権による「鉄鋼・アルミニウム」の材料輸入制限に
除外を設けると発表したことも一因。発表当初はすべての国を対象に、
というのが条件だったため、貿易戦争などという物騒な言葉が見出しとなりましたが、
昨晩はこのニュースが相場にとってポジティブ要因となってダウ平均も上昇、
前述のドル円も戻す結果となりました。

本日はまずは雇用統計がどうなるかが注目のポイント。
FOMCによる3月利上げというのは半ば相場においては織り込み済みとも
言われておりますが、これを確証づけるのが本日の雇用統計。
そして今後の利上げペースを占う上でも当然ながら今日の数値が重要となってきます。
当然ながら短期的に大きく変動する可能性がある一日で、無理な取引は禁物。
結果を見て週明けのポジションを算段したいと思います。

2018/03/08

しましまさん

ドル円NY時間に反発、今日はECB政策金利発表に注目

昨日は、コーンNEC委員長の辞任報道を受けドル円は朝方105.46円の安値を付け
東京・欧州時間は軟調に推移も、NY時間は2月ADP全国雇用者数の強い結果や
輸入関税についてメキシコ・カナダが免除される可能性が言及されたこと等から
106円台前半まで反発しました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

21:45:ECB政策金利発表
22:30:米・新規失業保険申請件数

昨日のドル円は東京・欧州時間は105円台中盤〜後半で推移、NY時間は105円台後半〜
106円台前半での底堅い動きで106.22円の高値を付けました。

今日堅調な動きとなると106.50円付近、まだ上へ行くと107円付近まで上昇できるか見たいです。
一方、軟調な動きとなると105円台中盤への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは東京・欧州時間は1.24ドル台前半で底堅く推移、NY時間は
1.23ドル台後半〜1.24ドル台前半での推移でした。

今日堅調に推移すると1.24ドル台中盤〜後半へ上昇できるか見たいです。
一方、軟調な推移となると1.23ドル台後半〜1.2350ドル付近への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2018/03/07

為替見習さん

引き続きリスク回避の動きに注意。米ADP雇用者数、貿易収支、要人発言に注目

昨日の為替相場は、月曜に続いて戻しが目立つ相場となりましたね。
昨年末からの大きな流れとしての円高に対して、2日戻しが入ったことで、
短期トレンドも一旦フラット化するところまで戻しています。

ただ短期トレンドが転換するかどうかという分岐点においては、
再び元の大きな流れ(今回の場合円高)へと相場が動くことも多いですし、
その際にはテクニカル的な動きであっても、指標やイベントなどを
後付けで材料視したようなニュース等も増えてきますので、
情報に流され過ぎないように節目やテクニカル面などを意識したいですね。

特に米国のコーン国家経済会議委員長が辞任するという発表が出ているので、
このあたりをキッカケとしてリスク回避の動きが再び出てくる可能性もありますし、
今日は米ADP雇用者数、貿易収支、ベージュブックのほか、米地区連銀総裁講演など
要人発言にも注意しながら相場を見ていくと止さそうです。

また今日もまずは資金管理を万全にしたうえで、取引は当日決済を意識するなど
自分で消せるリスクは徹底して消した上で、上記のイベントに絡んだ流れの変化があれば
ついていけるような準備をしておきたいところです。

ではまず火曜オープンからクローズまでの力関係変化を対円変動率で見てみると、
NZDが0.79%、AUDが0.74%、CADが0.62%、EURが0.49%、
GBPが0.20%、USDが-0.07%、CHFが-0.16%となっていて、
力関係は【NZD>AUD>CAD>EUR>GBP>JPY>USD>CHF】という形に。

月曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【GBP>AUD>EUR>USD>NZD>CHF>CAD>JPY】でしたから
オセアニアが強い位置で加速していること、カナダが強い位置に変化したこと、
円が弱い位置を維持していること、ドル、スイスが弱い位置に変化したことがわかります。

続いて11時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、
月曜火曜の動きを受けて各通貨ともにフラットに戻しており、
ここからさらに戻しが続いて上向きに変化するか、再び上値が重くなり
下向きに戻るかの分岐点にあります。

そのため今後は円を軸とした力関係変化と短期トレンド変化が焦点で、
ここから再び円買いの動きが出れば各通貨の短期トレンドは悪化して
下向きに戻るためショートのチャンスになります。

この場合は力関係上弱い通貨かつ値幅が出やすい通貨を売って
円を買うという形で攻めるのが低リスク。

逆にここから円売りの動きが出た場合には各通貨の短期トレンドが改善し、
上向きのものが出てきてロングのチャンスに変わることになります。

この場合には力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが
最も低リスクかつ高リターンを狙える方法となりますね。

個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので、
短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものを
リスクの低い方向に攻めるという基本戦略。

また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして
事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、
自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2018/03/06

斉藤学さん

NYダウの反発により、ドルは買戻しと予想

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【前日の概要】
NYダウは-70ドル安、日経平均株価も-139円安の21042円と続落して引けました。
ドル円は一時105.42円まで下落したものの、その後は反発し106円台へ乗せています。

【前日の結果】
・ダウ平均   24874.76(+336.70 +1.37%)
・日経平均   21405(+280 +1.33%)
・NY金先物   1319.90(-3.50 -0.26%)
・NY原油先物  62.57(+1.32 +2.16%)

【経済指標】
★★★★
24:00	(米) 2月ISM非製造業景況指数  前回:59.9  予想:58.7  結果:59.5


【本日の戦略】

<株、為替とも反発>

週末に行われた独社会民主党の党員投票では、メルケル首相率いるキリスト教民主・ 社会同盟との
連立政権が成立、イタリア総選挙もただちにEU離脱が議論されるわけではないため、
マーケットは全体的に落ち着きを取り戻しました。

-120ドル安でスタートしたNYダウは、次第に買戻しが強まり+336ドル高と5営業日ぶりに反発、
105.35円まで下落していたドル円も106円台へ戻しています。

鉄鋼とアルミへの関税措置に関しては、昨晩トランプ大統領が「カナダとメキシコについては
NAFTA交渉で行う」と述べたほか、共和党のライアン下院議長は「実際に導入するのは難しい」との
見解を示すなど、ひとまず警戒感が緩みました。

また、直近で急激に下落したためテクニカル的に過熱感が高くなっており、買戻しの入りやすい
地合いにもなっています。週末に米2月雇用統計、月半ばに米追加利上げを控えているので、
米利回りを見ながら神経質な動きが続くことになりそうですが、本日はひとまず株・為替とも
買戻しの動きと予想します。

【経済指標】
★★★
24:00	(米) 1月製造業受注指数 (前月比) 前回:+1.7% 予想:-0.5%

【本日の予想レンジ】
・ドル円	105.70〜107.00	↑
・ユーロ円	130.00〜132.00	↑
・ポンド円	146.00〜148.50	↑
・豪ドル円	81.50〜84.00	↑
・ユーロドル	1.2100〜1.2400	↓
・ポンドドル	1.3750〜1.4000	→
・ドルスイス	0.9300〜0.9550	↑

【通貨の強さ】
ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ

【注目通貨】
・ドル(いったん買戻し優勢に)

2018/03/05

為替研究所さん

こういう相場での投資法

先週の見通し記事では、「大きな流れとして、現在でも相場は全体的に
リスクオフ・円高ドル安傾向であることは変わらないと考えているので、
しばらくはドルの戻り売り、または長期での買い増しが良いと考えております」
と書いておりました。

実際に週が始まると、水曜にはNYダウが25,800ドルと、26,000ドルの目前まで
戻していたので、正直「これは予想外したかなあ」と思っていたら、木曜から
再びNYダウは下落し、さらにその中でトランプ大統領の「鋼鉄やアルミへの追加関税」
の発表もあって、一時24,500ドルを割りました。

トランプ大統領は、最近は通商への発言が多くなっており、この中で「ドル安」
「リスクオフ」の流れが強まっております。

また、北朝鮮情勢も平昌オリンピックもあって最近では「棚上げ」状態になって
おりましたが、3月18日のパラリンピック終了後には米韓合同軍事演習も再開され、
それに対して北朝鮮が挑発行動を行うことも考えられ、そうした面からのリスクオフも
今後警戒が必要です。
(逆に言うと、それまでの期間は双方ともに自重する可能性が高く、北朝鮮リスクが
本格化するのはそこからだと考えております)

こうした環境では、何か流れが変わるような大きな出来事がなければ、しばらくは
「大きく下落」「少しずつ戻す」「また下落」というような、下落基調のレンジ相場が
続く可能性が高いと考えております。

こういう相場での取引方法としては、

【短期トレーダー(デイからスイング)】
・短期的には上がることも下がることもどちらもあるので、戻り売り、ナンピンの
 どちらでも利益をあげるチャンスがある
・ただし、相場がいきなり動いて一気に大ダメージというのがあるので、計画的な
 ロスカットも含めた資金管理が死活的に重要

【長期トレーダー】
・スワップ狙いの長期投資トレーダーにとっては、今は仕込みのチャンス
・しかし、やはり急落の可能性もあるので、「想定レンジよりかなり下にいっても
 大丈夫」な資金管理が非常に重要

というのが基本です。

「資金管理」というのは投資の基本中の基本ですが、こうした相場が動く局面では
その「基本」こそが一番大事で、逆に言うとそこをちゃんとしていれば比較的利益を
上げやすい環境になっているのではないかというのが、今の相場に対しての印象です。

2018/03/02

為替太郎さん

大幅株安で、依然として円高の流れは収まらず

みなさんこんにちは。

雇用統計の上振れに端を発して生じた株式市場の暴落が、ひとまずは収まったと思われていた市場ですが、
依然として予断を許さない状況です。

依然として値動きは弱い動きが継続しており、今日も日経平均は大幅に続落する展開になっています。

これを受けて、為替市場も、株安に伴うリスク回避の円高がなかなか止まりません。
昨日の東京時間は、ドル円は107円弱での取引、今日にいたっては株の大幅下落に伴い、
106円台前半の水準まで円高が進んでいます。

このところ、アメリカの利上げ観測の高まりが株安、リスク回避の円高の流れを招いています。

さらに、原油相場をはじめとする資源価格もこのところ軟調で、資源国通貨にも買いが集まらない状況
となり、総じて円高基調の推移になっています。

さらに、昨夜は、トランプ大統領の鉄鋼関税導入表明をはじめとする保護貿易主義的な政策が懸念され、
ニューヨークで株式が大きく下落しました。

ダウは400ドル超の下落です。これを受けた今日の東京市場でもリスク回避一色。
午前の日経平均も600円超の下落になっています。

トランプ大統領は、鉄鋼とアルミニウムの輸入増加が安全保障上の脅威であるとして、鉄鋼は25%、
アルミニウムは10%の追加の関税を課すと表明しました。

これにより自動車価格の上昇等の弊害も予想されます。今回の措置は、中国が主なターゲットであると
されていますが、これに対してEUが対抗策を提示することを示唆するなど、関税引き上げ競争になることが
懸念されています。

こうした材料を踏まえたリスクオフは強い円高圧力になっています。
とはいえ、ドル円の円高はひとまず106円付近が抵抗線として機能しており、まだここから
ズルズルいきそうな雰囲気にはなっていません。

106円以下にはドル買いも厚く、ここからさらにリスクオフが高まらない限りは、
現在の水準をベースに下げ渋りになる可能性が高そうです。

逆に言えば、ここを抜けるとさらに深い水準まで値動きが円高方向に向かっていく可能性があります。

16:00	独1月小売売上高指数
16:00	独1月 輸入物価指数
18:00	ノルウェー2月失業率
18:30	英2月建設業PMI
19:00	ユーロ圏1月生産者物価指数
22:30	カナダ12月GDP
22:30	カナダ10-12月期GD
24:00	米2月ミシガン大消費者信頼感指数

2018/03/01

ダメおやじさん

リスクオフの動きが継続か!

こんにちは、ダメおやじです。
本日から3月入りですね。
波乱含みですが頑張りましょう。

昨日のドル円は107円中心に動いていましたが、NYで米金利が低下し、原油も大幅安、
100ドル近く高寄りしたNY株も380ドル安となると、円高が進行し、一時106.56円まで下落しました。
下げた要因とすれば、日銀が長期国債の買い入れを減額したことや、月末調整の売りが出たようです。

ポンド円は欧州から下げだし、146.72円、ポンドドルで1.3756まで大きく下落しました。
EU離脱で、アイスランドがユーロ圏残留の意思を示し、英国内で亀裂が入っているようです。

ユーロドルは、ユーロ圏CPIが弱く、緩和継続観測が強まりましたが、月末がらみの買いや
ドル安で、ドルやポンドに対して買われ、1.22中心で動きませんでした。

本日は、NYでは、注目されているISM製造業景況指数があります。
後は米金利や株価動向ですね。
昨日に続いてリスクオフの動きとなるか月替わりで流れが変わるかですね。

ドル円は昨日の下げで直近安値の105.50円を再度狙いにいくかどうかです。
私は105.50円から108円の動きで安値売りは避けたいとは思っていますが。 戻りは本日は107円、107.20円までとみています。 ユーロドルは戻りは1.224で、下値は1.21、1,2070で、戻り売り有利とみています。 ユーロドル、ポンドドルの戻り売りが良いとは思っています。

尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。