27日はイタリア連立政権が「2019年の財政赤字目標をGDP比2.4%に設定した」との報道を受け ユーロが急落。FOMCの利上げ継続と相まってユーロドル主導のドル高+ユーロ安となりました。 ドル円年初来高値付近で高値引け、ユーロドル1.16前半で安値引けでした。 米国株はハイテク株が堅調、NYダウ54ドル高(+0.21%)、ナスダック51ポイント高(+0.65%)でした。 また、高金利通貨の強さが目立つ1日でした。人民元は対ドルで再び軟化しています。 本日は前日NYクローズでドルが高値引けした事から、テクニカル的に ドル押し目買いの入りやすい1日になりそうです。 投資戦略は10月調整を見越して、ドル円戻り売りを続けたところ10月を待たずに 含み損を抱える結果になってしまいました。 10月中に少し売り増し、10月末までに決済する予定です。 ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
またしても台風接近の情報。 今回もまた強い台風が日本列島を 横断するかの予報円を示しており、 秋雨前線も相まって雨の週末となりそうな予報です。 ここまで頻繁に台風が来ている割に、今年は関東地方がその台風コースを見事にパスしている模様。 それでもしっかりと災害への備えは怠らずに生活しようと思います。 【本日の指標】 米国においていくつか指標がありますが、特に大きな指標は ありません。 【本日の戦略】 昨晩のFOMCは予想通りの利上げ。 これで政策金利が2%台となり、実につい先日10年という節目を迎えたリーマンショック以来の出来事。 発表の文言としては、金利が「緩和的」という言葉を排除し、 利上げに一段落をつけようという事情が垣間見られます。 また、 遠い2021年には利上げ想定回数がゼロとなったこともこの件を裏付ける形に。 相場の反応として、NY時間中に株価とドルが若干下落となりましたが、 その値幅としては大きなものではありません。 また、時期を同じくして行われた日米首脳会談。 大項目としては世界の懸念項目である貿易問題でしたが、日本側が懸念としていた日本製自動車の 輸入制限は発動しないなどの発表。米中であれだけ大きな事態となっているだけにその行く先が 心配されていましたが、まずは一息といったところか。相場の反応は目立ったものはなし。 ということで、一通りイベントをこなした水曜日の夜。 週末にかけてはいくつか指標は残っているものの、さほど大きなものはなく、 米中問題以外は波乱の可能性は高くないものと見ております。 特に新たなポジションを取ることはしませんが、週の戦略通りドル円の買い保持し続けます。
昨日はFOMCを控えて全体的に様子見の相場となり、ドル円は112.70円台〜112.90円台での小動き、 ユーロドルは1.1730ドル台〜1.1790ドル台での値動きとなりました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 23:00:米・8月新築住宅販売件数 27:00:FOMC政策金利発表 昨日のドル円は、112.70円台〜112.90円台での小動きでした。 今日堅調に推移すると113円〜113円台前半、まだ上へ行くと113.50円付近まで上昇できるか見たいです。 一方、軟調な動きとなると112円台中盤への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは、東京時間は1.17ドル台前半〜中盤で推移し欧州時間1.1190ドル付近まで上昇、 NY時間は1.1793ドルまで上昇も午後は1.1760ドル〜1.1770ドル台での推移となりました。 今日堅調な動きとなると1.18ドル〜1.18ドル台前半へ上昇できるか見たいです。 一方、軟調な動きとなると1.17ドル台前半〜1.17ドル付近への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、ダウ平均株価が下落する動きがでましたが、 ドルは底堅さが見られ年初来高値の113円前半が視野に入る一方で クロス円は若干値を落とすなど、ドル高円高傾向となりましたね。 FOMCを控えるなかでどこまで上値を追うかがドルの焦点ですが 短期的には112円台前半ではある程度サポートされているので FOMCで年初来高値を超えていくか、112円を割るかに注目したいところ。 またクロス円に関しては若干値を落としたものの変動率は高くないため 短期トレンドは上向きのままを維持していますので、英国のEU離脱交渉や 米中貿易問題などをきっかけとしたリスク回避の動きに注意しつつ 節目を見ながら早い決済を心がけると良さそうです。 このような中で今日は午後に黒田日銀総裁発言が予定されているほか、 米ケース・シラー住宅価格指数、消費者信頼感指数、トランプ大統領の演説等 相場を動かしうる材料が控えていますので、これらのイベント前後の動きを見て リスクが下がれば攻めていきたいところ。 そして今日もまずは資金管理を万全にしておくことや、 取引する場合には極力当日決済にしてポジションを残さないなど、 自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいですね。 ではまず先週金曜から月曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、 月曜はUSDが0.19%、CADが-0.10%、AUDが-0.25%、GBPが-0.26%、 EURが-0.33%、NZDが-0.35%、CHFが-0.50%となっていて 力関係は【USD>JPY>CAD>AUD>GBP>EUR>NZD>CHF】という形に。 先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が 【CHF>USD>AUD>CAD>JPY>NZD>EUR>GBP】でしたから 円が強い位置に変化したこと、ドルが強い位置で加速していること、 スイスが弱い位置に変化したこと、ユーロ、NZD、ポンドが 弱い位置を維持していることなどが見てとれます。 続いて9時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、 昨日の動きを受けて全体にフラットから上向きとなっていて 現状は円売りの動きが出ればロングのチャンスになりやすい状況。 そのため今後のポイントは円を軸とした力関係変化で、
ここから円売りの動きが出れば各通貨の短期トレンドは明確な上向きとなり ロングのチャンスになりますので、力関係上強い通貨を買って円を売る、 という形で攻めるのが低リスクとなりますね。 逆に円買いの動きが出てきた場合には各通貨の短期トレンドは悪化して 一旦フラット化しますし、勢いが強ければ下向きへと変化して、 この場合はショートのチャンスに変わります。 そうなった場合には力関係上弱い通貨かつ値幅が出やすい通貨を売って 円を買う形で攻めるのが最も低リスクかつ高リターンとなります。 個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので 短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものを リスクの低い方向に攻めるという基本戦略。 また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」 ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 先週末のNYダウは+251ドル高、日経平均株価も+195円高の23869円と続伸して引けました。 ドル円は112.88円まで上昇する一方、クロス円はポンド円が大きく売られています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 26743.50(+86.52 +0.32%) ・日経平均 23770(+20 +0.08%) ・NY金先物 1201.30(-10.00 -0.83%) ・NY原油先物 70.78(+0.46 +0.65%) 【経済指標】 ★★★ 08:30 (日) 8月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比) 前回:0.8% 予想:0.9% 結果:0.9% 【本日の戦略】 <米中貿易協議が中止に> 先週末のNYダウは、+86ドル高と続伸し史上最高値を更新しました。米10年債利回りは3.067%と高止まり、 ドル円は一時112.88円まで上昇しています。しかし、英EU離脱に関しメイ英首相が、 「離脱交渉が行き詰ったとの認識、EUは代替案を示す必要がある」と訴えたことでポンドが-2%超急落、 合意なき離脱となれば、ポンドは20%下落するとの見方があるため、今後注意が必要でしょう。 また、週末の間には「中国が対米協議をキャンセルとの報道」が出ていて、週明けの相場への影響に注意。 朝方の為替相場は、豪ドル中心に売り優勢となっています。本日の東京と中国市場は祭日で休場ですが、 欧米市場は通常通りなので売り圧力の強まりには注意が必要です。 全体的には、豪ドル中心に円高での推移と予想します。 【経済指標】 ★★★★★ 22:00 (ユーロ) ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言 休場 (日)・(中) 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 111.50〜112.80 ↓ ・ユーロ円 131.00〜133.00 ↓ ・ポンド円 145.00〜148.00 ↓ ・豪ドル円 80.50〜82.80 ↓ ・ユーロドル 1.1680〜1.1800 → ・ポンドドル 1.2900〜1.3150 ↓ ・ドルスイス 0.9500〜0.9650 ↓ 【通貨の強さ】 ドル>ポンド>ユーロ>豪ドル 【注目通貨】 ・豪ドル(米中貿易協議中止で売り優勢)
今週は全体的にリスクオンの相場となっており、米国株や高金利通貨が全般的に上昇傾向にあります。 今週はアメリカの中国への第三弾の追加関税(2000億ドル)を24日に発動することが発表されましたが、 関税発動自体は市場は既に織り込み済みであり、また、中国からの報復関税も600億ドルと想定されて いたものより少ないものであったため、先週からのリスクオンの流れは変わりませんでした。 昨日は、自民党総裁選挙と、トルコの中期経済計画の発表がありました。 自民党総裁選挙は、事前予想でも安倍首相の勝利がほぼ確実視されておりましたが、 実際に安倍首相が勝利をおさめ、いわゆる「ご祝儀」も「セルザファクト」も特段なく、 為替相場にはほとんど影響を与えませんでした。 今年の前半の森友学園問題等で安倍政権が揺れていた時は、安倍首相の三選がなければ、 他の自民党有力議員が財政緊縮派が多く、今の「異次元緩和」が続くかどうかに疑念が出ると考え、 かなりの円高が進むのではないかと懸念しておりましたが、先日の日銀の声明でも緩和を続ける ことが明言されたことから、しばらくは「日本の緩和政策の継続性」といったことはテーマと ならなくなると考えられます。 もう一つのトルコの中期経済計画については、発表前にはエルドアン大統領の自由市場の 原則を尊重するという発言や、利上げ後のアルバイラク財務相の中銀の決定を尊重するといった 発言などから、トルコリラを上昇させるような発言が行われるのではないかという期待から 18.2円程度まで上げましたが、実際にはアルバイラク財務相が成長率、インフレ率等について 中期計画を説明したものの、具体的な財政緊縮策や為替を維持するための手段についての言及はなく、 その中期経済計画で上げた分くらい下落し、発表直後に17.8円程度となりました。 トルコリラについては、今回の中期経済計画は実質的に中身がなく、為替相場への影響も それ以前とそこまで変わらない動きなので、「何も言わなかった」というくらいの解釈が 妥当だと考えており、今後アメリカとの関係改善が実際に行われるのか、対外債務の返済は可能か、 インフレは抑制されるのか、経常赤字はどうなるかといったことに争点が戻ったと考えられます。 今後の相場全体の動きとしては、しばらく「何も起こらなければ」リスクオンの流れが 続くと考えられますが、アメリカの中間選挙も近い現在において、「何も起こらない」 ということは逆に考えづらく、しばらくは政治情勢による値動きに注意する必要があります。
このところ、市場ではリスクオンによる円安傾向が継続しています。 世界的な株高がリスクオンの背景になっています。 これを受け、豪ドルをはじめとする資源国通貨も上昇しています。 昨日のアジア時間の取引は、ドル円では112円台の前半での推移となりました。 アジア市場でも株式が全面高の状況であり、一時は112円台半ば付近まで上昇する場面もありました。 水準としては、7月来の高値です。 株式市場の堅調が目立っています。貿易摩擦問題の当事者である米国・中国株ともに上昇しており、 円安自体も株高を下支えする材料になりました。 今日も東京市場は上昇して始まっています。昨日の日経平均も大幅に続伸となり、4日連続の上昇でした。 終値では1月以来の8カ月ぶりのところまで上昇しています。 これを受け、今日の午前の東京市場でも、ドル円は112円台の前半を維持しています。 とはいえ、目先でやや上値に関しては上げ渋りの雰囲気も出てきました。 日経平均株価も、いまのところ小幅高にとどまっており、5連騰になるか微妙なラインです。 もっとも、市場の雰囲気としては、リスクオンが続いていますので、中長期のトレンドとしては さらなるドルの上昇と、円売りによる円安方向に向かう可能性が高いでしょう。 なお、本日は、自民党の総裁選が予定されています。小泉進次郎氏が石破氏を支持するとの方向が 出ていますが、安倍首相の優位は動かないでしょう。 サプライズなく再選が決まれば、さらなるリスクオンによる円安ドル高方向に進む材料とは見られますが、 もともと安倍本命で進んできた総裁選の経緯もありますので、仮に安倍首相の再選が決まっても、 市場の反応はさほど大きなものにはならないと見ます。 目先では、ドル円は112円50銭付近を超えることができるかが焦点です。 そこまで上昇すれば2カ月ぶり高値となります。ただ、テクニカル的には抵抗が強そうな印象があります。 112円50銭付近を超えていくことがあれば、今度は年初来高値となる113円台の半ばが 意識されることになります。 17:30 英8月小売売上高指数 17:30 香港8月消費者物価指数 21:30 米週次新規失業保険申請件数 21:30 米9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 23:00 ユーロ圏9月消費者信頼感 23:00 米8月景気先行指標総合指数 23:00 米8月中古住宅販売件数
こんにちは、ダメおやじです。 今週に入り海外勢や国内実需のドル円買いから円の全面安が続いており米中の貿易摩擦激化 観測等蚊帳の外で弱い材料と思い売ると担ぎ上げられストップを取られる感じですね。 本日は日銀決定会合の結果がでます。 金融引き締め政策は変更なしでしょうが緩和縮小が世界の趨勢でも有り今の状況が続けば 日米貿易でトランプさんの攻撃の的にもなりかねず、黒田さんも何か考えているのではないですかね。 表に出しては口を閉ざすと思いますが会見で何かヒントになるようなことを言わないか注目です。 ただドル円は112円台で値動きが少なく目先は111から113円の動きと見ています。 今週に入り特に強い動きをしているのがポンド円です。 ブレグジット関連の何年も出たり消えたりのニュースで動いています。 どうしても下げたくない欧州勢が売らしてストップを取るという動きに出てますが昨日は東京、 欧州、NYで上下に振れ売り方をフラフラにさせました。 こういう動きをする時は高値に近いと思っています。 本日は英消費者物価、英小売りと重要指標が有ります。 結果が悪く下げれば反発の可能性が強いですが結果が良くて噴けば売っても良さそうです。 上値は148.50円、下値は146円、146.50円とみています。 今週も中盤戦です。 週末に向けて頑張りましょう。
昨日は敬老の日にて東京タイムはほとんど値動きがありませんでした。 ドル円は112円を挟んで上下15pips程度しか動かなかったため、「休むも相場」ならぬ 「相場は休み」と言える日中でした。NYタイムに入ってからはやや軟調推移となりましたが、 見ていて面白くない相場に変わりはありませんでした。 本日から3連休明けとなって東京タイムも動きがあるでしょうが、 指標イベント的にはこれといったものはありません。 トランプ大統領から対中関税の方針を発表するとの話がでてきていますが、 すでに3回目となっているので市場はこの話題に慣れてきているのではないでしょうか。 ファンダメンタル的な値動きが期待できないときは、テクニカル的な分析によって 相場の方向性を探したいところですが、前日が休場であるチャートを見ても、 方向感がないので判断しづらいです。 ドル円の日足では、レジスタンスラインを越えてから上下にヒゲを伸ばした陽線、 陰線と続きました。こうなるとこのまま上昇の形とはなりにくいので、買いでついていくのは 一旦様子見としておいたほうがよいでしょう。 米中貿易問題の反応次第だと思いますが、引き続きドル円は手を出すには難しい状態が続くかも知れません。 ユーロドルについては1時間足を手がかりにしてみますと、底打ちから反発上昇をしつつあります。 日足ではまだレンジ内であるため、レンジをブレイクするまでは行ったり来たりがあるかも知れませんが、 押し目買いをする上では特に不安はない形といえるでしょう。 今週はユーロドル買いを推奨通貨としていますが、本日の狙い目としてもユーロドルの押し目買いを 狙っていきたいと思います。
日経電子版によるとドル円の年間変動幅が8.74円と、変動相場制以降で最低となっています。 残り3か月半で114円超えや103円割れが起きない場合、記録更新となります。 トランプ大統領は「17日にも約2,000億ドル相当の対中追加関税第3弾を発動する可能性」と報道 されていますが、株式市場を見る限り、それほど米中貿易戦争に対する警戒感は高まっていません。 米国株が高値圏で推移しているにも関わらず、上海総合指数は低迷したままになっています。 これは米中貿易戦争より、中国国内要因かもしれません。 為替市場では豪ドルが中国関連になりますが、豪ドル相場も低迷しています。 為替市場は米中貿易戦争よりFOMCが重要と考えています。 9/25-26FOMCで利上げ実施後、12月利上げが示唆されるのか、2019年の利上げペースがどうなる のかに投資家の関心が集まりそうです。 経済指標や株価の強さに反しFRBがハト派へ傾倒した場合には、ドル安での反応がありそうです。 引き続きタカ派姿勢を維持した場合は、小幅にドル高となりそうです。 本日は東京市場が休場。上海総合指数や対中追加関税第3弾の行方に関心が向かいそうです。 投資戦略は10月調整を見越して、ドル円戻り売り戦略を続けてみます。 ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
9月も半ば、朝晩の涼しさは秋の訪れを感じます。 ここ最近は夏の高気圧が弱まっているとかで、日中まで涼しくなりました。 週末にはこの揺り戻しがあるようですが、太陽がない意外は快適この上ない日々を過ごしています。 今年は酷暑に複数の台風と厳しい天気が続き、やっと落ち着いたところに北海道での地震発生と、 日本が天災に囲まれている国であることを日々認識してしまいます。 【本日の指標】 本日はNY時間において米国において各種経済系指標がいくつか。 貿易問題によって萎んだであろう実体経済への影響が懸念されますが、 未だに数値としては見られていないようで、念の為のネガティブサプライズへの心構えは必要です。 【本日の戦略】 週末、そして東京市場は月曜日休場とあって、東京市場は午後にかけて活発な動きが見られる可能性がありますが、 それは株式相場の話。為替相場はここ最近東京市場において動くことが少ない日々が続きます。 動きがあるNY時間においても決まった動きはなく、ニュースを待つ相場です。 いよいよ解決に対して動き出したように見える米中貿易問題は、すでに何らかのニュースが発信されれば 相場を動かすという図式が成り立っており、それだけ相場参加者が過敏になっているようにも見受けられます。 トランプ大統領のツイッターによる中国牽制もありますが、自体は収束に向かうべきという流れを感じます。 いずれにせよ相場を動かすニュースを探している状況で、静かな相場が続くものと予想します。 じっくり待つ相場です。
昨日の東京・欧州時間は小動きながらドルがやや強めに推移も、NY時間は米8月卸売物価指数の 弱い結果やNYダウの大幅上昇からの反落等からドルが軟調な動きとなり、ドル円は111.12円まで下落、 ユーロドルは1.1650ドルの高値を付けました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 10:30:豪・8月新規雇用者数/8月失業率 15:00:独・8月消費者物価 20:00:BOE政策金利発表 20:45:ECB政策金利発表 21:30:米・新規失業保険申請件数 21:30:米・8月消費者物価指数 今日の政策金利関連は、BOE政策金利発表、BOE議事録公表、ECB政策金利発表が予定されています。 昨日のドル円は、東京・欧州時間は111円台中盤で推移もNY時間はやや軟調で111円台前半での 推移となりました。 今日堅調に推移すると111円台中盤〜後半へ上昇できるか見たいです。 一方、軟調な動きとなると110円台後半への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは、東京・欧州時間は1.15ドル台後半で推移もNY時間は堅調な動きで 1.1650ドルの高値を付けました。 今日堅調な動きとなると1.1650ドル付近、まだ強い動きとなると1.17ドル付近まで上昇できるか見たいです。 一方、軟調な動きとなると1.15ドル台後半への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、円が単独で売られてリスク選好型となり 各通貨の短期トレンドも回復したことで、もう一段上昇があれば 取引する上でも面白くなりそうな展開となってきましたね。 特に目立ったのはクローズ間際のカナダドルの上昇で、 これはトランプ大統領が「カナダとの協議はうまくいっている」 と述べたことが発端。 またその他の通貨については後述する対円変動率で0.5%前後の上昇。 これが1%程度まで伸びるような展開になれば面白くなるのですが、 昨日の円売りもまだ本格的なトレンドが出来るまでは至っていません。 さらに今日午前中の動きを見ていると、日経平均が下げていますし、 原油や株式市場の動きを見ていると次の大きな材料待ちのような印象なので 安易に取引することは避けて大きな動きを待ちたいですね。 このような中で今日はユーロ圏の鉱工業生産、米生産者物価指数、 ブラード・セントルイス連銀総裁講演、ベージュブック等が予定されており、 これらのイベント前後に動きが出ればうまく利用したいところ。 そして今日もまずは資金管理を万全にしておくことや、 取引する場合には極力当日決済にしてポジションを残さないなど、 自分で消せるリスクは徹底的に消したうえでリスクが下がれば取引したいところです。 ではまず月曜から火曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、 火曜はCADが1.13%、CHFが0.67%、AUDが0.50%、EURが0.49%、 GBPが0.45%、NZDが0.42%、USDが0.41%となっていて 力関係は【CAD>CHF>AUD>EUR>GBP>NZD>USD>JPY】という形に。 月曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が 【GBP>EUR>AUD>CAD>USD>JPY>NZD>CHF】でしたから 円とドルが弱い位置で加速したこと、ポンドが位置を落としたこと、 カナダ、スイスが強い位置に変化したこと、豪ドルが強い位置を、 NZDが弱い位置を維持していることなどが見てとれます。 続いて11時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、 昨日の動きを受けて全体に上向きとなっています。 そのため今後のポイントは円を軸とした力関係変化で、 ここから円売りの動きが出れば各通貨の短期トレンドは明確な上向きとなり ロングのチャンスになりますので、力関係上強い通貨を買って円を売る、 という形で攻めるのが低リスクとなりますね。 逆に円買いの動きが出てきた場合には各通貨の短期トレンドは悪化して 一旦フラット化しますし、勢いが強ければ下向きへと変化して、 この場合はショートのチャンスに変わります。 そうなった場合には力関係上弱い通貨かつ値幅が出やすい通貨を売って 円を買う形で攻めるのが最も低リスクかつ高リターンとなります。 個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので 短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものを リスクの低い方向に攻めるという基本戦略。 また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」 ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは-79ドル安と下落、日経平均株価は+66円高の22373円で引けました。 ドル円は111円付近で小幅高、クロス円はポンド円中心に上昇しています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 25857.07(-59.47 -0.23%) ・日経平均 22325(-35 -0.16%) ・NY金先物 1199.80(-0.60 -0.05%) ・NY原油先物 67.54(-0.21 -0.31%) 【経済指標】 ★★★ 17:30 (英) 7月月次国内総生産(GDP)(前月比) 前回:0.1% 予想:0.2% 結果:0.3% 【本日の戦略】 <ポンドが急伸し、リスクオンムードに> 昨日は、英EU離脱に関しバルニエ首席交渉官が、「8週間以内にEU離脱交渉が合意するのは現実的」と発言 したことで、ポンドが大幅高となりました。ポンド円は145円台へ上昇、ポンドドルも1.3000台へ乗せています。 離脱交渉の合意が非公式な期限である10月を前に、今月のポンドは英EU離脱問題を材料に大きく動いていました。 メイ英首相の報道官も、「夏にかけ協議が加速し、現在も進展が続いている」と述べていて、 安心感が広がっています。昨晩のNYダウは-59ドル安と続落したものの、リスクオンムードにより 円安株高の地合いと予想、ドル円も円売り優勢で上昇すると予想します。 一方、、米国が中国に対し、追加で2670億ドルの制裁関税を検討していることが明らかになっていて、 オセアニア通貨の上値は限定的。明日、さらに行われることが決まったNAFTA再交渉にも注目です。 【経済指標】 ★★★ 17:30 (英) 8月失業保険申請件数 前回:0.62万件 予想:1.00万件 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 111.00〜112.00 ↑ ・ユーロ円 128.50〜130.00 ↑ ・ポンド円 144.50〜146.00 ↑ ・豪ドル円 78.50〜80.50 ↑ ・ユーロドル 1.1550〜1.1650 → ・ポンドドル 1.3000〜1.3100 ↑ ・ドルスイス 0.9700〜0.9850 ↑ 【通貨の強さ】 ポンド>ドル>ユーロ>豪ドル 【注目通貨】 ・ポンド(英EU離脱問題の進展に期待が高まる)
今回は豪ドルについて、何故最近下落しているかと、今後の見通しを書きます。 結論から書くと、 ・豪ドルはまだしばらく下落が続く可能性がある ・下値ターゲットは77円(AUD/USD0.7の節目)、そこを超えると75円(2016年のチャイナショック時の 安値であるAUD/USD0.682)。そこを大きく超えて下落する理由は現時点ではないと思うものの、 油断は禁物で、資金管理をしっかりする必要がある ・長期的にはどこかのタイミングで利上げトレンドに戻し、経済成長の安定感や財政の健全性から上昇 と考え、長期ではスワップもあるので、「良い仕込み時」だと考えています。 豪ドル円は、3月から続いていた80-84円のレンジ相場を下抜けし、先週末時点で78.9円程度となりました。 これには大きく3つの要因があり、 ・米中貿易戦争への懸念が高まっており、中国経済との関係が強い豪ドルが売られやすくなっている ・最近ではオーストラリアの大手銀行での住宅ローン金利引き上げもあり、景気への悪影響が懸念された ・利上げ時期についての見通しが、全体的に後倒しになっている(例えば野村證券の予想では 利上げ開始時期が先月時点では2019年2月だったのが7-9月期へと変更され、ロイターのエコノミスト 調査でも 2019年末頃を予想する人が多く、Bloombergの記事では2020年以降という見通しもあります) によるものです。 豪ドル/米ドルで見ると、2018年に入ってからは基本的には下落基調にあり、先週末は0.71と、 2017年1月や2016年5月につけた安値によるサポートライン0.715をわずかながら下回って週を終えました。 豪ドル/米ドルの下落の理由としては、上記の要因の他に、アメリカとオーストラリアの金利の逆転によって、 米ドルに資金が流れやすくなっていることもあります。 豪ドル/米ドルの次のターゲットは節目の0.7、その次はチャイナショック時の0.682であり、 そこまでの下落はありうると思います。 ただし、上海総合指数は既にチャイナショック並の水準まで落ちており、追加関税についての見通しも 既にある程度織り込まれ、さらに当時は米利上げ・豪利下げに対し、今は米利上げ・豪据え置きで、 その水準を超えてまで下落する理由はないと現時点では考えております。 オーストラリアは、 ・経済成長期間が世界最長記録を現在更新中 ・公的債務残高も小さく財務リスクも低い ・長期的には利上げも期待できる という国で、長期ではやはり豪ドルの買い推奨は変わりません。 ただし、当面は下落が続く可能性があるので、資金管理にはご注意ください。
このところの為替市場は、手控えムードからリスクオフ傾向です。 ドル円相場は、東京時間、欧米時間とも円高ドル安進行となり、リスクオフ傾向の強い動きが継続しています。 アメリカの中国に対する追加関税第3弾への警戒やNAFTAをめぐるカナダとの協議などが 依然として世界経済の先行きの不安材料になっています。 また、日経平均は昨日で5日連続の下落。今日も下落して始まっています。 北海道地震や台風などの自然災害リスクが嫌気されたこともありますが、なにより、 通商問題の先行き不透明感が最大の上値の重しになっています。 株安自体が円高材料になりますので、円高方向に傾きやすい地合いといえます。 さらには、昨夜、ウォールストリート・ジャーナルが通商協議をめぐって、トランプ大統領が 日米関係の悪化を示唆したと報道されたことで、ドル円ではさらに大きく円高が進行。 海外市場では、110円台半ばまで円高が進むなど、日米貿易摩擦に関する先行き不安が 改めてクローズアップされた格好です。 一方で、ユーロに関しては、イタリアに関して先行き不透明感が後退したことで週内には 買われる場面もありました。 しかし、7月の独鉱工業受注指数が市場予想を下回ったことを材料に売り込まれる場面もあるなど、 軟調な推移になっています。 なにはともあれ今日は雇用統計です。 予定されている8月の雇用統計では、米4-6月期GDP改訂値や8月消費者信頼感指数が堅調だった ことを背景にして、堅調な数字が予想されています。 具体的には非農業部門雇用者数は19.1万人増、また、失業率、賃金ともに堅調な伸びが予想されています。 今回の雇用統計の結果にサプライズがなくアメリカ経済の堅調維持が確認されれば、 市場のコンセンサスである9月FOMCでの利上げを補強するものになるでしょう。 その場合、主要通貨に対するドルの堅調が維持され、また、対円でもドル高方向に流れが 向かう可能性もありそうです。 14:00 7月景気一致指数 15:00 ドイツ7月貿易収支 15:00 ドイツ7月経常収支 15:00 ドイツ7月鉱工業生産 15:45 フランス7月貿易収支 15:45 フランス7月経常収支 15:45 フランス7月財政収支 15:45 フランス7月鉱工業生産指数 18:00 ユーロ圏4-6月期四半期GDP 21:30 アメリカ8月雇用統計 21:30 カナダ8月新規雇用者数 21:30 カナダ8月失業率
こんにちは、ダメおやじです。 昨日の為替相場は、月初めのゴトウ日でドル円111.71円、ポンド円143.68円まで上昇も NY株や日経の伸び悩みで、ドル円は111.39円、ポンド円は142.65円まで下落し、 欧州序盤で東京の上げを埋めましたね。 東京で買われれば、一度は欧州で利食い売りが出る、これは昔からの市場(人間心理)の癖のようで、 自動売買システムになった今でも、この癖はシステムに組み込まれているようですね。 私はこの癖を「朝売り」と称して、トレードすることが多いです。 欧州では、英独がEU離脱関連の主な要求を取り下げたとの一部報道で、ポンドが急騰し、 ポンドドル1.2970台、ポンド円で144.96円まで上昇しました。 しかしその後、独政府報道官から「EU離脱交渉の方針に変更なし。 バルニエ主席交渉官を信頼している」との発言で、ポンドは行って来いでした。 ポンドのブレグジット報道には振り回されますね。要求を取り下げると言う事は、 EU離脱が自由勝手に可能という事例を作ってしまいますからね。 このような突発な情報で上げ下げがあるのでトレードは面白いのですが、 デイトレードでは、市場ごとに流れが変化するので、市場の切り替わりにはポジションを 小さくしておくのも資金温存の一手でしょう。 今週も後2日、米雇用統計や米ISM非製造業景況指数など、FRB利上げを占う指標があります。 頑張って行きましょう。
昨日は関西を中心に台風が猛威を奮いましたが、瞬間的に吹いた暴風は 身の危険を感じるほどで、自然の凄さを改めて実感した1日でした。 為替的には欧州タイムに突入してからドル円が111.50円付近まで上昇しました。 特に材料はなかったように思いましたが、ユーロが売られてドルが買われる中で ドル円も買いが優勢の展開となった模様です。 本日は午前中に豪州GDPの発表があります。 先日はRBA政策金利の発表がありましたが、事前予想通り据え置きとなりました。 豪ドルは米中貿易戦争の煽りを受けて軟調な展開が続いていましたが、 昨日の声明ではややタカ派な内容だったことで豪ドル買いとなりました。 しかし勢いは続かず、欧州タイムには豪ドル円は再び80円割れとなっていました。 今週は米国が中国に対して2000億ドルの関税を追加発動するかに注目が集まっていますが、 この影響で中国との関係が深い豪ドルは引き続き軟調な展開を予想します。 また本日は米国とカナダの二国間協議が再開される見通しです。 この状況の中でカナダ中銀の政策金利の発表がありますが、通商政策が先行き不透明な 状態で利上げができるわけもなく、据え置きがコンセンサスとなっています。 為替に影響を与える要因として、米中関係と合わせて米加関係にも注目しておきたいと思います。 今週はユーロドルの押し目買いを狙っていますが、すでに直近高値と安値のフィボナッチ 61.8%ラインに到達しており、やや調整が早くて深すぎるとの印象を持っています。 50%ラインまで押すと1.1500ラインに近づき軟調展開入りへの警戒が必要になってきます。 チャートの形としては買い向かうには不安の残る形であるため、底値を狙うのではなく 反発を確認してから分割エントリしていければと考えています。
3日はNY休場のため、為替市場で目立った動きは見られませんでした。 本日は13:30豪RBA金融政策発表、21:15BOEカーニー総裁講演、 23:00米8月ISM製造業景況指数に注目しておきます。 秋相場全体で見れば、やはり注目はトランプ大統領の発言や政権の動向になります。 トランプ大統領は(一時的でも)ドル安を望んでいるのは明らかで、何らかのドル安政策を 出してくるかに、市場の関心が集まっています。 おそらく通常はドル高でスピードはゆっくり、予期せぬドル安政策が打ち出された場合には、 急激なドル安が起きると予想しています。 9/20自民党総裁選、9/25-26FOMCを通過すると、いよいよ米中間選挙が近づいて来ます。 その時期は、トランプ政権絡みの材料も多くなると考えられますし、大相場に期待して構えておきます。 ドル円も「このまま111円付近で年末まで横這いになる」とは考えられません。 5円程度の値幅は出るのでは無いでしょうか? 投資戦略は10月調整を見越して、ドル円戻り売りとします。 ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
早いもので8月も終わり、9月を迎えました。日が沈むのが心なしか早くなったように 感じるこのところの毎日です。今年は本当に暑かった。30度超えは当然として、 35度を連日のように超えた毎日には辟易しました。 9月の最初の土日は雨まじりもあって落ち着いた気候でしたが、次は台風と目まぐるしく 変わる天気です。こうなると秋の行楽シーズンに迎える落ち着いた天気が恋い焦がれるのでしょうが、 それもあっという間に過ぎて冬を迎えることを思うとなんとなく寂しい気持ちになります。 【本日の指標】 本日は特に相場を動かすような指標はありません。また、米国はレーバーデーで休場となります。 【本日の戦略】 前述の通り、米国が休場となれば今日の値動きは半減。大きな値動きはないでしょう。 その米国ですが、この土日はNAFTAを巡るニュースが駆け巡りました。 構図としては例によって米国の先制によって始まり、風向きとしては米国に向いているようで、 カナダとしては圧力をかけられている状況が続きます。 広く国境を接している隣国とあってはその動きに慎重を期すべきなのでしょうが、 トランプ大統領にはその言葉が通じない模様。脅しとも見て取れる対カナダ政策は今週半ばから再開。 米国は同じくNAFTAに加入するメキシコとの二国間協定を進めるとされており、 レイバーデーと言えどもこの協議の行方はドルの行方に影響を与えるものと考えられます。 政策金利は当然のこととしても、対中国貿易問題など、米国を中心としたファンダメンタルは まだまだ続きそうです。
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