兵ブロガーバックナンバー(2018年12月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2018年12月

2018/12/31

為替太郎さん

市場のボラティリティが高まる中で不安な大晦日

2018年もいよいよ大詰め。最終日です。

今年の年末相場は、大幅な株安と円高で、いままでの好況感に一気に水が差される
展開になりました。2018年は、来年以降の世界経済の先行きへの不安を
感じさせる中で取引を終えようとしています。

先週の株式市場は、大幅下落から急反発と、非常にボラティリティの大きい展開でした。
金曜日の米株式相場は3日ぶりの下落となり取引を終えています。

年末相場の薄商いでしたので、極端な値動きが出やすかった面はあるでしょう。

ダウもS&P500も、週単位でみても日単位でみても、週を通じて変動の大きい相場でした。
このボラティリティがずっと続くすることはないはずで、年明け以降はこの流れも徐々に
落ち着いてくるでしょう。

とはいえ、マクロに見れば、数々の先行き不安材料を前にして、市場参加者の間では
不透明感が強まっています。株式市場も底打ちという雰囲気ではありませんし、引き続き、
警戒感が先に立つ展開です。

為替市場では、こうした世界的に市場が不安定な状況を受けて、このところリスクオフ
相場が継続しています。

金曜のニューヨーク外国為替市場では、ドルが主要通貨に対して全面下落する展開でした。
これは、このところの株安トレンドによるリスクオフもさることながら、トランプ米大統領の
メキシコ国境の壁建設と米政府機関の一部閉鎖問題の長期化が材料になっています。

共和党の議員発言などを材料に、米政府機関の閉鎖が年明けまで続く見通しとなったことで、
すでにドル指数は11月初旬来の水準まで切り下がっています。

世界的な先行き不安の中でアメリカ国内情勢もまた混とんとしていることが未来への
見通しを暗くしています。

そもそもの相場環境の問題として、世界的景気減速懸念から、アメリカの追加利上げペース
への期待的観測が年後半から目立って後退しており、ドルに対して強気になりにくい
地合いがベースとして存在しています。

その他のリスク材料としては、米中貿易摩擦問題の年明け以降の展開も、相場の関心事と
なっています。追加関税の発動が延期されたにすぎず、年明けからは米中の交渉も再度
本格化していくものと思われます。

10:00	中国12月製造業PMI
15:00	南アフリカ11月マネーサプライM3
16:00	トルコ11月貿易収支

2018/12/28

ダメおやじさん

ドル円は不透明な動き!

こんにちは、ダメおやじです。

今年も後2営業日になりましたね、
本日は東京は大納会です。

27日にNY株が1日で史上最高に上昇した事でドル円も大幅高となりましたが
昨日は国内輸出の年末に絡んだ売りや個人投資家の戻り売りに110.85円まで下落しました。
その後は戻しましたが欧州から再び下落しNY株安、米金利安で110.45円まで下落しました。

しかし、年金の買い観測で111.10円まで大きく値を上げると600ドル近く下げていたNY株が
260ドル高となるなど相変わらず上下に振れましたね。
NY深夜に上げた相場に東京に引き継ぐ可能性も低く本日の東京の動き予想も難しいです。

東京では日経平均の動向、国内実需の動向でしょう。
海外も株価動向、年末に絡んだポジション調整かもしれないです。
ドル円は上値が111.40円、下値が110.30円とみています。

ポンド円は139.72円まで下げた後、ドル円の急伸で140.58円まで反発して終わりました。
今年はEU離脱に関したニュースもほとんどなくショーカバーで戻しても良いと思ってましたが
戻りも鈍いですね。

年明けにはEU離脱に絡んだ爆弾が有りますので戻りを待って売りたいのですが。
本日は上値が140.80円、下値が139.70円でしょうね。
今は不透明な動きで私は3日間トレードは休憩して年明けに向けてパワーを充電中です。
動いても今は短期と思います。

2018/12/27

しーさん

今年は打ち止め

今週は25日の大幅株安の影響で円高が進行していましたが、
昨日はなんとか踏みとどまってやや反発気味となりました。

トランプ大統領はムニューシン米財務長官に対して下げたり上げたりと
玉虫色の評価をしており、市場はそれに振らされている感があります。

最近では側近である首席補佐官や国務長官が年内で辞任することになったのは
記憶に新しいところ。こんな状況で財務長官まで辞任となれば、トランプ政権は
誰が支えていくことになるのかわけがわかりません。

火消し発言により急落は止まりましたが、VIX指数は依然として30.00前後と
高い水準にあり、予断を許さない状況です。
トランプ大統領が「買いのチャンスだ」と市場を扇動しても、逆効果にしか
ならない気がしてなりません。

今年も本日を入れて残り3日の営業日となりましたが、ここからリスクを取って
トレードする人はほとんどいないでしょう。
株価が下落しよう、ドル円が下落しようが、ポジションを持っていなければ
なんてことはありません。

株価の先物が2万円付近まで上昇しており、本日は反発上昇が継続する可能性が高そうです。
短期でドル円やクロス円の反発狙いをしてもよさそうですが、日中にトレードできない
兼業トレーダーとしては戻り売りをしやすくなってきたと眺めておくだけにしておき、
本格的な戻り売り狙いは年明けにとっておきたいと思います。

私にとって今回が今年最後のコラムとなりました。
来年もよろしくお願い申し上げるとともに、皆様にとって良い年と
良いトレード結果が訪れますように。

2018/12/26

ZEROさん

グローバル化と金融緩和の限界

25日はクリスマスのため米国休場、日経平均は1,010円安でした。
トランプ大統領はFRBの利上げを批判、メキシコ国境の壁予算に絡み政府機関の一部が
閉鎖されています。

2018年10月までの株高の根底にあったのは、大規模金融緩和とグローバル化です。
この両方が限界点に達して成長余地がなくなり、巻き戻しに入ったことが株安の本当の
要因でしょう。

その引き金(トリガー)を引いたのが、米中貿易・サイバー戦争や保護主義政策かと思います。

中国やメキシコへ安価な労働力を求めて工場移転→逆輸入で大企業は業績を伸ばしてきました。
これにより先進国の製造業や中間層が没落、新興国の人件費も上昇してグローバル化が限界点に
達していました。

これが株安の根本的な要因であり、ニュースで連日報じられているのは株安の「きっかけ」
かと思います。

ドル円は110円の節目まで下落しました。113円後半から売っていましたが、利食いの後は、
来年戻ったところを再度売っていきたいと考えています。

投資戦略は、中期(来年2月まで)ドル円戻り売りとします。
それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2018/12/25

とあるエンジニアKさん

怒涛のクリスマス相場はドル売り継続

本日はクリスマス。
年末も控えつつの今の時期は1年で最も心穏やかにしてくれる季節なのですが、
飛び込みで入った海外行きに少し心が折れそうです。
まあサラリーマンなので選択の余地はございませんが…寒さに負けぬよう頑張ります。

【本日の指標】
本日はヨーロッパから米国にかけて主立った国々は休場。
動いているのは日本と中国ぐらいなものか。指標によって動く相場とはならない見込みです。

【本日の戦略】
前回本欄においては、ネガティブ要素満載のクリスマスと述べましたが、それが現実のものとなり、
NYの株式相場は連日の下落。

それにつられて日経も連日の下落。年末だというのに、年初以来の安値を更新しようとしている状況。
原因はやはり米国における政治の混乱にあるようです。

いったんはクリスマス休戦となり、問題が先送りされた形となりましたが、トランプ大統領による
発言に休みはないものと推測され、まだまだ予断のならない状況が続きます。
ドルも下落が続いており、クリスマス休暇明けにはさらなる下落も覚悟する必要がありそうです。

年をまたぐとなればインパクトの大きさは少ない取引期間において取引が集中することから、
必然的に値幅は大きくなりがち。ドル円売りは当然継続。今しばらく回収の時期を待ちます。

2018/12/24

しましまさん

クリスマス前日、ドル円軟調さ継続か

先週21日は株価の大幅下落等を受けリスク回避の動きとなり
ユーロドルは1.1356ドルの安値を、クロス円は軒並み下落となりました。

今日は休場や短縮取引の市場が多く、明日はクリスマスのため
欧州・米国などほぼすべての市場が休場です。

先週21日のドル円は
110.90円台〜111.40円台で推移し111.24円で引けました。
今日軟調に推移すると110円台後半への下落が考えられます。
一方、反発の動きとなると111.40円付近へ上昇できるか見たいです。

先週21日のユーロドルは、欧州時間は序盤1.1470ドル台まで上昇もその後は
1.14ドル台前半へ下落、NY時間も軟調な動きで終盤1.1356ドルの安値を付け
1.1373ドルで引けました。

今日堅調な動きとなると1.14ドル付近へ上昇できるか見たいです。
一方、軟調な動きとなると1.1340ドル付近への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2018/12/21

為替見習さん

年末の円高アノマリーと、各国株式市場との連動に注目

昨日の為替相場は、FOMC後から続く円買いの動きが加速。
特に米フィラデルフィア連銀製造業景況指数の数字や
トランプ大統領が予算案に署名しない方針を示すなど、
FOMCによる来年の利上げペース鈍化が意識されるなかで
悪い形でリスク要因が目立つ形となりましたね。

典型的「リスク回避型」にかなり近い形となっていて
後述する力関係でもわかるように円、欧州系通貨、
そしてオセアニア、北米という順序になっていますので
この位置関係に変化があるかに注目したいところ。

特に年末は毎年円高アノマリーが意識される時期ですし
海外勢は市場参加者が減って値動きが極端になりやすく
取引する際にも注意を要するため、資金管理を万全にして
取引は短めにするなど可能な工夫はやっていきたいですね。

イベントとしては英国のGDP確報、フランスGDP確報、
ユーロ圏消費者信頼感速報、カナダGDP、小売売上高、
米GDP確報、耐久財受注、PCEデフレータ、コアデフレータ、
ミシガン大消費者信頼感指数確報などが予定されていますので
欧州勢参入後の円、ドルを軸とした動きや各国市場の株式市場との連動を見て
取引機会をうかがうのが良さそうです。

ではまず水曜から木曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、
木曜はCHFが-0.34%、EURが-0.44%、GBPが-0.68%、NZDが-0.90%、
USDが-1.03%、AUDが-1.07%、CADが-1.20%となっていて
力関係は【JPY>CHF>EUR>GBP>NZD>USD>AUD>CAD】という形に。

水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【EUR>JPY>USD>CAD>GBP>CHF>AUD>NZD】でしたから
ドル、スイスが強い位置で加速していること、ポンドが位置を上げたこと、
オセアニアやカナダが弱い位置で加速していることなどがわかります。。

続いて10時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、
昨日の動きを受けて各通貨ともに下向きとなっていますので、
円買いの動きが出ればショートのチャンスになりやすい状況。

この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う、
という形で攻めるのが最も低リスクかつ高リターンとなります。

逆にここから円売りの動きが出れば各通貨の短期トレンドは回復し
一旦フラット化したあと勢いが強ければ上向きに変化するものが出てきます。

そうなった場合はロングのチャンスになりますので、
力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスクとなりますね。

個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので
短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものを
リスクの低い方向に攻めるという基本戦略。

また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2018/12/20

斉藤学さん

米利上げが実施、株式市場の動きに注意

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【前日の概要】
NYダウは+82ドル高、日経平均株価は-127円安の20987円で引けました。
ドル円は112円台半ばで推移、クロス円は全体的に売られています。

【前日の結果】
・ダウ平均  23361.55(-314.09 -1.33%)
・日経平均  20605(-315 -1.53%)
・NY金先物  1256.40(+2.80 +0.22%)
・NY原油先物 47.20(+0.96 +2.08%)

【経済指標】
★★★★★
28:00 (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)、
   終了後政策金利発表 前回:2.00-2.25% 予想:2.25-2.50% 結果:2.25-2.50%

【本日の戦略】

<FOMCとパウエルFRB議長の会見で乱高下>

今朝早朝のFOMCでは予定通り米利上げが行われ、マーケットはドル高に振れました。
これにより、ドル円は112円台で底堅い推移が続いています。
しかし、ドルストレートが売りに押されたことで、クロス円は下落しました。
また、FOMCの内容を見ても、「来年の利上げペースは9月時点の3回から2回へ、
経済見通し・成長インフレとも下方修正」されています。
来年の利上げを1回と見ていた市場関係者もいるようで、NYダウは失望感により
-314ドル安と急反落して引けました。株が急落しなければ113円台も見えていたのですが、
米10年債利回りは2.775%へ低下するなど、先週あたりから低調な地合いが続いています。

そんな中、一昨日-7%超安と大幅続落していた原油価格が、昨晩は+2%高とようやく反発、
数少ない上昇銘柄となりました。FOMC後は、特にオセアニア通貨が大きく売られているのですが、
原油価格の反発が続けば、次第に下げ渋る展開も期待できます。全体的に売り優勢と予想しますが、
テクニカル的に売られすぎになってきたため、下値では多少ショートカバーも入るでしょう。

【経済指標】
★★★
18:30 (英) 11月小売売上高(除自動車)(前年同月比)  前回:2.7% 予想:2.3%

【本日の予想レンジ】
・ドル円	112.00〜113.00	→
・ユーロ円	127.00〜129.00	↓・ポンド円	140.80〜143.00	↓
・豪ドル円	79.00〜81.00	↓
・ユーロドル	1.1320〜1.1450	↓
・ポンドドル	1.2550〜1.2680	↓
・ドルスイス	0.9880〜1.0000	↑

【通貨の強さ】
ドル>ユーロ>ポンド>>豪ドル

【注目通貨】
・ドル(米利上げ後の動きを確認)

2018/12/19

為替研究所さん

FOMCに注目、今日はオーバーナイトポジションはあまり持ちたくない

今週は、NY連銀製造業景気指数が予想20.6に対し、結果10.9と悪かったことや、
NYダウが大きく下落したこと、トランプ大統領が「ドルが非常に強く、事実上
インフレが見られない中でFRBが利上げしようとしているのは信じられない」
と発言したこと等により、全体的にドル安基調にあり、一時は112.2を割ることもありました。

ドル円については、日足チャートを見ると、
・雲の下限を何度もヒゲで下抜いている
・MACDがデッドクロスを起こし、0を割った
・直近安値もわずかながら更新した

という下げ材料と、

・90日移動平均線をサポートにしている
・112-114円のレンジの意識がとにかく強い

という、112円で止められるという感覚のどちらもあり、
正直今は手を出しづらいなという印象です。

また、明日の早朝4時にはFOMC政策金利発表と、パウエルFRB議長の記者会見があり、
年内のドル円の動向を見るうえで、最重要と言っても過言ではないような事象が
控えているので、今日はトレードをするとしても、短期トレードか、長期ポジション
の仕込み(長期での自動売買も含む)にしておいた方がよく、中期くらいの
オーバーナイトポジションは、あまり持たない方が良いのではないかと思っております。

FOMCについては、これまでは「今月の利上げは確実」「今後どういう見通しを示すか」
ということだと思っておりましたが、Fedwatchでは一時的に利上げ確率が68%まで
下がる等、市場としても若干疑いを持ち始めている雰囲気を感じます
(執筆時現在確認すると、72.3%となっておりました)

また、ここで利上げしたとしても、来年以降の見通しについてどう説明されるのか、
さらにいうと、

・仮にタカ派よりな発言が出たとしても、そこで素直にドル円が上がるかというと、
 タカ派発言→株価がマイナスで反応→リスクオフ→円高となる可能性

・逆にハト派よりになったとしても、株価上昇→リスクオン→ドルは買われにくいものの、
 それ以外の通貨で円安という可能性

・不透明感の後退や値ごろ感から買われてドル高の可能性

まで何でもあり、つまり「何が起こるか」も、「それに対してどう市場が反応するか」
もかなり読みづらい状況にあり、その点からも、やはり上で書いたように、
オーバーナイトポジションはあまり持ちたくないなという印象です。

2018/12/18

為替太郎さん

「利上げの終わり」が意識されるFOMC

本日の株式市場は軟調な展開になっています。

日経平均株価は、前日比で大きく下落して始まっており、昨日の欧米株式の
下落を受けたリスクオフの展開が前面に出ています。

またリスクオフ地合いのなかで、為替市場もドル売り円買いが強まり、
ドルは主要通貨に対して弱含みです。

18日から始まるFOMCを控え、今年4回目となる利上げは確実視されるものの、
市場では今後の利上げペースに不安が広がっています。

昨日の東京市場では、先週末のアメリカのダウの500ドル近い下げにもかかわらず、
日経平均株価が反発するとともに、為替市場はほぼ横ばいと安定した展開になりましたが、
今日は、そこから一段とのドル円の値動きが切り下がっています。

ドル円は、112円台後半まで下落しています。

今回のFOMCでの追加利上げは、ほぼ確実とみられていますが、先月にFRBのパウエル議長が
行った講演の内容がハト派的内容だったことから、このところ徐々に利上げペースの鈍化と
来年における利上げの終わりが意識されるようになっています。

市場は、来年の利上げが1〜2回に留まり、そこで利上げは打ち止めになるのでは
ないかとの見方が広がってきています。
将来展望をめぐってどのような動きがあるか、いつもにもまして注目です。

また、FOMC関連以外での材料としては、米中貿易戦争をめぐる政治情勢や、アメリカの
国債利回りのいわゆる逆イールド化、日米通商協議などが、引き続き意識されています。
ただ、これらの材料は、いまのところ市場の関心の中心からは多少後退しています。

少し前は、米中の貿易問題がかなり市場に影響を与えていましたが、目先のところでは、
米中首脳会談でのアメリカの追加関税の90日間延期合意で一段落したと受け止められており、
今週の材料としては中心的なものにはならなそうです。

市場の関心事は、19日と20日に開催されるFOMCに集まっており、これらの材料の影響は
限定的とみられます。

やや気の早い話ではありますが、クリスマス休暇、年末相場に向けて取引が不活発に
なりやすい時期でもあり、FOMCで何らかの材料が出てくるまでは、ここからひとまず
小動きになってくる可能性もあります。

18:00	独12月IFO企業景況感指数
22:30	カナダ10月製造業出荷
22:30	米11月住宅着工件数
22:30	米11月建設許可件数

2018/12/17

ダメおやじさん

ポンド円の戻り売り!

こんにちは、ダメおやじです。

先週のポンド円は英の政局懸念からNYで141.17円まで下落しました。

私は売り方専門なので調子が良くリアルに動きを見てましたが、142円を割り込んでの下げ方は、
売りが売りを呼ぶ展開で投げが出たように思われます。

これは、目先は売れないと思い、12日、13日は買いに廻りました。
144円近くまで戻しましたが週末14日は英指標悪化や株安で、戻りを売られました。

ブレグジット絡みでいろいろなニュースは毎日出てきますが、もう既に見飽きた報道ばかりで、
動きは新年からと見ています。

投資家や政治家もクリスマス休暇に入るので、商いは細ってきそうです。
ショートカバーで戻しても、144円、144.50円までと見ています。
買いの場合は、突っ込み買いで、ストップ141円でしょう。

今週もチャンスの場面を見極め頑張りましょう。

2018/12/14

しーさん

英国に翻弄された1週間

今週は毎日目まぐるしいほど色々なトピックがあり、その都度値動きに翻弄されてきました。

注目されていた11日(火)の英国議会の採決は、否決される可能性が高かったことが事前に
わかったために延期。来年の1/21までに採決をし直すとのことです。

12日(水)にはメイ首相の不信任投票をすることになりました。
結果的には信任されることになりましたが、不信任票が予想より多く、与党である保守党の
内部はバラバラであることが改めて浮き彫りになりました。

13日(木)はECB理事会がありましたが、こちらは事前のコンセンサス通りの結果となりました。
QEは年末で終了し、少なくとも来年の夏までは利上げはないことが確認されました。
激動の週の中で、サプライズのない結果に少々ほっとしています。

本日はEU首脳会議に参加するメイ首相が、どこまでの妥協案を取り付けるかという点に
注目が集まります。すでに離脱に対する再交渉の余地はないと明言されているため、
協定内容の変更はないでしょうが、北アイルランド関連のバックストップについて
保証を得ることで成果に結びつけたいとの思惑のようです。

とはいえ、英国議会としてはバックストップの保証が得られたところで否決が可決に変わる
わけもなく、状況を覆すほどの材料にはならないと思われます。
となると一旦延期した採決はずるずると期限の3月末近くまで延びる可能性もあります。
そうなれば、合意なき離脱というネガティブインパクトを盾にして、納得なき可決を得る
流れになる気がしてなりません。

来週はFOMCでの利上げ予想と来年以降の利上げ打ち止め観測もあり、クリスマス休暇が近い
にもかかわらずボラティリティの高い展開が予想されます。

ポンド関連の材料による乱高下に巻き込まれないよう、さわらぬ神にたたりなしとするか、
敢えて火中の栗を拾って一発を狙うか、各自のお財布事情と要相談ではありますが、
欲を出しすぎたり、希望的観測によるポジションを持って下手を打たないよう気をつけたいものです。

2018/12/13

ZEROさん

ECB金融政策・ドラギ総裁会見に注目

12日の米国株は上昇。ファーウェイCFOの保釈、イタリア予算案赤字目標引き下げ、中国製造2025修正観測、
米国産大豆の大量購入、米自動車関税引き下げ観測、英メイ首相信任200票で続投など、買い材料が目白押しと
なりました。結局、NYダウ157ドル高(+0.64%)、ナスダック66ポイント高(+0.95%)でした。

買い材料が多かった割には上昇する勢いが弱い印象。ドル円は113円前半で小動き、ユーロドルも大きな動きなく
1.13台で推移しています。

本日は21:45ECB金融政策発表、22:30〜ドラギ総裁会見の予定です。今月で資産買い入れプログラムは終了する
見通しですが、景況感の悪化から利上げは遠いというのがコンセンサスになっています。

ECBは「少なくとも2019年夏ごろまで金利を据え置く」を維持しつつ、弱気な景気認識を表明しそうです。
欧米当局がともにハト派へ系統し、弱い通貨争いとなりそうです。    

投資戦略は、中期(来年2月まで)ドル円戻り売りとします。
それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2018/12/12

とあるエンジニアKさん

ネガティブ要素満載のクリスマス相場へ

今年は暖冬かなと思いきや、12月に入ってめっきり寒くなりました。
残すところ二週間程度で2018年を終えようとしており、街はクリスマスの
デコレーションで一色に染まっています。
相場はクリスマス相場で閑散とするのが常のようですが、今年はそうでもなさそうです。

【本日の指標】
本日は米国において消費者物価指数の発表が予定されておりますが、
特に大きく相場を動かす指標とはならない見込みです。

【本日の戦略】
米中貿易戦争はお互いの貿易に関税をかけあうだけにとどまらず、いよいよ代表的な企業への
攻撃ともとれる自体に。中国の通信会社大手幹部がカナダ当局に逮捕されるという事件は、
中国国内で米国製品の不買運動につながるなど、今後もエスカレートすることが容易に想定できます。

今朝方には中国においてカナダ元外交官が拘束されたというニュースがかけめぐるなど、
中国側の反撃に注目されるところ。ドルの反応は微妙なところ。

つい先日のG20においては両国は貿易戦争の停止ともとれる合意に至ったはずですが、
その直後での今回の動きとなるのはこの問題の根が深いところにあると感じます。

今の所は相場への直接的影響は見て取れませんが、ネガティブ要因ともなる今回の一連の事件は
ここ最近停滞する株式相場に対してますますブレーキをかけることになりそうです。

一方で同じくネガティブな状況が続いている英国ですが、EUからの離脱協定の議会採決を
延期したこと、かつてEU離脱の是非を国民投票としたことを再び実施することが現実味を
帯びてきております。

こちらのニュースは為替相場に対してダイレクトに影響を与えており、ポンド安展開が継続中。
国民投票直後につけたポンドル1.2のラインを目指して1.25まで下落。
こちらも今後の展開は好転するとは考えにくく、ポンドのさらなる下落が想定される場面。
今から追撃で売っても面白い展開です。EUの名手たるドイツの政治状況も芳しくなく、
本当に寒いクリスマス相場を迎えようとしております。

2018/12/11

しましまさん

英EU離脱案の議会採決の延期を受けポンド大幅下落

昨日は英下院のEU離脱協定採決が延期されたこと等を受けポンドは売られ、
ポンドドルは1.2507ドルまで下落し年初来安値を更新しました。
ユーロも軟調に推移しユーロドルは1.1350ドル付近まで下落、一方ドルは
堅調な動きとなりました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

18:30:英・11月失業保険申請件数/11月失業率
19:00:独・12月ZEW景況感調査
22:30:米・11月生産者物価指数

昨日のドル円は東京午前に112.24円の安値を付けるもその後は反発し欧州時間は
112円台中盤で推移、NY時間は堅調な動きで113円台を回復し113.37円の高値を
付けました。
今日堅調な動きとなると113円台中盤〜後半へ上昇できるか見たいです。
一方、軟調な動きとなると112円台後半〜中盤への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは東京時間1.1440ドル台まで上昇し欧州時間も1.14ドル台を
維持していましたが、NY時間は軟調に推移し1.1350ドル付近まで下落しました。

今日も軟調な動きとなると1.13ドル付近への下落が考えられます。
一方、反発の動きとなると1.14ドル〜1.14ドル台前半へ上昇できるか見たいです。

では、今日も頑張りましょう!

2018/12/10

為替見習さん

米中関係の行方と米株式市場、NY市場の力関係変化に注目

先週末のドル円相場は、東京市場と欧州勢参入後では全く違う動きとなり
東京市場の上昇に対して欧州勢参入後は下落するという流れでした。

先週のファーウェイ副会長逮捕以来、米中関係が悪化するのではという思惑が
市場のなかにあるため、ある程度上げても下げ圧力がある印象ですので
今週の相場を予測していく上でも今日のNY市場における力関係変化や
株式市場動向には注目していきたいところ。

またイベントとしては、英国の鉱工業生産や米貿易収支、カナダの住宅着工件数、
住宅許可件数、米求人件数などが予定されていますので、この発表前後の値動きと
それに対しての市場の動き(戻し・加速)などを見ていくことによって
相場がどちらに動きたがっているかも把握できると思います。

さらにん年末ということもあり、いきなり飛ぶような値動きが出てきたり、
膠着して値動きが止まることもありますから、今日もまずは資金管理を万全にしておき、
取引も当日決済にするなど自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで、
相場のリスクが下がればすぐに取引できるように準備しておきたいところです。

ではまず力関係についてですが、こちらは週間予想で記載しましたので
詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントはオセアニアが弱いまま、
北米通貨がやや位置を上げて来て、スイスが強めの位置を維持していること。

先週金曜は全体的な変動率が低かったこともあり、リスク回避気味のなかで
少し膠着感が出ているなというところですね。

続いて10時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、
ユーロ、カナダ、スイスのみフラット。その他は下向きとなっていますので、
どちらかと言えば円買いの動きが出ればショートのチャンスになりやすい状態。

そのため今後は円を軸とした力関係変化と短期トレンドが変化が焦点で、
ここから円買いの動きが出れば各通貨の短期トレンドは悪化して
全体的にショートのチャンスになります。

この場合には力関係上弱い通貨かつ値幅が出やすい通貨を売って円を買う、
という形で攻めるのが最も低リスクかつ高リターンを狙える方法となります。

そしてここから円売りの動きが出れば各通貨の短期トレンドは改善して、
ロングのチャンスになる通貨ペアが出てきます。

この場合は先ほどとは逆に力関係上強い通貨かつ値幅が出やすい通貨を買って
円を売る形で攻めるのが低リスクとなりますね。

個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので、
短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものを
リスクの低い方向に攻めるという基本戦略。

また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2018/12/07

斉藤学さん

いったん買戻しが入ると予想

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【前日の概要】
前日のNY市場は休場、日経平均株価は-417円安の21501円と続落して引けました。
ドル円は一時112.24円まで下落、クロス円も連れ安となっています。

【前日の結果】
・ダウ平均  24947.67(-79.40 -0.32%)
・日経平均  21600.00(-300.00 -1.37%)
・NY金先物  1243.60(+1.00 +0.08%)
・NY原油先物 51.49(-1.40 -2.65%)

【経済指標】
★★★
22:15 (米) 11月ADP雇用統計(前月比) 前回:22.7万人 予想:19.5万人 結果:17.9万人

【本日の戦略】

<NY市場後半かけに下げ渋る>

朝方、中国通信機器大手ファーウェイのCFOがカナダで逮捕され、リスク回避の動きが出ました。
米中貿易戦争解決への協議が始まったばかりのところ、冷や水となった様子。

ドル円は一時112.24円まで下落、クロス円も全面安でしたが、序盤-400ドル超売られていた
NYダウが-79ドル安まで戻して引けたことで、為替もひとまず落ち着きを取り戻しています。
また、予想外の在庫減で原油が上昇、現在OPEC総会で減産が話し合われており、豪ドルや
カナダドルなどの資源国通貨も安値から反発しました。

<22時30分に米11月雇用統計が発表>

株・為替ともボラティリティが高まるなか、今晩は、22時30分に米11月雇用統計が発表されます。
前哨戦となる米11月ADP雇用統計は、予想19.5万人に対し結果17.9万人と予想を下回っていました。
今晩発表の米11月非農業部門雇用者数は、前回25.0万人に対し予想20.0万人、20.0万人を割れる
可能性もありますが、今月19日の利上げは変わらないと思われるため、売りが出ても限定的と予想します。

【経済指標】
★★★★★
22:30 (米) 11月非農業部門雇用者数変化(前月比) 前回:25.0万人 予想:20.0万人
★★★★★
22:30 (米) 11月失業率 前回:3.7% 予想:3.7%

【本日の予想レンジ】
・ドル円	112.30〜113.30	↑
・ユーロ円	127.50〜129.00	↑
・ポンド円 143.00〜145.20 ↑ ・豪ドル円 81.00〜82.30 ↑ ・ユーロドル 1.1300〜1.1420 ↓ ・ポンドドル 1.2700〜1.2850 ↓ ・ドルスイス 0.9850〜1.0050 ↑ 【通貨の強さ】 ドル>ユーロ>ポンド>豪ドル 【注目通貨】 ・ドル(買戻しや米雇用統計に期待)

2018/12/06

為替研究所さん

豪ドルが週の頭は上昇もその後下落と予想した理由

今週の相場は、先週末の米中首脳会談での追加関税の見送り合意もあって、
月曜日には相場が全体的に円安に振れて、特に中国との関係が深い豪ドル、NZドルといった
オセアニア通貨が買われる展開となりましたが、その後上昇の流れは続かず、執筆時現在、
合意による上げは消された格好となっております。

これについては、手前味噌で恐縮ですが、週の頭の予想でも「はじめはリスクオンになる
可能性が高いが、それはあまり続かないと考えられ、今週中にも下落の可能性がある」としており、
当サイトの読者の方からも「何でこの展開が読めたのですか?」という質問を頂くことがあったので、
今回は、そこを解説したいと思います。

まず、為替相場では、プレイヤーの動きは「買う」「売る」「ホールド」の3択しかなく、
さらに買いと売りを細かく分けると、
・買いには「新規の買い」「売りの手仕舞い」
・売りには「新規の売り」「買いの手仕舞い」
の4パターンに分けられます。この時、買いが強ければ上がり、売りが強ければ下がり、
売買が拮抗または誰も動かなければ相場は停滞します。

今回のようなケースでは、先週時点で既にポジションを持っていたプレイヤーの動きとしては、

・はじめに売りポジションを持っていたプレイヤーが、損切り(買い)
・それによって上昇することで、売りポジションを持っていたプレイヤーの損切りが増える(買い)
・その内、買いを持っていたプレイヤーの利確が入る(売り)

というように、既に持っていたプレイヤーの動きとしては、はじめに上昇→その後下落となります。

このとき、新規に買いが入るかどうかがポイントで、そこで買いが入れば上昇トレンドとなるのですが、
今回の米中合意は、あくまで「一時見送り」に過ぎず、そこまで強い材料ではなく、価格としても
日足くらいで見ると高目圏内にあるため、その上で新規の買いが入る可能性は低いと考えました。

そのため、利確売り+割高感からの新規売りが出てくることで、遠からず上昇は取り消されると考え、
その時期は今週中でも全くおかしくないと考えましたが、予想通りの展開となりました。

このように、為替相場を予想するときは、「他のプレイヤーがどういう動きをするか」
ということを読むことが非常に重要で、今回の動きは割りと分かりやすい動きだったので、
ここで解説しました。

2018/12/05

為替太郎さん

米中首脳会談での追加関税延期合意も影響は限定的

昨日の市場では、ドル円は弱含みの展開になりました。

一昨日は、週末に米中で合意に至った、米国による中国への追加関税引き上げ延期を材料として、
日米株式が上昇する流れになりました。

しかしながら昨日の日経平均は、株価指数先物が主導する形で取引時間中下げ幅を大きく拡大する
展開となり、500円超の下げになっています。

日経平均、上海総合指数をはじめとするアジア株式がいずれも軟調な展開だったことに加え、
アメリカの長期金利も低下していることなどもあり、株安を警戒したリスクオフの流れが強まり、
ドル円は113円付近の水準まで値を下げる場面もありました。

さらに、昨夜のダウは一時800ドル超の下落になるなど、株安が大きく進行。
これを受けドル円も112円台まで下落してきています。

目先で金利の低下は進み、長短利回りの逆転も発生。アメリカの10年債の利回りは節目として
意識されている3%を割込む展開も見せています。

今日の午前の東京市場では、ドル円は112円80銭台から90銭台となり、
昨日と比べても相応の円高水準まで進行しています。

もっとも、日経平均株価は200円前後の下落と意外に持ちこたえており、
まだ全面的なリスクオフの商状にはなっていない格好です。

中長期的には、目先の円高基調がどこまで継続するかは微妙なところです。

米中貿易戦争の摩擦緩和自体は材料として市場のリスクテイク傾向を強めるものと考えられますが、
目先のリスクオフはその合意の実質性に疑問を投げかけるものです。

もしこの先の米中の協議が順調に進捗すれば、株式市場が落ち着いたどこかの段階で過度の
リスクオフは脱して、緩やかな円安基調に転じてくる可能性もあるように感じます。

このところアメリカの経済指標はやや軟調の感がありますが、ドル円相場については、
パウエル議長のハト派的な発言以降も、ドル安に直結するような相場環境にはなっていません。

今週末の雇用統計を控え、そのこともドル円相場の支援材料となりうると思います。

今日のところはまだリスクオフ傾向は続きそうですが、今のトレンドが長く続くかは微妙に思います。

17:50	仏11月サービス業PMI
17:55	独11月サービス業PMI
18:00	ユーロ圏11月サービス業PMI
18:30	英11月サービス業PMI
19:00	ユーロ圏10月小売売上高
21:00	米MBA住宅ローン申請指数
28:00	米ベージュブック

2018/12/04

ダメおやじさん

ドル円、米中間の合意に反応なし!

こんにちは、ダメおやじです。

昨日は米中合意を受けての安心感から日欧米の株は上げましたがドル円の反応はほとんどなかったですね。

NYではISM製造業景況指数が良かった事も有り深夜に113.70円まで一時上昇も概ね113.50円付近の動きでした。

今月は半ばから海外勢はクリスマス休暇に入りますので参加者も激減しそうです。

今週、来週動かなければダメでしょうね。

ポンド円は英議会に対する懸念は有りますが以前のように上げれば上げ、下げれば下げの一本調子の
動きではなく少し落ち着いてきました。

昨日も欧州で145.53円〜144.17円まで下げ、NYでは144.83円まで反発し先週末終値と変わらずです。

この振れる幅を利用しない手はなく高値売り、突っ込み買いのデイトレが良さそうです。

私は高値売りをメインに臨みますが。

2018/12/03

しーさん

ユーロドルの買いチャンス

今週から12月相場が始まります。12月は大相場になりがちですが、今年の材料では
EUからの離脱でもめているポンド関連が挙げられるかも知れません。
ですが、12月中には英国内での議論が完了していないので、来年3月までお預けとなり、
12月としてはどちらかへの一方的な動きにはならないでしょう。

ドルについては12/20のFOMCで80%弱の確率で0.25%の利上げが実施される見込みとなっています。
先日のパウエルFRB議長のややハト派な発言にもあったように、利上げ打ち止めが意識されて
始めており、早晩ドルは下落に転じるという論調の意見が増えてきました。

いずれドルは下落する(ドル売りになる)という想定でポジションを構築して
おきたいところですが、ポンドについては今しばらく不安定な状態が続くでしょうから、
ここはユーロで構築を検討していくのがよいと思われます。

ちなみにドル円については現時点は115円を越えることは想定しづらく、
かといって大きな円高になるとも思えず、他の通貨に比べて値動きが少ないため、
長期的なポジションの話からは除外しておきます。

この週末にG20が開催されましたが、そこで米中首脳会談が行われました。 米国から中国に対する追加関税の発動をさらに90日間延長することに合意が決まり、 とりあえずリスクオフ相場は回避されました。 このことから本日は株価は堅調に推移すると思われ、各通貨は安定した値動きになることが予想されます。 そこで中長期的な方向性と現在の水準的に、ポジションの構築をするならユーロドル買いが挙げられます。 ユーロについては、ネガティブ材料となっていたイタリア予算修正問題が解消に向かいつつ あるのが買い推奨の要因の一つとなりますが、一枚岩とは言えないEU諸国の考え方の違いに 不安材料は完全には拭えませんが、テクニカル的に見ても今が買いの好機と見て、 ユーロドル買いで勝負していきたいと思います。

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