今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

今週のレンジ予想
6月22日 〜 6月28日
ドル/円
159.00〜162.50
ユーロ/円
184.00〜188.00
豪ドル/円
112.00〜115.00

米国とイランが21日、スイスで開いたハイレベル協議の第1回会合が終了しました。レバノン戦争の終結で進展があったほか、イラン産石油・同製品輸出への制裁適用除外、封鎖および一部資産凍結の解除で前進があったもようです。仲介国のカタールとパキスタンがSNSに投稿した共同声明によれば、さらなる技術的協議の枠組み創設など、「勇気づけられる」進展が見られたほか、交渉責任者らが定期的に報告を行う「ハイレベル委員会」の設置でも合意しました。また、ホルムズ海峡での民間商船の安全な航行に向け、衝突や行き違いを回避する連絡体制の構築も決まった模様です。「ハイレベル委員会」は60日以内の最終合意に向けたロードマップ(工程表)で一致してします。一方、イランのアラグチ外相はXへの投稿で、パキスタンとカタールによる仲介がレバノン戦争の終結に向け大きな進展をもたらしたとコメントしました。アラグチ氏によれば、同国の石油と石油化学製品の輸出が免除対象となり、封鎖および一部資産の凍結が解除されるほか、イランの大規模な復興・開発計画も始動するとのことです。

協議は21日、混乱の中で進められました。トランプ大統領は同日、レバノンの親イラン派武装組織ヒズボラがイスラエルへの攻撃を続ける場合、対イラン攻撃に再び踏み切る可能性があると改めて警告しています。これを受け、イランが協議を中断したとの報道が同国のメディアから伝わり、一時情報が錯綜していました。トランプ氏はまた、イランと合意に至らなければ、米国がホルムズ海峡の通航料徴収を開始するかもしれないと、FOXニュースに語っていました。そんな状況の中始まった協議でしたが、第1回目としては予想されていたよりも平和裏に事が進展した印象です。これら一連の報道を受け、東京市場では日経平均株価が一時1500円程上昇し、7万2000円台に乗せ、原油価格も小幅に低下しています。ただ、ドル円は小動きの中でも円売りが優勢な状況は変わらず、161円台半ばを超える水準までドルが買われています。この水準では介入警戒感が依然として強いものの、それでも、おそるおそるドル買いを進めている状況です。「今日のアナリストレポート」でも触れましたが、当局は介入に対する方針を変えたのではないかといった噂が出るなど、この水準でも介入を実施しない当局の姿勢をいぶかる声もありますが、油断はできません。依然として細心の注意が必要なことは変わりません。

今週の注目材料

  • 6/22(月)
    欧 ユーロ圏6月消費者信頼感指数(速報値)
    加 カナダ5月消費者物価指数
  • 6/23(火)
    独 独6月製造業PMI(速報値)
    独 独6月サービス業PMI(速報値)
    欧 ユーロ圏6月製造業PMI(速報値)
    欧 ユーロ圏6月サービス業PMI(速報値)
    英 英6月製造業PMI(速報値)
    英 英6月サービス業PMI(速報値)
    米 6月S&Pグローバル製造業PMI(速報値)
    米 6月S&Pグローバルサービス業PMI(速報値)
    米 6月S&Pグローバル総合PMI(速報値)
    米 6月リッチモンド連銀製造業景況指数
  • 6/24(水)
    豪 豪5月消費者物価指数 
    日 植田日銀総裁、全国信用金庫大会で挨拶
    独 独6月ifo景況感指数
    米 経常収支(1−3月)
    米 5月新築住宅販売件数
  • 6/25(木)
    豪 豪5月雇用統計
    日 4月景気先行指数(CI)(改定値)
    日 4月景気一致指数(CI)(改定値)
    日 田村日銀審議委員、兵庫県金融経済懇談会で講演
    独 独7月GFK消費者信頼調査
    米 5月個人所得
    米 1月個人支出
    米 5月PCEデフレータ(前月比)
    米 5月PCEデフレータ(前年比)
    米 5月PCEコアデフレータ(前月比)
    米 5月PCEコアデフレータ(前年比)
    米 新規失業保険申請件数
    米 5月耐久財受注
    米 1−3月GDP(確定値)
    米 新規失業保険申請件数
    米 ウィリアムズ・NY連銀総裁講演
    米 グールズビー・シカゴ連銀総裁、討論会に参加
  • 6/26(金)
    日 6月東京都区部消費者物価指数
    米 6月ミシガン大学消費者マインド(確定値)
    米 カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、パネル討論会に参加
  • 6/27(土)
  • 6/28(日)
 
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和

邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
通算20年以上、為替の世界に携わっている。

・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。

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外為オンラインのシニアアナリスト 
佐藤正和

邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
通算30年以上、為替の世界に携わっている。
・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。