FX
365FX[くりっく365]
【ISホールディングス】当社はISグループの一員です。
会員ログイン

外為経済アカデミー

初心者でもわかる!実戦チャート術 連載開始!

「政府・日銀、再び介入か?」

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場
  • ドル円は昨日の昼過ぎ、介入と見られる動きに155円前後まで急落しましたが、その後の欧州、NYでは156円台で推移。ADP雇用者数が高水準で、介入警戒感はあるものの、ドル円は底堅い動きが続く。
  • ユーロドルは1.17台半ばから後半で推移。
  • 株式市場では、原油価格が急落したことで3指数が大きく上昇。ナスダックとS&P500は連日で最高値を更新。
  • 債券は買われ、長期金利は4.34%台に低下。
  • 金は大幅に反発。原油は停戦期待から大きく下落。一時は90ドルを割り込み、88ドル台まで下げる場面も。
*****************
4月ADP雇用者数 → 109千人
*****************
ドル/円 156.05 〜 156.51
ユーロ/ドル 1.1742 〜 1.1770
ユーロ/円 183.41 〜 183.90
NYダウ +612.34 → 49,910.59ドル
GOLD +125.80 → 4,694.30ドル
WTI −7.19 → 95.08ドル
米10年国債 −0.075 → 4.349%

本日の注目イベント

  • 豪 豪3月貿易収支
  • 日 日銀金融政策決定会合議事録(3月18日―19日分)
  • 独 独3月製造業新規受注
  • 欧 ユーロ圏3月小売売上高
  • 米 新規失業保険申請件数
  • 米 3月消費者信用残高
  • 米 4月NY連銀インフレ期待
  • 米 カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、ハマック・クリーブランド連銀総裁イベントで発言

本日のコメント

日本がゴールデンウィーク中、色々なことがありました。ドル円は昨日の昼過ぎに157円台後半から急落し、一時は155円近辺まで円高が進みました。恐らく政府・日銀による介入かと思われます。それ以前にも連休中には2度ほどそれらしい動きも見られました。GW前、片山財務相がご丁寧に、「外出の時もお休みの時もスマホを離さずに、ということだけ申し上げておきます」と述べ、連休中の介入も辞さないことを示唆していたことを考えると、短時間で円高方向に振れた動きは、介入だった可能性が極めて高いと思われます。ただ、それでも昨日は155円台を割り込むこともなく156円台で推移しています。ホルムズ海峡の開放観測も強く、原油価格が急落し、株と債券、さらには金も買われ、これまでとは全く逆の動きが見られた割には、円の買い戻しは限定的でした。原油価格が大きく下げた昨日こそ、介入を徹底する絶好のタイミングではなかったかと思います。155円台がかなり強いサポートになっており、ここを抜けるようだと、ドルロングのストップもあると考えられ、短期的には円高方向に加速する可能性もあると見ています。

トランプ大統領は、ホルムズ海峡での船舶の航行を安全にするため、米軍による護衛を行う「プロジェクト・フリーダム」計画を実施すると発表しましたが、わずか1日で撤回しました。また得意の「TACO」かと、思いましたが、今回は「イランとの戦争終結に向けた交渉に、大きな進展があった」と述べ、その必要がないことを明らかにしています。ブルームバーグによると、米国が提示した1ページの覚書は、イランが受け入れれば、ホルムズ海峡の段階的な再開とイランの港に対する米国の封鎖解除につながる内容だと報じています。ただ、現時点では何も合意はなく、イランの核開発計画に関する詳細な交渉は、後の段階で行われる模様です。提案には、対イラン制裁の解除や同国のウラン濃縮計画の一時停止も盛り込まれています。より包括的な核合意に至らない場合には、すべての条件が撤回され得るとのことです。また関係者の話として、イランは今後2日以内に仲介役のパキスタンを通じて回答を送る見通しですが、準国営のイラン学生通信は、提案には「過度で非現実的な内容が含まれており、ここ数日でわが国当局により強く拒否されている」と報じています。両国の覚書については、米ニュースサイトのアクシオスは6日、「米国がイランとの戦争の終結に向け、合意に近づいているとみている」と報じていました。トランプ氏はこの日、「イランが合意内容を受け入れることを前提に、『壮絶な怒り』作戦は終了し、ホルムズ海峡の封鎖は終了する。合意しなければ爆撃を再開する」とSNSに投稿。また米紙ニューヨーク・ポストは、トランプ氏がイランとの対面協議の検討は「まだ時期尚早」だとするインタビューを報じていました。戦争終結に向けさらに近づいたように思え、市場は先取りしていますが、まだ予断は許さない状況だと言えます。

さらに中国が前面に出て来たことも状況を明るくしています。中国の王毅外相は6日、イランのアラグチ外相を北京に迎え、ホルムズ海峡の速やかな再開を求めました。中国側の公式声明によると、「海峡の正常かつ安全な航行の回復について、国際社会は共通した懸念を抱いている」と、王氏はアラグチ氏に対して表明。「中国は、関係各国が国際社会の強い要請に一日も早く応じることを期待している」と述べたとしています。イラン外相による中国訪問は、米国とイスラエルがイランを攻撃して以降で初めてのことです。アラグチ氏は、「イランは力を持って自衛し、いかなる悪に対しても対決する用意が完全にある一方で、同様に外交の分野においても真剣かつ一貫した姿勢を貫いている」と述べています。また、イラン側の声明によると、アラグチ氏は王氏に対し、米国との交渉状況を説明。「国連憲章の基本的な原則を米国とイスラエルが違反したと非難した点において、中国の原則的な姿勢」を称賛しました。王氏は停戦を求める中国の姿勢をあらためて示し、「戦闘の再開は望ましくなく、交渉の継続がとりわけ重要だ」と、述べていました。来週14−15日にはトランプ大統領が中国の習近平国家主席と会談する予定です。中国としてはこれに先立って、この戦争終結に一役買っていることをアピールする狙いもある模様です。

ベッセント財務長官は11日から3日間の日程で日本を訪れると、日経新聞の電子版が複数の日米外交筋による情報として、今朝報じました。ベッセント氏は高市首相と、片山財務相、日銀の植田総裁らとそれぞれ会談する方針だとしており、「投機的な円売りへの対処策も議題となる」と報じています。ドル円のこれまでの奇妙な動きが全て当局による介入だとすれば、4月30日以降3回実施したことになります。それでも156円台で推移していることを考えると、ここは、何らかの米国の協力が必要なのかもしれません。

本日のドル円は155円〜157円程度を予想します。

佐藤正和の書籍紹介

これだけ! FXチャート分析 三種の神器

これだけ! FXチャート分析 三種の神器
著者:佐藤正和
出版社:クロスメディア・パブリッシング

チャートがしっかり読めるようになるFX入門

チャートがしっかり読めるようになるFX入門
著者:佐藤正和
出版社:翔泳社

What's going on?

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
4/23 片山・財務大臣 「われわれにフリーハンドがある」、「あらゆる可能性が想定される中でも、強い姿勢を貫いていく」、「日本の当局者は米国側と24時間態勢で緊密に連絡を取り合っている」 --------
4/6 ハマック・クリーブランド連銀総裁 「政策当局はかなりの期間、金利を据え置くのが望ましい」、(労働市場が顕著に悪化した場合)、「利下げが必要となるシナリオも想定される」、「インフレ率が目標を上回る状態が続く場合には、利上げが必要になる可能性もある」、「インフレ率は既に5年以上にわたり目標を上回る状態が続いている」、「さらに上昇すれば、2%目標から離れる誤った方向に進んでいることを示す」 --------
3/30 パウエル・FRB議長 「インフレ期待は、短期を超えてしっかり安定しているようだ」、「紛争の影響に対応する必要が生じる可能性はあるが、現時点ではその段階には至っていない」、「経済への影響がどうなるかは分からない」、「金融政策は様子見が可能な良い位置にあると考えている」、「供給ショックは通常は重視しない傾向があり、その際に極めて重要なのはインフレ期待を注意深く監視することだ」 債券と株が買われ、金利は低下。
3/27 バーキン・リッチモンド連銀総裁 「米国が石油の純輸出国であるため、理論上は限定的にとどまる」、「ただ、ガソリン価格は目に見えやすく、消費者心理を冷やす可能性があるほか、航空運賃や貨物輸送、物流コストにも影響が及ぶ可能性がある」 --------
3/27 ポールソン・フィラデルフィア連銀総裁 「燃料価格や肥料価格の上昇がインフレ期待に波及するスピードが速まり、かつ持続性もやや高まるリスクが少し強まっている」、「それを懸念している」、「こうしたショックが持続的なインフレに転じるためには、それを持続させるメカニズムが必要だ」と指摘。「賃金設定の面では、現時点でそれを引き起こすような強い動きは見られない」 --------
3/23 デーリー・SFシスコ連銀総裁 「不確実性の下では最も可能性の高い単一の道筋は存在しない。 経済には少なくとも二つの可能性のある道筋がある。 中東の紛争が早期に解決すれば、石油やエネルギー価格は低下し、米経済への影響は短期的で限定的にとどまる。一方、紛争が長期化すれば、エネルギー供給の混乱とそれに伴うコスト圧力が持続し、インフレ上振れや成長鈍化、労働市場の弱体化といったリスクが高まる可能性がある」 --------
3/23 グールズビー・シカゴ銀総裁 「インフレが落ち着けば、今年中に複数回の利下げを行う状況に戻る可能性もある。もし状況が異なる方向に進み、インフレが制御不能になった場合、利上げが必要になる状況も想定できる」 --------
3/18 パウエル・FRB議長 「経済への潜在的な影響が及ぶ範囲や期間を把握するには時期尚早だ」、「強調したいのは、誰にも分からないということだ」、「利下げを再開するにはインフレ鈍化の進展を確認する必要がある」と強調。「特に、関税によって押し上げられてきた財のインフレ減速が重要だ」、「その進展が見られなければ、利下げはないだろう」、(自身の進退に関し)、「FRB本部の改修工事を巡る司法省の調査が完全に終結するまで、理事として辞任するつもりはない」、「エネルギー価格の上昇によるインフレへの影響は一時的だ」、「金融当局は通常利上げを行わない」と説明。「ただしこの対応は、インフレ率が長期的にFRBの目標である2%前後に収束するとの期待が維持されることを前提としている。米国のインフレ率は5年間にわたり2%目標を上回っている」 株式と債券が売られ、ドル円は159円90銭まで上昇。
3/18 FOMC声明文 「中東での戦争に伴う経済への影響が不確実だ」、「委員会は2つの責務の両サイドに対するリスクに注意を払っている」 --------
3/15 ライト・エネルギー長官 「この紛争は今後数週間で確実に終わると考える。それより早まる可能性もある」、(原油は)「その後は供給が回復し、価格は押し下げられるだろう」 --------
3/15 ハセット・NEC委員長 この任務の完了には4−6週間を要するが、予定より早いペースで進んでいると、国防総省が14日時点でみていた」、「戦争の終結時期を最終的に決めるのはトランプ大統領だ」、「現在の状況が終わり次第、世界経済には大きなプラスのショックが起きると予想している」 --------
3/15 アラグチ・イラン外相 「われわれが米国と交渉すべき理由など一切見当たらない。米国はわれわれと協議をしながら攻撃を決断したのだ。しかも2度にわたって」、「勝利の見込みのない違法な戦争を行っていることをトランプ氏が認めるまで、イランは自衛を続ける」 --------
3/14 トランプ大統領裁 「イランは合意を望んでいるが、条件がまだ十分に良くないため私は応じたくない」、「非常に強固な合意には、イランが核開発の野心を放棄するとの確約が含まれる必要がある」 --------
3/3 ウィリアムズ・NY連銀総裁 「二次的影響がなく、インフレ期待が十分に定着していることを考慮すると、関税は価格に一時的な影響を与えるに留まるとみられる」、「関税の完全な影響はまだ現れていないため、FRBの2%のインフレ目標への進展は「一時的に停滞している」 --------
3/3 シュミッド・カンザスシティー連銀総裁 (インフレ率は高過ぎるとの認識を改めて示し)、「最新のデータはインフレ率がFRBの目標を1ポイント近く上回っていることを示唆している」 --------
3/3 カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁 「これまで想定していた今年1回の利下げに対する確信が以前より弱まった」 --------
3/2 氷見野・日銀副総裁 「足元では若干のマイナスだが、いずれゼロ近傍になる」、「政策金利の緩やかな引き上げを通じて、だんだん中立に近づけていく」、(物価の基調については)、「着実に上昇してきていることは確か」、「達観すれば、既におおむね2%近辺である」、「2%に確実に達しているとまではまだ言えないのではないか」 --------
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
What's going on ? バックナンバーはこちら >> 
 

外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和

邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
通算20年以上、為替の世界に携わっている。

・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。


このページのTOPへ
外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の損失が発生するおそれもあります。外為オンラインFXでは、個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。(法人のお客様の場合は、当社が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額以上の委託証拠金が必要となります。為替リスク想定比率とは金融商品取引業に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。)くりっく365の取引に必要な証拠金額は、取引所が定める証拠金基準額で、個人のお客様の場合は、証拠金額の約25倍のお取引が可能です。(法人のお客様は、証拠金の額がリスクに応じて算定される方式であり、取引所が算定する証拠金基準額及び取引対象である為替の価格に応じて変動しますので、証拠金額のくりっく365取引金額に対する比率は、常に一定ではありません。)取引手数料は、外為オンラインFXでは、取引コースにより1000通貨コースが1ロットあたり片道0円〜20円(税込)、1万通貨コースが1ロットあたり片道0円〜200円(税込)となります。くりっく365では1ロットあたり片道0円〜3,100円(税込)となります。(詳細は取引要綱詳細をご参照ください。)また、本取引に係る法定帳簿の書面による交付を申し出された場合のみ、書類作成送付手数料(1送付当り2,200円(税込))が必要となります。取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。当社は法令上要求される区分管理方法の信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するものではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様よりお預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始にあたり、契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて開始していただくようお願いいたします。
商号:株式会社外為オンライン(金融商品取引業者)  登録番号:関東財務局長(金商)第276号
加入協会:一般社団法人 金融先物取引業協会(会員番号1544)
FX取引の規制について金融庁証券取引等監視委員会〈情報受付〉一般社団法人 金融先物取引業協会証拠金規制に伴う取引概要の変更について