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外為経済アカデミー

初心者でもわかる!実戦チャート術 連載開始!

「米4月のPPI、6.0%と大幅上昇」

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場
  • 米中首脳会議を控えて動きにくい状況でしたが、ドル円は小幅に続伸。米4月のPPIが予想を超えて上昇していたことで、介入警戒感もある中、157円93銭までドル高に。
  • ユーロドルもドル高に押され、1.1698まで下落。
  • 株式市場ではダウが反落したものの、他の2指数は続伸し最高値を更新する。
  • 債券は小幅高。長期金利は4.46%とやや低下。
  • 金は買われ、原油は小幅安。
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4月生産者物価指数 → 6.0%
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ドル/円 157.76 〜 157.93
ユーロ/ドル 1.1698 〜 1.1718
ユーロ/円 184.53 〜 184.95
NYダウ −67.36 → 49,693.20ドル
GOLD +20.00 → 4,706.70ドル
WTI −1.16 → 101.02ドル
米10年国債 −0.002 → 4.469%

本日の注目イベント

  • 日 増日銀審議委員、鹿児島経済同友会で講演
  • 英 英1−3月期GDP(速報値)
  • 英 英3月鉱工業生産
  • 英 英3月貿易収支
  • 米 4月小売売上高
  • 米 4月輸入物価指数
  • 米 4月輸出物価指数
  • 米 新規失業保険申請件数

本日のコメント

前日発表された4月の消費者物価指数(CPI)に続き、昨日発表された4月の生産者物価指数(PPI)も大きく上昇していました。4月の米PPIは前月比で1.4%(市場予想は0.5%)。前年同月比では6.0%(市場予想は4.8%)と、いずれも市場予想を大きく上回っていました。また、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数も前月比1.0%(市場予想は0.3%)、前年同月比では5.2%(市場予想は4.3%)でした。イラン戦争に起因する原油価格の高騰が経済全般に波及し始める中、今回のPPIデータは、「インフレが引き続き最大の懸念であるべきだ」とするFRB当局者の見方と整合するものでした。両指数の発表を終え、OIS市場では今年6月と7月会合での「利下げ」確率は消滅しており、9月会合での「利上げ」の可能性が浮上してきました。

ボストン連銀のコリンズ総裁は13日、ボストン・エコノミック・クラブ主催の講演で「5年以上にわたり目標を上回るインフレが続いたことで、新たな供給ショックを(一時的なものとして)『見過ごす』ことへの私の忍耐は低下している」と述べました。過去の発言を見る限り、ハト派寄りと見られていましたが、やや軌道修正を行ってきたようです。それでもコリンズ氏は「中東での戦争が比較的早期に解決すれば、今年は堅調な経済成長が見込まれ、失業率は小幅に上昇する可能性がある一方、インフレ低下の進展はほとんど見られないか、全くない」との見方を示しました。また「現在のやや景気抑制的な金融政策スタンスを当面維持することが重要になる可能性が高い」とも指摘しています。一方で、「中東での紛争が長引き、混乱が拡大するほど、エネルギーだけでなく食品やコア項目に含まれる多くの財・サービスにまでインフレ圧力が広がる」との見方も示し、「最も可能性の高い見通しではないが、インフレ率を持続的に2%へ戻すために追加の金融引き締めが必要となるシナリオも想定し得る」と言及していました。

米上院は13日、FRB議長に指名されているケビン・ウォーシュ氏の人事案を承認しました。採決結果は54対45と、FRB議長人事としては最も僅差での承認となったようです。議会における政治の二極化に加え、ウォーシュ氏が早期利下げを求めるトランプ大統領の要求に屈するのではないかとの民主党側の懸念を反映していることが反対票に表れた格好です。民主党からウォーシュ氏の就任を支持したのはフェッターマン上院議員のみだったと報じられています。かつては、FRBの人事案に対して超党派的な支持が得られることが一般的で、2000年にはグリーンスパン氏の議長再任が全会一致の支持を得て決まったことすらありました。当然と言えば当然です。当時は大統領といえども金融政策に口を挟むことはほとんどなく、トランプ大統領がFRB議長に対して執拗に利下げ圧力をかける現在とは大違いでした。米国民だけではなく、議会も完全に分断されている証左です。

昨日のレポートで、トランプ氏の訪中にエヌビディアのファンCEOが帯同しないことについて触れましたが、急遽同行したようです。ブルームバーグは、「米半導体大手エヌビディアのジェンスン・ファンCEOが、トランプ米大統領の中国訪問に直前になって同行することが決まり、経由地のアラスカ州で大統領専用機に搭乗した。ファン氏が大統領専用機に乗り込む様子も確認され、トランプ大統領はその後、SNSへの投稿で同行を認めた。SNSでは、ファンCEOら企業トップが米代表団の一員として加わることは光栄だと表明した」と伝えています。米中首脳会談は、北京時間10時に歓迎式典が行われ、10時15分から会談に臨むようです。テーマは「イラン問題」、「台湾問題」そして「貿易・経済」の3つのようですが、トランプ氏は「貿易が最優先される」と述べていました。また、訪中に同行する企業幹部の詳細に言及したSNSへの投稿で、「並外れた指導者である習近平国家主席に対し、中国を『開放』するよう求めるつもりだ。そうすればこれらの優れた人材が力を発揮し、中華人民共和国をさらに高い段階へと引き上げることにつながる!」と述べ、「実際、数時間後に会う際には、それを最初に要請する」と続けていました。

本日のドル円は157円〜158円50銭程度を予想します。

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What's going on?

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
5/12 グールズビー・シカゴ連銀総裁 「エネルギー以外の項目、例えばサービスに注目すると、それが基調的な景気過熱を示しているのであれば、FOMCはインフレ加速の連鎖をどう断ち切るかを考えなければならない」、(CPI統計について)、「予想より悪く、関税やエネルギー価格の急騰の影響を受けないサービスインフレの加速を特に懸念している」、「米国にはインフレ問題があり、それを引き下げなければならない」 --------
5/7 デーリー・SF連銀総裁 「FOMC声明文を巡って当局者の意見が分かれたことを重要視しない」 --------
5/7 ハマック・クリーブランド連銀総裁 「声明では金利は据え置きとしたが、次の動きは引き下げになる可能性が高いという示唆が盛り込まれた」、「しかし経済の現状に関する私自身の見方を踏まえると、それはやや誤解を招きかねないと考えた」、「金利はかなりの期間、据え置かれるだろう」 --------
5/7 コリンズ・ボストン連銀総裁 「金利据え置きの決定については強く支持する」(声明文は)、「FOMCが近い将来の利下げを検討する姿勢から離れつつあるという変化を示している。また、FRBに対し、次の政策変更が利下げにも利上げにもなり得ることを、より明確に示すべきだと考える当局者が増えているということでもある」 --------
4/23 片山・財務大臣 「われわれにフリーハンドがある」、「あらゆる可能性が想定される中でも、強い姿勢を貫いていく」、「日本の当局者は米国側と24時間態勢で緊密に連絡を取り合っている」 --------
4/6 ハマック・クリーブランド連銀総裁 「政策当局はかなりの期間、金利を据え置くのが望ましい」、(労働市場が顕著に悪化した場合)、「利下げが必要となるシナリオも想定される」、「インフレ率が目標を上回る状態が続く場合には、利上げが必要になる可能性もある」、「インフレ率は既に5年以上にわたり目標を上回る状態が続いている」、「さらに上昇すれば、2%目標から離れる誤った方向に進んでいることを示す」 --------
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和

邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
通算20年以上、為替の世界に携わっている。

・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。


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