兵ブロガーバックナンバー(2007年06月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2007年06月

2007/06/29

とあるエンジニアKさん

6月最後の相場

本日(6/29)はとある新米社員Kが執筆を担当させていただきます。

最近は暑い毎日です。
会社内は冷房が28℃に設定されているため、じっとしている分には
我慢ができるのですが、誰かと話したり、歩き回ったりすると汗が・・・
自分はまだノートパソコンだからましなほうですが、人によっては設計の
為の大きなPCの前に座っている人がおり、暑さと騒音の悪い環境の中で
仕事をしています。
全社28℃ではなく、もうちょっと柔軟に対応してほしいところですが、
先輩社員曰く、「耐えるしかない」とのことでした。

【宿題の回答】
昨日、為替侍さんからいただいた宿題は「耐久財受注」でした。

先日27日に発表された米国の指標です。
耐久財への受注額。米国の生産、設備投資の先行指標となります。
その耐久財というのは3年以上の使用に耐えられる消費財のことで、
自動車、航空機、株や家電製品などを指します。
それらの耐久財を製造するのは製造業のお仕事であり、その受注高が
高くなれば景気は上向きに、下向きになれば景気は下向きになるので
注目される指標です。
特に、変動の大きい航空機を除いた「新規受注・コア指数」と国防部門
からの受注を除いた「非国防資本財受注・コア指数」は設備投資の先行
指標として注目度が高い指標です。

【先日の為替市場と本日の見通し】
ここ数日の為替相場は円を中心に乱高下が続いています。
月曜日から3日連続でクロス円は陰線を見せ、そして昨日木曜日には
大きく反転を見せました。
クロス円に関しては高値感が相場参加者の共通意識としてあり、それが
恐怖となって普段の相場(既に円安であるのが「普段の相場」となって
いるようにも思えますが)では動かないような要人発言、レポートなど
に反応。結果として急激な円の上昇となりました。

そして昨日はFOMC会合が開催され、またしても据え置き。
今回は全会一致の据え置きになりました。
相場の方は弱い反応が見られたものの、静かに移行しています。

さて6月最後の相場。

月末要因、週末要因で大きく相場が動くことが予想されます。
特にクロス円は、
?相場のガス抜きは終わった。再び円安方向へ
?下落トレンドの中でのガス抜きは終わった。円高へ。
といった感じで円が買われるか売られるか判断に困る状況です。
ここ1週間は東京時間で流れを決めることが多いので、東京には注目です。

指標は東京時間に本邦指標が多く並んでいます。
NY時間ではPCEコアデフレーターやミシガン大消費信頼感指数など値次第では
相場を動かす指標が並んでおり、先に述べた週末、月末要因も合わさって
大荒れの相場が予想されます。

さて来週からは7月。
宿題は気分を変えまして「有事のドル買い(売り)」とさせて頂きます。
格言というのはいいですよね。
経験を次世代に伝えるのは難しいことですが、格言はそれを一言で表してくれます。

明日担当のしーさん、よろしくお願いします。

とある新米社員K
http://kawasenikki.blog69.fc2.com/ 

2007/06/21

しーさん

トレンドに乗れない日々

2007/06/21(木) 本日は、しーが担当させて頂きます。

この兵ブロガーに参加している方は、みんなブログをしていますが、
今はプチブログというか、簡単にブログのようなことができてしまう
サービスがたくさんでてきました。

「Twitter」「もごもご」などが代表的なところですね。
ゆるくつながるのが最近の流行のようです。

私も「もごもご」に登録してみました。
今後どんな展開になるかわかりませんが、
しゃっちょこばらずにゆるゆるとたゆたいしてみたいと思います。
(興味のある方はググってみよう)


【宿題の回答】
昨日のとある新米社員Kさんから頂いた宿題は「ECB」でした。

ECBとはヨーロッパ通貨のユーロをまとめる欧州中央銀行の略名です。
フランスのトリシェ総裁を筆頭に、
6名の役員とユーロ圏の中央銀行総裁12名で金融政策を決めています。


【本日の為替市場見通し】 

昨日のKさんのコラムにもありましたが、
昨日はBOE議事録が公開されました。

内容は5対4の1票差で据え置きだったようです。
この内容をうけて、利上げ派が多数いるということが明確になったので、
来月の利上げを織り込み、ポンド円は100銭以上の上昇となりました。

ポンド円は天井知らずの上昇トレンドが続いていきそうです。
こちらはゆるゆるしている場合ではありませんね。

そして今日はカナダの小売売上高指数の発表があります。
昨夜の卸売売上高は予想より大幅に悪い数値となりましたが、
カナダドルの下落は限定されました。

今日の小売でどうでるか。
ファンド勢は依然ロングのようですし、
連動性の高い資源価格も底が固いので、
なかなかUSD/CADの復活は厳しいのかも知れません。

また、香港の失業率も発表されます。
最近何かと世界経済の動きの起点となる香港市場なので、
注目が必要です。

私は先週、今週とトレンドに乗れていないのですが、
市場と喧嘩してはいけません。
NZの介入も焼け石に水状態でした。

トレンドにうまく乗ることが大切ですね。


本日の宿題は企画を提供していただいている、
我らが「外為オンライン」としたいと思います。
次回担当のyamamomo様、よろしくお願いします。

しー@たゆたいFX
http://fx-theory.seesaa.net/

2007/06/20

とあるエンジニアKさん

値動き乏しい相場

本日(6/20)はとある新米社員Kが執筆を担当させていただきます。

社会人となって3ヶ月が経とうとしています。

学生の頃と比べると多くのことが異なりますが、その一つに「飲み会」があります。
学生時代は安い発泡酒と焼酎、そして近所のスーパーで買ったおつまみでぐだぐだ
やっていたものですが、社会人となって飲み歩くようになりました。
そうすることの良さ悪さがありますが、お金に羽が生えてものすごいスピードで
飛んでいきます・・・

【宿題の回答】

昨日、為替侍さんからいただいた宿題は「ZEW景況感指数」でした。
昨日発表された欧州の指標ですね。
欧州には多くの経済指標があります。
その中でもドイツが発表する指標がかなりの注目を集める場合が多くあります。

ドイツには6大経済研究所なるものがあり、そのひとつが欧州経済研究センター、
ZEW(Zentrum  fur Europaische Wirtschaftsforschung)です。

ZEW景況感指数は、そのZEWと呼ばれる機関が集計した今後の景気を表す数値です。
具体的には、経済アナリストに対し向こう6ヶ月先の景気の善し悪しを判断させ、
楽観的に見た数値から悲観的に見た数値の比率を引いたものです。

この数値がプラスの場合、景気は上向きであると判断できるし、マイナスならば
景気は下向きであると判断できます。

この数値は1週間後に発表されるIFO景況感指数とセットで考えられることが多く、
欧州の今後の景気を占う上で、重要な経済指標となります。


【先日の為替市場と本日の見通し】

昨日の為替相場はそのZEWによって大きく動く場面がありました。
市場の予想に対して低い値が出ることによるもので、欧州通貨の売りに直結しましたが、
すぐにそれは元の水準に戻しました。その他の通貨でも値動きが乏しい1日で、様子見
な感が見られました。

さて週の真ん中である今日1日。

大きな指標としては4月に行われた日銀政策会合議事録の発表と、6月に行われたBOE
議事録が発表されます。
日銀政策会合議事録の発表はあまり相場を動かす要因とはなり難いのですが、BOEは
最近の高いポンドの行く末を決定する意味で重要な指標と言えます。

それ以外にはあまり相場を動かしそうな要因に乏しい本日の相場です。
本日の宿題は欧州つながりで「ECB」とします。

明日担当のしーさん、よろしくお願いします。

とある新米社員K
http://kawasenikki.blog69.fc2.com/

2007/06/12

しーさん

介入

2007/06/12(火) 本日は、しーが担当させて頂きます。

今日会社に来るときに、自転車が飛び出してきました。
急ブレーキをかけてもう少しのところで事故を起こすところでした。

こちらを全く見ずに横断してきたので、
あの運転はどうかと思います。

もし事故を起こしていたら、轢いたほうも轢かれたほうも、
一瞬で人生が狂ってしまいますので、
気をつけてもらいたいし、自分も気をつけたいと思います。


【宿題の回答】
昨日のとある新米社員Kさんから頂いた宿題は「外貨投資」でした。

外貨投資と聞いて、ぱっと思いつく商品としては、
・FX
・外貨預金
・外貨建てMMF
といった感じでしょうか。

私はFXをメインで取引をしていますが、
中にはFX以外の外貨投資をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかしこの3つで比べると、断然FXが有利ということが良くわかります。

手数料:
 FX = 無料〜数銭
 外貨MMF = 50銭〜1円
 外貨預金 = 1円〜2円

金利:
 FX = 毎日受け取り
 外貨MMF = 解約時に受け取り
 外貨預金 = 満期時に受け取り
 
流動性:
 FX = いつでも入出金が可能
 外貨MMF = 基本的にいつでも可能
 外貨預金 = 満期時のみ(それ以外は違約金が発生)

ほったらかしにしておくからファンドでもいいよ、
という場合でも、FXのほうが手数料では有利なので、
自由度の高いFXが一番ですね。
FX万歳!!


【本日の為替市場見通し】 

昨日はNZ中銀が介入を行い、NZD/JPY、NZD/USDともに大きく下落しました。
先週金曜日にぐぐっと上昇した分がすべて帳消しになっています。

しかしこれでレジスタンスラインはかなり鮮明になりました。
NZ政府は、キウイ92円台は高すぎるよ、
という意思表示をしたわけです。

ではいくらくらいが適正価格だと思っているのか?
それは・・・わかりませんw

80円台半ばくらいが妥当なところではなかろうかと思いますが、
根拠なしなので「ふんっ」とあしらってください。

ただ、今後もキャリートレードによってNZに資金が流入し
利上げによる金融政策が意味をなさないと見なしているならば、
さらなる介入は必然とも考えられます。

もし市場参加者の大半がそう考え出すと、
積み上がったポジションの量が量だけに、
すごいことになりそうですね。


本日は夕刻に英CPIの発表があります。
昨日はPPIの発表がありましたが、
コアの指数は予想より0.1ポイント高い2.4%となりました。

弱気になりかけていたポンド円ですが、
「おや?もしかしてまだ上昇?」
といった雰囲気が漂っています。

本日のCPIが良い数値となると、
ポンド円まだまだ強し、という状況になる可能性もあります。
17時半前後のポンドには注意 or 狙い目となるでしょう。

さて、本日の宿題は「キャピタルゲイン」としたいと思います。
次回担当のyamamomo様、よろしくお願いします。

しー@たゆたいFX
http://fx-theory.seesaa.net/

2007/06/11

とあるエンジニアKさん

男の中の男

本日(6/11)はとある新米社員Kが執筆を担当させていただきます。

今朝は素晴らしいニュースで目が覚めました。
大リーグ、パイレーツの桑田投手がメジャー昇格後、ヤンキース戦で中継ぎとして
デビューしたというビッグなニュースです。
巨人時代からの大ファンだった自分にとってはこれ以上嬉しいことはありません。
以前彼は巨人を引退する際にこんな言葉を残しました。

「男は目標を立て、それに向かって努力する。それが男の美学。」

彼の目標はあと少しに迫った200勝を達成することと、大リーグの舞台で投げる
ということ。その為に安泰である巨人での指導者という立場を捨てて渡米。
一度は足首のケガで選手生命の危機とも言われましたが、またしても復活。

そして本日の大リーグの舞台で投げるという夢を達成したのでした。

デビュー戦としては2回2失点とイマイチな成績でしたが、今後は中継ぎから
先発の座を是非とも勝ち取ってもらいたいと思います。



【宿題の回答】

昨日、為替侍さんからいただいた宿題は「マネーサプライ」でした。

Money=お金、通貨Supply-=供給する

その二つの単語が重なってのMoney Supplyは文字通り通貨供給量を示します。
定義としては、銀行などの金融機関と中央政府を除いた経済主体(個人、法人、
地方公共団体など)が保有する通貨の合計です。

マネーサプライは物価やGDPなどに関係があるという考え方が有力です。
一般的にマネーサプライが多いと貨幣がだぶつき、インフレが進行されやすい
としています。

そこで日本銀行の場合ですが、マネーサプライを操作宇する対象とはして
いませんが、マクロの金融情勢を表す代表的な指標の一つとして金融政策の
一つとしています。

米国やEUの多くの国々ではそのマネーサプライを中央銀行が管理しており、
設定したインフレ目標以内にインフレ率がなるように通貨量をコントロール
しています。

マネーサプライの伸び率が上昇している。などという文面が見られたのならば、
景気は回復傾向にあると考えても間違いはないと言えるでしょう。

【先日の為替市場と本日の見通し】

金曜日はすごい相場でしたね。
ロンドン時間までは円が買われる展開で、各通貨ペアで円がじりじりと
さがっていきましたが、ロンドンが始まると同時に怒涛の円売りが始まりました。

特に強かったのがオセアニア通貨で、その勢いはNY市場が終わる直前まで続き、
豪ドルで前日比1.12円、NZドルはなんと2.14円も上昇しました。

この円売りに特にこれといった要因はなかったのですが、考えられるのは、
先週半ばで発生した円の買い方向への転換が、米国の好調さに付随するもの
(詳しくは私のブログの記事にご注目ください)で、決して円が強くなったとか、
キャリートレードの巻き戻しが発生したというわけではないことから、いったんの
買い戻しが終わって再び強い円売り方向への流れが始まったと考えられます。

そして本日として気になるのはその円の動き。
先週の東京市場では円が買われる動きが多かったのですが、果たしてそれはどうなるのか。
指標としては先の宿題に関連するのですが、本邦GDPの発表や英国、カナダの指標があります。
どれも強く相場を動かす要因になるとは考えられにくいところですが、円がこれだけ右往左往
しているだけに注目です。

本日の宿題は最近本当に良く聞かれる機会が増えた「外貨投資」とします。

明日担当のしーさん、よろしくお願いします。

とある新米社員K

http://kawasenikki.blog69.fc2.com/

2007/06/01

しーさん

雇用統計

2007/06/01(金) 本日は、しーが担当させて頂きます。

今日から6月ですね。
月初で金曜日とは、為替市場にとって何かがおきそうな匂いがしますが、
今月もよろしくお願いします。


【宿題の回答】
昨日のとある新米社員Kさんから頂いた宿題は「IB」でした。

アイビーとは、床屋さんで「もみあげはどうしますか?」
と聞かれたときに、「アイビーでお願いします」というもので、(ちがww)

・・・失礼しました。

この言葉を聞いて真っ先に思い浮かんだのがこの光景だったもので、
ついつい紙面を無駄に使ってしまいました。

IBとは、インベストメント バンク(Investment Bank)の略で、投資銀行と呼ばれます。
投資銀行とはあまり聞き慣れない言葉だと思いますが、
最近よく騒がれているM&Aや、ファンドへの資金調達のような、
ファイナンスを中心にしたサポートもその業務の一環です。

大手銀行などの商業銀行との違いは、個人に対しての業務は行わないということ。
企業に対して証券や債権などを発行したときの手数料によって潤っている銀行です。
広い意味でとると、手数料が絡む金融ビジネスを扱っている業務は すべて投資銀行の業務といえるかも知れません。 巨額のお金が動くファンドの裏や、巨大買収劇の裏には、 こういった組織が数多く連携しているのでしょうね。 【本日の為替市場見通し】 昨日は好調なカナダの第1四半期GDPの結果が発表されました。 カナダ中銀の見通しでは3.5%だったところ、 結果は3.7%となり、これを受けてカナダドルは一段と買い上げられました。 7月に次回の政策金利会合がありますが、 すでに市場は利上げを織り込み始めています。 テクニカル的に見ると、CAD/JPYは日足、週足ともに 買われ過ぎなところまできていますが、 もう暫くはカナダドルは強気でいけそうな地合いとなっています。 さて、本日は第1金曜日ということで、 米・雇用統計というビッグイベントがあります。 先週までの新規失業保険申請件数が少なめの数値となっていることから、 今回の雇用統計では良い結果となることが予想されています。 ただ、良い良いと思っていると、悪い結果だったときの反動が大きいので、 その点だけは注意したいと思います。 121円後半で頭打ちとなっているドル円が上抜けるか、 はたまた数値悪化となって、円買戻しのきっかけとなるか、 今日の夜21:30はテレビを見ている場合じゃありません。 個人的には、ドル円以外にも対カナダドルに対して 反発のきっかけになってほしいと思っています。 さて、本日の宿題は指標つながりということで「ISM製造業景況指数」 としたいと思います。 次回担当のyamamomo様、よろしくお願いします。 しー@たゆたいFX http://fx-theory.seesaa.net/

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