兵ブロガーバックナンバー(2009年06月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2009年06月

2009/06/30

しましまさん

ドル円、96円台へ

昨日は株価上昇や原油価格の上昇などから、ドル円、クロス円が買われる
展開となりました。

95円台で抑えられていたドル円は96円台前半まで上昇し、
ユーロ円も133円台後半から135円台後半まで、ポンド円も157円台前半から
159円台後半までしっかり上昇してきています。
 
本日予定されている主な指標は以下のとおりです。

独・6月失業者数/6月失業率
英・第1四半期GDP・確報値
欧州・6月消費者物価指数・速報値
加・4月GDP
米・6月シカゴ購買部協会景気指数
米・6月消費者信頼感指数
 
本日は数多くの指標発表が予定されています。
2日に予定されているECB政策金利発表、米国雇用統計の方が
より注目されてはいますが、ECB政策金利発表を控えての
欧州・6月消費者物価指数・速報値や米・6月シカゴ購買部協会
景気指数などはやはり注目の指標であり、その発表後の値動きには
注意しておきたいです。

昨日は円売り・ドル売りとなり、今日も今のところその流れが続いています。
ドル円はNY時間に大きく上昇し、現在もその流れは途切れていません。

これからドル円が95円台へ下がることなく96円台での値動きが安定してくるのか、 96円台をキープしながら上昇を続けることができるのかを見たいと思います。 ユーロドルも1.41ドル台に乗せてきており堅調な展開となっています。 ユーロドルが堅調であればクロス円も底堅く推移できるでしょう。 ビッグイベントを控え、本日レンジを大きく抜けていくことは困難かと思いますが、 今日も昨日の流れを引き継ぎリスク志向の方向へ進むでしょうか。 方向が変わりやすい相場展開が続いていますので、引き続きポジションはこまめに 手仕舞う方がよさそうに思います。

2009/06/29

為替見習さん

各国オープン前後のテクニカル変化に注目。

今週は先週の金曜NY終値時点のテクニカルが
全体的に方向性の乏しい状態で引けていることもあって
各国市場のオープン前後の相場に注目しながら
テクニカルや通貨間の力関係を見ていきたいところです。

ではまず金曜NY終値時点のドル円、クロス円テクニカルをおさらいすると、

・ドル円=短期が下向き、中期はフラットからやや下。
・ユーロ円=短期がフラット。中期は上向き。
・ポンド円=短期がフラット。中期は上向き。
・スイス円=短期がフラット。中期は上向き。
・カナダ円=短期がフラット。中期は上向き。
・豪ドル円=短期がフラット。中期は上向き。
・NZドル円=短期がフラット。中期は上向き。

という状況になっていて、ドル円は引き続き2月以来の中期転換かどうか、
という重要な位置にあり今週木曜に控える雇用統計にかけての流れが重要。

今後ここからさらに円が相場全体を引っ張る強い展開になれば
再び中期テクニカルが悪化することも十分考えられますので
引き続き下方向への注意をしっかりと持っておくと良いでしょう。

その中期テクニカルで見てもフラットから下向き気味が続き
テクニカル的にも時間的にも膠着した状態が続いているだけに
この膠着から抜けるような動きが出るときは大変動となる可能性十分。

またそのような動きの際には事前に準備ができていればチャンスとなる反面
資金管理やシミュレーションが不足していれば刈られやすい相場となるので
取引しない時間も常に資金管理とシミュレーションをしておきたいところです。


またクロス円は全通貨の短期がフラットとなっていますから
まずはどちらに方向性がつくかを見てからといったところ。

厳密に言えばオセアニアなどはこれまでの強さが残っていて
一応ギリギリ上向きで下の抵抗帯の中にあるのですが
かなりフラットに近い状況なのでフラットと見ておくほうが良いでしょう。

また中期はこれまで通り上向きで継続していて
それぞれ抵抗帯の半ばから上限での推移なので
週明けの相場でここから再び短期が上向きへ変化すれば
低リスクな相場になるような位置ではあります。


今日は全体的に重要な指標が少ない一日となっていますから
まずは通貨間の力関係やテクニカル面の変化を見ていきながら
水曜以降のビッグイベントに備えて資金管理をしっかりしておくなど
自分で消せるリスクを消すことから始めると良いかもしれません。

また日々大きく変動することを考えて
資金管理を万全にしておくことは大前提として、
ハイレバでのポジション構築は避けておき
取引する場合はなるべくこまめな決済をしていくと
自分で消せるリスクを消せて良いかもしれませんね。

今週の取引戦略としてはこれまでの基本戦略を継続し
短期・中期が不安定なドル円は安全重視で様子見しておき、
短期・中期が上向きで揃えばクロス円は順張りロングで。

そして取引の優先順位については通貨間の力関係を都度確認して
「同じ1ポジションを持つならどの通貨ペアが最も低リスクか」
ということを見て決めていく予定です。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2009/06/24

ダメおやじさん

こんにちは、ダメおやじです。

蒸し暑く大阪ではクーラーが必要になってきましたが、
寝冷えなどしないように注意して下さいね。

さて、ドル円ですが、世界銀行の経済成長の下方修正を受け、
週明けから下げ幅を拡大し昨日は94.87円まで下落しました。

週明けは、株・原油安で円以外の通貨では買われたドルですが、
昨日はクロス円の反発、原油高でドルは全面的に売られる展開で、
大幅下落はしないのですが戻りも鈍くジリ安状態となっています。

昨日の米2年債入札は最近の株安から安全資産への投資で好調のようでしたが、
長期金利が下落しており、利上げ観測が後退し、ドルは売られています。

本日の5年債入札も注目です。

また、本日はFOMCで金利は据え置きでしょうが、声明文で量的緩和に
対してのスタンスでどのような文言があるか注目です。

大量国債発表で量的緩和を拡大しなければ悪い金利上昇がおこる可能性も有り、
住宅ローン金利の上昇など経済に対する悪影響も懸念されますが、
量的緩和を拡大したくないのがFRBの本音でしょう。
FOMC声明後の市場の反応に注意です。

新築住宅販売件数も、昨日には中古住宅販売件数が予想より悪く
ドルが売られたように、景気と直結しますので注意が必要です。

ドルは昨日95円を割り込みましたが、94円ではショートカバーで戻し、
96円越えでは戻り売りを浴びそうで、94円〜96円のレンジとみていますが、
94円を割り込めば後、一段安はありそうで様子を見ながら売りが幾分有利と
見ております。

2009/06/23

しーさん

待ちの姿勢で様子見

昨日はユーロ円、豪ドル円は一貫して円高、ドル円、ポンド円などは
どっちつかずの展開となり、方向性のわかりにくい展開となりました。

本日もこれといった大きなイベントはありませんが、
シドニータイムから円買いが活発になっています。

基本的にはFOMC待ちで様子見を決め込みたいところですが、
注目するとすればNYタイムには以下の指標があります。


 中古住宅販売件数 予想:480万件 前回:468万件 


前回の販売件数から回復することが予想されており、
結果次第ではドル買いへと流れる可能性があります。

しかし500万件を突破するとなるとポジティブサプライズと
なるでしょうが、予想の範囲内であればそれほど大きな値動きとは
ならないでしょう。

クロス円の売り圧力が強いですが、下値が限定的となるようであれば、
押し目買い狙い派としては下落の勢いが止まってからタイミングを
狙っていきたいと思います。

サポートラインを割ってくるようであれば、さらに売り込まれることも
頭に入れておき、自分の得意パターンになったときを狙っていきたいと
思います。


明日の担当はダメおやじさんです。
明日のコラムもお楽しみに♪

しー@たゆたいFX

http://fx-theory.seesaa.net/

2009/06/22

ZEROさん

「FOMC声明文」に注目

先週のドル円相場は、米雇用統計以降97-99円に入り込んでいたレンジを
ようやく下抜けました。

水曜〜木曜にかけては95.52、95.51と2回下値をトライするものの底堅く、
金曜には買い戻し優勢となり97.20付近まで買い戻されましたが、
97円台では再び売り優勢で96円台前半でクローズしています。

本日は、週半ばに重要イベントFOMCを控えて、動きずらい相場展開になると
予想しています。

欧州時間には独6月IFO景況指数の発表があり結果次第ではユーロ相場に
多少影響がありそうですが、FOMCや米国債入札を控えた米ドルに対して、
様子見姿勢が強まればユーロドル、ユーロ円も大きな相場にはなりにくいと
予想しています。

典型的な月曜相場で様子見姿勢が強そうなことから、デイトレードでは
様子見としておきます。

また、週半ば日本時間水曜日の夜中には米FOMCがあります。
金利は据え置きも「FOMC声明文」は投資家の注目度が非常に高まっています。

米長期金利に対する対応や、米国債買取りのスタンスなどに反応して
「ドル相場」が大きく変動する可能性があります。

声明文の内容次第になりますが、ここが今週の山場となりそうですね。
ポジションを持ち越される場合にはご注意を。

明日の担当はしー様です。

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願い致します。

【本日注目の経済指標】
17:00 独6月IFO景況指数

2009/06/17

とあるエンジニアKさん

クロス円の売りチャンス到来

本日(6/17)はとあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

夏が近づいております。
今年の夏はなぜだか山男。
気がつけば登山の約束ばかり取り付けております。
富士山をトップとし、北岳、剣岳…
毎週のようにリュックを背負って頂を目指す旅にでます。
なんでそんなつらいことばかりするの?
そう聞かれたのならば、「そこに山があるから」と答えましょう。
決して「バカと煙は高いところが…」などとは答えません。


【本日の注目指標と対策】

本日の中有目すべき指標は英国よりBOE議事録、そして米国の 
消費者物価指数。
BOEに関して、既に政策金利は語るに難しい展開ですので、
それ以外に関してどのような話が展開されたのかに注目したいところ。
消費者物価指数はあくまで数値であり、こちらは株価変動につながる指標。
どちらもボラテリィが高い今の相場では後付け理由で、
発表直後にぐぐっと動く可能性も否定できませんので注意が必要です。


【本日の戦略】

月曜日から大きく動く相場が続いております。
原因としては諸要因ありましょうが、やはり株価。
右上がり一辺倒だった株価も上昇ばかりではいられなく、
呼吸をするかの如く上昇から下落に転じております。
その流れに乗るようにしてのクロス円の下落…

前回本コラム担当時にはクロス円の売りは逆張りであると書きましたが、
今こそ絶好の売りチャンス到来であると述べることができます。

注意したいのは売りは非常に足が速いということ。
上昇は数週間に渡って続くものでありますが、
下落は2、3日すればもう終わり。
なんて状況が往々にしてありますのでご注意いただきたいところです。

また、クロス円の売り以外にも先週より当コラムにて推奨している 
ユーロドルの売り。
ヘッドアンドショルダー形成で売りやすい形となっております。
こちらも売りのチャンス到来と、枚数を増やしつつ売ろうかなと考 
えております。


相場は自己責任で!

次回担当はLumenさんです。
お楽しみに!

とあるエンジニアK

http://kawasenikki.blog69.fc2.com/

2009/06/16

しましまさん

ユーロ軟調

昨日は米国経済指標の弱い結果やNYダウが187ドルも下落したことなどにより、
円買い・ドル買いが進みました。

昨日目立ったのはユーロの軟調さで、ドイツの信用収縮拡大の報道や、ロシア財務相の
「国際的な準備通貨としての米ドルの役割が、近い将来に変化する可能性は低い」
との発言、ECBの「ユーロ圏の銀行は、2010年末までに2830億ドルの追加損失計上を
迫られる可能性」との発表などからユーロは下落、ユーロドルは1.3755ドルまで売られ、
ユーロ円も3円以上の大幅な下落となりました。


本日予定されている主な指標は以下のとおりです。

豪・RBA議事録公表
日・日銀政策金利発表
英・5月消費者物価指数
独・6月ZEW景況感調査
欧州・5月消費者物価指数
米・5月生産者物価指数
米・5月住宅着工件数 /5月建設許可件数
米・5月鉱工業生産


本日はRBA議事録の公表が予定されています。
今回のRBA政策金利で政策金利は3.00%のまま据え置きでしたし、議事録の市場への
影響は限定的となりそうです。日銀政策金利発表も予定されていますが、こちらも
そう市場に影響を与えることないでしょう。 

本日は上記のように数多くの経済指標の発表が予定されています。
米・5月住宅着工件数の今回予想は48.5万件、前回は45.8万件と予想を下回る結果
でしたが、今回は予想を上回り景気回復への期待が高まる結果となるでしょうか。

また、本日はロシアで初のBRICs首脳会談が開催予定です。
開催前から「新たな準備通貨について話し合う可能性がある」との報道は
ドル売り材料となりましたが、今回の会談内容によっては大きな動きとなる
可能性があり、注意しておきたいです。 

昨日は米国経済指標の弱い結果やNYダウの大幅下落により、クロス円は大幅下落
となりましたが、流れが変わりやすい状況が続いている中、今日も円買い・ドル買い
が続くのかは慎重に見たいと思います。

昨日下げがきつかったユーロですが、ユーロドルが1.374ドル付近ではなんとか
止まることができ反転するのか、このラインを割って深い下落になっていくのかに
注目、そして3月下旬から下げ基調のユーロポンドは昨日も安値を更新していますが、
こちらの通貨ペアでもユーロはまだ弱まっていくのかに注目しています。

2009/06/15

為替見習さん

G8明けの各国市場初動に注目。

今週はまずG8明けということもあって
各国市場のオープン前後の相場に注目しながら
テクニカルや通貨間の力関係を見ていきたいところです。

そのG8では「世界経済の安定化を示す兆候がある」
との景気判断を盛り込んだ共同声明を採択して閉幕。
4月のG7では「世界経済が年内に回復を始める」としていましたので
この延長上でさらに一歩進んだ共同声明となったかと思います。

ただそれでも「先行きに不透明感が残る」といった表現もありますし
北朝鮮への金融制裁などについても述べられていますから、
地政学的リスクなどにも注意する必要がありそうですね。


ではまず金曜NY終値時点のドル円、クロス円テクニカルをおさらいすると、

・ドル円=短期が上向き、中期はフラット。
・ユーロ円=短期がフラット。中期は上向き。
・ポンド円=短期がフラット。中期は上向き。
・スイス円=短期がフラット。中期は上向き。
・カナダ円=短期が下向き。中期も上向き。
・豪ドル円=短期が上向き。中期も上向き。
・NZドル円=短期が上向き。中期も上向き。


という状況になっていて、ドル円は引き続き重要な位置にあり
クロス円は欧州系の短期がフラット、カナダは下向き、
オセアニアは強めの状況となっています。

今週はまずG8明けということで短期の方向性が重要。
特にドル円はここしばらく方向性が出ない相場が続いていますが
時間的にもある程度経過していることもあって、今週は注意が必要。

膠着状態から大きく放たれる動きが出るような相場では
しっかり準備ができていればチャンスとなる反面
資金管理をはじめとする準備ができていない場合は
典型的な刈られやすい相場となるため注意しておきたいところです。


今日はNY連銀製造業景気指数や対米証券投資などいきなり
米指標が控えていますし、火曜日以降も米指標は多いため
取引はなるべく当日決済で終わらすなどの対応をとりたいところ。

また日々大きく変動することを考えて
資金管理を万全にしておくことは大前提として、
ハイレバでのポジション構築は避けておき
取引する場合はなるべくこまめな決済をしていくと
自分で消せるリスクを消せて良いかもしれませんね。

今週の取引戦略としてはこれまでの基本戦略を継続し
短期・中期が不安定なドル円は安全重視で様子見しておき、
短期・中期が上向きで揃う一部のクロス円は順張りロングで。

そして取引の優先順位については通貨間の力関係を都度確認して
「同じ1ポジションを持つならどの通貨ペアが最も低リスクか」
ということを見て決めていく予定です。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2009/06/10

ダメおやじさん

こんにちは、ダメおやじです。

先週末の米雇用統計で98.89円まで上昇し、急速に買い意欲が強まったドル円ですが、
今週に入ると東京市場では実需の売り、海外市場では欧州通貨に対して売られるなど
ドルは全面安となっており、昨日のNY市場では97.20円台まで下落しました。

株価は上値が鈍いものの原油高が続いており、金余りからリスク志向が継続しているため
ドルの上値が重い動きは当分続きそうです。

米長期金利の上昇が、住宅ローンの金利の急上昇など景気の足を引っ張るとのことで、
今週の米国債の入札に注目が集まっておりますが、昨日の3年債は好調だったため
10年債金利は下落しました。

しかし問題は、本日の10年債と明日の30年債の入札で、中国やロシアがドルに代わる
通貨と表明しているように10年先は何が起こるか分からず、入札が不調で
金利が上昇すると悪い金利上昇観測からドル安が進む可能性もありそうです。

ドル円は97円ではショートカバーにより下げ渋ると見ておりますが、
割り込むと96円近くまであるかも知れません。

上値は今週は99.50円までと見ておりましたが、昨日の下落で日足75本移動平均線を
下に抜けてきており、戻しても75本線を捉える97.70円では戻りは売られそうです。

本日は国債入札のほか、米4月貿易収支、ベージュブックに注目しております。

2009/06/09

しーさん

難しいときはトレードしない

昨日の東京タイムではクロス円が円高方向へ動き、
日足では陰線をつけました。

NYタイムにはポンド円の買い戻しが発生。
ポンド円だけはやや特異な動きをしていますが、
揉み合い相場になりました。

本日もこれといった大きな指標はありませんので、
トレンドが発生して一方向へグイグイと行く可能性は低いでしょう。

ポンド円は戻り売りを狙いやすいところまで戻して来ましたが、
昨日の下髭陽線が、ポンド買い意欲ありと見るのか微妙なところです。

もう一段の調整下落を狙った戻り売りか、
押し目買いを狙うか判断に迷う場合は、
素直に手を出すのをやめておきましょう。

ドル円はクロス円に比べて調整幅が少なかったので、
十分引きつけてから押し目買いを狙ったほうがよいでしょう。

いずれにせよ高値掴みだけはしないように、
ある程度「待つ」ことが重要です。

焦らず気長にトレードしていきましょう。

明日の担当はダメおやじさんです。
明日のコラムもお楽しみに♪

しー@たゆたいFX

http://fx-theory.seesaa.net/

2009/06/08

ZEROさん

ドル買いの流れがどこまで継続するかに注目

先週金曜日に発表された米5月雇用統計では、非農業部門雇用者数が
-34.5万人と大幅な改善を見せたことで一時円売り+ドル売りで反応。

その後はドル買いに変わりましたがドル円相場は終始上昇し
98.90付近まで上昇する場面もありました。

チャートからは97.00、97.25-30というレベルを上に抜けたことで、
しばらくは97-100円あたりのレンジに入ってきそうな雰囲気になっています。

それでもここから一方的に上昇していくよりは、本邦輸出企業の売りなどを
吸収しながら底堅い展開をイメージしておきます。

投資スタンスとしては、下がったところを買っていく押し目買いに転換して、
97円を再度割り込んで来るときにはロスカットと考えています。

本日は注目している経済指標の発表はありません。
ドル買いの流れがどこまで継続するかに注目をしておきます。


それでは本日も頑張りましょう!

明日の担当はしー様です。お楽しみに。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いしたします。

2009/06/03

とあるエンジニアKさん

クロス円の売りは逆張り

本日(6/3)はとあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

クールビズが始まりました。
自分の体の中で最前線に立つネクタイは常にあちこちへ飛び込みたがり。
注意してもすぐに汚してしまうのですが、今はそれがなくなりほっとしております。
どなたが作り出した習慣かわかりませんが、ネクタイはよくわからない
サラリーマンのアイテムです。


【本日の注目指標と対策】

本日の中有目すべき指標としてははADP雇用統計、そしてISM非製造業盛況指数。
NY時間に発表されるこれらの指標は、相場になにかしらのインパクトを与える
ことが予想されます。

更にはGM破綻に関連するニュースも既に旬はすぎたとはいえ、まだまだ
米国の行方を握っている要素であり、ニュースにも注目したいところです。


【本日の戦略】

GM破綻が事実のものとなり、それに絡んで相場は大変動か?
と思いきや意外と静かに流れる相場。

昨年のリーマンショックの時のような怒濤の下落が見られるかと思いましたが、
相場参加者は冷静に相場を眺めているようで、筋による仕掛け等もあったのでしょうが、
全体としては静かな相場ファンダメンタルです。

一方のテクニカル。

クロス円がぐぐっと天井を押し上げてきた相場。
ついにレンジブレイクが期待される相場ですが、ここにきてやはり
レジスタンスラインの突破は難しいような気もします。

月曜日に本企画にて述べた週の戦略では、このようなタイミングを狙って
売りを仕掛けるべきだと述べましたが、どうもあきらかな逆張りであるようで、
万人にお薦めできる戦略ではなさそうです。

ファンダメンタル的な爆弾があればその売りも良いのですが、今の相場だと
それを期待するのは難しそう。
チャートが頭をもたげて反転するまで少し待とうと思います。

相場は自己責任で!

次回担当はLumenさんです。
お楽しみに!

とあるエンジニアK

http://kawasenikki.blog69.fc2.com/

2009/06/02

しましまさん

リスクテイクの流れ続くか

昨日GMはニューヨーク連邦裁判所に、米連邦破産法の適用を申請しました。
想定されていた破産のため、市場への影響は限定的でした。

NYダウは、昨日発表された5月ISM製造業景況指数、4月建設支出などの経済指標が、
市場予想を上回る好結果であったことで景気回復への期待が高まり、NYダウは
上昇、リスク選好の流れとなり円とドルは売られました。


本日予定されている主な指標は以下のとおりです。

豪・第1四半期経常収支
豪・4月住宅建設許可件数
豪・RBA政策金利発表
スイス・第1四半期GDP 
欧・4月失業率
米・4月中古住宅販売保留


本日はRBA政策金利発表が予定されています。
政策金利は3.00%で据え置きの予想で、市場への影響は限定的となりそうです。 

前月のRBA政策金利発表では、主要貿易相手国である中国の景気安定化の兆し
にも言及し、比較的先行きを楽観視した内容となりましたが、今回は今後の
利下げについての言及はあるのか、前回のように景気先行きを楽観視した
内容となるか注目です。

今日は、リスクテイクの円・ドル売りは継続するのかどうかに注目
したいと思います。
ユーロドルは昨日12月以来の1.42ドル台をつけ一時1.4245ドルまで上昇、
ポンドドルも一時1.6497ドルと、昨年10月下旬の水準へ回復しています。

ここから昨日上昇したドル円が多少売られても、ドルストレートの方が
堅調さを維持できれば、クロス円は底堅く推移できそうです。

また、リスクテイク志向からオセアニア通貨も買われてきています。
オージーの堅調推移には引き続き注目しています。
AUD/USDは0.8ドル台に乗せてきており堅調さを維持しています。

オージー円もここから昨年10月6日の急落前の水準である80円台に
戻していけるのか、期待を持ちながら見ています。

ただ、ドルストレート、クロス円ともに上昇の流れは継続していますが、
上昇が速かった分、急な調整には十分注意しておきたいところです。

2009/06/01

為替見習さん

GM破綻問題とドルストレートに注目。

今週は先週末に大きく売られたドルストレートのテクニカルや
同じくその動きによって転換間際の地点まで到達している
ドル円の中期テクニカルが2月以来の転換となるかという点、
そしてGMの救済期限を迎えて今週の流れを見る上でも重要な一日。

ヨーロッパ市場は一部休場となっているものの
GM関連の情報は非常に多く出てくると思いますし
オバマ大統領による声明発表もあるとの情報もあるので
終日気をつけて相場を見ていきたいところです。

ではまず金曜NY終値時点のドル円、クロス円テクニカルをおさらいすると、

・ドル円=短期が下向き、中期はフラットで転換かどうかの瀬戸際。
・ユーロ円=短期が上向きで下の抵抗帯半ばに位置。中期は上向き。
・ポンド円=短期が上向きで下の抵抗帯下限に位置。中期は上向き。
・スイス円=短期が上向きで下の抵抗帯半ばに位置。中期は上向き。
・カナダ円=短期が上向きで下の抵抗帯上限に位置。中期は上向き。
・豪ドル円=短期が上向きで下の抵抗帯上限に位置。中期は上向き。
・NZドル円=短期が上向きで下の抵抗帯上限に位置。中期は上向き。

という状況になっていて、ドル円は引き続き重要な位置にあり
クロス円は一応短期がやや弱いながらも堅調な状態を維持しています。

今週はまずドル円の中期が転換へと向かうのか
この急所でしっかり粘って反発するのかがポイントですので
まずは今日のNY市場でのテクニカルや通貨間の力関係が
どう変化するかしっかりと把握することが重要かと思います。

その上でもし短期が加速し中期が転換することになれば
短期・中期が下向きで揃うことになりますので
その際には順張りショートなどリスクの低い取引方法を中心に。

またこの急所で反発して短期テクニカルが変化し
上向きへと向いた場合は再び短期・中期が上向きで揃うため
順張りロングを中心にするとリスクも低く抑えられると思います。


今日はGMの救済期限を迎えていることもあって
このニュースがやはり最も注目すべき点ですが、
今週はRBA,BOE,ECB,BOC政策金利発表やトリシェ総裁記者会見、
そして米国とカナダの雇用統計など重要イベントが目白押しのため
なるべく当日決済で終わらすなどの対応をとりたいところ。

また日々大きく変動することを考えて
資金管理を万全にしておくことは大前提として、
ハイレバでのポジション構築は避けておき
取引する場合はなるべくこまめな決済をしていくと
自分で消せるリスクを消せて良いかもしれませんね。

今週の取引戦略としてはこれまでの基本戦略を継続し
短期・中期が不安定なドル円は安全重視で様子見しておき、
短期・中期が上向きで揃うクロス円は順張りロングで。

そして取引の優先順位については通貨間の力関係を都度確認して
「同じ1ポジションを持つならどの通貨ペアが最も低リスクか」
ということを見て決めていく予定です。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。